JP2002140578A - 販売支援方法、販売支援装置及び記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信販売において、購入しようとする商品が
顧客に似合うか否か等の主観的価値判断を可能にし、こ
のような主観的価値判断のもとに、購入しようとする商
品の選択を行うことを可能にする。 【解決手段】 商品紹介処理手段１１によって、顧客に
商品を紹介し、試着シミュレーション処理手段１３によ
って、顧客によって選択された商品の画像を示す商品画
像情報と、被写体の画像を示す被写体画像情報とを用
い、商品を被写体に擬似的に試着させた試着シミュレー
ション画像を、ネットワーク２０を介し、端末装置３０
に提供し、取引処理手段１７によって、それに対する取
引処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、商品の販売を支援
する販売支援方法、販売支援装置及びその機能をコンピ
ュータに行わせるプログラムを格納したコンピュータ読
み取り可能な記録媒体に関し、特に、電気通信回線を介
したネット販売における販売支援方法、販売支援装置及
びその機能をコンピュータに行わせるプログラムを格納
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、商品の販売形態の１つとして、雑
誌、カタログ、テレビ等で商品の紹介を行い、それらの
商品を通信販売によって販売する方法が採られてきた。
これらの方法では、顧客が雑誌等に掲載された写真等を
閲覧することによって購入する商品の選択を行い、電話
等によってその購入申し込みを行い、郵送等による配達
によって購入した商品を受け取るものである。

【０００３】また、近年におけるインターネット等の電
気通信網の発達にともない、このような電気通信網を介
したネット販売による商品販売も行われるようになって
きた。このようなネット販売では、顧客がインターネッ
トのホームページ等にアクセスし、そのホームページか
ら商品情報を取得することによって購入しようとする商
品の選択を行うものであり、その商品の購入申し込み
も、このインターネット等を介して行われる。なお、購
入された商品の受け渡しは、その他の通信販売の場合と
同様、郵送等による配達によって行われる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかし、ネット販売等
の通信販売では、商品の写真等の閲覧はできるものの、
購入前にその商品を実際に手にとって、その商品の内容
を確かめることはできない。そのため、このような通信
販売は、機能が明確な電子機器等の販売には適している
が、洋服、靴等のような、顧客が実際に試着を行い、そ
の洋服等が顧客に似合うか否か等の主観的価値判断を行
った後に購入する商品の販売には適さないという問題点
がある。

【０００５】例えば、顧客がネット販売等によって洋服
を購入する場合には、購入前に、その顧客がその洋服を
着たイメージを適切に思い浮かべることが困難である場
合も多く、この場合、配達された洋服を実際に着てみる
と、色やデザインが本人には似合わなかったというよう
な問題も生じる場合がある。一方、このような事情によ
り、洋服の販売業者にとっては、特に、ファッション性
の高い洋服をネット販売等によって販売することは困難
であり、また、販売後の商品が返品されるといったリス
クを負うことにもなる。

【０００６】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、通信販売において、購入しようとする商品が
顧客に似合うか否か等の主観的価値判断を可能にし、こ
のような主観的価値判断のもとに、購入しようとする商
品の選択を行うことを可能にする販売支援方法、販売支
援装置及びその機能をコンピュータに行わせるプログラ
ムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提
供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、商品の販売を支援する販売支援方法にお
いて、前記商品の紹介を行う商品紹介処理ステップと、
前記商品紹介処理ステップにおいて紹介された前記商品
の画像を示す商品画像情報と、被写体の画像を示す被写
体画像情報とを用い、前記商品を前記被写体に擬似的に
試着させた試着シミュレーション画像を提供する試着シ
ミュレーション処理ステップと、前記商品に対する取引
処理を行う取引処理ステップとを有することを特徴とす
る販売支援方法が提供される。

【０００８】ここで、商品紹介処理ステップは、顧客に
対して商品の紹介を行い、試着シミュレーション処理ス
テップは、商品紹介処理ステップにおいて紹介された商
品の画像を示す商品画像情報と、被写体の画像を示す被
写体画像情報とを用い、商品を被写体に擬似的に試着さ
せた試着シミュレーション画像を提供し、取引処理ステ
ップは、商品に対する取引処理を行う。

【０００９】また、本発明の販売支援方法において、好
ましくは、取引処理ステップは、商品の販売店に対し、
商品の試着予約を行う試着予約処理ステップを有する。
また、本発明の販売支援方法は、好ましくは、利用者の
顧客情報を登録する顧客情報処理ステップをさらに有
し、被写体画像情報は、顧客情報をもとに生成された情
報である。

【００１０】また、本発明の販売支援方法において、好
ましくは、商品紹介処理ステップは、顧客情報処理ステ
ップにおいて登録された顧客情報をもとに選択された商
品を紹介する。

【００１１】また、本発明の販売支援方法において、好
ましくは、商品紹介処理ステップにおける商品の紹介、
試着シミュレーション処理ステップにおける試着シミュ
レーション画像の提供、及び、取引処理ステップにおけ
る取引処理は、電気通信回線を介して行われる。

【００１２】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図１は、本形態における販売支援
システム１の構成を示した構成図である。

【００１３】販売支援システム１は、例えば、ネット販
売による商品販売を支援するサーバ等である販売支援装
置１０、インターネット、イントラネット、ＬＡＮ、Ｗ
ＡＮ等の電気通信回線であるネットワーク２０、及び当
該システムの利用者が使用するパーソナルコンピュー
タ、ＰＤＡ等の通信端末である端末装置３０によって構
成されている。

【００１４】また、販売支援装置１０は、例えば、商品
の紹介を行う商品紹介処理手段１１、紹介する商品情報
等が格納された商品紹介情報格納手段１２、後述する試
着シミュレーションを行う試着シミュレーション処理手
段１３、試着シミュレーションに必要な各種情報を格納
する試着シミュレーション情報格納手段１４、利用者の
顧客情報登録処理を行う顧客情報処理手段１５、顧客情
報を格納する顧客情報格納手段１６、商品に対する取引
処理を行う取引処理手段１７、及び取引処理に必要な情
報を格納する取引情報格納手段１８によって構成されて
いる。

【００１５】販売支援装置１０は、ネットワーク２０を
介し、端末装置３０と通信可能なように接続され、販売
支援システム１における各処理は、このネットワーク２
０を介して行われる。なお、図１では、説明の簡略化の
ため、単独の端末装置３０を記載しているが、実際は、
複数の端末装置３０が、ネットワーク２０を介し、販売
支援装置１０と通信可能なように接続されている。

【００１６】図２は、商品紹介情報格納手段１２に格納
された情報の内容を例示した図である。図２に示すよう
に、商品紹介情報格納手段１２には、例えば、顧客の年
齢層、用途等に対応させて設定した推奨商品群を示す商
品紹介情報を格納した商品紹介情報レコードＤＢ１２
ａ、商品の個別情報を格納した商品マスタＤＢ１２ｂ、
及び、商品の画像を示す商品画像情報を格納した商品イ
メージＤＢ１２ｃが格納される。

【００１７】図２の例では、商品紹介情報レコードＤＢ
１２ａに格納される商品紹介情報として、“Ａ”という
セット商品ＩＤが付されたセット商品名“スーツセット
Ａ”という商品の商品紹介情報を例示している。この例
の商品紹介情報は、セット商品名“スーツセットＡ”に
対応した“商品構成タイプ”、“セット商品点数”、
“構成商品”、“ファッションスタイル”、“対象ユー
ザ条件”、“カテゴリ”、“利用シーン”、“セット商
品価格”、“数量”、“取扱店舗”等の情報を有してお
り、これにより、設定された推奨商品群の推奨対象、内
容等が特定され、顧客の年齢等の情報をキーとして、そ
の顧客に対する推奨商品を選定できる構成となってい
る。

【００１８】ここで、商品構成タイプとは、セット商品
を構成する商品の組み合わせ種別を、セット商品点数と
は、組み合わされる商品点数を、構成商品とは、セット
商品を構成する個別商品を、ファッションスタイルと
は、セット商品のファッション様式をそれぞれ示してい
る。また、対象ユーザ条件とは、セット商品の販売対象
となる顧客の性別、年齢等を示した条件であり、カテゴ
リとは、セット商品の利用分野を、利用シーンとは、セ
ット商品の利用場所を示したものである。

【００１９】図３は、試着シミュレーション情報格納手
段１４に格納された情報の内容を例示した図である。図
３に示すように、試着シミュレーション情報格納手段１
４には、例えば、遂行した試着シミュレーションの内容
を管理する管理情報を格納する管理レコードＤＢ１４
ａ、性別、身長、体型等のタイプ別に設定された被写体
ひな型の画像情報が格納された被写体ひな型ＤＢ１４
ｂ、顧客の個人情報をもとに被写体ひな型ＤＢ１４ｂか
ら抽出した被写体ひな型と顧客の顔写真等とから生成さ
れた顧客の疑似モデルである被写体の画像を示す被写体
画像情報を格納するシミュレーションイメージ格納ＤＢ
１４ｃ、及び、図２に示した商品イメージＤＢ１２ｃに
格納された商品画像情報と、シミュレーションイメージ
格納ＤＢ１４ｃに格納された被写体画像情報とを用い、
商品を被写体に擬似的に試着させた様子を示す試着シミ
ュレーション画像情報を格納する試着イメージ格納ＤＢ
１４ｄが格納される。

【００２０】図３の例において、管理レコードＤＢ１４
ａに格納される管理情報は、“管理番号”、“登録年月
日”、“被写体モデルタイプ”、“体型選択”、“試着
モード”、“身長入力”、“体型変更”、“被写体イメ
ージ格納ＡＤＲ”、“試着イメージ格納ＡＤＲ”、“セ
ット商品ＩＤ”、“セット商品名”、“商品構成タイ
プ”、“セット商品点数”、“構成商品”等の情報を有
しており、“管理番号”を特定することにより、遂行し
た試着シミュレーションの内容を特定できるような構成
となっている。

【００２１】ここで、被写体モデルタイプは、試着シミ
ュレーションに用いられた被写体ひな型のタイプを、体
型選択は、試着シミュレーションに用いられた被写体ひ
な型の体型パターンを、試着モードは、利用者本人を対
象とした試着シミュレーションであるか、本人以外を対
象とした試着シミュレーションであるかの区別を、それ
ぞれ示している。身長入力とは、入力された試着対象者
の身長を示すものであり、この内容は、試着シミュレー
ションに用いられた被写体の身長設定に反映される。体
型変更とは、被写体の体型を変更させるために入力され
た情報を示すものであり、この内容も試着シミュレーシ
ョンに用いられる被写体の体型設定に反映される。ま
た、被写体イメージ格納ＡＤＲとは、シミュレーション
イメージ格納ＤＢ１４ｃに格納された被写体画像情報の
アドレスを、試着イメージ格納ＡＤＲとは、試着イメー
ジ格納ＤＢ１４ｄに格納された試着シミュレーション画
像情報のアドレスを、それぞれ示している。

【００２２】図４は、顧客情報格納手段１６に格納され
た情報の内容を例示した図である。図４に示すように、
顧客情報格納手段１６には、例えば、登録された利用者
の顧客情報である会員情報を格納する会員情報レコード
ＤＢ１６ａ、及び、登録された利用者の顔写真等の画像
情報を格納する顔写真イメージＤＢ１６ｂが格納され
る。

【００２３】図４の例において、会員情報レコードＤＢ
１６ａに格納される会員情報は、“会員ＩＤ番号”、
“氏名”、“年齢”、“性別”、“生年月日”、“住
所”、“家族情報”、“趣味”、“本人のイメージデー
タの有無”、“イメージデータインデックス”、“身
長”、“体重”、“首周りサイズ”、“体型タイプ”、
“取引履歴”等の情報を有しており、会員ＩＤ番号を特
定することにより、その会員の顧客情報を特定できるよ
うになっている。また、顔写真イメージＤＢ１６ｂは、
“全身”、“顔（正面）”、“顔（斜め）”、“手”、
“足”等の画像情報を有している。

【００２４】ここで、本人のイメージデータとは、顧客
本人の顔写真等の画像情報を意味し、イメージデータイ
ンデックスは、その画像情報が格納された顔写真イメー
ジＤＢ１６ｂのアドレスを示す。

【００２５】なお、会員情報レコードＤＢ１６ａに格納
される会員情報、及び顔写真イメージＤＢ１６ｂに格納
される顔写真等の画像情報は、会員本人の会員情報、画
像情報のみならず、その会員の家族、友人等の会員情
報、画像情報をも有することとしてもよい。

【００２６】図５〜図７は、取引情報格納手段１８に格
納される情報の内容を例示した図である。図５〜図７に
示すように、取引情報格納手段１８には、例えば、購入
しようとする商品の情報である注文カート情報を格納す
る注文カート情報ＤＢ１８ａ、購入された商品の情報で
ある購入注文情報を格納する購入注文レコードＤＢ１８
ｂ、及び後述する試着予約の内容を示す試着予約情報を
格納する試着予約レコードＤＢ１８ｃが格納される。

【００２７】図５の例において、注文カート情報ＤＢ１
８ａに格納される注文カート情報は、“受付年月日”、
“管理番号”、“登録件数”、“顧客番号”、“顧客氏
名”、“購入商品コード”、“購入商品名”、“商品価
格”、“ファッションスタイル”、“試着イメージデー
タ”等を有している。

【００２８】ここで、顧客番号とは、当該取引処理を行
った顧客の会員ＩＤ番号或いは非会員用に発行された仮
番号を、購入商品コードとは、購入しようとする商品を
特定するためのコードをそれぞれ示している。

【００２９】図６の例において、購入注文レコードＤＢ
１８ｂに格納される購入注文情報は、“受付年月日”、
“取引番号”、“取引種別コード”、“顧客番号”、
“顧客氏名”、“購入商品コード”、“購入商品名”、
“商品価格”、“ファッションスタイル”、“試着イメ
ージデータ”、“購入受付コード”、“数量”、“合計
金額”、“支払い方法”、“配達先住所”等を有してい
る。

【００３０】ここで、取引種別コードとは、購入注文、
試着店舗予約、試着宅配予約、試着出前予約、レンタ
ル、プリント予約、美容院予約等の取引の種別を示す情
報であり、購入注文レコードＤＢ１８ｂには、これらの
うち、購入注文に関する取引の情報のみが格納される。

【００３１】図７の例において、試着予約レコードＤＢ
１８ｃに格納される試着予約情報は、“受付年月日”、
“取引番号”、“取引種別コード”、“顧客番号”、
“顧客氏名”、“購入商品コード”、“購入商品名”、
“商品価格”、“ファッションスタイル”、“試着イメ
ージデータ”、“予約受付コード”、“試着予約店
舗”、“試着予約日”等を有している。

【００３２】次に、販売支援システム１の動作について
説明する。図８は、販売支援システム１の全体動作を説
明するためのフローチャートである。

【００３３】ステップＳ１：販売支援システム１を利用
しようとする利用者は、端末装置３０を用い、ネットワ
ーク２０を介して販売支援装置１０への接続を行う。販
売支援装置１０への接続が行われると、販売支援装置１
０は、イニシャル処理を行い、初期画面であるホームペ
ージを、ネットワーク２０を介し、端末装置３０に送信
する。

【００３４】ホームページが送信された端末装置３０
は、その内容を端末装置３０が有する表示装置等に表示
する。表示されたホームページには、利用者を認証する
ためのＩＤ入力欄、処理を選択するための情報入力欄が
表示され、そのホームページを閲覧した利用者は、その
表示内容に従って所定の情報を入力し、その入力内容
を、ネットワーク２０を介して販売支援装置１０に送信
する。

【００３５】ステップＳ２：販売支援装置１０が、端末
装置３０から送信された入力内容である処理要求を受信
したか否か判断する。ここで、処理要求を受信した場
合、ステップＳ４に進む。処理要求を受信していない場
合、ステップＳ３に進む。

【００３６】ステップＳ３：処理要求の受信待ちを行
う。 ステップＳ４：端末装置３０から送信された処理要求を
受信する。

【００３７】ステップＳ５：ステップＳ４で受信した処
理要求が、処理を終了する要求であったか否か判断す
る。ここで、処理を終了する要求であった場合、処理を
終了する。処理を終了する要求でなかった場合、ステッ
プＳ６に進む。

【００３８】ステップＳ６：ステップＳ４で受信した処
理要求の種類に応じ、処理内容を振り分ける。ステップ
Ｓ４で受信した処理要求が、利用者の新規登録要求であ
った場合、ステップＳ７に進む。処理要求が、商品選択
要求であった場合、ステップＳ８に進む。処理要求が、
試着シミュレーション要求であった場合、ステップＳ９
に進む。処理要求が取引要求であった場合、ステップＳ
１０に進む。

【００３９】ステップＳ７：利用者の新規登録処理等で
ある顧客情報管理処理を行う。この詳細については後述
する。

【００４０】ステップＳ８：利用者に対する商品紹介で
ある商品紹介処理を行う。この詳細については後述す
る。

【００４１】ステップＳ９：利用者が選択した商品に関
する試着シミュレーション処理を行う。この詳細につい
ては後述する。

【００４２】ステップＳ１０：利用者が選択した商品の
購入処理、試着予約処理等の注文受付処理を行う。この
詳細については後述する。

【００４３】図９及び図１０は、販売支援システム１の
一連の処理動作において、端末装置３０に表示される表
示画面の画面フローを例示した図である。ここで、図１
０の（ａ）は、商品の購入処理時における表示画面を例
示した図であり、図１０の（ｂ）は、商品の試着予約処
理時における表示画面を例示した図である。

【００４４】〔ホームページ画面４０〕図８に示したフ
ローチャートのステップＳ１の処理において、利用者
が、販売支援装置１０にアクセスした際、最初に表示さ
れる画面であり、利用者を認証するために必要なＩＤ、
パスワード入力、処理要求入力等を行う画面である。こ
の詳細については後述する。

【００４５】〔商品選択画面５０〕図８に示したフロー
チャートのステップＳ８の処理において、購入を希望す
る商品の選択を行う際に表示される画面である。この詳
細については後述する。

【００４６】〔初期条件設定画面６０〕図８に示したフ
ローチャートのステップＳ９の処理において、利用者
が、試着シミュレーションの初期条件を設定する際に表
示される画面である。この詳細については、後述する。

【００４７】〔条件変更入力画面７０〕図８に示したフ
ローチャートのステップＳ９の処理において、利用者
が、試着シミュレーションの条件を変更する際に表示さ
れる画面である。この詳細については、後述する。

【００４８】〔シミュレーション結果表示画面８０〕図
８に示したフローチャートのステップＳ９の処理におい
て、試着シミュレーションの結果が表示される画面であ
る。この詳細については、後述する。

【００４９】なお、このシミュレーション結果表示画面
８０の表示後、利用者は、試着シミュレーションの条件
を変更することが可能であり、ここで、条件の変更を行
う場合、再び、条件変更入力画面７０の表示が行われ
る。

【００５０】一方、条件の変更を行わない場合、利用者
は、選択した商品の取引処理を選択することが可能であ
り、ここで、商品の取引処理として、商品の購入処理を
行う場合、以下の、購入注文入力画面９０、購入内容確
認画面１００、購入注文受付結果画面１１０が表示さ
れ、一方、商品の試着予約処理を行う場合、以下の、試
着予約入力画面１２０、予約内容確認画面１３０、試着
予約受付結果画面１４０が表示される。

【００５１】〔購入注文入力画面９０〕図８に示したフ
ローチャートのステップＳ１０の処理において、商品の
購入手続きを行う際に表示される画面である。この詳細
については、後述する。

【００５２】〔購入内容確認画面１００〕図８に示した
フローチャートのステップＳ１０の処理において、利用
者が、入力した購入手続きの内容を確認する際に表示さ
れる画面である。この詳細については、後述する。

【００５３】〔購入注文受付結果画面１１０〕図８に示
したフローチャートのステップＳ１０の処理において、
購入手続きの受付結果を表示する画面である。この詳細
については、後述する。

【００５４】〔試着予約入力画面１２０〕図８に示した
フローチャートのステップＳ１０の処理において、利用
者が、試着予約手続きを行う際に表示される画面であ
る。この詳細については、後述する。

【００５５】〔予約内容確認画面１３０〕図８に示した
フローチャートのステップＳ１０の処理において、利用
者が、入力した試着予約手続きの内容を確認する際に表
示される画面である。この詳細については、後述する。

【００５６】〔試着予約受付結果画面１４０〕図８に示
したフローチャートのステップＳ１０の処理において、
試着予約手続きの受付結果を表示する画面である。この
詳細については、後述する。

【００５７】次に、各処理の詳細を、各詳細表示画面を
示しながら説明していく。図１１は、ホームページ画面
４０の詳細を例示した図である。図１１に示すように、
ホームページ画面４０は、例えば、利用者が販売支援シ
ステム１利用のための新規登録要求を行う際にクリック
する新規登録手続き欄４０ａ、利用者認証を行うために
利用者のＩＤを入力するＩＤ入力欄４０ｂ、同じくパス
ワードを入力するパスワード入力欄４０ｃ、利用者本人
の商品を選択するのか、利用者の家族の商品を選択する
のか、使用者の友人の商品を選択するのか等を選択する
利用者選択欄４０ｄ、商品選択要求を行う際にクリック
する商品選択ボタン４０ｅ、及び試着シミュレーション
処理要求を行う際にクリックする試着シミュレーション
選択ボタン４０ｆを有している。

【００５８】まず、販売支援システム１利用のための新
規登録手続きについて説明する。新規登録手続きを行お
うとする利用者は、端末装置３０に表示されたホームペ
ージ画面４０の新規登録手続き欄４０ａをクリックし、
ネットワーク２０を介し、販売支援装置１０に新規登録
要求を送信する。この新規登録要求を受けた販売支援装
置１０は、顧客情報処理手段１５を用い、図８のステッ
プＳ７に示した顧客情報管理処理を行う。

【００５９】図１２は、この顧客情報管理処理の詳細を
説明するためのフローチャートであり、図８に示したフ
ローチャートのステップＳ７の詳細を示している。 ステップＳ１１：顧客情報処理手段１５によって、ネッ
トワーク２０を介し、利用者が新規登録に必要な事項を
入力するための会員登録画面を端末装置３０に送信す
る。送信された会員登録画面は、端末装置３０の表示装
置等に表示される。

【００６０】図１３は、このように端末装置３０の表示
装置等に表示された会員登録画面４１を例示した図であ
る。図１３に示すように、会員登録画面４１は、例え
ば、利用者が販売支援装置１０にアクセスする際に行わ
れる認証処理時に入力するＩＤの設定入力を行うＩＤ入
力欄４１ａ、同じくパスワードの設定入力を行うパスワ
ード入力欄４１ｂ、入力されたパスワードの内容を再確
認するため、パスワード入力欄４１ｂに設定入力したパ
スワードを再入力するパスワード確認欄４１ｃ、利用者
の氏名、性別、婚姻、生年月日、家族情報、郵便番号、
自宅住所等の利用者情報を入力する利用者情報入力欄４
１ｄ、利用者の趣味、好みのファッション情報等を入力
する趣味情報等入力欄４１ｅ、利用者の身長、体重、体
型パターン等の体型情報を入力する体型情報入力欄４１
ｆ、入力内容を確定し、登録処理を行う際にクリックす
る登録ボタン４１ｈ、及び入力内容を取り消す際にクリ
ックする取消ボタン４１ｉによって構成されている。

【００６１】利用者は、このように表示された会員登録
画面４１に対し、ＩＤ、パスワードの設定入力、利用者
情報、趣味情報、ファッション情報、体型情報等の登録
情報を入力し、登録ボタン４１ｈをクリックする。これ
により、入力された登録情報は、ネットワーク２０を介
し、販売支援装置１０に送信される。また、この際、登
録情報として、利用者の顔写真等の画像情報も併せて送
信する。

【００６２】ステップＳ１２：販売支援装置１０におい
て、送信された登録情報を受信したか否か判断する。こ
こで、登録情報を受信したと判断した場合、ステップＳ
１３に進む。登録情報を受信していない場合、ステップ
Ｓ１２に留まり、登録情報の受信待ちを行う。

【００６３】ステップＳ１３：受信した登録情報を顧客
情報格納手段１６に格納する。具体的には、ＩＤ、パス
ワード、利用者情報、趣味情報、ファッション情報、体
型情報等の登録情報を会員情報レコードＤＢ１６ａに、
顔写真等の画像情報の登録情報を顔写真イメージＤＢ１
６ｂに格納する。

【００６４】次に、販売支援システム１における商品紹
介処理について説明する。既に上述の新規登録手続きを
行い、販売支援装置１０からの商品紹介を受けようとす
る利用者は、端末装置３０を用い、図１１に示したホー
ムページ画面４０におけるＩＤ入力欄４０ｂに自己のＩ
Ｄを、パスワード入力欄４０ｃに自己のパスワードを、
それぞれ入力し、利用者選択欄４０ｄにおける選択を行
った後、商品選択ボタン４０ｅをクリックする。これに
より、これらの情報は、ネットワーク２０を介して販売
支援装置１０に送信され、これらの情報を受け取った販
売支援装置１０は、商品紹介処理手段１１を用い、図８
のステップＳ８に示した商品紹介処理を行う。

【００６５】図１４は、この商品紹介処理を説明するた
めのフローチャートであり、図８に示したフローチャー
トのステップＳ９の詳細を示している。 ステップＳ２０：販売支援装置１０が受け取ったＩＤ、
パスワードによる認証処理の後、ホームページ画面４０
の利用者選択欄４０ｄの入力内容により、アクセスを行
った利用者本人に対する推奨商品の紹介を行うのか、そ
の本人以外に対する推奨商品の紹介を行うのかを判断す
る。ここでの判断は、商品紹介処理手段１１によって行
われ、ここで、利用者本人に対する推奨商品の紹介を行
うことが判断された場合、ステップＳ２１に進む。一
方、利用者以外の者に対する推奨商品の紹介を行うこと
が判断された場合、ステップＳ２２に進む。

【００６６】ステップＳ２１：受け取ったＩＤをもと
に、顧客情報格納手段１６に格納された会員情報レコー
ドＤＢ１６ａから、利用者本人の会員情報の抽出を行
う。

【００６７】ステップＳ２２：受け取ったＩＤをもと
に、顧客情報格納手段１６に格納された会員情報レコー
ドＤＢ１６ａから、利用者の家族、友人等の会員情報の
抽出を行う。

【００６８】ステップＳ２３：ステップＳ２１或いはス
テップＳ２２において抽出された利用者本人或いは利用
者の家族、友人等の会員情報をもとに、商品紹介処理手
段１１によって、商品紹介情報格納手段１２に格納され
た商品紹介情報レコードＤＢ１２ａから、その利用者本
人等の年齢層、趣味等に相応しい商品紹介情報の抽出を
行う。

【００６９】次に、抽出された商品紹介情報は、商品紹
介処理手段１１によって、お薦め商品案内として編集さ
れ、そのように編集されたお薦め商品案内をもとに、商
品選択画面の編集が行われる。このように生成された商
品選択画面は、ネットワーク２０を介して端末装置３０
に送信され、端末装置３０の表示装置等に表示される。

【００７０】図１５は、このように端末装置３０の表示
装置等に表示された商品選択画面５０を例示した図であ
る。図１５に示すように、商品選択画面５０は、例え
ば、お薦め商品案内が表示され、利用者がその選択を行
うことが可能な商品選択欄５０ａ、希望するファッショ
ンスタイルを入力するファッションスタイル選択欄５０
ｂ、希望するカテゴリを選択するカテゴリ選択欄５０
ｃ、ホームページ画面に戻る際にクリックするホームペ
ージ選択ボタン５０ｄ、商品選択欄５０ａにおいて選択
した商品の試着シミュレーションを行う際にクリックす
る試着シミュレーション選択ボタン５０ｅによって構成
されている。

【００７１】利用者は、まず、ファッションスタイル選
択欄５０ｂ、カテゴリ選択欄５０ｃをクリックし、希望
のファッションスタイル及びカテゴリの選択を行う。商
品選択欄５０ａには、この選択に応じた推奨商品が表示
され、利用者は表示された推奨商品から希望する商品を
選択し、商品選択欄５０ａへの選択入力を行う。その
後、選択した商品の試着シミュレーションを希望する場
合には、試着シミュレーション選択ボタン５０ｅをクリ
ックする。

【００７２】次に、販売支援システム１における試着シ
ミュレーション処理について説明する。前述のホームペ
ージ画面４０の試着シミュレーション選択ボタン４０
ｆ、或いは商品選択画面５０の試着シミュレーション選
択ボタン５０ｅがクリックされると、それらの情報は、
ネットワーク２０を介し、販売支援装置１０に送信さ
れ、それらの情報を受け取った販売支援装置１０は、図
８のステップＳ９に示した試着シミュレーション処理を
行う。

【００７３】図１６及び図１７は、この試着シミュレー
ション処理を説明するためのフローチャートであり、図
８に示したフローチャートのステップＳ９の詳細を示し
ている。

【００７４】ステップＳ３０：図１５に示した商品選択
画面５０の商品選択欄５０ａに入力され、選択された商
品の情報である試着商品選択情報は、ネットワーク２０
を介し、販売支援装置１０に送信される。試着シミュレ
ーション処理手段１３は、シミュレーションイニシャル
処理として、送信された試着商品選択情報を試着シミュ
レーション情報格納手段１４の管理レコードＤＢ１４ａ
に格納する。

【００７５】ステップＳ３１：利用者が会員であるか否
か判断する。この判断は、図１１に示したホームページ
画面４０のＩＤ入力欄４０ｂ、パスワード入力欄４０ｃ
において入力されたＩＤ、パスワードを認証することに
よって行われ、ここで、会員であると判断された場合、
ステップＳ３２に進む。会員でないと判断された場合、
ステップＳ３４に進む。

【００７６】ステップＳ３２：顧客情報処理手段１５に
よって、顧客情報格納手段１６に格納された当該利用者
の会員情報レコードＤＢ１６ａを読み込み、試着シミュ
レーション処理手段１３によって、読み込んだ会員情報
レコードＤＢ１６ａに示される体型タイプに適合した被
写体ひな型の画像情報を、試着シミュレーション情報格
納手段１４に格納された被写体ひな型ＤＢ１４ｂから読
み込む。

【００７７】ステップＳ３３：顧客情報処理手段１５に
よって、顧客情報格納手段１６に格納された当該利用者
の顔写真イメージＤＢ１６ｂを読み込み、読み込まれた
当該利用者の顔写真情報、及びステップＳ３２で読み込
まれた被写体ひな型の画像情報を用い、試着シミュレー
ション処理手段１３によって、顔写真付き被写体画像を
生成する顔写真付き被写体イメージ編集加工処理を行
う。生成された顔写真付き被写体画像は、試着シミュレ
ーション情報格納手段１４に格納されたシミュレーショ
ンイメージ格納ＤＢ１４ｃに格納される。

【００７８】ステップＳ３４：利用者が会員登録を希望
するか否かを判断する。この判断は、例えば、ネットワ
ーク２０を介し、利用者に会員登録の希望の有無を問い
合わせ、その問い合わせに対する回答に応じて行われ
る。ここで、会員登録を行うと判断された場合、ステッ
プＳ３５に進む。一方、会員登録を行わないと判断され
た場合、ステップＳ３６に進む。

【００７９】ステップＳ３５：図１２のフローチャート
を用いて説明した顧客情報管理を行い、新規会員登録を
行う。

【００８０】ステップＳ３６：試着シミュレーション処
理手段１３によって、試着シミュレーション情報格納手
段１４の被写体ひな型ＤＢ１４ｂから標準被写体ひな型
の画像情報を読み込み、顧客情報処理手段１５によっ
て、顧客情報格納手段１６に格納された顔写真イメージ
ＤＢ１６ｂから標準顔写真画像情報を読み込む。さら
に、読み込まれた標準被写体ひな型の画像情報、及び標
準顔写真画像情報を用い、顔写真付き被写体画像を生成
する。生成された顔写真付き被写体画像は、試着シミュ
レーション情報格納手段１４に格納されたシミュレーシ
ョンイメージ格納ＤＢ１４ｃに格納される。なお、ここ
で、試着シミュレーション処理手段１３によって、被写
体ひな型ＤＢ１４ｂから標準被写体ひな型の画像情報
を、顔写真イメージＤＢ１６ｂから標準顔写真画像情報
を、それぞれ読み込むこととしたが、利用者によって指
定された体型の被写体ひな型の画像情報、利用者によっ
て選択されたタレント等の顔写真を読み込むこととして
もよい。また、利用者の年齢、属性情報に基づき、タレ
ント等の顔写真を読み込むこととしてもよい。

【００８１】ステップＳ３７：ステップＳ３０において
試着シミュレーション情報格納手段１４の管理レコード
ＤＢ１４ａに格納した試着商品選択情報を読み込み、さ
らに、商品紹介処理手段１１によって、読み込まれた試
着商品選択情報により特定される商品の商品画像情報
を、商品紹介情報格納手段１２に格納された商品イメー
ジＤＢ１２ｃから読み込む。

【００８２】また、読み込まれた商品画像情報、及びス
テップＳ３３或いはステップＳ３６で生成された顔写真
付き被写体画像を用い、選択された商品をこの被写体に
擬似的に試着させた試着シミュレーション画像を生成す
る。生成された試着シミュレーション画像は、試着イメ
ージ格納ＤＢ１４ｄに格納される。

【００８３】ステップＳ３８：試着シミュレーション処
理手段１３によって、ステップＳ３７で生成された試着
シミュレーション画像を用いて初期条件設定画面を編集
し、このように生成された初期条件設定画面を、ネット
ワーク２０を介し、端末装置３０に送信する。

【００８４】端末装置３０に送信された初期条件設定画
面は、端末装置３０の表示装置等に表示され、利用者に
よって閲覧される。図１８は、このように端末装置３０
に表示された初期条件設定画面６１を例示した図であ
る。

【００８５】図１８に示すように、初期条件設定画面６
１は、例えば、試着選択商品、ファッションスタイル、
試着モード等の試着シミュレーションの条件を表示する
条件表示欄６１ａ、試着モードの再設定を行う際に試着
モードの入力を行う試着モード入力欄６１ｂ、試着モー
ドを変更する際、その変更後の試着対象者の体型を入力
する体型入力欄６１ｃ、その身長を入力する身長入力欄
６１ｄ、試着シミュレーションを行う商品の商品構成を
変更する際にクリックする商品選択ボタン６１ｆ、被写
体の体型を変更する際にクリックする体型変更ボタン６
１ｇ、及び、購入しようとする商品を一旦保留しておく
際にクリックする注文カートボタン６１ｈを有してい
る。

【００８６】利用者は、このように表示された初期条件
設定画面６１を閲覧し、試着モード入力欄６１ｂ、商品
選択ボタン６１ｆ、体型変更ボタン６１ｇへの入力処理
等を行い、その内容を、ネットワーク２０を介し、販売
支援装置１０に送信することにより、試着モードの変更
要求、商品構成変更要求、体型変更要求等を行う。

【００８７】また、選択した商品の購入、実際の店舗で
の試着予約等を希望する場合には、注文カートボタン６
１ｈをクリックする。これにより、選択された商品の注
文カート情報は、ネットワーク２０を介し、販売支援装
置１０に送信され、取引情報格納手段１８に格納された
注文カート情報ＤＢ１８ａに格納される。

【００８８】ステップＳ３９：端末装置３０から送信さ
れた試着モードの変更要求、商品構成変更要求、体型変
更要求等の処理要求の受信待ちを行い、それらの処理要
求が送信された時点で、その処理要求を受信する。

【００８９】ステップＳ４０：処理要求が、試着モード
の変更要求或いは体型変更要求であったか否か判断す
る。ここで、処理要求が、試着モードの変更要求或いは
体型変更要求であった場合、ステップＳ４１に進む。試
着モードの変更要求でも、体型変更要求でもなかった場
合ステップＳ４３に進む。

【００９０】ステップＳ４１：試着モードの変更要求、
体型変更要求に従い、被写体の変更シミュレーション処
理を行う。ここで変更シミュレーション処理とは、試着
シミュレーション処理手段１３によって行われるシミュ
レーションイメージ格納ＤＢ１４ｃに格納された被写体
の加工修正、及び修正された被写体をもとに生成された
試着シミュレーション画像の試着イメージ格納ＤＢ１４
ｄへの格納処理のことである。なお、ここでの被写体の
加工修正は、処理要求が試着モードの変更要求であった
場合、初期条件設定画面６１の体型入力欄６１ｃ及び身
長入力欄６１ｄに入力された情報をもとに行われ、ま
た、処理要求が体型変更要求であった場合、以下のよう
に利用者によって指定された条件に応じて行われる。

【００９１】図１９は、処理要求が体型変更要求であっ
た場合、利用者が体型変更の条件を入力する条件変更入
力画面７１を例示した図である。図１９に示すように、
条件変更入力画面７１は、例えば、試着シミュレーショ
ンの条件を示す条件表示欄７１ａ、変更後の体型タイプ
を入力する体型入力欄７１ｂ、変更後の身長を入力する
身長入力欄７１ｃ、試着シミュレーション画像が表示さ
れる試着イメージ表示欄７１ｄ、及び変更された条件に
従って試着シミュレーションを行う際にクリックする試
着シミュレーション実行ボタン７１ｅによって構成さ
れ、販売支援装置１０から、ネットワーク２０を介して
端末装置３０に送信され、端末装置３０の表示装置等に
表示される。

【００９２】利用者は、体型入力欄７１ｂ等に変更後の
体型タイプ等の体型変更条件を入力し、試着シミュレー
ション実行ボタン７１ｅをクリックする。これにより、
入力された体型変更条件は、ネットワーク２０を介して
販売支援装置１０に送信され、試着シミュレーション処
理手段１３は、送信された情報をもとに被写体の加工修
正を行う。

【００９３】ステップＳ４２：ステップＳ４１において
生成された試着シミュレーション画像を用いて生成され
たシミュレーション結果表示画面を、ネットワーク２０
を介し、端末装置３０に送信する。

【００９４】図２０は、このように端末装置３０に送信
され、端末装置３０の表示装置等によって表示されたシ
ミュレーション結果表示画面８１を例示した図である。
図２０に示すように、シミュレーション結果表示画面８
１は、例えば、試着選択商品、ファッションスタイル、
試着モード、変更モード選択、体型選択、身長入力内容
等の試着シミュレーションの条件を示した条件表示部８
１ａ、修正された被写体をもとに生成された試着シミュ
レーション画像を表示する試着イメージ表示欄８１ｂ、
試着シミュレーションを行う商品の商品構成を変更する
際にクリックする商品選択ボタン８１ｃ、被写体の体型
を変更する際にクリックする体型変更ボタン８１ｄ、及
び、購入しようとする商品を一旦保留しておく際にクリ
ックする注文カートボタン８１ｅを有している。

【００９５】利用者は、この試着イメージ表示欄８１ｂ
に表示された試着シミュレーション画像を閲覧した後、
別の商品構成で試着シミュレーションを行いたい場合に
は、商品選択ボタン８１ｃを、被写体の体型を変形させ
て試着シミュレーションを行いたい場合には、体型変更
ボタン８１ｄを、それぞれクリックする。

【００９６】また、選択した商品の購入、実際の店舗で
の試着予約等を希望する場合には、注文カートボタン８
１ｅをクリックする。これにより、選択された商品の注
文カート情報は、ネットワーク２０を介し、販売支援装
置１０に送信され、取引情報格納手段１８に格納された
注文カート情報ＤＢに格納される。

【００９７】ステップＳ４３：処理要求が、商品構成変
更要求であったか否か判断する。ここで、処理要求が商
品構成変更要求であった場合、ステップＳ４４に進む。
処理要求が商品構成変更要求でなかった場合、ステップ
Ｓ４５に進む。

【００９８】ステップＳ４４：商品構成変更要求に従
い、試着シミュレーション処理手段１３によって、商品
構成変更シミュレーション処理を行う。ここで、商品構
成変更シミュレーション処理とは、商品構成変更要求に
基づき、利用者によって選択された変更後の商品構成の
画像情報を商品イメージＤＢ１２ｃから読み込み、読み
込んだ商品の画像情報をもとに試着イメージ編集加工処
理を行い、その結果物である試着シミュレーション画像
情報をシミュレーションイメージ格納ＤＢ１４ｃに格納
する処理である。

【００９９】図２１は、商品構成変更要求に基づき、利
用者が、変更後の商品を選択する際に端末装置３０に表
示される条件変更入力画面７２を例示した図である。図
２１に示すように、条件変更入力画面７２は、例えば、
試着シミュレーションの条件を示す条件表示欄７２ａ、
変更後の商品構成を選択する商品構成選択欄７２ｂ、試
着シミュレーション画像情報を表示する試着イメージ表
示欄７２ｃ、商品内容を参照する際にクリックする商品
説明参照ボタン７２ｄ、商品の再選択を行う際にクリッ
クする商品選択ボタン７２ｅ、及び試着シミュレーショ
ンを行う際にクリックする試着シミュレーション実行ボ
タン７２ｆを有している。

【０１００】利用者は、例えば、商品選択ボタン７２ｅ
をクリックすることによって表示される図１５に示した
商品選択画面５０を用いて商品の再選択を行い、又は、
商品説明参照ボタン７２ｄをクリックして商品内容の確
認を行い、又は、商品構成選択欄７２ｂへの入力処理等
により商品構成の再選択を行い、その後、試着シミュレ
ーション実行ボタン７２ｆをクリックすることにより、
その選択情報を、ネットワーク２０を介し、販売支援装
置１０に送信する。

【０１０１】ステップＳ４５：ステップＳ４４において
生成された試着シミュレーション画像を用いて生成され
たシミュレーション結果表示画面を、ネットワーク２０
を介し、端末装置３０に送信する。

【０１０２】図２２は、このように端末装置３０に送信
され、端末装置３０の表示装置等によって表示されたシ
ミュレーション結果表示画面８２を例示した図である。
図２２に示すように、シミュレーション結果表示画面８
２は、例えば、試着選択商品、ファッションスタイル、
試着モード、体型選択、身長入力内容、変更商品等の試
着シミュレーションの条件を示した条件表示部８２ａ、
商品構成を修正する際にクリックする商品構成選択欄８
２ｂ、修正された商品構成において生成された試着シミ
ュレーション画像を表示する試着イメージ表示欄８２
ｃ、試着シミュレーションを行う商品の商品構成を変更
する際にクリックする商品選択ボタン８２ｄ、被写体の
体型を変更する際にクリックする体型変更ボタン８２
ｅ、選択した商品の購入注文処理を行う際にクリックす
る購入注文ボタン８２ｆ、選択した商品の実際の店舗に
おける試着予約を行う際にクリックする試着予約ボタン
８２ｇ及び、購入しようとする商品を一旦保留しておく
際にクリックする注文カートボタン８２ｈを有してい
る。

【０１０３】利用者は、この試着イメージ表示欄８２ｃ
に表示された試着シミュレーション画像を閲覧した後、
別の商品構成で試着シミュレーションを行いたい場合に
は、商品選択ボタン８２ｄを、被写体の体型を変形させ
て試着シミュレーションを行いたい場合には、体型変更
ボタン８２ｅを、選択した商品の購入注文を行いたい場
合には、購入注文ボタン８２ｆを、選択した商品の試着
予約を行いたい場合には、試着予約ボタン８２ｇを、そ
れぞれクリックする。また、例えば、ネクタイの色等の
端末装置３０上のみで修正が可能な項目については、商
品構成選択欄８２ｂへの入力処理を行うことによって修
正が可能であり、その修正内容は、試着イメージ表示欄
８２ｃに表示される試着シミュレーション画像に反映さ
れる。

【０１０４】また、選択した商品の購入、実際の店舗で
の試着予約等を希望する場合には、注文カートボタン８
２ｈをクリックする。これにより、選択された商品の注
文カート情報は、ネットワーク２０を介して販売支援装
置１０に送信され、取引情報格納手段１８に格納された
注文カート情報ＤＢ１８ａに格納される。

【０１０５】次に、販売支援システム１における注文受
付処理について説明する。上述のシミュレーション結果
表示画面８２において、購入注文ボタン８２ｆ或いは試
着予約ボタン８２ｇがクリックされると、その情報は、
ネットワーク２０を介し、販売支援装置１０に送信さ
れ、その情報を受け取った販売支援装置１０は、図８の
ステップＳ１０に示した注文受付処理を行う。

【０１０６】図２３は、この注文受付処理を説明するた
めのフローチャートであり、図８に示したフローチャー
トのステップＳ１０の詳細を示している。 ステップＳ５０：販売支援装置１０が購入注文を受け付
けたか否か判断する。ここでの購入注文は、上述の購入
注文ボタン８２ｆがクリックされ、その情報が、ネット
ワーク２０を介し、販売支援装置１０に送信されること
によって行われ、販売支援装置１０は、その送信内容に
よって、購入注文の受付の有無を判断する。

【０１０７】ここで、購入注文を受け付けたと判断され
た場合、ステップＳ５１に進む。購入注文を受け付けて
いないと判断された場合、ステップＳ５４に進む。 ステップＳ５１：購入注文入力処理を行う。購入注文入
力処理では、まず、取引処理手段１７によって、取引情
報格納手段１８に格納された注文カート情報ＤＢ１８ａ
から、当該取引に関する注文カート情報を読み込み、読
み込んだ注文カート情報を用い、購入注文入力画面の編
集を行う。購入注文入力画面とは、利用者が購入注文に
必要な情報を入力するための画面であり、このように編
集された購入注文入力画面は、ネットワーク２０を介し
て、端末装置３０に送信され、端末装置３０の表示装置
等によって表示される。また、このような購入注文入力
画面を送信した販売支援装置１０は、それに対する購入
入力待ちを行う。

【０１０８】図２４は、このように端末装置３０の表示
装置等に表示される購入注文入力画面９０を例示した図
である。図２４に示すように、購入注文入力画面９０
は、例えば、注文カート情報に示される商品を表示し、
購入注文を行う商品の選択入力を行う商品選択欄９０
ａ、商品選択欄９０ａに表示された商品に係る注文カー
ト情報を注文カート情報ＤＢ１８ａから削除する際にク
リックする削除ボタン９０ｂ、９０ｃ、商品の購入代金
の支払い方法を指定する支払い方法指定欄９０ｄ、入力
内容を決定する際にクリックする購入入力ボタン９０
ｅ、及び入力内容を取り消す際にクリックする取消ボタ
ン９０ｆによって構成されている。

【０１０９】利用者は、商品選択欄９０ａに表示された
商品から、購入注文処理を行う商品を選択し、選択した
商品を特定するための入力処理を行う。その後、支払い
方法指定欄９０ｄへの入力によって、購入した商品の支
払い方法を特定し、購入入力ボタン９０ｅをクリックす
る。これにより、商品選択欄９０ａへの入力処理によっ
て選択された商品の購入注文の情報が、ネットワーク２
０を介し、販売支援装置１０に送信される。

【０１１０】ステップＳ５２：購入注文確認入力処理を
行う。購入注文確認入力処理では、まず、取引処理手段
１７によって、端末装置３０から送信された購入注文の
情報を用い、入力された購入注文の内容を確認するため
の購入内容確認画面を編集する。このように編集された
購入内容確認画面は、ネットワーク２０を介し、端末装
置３０に送信されて、その表示装置等に表示され、販売
支援装置１０は、それに対する購入実行入力待ちを行
う。

【０１１１】図２５は、このように端末装置３０の表示
装置等に表示された購入内容確認画面１００を例示した
図である。図２５に示すように、購入内容確認画面１０
０は、例えば、購入注文を行うものとして選択された商
品等を表示する購入内容表示欄１００ａ、購入代金の支
払い方法を表示する支払い方法表示欄１００ｂ、購入を
実行する際にクリックする購入実行ボタン１００ｃ、及
び購入内容を取り消す際にクリックする取消ボタン１０
０ｄを有している。

【０１１２】利用者は、表示された購入内容確認画面１
００を閲覧し、その内容で間違いがないと判断した場
合、購入実行ボタン１００ｃをクリックし、購入処理を
実行する。これにより、この購入実行の情報が、ネット
ワーク２０を介し、販売支援装置１０に送信される。

【０１１３】ステップＳ５３：購入注文実行処理を行
う。購入注文実行処理では、まず、端末装置３０から送
信された購入注文に関する情報をもとに購入注文情報を
生成し、購入注文レコードＤＢ１８ｂに格納する。その
後、購入注文を受け付けた旨を利用者に通知する購入注
文受付結果画面を編集し、ネットワーク２０を介して、
端末装置３０に送信する。端末装置３０に送信された購
入注文受付結果画面は、端末装置３０の表示装置等に表
示され、利用者によって、その内容が閲覧される。

【０１１４】図２６は、このように端末装置３０の表示
装置等に表示された購入注文受付結果画面１１０を例示
した図である。図２６に示すように、購入注文受付結果
画面１１０は、例えば、顧客氏名、顧客番号、取引受付
コード、購入商品、ファッションスタイル、購入金額、
数量、納入予定日等の購入注文内容を表示する購入注文
内容表示欄１１０ａ、及び、その試着シミュレーション
画像を表示する試着イメージ表示欄１１０ｂを有してい
る。

【０１１５】ステップＳ５４：販売支援装置１０が試着
予約を受け付けたか否か判断する。ここでの試着予約
は、図２２に示したシミュレーション結果表示画面８２
の試着予約ボタン８２ｇがクリックされ、その情報が、
ネットワーク２０を介し、販売支援装置１０に送信され
ることによって行われ、販売支援装置１０は、その送信
内容によって、試着予約の受付の有無を判断する。

【０１１６】ここで、試着予約を受け付けたと判断され
た場合、ステップＳ５５に進む。購入注文を受け付けて
いないと判断された場合、処理を終了する。 ステップＳ５５：試着予約入力処理を行う。試着予約入
力処理では、まず、取引処理手段１７によって、取引情
報格納手段１８に格納された注文カート情報ＤＢ１８ａ
から、当該取引に関する注文カート情報を読み込み、読
み込んだ注文カート情報を用い、試着予約入力画面の編
集を行う。試着予約入力画面とは、利用者が選択した商
品を実際の店舗において試着する際の試着予約に必要な
情報を入力するための画面であり、このように編集され
た試着予約入力画面は、ネットワーク２０を介して、端
末装置３０に送信され、端末装置３０の表示装置等によ
って表示される。また、このような試着予約入力画面を
送信した販売支援装置１０は、それに対する予約入力待
ちを行う。

【０１１７】図２７は、このように端末装置３０の表示
装置等に表示される試着予約入力画面１２０を例示した
図である。図２７に示すように、試着予約入力画面１２
０は、例えば、注文カート情報に示される商品を表示
し、試着予約を行う商品の選択入力を行う商品選択欄１
２０ａ、商品選択欄１２０ａに表示された商品に係る注
文カート情報を注文カート情報ＤＢ１８ａから削除する
際にクリックする削除ボタン１２０ｂ、１２０ｃ、試着
予約を行う店舗、試着希望日等の予約条件を入力する予
約条件入力欄１２０ｄ、入力内容を決定する際にクリッ
クする予約入力ボタン１２０ｅ、及び入力内容を取り消
す際にクリックする取消ボタン１２０ｆによって構成さ
れている。

【０１１８】利用者は、商品選択欄１２０ａに表示され
た商品から、試着予約処理を行う商品を選択し、選択し
た商品を特定するための入力処理を行う。また、試着を
行う店舗、試着希望日等の予約条件を予約条件入力欄１
２０ｄに入力し、その後、予約入力ボタン１２０ｅをク
リックする。これにより、入力された試着予約に関する
情報が、ネットワーク２０を介し、販売支援装置１０に
送信される。

【０１１９】ステップＳ５６：試着予約確認入力処理を
行う。試着予約確認入力処理では、まず、取引処理手段
１７によって、端末装置３０から送信された試着予約の
情報を用い、入力された試着予約の内容を確認するため
の予約内容確認画面を編集する。このように編集された
予約内容確認画面は、ネットワーク２０を介し、端末装
置３０に送信されて、その表示装置等に表示され、販売
支援装置１０は、それに対する予約実行入力待ちを行
う。

【０１２０】図２８は、このように端末装置３０の表示
装置等に表示された予約内容確認画面１３０を例示した
図である。図２８に示すように、予約内容確認画面１３
０は、例えば、試着予約を行うものとして選択された商
品等を表示する試着対象表示欄１３０ａ、試着店舗、試
着希望日等の予約条件を表示する予約内容表示欄１３０
ｂ、予約を実行する際にクリックする予約実行ボタン１
３０ｃ、及び予約内容を取り消す際にクリックする取消
ボタン１３０ｄを有している。

【０１２１】利用者は、表示された予約内容確認画面１
３０を閲覧し、その内容で間違いがないと判断した場
合、予約実行ボタン１３０ｃをクリックし、予約処理の
実行を行う。これにより、この予約実行の情報が、ネッ
トワーク２０を介し、販売支援装置１０に送信される。

【０１２２】ステップＳ５７：試着予約実行処理を行
う。試着予約実行処理では、まず、端末装置３０から送
信された試着予約に関する情報をもとに試着予約取引デ
ータを生成し、試着予約レコードＤＢ１８ｃに格納す
る。その後、試着予約を受け付けた旨を利用者に通知す
る試着予約受付結果画面を編集し、ネットワーク２０を
介して、端末装置３０に送信する。端末装置３０に送信
された試着予約受付結果画面は、端末装置３０の表示装
置等に表示され、利用者によって、その内容が閲覧され
る。

【０１２３】図２９は、このように端末装置３０の表示
装置等に表示された試着予約受付結果画面１４０を例示
した図である。図２９に示すように、試着予約受付結果
画面１４０は、例えば、顧客氏名、顧客番号、予約受付
コード、試着予約商品、試着予約店舗、試着予定日等の
試着予約内容を表示する試着予約内容表示欄１４０ａ、
及び、その試着シミュレーション画像を表示する試着イ
メージ表示欄１４０ｂを有している。

【０１２４】なお、この試着予約受付結果画面１４０に
おいて、試着予約内容を示す試着予約票を発行すること
としてもよい。この場合、例えば、この試着予約票に
は、予約番号等を示すバーコードを表示することとし、
利用者は、この試着予約票を、試着を行う店舗に持参
し、店舗では、このバーコードをバーコードリーダで読
み込むことにより予約内容を確認し、利用者に対する試
着サービスを行う。また、この際、店舗に設置された印
刷装置によるプリントアウト等により、試着シミュレー
ションの内容を閲覧できる構成としてもよい。

【０１２５】次に、販売支援システム１の具体的な運用
例について説明する。図３０及び図３１は、販売支援シ
ステム１の具体的な運用例を例示した図である。

【０１２６】図３０の運用例では、サイト運営事業者１
５２が、販売支援装置１０の運営を行い、顧客である利
用者１５１と商品販売事業者１５３との商取引の仲介業
務を行う。

【０１２７】商品の購入を希望する利用者１５１は、そ
の利用者１５１が使用する端末装置３０を用い、サイト
運営事業者１５２が運営する販売支援装置１０のサイト
への接続を行う（１）。利用者１５１は、上述した手順
に応じ、商品の選択を行い、その試着シミュレーション
を行う（２）。その後、利用者１５１は、試着シミュレ
ーションの結果を参照し、実際に試着を希望する商品の
選択を行い、選択した商品についての試着予約注文を行
う（３）。この試着注文予約を受けたサイト運営事業者
１５２が運営する販売支援装置１０は、その注文受付結
果を利用者１５１の端末装置３０に送信する（４）。

【０１２８】また、サイト運営事業者１５２は、受けた
試着予約注文の内容を商品販売事業者１５３に連絡する
（５）。試着予約注文を受けた商品販売事業者１５３
は、その予約を受け付け、利用者１５１は、その試着予
約を行った店舗での試着を行い（６）、利用者１５１が
その商品を気に入った場合、その商品の販売が行われる
（７）。なお、商品の引き渡しは、郵便等による配達に
よって行われることとしてもよい。試着予約日後、サイ
ト運営事業者１５２は、商品販売事業者１５３に対し、
その試着予約に関する試着結果の問い合わせを行い
（８）、商品販売事業者１５３は、サイト運営事業者１
５２に対し、試着結果の連絡を行う（９）。

【０１２９】図３１の運用例では、サイト運営事業者１
６２が、販売支援装置１０の運営を行い、顧客である利
用者１６１と商品販売事業者１６３との商取引の仲介業
務を行い、その仲介業務に対する手数料を商品販売事業
者１６３から受け取る。

【０１３０】まず、商品販売事業者１６３は、サイト運
営事業者１６２に対し、商品の販売委託を依頼し
（１）、これに際し、販売委託を行う商品の登録を依頼
する（２）。サイト運営事業者１６２は、登録依頼のあ
った商品の登録を行い、販売支援装置１０を用い、登録
された商品から利用者１６１に相応しい商品を選択し、
電子メール等により、選択した商品を利用者１６１に紹
介する（３）。

【０１３１】利用者１６１は、紹介された商品に関し、
興味がある場合には、販売支援装置１０のサイトにアク
セスし（４）、試着シミュレーションを行う（５）。こ
こで、利用者１６１が、その商品を気に入った場合、端
末装置３０を用い、サイト運営事業者１６２が運営する
販売支援装置１０に対し、その商品の注文を行い
（６）、この注文を受け取ったサイト運営事業者１６２
は、商品販売事業者１６３に対し、その注文の仲介を行
う（７）。サイト運営事業者１６２は、販売支援装置１
０によって、その注文受付結果を利用者１６１に連絡し
（８）、また、この際、商品販売事業者１６３に対し、
この仲介業務に対する手数料支払いの請求を行う
（９）。商品販売事業者１６３は、この手数料の支払い
を行う（１０）。

【０１３２】また、利用者１６１は、注文を行った商品
の店舗での試着を行い（１１）、利用者１６１が、その
商品を気に入った場合、商品販売事業者１６３によっ
て、その商品が利用者１６１に販売される（１２）。な
お、商品の引き渡しは、郵便等による配達によって行わ
れることとしてもよい。

【０１３３】このように、本形態では、顧客に商品を紹
介し、顧客によって選択された商品の画像を示す商品画
像情報と、被写体の画像を示す被写体画像情報とを用
い、商品を被写体に擬似的に試着させた試着シミュレー
ション画像を提供し、それに対する取引処理を行うこと
としたため、顧客が、通信販売において購入しようとす
る商品が似合うか否か等の主観的価値判断を行うことが
可能となり、このような主観的価値判断のもとに、購入
しようとする商品の選択を行うことが可能となる。

【０１３４】また、顧客の要求に応じ、商品の販売店に
対し、選択した商品の試着予約を行うこととすることに
より、実際の店舗で商品を選択する手間が省け、利便性
が向上する。

【０１３５】また、利用者の顧客情報を登録し、被写体
画像情報を、顧客情報をもとに生成することにより、よ
り現実に近い状況での試着シミュレーションを行うこと
が可能となり、選択した商品に関するより適切な主観的
価値判断を行うことが可能となる。

【０１３６】また、登録された顧客情報をもとに選択さ
れた商品を顧客に紹介することにより、顧客にとって
は、効率の良い商品選択が、商品販売業者にとっては、
販売効率、販売機会の増加、商品の展示スペースの節
約、不要在庫の低減等を図ることが可能となる。

【０１３７】また、商品の紹介、試着シミュレーション
画像の提供、及び取引処理を、電気通信回線を介して行
うことにより、顧客にとっては、商品情報の収集効率、
商品の選択効率が向上し、商品販売業者にとっては、販
売機会の増加、取引の迅速化等を図ることが可能とな
る。

【０１３８】なお、上記の処理機能は、コンピュータに
よって実現することができる。その場合、販売支援装置
１０が有すべき機能の処理内容は、コンピュータで読み
取り可能な記録媒体に記録されたプログラムに記述して
おく。そして、このプログラムをコンピュータで実行す
ることにより、上記処理がコンピュータで実現される。
コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気
記録装置や半導体メモリ等がある。市場に流通させる場
合には、ＣＤ−ＲＯＭ(Compact Disk Read Only Memor
y)やフロッピー（登録商標）ディスク等の可搬型記録媒
体にプログラムを格納して流通させたり、ネットワーク
を介して接続されたコンピュータの記憶装置に格納して
おき、ネットワークを通じて他のコンピュータに転送す
ることもできる。コンピュータで実行する際には、コン
ピュータ内のハードディスク装置等にプログラムを格納
しておき、メインメモリにロードして実行する。

【０１３９】なお、本発明は、上述の実施形態には限定
されない。例えば、本形態では、利用者の会員情報、顔
写真の画像情報等を顧客情報格納手段１６に格納するこ
ととしたが、これらの情報を、例えば、ＩＣカード等の
記録媒体に格納し、利用者が、そのＩＣカード等を用
い、その利用者の会員情報、顔写真の画像情報等を販売
支援システム１に提供し、当該システムのサービスを受
ける構成としてもよい。

【０１４０】また、本形態では、商品として洋服を例に
とって説明したが、靴、バック等その他の商品の販売に
対し、販売支援システム１を利用することとしてもよ
い。さらに、試着イメージ表示欄６１ｅ等に表示される
試着シミュレーション画像は、平面画像であっても、立
体画像であってもよいし、静止画であっても動画であっ
てもよい。

【０１４１】また、被写体画像と重ねて背景画像を表示
する場合は、選択された商品に関するファッションスタ
イル、あるいはカテゴリ等の条件に基づいて表示するよ
うにしてもよいし、被写体画像の表示状態に合わせて所
定の背景画像を表示することとしてもよい。

【０１４２】さらに、本形態では、取引処理として、商
品の購入注文処理及び試着予約処理を例に挙げて説明し
たが、この取引処理として、自宅等における洋服等の試
着を予約する試着宅配予約、試着出前予約、選択した洋
服のレンタル、試着シミュレーションにおいて髪型のシ
ミュレーションも行えることとし、そのシミュレーショ
ン結果に応じたカット等を行うための美容院予約、試着
シミュレーションにおいてＴシャツのデザイン等も行え
ることとし、そのデザインをプリントするためのプリン
ト予約等を行うこととしてもよい。

【０１４３】（付記１） 商品の販売を支援する販売支
援方法において、前記商品の紹介を行う商品紹介処理ス
テップと、前記商品紹介処理ステップにおいて紹介され
た前記商品の画像を示す商品画像情報と、被写体の画像
を示す被写体画像情報とを用い、前記商品を前記被写体
に擬似的に試着させた試着シミュレーション画像を提供
する試着シミュレーション処理ステップと、前記商品に
対する取引処理を行う取引処理ステップと、を有するこ
とを特徴とする販売支援方法。

【０１４４】（付記２） 前記取引処理ステップは、前
記商品の販売店に対し、前記商品の試着予約を行う試着
予約処理ステップを有することを特徴とする付記１記載
の販売支援方法。

【０１４５】（付記３） 利用者の顧客情報を登録する
顧客情報処理ステップをさらに有し、前記被写体画像情
報は、前記顧客情報をもとに生成された情報であること
を特徴とする付記１記載の販売支援方法。

【０１４６】（付記４） 前記商品紹介処理ステップ
は、前記顧客情報処理ステップにおいて登録された前記
顧客情報をもとに選択された前記商品を紹介することを
特徴とする付記３記載の販売支援方法。

【０１４７】（付記５） 前記商品紹介処理ステップに
おける前記商品の紹介、前記試着シミュレーション処理
ステップにおける前記試着シミュレーション画像の提
供、及び、前記取引処理ステップにおける前記取引処理
は、電気通信回線を介して行われることを特徴とする付
記１記載の販売支援方法。

【０１４８】（付記６） 前記試着予約処理ステップ
は、前記商品の試着予約を行った際、前記試着予約を識
別する識別番号を付加した試着予約票を発行することを
特徴とする付記２記載の販売支援方法。

【０１４９】（付記７） 商品の販売を支援する販売支
援装置において、前記商品の紹介を行う商品紹介処理手
段と、前記商品紹介処理手段において紹介された前記商
品の画像を示す商品画像情報と、被写体の画像を示す被
写体画像情報とを用い、前記商品を前記被写体に擬似的
に試着させた試着シミュレーション画像を提供する試着
シミュレーション処理手段と、前記商品に対する取引処
理を行う取引処理手段と、を有することを特徴とする販
売支援装置。

【０１５０】（付記８） 前記取引処理手段は、前記商
品の販売店に対し、前記商品の試着予約を行うことを特
徴とする付記７記載の販売支援装置。

【０１５１】（付記９） 利用者の顧客情報を登録する
顧客情報処理手段をさらに有し、前記被写体画像情報
は、前記顧客情報をもとに生成された情報であることを
特徴とする付記７記載の販売支援装置。

【０１５２】（付記１０） 前記商品紹介処理手段は、
前記顧客情報処理手段において登録された前記顧客情報
をもとに選択された前記商品を紹介することを特徴とす
る付記９記載の販売支援装置。

【０１５３】（付記１１） 前記商品紹介処理手段にお
ける前記商品の紹介、前記試着シミュレーション処理手
段における前記試着シミュレーション画像の提供、及
び、前記取引処理手段における前記取引処理は、電気通
信回線を介して行われることを特徴とする付記７記載の
販売支援装置。

【０１５４】（付記１２） 商品の紹介を行い、紹介さ
れた前記商品の画像を示す商品画像情報と、被写体の画
像を示す被写体画像情報とを用い、前記商品を前記被写
体に擬似的に試着させた試着シミュレーション画像を提
供し、前記商品に対する取引処理を行う機能をコンピュ
ータに行わせるプログラムを格納したコンピュータ読み
取り可能な記録媒体。

【０１５５】

【発明の効果】以上説明したように本発明では、顧客に
商品を紹介し、顧客によって選択された商品の画像を示
す商品画像情報と、被写体の画像を示す被写体画像情報
とを用い、商品を被写体に擬似的に試着させた試着シミ
ュレーション画像を提供し、それに対する取引処理を行
うこととしたため、顧客が、通信販売において購入しよ
うとする商品が似合うか否か等の主観的価値判断を行う
ことが可能となり、このような主観的価値判断のもと
に、購入しようとする商品の選択を行うことが可能とな
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】販売支援システムの構成を示した構成図であ
る。

【図２】商品紹介情報格納手段に格納された情報の内容
を例示した図である。

【図３】試着シミュレーション情報格納手段に格納され
た情報の内容を例示した図である。

【図４】顧客情報格納手段に格納された情報の内容を例
示した図である。

【図５】取引情報格納手段に格納される情報の内容を例
示した図である。

【図６】取引情報格納手段に格納される情報の内容を例
示した図である。

【図７】取引情報格納手段に格納される情報の内容を例
示した図である。

【図８】販売支援システムの全体動作を説明するための
フローチャートである。

【図９】販売支援システムの一連の処理動作において、
端末装置に表示される表示画面の画面フローを例示した
図である。

【図１０】販売支援システムの一連の処理動作におい
て、端末装置に表示される表示画面の画面フローを例示
した図である。ここで、（ａ）は、商品の購入処理時に
おける表示画面を例示した図であり、（ｂ）は、商品の
試着予約処理時における表示画面を例示した図である。

【図１１】ホームページ画面の詳細を例示した図であ
る。

【図１２】顧客情報管理処理の詳細を説明するためのフ
ローチャートであり、図８に示したフローチャートのス
テップＳ７の詳細を示している。

【図１３】端末装置の表示装置等に表示された会員登録
画面を例示した図である。

【図１４】商品紹介処理を説明するためのフローチャー
トであり、図８に示したフローチャートのステップＳ９
の詳細を示している。

【図１５】端末装置の表示装置等に表示された商品選択
画面を例示した図である。

【図１６】試着シミュレーション処理を説明するための
フローチャートであり、図８に示したフローチャートの
ステップＳ９の詳細を示している。

【図１７】試着シミュレーション処理を説明するための
フローチャートであり、図８に示したフローチャートの
ステップＳ９の詳細を示している。

【図１８】端末装置に表示された初期条件設定画面を例
示した図である。

【図１９】処理要求が体型変更要求であった場合、利用
者が体型変更の条件を入力する条件変更入力画面を例示
した図である。

【図２０】端末装置の表示装置等によって表示されたシ
ミュレーション結果表示画面を例示した図である。

【図２１】利用者が、変更後の商品を選択する際に端末
装置に表示される条件変更入力画面を例示した図であ
る。

【図２２】端末装置の表示装置等によって表示されたシ
ミュレーション結果表示画面を例示した図である。

【図２３】注文受付処理を説明するためのフローチャー
トであり、図８に示したフローチャートのステップＳ１
０の詳細を示している。

【図２４】端末装置の表示装置等に表示される購入注文
入力画面を例示した図である。

【図２５】端末装置の表示装置等に表示された購入内容
確認画面を例示した図である。

【図２６】端末装置の表示装置等に表示された購入注文
受付結果画面を例示した図である。

【図２７】端末装置の表示装置等に表示される試着予約
入力画面を例示した図である。

【図２８】端末装置の表示装置等に表示された予約内容
確認画面を例示した図である。

【図２９】端末装置の表示装置等に表示された試着予約
受付結果画面を例示した図である。

【図３０】販売支援システムの具体的な運用例を例示し
た図である。

【図３１】販売支援システムの具体的な運用例を例示し
た図である。

【符号の説明】

１ 販売支援システム １０ 販売支援装置 １１ 商品紹介処理手段 １２ 商品紹介情報格納手段 １２ａ 商品紹介情報レコードＤＢ １２ｂ 商品マスタＤＢ １２ｃ 商品イメージＤＢ １３ 試着シミュレーション処理手段 １４ 試着シミュレーション情報格納手段 １４ａ 管理レコードＤＢ １４ｂ 被写体ひな型ＤＢ １４ｃ シミュレーションイメージ格納ＤＢ １４ｄ 試着イメージ格納ＤＢ １５ 顧客情報処理手段 １６ 顧客情報格納手段 １６ａ 会員情報レコードＤＢ １６ｂ 顔写真イメージＤＢ １７ 取引処理手段 １８ 取引情報格納手段 １８ａ 注文カート情報ＤＢ １８ｂ 購入注文レコードＤＢ １８ｃ 試着予約レコードＤＢ ２０ ネットワーク ３０ 端末装置

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 5B049 BB11 BB49 CC06 CC10 DD05 EE07 EE41 5B050 AA10 BA06 BA12 CA07 CA08 EA19 FA02 FA12 FA13

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 商品の販売を支援する販売支援方法にお
   いて、 前記商品の紹介を行う商品紹介処理ステップと、 前記商品紹介処理ステップにおいて紹介された前記商品
   の画像を示す商品画像情報と、被写体の画像を示す被写
   体画像情報とを用い、前記商品を前記被写体に擬似的に
   試着させた試着シミュレーション画像を提供する試着シ
   ミュレーション処理ステップと、 前記商品に対する取引処理を行う取引処理ステップと、 を有することを特徴とする販売支援方法。
2. 【請求項２】 前記取引処理ステップは、 前記商品の販売店に対し、前記商品の試着予約を行う試
   着予約処理ステップを有することを特徴とする請求項１
   記載の販売支援方法。
3. 【請求項３】 利用者の顧客情報を登録する顧客情報処
   理ステップをさらに有し、 前記被写体画像情報は、 前記顧客情報をもとに生成された情報であることを特徴
   とする請求項１記載の販売支援方法。
4. 【請求項４】 前記商品紹介処理ステップは、 前記顧客情報処理ステップにおいて登録された前記顧客
   情報をもとに選択された前記商品を紹介することを特徴
   とする請求項３記載の販売支援方法。
5. 【請求項５】 前記商品紹介処理ステップにおける前記
   商品の紹介、前記試着シミュレーション処理ステップに
   おける前記試着シミュレーション画像の提供、及び、前
   記取引処理ステップにおける前記取引処理は、 電気通信回線を介して行われることを特徴とする請求項
   １記載の販売支援方法。
6. 【請求項６】 商品の販売を支援する販売支援装置にお
   いて、 前記商品の紹介を行う商品紹介処理手段と、 前記商品紹介処理手段において紹介された前記商品の画
   像を示す商品画像情報と、被写体の画像を示す被写体画
   像情報とを用い、前記商品を前記被写体に擬似的に試着
   させた試着シミュレーション画像を提供する試着シミュ
   レーション処理手段と、 前記商品に対する取引処理を行う取引処理手段と、 を有することを特徴とする販売支援装置。
7. 【請求項７】 商品の紹介を行い、 紹介された前記商品の画像を示す商品画像情報と、被写
   体の画像を示す被写体画像情報とを用い、前記商品を前
   記被写体に擬似的に試着させた試着シミュレーション画
   像を提供し、 前記商品に対する取引処理を行う機能をコンピュータに
   行わせるプログラムを格納したコンピュータ読み取り可
   能な記録媒体。