JP2002297927A - 刺繍データ販売システム、刺繍データ販売サーバ及び刺繍データ販売方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの希望するときに、購入した刺繍デー
タのダウンロードを行うことが可能な刺繍データ販売シ
ステム、刺繍データ販売サーバ、刺繍データ販売方法を
提供する。 【解決手段】 購入済模様リストデータ画面９０には、
利用者がこれまでに購入した模様データ９１がアイコン
の形で示され、まだダウンロードしていなかったり、再
度ダウンロード可能である購入済模様については、ダウ
ンロードボタン９２が表示されてダウンロードするか否
かを選択できるようになっている。未購入アイコン１２
１、購入済アイコン１２２、及びダウンロード済みアイ
コン１２３など各アイコンを構成する画像データ（￥マ
ークや四角い印を除く）は、前記詳細画像データ４２ｆ
のサムネイルを作成することによって得られる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを介
して接続された端末装置に対して刺繍データ販売サーバ
に記憶された刺繍データをオンラインにより販売・提供
する刺繍データ販売システム、刺繍データ販売サーバ、
刺繍データ販売方法に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、インターネット上にある販売サイ
トで購入した刺繍データをダウンロードしたり、購入し
た画像データをダウンロードして、その画像データを刺
繍データに変換したりすることにより、自分のミシンに
データを取り込んで好みのデザインの刺繍を行うことが
できる。そして、複数の刺繍データを購入する際には、
ショッピングカートと呼ばれる記憶領域に購入したいア
イテムのリストを一時的に記憶し、まとめて決済する方
法も一般的である。この場合、刺繍データは、決済後の
操作の流れの中で、全部のデータが一度にダウンロード
される。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種の販売サイトでは、ユーザが購入した刺繍データ
は決済後直ちに一括してダウンロードが行われてしまう
ので、今すぐ使用しないが気に入ったのでとりあえず購
入しておきたい場合や、ダウンロードする時間がすぐに
は取れないので後回しにしたい場合、通信料金の安い時
間帯にダウンロードを実行したい場合などに対応できな
かった。

【０００４】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、ユーザの希望するときに、購入
した刺繍データのダウンロードを行うことが可能な刺繍
データ販売システム、刺繍データ販売サーバ、刺繍デー
タ販売方法を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項１に係る発明の刺繍データ販売システムは、
刺繍データ販売サーバと端末装置とをネットワークを介
して接続した刺繍データ販売システムにおいて、前記刺
繍データ販売サーバは、販売用の刺繍データを記憶した
刺繍データ記憶手段と、少なくとも前記刺繍データの販
売に関する画面を表示するための画面データを端末装置
に送信する販売画面データ送信手段と、端末装置から、
刺繍データの購入要求情報と購入者の識別情報とを受信
する購入要求受信手段と、端末装置から、購入された刺
繍データのダウンロードを要求するダウンロード要求情
報を受信するダウンロード要求情報受信手段と、当該ダ
ウンロード要求情報受信手段を介してダウンロードを要
求された刺繍データを端末装置に対して送信する刺繍デ
ータ送信手段と、前記購入要求受信手段が受信した購入
要求情報と、刺繍データのダウンロードがなされたか否
かの情報とを含む購入履歴情報を、購入者の識別情報に
関連付けて記憶する購入履歴情報記憶手段と、前記刺繍
データが購入済またはダウンロード済であるか否かを識
別可能に表示するとともに対応する刺繍データの外観形
状を表示するための画面データを、端末装置に送信する
購入履歴画面送信手段とを備え、前記端末装置は、前記
刺繍データ販売サーバから送信された画面データを受信
する画面データ受信手段と、当該画面データ受信手段が
受信した画面データに基づいて画面を表示する画面表示
手段と、当該画面表示手段に表示された刺繍データを購
入するための購入要求情報を前記刺繍データ販売サーバ
に送信する購入要求情報送信手段と、購入した刺繍デー
タのダウンロード要求情報を前記刺繍データ販売サーバ
に送信するダウンロード要求情報送信手段と、前記刺繍
データ送信手段から刺繍データを受信する刺繍データ受
信手段と、当該刺繍データ受信手段が受信した刺繍デー
タを記憶する端末側刺繍データ記憶手段とを備えてい
る。

【０００６】この構成に係る刺繍データ販売システムに
おいて、購入時には、端末装置に送られてきた画面に基
づく顧客の適宜操作により、刺繍データ販売サーバに対
して購入要求情報が送信される。また、ダウンロード時
には、端末装置に表示された画面に基づく顧客の適宜操
作により、所望の刺繍データに関してダウンロード要求
情報が刺繍データ販売サーバに対して送信される。する
と、その購入要求情報やダウンロード要求情報等に基づ
き、購入履歴情報が、その顧客の識別情報と関連づけら
れて刺繍データ販売サーバの購入履歴情報記憶手段に記
憶される。ここで、購入の後に改めてダウンロードする
場合には、刺繍データ販売サーバから、刺繍データが購
入済またはダウンロード済であるか否かを識別可能に表
示するとともに対応する刺繍データの外観形状を表示す
るための画面データが、端末装置に送信される。したが
って、端末装置においては、その顧客の購入履歴画面、
すなわち、ある刺繍データについて購入済か否か、ダウ
ンロード済か否かが、その刺繍データの外観形状ととも
に表示される。よって、顧客は、自己の購入済刺繍デー
タの種類、およびそのうちのいずれがダウンロード済か
ということが的確に把握できるので、既に購入済みの刺
繍データを再度購入してしまったり、既にダウンロード
済みの刺繍データに対して誤ってダウンロード指示を行
ってしまったり、購入済みの刺繍データをダウンロード
し忘れてしまうという不具合を未然に防止することが可
能となる。

【０００７】請求項２に係る発明の刺繍データ販売シス
テムは、請求項１に記載の刺繍データ販売システムの構
成に加え、前記購入履歴画面送信手段は、購入済かつダ
ウンロード前の刺繍データについてダウンロード要求情
報を入力可能に構成した画面データを送信する。

【０００８】この構成に係る刺繍データ販売システムで
は、請求項１に記載の刺繍データ販売システムと同様に
作用する上、顧客は、購入後直ちに購入した刺繍データ
をダウンロードする必要がなく、別の機会に改めて、所
望の刺繍データを確実にダウンロードすることが可能で
ある。

【０００９】請求項３に係る発明の刺繍データ販売シス
テムは、請求項１または２に記載の刺繍データ販売シス
テムの構成に加え、前記購入履歴画面送信手段は、購入
時またはダウンロード時から所定期間経過前の刺繍デー
タに関する購入情報を送信する。

【００１０】この構成に係る刺繍データ販売システムで
は、請求項１または２に記載の刺繍データ販売システム
と同様に作用する上、端末装置には、購入時またはダウ
ンロード時から所定期間経過前の刺繍データに関する購
入情報が表示される。これにより、例えば、すでに購入
・ダウンロード時から月日が経って季節が変わり刺繍模
様の嗜好が変わったような場合であっても、今回の購入
・ダウンロードに対する参考となるような購入履歴情報
を顧客に提供することができるなど、顧客に対する利便
性が向上する。また、販売者は、ダウンロードできる期
間を制限することにより、顧客に対してダウンロードを
促すとともに、古い購入履歴情報を適宜整理することに
より購入履歴情報記憶手段の容量を節約することができ
る。

【００１１】請求項４に係る発明の刺繍データ販売シス
テムは、請求項１ないし３のいずれかに記載の刺繍デー
タ販売システムの構成に加え、前記購入履歴画面送信手
段は、複数の刺繍データを１つに組み合わせた複合デー
タが購入対象となっている場合、当該複合データのイメ
ージ画像を所定の大きさに調整した外観形状データを送
信する。

【００１２】この構成に係る刺繍データ販売システムで
は、請求項１ないし３のいずれかに記載の刺繍データ販
売システムと同様に作用する上、刺繍データ販売サーバ
は、購入対象の刺繍データが複数の刺繍データの組み合
わせからなる場合、その複合データのイメージ画像を所
定の大きさに調整してなる外観形状データを端末装置に
送信する。これにより、端末装置に対して上記のような
複合した刺繍模様の外観形状を適切に表示させることが
できる。

【００１３】請求項５に係る発明の刺繍データ販売シス
テムは、請求項１ないし４のいずれかに記載の刺繍デー
タ販売システムの構成に加え、前記購入履歴画面送信手
段は、複数の刺繍データを１つに組み合わせた複合デー
タが購入対象となっている場合、当該複合データを構成
する個々の刺繍データのイメージ画像を所定の大きさに
指定した後、これらを適宜配列してなる外観形状データ
を送信する。

【００１４】この構成に係る刺繍データ販売システムで
は、請求項１ないし４のいずれかに記載の刺繍データ販
売システムと同様に作用する上、刺繍データ販売サーバ
は、購入対象の刺繍データが複数の刺繍データの組み合
わせからなる場合、その複合データを構成する個々の刺
繍データのイメージ画像を所定の大きさに指定して外観
形状データを端末装置に送信する。これにより、端末装
置に対して上記のような複合した刺繍模様の外観形状を
簡易かつ適切に表示させることができる。

【００１５】請求項６に係る発明の刺繍データ販売サー
バは、端末装置をネットワークを介して接続した刺繍デ
ータ販売サーバにおいて、販売用の刺繍データを記憶し
た刺繍データ記憶手段と、少なくとも前記刺繍データの
販売に関する画面を表示するための画面データを端末装
置に送信する販売画面データ送信手段と、端末装置か
ら、刺繍データの購入要求情報と購入者の識別情報とを
受信する購入要求受信手段と、端末装置から、購入され
た刺繍データのダウンロードを要求するダウンロード要
求情報を受信するダウンロード要求情報受信手段と、当
該ダウンロード要求情報受信手段を介してダウンロード
を要求された刺繍データを端末装置に対して送信する刺
繍データ送信手段と、前記購入要求受信手段が受信した
購入要求情報と、刺繍データのダウンロードがなされた
か否かの情報とを含む購入履歴情報を、購入者の識別情
報に関連付けて記憶する購入履歴情報記憶手段と、前記
刺繍データが購入済またはダウンロード済であるか否か
を識別可能に表示するとともに対応する刺繍データの外
観形状を表示するための画面データを、端末装置に送信
する購入履歴送信手段とを備えている。

【００１６】この構成に係る刺繍データ販売サーバで
は、端末装置から送られてきた購入要求情報やダウンロ
ード要求情報等に基づき、購入履歴情報が、その顧客の
識別情報と関連づけられて購入履歴情報記憶手段に記憶
される。ここで、購入の後に改めてダウンロードされる
場合には、刺繍データが購入済またはダウンロード済で
あるか否かを識別可能に表示するとともに対応する刺繍
データの外観形状を表示するための画面データを、端末
装置に送信する。したがって、端末装置においては、そ
の顧客の購入履歴画面、すなわち、ある刺繍データにつ
いて購入済か否か、ダウンロード済か否かが、その刺繍
データの外観形状とともに表示される。よって、顧客
は、自己の購入済刺繍データの種類、およびそのうちの
いずれがダウンロード済かということが的確に把握でき
るので、既に購入済みの刺繍データを再度購入してしま
ったり、既にダウンロード済みの刺繍データに対して誤
ってダウンロード指示を行ってしまったり、購入済みの
刺繍データをダウンロードし忘れてしまうという不具合
を未然に防止することが可能となる。

【００１７】請求項７に係る発明の刺繍データ販売サー
バは、請求項６に記載の刺繍データ販売サーバの構成に
加え、前記購入履歴画面送信手段は、購入済かつダウン
ロード前の刺繍データについてダウンロード要求情報を
入力可能に構成した画面データを送信する。

【００１８】この構成に係る刺繍データ販売サーバで
は、請求項６に記載の刺繍データ販売サーバと同様に作
用する上、顧客は、購入後直ちに購入した刺繍データを
ダウンロードする必要がなく、別の機会に改めて、所望
の刺繍データを確実にダウンロードすることが可能であ
る。

【００１９】請求項８に係る発明の刺繍データ販売サー
バは、請求項６または７に記載の刺繍データ販売サーバ
の構成に加え、前記購入履歴画面送信手段は、購入時ま
たはダウンロード時から所定期間経過前の刺繍データに
関する購入情報を送信する。

【００２０】この構成に係る刺繍データ販売サーバで
は、請求項６または７に記載の刺繍データ販売サーバと
同様に作用する上、購入時またはダウンロード時から所
定期間経過前の刺繍データに関する購入情報を端末装置
に表示させる。これにより、例えば、すでに購入・ダウ
ンロード時から月日が経って季節が変わり刺繍模様の嗜
好が変わったような場合であっても、今回の購入・ダウ
ンロードに対する参考となるような購入履歴情報を顧客
に提供することができるなど、顧客に対する利便性が向
上する。また、販売者は、ダウンロードできる期間を制
限することにより、顧客に対してダウンロードを促すと
ともに、古い購入履歴情報を適宜整理することにより購
入履歴情報記憶手段の容量を節約することができる。

【００２１】請求項９に係る発明の刺繍データ販売サー
バは、請求項６ないし８のいずれかに記載の刺繍データ
販売サーバの構成に加え、前記購入履歴画面送信手段
は、複数の刺繍データを１つに組み合わせた複合データ
が購入対象となっている場合、当該複合データのイメー
ジ画像を所定の大きさに調整した外観形状データを送信
する。

【００２２】この構成に係る刺繍データ販売サーバで
は、請求項６ないし８のいずれかに記載の刺繍データ販
売サーバと同様に作用する上、刺繍データ販売サーバ
は、購入対象の刺繍データが複数の刺繍データの組み合
わせからなる場合、その複合データのイメージ画像を所
定の大きさに調整してなる外観形状データを端末装置に
送信する。これにより、端末装置に対して上記のような
複合した刺繍模様の外観形状を適切に表示させることが
できる。

【００２３】請求項１０に係る発明の刺繍データ販売サ
ーバは、請求項６ないし９のいずれかに記載の刺繍デー
タ販売サーバの構成に加え、前記購入履歴画面送信手段
は、複数の刺繍データを１つに組み合わせた複合データ
が購入対象となっている場合、当該複合データを構成す
る個々の刺繍データのイメージ画像を所定の大きさに指
定した後、これらを適宜配列してなる外観形状データを
送信する。

【００２４】この構成に係る刺繍データ販売サーバで
は、請求項６ないし８のいずれかに記載の刺繍データ販
売サーバと同様に作用する上、刺繍データ販売サーバ
は、購入対象の刺繍データが複数の刺繍データの組み合
わせからなる場合、その複合データを構成する個々の刺
繍データのイメージ画像を所定の大きさに指定して外観
形状データを端末装置に送信する。これにより、端末装
置に対して上記のような複合した刺繍模様の外観形状を
簡易かつ適切に表示させることができる。

【００２５】請求項１１に係る発明の刺繍データ販売方
法は、刺繍データ販売サーバと端末装置とをネットワー
クを介して接続して、刺繍データを販売する刺繍データ
販売方法において、前記刺繍データ販売サーバに販売用
の刺繍データを記憶する刺繍データ記憶工程と、少なく
とも前記刺繍データの販売に関する画面を表示するため
の画面データを端末装置に送信する販売画面データ送信
工程と、端末装置から、刺繍データの購入要求情報と購
入者の識別情報とを受信する購入要求受信工程と、端末
装置から、購入された刺繍データのダウンロードを要求
するダウンロード要求情報を受信するダウンロード要求
情報受信工程と、当該ダウンロード要求情報受信手段を
介してダウンロードを要求された刺繍データを端末装置
に対して送信する刺繍データ送信工程と、前記購入要求
受信手段が受信した購入要求情報と、刺繍データのダウ
ンロードがなされたか否かの情報とを含む購入履歴情報
を、購入者の識別情報に関連付けて記憶する購入履歴情
報記憶工程と、前記刺繍データが購入済またはダウンロ
ード済であるか否かを識別可能に表示するとともに対応
する刺繍データの外観形状を表示するための画面データ
を、端末装置に送信する購入履歴画面送信工程ととを備
えている。

【００２６】この構成に係る刺繍データ販売方法では、
購入時には、端末装置に送られてきた画面に基づく顧客
の適宜操作により、刺繍データ販売サーバに対して購入
要求情報が送信される。また、ダウンロード時には、端
末装置に表示された画面に基づく顧客の適宜操作によ
り、所望の刺繍データに関してダウンロード要求情報が
刺繍データ販売サーバに対して送信される。すると、そ
の購入要求情報やダウンロード要求情報等に基づき、購
入履歴情報が、その顧客の識別情報と関連づけられて刺
繍データ販売サーバの購入履歴情報記憶手段に記憶され
る。ここで、購入の後に改めてダウンロードする場合に
は、刺繍データ販売サーバから、刺繍データが購入済ま
たはダウンロード済であるか否かを識別可能に表示する
とともに対応する刺繍データの外観形状を表示するため
の画面データが、端末装置に送信される。したがって、
端末装置においては、その顧客の購入履歴画面、すなわ
ち、ある刺繍データについて購入済か否か、ダウンロー
ド済か否かが、その刺繍データの外観形状とともに表示
される。よって、顧客は、自己の購入済刺繍データの種
類、およびそのうちのいずれがダウンロード済かという
ことが的確に把握できるので、既に購入済みの刺繍デー
タを再度購入してしまったり、既にダウンロード済みの
刺繍データに対して誤ってダウンロード指示を行ってし
まったり、購入済みの刺繍データをダウンロードし忘れ
てしまうという不具合を未然に防止することが可能とな
る。

【００２７】請求項１２に係る発明の刺繍データ販売方
法は、請求項１１に記載の刺繍データ販売方法の構成に
加え、前記購入履歴画面データ送信工程は、購入済かつ
ダウンロード前の刺繍データについてダウンロード要求
情報を入力可能に構成した画面データを送信する。

【００２８】この構成に係る刺繍データ販売方法では、
請求項１１に記載の刺繍データ販売方法と同様に作用す
る上、顧客は、購入後直ちに購入した刺繍データをダウ
ンロードする必要がなく、別の機会に改めて、所望の刺
繍データを確実にダウンロードすることが可能である。

【００２９】請求項１３に係る発明の刺繍データ販売方
法は、請求項１１または１２に記載の刺繍データ販売方
法の構成に加え、前記購入履歴画面データ送信工程は、
購入時またはダウンロード時から所定期間経過前の刺繍
データに関する購入情報を送信する。

【００３０】この構成に係る刺繍データ販売方法では、
請求項１１または１２に記載の刺繍データ販売方法と同
様に作用する上、端末装置には、購入時またはダウンロ
ード時から所定期間経過前の刺繍データに関する購入情
報が表示される。これにより、例えば、すでに購入・ダ
ウンロード時から月日が経って季節が変わり刺繍模様の
嗜好が変わったような場合であっても、今回の購入・ダ
ウンロードに対する参考となるような購入履歴情報を顧
客に提供することができるなど、顧客に対する利便性が
向上する。また、販売者は、ダウンロードできる期間を
制限することにより、顧客に対してダウンロードを促す
とともに、古い購入履歴情報を適宜整理することにより
購入履歴情報記憶手段の容量を節約することができる。

【００３１】請求項１４に係る発明の刺繍データ販売方
法は、請求項１１ないし１３のいずれかに記載の刺繍デ
ータ販売方法の構成に加え、前記購入履歴画面データ送
信工程は、複数の刺繍データを１つに組み合わせた複合
データが購入対象となっている場合、当該複合データの
イメージ画像を所定の大きさに調整した外観形状データ
を送信する。

【００３２】この構成に係る刺繍データ販売方法では、
請求項１１ないし１３のいずれかに記載の刺繍データ販
売方法と同様に作用する上、刺繍データ販売サーバは、
購入対象の刺繍データが複数の刺繍データの組み合わせ
からなる場合、その複合データのイメージ画像を所定の
大きさに調整してなる外観形状データを端末装置に送信
する。これにより、端末装置に対して上記のような複合
した刺繍模様の外観形状を適切に表示させることができ
る。

【００３３】請求項１５に係る発明の刺繍データ販売方
法は、請求項１１ないし１４のいずれかに記載の刺繍デ
ータ販売方法の構成に加え、前記購入履歴画面データ送
信工程は、複数の刺繍データを１つに組み合わせた複合
データが購入対象となっている場合、当該複合データを
構成する個々の刺繍データのイメージ画像を所定の大き
さに指定した後、これらを適宜配列してなる外観形状デ
ータを送信する。

【００３４】この構成に係る刺繍データ販売方法では、
請求項１１ないし１４のいずれかに記載の刺繍データ販
売方法と同様に作用する上、刺繍データ販売サーバは、
購入対象の刺繍データが複数の刺繍データの組み合わせ
からなる場合、その複合データを構成する個々の刺繍デ
ータのイメージ画像を所定の大きさに指定して外観形状
データを端末装置に送信する。これにより、端末装置に
対して上記のような複合した刺繍模様の外観形状を簡易
かつ適切に表示させることができる。

【００３５】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面に基づいて説明する。図１に示すように、本実
施形態の刺繍データ販売システムは、パーソナルコンピ
ュータ等の端末装置１と、インターネット２と、刺繍デ
ータ販売サーバ３から構成されている。インターネット
２は、一次プロバイダと、全世界を網の目のように結ん
でいるインターネット網とから構成されている。

【００３６】端末装置１は、インターネットでＷＷＷサ
ーバー等の情報を検索するための標準的な構成であり、
パソコンと、パソコンのプログラム及びデータを記憶す
る記憶装置（図示せず）と、インターネットに接続する
ためのモデム装置（図示せず）と、公衆電話回線１１と
から構成されている。記憶装置には、パソコン用ＯＳ
と、インターネットでＷＷＷサーバーの情報にアクセス
するためのブラウザソフトウェアが記憶されている。ま
た、刺繍データを購入して刺繍データ販売サーバ３から
ダウンロードをした場合には、この記憶装置に刺繍デー
タが記録される。

【００３７】本実施形態において、刺繍データ販売サー
バ３はインターネット２上におかれているので、ユーザ
ーはまずインターネット２との接続を確立する。ダイア
ルアップ接続用ソフトウェア、もしくはブラウザソフト
ウェアを起動させると、現在インターネットとの接続が
既に存在しているかどうかを確認し、接続されていない
場合は、予めパソコン用ＯＳに記憶されているインター
ネットプロバイダの電話番号を参照して、モデム装置に
制御が渡り、公衆電話回線１１を通して、そのインター
ネットプロバイダに電話を掛け、接続されると同時に、
パソコン用ＯＳに記憶されているユーザーアカウント情
報、パスワード情報に基づき、ダイアルアップ接続が確
立される。一度、インターネットプロバイダとの接続が
確立されると、端末装置１は、ブラウザソフトウェアを
利用して全世界のＷＷＷサーバーへのアクセスが可能に
なる。

【００３８】一方、刺繍データ販売サーバ３は、周知の
ワークステーションなどからなっており、ルータと専用
回線１２とを介して、インターネットプロバイダと２４
時間フルタイムで接続され、インターネット２に接続さ
れた全世界のパソコンから、常にアクセス可能な状態に
なっている。刺繍データ販売サーバ３にはハードディス
クドライブなどからなる外部記憶装置４が設けられてお
り、外部記憶装置４は、刺繍データの購入プログラムで
ある刺繍データ購入ＣＧＩ４１と、利用できる全刺繍模
様データを記録しておく模様データ記憶領域４２と、ユ
ーザ毎に決済の済んだ刺繍模様データに関する情報を記
録しておく購入済データ記憶領域４３と、刺繍を施す対
象となる被縫製媒体のデータを記録しておく被縫製媒体
データ記憶領域４４とから構成されている。

【００３９】本実施形態では、刺繍データの販売・購入
のための特別なソフトウェアを必要とせず、周知のブラ
ウザソフトウェア上で購入ができるように構成してい
る。刺繍データ購入ＣＧＩ４１には、刺繍データの販売
をブラウザを通じて実現するためのプログラムであるＣ
ＧＩスクリプトが格納されている。

【００４０】模様データ記憶領域４２には、図２に示す
ように、個々の刺繍模様毎に、模様ＩＤ４２ａに対応付
けられて、詳細画像データと４２ｆと、針落ちデータ４
２ｇが記憶されているとともに、未購入アイコンデータ
４２ｂと、購入済アイコンデータ４２ｃと、ダウンロー
ド済アイコンデータ４２ｄと、購入価格４２ｅとが記憶
されている。

【００４１】詳細画像データ４２ｆは、図１１に示すよ
うな購入可能模様リストデータ画面６０において、購入
しようとする模様データ６１を示すアイコンをクリック
すると、別のウィンドウを開いて出現し、刺繍模様の詳
細を視覚的に把握できるようにするための比較的高解像
度の画像データである。また、詳細画像データ４２ｆ
は、後述するように、複数の刺繍模様データを組み合わ
せて編集した場合のアイコンを作成するためにも用いら
れる。針落ちデータ４２ｇは、刺繍ミシンにおいて当該
模様データ６１を被縫製物に刺繍するための運針データ
である。

【００４２】各アイコンデータは、刺繍模様の購入や編
集の際に、その利用者が既に購入済のものか、ダウンロ
ードしたものかということが一見してわかるように表示
するために用いられる。具体的には、図１７に示すよう
に、未購入アイコン１２１は、模様データのみが表示さ
れてまだ購入されていないことを示し、購入済アイコン
１２２は、左上に￥が表示されて購入済であることを示
し、ダウンロード済みアイコン１２３は、左上に￥が右
上に四角い印が表示されて購入もダウンロードも済んで
いる事を示すように構成されている。

【００４３】尚、未購入アイコンデータ４２ｂ、購入済
アイコンデータ４２ｃ、ダウンロード済アイコンデータ
４２ｄについては、図１７に示すような未購入アイコン
１２１、購入済アイコン１２２、ダウンロード済みアイ
コン１２３の態様で個々に記憶していてもよいが、記憶
容量を圧縮するために以下の方法を用いてもよい。すな
わち、未購入アイコンデータ４２ｂとして、図１７に示
す未購入アイコン１２１の態様の基本アイコンデータを
記憶するとともに、購入済アイコンデータ４２ｃとして
は￥マークだけを記憶し、ダウンロード済アイコンデー
タ４２ｄとしては￥マーク及び四角い印を記憶するよう
にし、未購入アイコン１２１を表示する場合には基本ア
イコンデータである未購入アイコンデータ４２ｂだけを
表示し、購入済アイコン１２２を表示する場合には上記
基本アイコンデータに対して￥マークである購入済アイ
コンデータ４２ｃを合成表示し、ダウンロード済アイコ
ン１２３を表示する場合には上記基本アイコンデータに
対して￥マーク及び四角い印であるダウンロード済アイ
コンデータ４２ｄを合成表示する構成であっても良い。

【００４４】また、未購入アイコン１２１、購入済アイ
コン１２２、及びダウンロード済みアイコン１２３など
各アイコンを構成する画像データ（￥マークや四角い印
を除く）は、前記詳細画像データ４２ｆのサムネイルを
作成することによって得られる。

【００４５】購入済データ記憶領域４３には、図３に示
すように、個々の利用者毎にファイルが用意され、さら
にその中で、購入した模様毎に購入日とダウンロード日
が記録されている。利用者が新たに刺繍模様を購入する
たびに、模様ＩＤ４３ｂが購入日４３ａとともに追加し
て記録される。購入済データ記憶領域４３に記憶された
模様については、その利用者はいつでもダウンロードが
できる状態となる。模様の購入・編集等における表示の
際には、購入済データ記憶領域４３に記録されたデータ
が読み出され、購入済としてその利用者のファイルに模
様ＩＤが記録されているか、さらに、その模様ＩＤにつ
いてダウンロード日が格納されているか否かにより、模
様データ記憶領域４２に記録されたどのアイコンデータ
を使用するかを決定する。

【００４６】被縫製媒体データ記憶領域４４には、刺繍
模様データを編集する際に使用できる、刺繍を施す対象
となるＴシャツやパンツ等の被縫製媒体のデータが記録
されている。模様編集の際に読み出され、模様データと
ともに一覧表示画面にして端末装置１に送信され、選択
された被縫製媒体は、模様編集の背景として利用され
る。

【００４７】次に、本実施形態の作用について、フロー
チャート及び端末装置１の表示画面を示す図面に従って
説明する。フローチャートの各ステップについては、以
下、Ｓと略す。まず、図４は刺繍模様購入の際の端末装
置１側の処理を示したフローチャートである。本フロー
チャートは既にパソコンの電源が投入され、インターネ
ット２との接続が確立した状態でブラウザソフトウェア
が稼動し、刺繍データ販売サーバ３にアクセスして、メ
ニューに示された「図形模様の購入」、「文字模様の購
入」「購入済模様のダウンロード」、「模様の編集」の
中から「図形模様の購入」を選択したところから開始し
ている。「図形模様の購入」を選択すると、ブラウザに
図１０に示すような購入ログイン画面５０が表示され、
利用者ＩＤとパスワードを入力してログインするように
促される（Ｓ１）。利用者が、利用者ＩＤとパスワード
を入力し、ログインボタン５１をクリックすると（Ｓ
２）、その情報が刺繍データ販売サーバ３へ送出される
（Ｓ３）。

【００４８】刺繍データ販売サーバ３側で利用者ＩＤと
パスワードが認証されると、購入できる模様の一覧画面
のデータが送られてくるので、それを受信して図１１に
示すような購入可能模様リストデータ画面６０を表示す
る（Ｓ４）。購入可能模様リストデータ画面６０には、
現在購入可能な模様データ６１がアイコンの形で示さ
れ、値段が表示される。利用者は、表示された模様デー
タ６１に対応するチェックボックス６２をマウスでクリ
ックして購入したい模様を選択し、購入ボタン６３をク
リックすることにより（Ｓ５）、刺繍データ販売サーバ
３に購入要求を送出する（Ｓ６）。刺繍データ販売サー
バ３側で決済などの購入処理を行ない、購入処理が完了
すると、購入完了画面のデータを受信し、図１２のよう
な購入完了画面７０を表示する（Ｓ７）。

【００４９】このように、「図形模様の購入」メニュー
においては、利用者は欲しい刺繍模様を選択し、購入手
続きを行なうのみで、実際の模様データのダウンロード
は行なわない。ダウンロードをするためには、後述の
「ダウンロード」メニューからあらためて行なうことに
なる。従って、今すぐ刺繍をする予定はないけれども気
に入った模様があったのでとりあえず買っておきたいよ
うなときや、購入手続きを済ませた時点で時間が無くな
ってダウンロードは又の機会にしたいような場合、時間
がかかるダウンロード手続きは別の機会に回してインタ
ーネットサーフィンを楽しみたいような場合、時間のか
かるダウンロード処理は、通信費の安い時間帯で別途行
ないたいという場合等に有効である。更に、欲しいと思
った刺繍データをその時に購入手続のみしておけば後ほ
ど刺繍データの追加等によって更新されてしまった販売
画面から苦労して同一の刺繍データを探すという手間が
なくなる。

【００５０】図５は、刺繍模様購入の際の刺繍データ販
売サーバ３側の処理を示したフローチャートである。利
用者が刺繍データ販売サーバ３にアクセスし、メニュー
に示された「図形模様の購入」、「文字模様の購入」、
「購入済模様のダウンロード」、「模様の編集」の中か
ら「図形模様の購入」を選択したところから開始してい
る。「図形模様の購入」が選択されると、ログイン要求
が送られてきたかどうかをチェックし（Ｓ１１）、ログ
イン要求が無ければ（Ｓ１１：ＮＯ）、要求がくるまで
待機する。ログイン要求があった場合（Ｓ１１：ＹＥ
Ｓ）、端末装置１から送られてきた利用者ＩＤとパスワ
ードの認証を行なう（Ｓ１２）。認証が拒否されれば
（Ｓ１２：ＮＯ）、Ｓ１１に戻って新たなログイン要求
があるまで待機する。

【００５１】認証が通った場合（Ｓ１２：ＹＥＳ）、模
様データ記憶領域４２から購入できる模様データを読み
出し、一覧表示画面データにして端末装置１に送出する
（Ｓ１３）。ここで読み出されて使用されるのは、未購
入アイコンデータ４２ｂと、購入価格４２ｅである。こ
のデータ送出の際には、クッキーに認証された利用者Ｉ
Ｄとパスワードをセットしておき、購入処理の際に利用
する。そして、利用者が購入したい模様を選択し、端末
装置１から購入要求が送られてくるのを待つ（Ｓ１
４）。購入要求があった場合（Ｓ１４：ＹＥＳ）、クッ
キーにセットされた利用者ＩＤとパスワードで再度認証
を行なう（Ｓ１５）。認証が通らなければ（Ｓ１５：Ｎ
Ｏ）、Ｓ１１に戻って新たなログイン要求があるまで待
機する。認証が通った場合（Ｓ１５：ＹＥＳ）、決済な
どの購入処理を行なう（Ｓ１６）。購入処理が終了した
後、購入された模様データのＩＤを購入日とともにその
利用者の購入済データに追加して購入済データ記憶領域
４３に記録する（Ｓ１７）。これにより、その刺繍模様
は購入済模様データとしていつでもダウンロードするこ
とが可能になる。そして、購入完了画面データを端末装
置１に送出し（Ｓ１８）、新たなログイン要求があるま
で待機する。

【００５２】図６は、購入済模様データのダウンロード
の際の端末装置１側の処理を示したフローチャートであ
る。本フローチャートは既にパソコンの電源が投入さ
れ、インターネット２との接続が確立した状態でブラウ
ザソフトウェアが稼動し、刺繍データ販売サーバ３にア
クセスし、メニューに示された「図形模様の購入」、
「文字模様の購入」、「購入済模様のダウンロード」、
「模様の編集」の中から「購入済模様のダウンロード」
を選択したところから開始している。「購入済模様のダ
ウンロード」を選択すると、ブラウザに図１３に示すよ
うなダウンロードログイン画面８０が表示され、利用者
ＩＤとパスワードを入力してログインするように促され
る（Ｓ２１）。利用者が、利用者ＩＤとパスワードを入
力し、ログインボタン８１をクリックすると（Ｓ２
２）、その情報が刺繍データ販売サーバ３へ送出される
（Ｓ２３）。

【００５３】刺繍データ販売サーバ３側で利用者ＩＤと
パスワードが認証されると、ダウンロードできる購入済
模様データの一覧画面が送られてくるので、それを受信
して図１４に示すような購入済模様リストデータ画面９
０を表示する（Ｓ２４）。購入済模様リストデータ画面
９０には、利用者がこれまでに購入した模様データ９１
がアイコンの形で示され、まだダウンロードしていなか
ったり、再度ダウンロード可能である購入済模様につい
ては、ダウンロードボタン９２が表示されてダウンロー
ドするか否かを選択できるようになっている。また、ダ
ウンロード期限と購入年月日が履歴欄９３に表示され
る。利用者は、表示された模様データ９１に対応するダ
ウンロードボタン９４をマウスでクリックしてダウンロ
ードしたい模様を選択し（Ｓ２５）、刺繍データ販売サ
ーバ３に購入要求を送出する（Ｓ２６）。そして、刺繍
データ販売サーバ３から送られてきた模様データをＨＤ
Ｄなどのメディアに記憶させ（Ｓ２７）、処理を終了す
る。

【００５４】このように、顧客の購入履歴画面である購
入済模様リストデータ画面９０に、刺繍データについて
購入済か否か、ダウンロード済か否かという履歴情報と
ともに、その刺繍データのサムネイル画像が表示される
ので、顧客は、自己の購入済刺繍データの種類、および
そのうちのいずれがダウンロード済かということが的確
に把握できるので、既に購入済みの刺繍データを再度購
入してしまったり、既にダウンロード済みの刺繍データ
に対して誤ってダウンロード指示を行ってしまったり、
購入済みの刺繍データをダウンロードし忘れてしまうと
いう不具合を未然に防止することが可能となる。

【００５５】ここで、既にダウンロードした模様データ
については、再度ダウンロードできないように構成して
もよいが、ダウンロードしたデータを紛失した場合な
ど、再びダウンロードしたいニーズもあることから、購
入日から所定期間内であれば何度でもダウンロードを可
能にしたり、ダウンロードの回数を制限したり、一定回
数以上のダウンロードは購入時よりも安い価格で有料化
するように構成してもよい。

【００５６】図７は、購入済模様のダウンロードの際の
刺繍データ販売サーバ３側の処理を示したフローチャー
トである。利用者が刺繍データ販売サーバ３にアクセス
し、メニューに示された「図形模様の購入」、「文字模
様の購入」、「購入済模様のダウンロード」、「模様の
編集」の中から「購入済模様のダウンロード」を選択し
たところから開始している。「購入済模様のダウンロー
ド」が選択されると、ログイン要求が送られてきたかど
うかをチェックし（Ｓ３１）、ログイン要求が無ければ
（Ｓ３１：ＮＯ）、要求がくるまで待機する。ログイン
要求があった場合（Ｓ３１：ＹＥＳ）、端末装置１から
送られてきた利用者ＩＤとパスワードの認証を行なう
（Ｓ３２）。認証が拒否されれば（Ｓ３２：ＮＯ）、Ｓ
３１に戻って新たなログイン要求があるまで待機する。

【００５７】認証が通った場合（Ｓ３２：ＹＥＳ）、購
入済データ記憶領域４３からログインしてきた利用者の
ＩＤに対応して格納されている全ての模様ＩＤ４３ｂを
読み出し、その模様ＩＤに対応する未購入アイコンデー
タ４２ｂを模様データ記憶領域４２から読み出す。そし
て、ダウンロード日４３ｃに日付が格納されていればそ
の日付をダウンロード日として、格納されていなければ
未ダウンロードとして、読み出した未購入アイコンデー
タ４２ｂとともに一覧表示画面データにして端末装置１
に送出する（Ｓ３３）。このデータ送出の際には、クッ
キーに認証された利用者ＩＤとパスワードをセットして
おき、ダウンロード処理の際に利用する。そして、利用
者がダウンロードしたい模様を選択し、端末装置１から
ダウンロード要求が送られてくるのを待つ（Ｓ３４）。
ダウンロード要求があった場合（Ｓ３４：ＹＥＳ）、ク
ッキーにセットされた利用者ＩＤとパスワードで再度認
証を行なう（Ｓ３５）。認証が通らなければ（Ｓ３５：
ＮＯ）、Ｓ３１に戻って新たなログイン要求があるまで
待機する。認証が通った場合（Ｓ３５：ＹＥＳ）、ダウ
ンロード要求がなされた購入済模様データにダウンロー
ド済フラグをセットし、ダウンロード日を購入済データ
記憶領域４３に記録する（Ｓ３６）。そして、ダウンロ
ード要求がなされた購入済模様データの模様データを端
末装置１に送出し（Ｓ３７）、新たなログイン要求があ
るまで待機する。

【００５８】図８は模様の編集の際の端末装置１側の処
理を示したフローチャートである。本フローチャートは
既にパソコンの電源が投入され、インターネット２との
接続が確立した状態でブラウザソフトウェアを起動し、
刺繍データ販売サーバ３にアクセスし、メニューに示さ
れた「図形模様の購入」、「文字模様の購入」、「購入
済模様のダウンロード」、「模様の編集」の中から「模
様の編集」を選択したところから開始している。「模様
の編集」を選択すると、ブラウザに編集ログイン画面が
表示され、利用者ＩＤとパスワードを入力してログイン
するように促される（Ｓ４１）。利用者が、利用者ＩＤ
とパスワードを入力し、ログインボタンをクリックする
と（Ｓ４２）、その情報が刺繍データ販売サーバ３へ送
出される（Ｓ４３）。

【００５９】刺繍データ販売サーバ３側で利用者ＩＤと
パスワードが認証されると、編集に利用できる被縫製媒
体と模様の一覧画面が送られてくるので、それを受信し
て図１５に示すような被縫製媒体選択画面１００を表示
する（Ｓ４４）。被縫製媒体選択画面１００は、刺繍を
施す対象であるＴシャツやパンツ等の被縫製媒体と、刺
繍に利用できる模様データがアイコンの形で示されてい
る。利用者は、刺繍を施したい被縫製媒体をマウスでク
リックして選択し、次ボタン１０１をクリックする（Ｓ
４５）。これを受けて、刺繍データ販売サーバ３から選
択した被縫製媒体上に模様を配置するための画面のデー
タが送られてくるので、これを受信して図１６に示すよ
うな模様レイアウト画面１１０を表示する（Ｓ４６）。

【００６０】模様レイアウト画面１１０には、選択した
被縫製媒体と、刺繍に利用できる模様データが表示され
ている。利用者は、被縫製媒体上に配置したい模様を選
択して表示させ（Ｓ４７）、移動キーを使用して（Ｓ４
８：ＹＥＳ）それを移動させたり（Ｓ４９）、追加キー
を使用して（Ｓ５０：ＹＥＳ）新たに被縫製媒体上に配
置したい模様を選択したり（Ｓ４７）、一旦配置した模
様を削除キーを使用して（Ｓ５１：ＹＥＳ）削除したり
（Ｓ５２）して、好みのレイアウトに編集する。編集が
終了したら完了キーを入力して（Ｓ５３：ＹＥＳ）、そ
の結果を刺繍データ販売サーバ３に送信する（Ｓ５
４）。尚、必要に応じて、刺繍データの移動・追加・削
除といった編集のみでなく、刺繍データの拡大・縮小や
色の変更等の編集を可能にしても良い。

【００６１】ここで、模様レイアウト画面１１０に表示
されている模様データは、提供される全模様データであ
り、既に購入済でダウンロードもしてあるもの、購入済
だがまだダウンロードはしてないもの、未購入のものの
３種類どれもが編集に利用できる。利用者に購入・未購
入、ダウンロード・未ダウンロードの区別がすぐわかる
ように、模様データのアイコンは図１７に示すように３
種類用意されている。未購入アイコン１２１は、模様デ
ータのみが表示されてまだ購入されていないことを示
し、購入済アイコン１２２は、左上に￥が表示されて購
入済であることを示し、ダウンロード済みアイコン１２
３は、左上に￥が右上に四角い印が表示されて購入もダ
ウンロードも済んでいる事を示している。未購入のもの
を編集に利用した場合には、図１８に示す追加購入画面
１２０において追加購入額を確認し、購入ボタンをクリ
ックして追加購入要求を送出する（Ｓ５５）。そして、
刺繍データ販売サーバ３側で決済処理が行われ、合成さ
れた模様データを受信してＨＤＤなどのメディアに記憶
させ（Ｓ５６）、処理を終了する。

【００６２】このように、模様の編集の際に、利用した
い刺繍模様データが購入済か否か、ダウンロードが済ん
でいるか否かがすぐに分かるように表示されているの
で、追加購入が必要かどうかがすぐ分かり、かかる値段
を考えながら模様の編集をすることができる。また、既
にダウンロードしているものについては編集後のダウン
ロード時間を短縮できるので、所要時間を考えながら編
集することもできる。

【００６３】図９は、模様の編集の際の刺繍データ販売
サーバ３側の処理を示したフローチャートである。利用
者が刺繍データ販売サーバ３にアクセスし、メニューに
示された「図形模様の購入」、「文字模様の購入」、
「購入済模様のダウンロード」、「模様の編集」の中か
ら「模様の編集」を選択したところから開始している。
「模様の編集」が選択されると、ログイン要求が送られ
てきたかどうかをチェックし（Ｓ６１）、ログイン要求
が無ければ（Ｓ６１：ＮＯ）、要求がくるまで待機す
る。ログイン要求があった場合（Ｓ６１：ＹＥＳ）、端
末装置１から送られてきた利用者ＩＤとパスワードの認
証を行なう（Ｓ６２）。認証が拒否されれば（Ｓ６２：
ＮＯ）、Ｓ６１に戻って新たなログイン要求があるまで
待機する。

【００６４】認証が通った場合（Ｓ６２：ＹＥＳ）、模
様データ記憶領域４２から模様データのアイコンを読み
出し、被縫製媒体データ記憶領域４１から刺繍を施す対
象である被縫製媒体を読み出して、これらを、一覧表示
画面データにして端末装置１に送出する（Ｓ６３）。こ
こで模様データのアイコンは、まず、購入済データ記憶
領域４３にアクセスし、その利用者のファイルに記録さ
れている模様ＩＤについて、ダウンロード日が格納され
ていれば、その模様についてはダウンロード済アイコン
データ４２ｄを使用する。ダウンロード日が格納されて
いない場合には、購入済アイコンデータ４２ｃを使用す
る。購入済データ記憶領域４３に記録されていない模様
ＩＤについては、未購入アイコンデータ４２ｂを使用す
る。

【００６５】そして、端末装置１から刺繍を施したい被
縫製媒体の選択要求が送られてくるのを待つ（Ｓ６
４）。被縫製媒体選択要求があった場合（Ｓ６４：ＹＥ
Ｓ）、選択された被縫製媒体に模様データのリストをセ
ットした模様レイアウト画面データを送出する（Ｓ６
５）。端末装置１側で編集作業が完了し、選択された模
様がレイアウトとともに送信されてくるのを待つ（Ｓ６
６）。選択模様が送られてくると（Ｓ６６：ＹＥＳ）、
選択された模様のうち未購入分について決済処理を行な
う（Ｓ６７）。そして、選択された模様のデータの合成
を行ない（Ｓ６８）、できあがった合成データを端末装
置１に送出して（Ｓ６９）処理を終了する。尚、編集時
に選択された刺繍データを合成せずに、順次ダウンロー
ドさせる処理にしても良い。

【００６６】ここで、合成された刺繍データについても
購入済模様リストデータ画面９０において模様データ６
１を示すアイコンを表示するために、新たに図２に示す
ようなアイコンデータ４２ｂないし４２ｄを作成し記憶
する必要があるが、この合成刺繍データについてのアイ
コンデータ作成を図２０のフローチャートを用いて説明
する。なお、この図２０の処理は、図９のフローチャー
トにおけるＳ６８の合成処理に相当する。

【００６７】まず、合成後の刺繍データに関する新たな
ＩＤ４２ａを設定し（Ｓ７１）、合成される個々の刺繍
データの針落ちデータ４２ｇに基づいて合成後の刺繍デ
ータについての針落ちデータ４２ｇを合成するととも
に、各刺繍データの詳細画像データ４２ｆについての論
理和を演算し、合成後の刺繍データの詳細画像データ４
２ｆを作成する（Ｓ７２）。次に、この論理和によって
得られた詳細画像データ４２ｆを１００ピクセル・１０
０ピクセルに縮小（間引き）処理することにより、サム
ネイル画像を作成する（Ｓ７３）。そして、作成された
針落ちデータ４２ｇ、詳細画像データ４２ｆをＩＤ４２
ａに関連付けて模様データ記憶領域４２に記憶するとと
もに、サムネイル画像データにファイル名を付与して模
様データ記憶領域４２に記憶する（Ｓ７４）。

【００６８】また、刺繍模様が文字である場合（例え
ば、利用者またはその家族の氏名を刺繍したい場合）に
は、メニューにおいて「図形模様の購入」ではなく「文
字模様の購入」が選択され、図形模様の購入と同様に、
図５のフローチャートに基づいて処理される。

【００６９】すなわち、Ｓ１３において、図１９に示す
ような文字刺繍購入画面１３０が表示される。ここで、
文字を文字入力枠１３２に入力するとともに、文字高さ
（サイズ）、フォントタイプ、文字飾りなどのパラメー
タを入力クエリー１３１により入力すると、その入力に
応じて、購入した場合の料金が料金表示枠１３３に表示
される。次に、購入ボタン１３４の操作により購入要求
があると（Ｓ１４＝ｙｅｓ）、Ｓ１７において、以下の
処理がなされる。まず、入力された上記パラメータに基
づいて文字刺繍データを生成する。そして、文字刺繍デ
ータから刺繍イメージ画像を生成する。続いて、この刺
繍イメージ画像を１００ピクセル・１００ピクセルに縮
小（間引き）処理することにより、サムネイル画像を作
成する。最後に、作成されたサムネイル画像データにフ
ァイル名を付与して模様データ記憶領域４２に記憶す
る。

【００７０】なお、本発明は、上述した実施形態に限定
されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲に
おいて適宜変更が可能である。

【００７１】例えば、端末装置１としては、パソコンに
代えて、インターネットその他の公衆回線網と直接また
は間接に接続可能に構成された刺繍ミシン本体であって
もよい。

【００７２】また、図４におけるＳ６の購入要求送出時
において、その購入対象である刺繍データを即座にダウ
ンロードしたい場合もありうることを考慮して、図２１
のように、購入用画面においてダウンロード指示ができ
るようにしてもよい。これにより、顧客は、例えば、購
入時にすぐダウンロードしてすぐミシンで刺繍したいよ
うな場合については、いちいちダウンロード用のログイ
ンを行わずに即座に刺繍データを入手でき、気に入った
が今すぐにはミシンで刺繍するものではない刺繍データ
を見つけた場合は、取りあえず購入しておき必要になっ
てからダウンロードするようにすることができる。

【００７３】

【発明の効果】上記説明から明らかなように、請求項１
に係る発明の刺繍データ販売システムによれば、その顧
客の購入履歴画面、すなわち、ある刺繍データについて
購入済か否か、ダウンロード済か否かが、その刺繍デー
タの外観形状とともに端末装置に表示される。よって、
顧客は、自己の購入済刺繍データの種類、およびそのう
ちのいずれがダウンロード済かということが的確に把握
できるので、既に購入済みの刺繍データを再度購入して
しまったり、既にダウンロード済みの刺繍データに対し
て誤ってダウンロード指示を行ってしまったり、購入済
みの刺繍データをダウンロードし忘れてしまうという不
具合を未然に防止することが可能となるという効果を奏
する。

【００７４】請求項２に係る発明の刺繍データ販売シス
テムによれば、請求項１に記載の刺繍データ販売システ
ムの効果に加え、顧客は、購入後直ちに購入した刺繍デ
ータをダウンロードする必要がなく、別の機会に改め
て、所望の刺繍データを確実にダウンロードすることが
できるという効果を奏する。

【００７５】請求項３に係る発明の刺繍データ販売シス
テムによれば、請求項１または２に記載の刺繍データ販
売システムの効果に加え、端末装置には、購入時または
ダウンロード時から所定期間経過前の刺繍データに関す
る購入情報が表示される。これにより、例えば、すでに
購入・ダウンロード時から月日が経って季節が変わり刺
繍模様の嗜好が変わったような場合であっても、今回の
購入・ダウンロードに対する参考となるような購入履歴
情報を顧客に提供することができるなど、顧客に対する
利便性が向上するという効果を奏する。また、販売者
は、ダウンロードできる期間を制限することにより、顧
客に対してダウンロードを促すとともに、古い購入履歴
情報を適宜整理することにより購入履歴情報記憶手段の
容量を節約することができるという効果を奏する。

【００７６】請求項４に係る発明の刺繍データ販売シス
テムによれば、請求項１ないし３の何れかに記載の刺繍
データ販売システムの効果に加え、刺繍データ販売サー
バは、購入対象の刺繍データが複数の刺繍データの組み
合わせからなる場合、その複合データのイメージ画像を
所定の大きさに調整してなる外観形状データを端末装置
に送信する。これにより、端末装置に対して上記のよう
な複合した刺繍模様の外観形状を適切に表示させること
ができるという効果を奏する。特に、図形模様同士また
は図形模様と文字との複合データを取り扱う際に好適で
ある。

【００７７】請求項５に係る発明の刺繍データ販売シス
テムによれば、請求項１ないし４の何れかに記載の刺繍
データ販売システムの効果に加え、刺繍データ販売サー
バは、購入対象の刺繍データが複数の刺繍データの組み
合わせからなる場合、その複合データを構成する個々の
刺繍データのイメージ画像を所定の大きさに指定して外
観形状データを端末装置に送信する。これにより、端末
装置に対して上記のような複合した刺繍模様の外観形状
を簡易かつ適切に表示させることができるという効果を
奏する。特に、氏名など既定のフォントを用いた刺繍模
様を取り扱う際には、端末側の表示用フォントを利用で
きるので好適である。

【００７８】請求項６に係る発明の刺繍データ販売サー
バによれば、その顧客の購入履歴画面、すなわち、ある
刺繍データについて購入済か否か、ダウンロード済か否
かを、その刺繍データの外観形状とともに端末装置に表
示させる。よって、顧客は、自己の購入済刺繍データの
種類、およびそのうちのいずれがダウンロード済かとい
うことが的確に把握できるので、既に購入済みの刺繍デ
ータを再度購入してしまったり、既にダウンロード済み
の刺繍データに対して誤ってダウンロード指示を行って
しまったり、購入済みの刺繍データをダウンロードし忘
れてしまうという不具合を未然に防止することができる
という効果を奏する。

【００７９】請求項７に係る発明の刺繍データ販売サー
バによれば、請求項６に記載の刺繍データ販売サーバの
効果に加え、顧客は、購入後直ちに購入した刺繍データ
をダウンロードする必要がなく、別の機会に改めて、所
望の刺繍データを確実にダウンロードすることができる
という効果を奏する。

【００８０】請求項８に係る発明の刺繍データ販売サー
バによれば、請求項６または７に記載の刺繍データ販売
サーバの効果に加え、購入時またはダウンロード時から
所定期間経過前の刺繍データに関する購入情報を端末装
置に表示させる。これにより、例えば、すでに購入・ダ
ウンロード時から月日が経って季節が変わり刺繍模様の
嗜好が変わったような場合であっても、今回の購入・ダ
ウンロードに対する参考となるような購入履歴情報を顧
客に提供することができるなど、顧客に対する利便性が
向上する。また、販売者は、ダウンロードできる期間を
制限することにより、顧客に対してダウンロードを促す
とともに、古い購入履歴情報を適宜整理することにより
購入履歴情報記憶手段の容量を節約することができると
いう効果を奏する。

【００８１】請求項９に係る発明の刺繍データ販売サー
バによれば、請求項６ないし８のいずれかに記載の刺繍
データ販売サーバの効果に加え、刺繍データ販売サーバ
は、購入対象の刺繍データが複数の刺繍データの組み合
わせからなる場合、その複合データのイメージ画像を所
定の大きさに調整してなる外観形状データを端末装置に
送信する。これにより、端末装置に対して上記のような
複合した刺繍模様の外観形状を適切に表示させることが
できるという効果を奏する。特に、図形模様同士または
図形模様と文字との複合データを取り扱う際に好適であ
る。

【００８２】請求項１０に係る発明の刺繍データ販売サ
ーバによれば、請求項６ないし９のいずれかに記載の刺
繍データ販売サーバの効果に加え、刺繍データ販売サー
バは、購入対象の刺繍データが複数の刺繍データの組み
合わせからなる場合、その複合データを構成する個々の
刺繍データのイメージ画像を所定の大きさに指定して外
観形状データを端末装置に送信する。これにより、端末
装置に対して上記のような複合した刺繍模様の外観形状
を簡易かつ適切に表示させることができるという効果を
奏する。特に、氏名など既定のフォントを用いた刺繍模
様を取り扱う際には、端末側の表示用フォントを利用で
きるので好適である。

【００８３】請求項１１に係る発明の刺繍データ販売方
法によれば、端末装置においては、その顧客の購入履歴
画面、すなわち、ある刺繍データについて購入済か否
か、ダウンロード済か否かが、その刺繍データの外観形
状とともに表示される。よって、顧客は、自己の購入済
刺繍データの種類、およびそのうちのいずれがダウンロ
ード済かということが的確に把握できるので、既に購入
済みの刺繍データを再度購入してしまったり、既にダウ
ンロード済みの刺繍データに対して誤ってダウンロード
指示を行ってしまったり、購入済みの刺繍データをダウ
ンロードし忘れてしまうという不具合を未然に防止する
ことができるという効果を奏する。

【００８４】請求項１２に係る発明の刺繍データ販売方
法によれば、請求項１１に記載の刺繍データ販売方法の
効果に加え、顧客は、購入後直ちに購入した刺繍データ
をダウンロードする必要がなく、別の機会に改めて、所
望の刺繍データを確実にダウンロードすることができる
という効果を奏する。

【００８５】請求項１３に係る発明の刺繍データ販売方
法によれば、請求項１１または１２に記載の刺繍データ
販売方法の効果に加え、端末装置には、購入時またはダ
ウンロード時から所定期間経過前の刺繍データに関する
購入情報が表示される。これにより、例えば、すでに購
入・ダウンロード時から月日が経って季節が変わり刺繍
模様の嗜好が変わったような場合であっても、今回の購
入・ダウンロードに対する参考となるような購入履歴情
報を顧客に提供することができるなど、顧客に対する利
便性が向上する。また、販売者は、ダウンロードできる
期間を制限することにより、顧客に対してダウンロード
を促すとともに、古い購入履歴情報を適宜整理すること
により購入履歴情報記憶手段の容量を節約することがで
きるという効果を奏する。

【００８６】請求項１４に係る発明の刺繍データ販売方
法によれば、請求項１１ないし１３のいずれかに記載の
刺繍データ販売方法の効果に加え、刺繍データ販売サー
バは、購入対象の刺繍データが複数の刺繍データの組み
合わせからなる場合、その複合データのイメージ画像を
所定の大きさに調整してなる外観形状データを端末装置
に送信する。これにより、端末装置に対して上記のよう
な複合した刺繍模様の外観形状を適切に表示させること
ができるという効果を奏する。特に、図形模様同士また
は図形模様と文字との複合データを取り扱う際に好適で
ある。

【００８７】請求項１５に係る発明の刺繍データ販売方
法によれば、請求項１１ないし１４のいずれかに記載の
刺繍データ販売方法の効果に加え、刺繍データ販売サー
バは、購入対象の刺繍データが複数の刺繍データの組み
合わせからなる場合、その複合データを構成する個々の
刺繍データのイメージ画像を所定の大きさに指定して外
観形状データを端末装置に送信する。これにより、端末
装置に対して上記のような複合した刺繍模様の外観形状
を簡易かつ適切に表示させることができるという効果を
奏する。特に、氏名など既定のフォントを用いた刺繍模
様を取り扱う際には、端末側の表示用フォントを利用で
きるので好適である。

【図面の簡単な説明】

【図１】刺繍データ販売システムの基本構成を示すシス
テム構成図である。

【図２】模様データ記憶領域のファイル構成を示す模式
図である。

【図３】購入済データ記憶領域のファイル構成を示す模
式図である。

【図４】刺繍データ購入の際の端末装置側の処理の流れ
の概略を示すフローチャートである。

【図５】刺繍データ購入の際の刺繍データ販売サーバ側
の処理の流れの概略を示すフローチャートである。

【図６】刺繍データダウンロードの際の端末装置側の処
理の流れの概略を示すフローチャートである。

【図７】刺繍データダウンロードの際の刺繍データ販売
サーバ側の処理の流れの概略を示すフローチャートであ
る。

【図８】刺繍データ編集の際の端末装置側の処理の流れ
の概略を示すフローチャートである。

【図９】刺繍データ編集の際の刺繍データ販売サーバ側
の処理の流れの概略を示すフローチャートである。

【図１０】刺繍データ購入のログイン時の表示画面の例
である。

【図１１】購入可能な刺繍データの一覧表示の表示画面
の例である。

【図１２】購入完了の表示画面の例である。

【図１３】刺繍データダウンロードのログイン時の表示
画面の例である。

【図１４】ダウンロード可能な購入済刺繍データの一覧
表示の表示画面の例である。

【図１５】被縫製媒体選択の表示画面の例である。

【図１６】刺繍模様レイアウトの表示画面の例である。

【図１７】刺繍データの表示用アイコンの例である。

【図１８】刺繍データの追加購入の表示画面の例であ
る。

【図１９】文字刺繍データの購入用画面の例である。

【図２０】サムネイル画像であるアイコンデータ作成の
フロー図である。

【図２１】購入可能な刺繍データの一覧表示の表示画面
の変形例である。

【符号の説明】 １ 端末装置 ３ 刺繍データ販売サーバ ４ 外部記憶装置 ４２ 模様データ記憶領域 ４３ 購入済データ記憶領域 ４４ 被縫製媒体データ記憶領域

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 3B150 AA15 CB04 CE07 CE09 CE27 LA66 LA67 LA73 LB02 MA12 NA61 NA62 NB18 QA06 QA07 QA08

Claims (15)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 刺繍データ販売サーバと端末装置とをネ
   ットワークを介して接続した刺繍データ販売システムに
   おいて、 前記刺繍データ販売サーバは、 販売用の刺繍データを記憶した刺繍データ記憶手段と、 少なくとも前記刺繍データの販売に関する画面を表示す
   るための画面データを端末装置に送信する販売画面デー
   タ送信手段と、 端末装置から、刺繍データの購入要求情報と購入者の識
   別情報とを受信する購入要求受信手段と、 端末装置から、購入された刺繍データのダウンロードを
   要求するダウンロード要求情報を受信するダウンロード
   要求情報受信手段と、 当該ダウンロード要求情報受信手段を介してダウンロー
   ドを要求された刺繍データを端末装置に対して送信する
   刺繍データ送信手段と、 前記購入要求受信手段が受信した購入要求情報と、刺繍
   データのダウンロードがなされたか否かの情報とを含む
   購入履歴情報を、購入者の識別情報に関連付けて記憶す
   る購入履歴情報記憶手段と、 前記刺繍データが購入済またはダウンロード済であるか
   否かを識別可能に表示するとともに対応する刺繍データ
   の外観形状を表示するための画面データを、端末装置に
   送信する購入履歴画面送信手段とを備え、 前記端末装置は、 前記刺繍データ販売サーバから送信された画面データを
   受信する画面データ受信手段と、 当該画面データ受信手段が受信した画面データに基づい
   て画面を表示する画面表示手段と、 当該画面表示手段に表示された刺繍データを購入するた
   めの購入要求情報を前記刺繍データ販売サーバに送信す
   る購入要求情報送信手段と、 購入した刺繍データのダウンロード要求情報を前記刺繍
   データ販売サーバに送信するダウンロード要求情報送信
   手段と、 前記刺繍データ送信手段から刺繍データを受信する刺繍
   データ受信手段と、 当該刺繍データ受信手段が受信した刺繍データを記憶す
   る端末側刺繍データ記憶手段とを備えたことを特徴とす
   る刺繍データ販売システム。
2. 【請求項２】 前記購入履歴画面送信手段は、購入済か
   つダウンロード前の刺繍データについてダウンロード要
   求情報を入力可能に構成した画面データを送信する請求
   項１に記載の刺繍データ販売システム。
3. 【請求項３】 前記購入履歴画面送信手段は、購入時ま
   たはダウンロード時から所定期間経過前の刺繍データに
   関する購入情報を送信する請求項１または２に記載の刺
   繍データ販売システム。
4. 【請求項４】 前記購入履歴画面送信手段は、複数の刺
   繍データを１つに組み合わせた複合データが購入対象と
   なっている場合、当該複合データのイメージ画像を所定
   の大きさに調整した外観形状データを送信する請求項１
   ないし３のいずれかに記載の刺繍データ販売システム。
5. 【請求項５】 前記購入履歴画面送信手段は、複数の刺
   繍データを１つに組み合わせた複合データが購入対象と
   なっている場合、当該複合データを構成する個々の刺繍
   データのイメージ画像を所定の大きさに指定した後、こ
   れらを適宜配列してなる外観形状データを送信する請求
   項１ないし３のいずれかに記載の刺繍データ販売システ
   ム。
6. 【請求項６】 端末装置をネットワークを介して接続し
   た刺繍データ販売サーバにおいて、 販売用の刺繍データを記憶した刺繍データ記憶手段と、 少なくとも前記刺繍データの販売に関する画面を表示す
   るための画面データを端末装置に送信する販売画面デー
   タ送信手段と、 端末装置から、刺繍データの購入要求情報と購入者の識
   別情報とを受信する購入要求受信手段と、 端末装置から、購入された刺繍データのダウンロードを
   要求するダウンロード要求情報を受信するダウンロード
   要求情報受信手段と、 当該ダウンロード要求情報受信手段を介してダウンロー
   ドを要求された刺繍データを端末装置に対して送信する
   刺繍データ送信手段と、 前記購入要求受信手段が受信した購入要求情報と、刺繍
   データのダウンロードがなされたか否かの情報とを含む
   購入履歴情報を、購入者の識別情報に関連付けて記憶す
   る購入履歴情報記憶手段と、 前記刺繍データが購入済またはダウンロード済であるか
   否かを識別可能に表示するとともに対応する刺繍データ
   の外観形状を表示するための画面データを、端末装置に
   送信する購入履歴送信手段とを備えたことを特徴とする
   刺繍データ販売サーバ。
7. 【請求項７】 前記購入履歴画面送信手段は、購入済か
   つダウンロード前の刺繍データについてダウンロード要
   求情報を入力可能に構成した画面データを送信する請求
   項６に記載の刺繍データ販売サーバ。
8. 【請求項８】 前記購入履歴画面送信手段は、購入時ま
   たはダウンロード時から所定期間経過前の刺繍データに
   関する購入情報を送信する請求項６または７に記載の刺
   繍データ販売サーバ。
9. 【請求項９】 前記購入履歴画面送信手段は、複数の刺
   繍データを１つに組み合わせた複合データが購入対象と
   なっている場合、当該複合データのイメージ画像を所定
   の大きさに調整した外観形状データを送信する請求項６
   ないし８のいずれかに記載の刺繍データ販売サーバ。
10. 【請求項１０】 前記購入履歴画面送信手段は、複数の
    刺繍データを１つに組み合わせた複合データが購入対象
    となっている場合、当該複合データを構成する個々の刺
    繍データのイメージ画像を所定の大きさに指定した後、
    これらを適宜配列してなる外観形状データを送信する請
    求項６ないし９のいずれかに記載の刺繍データ販売サー
    バ。
11. 【請求項１１】 刺繍データ販売サーバと端末装置とを
    ネットワークを介して接続して、刺繍データを販売する
    刺繍データ販売方法において、 前記刺繍データ販売サーバに販売用の刺繍データを記憶
    する刺繍データ記憶工程と、 少なくとも前記刺繍データの販売に関する画面を表示す
    るための画面データを端末装置に送信する販売画面デー
    タ送信工程と、 端末装置から、刺繍データの購入要求情報と購入者の識
    別情報とを受信する購入要求受信工程と、 端末装置から、購入された刺繍データのダウンロードを
    要求するダウンロード要求情報を受信するダウンロード
    要求情報受信工程と、 当該ダウンロード要求情報受信手段を介してダウンロー
    ドを要求された刺繍データを端末装置に対して送信する
    刺繍データ送信工程と、 前記購入要求受信手段が受信した購入要求情報と、刺繍
    データのダウンロードがなされたか否かの情報とを含む
    購入履歴情報を、購入者の識別情報に関連付けて記憶す
    る購入履歴情報記憶工程と、 前記刺繍データが購入済またはダウンロード済であるか
    否かを識別可能に表示するとともに対応する刺繍データ
    の外観形状を表示するための画面データを、端末装置に
    送信する購入履歴画面送信工程と、 を備えたことを特徴とする刺繍データ販売方法。
12. 【請求項１２】 前記購入履歴画面データ送信工程は、
    購入済かつダウンロード前の刺繍データについてダウン
    ロード要求情報を入力可能に構成した画面データを送信
    する請求項１１に記載の刺繍データ販売方法。
13. 【請求項１３】 前記購入履歴画面データ送信工程は、
    購入時またはダウンロード時から所定期間経過前の刺繍
    データに関する購入情報を送信する請求項１１または１
    ２に記載の刺繍データ販売方法。
14. 【請求項１４】 前記購入履歴画面データ送信工程は、
    複数の刺繍データを１つに組み合わせた複合データが購
    入対象となっている場合、当該複合データのイメージ画
    像を所定の大きさに調整した外観形状データを送信する
    請求項１１ないし１３のいずれかに記載の刺繍データ販
    売方法。
15. 【請求項１５】 前記購入履歴画面データ送信工程は、
    複数の刺繍データを１つに組み合わせた複合データが購
    入対象となっている場合、当該複合データを構成する個
    々の刺繍データのイメージ画像を所定の大きさに指定し
    た後、これらを適宜配列してなる外観形状データを送信
    する請求項１１ないし１４のいずれかに記載の刺繍デー
    タ販売方法。