JP3913217B2 - コンテンツ販売方法及びシステム - Google Patents
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Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、コンテンツのオンライン販売技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばインターネットにおける書籍販売サイトでは、様々な販売促進技術を使用して売上向上を図っている。例えば、キーワードによる書籍の検索、書籍に関する書評の提供、購入額に応じたポイントの提供や配送費の無料化又はディスカウント等様々である。
【0003】
しかし書籍のオンライン販売では、実際の書店のように書籍の内容を確認して購入するということはできない。実際の書店において顧客は、書籍の実物を手にとって見て、また内容を多少なりとも確認してみて購読意欲が湧いた場合に購入するといった行動をとる場合が多い。すなわち、従来の書籍販売サイトが提供しているサービスでは、顧客は書籍の内容を確認することはできないため、何らかの理由で予め購入することが決まっている書籍、お気に入りの作家の書籍や話題の書籍といったもの以外の書籍に対する購入意欲を湧かせることができなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従って本発明の目的は、書籍、映画、音声データ、ゲームなどを含むコンテンツのオンライン販売において顧客に対して購入意欲を効果的に湧出させるための技術を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の態様に係るコンテンツ分割販売方法は、初期部分から販売単価が逓増する部分が存在するように価格設定されたコンテンツの購入部分を特定するための情報と購入指示とを購入者の端末から受信した場合、当該購入者に対応してコンテンツの購入範囲の情報及び金額情報を記憶装置に登録する登録ステップと、購入者宛にコンテンツの購入部分のデータを送信するステップとを含む。このように単純な分割販売ではなく、例えばコンテンツの初期部分から徐々に販売単価が上昇するような価格設定の下にコンテンツの分割販売を実施することにより、以下の利点がある。すなわち、(a)購入者は最初は低価格で購入でき、また早い段階で気に入らないと判断すれば購入を中止すれば全体として安い費用で済み、より多くの書籍を試読できる。また、(b)コンテンツ販売者は、購入者が全て購読した場合には従来と変わらない売上を得ることができる上、仮に購入者が途中で購読を中止したとしても途中までの売上を得ることができ、さらに物品を販売するよりコストを非常に低く抑えることができるという利点がある。
【0006】
なお、コンテンツの購入部分を特定するための情報が、購入金額の情報を含み、上で述べた登録ステップが、購入金額の情報とコンテンツの価格設定の情報とからコンテンツの購入範囲の情報を算出するステップを含むような構成であってもよい。
【0007】
また、コンテンツの購入部分を特定するための情報が、コンテンツの購入範囲の情報を含み、上で述べた登録ステップが、コンテンツの購入範囲の情報とコンテンツの価格設定の情報とからコンテンツの金額情報を算出するステップを含むような構成であってもよい。
【0008】
さらに、記憶装置に登録されたコンテンツの購入範囲の情報を用いて前回までの又は前回の購入範囲の情報を購入者の端末に送信するステップをさらに含むような構成であってもよい。これにより購入者は、前回まで又は前回の購入範囲を考慮して今回の購入範囲を決定することができるようになる。
【0009】
また、コンテンツの価格設定に基づく価格グラフと記憶装置に登録されたコンテンツの購入範囲の情報とを用いて価格グラフと前回までの購入範囲とを表示させるための情報を購入者の端末に送信するステップをさらに含むような構成であってもよい。これにより、価格と前回までの購入範囲を考慮した上で、今回の購入範囲を決定することができるようになる。
【0010】
さらに、記憶装置に登録されたコンテンツの購入範囲の情報を用いて前回までの購入範囲より後ろの部分をコンテンツの購入部分を特定するための情報として指定可能にした、コンテンツの購入を促すためのデータを購入者の端末に送信するステップをさらに含むような構成であってもよい。これにより顧客はより簡単に今回の購入部分を指定することができるようになる。
【0011】
本発明の第2の態様に係るコンテンツ購入方法は、コンテンツ販売サーバから、初期部分から販売単価が逓増する部分が存在するように価格設定された購入希望コンテンツの価格設定に関する情報と当該購入希望コンテンツの前回までの購入範囲の情報とを受信し、表示装置に表示するステップと、ユーザから購入希望コンテンツの購入部分を特定するための情報を受け取り、コンテンツ販売サーバに送信するステップと、コンテンツ販売サーバにより生成された購入希望コンテンツの購入部分を受信するステップとを含む。これにより顧客は価格及び前回までの購入範囲を参照して今回の購入範囲を決定することができるようになり、利便性が高い。
【0012】
本発明の第3の態様に係るコンテンツ販売設定方法は、販売者の端末から販売用コンテンツの登録要求を受信した場合、当該販売用コンテンツの価格設定を促すためのデータを販売者の端末へ送信する送信ステップと、初期部分から販売単価が逓増する部分が存在するような販売用コンテンツの価格設定の指示情報を販売者の端末から受信した場合、販売用コンテンツの価格設定に関する情報を記憶装置に格納するステップとを含む。
【0013】
なお、初期部分から販売単価が逓増する部分が存在するような価格設定の価格カーブを含む販売用コンテンツの価格カーブの雛型のデータを販売者の端末に送信するステップをさらに含むような構成であってもよい。このような構成により、販売者はより簡単に価格設定を行うことができるようになる。
【0014】
また、上で述べた販売用コンテンツの価格設定の指示情報が、価格カーブのパラメータの指示情報を含み、販売者の端末に価格カーブのパラメータの指示を促すためのデータを送信するステップをさらに含むような構成であってもよい。雛型の価格カーブから微調整できるようにするためである。
【0015】
本発明の第4の態様に係るコンテンツ販売設定方法は、販売用コンテンツの登録要求の送信先であるコンテンツ販売サーバから、販売用コンテンツの価格設定を促すためのデータを受信し、表示装置に表示するステップと、販売用コンテンツに対して当該販売用コンテンツの初期部分から販売単価が逓増する部分が存在するような価格設定のための情報を販売者から受け付け、コンテンツ販売サーバに送信するステップとを含む。このようにすることにより、コンテンツ販売者は、例えばコンテンツの初期部分から徐々に販売単価が漸増するような価格設定を行うことができるようになり、上で述べたような利益を享受できるようになる。
【0016】
なお、本発明の第1及び3の態様に係る方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを作成することも可能であって、当該プログラムは、例えばフロッピー(登録商標)・ディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、半導体メモリ、ハードディスク等の記憶媒体又は記憶装置に格納される。また、インターネットなどのネットワークを介して配布される場合もある。なお、処理途中のデータについては、コンピュータのメモリに一時保管される。
【0017】
【発明の実施の形態】
第1図に本発明の一実施の形態に係るシステム概要図を示す。例えばインターネットであるネットワーク1には、例えばパーソナル・コンピュータであり且つウェブ(Web)ブラウザ機能を有する1又は複数の販売者端末7と、例えばパーソナル・コンピュータであり且つWebブラウザ機能及びメーラ機能を有する1又は複数の購入者端末3と、本実施の形態における主要な処理を実施し且つWebサーバ機能を有する分割販売サーバ5とが接続されている。分割販売サーバ5は、コンテンツの販売を行うためのサーバであって、書籍、映画、音声データ、ゲームなどのコンテンツである商品の情報を登録するための商品情報登録部51と、商品情報を購入者端末3からの要求に応じて提供する商品情報提供部53と、購入者端末3からの指示に応じて購入処理を実施する購入処理部55と、購入者により購入された商品であるコンテンツの情報を送信するための商品送信処理部57とが含まれる。また、分割販売サーバ5は、決済処理に用いるための購入マスタDB61と、会員である購入者の情報を登録するための会員マスタDB62と、コンテンツの価格設定についての情報を格納する傾斜価格マスタDB63と、商品であるコンテンツの基本的な情報を格納する商品マスタDB64と、購入者の購入履歴を登録するための購入履歴マスタDB65とを管理している。以下では、コンテンツとして本(書籍)を例にとって説明する。
【0018】
第2図に商品マスタDB64に格納されるデータの一例を示す。第2図の例では、商品コードの列301と、発売日の列302と、タイトル名の列303と、著者の列304と、出版社の列305と、価格の列306とが設けられている。但し、これ以外の本の基本情報を登録するようにすることも可能である。例えば書評や簡単な案内などである。
【0019】
第3図に傾斜価格マスタDB63に格納されるデータの一例を示す。第3図の例では、商品コードの列311と、いずれの価格体系が設定されているかを表す指定グラフ区分の列312と、総ページ数の列313と、総価格(円)の列314と、商品たる本のデータの保存先を表すファイル保存先パスの列315と、価格設定の一つのパラメータである初期価格(円)の列316と、価格設定の一つのパラメータである価格推移率の列317とが含まれる。指定グラフ区分には、例えば単調増加であれば1を、3次関数近似される曲線の場合には2を、二次関数近似される曲線の場合には3を、価格変化をつけない場合には4を設定するようになっている。なお、本実施の形態では4種類の価格カーブが設定されているが、より多くの又はより少ない価格カーブの設定を行う場合もある。また、価格設定のためのパラメータについてはより多くのデータを格納する場合もある。
【0020】
第4図に購入履歴マスタDB65に格納されるデータの一例を示す。第4図の例では、会員番号(No.)の列321と、商品コードの列322と、前回の購入履歴のデータである履歴開始ページ数の列323と、前回の購入履歴のデータである履歴終了ページ数の列324と、今回の購入結果のデータである今回購入開始ページ数の列325と、今回の購入結果のデータである今回購入終了ページ数の列326と、今回の購入結果のデータである今回購入価格(円)の列327とが設けられている。
【0021】
第5図に会員マスタDB62に格納されるデータの一例を示す。第5図の例では、会員番号(No.)の列331と、氏名の列332と、本実施の形態では購入書籍のデータの送信先であるメールアドレスの列333とが設けられている。さらに他の情報を含むようにしても良い。例えば決済のための情報や、住所、その他の個人属性の情報である。
【0022】
第6図に購入マスタDB61に格納されるデータの一例を示す。第6図の例では、会員番号(No.)の列341と、購入書籍の商品コードの列342と、購入区分の列343と、購入価格(円)の列344と、請求フラグの列345とが含まれる。購入区分は、例えば購入開始ページ数+A+購入終了ページ数で構成される。すなわち001A050は、1ページ目から50ページ目まで購入した場合を示している。また請求フラグは、1であれば支払済み(又は領収済み)で、0であれば未払い状態(領収未了状態)であることを表している。
【0023】
次に第7図乃至第20図を用いて第1図に示したシステムの処理フローについて説明する。最初に第7図乃至第12図を用いて販売者が販売者端末7を用いて分割販売サーバ5に対して販売を希望する書籍のデータを登録する際の処理を説明する。最初に、販売者は販売者端末7を操作して分割販売サーバ5の商品登録ページにアクセスさせる(ステップS1)。分割販売サーバ5の商品情報登録部51は、販売者端末7からのアクセスに応答して、商品登録ページ・データ(例えばHTML(Hyper Text MarkupLanguage)等のマークアップ言語によるファイルや当該ファイルに関連するイメージ・ファイル)を販売者端末7に送信する(ステップS3)。販売者端末7は、分割販売サーバ5から商品登録ページ・データを受信すると、Webブラウザにより表示装置に表示する(ステップS5)。例えば第8図のような画面が表示される。
【0024】
第8図の例では、書籍番号(No.)入力欄とタイトル入力欄と出版社入力欄と著者入力欄と価格入力欄とファイルの読出元であるローカルなファイル保存先入力欄と検索ボタン404とを含む書籍情報入力テーブル401と、セールスポイント入力欄402と、登録ボタン403とが含まれる。なお、検索ボタン404は、書籍番号から分割販売サーバ5を介して商品マスタDB64を検索してタイトル、出版社、著者などの情報を読み出すためのボタンである。なお、このような検索については通常実施されているものであり、ここでは説明を省略する。
【0025】
販売者は例えば第8図のような画面に従って、書籍番号、タイトル、出版社、著者、価格及びファイル保存先の情報と、セールスポイントの情報を各入力欄に入力し、登録ボタン403をクリックする。
【0026】
そうすると販売者端末7は、販売者からの商品データの入力を受け付け、登録ボタン403のクリックによる登録指示に応じて、入力された商品データを分割販売サーバ5に送信する(ステップS7)。この際、ファイル保存先入力欄に入力されたファイル名に従ってファイルを読み出し、商品データの一部として当該ファイルを分割販売サーバ5に送信する。分割販売サーバ5の商品情報登録部51は、販売者端末7から商品データを受信し、一旦記憶装置に格納する。そして、受信した商品データを用いて商品マスタDB64を更新する(ステップS9)。また、書籍のデータを含むファイルも合わせて受信し、書籍データ・ファイルを所定のディレクトリに保存する。この保存先のディレクトリは傾斜価格マスタDB63にファイル保存パスとして登録される。また、当該商品の傾斜価格情報登録ページ・データを生成し、販売者端末7に送信する(ステップS11)。販売者端末7は、分割販売サーバ5から傾斜価格情報登録ページ・データを受信し、Webブラウザにより表示装置に表示する(ステップS13)。例えば第9図のような画面が表示される。
【0027】
第9図の例では、今回商品データを登録する書籍の情報としてタイトルの表示欄411と、傾斜価格情報として総ページ数の入力欄412と、価格入力欄413と、価格グラフを選択するための価格グラフ参照ボタン414と、価格グラフ表示部415と、1ページ目の価格設定部416と、1ページ目の価格設定つまみ417と、価格推移率設定部418と、価格推移率設定つまみ419と、入力又は選択情報を登録するための登録ボタン420とが含まれる。価格入力欄413には、第8図の画面で入力された価格がそのまま表示されているが、この画面において変更することも可能になっている。また、価格グラフ表示部415は、縦軸がページ単価を表しており、横軸がページ数を示している。第9図の例では、価格カーブは第1ページからページ単価が逓増するようなカーブである。但し、後に詳しく述べるが価格グラフ参照ボタン414をクリックした後に表示される画面において幾つかの雛型カーブから今回登録する商品に適切な価格カーブを選択することができるようになっている。また、雛型カーブから適切なものを選択したとしても、多少調整が必要な場合もある。そのため1ページ目の価格設定部416及び価格推移率設定部418により、価格カーブを調整する。なお、1ページ目の価格設定部416及び価格推移率設定部418は、これらのパラメータを調整する必要がある場合にのみ表示される。例えばページ単価に変化をつけない場合には調整の余地は無い。さらに調整の必要のあるパラメータが増えた場合にはより多くの設定部が表示されるようになる。また、最初は何らの価格カーブも選択されておらず、価格グラフ表示欄415には何らの価格グラフも表示されないような構成であってもよいし、例えば第9図のような第1ページから販売単価が逓増するようなカーブが初期的に選択されていて表示されるようにしても良い。
【0028】
第9図のような画面が表示されているところで、例えば販売者は、ページ数及び価格の入力を行い、雛型カーブから適切なものを選択するための価格グラフ参照ボタン414をクリックするものとする。そうすると、販売者端末7及び分割販売サーバ5とで参照グラフ選択処理を実施する(ステップS15及びS17)。この処理については第10図を用いて詳しく説明する。
【0029】
販売者端末7は、販売者によるページ数及び価格入力を受け付け(第10図:ステップS31)、価格グラフ参照ボタン414のクリックによるグラフ参照指示に応じて、ページ数及び価格情報を含むグラフ参照指示を分割販売サーバ5に送信する(ステップS33)。分割販売サーバ5の商品情報登録部51は、販売者端末7からページ数及び価格情報を含むグラフ参照指示を受信し、一旦記憶装置に格納する(ステップS35)。そして、商品情報登録部51は、価格推移グラフ参照ページ・データを販売者端末7に送信する(ステップS37)。販売者端末5は、価格推移グラフ参照ページ・データを受信し、Webブラウザにより表示装置に表示する(ステップS39)。例えば第11図のような画面が表示される。
【0030】
第11図の例では、価格推移グラフ1の表示部425と、価格推移グラフ2の表示部426と、価格推移グラフ3の表示部427と、価格推移グラフ4の表示部428と、設定ボタン429とが含まれる。ここではこの4つのうちで一つだけを選択するためラジオボタン430乃至433が設けられている。第11図の例では、価格推移グラフ1は単調増加のグラフである。価格推移グラフ2は、3次関数で近似されるグラフであるが、最初の導入部分を安くし途中推移の変化があまり無く結末部分が高くなる価格設定を表す。このような価格設定を用いることにより、ドラマのようなものに用いることができる。また、価格推移グラフ3は、2次関数で近似されるグラフであるが、第1ページから徐々にページ単価が増加し、結末部分において価格上昇割合が高くなるような価格設定を表す。例えば結末部分が重要となる推理小説等に用いることができる。価格推移グラフ4は、全く価格変化をつけない価格設定を表す。価格推移4を除き、初期部分のページ単価は安めに設定されており、購読開始に対する障害を低くし、できるだけ購入を促すような価格カーブを使用するようになっている。
【0031】
なお、総価格及びページ数が決定されれば、価格推移グラフ4は一意に決まってくるが、価格推移グラフ1乃至3については一意には決まらない。従って、以下で説明する処理において直線又は曲線のパラメータを決定する必要がある。
【0032】
販売者は第11図のような画面を見て、今回登録する書籍に適切な価格推移グラフを選択し、ラジオボタンのいずれかをクリックすると共に、設定ボタン429をクリックする。販売者端末7は、販売者からのラジオボタンのクリックにおよるグラフ選択指示を受け付け、設定ボタン429のクリックによる設定指示に応じて、選択グラフ情報を分割販売サーバ5に送信する(ステップS41)。分割販売サーバ5の商品情報登録部51は、選択グラフ情報を販売者端末7から受信し、一旦記憶装置に格納する(ステップS43)。そして、選択グラフ情報、ページ数及び価格から傾斜価格情報を計算し、傾斜価格マスタDB63に登録する(ステップS45)。
【0033】
ここで傾斜価格情報について説明する。傾斜価格情報は、価格カーブを決定するためのパラメータであり、1ページ目の価格(初期価格)と価格推移率などである。直線であれば
f(x)=ax+b (1)
で表されるため、初期価格bと価格推移率aで確定される。また第11図に示すような二次関数であれば、
f(x)=ax2+b (2)
で表されるため、初期価格bと価格推移率aで確定される。ここで書籍の総価格をpとし、総ページ数をnとすると、以下のような式が成り立つ。
【0034】
従って、初期価格b及び価格推移率aのうち一方が固定されれば他方が確定するようになっている。二次関数を例にとれば、設定された初期価格がb1である場合には、
f1(x)=ax2+b1 (4)
と表すことができ、さらに、
【0035】
においてnもpも既に決定されているので、価格推移率aを計算することは可能である。同様に価格推移率がa1と決定された場合には、
f2(x)=a1x2+b (6)
と表すことができ、さらに、
【0036】
において同じくnもpも既に決定されているため、初期価格bを計算することは可能である。ここでは二次関数までを説明したが一次関数であっても三次関数であっても基本的な考え方は同じである。
【0037】
ステップS45ではまだ初期価格b及び価格推移率a等の指定を受けていないので、初期的に例えば初期価格bを与えて、価格推移率aを計算し、傾斜価格マスタDB63に、初期価格b及び価格推移率aを登録する。
【0038】
そして商品情報登録部51は、傾斜価格情報に基づき傾斜価格情報登録ページ・データを更新し、更新された傾斜価格情報登録ページ・データを販売者端末7に送信する(ステップS47)。なお、更新された傾斜価格情報登録ページ・データには、第11図において選択された価格推移グラフの形及び仮に計算された傾斜価格情報に基づき決定された価格グラフが価格グラフ表示部415に埋め込まれ、また必要であれば1ページ目の価格設定部416及び価格推移率設定部418が含められる。なお、さらに以下の処理のために、1ページ目の価格設定部416のつまみ417又は価格推移率設定部418のつまみ419を可動にし且つつまみ417又はつまみ419に対する販売者による指示に従って価格グラフ表示部415の表示を変更するJava(Sun Microsystems 社の商標)アプレット等を同時に送信するような場合もある。
【0039】
販売者端末7は、分割販売サーバ5から更新された傾斜価格情報登録ページ・データを受信し、Webブラウザにより表示装置に表示する(ステップS49)。ここで例えば第9図に示したような画面が表示される。なお、1ページ目の価格設定部416や価格推移率設定部418の目盛りに初期的な傾斜価格情報に対応する数字を表示することにより、販売者はより簡単に微調整を行うことができるようになる。このような処理により参照グラフ選択処理(ステップS15及びS17)が行われる。販売者はこの処理により簡単に希望の価格設定の元となる価格カーブを決定することができる。
【0040】
第7図の説明に戻って、販売者は、第9図に示されるような画面を見て、1ページ目の価格設定部416や価格推移率設定部418を用いて傾斜価格情報の微調整を行う。販売者端末7は、販売者からの指示に従って参照グラフ微調整処理を実施する(ステップS19)。例えば、初期価格(1ページ目の価格)を変更すると、それに合わせてJavaアプレット等が価格推移率を計算し直すと共に価格グラフ表示部415の表示を変更し、また価格推移率設定部418付近に新たな価格推移率を表示するようにしても良い。価格推移率を変更する場合には、初期価格を計算し直すと共に価格グラフ表示部415の表示を変更し、また1ページ目の価格設定部416の付近に新たな初期価格を表示するようにしても良い。第9図では数値設定を直接行うための入力欄が設けられていないが、数値設定を直接行うための入力欄を設けておき、販売者に入力させるような構成であってもよい。ここではJavaアプレットやJavaスクリプト等により販売者端末7のみにおいて初期価格及び価格推移率を含む傾斜価格情報の微調整を行うようになっているが、つまみ417やつまみ419による指示等があった場合には分割販売サーバ5の商品情報登録部51に微調整の結果を送信して、傾斜価格情報登録ページ・データを更新するようにしても良い。
【0041】
販売者は、このような微調整を行って希望の価格カーブが設定できた場合には、第9図の登録ボタン420をクリックする。そうすると、販売者端末7は、登録ボタン420のクリックによる登録指示に応じて、初期価格及び価格推移率などの情報を取得し、それらを含む傾斜価格情報を、分割販売サーバ5に送信する(ステップS21)。分割販売サーバ5の商品情報登録部51は、販売者端末7から傾斜価格情報を受信すると、当該受信した傾斜価格情報にて傾斜価格マスタDB63を更新する(ステップS23)。なお、傾斜価格マスタDB63に登録する前に、受信した傾斜価格情報と総ページ数と総価格との間に矛盾が生じていないかを確認する処理を実施する場合もある。
【0042】
最後に分割販売サーバ5の商品情報登録部51は、登録完了ページ・データを生成し、販売者端末7に送信する(ステップS25)。販売者端末7は、分割販売サーバ5から登録完了ページ・データを受信し、Webブラウザにより表示装置に表示する(ステップS27)。
【0043】
以上説明したような処理を実施することにより、販売者は販売を希望する商品の登録を行うと共に、コンテンツの分割販売を可能にし、且つ希望の価格設定も行うことができるようになる。なお、第11図において選択できる価格推移グラフの数は任意であり、より多くのグラフを提示して又はより少ないグラフを提示して販売者に選択させるようにしても良い。本実施の形態では、初期部分の価格を比較的下げることにより、購入者の購読開始時の負担を下げて、より多くの購入者に購入を促すものである。また、初期部分の価格を下げた分終期部分の価格を上げることになる。価格カーブは単純に逓増させるだけではなく、例えば最初又は途中の一部ページについては無料にしたり、特別に途中であっても面白い又は重要部分についてはページ単価を上げるといった設定を行っても良い。
【0044】
第12図に示すように、基本となるカーブXそのものではないが、領域Aに示すように一部単価を下げたり、また一部単価を上げたりする場合であっても、基本的なカーブXに従って初期部分から逓増する部分が存在すれば、本願においては初期部分から逓増するものと考える。また、領域Bに示すように途中で一部無料化するような場合であっても、同様に基本的なカーブXに従って初期部分から逓増する部分があれば、同様に本願においては初期部分から逓増するものと考える。
【0045】
次に、第13図乃至第20図を用いてコンテンツの購入時の処理について説明する。図示していないが、購入者は購入者端末3を用いて分割販売サーバ5にログインしているものとする。そして購入者は、購入者端末3を用いて分割販売サーバ5の商品情報一覧ページにアクセスする(ステップS51)。分割販売サーバ5の商品情報提供部53は、アクセスに応じて商品マスタDB64から商品情報を取得し、商品情報一覧ページ・データを生成し、購入者端末3に送信する(ステップS53)。なお、単純に商品マスタDB64から商品情報を読み出すのではなく、購入者に指定されたキーワード又は会員マスタDB62に登録された購入者の個人属性などに従って商品マスタDB64の検索を行うような構成であってもよい。購入者端末3は、分割販売サーバ5から商品情報一覧ページ・データを受信し、Webブラウザにより表示装置に表示する(ステップS55)。例えば第14図のような画面が表示される。
【0046】
第14図の例では、商品情報一覧テーブルが含まれており、このテーブルにはタイトルの列431と著者の列432とより詳細な情報を表示させるための参照ボタンの列433とが含まれる。
【0047】
購入者は、ここでは第14図の参照ボタン434をクリックしたものとする。そうすると、購入者端末3は、参照ボタン434のクリックによる選択商品の参照指示を受け付け、選択商品情報を分割販売サーバ5に送信する(ステップS57)。分割販売サーバ5の商品情報提供部53は、購入者端末3から選択商品情報を受信し、一旦記憶装置に格納する(ステップS59)。商品情報提供部53は、商品マスタDB64、傾斜価格マスタDB63及び購入履歴マスタDB65から選択商品及び購入者の情報を取得し(ステップS61)、取得された情報を用いて詳細情報ページ・データを生成し、購入者端末3に送信する(ステップS63)。購入者端末3は、分割販売サーバ5から詳細情報ページ・データを受信し、Webブラウザにより表示装置に表示する(ステップS65)。例えば第15図のような画面が表示される。
【0048】
第15図の例では、商品マスタDB64に登録されている書籍情報のテーブル441と、書籍情報のうち発売日で検索を行うための検索ボタン442と、書籍情報のうちタイトルで検索を行うための検索ボタン443と、書籍情報のうち著者で検索するための検索ボタン444と、書籍情報のうち出版社で検索するための検索ボタン445と、傾斜価格マスタDB63に登録されているデータに基づく本書籍の価格グラフの表示部446と、商品マスタDB64に登録されている総ページ数の表示部447と、購入履歴マスタDB65に登録されている購入済ページ数の表示部448と、購入ボタン449とが含まれる。第15図の例では、価格グラフの表示部446には購入済ページ範囲450が含まれている。
【0049】
これにより購入者は選択した書籍の詳細な情報を得ることができると共に、価格設定についても確認することができる。また、既に部分的に購入したことのある書籍の場合には、購入済部分も表示されるので、購入者は前回までの購入済部分について入力する必要が無い。
【0050】
処理は端子Aを介して第16図の処理に移行する。ここでは購入者は第15図の画面において購入ボタン449をクリックしたものとする。購入者端末3は、購入ボタン449の押下を受け付け、購入指示を分割販売サーバ5に送信する(ステップS67)。分割販売サーバ5の購入処理部55は、購入者端末3から購入指示を受信する(ステップS69)。そして、購入処理部55は、購入履歴マスタDB65から購入者の情報を、傾斜価格マスタDB63から本書籍の価格設定に関する情報を読み出し、これらの情報を用いて分割購入ページ・データを生成し、購入者端末3に送信する(ステップS71)。購入者端末3は、分割販売サーバ5から分割購入ページ・データを受信し、Webブラウザにより表示装置に表示する(ステップS73)。例えば第17図のような画面が表示される。
【0051】
第17図の例では、書籍情報としてタイトルの表示欄455と、価格グラフの表示欄456と、購入ページ指示のためのインジケータ460と、インジケータ460のつまみ461と、今回購入ページの入力・表示欄462と、今回の購入価格の入力・表示欄463と、今回の購入ページから購入価格を確定させるための確定ボタン464と、今回の購入価格から購入ページの範囲を確定させるための確定ボタン465と、購入指示を行うための購入ボタン466とが含まれる。価格グラフの表示欄456には、前回までの購入済ページ範囲457と、今回購入を指示されている範囲458と、未購入の範囲459とが示されている。なお、購入ページ指示のためのインジケータ460のつまみ461が示しているページ数に合わせて今回購入を指示されている範囲458の表示を変化させる。今回の購入ページの入力・表示欄462においては、最初のページは購入済ページ数から自動的に決定されており、変更できるようにはなっていない。
【0052】
またJavaアプレット等により購入ページ指示のためのインジケータ460のつまみ461を動かすと、価格グラフの表示欄456の今回購入を指示されている範囲458の表示を変更させたり、今回の購入価格の入力・表示欄463の表示内容を変更するようにする。
【0053】
購入者はインジケータ460のつまみ461を動かして今回購入ページ及び今回の購入価格を確定させても良いが、今回購入ページの入力・表示欄462に最終購入ページを入力して確定ボタン464をクリックし、購入価格を確定させても良い。また、今回購入価格の入力・表示欄463に購入希望価格を入力して確定ボタン465をクリックし、購入ページの範囲を確定させても良い。
【0054】
ここでは購入範囲選択処理として確定ボタン464又は465がクリックされる場合の処理を、第18図及び第19図を用いて説明する。第18図は確定ボタン464がクリックされる場合の処理を示す。購入者が、第17図のような画面において今回購入するページの最終ページを入力し、確定ボタン464をクリックすると、購入者端末3は、購入ページ情報の入力及び確定ボタン464の押下を受け付け、購入ページ情報を分割販売サーバ5に送信する(ステップS91)。分割販売サーバ5の購入処理部55は、購入ページ情報を購入者端末3から受信し、一旦記憶装置に格納する(ステップS93)。そして、傾斜価格マスタDB63の当該書籍のデータ及び購入ページ情報を用いて価格グラフの情報を更新し、記憶装置に格納する(ステップS95)。すなわち今回購入を指示されている範囲458を更新する。また、購入処理部55は、購入ページ情報、購入履歴マスタDB65の当該書籍及び購入者のデータ及び傾斜価格マスタDB63の当該書籍のデータに基づき購入価格を算出し、記憶装置に格納する(ステップS97)。
【0055】
ステップS97の処理では、傾斜価格マスタDB63に格納された、指定グラフ区分の情報(関数f(x)に対応)と価格推移率a及び初期価格bを含む傾斜価格情報と、購入履歴マスタDB65に格納された、本書籍及び購入者に対応して登録されている履歴終了購入ページgと、今回購入ページの最終ページhとを用いて、
購入価格pを以下の式で計算する。
【0056】
なお、指定グラフ区分が二次関数を指していれば、
f(x)=ax2+b (9)
である。なお、第17図のような画面と共に購入者端末3に送信されるJavaアプレット等でも同様の計算を実施する。
【0057】
購入処理部55は、上で述べたような処理の処理結果により分割購入ページ・データを更新し、当該更新された分割購入ページ・データを購入者端末3に送信する(ステップS99)。ここでは、算出された購入価格を今回購入価格の入力・表示欄463に、受信した購入ページ(最終ページ)を今回購入ページの入力・表示欄462に埋め込み、更新された価格グラフを価格グラフ表示欄456に埋め込む。購入者端末3は、分割販売サーバ5から更新された分割購入ページ・データを受信し、Webブラウザにより表示装置に表示する(ステップS101)。このような処理により顧客は自ら購入範囲を指定するだけで幾らかかるのかを知ることができるようになる。
【0058】
一方、第19図は確定ボタン465がクリックされる場合の処理を示す。購入者が、第17図のような画面において今回の購入価格を入力し、確定ボタン465をクリックすると、購入者端末3は、購入価格情報の入力及び確定ボタン465の押下を受け付け、購入価格情報を分割販売サーバ5に送信する(ステップS105)。分割販売サーバ5の購入処理部55は、購入価格情報を購入者端末3から受信し、一旦記憶装置に格納する(ステップS107)。そして、購入処理部55は、購入価格情報、購入履歴マスタDB65の当該書籍及び購入者のデータ及び傾斜価格マスタDB63の当該書籍のデータに基づき購入ページを算出し、記憶装置に格納する(ステップS109)。
【0059】
ステップS109の処理では、傾斜価格マスタDB63に格納された、指定グラフ区分の情報(関数f(x)に対応)と価格推移率a及び初期価格bを含む傾斜価格情報と、購入履歴マスタDB65に格納された、本書籍及び購入者に対応して登録されている履歴終了購入ページgと、指定された今回購入価格pとを用いて、今回購入の最終ページjを以下の式を基にして計算する。
【0060】
なお指定グラフ区分が二次関数を指していれば、
f(x)=ax2+b (11)
である。なお、第17図のような画面と共に購入者端末3に送信されるJavaアプレット等でも同様の計算を実施する。
【0061】
そして、購入処理部55は、傾斜価格マスタDB63の当該書籍の価格設定情報(傾斜価格情報)及び算出された購入ページを用いて価格グラフの情報を更新し、記憶装置に格納する(ステップS111)。すなわちステップS109で算出された購入ページ情報で今回購入を指示されている範囲458を更新する。
【0062】
購入処理部55は、上で述べたような処理の処理結果により分割購入ページ・データを更新し、当該更新された分割購入ページ・データを購入者端末3に送信する(ステップS113)。ここでは、指示された購入価格を今回購入価格の入力・表示欄463に、算出された購入ページ(最終ページ)を今回購入ページの入力・表示欄462に埋め込み、更新された価格グラフを価格グラフ表示欄456に埋め込む。購入者端末3は、分割販売サーバ5から更新された分割購入ページ・データを受信し、Webブラウザにより表示装置に表示する(ステップS115)。このような処理を行うことにより、例えば予算が決まっている場合に自動的に購入可能な範囲を知ることができるようになる。なお、価格設定によっては端数が発生する場合もある。従って、購入価格も、算出された購入ページに従って再計算する必要がある場合もある。
【0063】
第16図の説明に戻って、購入者は選択範囲選択処理(ステップS75及びS77)を行ったり、第17図のJavaアプレット等により購入範囲を決定する。そして、購入ページ及び購入価格が入力された状態で第17図の購入ボタン466をクリックする。購入者端末3は、購入ページ及び購入価格を含む購入データの入力及び購入ボタン466の押下を受け付け、購入データを含む購入指示を分割販売サーバ5に送信する(ステップS79)。
【0064】
分割販売サーバ5の購入処理部55は、購入者端末3から購入データを含む購入指示を受信し、一旦記憶装置に格納する(ステップS81)。そして、商品送信処理部57が商品送信処理を実施する(ステップS83)。この処理については後に詳しく説明する。
【0065】
最後に購入完了ページ・データを生成し、購入者端末3に送信する(ステップS85)。購入者端末3は、分割販売サーバ5から購入完了ページ・データを受信し、Webブラウザにより表示装置に表示する(ステップS87)。なお、ステップS83では以下で述べるようにメールにて購入されたページのデータを送信するので、所定のタイミングで購入ページのデータが添付されたメールをメーラにより受信し、記憶装置に格納する(ステップS88)。これにより購入者は購入したページを読むことができるようになる。
【0066】
このような処理を実施することにより、書籍の分割購入が可能となる。特に、購入者にとっては低価格で初期部分を購入することができ、初期部分で購入を続けるべきか判断できる。また早い段階で気に入らないと判断すれば支払い額を全部買った場合より低く抑えることができる。一方、販売者にとっても、書籍のオンライン販売における障壁が低くなり、顧客の購入を促進することができる。また、従来どおり顧客が全て購読した場合には従来と変わらない金額だけ売上を上げることができ、仮に顧客が途中で購入を停止した場合であっても購入した分だけは売上が上がることになる。
【0067】
第20図を用いて分割販売サーバ5の商品送信処理部57によるステップS83の処理の詳細を説明する。商品送信処理部57は、購入ページ及び購入価格を含む購入データに従って購入履歴マスタDB65を更新する(ステップS121)。会員番号、商品コード、履歴開始ページ、履歴終了ページ、今回購入開始ページ、今回購入終了ページ、今回購入価格を登録する。但し、受信した購入データに対して購入ページ範囲に対応する購入価格の確認処理を実施するようにしても良い。
【0068】
次に、購入商品の商品コードに対応するファイル保存先パスを傾斜価格マスタDB63から取得し(ステップS123)、購入履歴マスタDB65に登録された今回の購入ページ範囲に対応するデータをファイル保存パスのファイルから取得し、取得した情報を結合してファイルを形成し、記憶装置に格納する(ステップS125)。また、購入履歴マスタDB65に登録された会員番号から会員マスタDB62のメール・アドレスを取得し(ステップS127)、ファイル保存先パスのファイルから形成されたファイルを添付ファイルとするメールを生成し、取得したメール・アドレス宛に送信する(ステップS129)。そして、購入マスタDB61を更新する(ステップS131)。すなわち、今回の購入に係る購入者の会員番号、商品コード、購入区分(今回購入開始ページ+A+今回購入終了ページ)、購入価格を格納し、請求フラグを未払いにセットしておく。
【0069】
なお、購入マスタDB61については、別の処理にて支払いが確認された時点で請求フラグが1にセットされる。
【0070】
以上説明したように、メールにて購入者は購入ページの情報を取得し、内容を別のプログラム等を用いて読むことができるようになる。なお、第20図ではメールにてデータを送信するような構成を示したが、第16図の処理の流れにおいて直接ダウンロードさせるような構成であってもよい。
【0071】
以上本発明の一実施の形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、第1図では分割販売サーバ5は一台のコンピュータにより構成される例を示したが、複数台で上で説明した機能を実現するような場合もある。また、分割販売サーバ5の各処理部はプログラム・モジュールに対応しない場合もある。さらに、DBの構成についても第1図は一例であって、他のDB構成を採用する場合もある。また、販売者端末7により販売するコンテンツの情報を登録する例を説明したが、分割販売サーバ5を管理する者が代わりに登録するような構成であってもよい。
【0072】
さらに上で説明した画面構成は一例であって、同様の内容の他の画面構成であってもよい。また、上で説明した1つの画面を複数の画面に分割して購入者又は販売者に提示するような構成であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係るシステム概要図である。
【図2】 商品マスタDBに格納されるデータの一例を示す図である。
【図3】 傾斜価格マスタDBに格納されるデータの一例を示す図である。
【図4】 購入履歴マスタDBに格納されるデータの一例を示す図である。
【図5】 会員マスタDBに格納されるデータの一例を示す図である。
【図6】 購入マスタDBに格納されるデータの一例を示す図である。
【図7】 販売されるコンテンツ(書籍)の情報を登録する際の処理フローを示す図である。
【図8】 商品情報登録画面の一例を示す図である。
【図9】 傾斜価格情報登録画面の一例を示す図である。
【図10】 コンテンツに対する価格設定を行うための処理フローを示す図である。
【図11】 価格推移グラフ参照画面の一例を示す図である。
【図12】 価格カーブの一例を示す図である。
【図13】 コンテンツの販売時の処理フロー(その1)を示す図である。
【図14】 商品情報一覧画面の一例を示す図である。
【図15】 商品情報詳細画面の一例を示す図である。
【図16】 コンテンツの販売時の処理フロー(その2)を示す図である。
【図17】 分割購入画面の一例を示す図である。
【図18】 購入ページ指定から購入価格を算出する際の処理フローである。
【図19】 購入価格指定から購入ページを算出する際の処理フローである。
【図20】 商品送信処理の処理フローを示す図である。
【発明が属する技術分野】
本発明は、コンテンツのオンライン販売技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばインターネットにおける書籍販売サイトでは、様々な販売促進技術を使用して売上向上を図っている。例えば、キーワードによる書籍の検索、書籍に関する書評の提供、購入額に応じたポイントの提供や配送費の無料化又はディスカウント等様々である。
【0003】
しかし書籍のオンライン販売では、実際の書店のように書籍の内容を確認して購入するということはできない。実際の書店において顧客は、書籍の実物を手にとって見て、また内容を多少なりとも確認してみて購読意欲が湧いた場合に購入するといった行動をとる場合が多い。すなわち、従来の書籍販売サイトが提供しているサービスでは、顧客は書籍の内容を確認することはできないため、何らかの理由で予め購入することが決まっている書籍、お気に入りの作家の書籍や話題の書籍といったもの以外の書籍に対する購入意欲を湧かせることができなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従って本発明の目的は、書籍、映画、音声データ、ゲームなどを含むコンテンツのオンライン販売において顧客に対して購入意欲を効果的に湧出させるための技術を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の態様に係るコンテンツ分割販売方法は、初期部分から販売単価が逓増する部分が存在するように価格設定されたコンテンツの購入部分を特定するための情報と購入指示とを購入者の端末から受信した場合、当該購入者に対応してコンテンツの購入範囲の情報及び金額情報を記憶装置に登録する登録ステップと、購入者宛にコンテンツの購入部分のデータを送信するステップとを含む。このように単純な分割販売ではなく、例えばコンテンツの初期部分から徐々に販売単価が上昇するような価格設定の下にコンテンツの分割販売を実施することにより、以下の利点がある。すなわち、(a)購入者は最初は低価格で購入でき、また早い段階で気に入らないと判断すれば購入を中止すれば全体として安い費用で済み、より多くの書籍を試読できる。また、(b)コンテンツ販売者は、購入者が全て購読した場合には従来と変わらない売上を得ることができる上、仮に購入者が途中で購読を中止したとしても途中までの売上を得ることができ、さらに物品を販売するよりコストを非常に低く抑えることができるという利点がある。
【0006】
なお、コンテンツの購入部分を特定するための情報が、購入金額の情報を含み、上で述べた登録ステップが、購入金額の情報とコンテンツの価格設定の情報とからコンテンツの購入範囲の情報を算出するステップを含むような構成であってもよい。
【0007】
また、コンテンツの購入部分を特定するための情報が、コンテンツの購入範囲の情報を含み、上で述べた登録ステップが、コンテンツの購入範囲の情報とコンテンツの価格設定の情報とからコンテンツの金額情報を算出するステップを含むような構成であってもよい。
【0008】
さらに、記憶装置に登録されたコンテンツの購入範囲の情報を用いて前回までの又は前回の購入範囲の情報を購入者の端末に送信するステップをさらに含むような構成であってもよい。これにより購入者は、前回まで又は前回の購入範囲を考慮して今回の購入範囲を決定することができるようになる。
【0009】
また、コンテンツの価格設定に基づく価格グラフと記憶装置に登録されたコンテンツの購入範囲の情報とを用いて価格グラフと前回までの購入範囲とを表示させるための情報を購入者の端末に送信するステップをさらに含むような構成であってもよい。これにより、価格と前回までの購入範囲を考慮した上で、今回の購入範囲を決定することができるようになる。
【0010】
さらに、記憶装置に登録されたコンテンツの購入範囲の情報を用いて前回までの購入範囲より後ろの部分をコンテンツの購入部分を特定するための情報として指定可能にした、コンテンツの購入を促すためのデータを購入者の端末に送信するステップをさらに含むような構成であってもよい。これにより顧客はより簡単に今回の購入部分を指定することができるようになる。
【0011】
本発明の第2の態様に係るコンテンツ購入方法は、コンテンツ販売サーバから、初期部分から販売単価が逓増する部分が存在するように価格設定された購入希望コンテンツの価格設定に関する情報と当該購入希望コンテンツの前回までの購入範囲の情報とを受信し、表示装置に表示するステップと、ユーザから購入希望コンテンツの購入部分を特定するための情報を受け取り、コンテンツ販売サーバに送信するステップと、コンテンツ販売サーバにより生成された購入希望コンテンツの購入部分を受信するステップとを含む。これにより顧客は価格及び前回までの購入範囲を参照して今回の購入範囲を決定することができるようになり、利便性が高い。
【0012】
本発明の第3の態様に係るコンテンツ販売設定方法は、販売者の端末から販売用コンテンツの登録要求を受信した場合、当該販売用コンテンツの価格設定を促すためのデータを販売者の端末へ送信する送信ステップと、初期部分から販売単価が逓増する部分が存在するような販売用コンテンツの価格設定の指示情報を販売者の端末から受信した場合、販売用コンテンツの価格設定に関する情報を記憶装置に格納するステップとを含む。
【0013】
なお、初期部分から販売単価が逓増する部分が存在するような価格設定の価格カーブを含む販売用コンテンツの価格カーブの雛型のデータを販売者の端末に送信するステップをさらに含むような構成であってもよい。このような構成により、販売者はより簡単に価格設定を行うことができるようになる。
【0014】
また、上で述べた販売用コンテンツの価格設定の指示情報が、価格カーブのパラメータの指示情報を含み、販売者の端末に価格カーブのパラメータの指示を促すためのデータを送信するステップをさらに含むような構成であってもよい。雛型の価格カーブから微調整できるようにするためである。
【0015】
本発明の第4の態様に係るコンテンツ販売設定方法は、販売用コンテンツの登録要求の送信先であるコンテンツ販売サーバから、販売用コンテンツの価格設定を促すためのデータを受信し、表示装置に表示するステップと、販売用コンテンツに対して当該販売用コンテンツの初期部分から販売単価が逓増する部分が存在するような価格設定のための情報を販売者から受け付け、コンテンツ販売サーバに送信するステップとを含む。このようにすることにより、コンテンツ販売者は、例えばコンテンツの初期部分から徐々に販売単価が漸増するような価格設定を行うことができるようになり、上で述べたような利益を享受できるようになる。
【0016】
なお、本発明の第1及び3の態様に係る方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを作成することも可能であって、当該プログラムは、例えばフロッピー(登録商標)・ディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、半導体メモリ、ハードディスク等の記憶媒体又は記憶装置に格納される。また、インターネットなどのネットワークを介して配布される場合もある。なお、処理途中のデータについては、コンピュータのメモリに一時保管される。
【0017】
【発明の実施の形態】
第1図に本発明の一実施の形態に係るシステム概要図を示す。例えばインターネットであるネットワーク1には、例えばパーソナル・コンピュータであり且つウェブ(Web)ブラウザ機能を有する1又は複数の販売者端末7と、例えばパーソナル・コンピュータであり且つWebブラウザ機能及びメーラ機能を有する1又は複数の購入者端末3と、本実施の形態における主要な処理を実施し且つWebサーバ機能を有する分割販売サーバ5とが接続されている。分割販売サーバ5は、コンテンツの販売を行うためのサーバであって、書籍、映画、音声データ、ゲームなどのコンテンツである商品の情報を登録するための商品情報登録部51と、商品情報を購入者端末3からの要求に応じて提供する商品情報提供部53と、購入者端末3からの指示に応じて購入処理を実施する購入処理部55と、購入者により購入された商品であるコンテンツの情報を送信するための商品送信処理部57とが含まれる。また、分割販売サーバ5は、決済処理に用いるための購入マスタDB61と、会員である購入者の情報を登録するための会員マスタDB62と、コンテンツの価格設定についての情報を格納する傾斜価格マスタDB63と、商品であるコンテンツの基本的な情報を格納する商品マスタDB64と、購入者の購入履歴を登録するための購入履歴マスタDB65とを管理している。以下では、コンテンツとして本(書籍)を例にとって説明する。
【0018】
第2図に商品マスタDB64に格納されるデータの一例を示す。第2図の例では、商品コードの列301と、発売日の列302と、タイトル名の列303と、著者の列304と、出版社の列305と、価格の列306とが設けられている。但し、これ以外の本の基本情報を登録するようにすることも可能である。例えば書評や簡単な案内などである。
【0019】
第3図に傾斜価格マスタDB63に格納されるデータの一例を示す。第3図の例では、商品コードの列311と、いずれの価格体系が設定されているかを表す指定グラフ区分の列312と、総ページ数の列313と、総価格(円)の列314と、商品たる本のデータの保存先を表すファイル保存先パスの列315と、価格設定の一つのパラメータである初期価格(円)の列316と、価格設定の一つのパラメータである価格推移率の列317とが含まれる。指定グラフ区分には、例えば単調増加であれば1を、3次関数近似される曲線の場合には2を、二次関数近似される曲線の場合には3を、価格変化をつけない場合には4を設定するようになっている。なお、本実施の形態では4種類の価格カーブが設定されているが、より多くの又はより少ない価格カーブの設定を行う場合もある。また、価格設定のためのパラメータについてはより多くのデータを格納する場合もある。
【0020】
第4図に購入履歴マスタDB65に格納されるデータの一例を示す。第4図の例では、会員番号(No.)の列321と、商品コードの列322と、前回の購入履歴のデータである履歴開始ページ数の列323と、前回の購入履歴のデータである履歴終了ページ数の列324と、今回の購入結果のデータである今回購入開始ページ数の列325と、今回の購入結果のデータである今回購入終了ページ数の列326と、今回の購入結果のデータである今回購入価格(円)の列327とが設けられている。
【0021】
第5図に会員マスタDB62に格納されるデータの一例を示す。第5図の例では、会員番号(No.)の列331と、氏名の列332と、本実施の形態では購入書籍のデータの送信先であるメールアドレスの列333とが設けられている。さらに他の情報を含むようにしても良い。例えば決済のための情報や、住所、その他の個人属性の情報である。
【0022】
第6図に購入マスタDB61に格納されるデータの一例を示す。第6図の例では、会員番号(No.)の列341と、購入書籍の商品コードの列342と、購入区分の列343と、購入価格(円)の列344と、請求フラグの列345とが含まれる。購入区分は、例えば購入開始ページ数+A+購入終了ページ数で構成される。すなわち001A050は、1ページ目から50ページ目まで購入した場合を示している。また請求フラグは、1であれば支払済み(又は領収済み)で、0であれば未払い状態(領収未了状態)であることを表している。
【0023】
次に第7図乃至第20図を用いて第1図に示したシステムの処理フローについて説明する。最初に第7図乃至第12図を用いて販売者が販売者端末7を用いて分割販売サーバ5に対して販売を希望する書籍のデータを登録する際の処理を説明する。最初に、販売者は販売者端末7を操作して分割販売サーバ5の商品登録ページにアクセスさせる(ステップS1)。分割販売サーバ5の商品情報登録部51は、販売者端末7からのアクセスに応答して、商品登録ページ・データ(例えばHTML(Hyper Text MarkupLanguage)等のマークアップ言語によるファイルや当該ファイルに関連するイメージ・ファイル)を販売者端末7に送信する(ステップS3)。販売者端末7は、分割販売サーバ5から商品登録ページ・データを受信すると、Webブラウザにより表示装置に表示する(ステップS5)。例えば第8図のような画面が表示される。
【0024】
第8図の例では、書籍番号(No.)入力欄とタイトル入力欄と出版社入力欄と著者入力欄と価格入力欄とファイルの読出元であるローカルなファイル保存先入力欄と検索ボタン404とを含む書籍情報入力テーブル401と、セールスポイント入力欄402と、登録ボタン403とが含まれる。なお、検索ボタン404は、書籍番号から分割販売サーバ5を介して商品マスタDB64を検索してタイトル、出版社、著者などの情報を読み出すためのボタンである。なお、このような検索については通常実施されているものであり、ここでは説明を省略する。
【0025】
販売者は例えば第8図のような画面に従って、書籍番号、タイトル、出版社、著者、価格及びファイル保存先の情報と、セールスポイントの情報を各入力欄に入力し、登録ボタン403をクリックする。
【0026】
そうすると販売者端末7は、販売者からの商品データの入力を受け付け、登録ボタン403のクリックによる登録指示に応じて、入力された商品データを分割販売サーバ5に送信する(ステップS7)。この際、ファイル保存先入力欄に入力されたファイル名に従ってファイルを読み出し、商品データの一部として当該ファイルを分割販売サーバ5に送信する。分割販売サーバ5の商品情報登録部51は、販売者端末7から商品データを受信し、一旦記憶装置に格納する。そして、受信した商品データを用いて商品マスタDB64を更新する(ステップS9)。また、書籍のデータを含むファイルも合わせて受信し、書籍データ・ファイルを所定のディレクトリに保存する。この保存先のディレクトリは傾斜価格マスタDB63にファイル保存パスとして登録される。また、当該商品の傾斜価格情報登録ページ・データを生成し、販売者端末7に送信する(ステップS11)。販売者端末7は、分割販売サーバ5から傾斜価格情報登録ページ・データを受信し、Webブラウザにより表示装置に表示する(ステップS13)。例えば第9図のような画面が表示される。
【0027】
第9図の例では、今回商品データを登録する書籍の情報としてタイトルの表示欄411と、傾斜価格情報として総ページ数の入力欄412と、価格入力欄413と、価格グラフを選択するための価格グラフ参照ボタン414と、価格グラフ表示部415と、1ページ目の価格設定部416と、1ページ目の価格設定つまみ417と、価格推移率設定部418と、価格推移率設定つまみ419と、入力又は選択情報を登録するための登録ボタン420とが含まれる。価格入力欄413には、第8図の画面で入力された価格がそのまま表示されているが、この画面において変更することも可能になっている。また、価格グラフ表示部415は、縦軸がページ単価を表しており、横軸がページ数を示している。第9図の例では、価格カーブは第1ページからページ単価が逓増するようなカーブである。但し、後に詳しく述べるが価格グラフ参照ボタン414をクリックした後に表示される画面において幾つかの雛型カーブから今回登録する商品に適切な価格カーブを選択することができるようになっている。また、雛型カーブから適切なものを選択したとしても、多少調整が必要な場合もある。そのため1ページ目の価格設定部416及び価格推移率設定部418により、価格カーブを調整する。なお、1ページ目の価格設定部416及び価格推移率設定部418は、これらのパラメータを調整する必要がある場合にのみ表示される。例えばページ単価に変化をつけない場合には調整の余地は無い。さらに調整の必要のあるパラメータが増えた場合にはより多くの設定部が表示されるようになる。また、最初は何らの価格カーブも選択されておらず、価格グラフ表示欄415には何らの価格グラフも表示されないような構成であってもよいし、例えば第9図のような第1ページから販売単価が逓増するようなカーブが初期的に選択されていて表示されるようにしても良い。
【0028】
第9図のような画面が表示されているところで、例えば販売者は、ページ数及び価格の入力を行い、雛型カーブから適切なものを選択するための価格グラフ参照ボタン414をクリックするものとする。そうすると、販売者端末7及び分割販売サーバ5とで参照グラフ選択処理を実施する(ステップS15及びS17)。この処理については第10図を用いて詳しく説明する。
【0029】
販売者端末7は、販売者によるページ数及び価格入力を受け付け(第10図:ステップS31)、価格グラフ参照ボタン414のクリックによるグラフ参照指示に応じて、ページ数及び価格情報を含むグラフ参照指示を分割販売サーバ5に送信する(ステップS33)。分割販売サーバ5の商品情報登録部51は、販売者端末7からページ数及び価格情報を含むグラフ参照指示を受信し、一旦記憶装置に格納する(ステップS35)。そして、商品情報登録部51は、価格推移グラフ参照ページ・データを販売者端末7に送信する(ステップS37)。販売者端末5は、価格推移グラフ参照ページ・データを受信し、Webブラウザにより表示装置に表示する(ステップS39)。例えば第11図のような画面が表示される。
【0030】
第11図の例では、価格推移グラフ1の表示部425と、価格推移グラフ2の表示部426と、価格推移グラフ3の表示部427と、価格推移グラフ4の表示部428と、設定ボタン429とが含まれる。ここではこの4つのうちで一つだけを選択するためラジオボタン430乃至433が設けられている。第11図の例では、価格推移グラフ1は単調増加のグラフである。価格推移グラフ2は、3次関数で近似されるグラフであるが、最初の導入部分を安くし途中推移の変化があまり無く結末部分が高くなる価格設定を表す。このような価格設定を用いることにより、ドラマのようなものに用いることができる。また、価格推移グラフ3は、2次関数で近似されるグラフであるが、第1ページから徐々にページ単価が増加し、結末部分において価格上昇割合が高くなるような価格設定を表す。例えば結末部分が重要となる推理小説等に用いることができる。価格推移グラフ4は、全く価格変化をつけない価格設定を表す。価格推移4を除き、初期部分のページ単価は安めに設定されており、購読開始に対する障害を低くし、できるだけ購入を促すような価格カーブを使用するようになっている。
【0031】
なお、総価格及びページ数が決定されれば、価格推移グラフ4は一意に決まってくるが、価格推移グラフ1乃至3については一意には決まらない。従って、以下で説明する処理において直線又は曲線のパラメータを決定する必要がある。
【0032】
販売者は第11図のような画面を見て、今回登録する書籍に適切な価格推移グラフを選択し、ラジオボタンのいずれかをクリックすると共に、設定ボタン429をクリックする。販売者端末7は、販売者からのラジオボタンのクリックにおよるグラフ選択指示を受け付け、設定ボタン429のクリックによる設定指示に応じて、選択グラフ情報を分割販売サーバ5に送信する(ステップS41)。分割販売サーバ5の商品情報登録部51は、選択グラフ情報を販売者端末7から受信し、一旦記憶装置に格納する(ステップS43)。そして、選択グラフ情報、ページ数及び価格から傾斜価格情報を計算し、傾斜価格マスタDB63に登録する(ステップS45)。
【0033】
ここで傾斜価格情報について説明する。傾斜価格情報は、価格カーブを決定するためのパラメータであり、1ページ目の価格(初期価格)と価格推移率などである。直線であれば
f(x)=ax+b (1)
で表されるため、初期価格bと価格推移率aで確定される。また第11図に示すような二次関数であれば、
f(x)=ax2+b (2)
で表されるため、初期価格bと価格推移率aで確定される。ここで書籍の総価格をpとし、総ページ数をnとすると、以下のような式が成り立つ。
【0034】
従って、初期価格b及び価格推移率aのうち一方が固定されれば他方が確定するようになっている。二次関数を例にとれば、設定された初期価格がb1である場合には、
f1(x)=ax2+b1 (4)
と表すことができ、さらに、
【0035】
においてnもpも既に決定されているので、価格推移率aを計算することは可能である。同様に価格推移率がa1と決定された場合には、
f2(x)=a1x2+b (6)
と表すことができ、さらに、
【0036】
において同じくnもpも既に決定されているため、初期価格bを計算することは可能である。ここでは二次関数までを説明したが一次関数であっても三次関数であっても基本的な考え方は同じである。
【0037】
ステップS45ではまだ初期価格b及び価格推移率a等の指定を受けていないので、初期的に例えば初期価格bを与えて、価格推移率aを計算し、傾斜価格マスタDB63に、初期価格b及び価格推移率aを登録する。
【0038】
そして商品情報登録部51は、傾斜価格情報に基づき傾斜価格情報登録ページ・データを更新し、更新された傾斜価格情報登録ページ・データを販売者端末7に送信する(ステップS47)。なお、更新された傾斜価格情報登録ページ・データには、第11図において選択された価格推移グラフの形及び仮に計算された傾斜価格情報に基づき決定された価格グラフが価格グラフ表示部415に埋め込まれ、また必要であれば1ページ目の価格設定部416及び価格推移率設定部418が含められる。なお、さらに以下の処理のために、1ページ目の価格設定部416のつまみ417又は価格推移率設定部418のつまみ419を可動にし且つつまみ417又はつまみ419に対する販売者による指示に従って価格グラフ表示部415の表示を変更するJava(Sun Microsystems 社の商標)アプレット等を同時に送信するような場合もある。
【0039】
販売者端末7は、分割販売サーバ5から更新された傾斜価格情報登録ページ・データを受信し、Webブラウザにより表示装置に表示する(ステップS49)。ここで例えば第9図に示したような画面が表示される。なお、1ページ目の価格設定部416や価格推移率設定部418の目盛りに初期的な傾斜価格情報に対応する数字を表示することにより、販売者はより簡単に微調整を行うことができるようになる。このような処理により参照グラフ選択処理(ステップS15及びS17)が行われる。販売者はこの処理により簡単に希望の価格設定の元となる価格カーブを決定することができる。
【0040】
第7図の説明に戻って、販売者は、第9図に示されるような画面を見て、1ページ目の価格設定部416や価格推移率設定部418を用いて傾斜価格情報の微調整を行う。販売者端末7は、販売者からの指示に従って参照グラフ微調整処理を実施する(ステップS19)。例えば、初期価格(1ページ目の価格)を変更すると、それに合わせてJavaアプレット等が価格推移率を計算し直すと共に価格グラフ表示部415の表示を変更し、また価格推移率設定部418付近に新たな価格推移率を表示するようにしても良い。価格推移率を変更する場合には、初期価格を計算し直すと共に価格グラフ表示部415の表示を変更し、また1ページ目の価格設定部416の付近に新たな初期価格を表示するようにしても良い。第9図では数値設定を直接行うための入力欄が設けられていないが、数値設定を直接行うための入力欄を設けておき、販売者に入力させるような構成であってもよい。ここではJavaアプレットやJavaスクリプト等により販売者端末7のみにおいて初期価格及び価格推移率を含む傾斜価格情報の微調整を行うようになっているが、つまみ417やつまみ419による指示等があった場合には分割販売サーバ5の商品情報登録部51に微調整の結果を送信して、傾斜価格情報登録ページ・データを更新するようにしても良い。
【0041】
販売者は、このような微調整を行って希望の価格カーブが設定できた場合には、第9図の登録ボタン420をクリックする。そうすると、販売者端末7は、登録ボタン420のクリックによる登録指示に応じて、初期価格及び価格推移率などの情報を取得し、それらを含む傾斜価格情報を、分割販売サーバ5に送信する(ステップS21)。分割販売サーバ5の商品情報登録部51は、販売者端末7から傾斜価格情報を受信すると、当該受信した傾斜価格情報にて傾斜価格マスタDB63を更新する(ステップS23)。なお、傾斜価格マスタDB63に登録する前に、受信した傾斜価格情報と総ページ数と総価格との間に矛盾が生じていないかを確認する処理を実施する場合もある。
【0042】
最後に分割販売サーバ5の商品情報登録部51は、登録完了ページ・データを生成し、販売者端末7に送信する(ステップS25)。販売者端末7は、分割販売サーバ5から登録完了ページ・データを受信し、Webブラウザにより表示装置に表示する(ステップS27)。
【0043】
以上説明したような処理を実施することにより、販売者は販売を希望する商品の登録を行うと共に、コンテンツの分割販売を可能にし、且つ希望の価格設定も行うことができるようになる。なお、第11図において選択できる価格推移グラフの数は任意であり、より多くのグラフを提示して又はより少ないグラフを提示して販売者に選択させるようにしても良い。本実施の形態では、初期部分の価格を比較的下げることにより、購入者の購読開始時の負担を下げて、より多くの購入者に購入を促すものである。また、初期部分の価格を下げた分終期部分の価格を上げることになる。価格カーブは単純に逓増させるだけではなく、例えば最初又は途中の一部ページについては無料にしたり、特別に途中であっても面白い又は重要部分についてはページ単価を上げるといった設定を行っても良い。
【0044】
第12図に示すように、基本となるカーブXそのものではないが、領域Aに示すように一部単価を下げたり、また一部単価を上げたりする場合であっても、基本的なカーブXに従って初期部分から逓増する部分が存在すれば、本願においては初期部分から逓増するものと考える。また、領域Bに示すように途中で一部無料化するような場合であっても、同様に基本的なカーブXに従って初期部分から逓増する部分があれば、同様に本願においては初期部分から逓増するものと考える。
【0045】
次に、第13図乃至第20図を用いてコンテンツの購入時の処理について説明する。図示していないが、購入者は購入者端末3を用いて分割販売サーバ5にログインしているものとする。そして購入者は、購入者端末3を用いて分割販売サーバ5の商品情報一覧ページにアクセスする(ステップS51)。分割販売サーバ5の商品情報提供部53は、アクセスに応じて商品マスタDB64から商品情報を取得し、商品情報一覧ページ・データを生成し、購入者端末3に送信する(ステップS53)。なお、単純に商品マスタDB64から商品情報を読み出すのではなく、購入者に指定されたキーワード又は会員マスタDB62に登録された購入者の個人属性などに従って商品マスタDB64の検索を行うような構成であってもよい。購入者端末3は、分割販売サーバ5から商品情報一覧ページ・データを受信し、Webブラウザにより表示装置に表示する(ステップS55)。例えば第14図のような画面が表示される。
【0046】
第14図の例では、商品情報一覧テーブルが含まれており、このテーブルにはタイトルの列431と著者の列432とより詳細な情報を表示させるための参照ボタンの列433とが含まれる。
【0047】
購入者は、ここでは第14図の参照ボタン434をクリックしたものとする。そうすると、購入者端末3は、参照ボタン434のクリックによる選択商品の参照指示を受け付け、選択商品情報を分割販売サーバ5に送信する(ステップS57)。分割販売サーバ5の商品情報提供部53は、購入者端末3から選択商品情報を受信し、一旦記憶装置に格納する(ステップS59)。商品情報提供部53は、商品マスタDB64、傾斜価格マスタDB63及び購入履歴マスタDB65から選択商品及び購入者の情報を取得し(ステップS61)、取得された情報を用いて詳細情報ページ・データを生成し、購入者端末3に送信する(ステップS63)。購入者端末3は、分割販売サーバ5から詳細情報ページ・データを受信し、Webブラウザにより表示装置に表示する(ステップS65)。例えば第15図のような画面が表示される。
【0048】
第15図の例では、商品マスタDB64に登録されている書籍情報のテーブル441と、書籍情報のうち発売日で検索を行うための検索ボタン442と、書籍情報のうちタイトルで検索を行うための検索ボタン443と、書籍情報のうち著者で検索するための検索ボタン444と、書籍情報のうち出版社で検索するための検索ボタン445と、傾斜価格マスタDB63に登録されているデータに基づく本書籍の価格グラフの表示部446と、商品マスタDB64に登録されている総ページ数の表示部447と、購入履歴マスタDB65に登録されている購入済ページ数の表示部448と、購入ボタン449とが含まれる。第15図の例では、価格グラフの表示部446には購入済ページ範囲450が含まれている。
【0049】
これにより購入者は選択した書籍の詳細な情報を得ることができると共に、価格設定についても確認することができる。また、既に部分的に購入したことのある書籍の場合には、購入済部分も表示されるので、購入者は前回までの購入済部分について入力する必要が無い。
【0050】
処理は端子Aを介して第16図の処理に移行する。ここでは購入者は第15図の画面において購入ボタン449をクリックしたものとする。購入者端末3は、購入ボタン449の押下を受け付け、購入指示を分割販売サーバ5に送信する(ステップS67)。分割販売サーバ5の購入処理部55は、購入者端末3から購入指示を受信する(ステップS69)。そして、購入処理部55は、購入履歴マスタDB65から購入者の情報を、傾斜価格マスタDB63から本書籍の価格設定に関する情報を読み出し、これらの情報を用いて分割購入ページ・データを生成し、購入者端末3に送信する(ステップS71)。購入者端末3は、分割販売サーバ5から分割購入ページ・データを受信し、Webブラウザにより表示装置に表示する(ステップS73)。例えば第17図のような画面が表示される。
【0051】
第17図の例では、書籍情報としてタイトルの表示欄455と、価格グラフの表示欄456と、購入ページ指示のためのインジケータ460と、インジケータ460のつまみ461と、今回購入ページの入力・表示欄462と、今回の購入価格の入力・表示欄463と、今回の購入ページから購入価格を確定させるための確定ボタン464と、今回の購入価格から購入ページの範囲を確定させるための確定ボタン465と、購入指示を行うための購入ボタン466とが含まれる。価格グラフの表示欄456には、前回までの購入済ページ範囲457と、今回購入を指示されている範囲458と、未購入の範囲459とが示されている。なお、購入ページ指示のためのインジケータ460のつまみ461が示しているページ数に合わせて今回購入を指示されている範囲458の表示を変化させる。今回の購入ページの入力・表示欄462においては、最初のページは購入済ページ数から自動的に決定されており、変更できるようにはなっていない。
【0052】
またJavaアプレット等により購入ページ指示のためのインジケータ460のつまみ461を動かすと、価格グラフの表示欄456の今回購入を指示されている範囲458の表示を変更させたり、今回の購入価格の入力・表示欄463の表示内容を変更するようにする。
【0053】
購入者はインジケータ460のつまみ461を動かして今回購入ページ及び今回の購入価格を確定させても良いが、今回購入ページの入力・表示欄462に最終購入ページを入力して確定ボタン464をクリックし、購入価格を確定させても良い。また、今回購入価格の入力・表示欄463に購入希望価格を入力して確定ボタン465をクリックし、購入ページの範囲を確定させても良い。
【0054】
ここでは購入範囲選択処理として確定ボタン464又は465がクリックされる場合の処理を、第18図及び第19図を用いて説明する。第18図は確定ボタン464がクリックされる場合の処理を示す。購入者が、第17図のような画面において今回購入するページの最終ページを入力し、確定ボタン464をクリックすると、購入者端末3は、購入ページ情報の入力及び確定ボタン464の押下を受け付け、購入ページ情報を分割販売サーバ5に送信する(ステップS91)。分割販売サーバ5の購入処理部55は、購入ページ情報を購入者端末3から受信し、一旦記憶装置に格納する(ステップS93)。そして、傾斜価格マスタDB63の当該書籍のデータ及び購入ページ情報を用いて価格グラフの情報を更新し、記憶装置に格納する(ステップS95)。すなわち今回購入を指示されている範囲458を更新する。また、購入処理部55は、購入ページ情報、購入履歴マスタDB65の当該書籍及び購入者のデータ及び傾斜価格マスタDB63の当該書籍のデータに基づき購入価格を算出し、記憶装置に格納する(ステップS97)。
【0055】
ステップS97の処理では、傾斜価格マスタDB63に格納された、指定グラフ区分の情報(関数f(x)に対応)と価格推移率a及び初期価格bを含む傾斜価格情報と、購入履歴マスタDB65に格納された、本書籍及び購入者に対応して登録されている履歴終了購入ページgと、今回購入ページの最終ページhとを用いて、
購入価格pを以下の式で計算する。
【0056】
なお、指定グラフ区分が二次関数を指していれば、
f(x)=ax2+b (9)
である。なお、第17図のような画面と共に購入者端末3に送信されるJavaアプレット等でも同様の計算を実施する。
【0057】
購入処理部55は、上で述べたような処理の処理結果により分割購入ページ・データを更新し、当該更新された分割購入ページ・データを購入者端末3に送信する(ステップS99)。ここでは、算出された購入価格を今回購入価格の入力・表示欄463に、受信した購入ページ(最終ページ)を今回購入ページの入力・表示欄462に埋め込み、更新された価格グラフを価格グラフ表示欄456に埋め込む。購入者端末3は、分割販売サーバ5から更新された分割購入ページ・データを受信し、Webブラウザにより表示装置に表示する(ステップS101)。このような処理により顧客は自ら購入範囲を指定するだけで幾らかかるのかを知ることができるようになる。
【0058】
一方、第19図は確定ボタン465がクリックされる場合の処理を示す。購入者が、第17図のような画面において今回の購入価格を入力し、確定ボタン465をクリックすると、購入者端末3は、購入価格情報の入力及び確定ボタン465の押下を受け付け、購入価格情報を分割販売サーバ5に送信する(ステップS105)。分割販売サーバ5の購入処理部55は、購入価格情報を購入者端末3から受信し、一旦記憶装置に格納する(ステップS107)。そして、購入処理部55は、購入価格情報、購入履歴マスタDB65の当該書籍及び購入者のデータ及び傾斜価格マスタDB63の当該書籍のデータに基づき購入ページを算出し、記憶装置に格納する(ステップS109)。
【0059】
ステップS109の処理では、傾斜価格マスタDB63に格納された、指定グラフ区分の情報(関数f(x)に対応)と価格推移率a及び初期価格bを含む傾斜価格情報と、購入履歴マスタDB65に格納された、本書籍及び購入者に対応して登録されている履歴終了購入ページgと、指定された今回購入価格pとを用いて、今回購入の最終ページjを以下の式を基にして計算する。
【0060】
なお指定グラフ区分が二次関数を指していれば、
f(x)=ax2+b (11)
である。なお、第17図のような画面と共に購入者端末3に送信されるJavaアプレット等でも同様の計算を実施する。
【0061】
そして、購入処理部55は、傾斜価格マスタDB63の当該書籍の価格設定情報(傾斜価格情報)及び算出された購入ページを用いて価格グラフの情報を更新し、記憶装置に格納する(ステップS111)。すなわちステップS109で算出された購入ページ情報で今回購入を指示されている範囲458を更新する。
【0062】
購入処理部55は、上で述べたような処理の処理結果により分割購入ページ・データを更新し、当該更新された分割購入ページ・データを購入者端末3に送信する(ステップS113)。ここでは、指示された購入価格を今回購入価格の入力・表示欄463に、算出された購入ページ(最終ページ)を今回購入ページの入力・表示欄462に埋め込み、更新された価格グラフを価格グラフ表示欄456に埋め込む。購入者端末3は、分割販売サーバ5から更新された分割購入ページ・データを受信し、Webブラウザにより表示装置に表示する(ステップS115)。このような処理を行うことにより、例えば予算が決まっている場合に自動的に購入可能な範囲を知ることができるようになる。なお、価格設定によっては端数が発生する場合もある。従って、購入価格も、算出された購入ページに従って再計算する必要がある場合もある。
【0063】
第16図の説明に戻って、購入者は選択範囲選択処理(ステップS75及びS77)を行ったり、第17図のJavaアプレット等により購入範囲を決定する。そして、購入ページ及び購入価格が入力された状態で第17図の購入ボタン466をクリックする。購入者端末3は、購入ページ及び購入価格を含む購入データの入力及び購入ボタン466の押下を受け付け、購入データを含む購入指示を分割販売サーバ5に送信する(ステップS79)。
【0064】
分割販売サーバ5の購入処理部55は、購入者端末3から購入データを含む購入指示を受信し、一旦記憶装置に格納する(ステップS81)。そして、商品送信処理部57が商品送信処理を実施する(ステップS83)。この処理については後に詳しく説明する。
【0065】
最後に購入完了ページ・データを生成し、購入者端末3に送信する(ステップS85)。購入者端末3は、分割販売サーバ5から購入完了ページ・データを受信し、Webブラウザにより表示装置に表示する(ステップS87)。なお、ステップS83では以下で述べるようにメールにて購入されたページのデータを送信するので、所定のタイミングで購入ページのデータが添付されたメールをメーラにより受信し、記憶装置に格納する(ステップS88)。これにより購入者は購入したページを読むことができるようになる。
【0066】
このような処理を実施することにより、書籍の分割購入が可能となる。特に、購入者にとっては低価格で初期部分を購入することができ、初期部分で購入を続けるべきか判断できる。また早い段階で気に入らないと判断すれば支払い額を全部買った場合より低く抑えることができる。一方、販売者にとっても、書籍のオンライン販売における障壁が低くなり、顧客の購入を促進することができる。また、従来どおり顧客が全て購読した場合には従来と変わらない金額だけ売上を上げることができ、仮に顧客が途中で購入を停止した場合であっても購入した分だけは売上が上がることになる。
【0067】
第20図を用いて分割販売サーバ5の商品送信処理部57によるステップS83の処理の詳細を説明する。商品送信処理部57は、購入ページ及び購入価格を含む購入データに従って購入履歴マスタDB65を更新する(ステップS121)。会員番号、商品コード、履歴開始ページ、履歴終了ページ、今回購入開始ページ、今回購入終了ページ、今回購入価格を登録する。但し、受信した購入データに対して購入ページ範囲に対応する購入価格の確認処理を実施するようにしても良い。
【0068】
次に、購入商品の商品コードに対応するファイル保存先パスを傾斜価格マスタDB63から取得し(ステップS123)、購入履歴マスタDB65に登録された今回の購入ページ範囲に対応するデータをファイル保存パスのファイルから取得し、取得した情報を結合してファイルを形成し、記憶装置に格納する(ステップS125)。また、購入履歴マスタDB65に登録された会員番号から会員マスタDB62のメール・アドレスを取得し(ステップS127)、ファイル保存先パスのファイルから形成されたファイルを添付ファイルとするメールを生成し、取得したメール・アドレス宛に送信する(ステップS129)。そして、購入マスタDB61を更新する(ステップS131)。すなわち、今回の購入に係る購入者の会員番号、商品コード、購入区分(今回購入開始ページ+A+今回購入終了ページ)、購入価格を格納し、請求フラグを未払いにセットしておく。
【0069】
なお、購入マスタDB61については、別の処理にて支払いが確認された時点で請求フラグが1にセットされる。
【0070】
以上説明したように、メールにて購入者は購入ページの情報を取得し、内容を別のプログラム等を用いて読むことができるようになる。なお、第20図ではメールにてデータを送信するような構成を示したが、第16図の処理の流れにおいて直接ダウンロードさせるような構成であってもよい。
【0071】
以上本発明の一実施の形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、第1図では分割販売サーバ5は一台のコンピュータにより構成される例を示したが、複数台で上で説明した機能を実現するような場合もある。また、分割販売サーバ5の各処理部はプログラム・モジュールに対応しない場合もある。さらに、DBの構成についても第1図は一例であって、他のDB構成を採用する場合もある。また、販売者端末7により販売するコンテンツの情報を登録する例を説明したが、分割販売サーバ5を管理する者が代わりに登録するような構成であってもよい。
【0072】
さらに上で説明した画面構成は一例であって、同様の内容の他の画面構成であってもよい。また、上で説明した1つの画面を複数の画面に分割して購入者又は販売者に提示するような構成であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係るシステム概要図である。
【図2】 商品マスタDBに格納されるデータの一例を示す図である。
【図3】 傾斜価格マスタDBに格納されるデータの一例を示す図である。
【図4】 購入履歴マスタDBに格納されるデータの一例を示す図である。
【図5】 会員マスタDBに格納されるデータの一例を示す図である。
【図6】 購入マスタDBに格納されるデータの一例を示す図である。
【図7】 販売されるコンテンツ(書籍)の情報を登録する際の処理フローを示す図である。
【図8】 商品情報登録画面の一例を示す図である。
【図9】 傾斜価格情報登録画面の一例を示す図である。
【図10】 コンテンツに対する価格設定を行うための処理フローを示す図である。
【図11】 価格推移グラフ参照画面の一例を示す図である。
【図12】 価格カーブの一例を示す図である。
【図13】 コンテンツの販売時の処理フロー(その1)を示す図である。
【図14】 商品情報一覧画面の一例を示す図である。
【図15】 商品情報詳細画面の一例を示す図である。
【図16】 コンテンツの販売時の処理フロー(その2)を示す図である。
【図17】 分割購入画面の一例を示す図である。
【図18】 購入ページ指定から購入価格を算出する際の処理フローである。
【図19】 購入価格指定から購入ページを算出する際の処理フローである。
【図20】 商品送信処理の処理フローを示す図である。
Claims (10)
- 処理部、コンテンツと当該コンテンツに対応して当該コンテンツの初期部分から販売単価が逓増する部分が存在するように設定された傾斜価格情報とが登録されているコンテンツ情報格納部、及び購入者毎にコンテンツの購入履歴情報が登録されている購入履歴情報格納部を有するコンピュータにより実行されるコンテンツ分割販売方法であって、
前記コンテンツ情報格納部に登録されている特定のコンテンツの購入金額と購入指示とを購入者の端末から受信した場合、前記処理部により、前記特定のコンテンツの購入金額、前記特定のコンテンツに対応して前記コンテンツ情報格納部に登録されている傾斜価格情報、及び前記特定のコンテンツと前記購入者とに対応して前記購入履歴情報格納部に登録されている購入履歴情報により特定される購入開始箇所から、前記特定のコンテンツの購入範囲を算出するステップと、
前記処理部により、前記購入者に対応して前記特定のコンテンツの購入範囲及び購入金額を前記購入履歴情報格納部に登録する登録ステップと、
前記処理部により、前記購入履歴情報格納部に登録されている前記購入範囲に従って、前記コンテンツ情報格納部に登録されている前記特定のコンテンツの購入部分のデータを読み出し、前記購入者宛に送信するステップと、
を含むコンテンツ分割販売方法。 - 処理部、コンテンツと当該コンテンツに対応して当該コンテンツの初期部分から販売単価が逓増する部分が存在するように設定された傾斜価格情報とが登録されているコンテンツ情報格納部、及び購入者毎にコンテンツの購入履歴情報が登録されている購入履歴情報格納部を有するコンピュータにより実行されるコンテンツ分割販売方法であって、
前記コンテンツ情報格納部に登録されている特定のコンテンツの購入終了箇所と購入指示とを購入者の端末から受信した場合、前記処理部により、前記特定のコンテンツと前記購入者とに対応して前記購入履歴情報格納部に登録されている購入履歴情報から前記特定のコンテンツの購入開始箇所を特定する特定ステップと、
前記処理部により、前記特定ステップにより特定された前記特定のコンテンツの購入開始箇所、前記特定のコンテンツの購入終了箇所、及び前記特定のコンテンツに対応して前記コンテンツ情報格納部に登録されている傾斜価格情報から、前記特定のコンテンツの購入金額を算出するステップと、
前記処理部により、前記購入者に対応して前記特定のコンテンツの購入開始箇所、購入終了箇所及び購入金額を前記購入履歴情報格納部に登録する登録ステップと、
前記処理部により、前記購入履歴情報格納部に登録されている前記購入開始箇所と前記購入終了箇所とに従って、前記コンテンツ情報格納部に登録されている前記特定のコンテンツの購入部分のデータを読み出し、前記購入者宛に送信するステップと、
を含むコンテンツ分割販売方法。 - 前記特定のコンテンツと前記購入者とに対応して前記購入履歴情報格納部に登録されている前回までの又は前回の購入履歴情報を前記購入者の端末に送信するステップ
をさらに含む請求項1又は2記載のコンテンツ分割販売方法。 - 前記特定のコンテンツに対応して前記コンテンツ情報格納部に登録されている傾斜価格情報と、前記特定のコンテンツと前記購入者とに対応して前記購入履歴情報格納部に登録されている購入履歴情報とから、購入履歴を含む価格グラフを表示させるための画面データを生成し、前記購入者の端末に送信するステップ
をさらに含む請求項1又は2記載のコンテンツ分割販売方法。 - 前記特定のコンテンツと前記購入者とに対応して前記購入履歴情報格納部に登録されている前回の購入終了箇所より後ろの部分を前記特定のコンテンツの購入終了箇所として指定可能にした、前記特定のコンテンツの購入を促すための画面データを生成し、前記購入者の端末に送信するステップ
をさらに含む請求項1又は2記載のコンテンツ分割販売方法。 - コンテンツと当該コンテンツに対応して当該コンテンツの初期部分から販売単価が逓増する部分が存在するように設定された傾斜価格情報とが登録されているコンテンツ情報格納部、及び購入者毎にコンテンツの購入履歴情報が登録されている購入履歴情報格納部を有するコンピュータに、
前記コンテンツ情報格納部に登録されている特定のコンテンツの購入金額と購入指示とを購入者の端末から受信した場合、前記特定のコンテンツの購入金額、前記特定のコンテンツに対応して前記コンテンツ情報格納部に登録されている傾斜価格情報、及び前記特定のコンテンツと前記購入者とに対応して前記購入履歴情報格納部に登録されている購入履歴情報により特定される購入開始箇所から、前記特定のコンテンツの購入範囲を算出するステップと、
前記購入者に対応して前記特定のコンテンツの購入範囲及び購入金額を前記購入履歴情報格納部に登録する登録ステップと、
前記購入履歴情報格納部に登録されている前記購入範囲に従って、前記コンテンツ情報格納部に登録されている前記特定のコンテンツの購入部分のデータを読み出し、前記購入者宛に送信するステップと、
を実行させるためのプログラム。 - コンテンツと当該コンテンツに対応して当該コンテンツの初期部分から販売単価が逓増する部分が存在するように設定された傾斜価格情報とが登録されているコンテンツ情報格納部、及び購入者毎にコンテンツの購入履歴情報が登録されている購入履歴情報格納部を有するコンピュータに、
前記コンテンツ情報格納部に登録されている特定のコンテンツの購入終了箇所と購入指示とを購入者の端末から受信した場合、前記特定のコンテンツと前記購入者とに対応して前記購入履歴情報格納部に登録されている購入履歴情報から前記特定のコンテンツの購入開始箇所を特定する特定ステップと、
前記特定ステップにより特定された前記特定のコンテンツの購入開始箇所、前記特定のコンテンツの購入終了箇所、及び前記特定のコンテンツに対応して前記コンテンツ情報格納部に登録されている傾斜価格情報から、前記特定のコンテンツの購入金額を算出するステップと、
前記購入者に対応して前記特定のコンテンツの購入開始箇所、購入終了箇所及び購入金額を前記購入履歴情報格納部に登録する登録ステップと、
前記購入履歴情報格納部に登録されている前記購入開始箇所と前記購入終了箇所とに従って、前記コンテンツ情報格納部に登録されている前記特定のコンテンツの購入部分のデータを読み出し、前記購入者宛に送信するステップと、
を実行させるためのプログラム。 - 請求項6又は請求項7のプログラムを格納した記録媒体。
- コンテンツと当該コンテンツに対応して当該コンテンツの初期部分から販売単価が逓増する部分が存在するように設定された傾斜価格情報とが登録されているコンテンツ情報格納部と、
購入者毎にコンテンツの購入履歴情報が登録されている購入履歴情報格納部と、
前記コンテンツ情報格納部に登録されている特定のコンテンツの購入金額と購入指示とを購入者の端末から受信した場合、前記特定のコンテンツの購入金額、前記特定のコンテ ンツに対応して前記コンテンツ情報格納部に登録されている傾斜価格情報、及び前記特定のコンテンツと前記購入者とに対応して前記購入履歴情報格納部に登録されている購入履歴情報により特定される購入開始箇所から、前記特定のコンテンツの購入範囲を算出する手段と、
前記購入者に対応して前記特定のコンテンツの購入範囲及び購入金額を前記購入履歴情報格納部に登録する登録手段と、
前記購入履歴情報格納部に登録されている前記購入範囲に従って、前記コンテンツ情報格納部に登録されている前記特定のコンテンツの購入部分のデータを読み出し、前記購入者宛に送信する手段と、
を有するコンテンツ分割販売装置。 - コンテンツと当該コンテンツに対応して当該コンテンツの初期部分から販売単価が逓増する部分が存在するように設定された傾斜価格情報とが登録されているコンテンツ情報格納部と、
購入者毎にコンテンツの購入履歴情報が登録されている購入履歴情報格納部と、
前記コンテンツ情報格納部に登録されている特定のコンテンツの購入終了箇所と購入指示とを購入者の端末から受信した場合、前記特定のコンテンツと前記購入者とに対応して前記購入履歴情報格納部に登録されている購入履歴情報から前記特定のコンテンツの購入開始箇所を特定する特定手段と、
前記特定手段により特定された前記特定のコンテンツの購入開始箇所、前記特定のコンテンツの購入終了箇所、及び前記特定のコンテンツに対応して前記コンテンツ情報格納部に登録されている傾斜価格情報から、前記特定のコンテンツの購入金額を算出する手段と、
前記購入者に対応して前記特定のコンテンツの購入開始箇所、購入終了箇所及び購入金額を前記購入履歴情報格納部に登録する登録手段と、
前記購入履歴情報格納部に登録されている前記購入開始箇所と前記購入終了箇所とに従って、前記コンテンツ情報格納部に登録されている前記特定のコンテンツの購入部分のデータを読み出し、前記購入者宛に送信する手段と、
を有するコンテンツ分割販売装置。
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