JP2002296049A - 車載情報処理システム及び情報処理方法 - Google Patents

車載情報処理システム及び情報処理方法

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JP2002296049A
JP2002296049A JP2001094879A JP2001094879A JP2002296049A JP 2002296049 A JP2002296049 A JP 2002296049A JP 2001094879 A JP2001094879 A JP 2001094879A JP 2001094879 A JP2001094879 A JP 2001094879A JP 2002296049 A JP2002296049 A JP 2002296049A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テレビ受信機でEPGにより予約した番組の
開始時間等に対応して、ナビゲーション装置が経路誘導
を行う技術、すなわち車載情報処理システム及び情報処
理方法を提供すること。 【解決手段】 カーナビゲーションシステム4は、経路
誘導中に、番組の開始時刻等が通知された場合、地図デ
ータ4Eに基づいて、誘導中の経路から所定範囲内の駐
車場所であって、到着予想時刻が開始時刻以前の最も近
い時刻であるものを検索すると共に、その駐車場所を経
路の中継点として設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、EPG機能を備え
たテレビ受信機とナビゲーション装置を組み合わせた車
載情報処理システム及び情報処理方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の普及とエレクトロニクス
技術の発達に伴い、車載用のテレビ(テレビジョン)受
信機やナビゲーション装置が急速に普及してきている。
このうち車載用のナビゲーション装置は、地図データを
記録した記憶装置と、ディスプレイ装置と、ジャイロ、
GPS及び車速センサといった車両の現在位置を検出す
る装置などを備え、記憶装置から読み出した地図データ
を利用して車両位置をディスプレイ装置に地図上で表示
したり、ユーザが指定する所望の目的地への最適な経路
を計算しそれに沿って経路誘導などを行うものである。
【0003】また、テレビ受信機においては、EPG
(Electronic Program Guide:電子番組ガイド)による
番組予約機能を持ち、予約した時間になると自動的に試
聴が開始されるものも普及しつつある。すなわち、近
年、ケーブル放送、衛星放送、地上波放送などにおいて
テレビジョン放送のデジタル化が進み、数多くのチャン
ネルで番組が提供されるようになってきているため、こ
れらの多くのチャンネルの放送内容の中から所望の番組
を選択するのが困難になってきている。
【0004】これに対し、EPGは、電子的なテレビ番
組表であるEPGデータを本来の番組の情報とは別に送
信し、視聴者はこのデータをもとにカーソル移動などに
より、所望の番組を選択したり予約したりすることがで
きる技術である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来では、
車載用のテレビ受信機とナビゲーション装置は相互に独
立して動作していたため、テレビ受信に関する事情とは
無関係に目的地への経路誘導が行われていた。このた
め、走行中に見たい番組が始まるような場合、運転者は
音声しか楽しめなかったり、時刻を気にしたり駐車場所
を探すことは煩雑であるなど制約が多いという問題点が
あった。
【0006】また、助手席や後部座席の乗客のためにテ
レビ受信機を設ける場合も、走行中は電界変化などの影
響で信号にノイズが多くなり、映像や音声の乱れが多い
という問題もあった。
【0007】本発明は、上記のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたもので、その目的は、テレ
ビ受信機でEPGにより予約した番組の開始時間等に対
応して、ナビゲーション装置が経路誘導を行う技術、す
なわち車載情報処理システム及び情報処理方法を提供す
ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、電子番組ガイドによる番組予約
を行う手段を備えたテレビ受信機と、自車位置を検出し
ながら指定された目的地への経路に沿った経路誘導を行
うナビゲーション装置と、を備えた車載情報処理システ
ムにおいて、前記テレビ受信機及び前記ナビゲーション
装置で共通の時刻を利用させる手段と、前記番組予約が
行われた場合に、予約された番組の開始時刻と終了時刻
のうち少なくとも開始時刻を前記テレビ受信機から前記
ナビゲーション装置へ伝達する手段と、を備えたことを
特徴とする。
【0009】この態様では、テレビ受信機とナビゲーシ
ョン装置との間で、共通の時計、同期機能を備えた時
計、電波時計などにより共通の時刻が利用され、また、
テレビ受信機のEPGで予約された番組の開始時刻や終
了時刻がナビゲーション装置へ伝達されるので、ナビゲ
ーション装置では、番組の放送時間に対応して駐車可能
な場所や電波状況の良い地域へ誘導するなどの経路誘導
が可能となる。
【0010】請求項2の発明は、請求項1記載の車載情
報処理システムにおいて、前記ナビゲーション装置は、
駐車可能な駐車場所がどこにあるかの情報を含む地図デ
ータと、前記経路中に設定された中継点を通るように前
記経路誘導を行う手段と、前記経路誘導中に、番組の前
記開始時刻が通知された場合、前記地図データに基づい
て、誘導中の前記経路から所定範囲内の駐車場所であっ
て、到着予想時刻が前記開始時刻以前の最も近い時刻で
あるものを検索すると共に、その駐車場所を前記経路の
中継点として設定する手段と、を備えたことを特徴とす
る。
【0011】請求項6の発明は、請求項2の発明を方法
という見方から捉えたもので、電子番組ガイドによる番
組予約を行うテレビ受信機と、駐車可能な駐車場所がど
こにあるかの情報を含む地図データを予め格納し、自車
位置を検出しながら指定された目的地への経路に沿った
経路誘導を行うナビゲーション装置と、を車両に搭載し
て情報を処理する情報処理方法において、前記テレビ受
信機及び前記ナビゲーション装置で共通の時刻を利用
し、前記番組予約が行われた場合に、予約された番組の
開始時刻と終了時刻のうち少なくとも開始時刻を前記テ
レビ受信機から前記ナビゲーション装置へ伝達する処理
と、前記ナビゲーション装置において、前記経路誘導中
に、番組の前記開始時刻が通知された場合、前記地図デ
ータに基づいて、誘導中の前記経路から所定範囲内の駐
車場所であって、到着予想時刻が前記開始時刻以前の最
も近い時刻であるものを検索すると共に、その駐車場所
を前記経路の中継点として設定する処理と、前記経路中
に設定された中継点を通るように前記経路誘導を行う処
理と、を含むことを特徴とする。
【0012】これらの態様では、経路誘導中に番組予約
が行われると、誘導中の経路から大きく外れない範囲内
の駐車可能な場所が検索されて中継点として設定され、
番組開始時刻に合わせたタイミングでその駐車場所への
経路誘導が行われる。このため、その駐車場所に駐車の
うえ、運転者も見たい番組をゆっくりこころおきなく安
定した受信状態で楽しむことができ、運転の安全性も向
上する。
【0013】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
車載情報処理システムにおいて、前記ナビゲーション装
置は、駐車可能な駐車場所がどこにあるかの情報を含む
地図データと、前記経路誘導中でないときに、番組の前
記開始時刻が通知された場合、前記地図データに基づい
て、前記自車位置から所定範囲内の前記駐車場所であっ
て、到着予想時刻が前記開始時刻以前の最も近い時刻で
あるものを検索すると共に、その駐車場所を目的地とし
て前記経路誘導を開始する手段と、を備えたことを特徴
とする。
【0014】この態様では、経路誘導中でなくとも番組
予約が行われると、付近の駐車可能な場所が検索されて
目的地となり、番組開始時刻に合わせたタイミングで到
着するよう経路誘導が開始される。このため、その駐車
場所に駐車のうえ、運転者も見たい番組をゆっくりここ
ろおきなく安定した受信状態で楽しむことができ、運転
の安全性も向上する。
【0015】請求項4の発明は、請求項2又は3記載の
車載情報処理システムにおいて、前記ナビゲーション装
置は、指定された目的地への到着予定時間を計算する手
段と、番組の前記開始時刻及び終了時刻が通知され、前
記中継点を設定した場合、その中継点設定前の前記到着
予定時間を、前記開始時刻から終了時刻までの所要時間
を加算することによって更新する手段を備えたことを特
徴とする。
【0016】この態様では、番組予約により駐車場所が
中継点として設定された場合、その番組の開始時刻から
終了時刻に至る視聴所要時間の加算によって、目的地へ
の到着予定時間が更新されるので、番組試聴による到着
時刻の見込み違いが防止され、計画的なゆとりあるドラ
イブが実現される。
【0017】請求項5の発明は、請求項1から4のいず
れか1つに記載の車載情報処理システムにおいて、前記
ナビゲーション装置は、電波の受信状況が良い地域がど
の範囲かの情報を含む地図データと、通知された番組の
前記開始時刻から終了時刻までの時間帯と、前記受信状
況の良い地域を通過する時間帯とが、少なくとも一部重
複するように前記経路を設定する手段を備えたことを特
徴とする。
【0018】この態様では、予約した番組の時間帯に、
受信状況の良い地域を走行するように経路が設定され誘
導されるので、同乗者用のテレビ受信機においても良い
条件で安定した高画質のテレビ番組等の映像や音声を楽
しむことが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態(以下
「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照して具体的に
説明する。なお、本実施形態は、コンピュータをソフト
ウェアで制御することで実現できるが、この場合のハー
ドウェアやソフトウェアの実現態様は各種変更可能であ
るから、以下の説明では、本発明及び実施形態の各機能
を実現する仮想的回路ブロックを用いる。
【0020】〔1.構成〕本実施形態は、本発明の車載
情報処理システム(以下「本システム」と呼ぶ)及び本
システム上で実行される情報処理方法に関するもので、
それらを実現するソフトウェアや、そのようなソフトウ
ェアを記録したCD−ROM・フラッシュメモリ・RO
Mチップパッケージなどの記録媒体として把握すること
もできる。
【0021】まず、図1は、TV受信システムすなわち
テレビ受信機と、カーナビゲーションシステムすなわち
ナビゲーション装置を備えた本システムの構成を示す機
能ブロック図である。これらTV受信システムとカーナ
ビゲーションシステムにはそれぞれ、もしくは共通で現
在の時刻を表す時計が内蔵される。また、図1におい
て、1はTV信号を受信するためのアンテナ、2は装置
の起動、停止、選局、番組予約など各種操作を行うため
のスイッチ、数字キー、タッチパネルといった入力装置
である。
【0022】また、3は、電子番組ガイドによる番組予
約を行うEPG番組予約機能を有したTV受信システム
すなわちテレビ受信機であり、そのうち3Aは入力装置
からのコマンドを受け付けてそのコマンドを各ブロック
へ出力する入力部、3Bは入力部3Aから入力される操
作コマンドに対応しEPGデータが多重されているテレ
ビジョン放送信号を受信し、番組の映像及び音声信号
(AVデータと呼ぶ)とEPGデータに分離して出力す
る受信部である。
【0023】また、3Cは、入力部3Aから入力される
番組予約などの操作コマンドに対応して受信部3Bから
入力されるEPGデータを用いてEPG画面を生成し表
示制御部5Aに出力したり番組の予約に関する処理を行
うEPGデータ処理部であり、前記番組予約が行われた
場合に、予約された番組の開始時刻と終了時刻のうち少
なくとも開始時刻をカーナビゲーションシステム4へ所
定の信号線で伝達する手段である。また、3Dは受信部
3Bから入力される番組のAVデータにデコード処理な
どを施して表示制御部5Aに出力するAVデータ処理部
である。
【0024】また、4は、経路誘導方法において自車位
置を検出しながら指定された目的地への経路に沿った経
路誘導を行うカーナビゲーションシステムすなわちナビ
ゲーション装置であり、経路中に中継点を設定しその中
継点を通るように前記経路誘導を行ったり、指定された
目的地への到着予定時間や到着予定時刻を計算するよう
に構成される。そのうち4Aは各機器を統括制御し、地
図情報処理や、経路計算などの演算処理を行うCPU、
4BはCPU4Aの演算のために使用される可変データ
を保存するRAM、4CはCPU4Aが行うプログラム
その他の固定データが登録されているROMである。
【0025】また、4DはGPSレシーバ、ジャイロ、
車速センサなどにより車両の現在位置を割り出す自車位
置検出装置、4Eは、道路地図情報などが登録されてい
るCD−ROMやDVD−ROMとその駆動装置などか
ら提供される地図データであり、SA(サービスエリ
ア)/PA(パーキングエリア)をはじめとする駐車可
能な駐車場所がどこにあるかの情報を含む。
【0026】また、5は運転席近くなどに設置され、テ
レビジョン番組やEPG番組表やカーナビゲーションの
地図データや誘導経路などを表示する表示装置、5Aは
ディスプレイ5Bのナビゲーション画面やテレビジョン
番組やEPG画面の表示制御をする表示制御部、5Bは
CRTやLCDのようなディスプレイを示している。
【0027】なお、カーナビゲーションシステム4は、
CPU4Aなどのハードウェアをプログラムで制御する
ことにより、以下に説明するような作用を果たすように
構成される。
【0028】〔2.作用〕すなわち、まず、EPG番組
予約機能を備えたTV受信システム3においてある番組
の予約を行うと、TV受信システム3から予約番組の開
始時刻と終了時刻(以下「開始時刻等」と呼ぶ)の情報
がカーナビゲーションシステム4に伝えられる。ここ
で、カーナビゲーションシステム4における処理手順を
図2に示す。
【0029】すなわち、カーナビゲーションシステム4
のCPUにおいてTV番組予約が有るか否かの判断をし
(ステップ01)、TV番組予約が有るときは現在経路
誘導中か否かの判断をする(ステップ02)。なお、T
V番組予約の有無の判断(ステップ01)は、走行に合
わせた地図表示の更新といったナビゲーション処理に伴
って繰り返され、開始時刻等が通知されたときにTV番
組予約があるものと判断される。
【0030】〔2−1.誘導中である場合の処理〕そし
て、カーナビゲーションシステム4は、経路誘導中に
(ステップ02)、番組の開始時刻等が通知された場
合、地図データ4Eに基づいて、誘導中の経路から所定
範囲内の駐車場所であって、到着予想時刻が開始時刻以
前の最も近い時刻であるものを検索すると共に、その駐
車場所を経路の中継点として設定する。
【0031】例えば、図3は、本実施形態における経路
誘導の一例を単純化して示した概念図であり、下端の矢
尻は自車位置、上端の旗印は目的地を表す。また、図3
左側は中継点設定前におけるスケジュール、右側は中継
点設定後におけるスケジュールを示す。
【0032】この図に示すように地点Aから地点Bへの
経路誘導中に開始時刻等が通知された場合、自車位置か
ら目的地間の経路上や経路付近の施設などを検索する機
能を用いて、経路上の駐車可能な場所、例えば高速道路
であればSA(サービスエリア)/PA(パーキングエ
リア)などを検索する(ステップ03)。
【0033】このとき、駐車可能な場所が複数ポイント
検索された場合は(ステップ04)複数候補のうち駐車
ポイントへの到着予定時刻が番組開始時刻より前であ
り、かつ番組開始時刻に最も近いポイントというような
条件に基づいて1つのポイントが選択される(ステップ
05)。
【0034】例えば、図3の例では、番組の開始時刻が
10:30であり、パーキングエリアPA1は到着予定
時刻が10:15で早過ぎて無駄な待ち時間が生じ、サ
ービスエリアSA1では到着予定時刻が10:45で遅
過ぎ、放送開始に間に合わないため、中央のサービスエ
リアSA2が選択される。そして、そのポイントがナビ
ゲーションにおいて現在の誘導経路の中継点として設定
され(ステップ06)、経路誘導が行われる(ステップ
07)。
【0035】〔2−2.誘導中でない場合の処理〕ま
た、カーナビゲーションシステム4は、現在経路誘導中
でないときに(ステップ02)番組の開始時刻等が通知
された場合、地図データ4Eに基づいて、自車位置から
所定範囲内の駐車場所であって、到着予想時刻が開始時
刻以前の最も近い時刻であるものを検索すると共に、そ
の駐車場所を目的地として設定したうえ、前記経路誘導
を開始する。
【0036】すなわち、この場合、自車位置周辺から番
組開始時刻までに到着できそうな駐車可能なポイントを
検索し(ステップ08)、複数検索された場合は(ステ
ップ09)自動で、またはユーザが任意で選択し(ステ
ップ10)、選択された駐車場所が目的地として設定さ
れ(ステップ11)、経路誘導が開始される(ステップ
07)。
【0037】〔2−3.到着予定時間の更新〕また、経
路誘導中に番組の開始時刻及び終了時刻が通知され、中
継点を設定した場合、その中継点設定前の到着予定時間
を、番組の開始時刻から終了時刻までの所要時間を加算
することによって更新するようにしてもよい。なお、こ
の処理の対象は時間であっても時刻であっても作用・効
果は同じである。
【0038】例えば、図3左側に示すように、A地点を
10時に出発し、所要時間すなわち到着予定時間1時間
でB地点に11時に到着する予定の状況において、番組
開始時間から番組終了時間まで車を止めて番組を試聴す
る所要試聴時間が1時間の場合、図3右側に示すよう
に、この試聴時間を1時間加算することにより到着予定
時間を2時間とし、到着予定時刻は12時となる。
【0039】〔2−4.電波状況の考慮〕また、地図デ
ータ4Eに、電波の受信状況が良い地域がどの範囲かの
情報を予め記録しておき、これに基づいて、通知された
番組の前記開始時刻から終了時刻までの時間帯と、前記
受信状況の良い地域を通過する時間帯とが、少なくとも
一部重複するように前記経路を設定するようにしてもよ
い。
【0040】すなわち、ナビゲーションの地図の情報と
して電波の受信状況がよい地域などの情報をあらかじめ
登録しておくと、誘導方法の条件において電波の受信状
況を考慮し電波の受信環境のよいポイントへの誘導がで
き、映像が乱れたり、途切れたりすることが極力押さえ
られ、受信状況の安定した状態で番組を楽しむことが可
能となる。これにより、例えば、地上波デジタルTV放
送においては移動受信では難しいとされているHDTV
品質での番組の視聴なども可能となる。
【0041】〔3.効果〕以上のように、本実施形態で
は、テレビ受信機とナビゲーション装置との間で、共通
の時計、同期機能を備えた時計、電波時計などにより共
通の時刻が利用され、また、テレビ受信機のEPGで予
約された番組の開始時刻や終了時刻がナビゲーション装
置へ伝達されるので、ナビゲーション装置では、番組の
放送時間に対応して駐車可能な場所や電波状況の良い地
域へ誘導するなどの経路誘導が可能となる。
【0042】特に、本実施形態では、経路誘導中に番組
予約が行われると、誘導中の経路から大きく外れない範
囲内の駐車可能な場所が検索されて中継点として設定さ
れ、番組開始時刻に合わせたタイミングでその駐車場所
への経路誘導が行われる。このため、その駐車場所に駐
車のうえ、運転者も見たい番組をゆっくりこころおきな
く安定した受信状態で楽しむことができ、運転の安全性
も向上する。
【0043】また、本実施形態では、経路誘導中でなく
とも番組予約が行われると、付近の駐車可能な場所が検
索されて目的地となり、番組開始時刻に合わせたタイミ
ングで到着するよう経路誘導が開始される。このため、
その駐車場所に駐車のうえ、運転者も見たい番組をゆっ
くりこころおきなく安定した受信状態で楽しむことがで
き、運転の安全性も向上する。
【0044】また、本実施形態では、番組予約により駐
車場所が中継点として設定された場合、その番組の開始
時刻から終了時刻に至る視聴所要時間の加算によって、
目的地への到着予定時間が更新されるので、番組試聴に
よる到着時刻の見込み違いが防止され、計画的なゆとり
あるドライブが実現される。
【0045】また、本実施形態では、予約した番組の時
間帯に、受信状況の良い地域を走行するように経路が設
定され誘導されるので、同乗者用のテレビ受信機におい
ても良い条件で安定した高画質のテレビ番組等の映像や
音声を楽しむことが可能となる。
【0046】〔4.他の実施形態〕なお、本発明は上記
実施形態に限定されるものではなく、次に例示するよう
な他の実施形態も含むものである。例えば、図1や図2
に示した構成や処理手順は例示に過ぎず、具体的には適
宜変更して実施することができる。また、駐車場所はサ
ービスエリアやパーキングエリアには限定されず、民間
の有料駐車場や駐車禁止でない道路区間など自由に定め
ることができる。
【0047】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、テレビ
受信機でEPGにより予約した番組の開始時間等に対応
して、ナビゲーション装置が経路誘導を行う技術、すな
わち車載情報処理システム及び情報処理方法を提供する
ことができるので、カーライフが充実する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の構成を示す機能ブロック
図。
【図2】本発明の実施形態における処理手順を示すフロ
ーチャート。
【図3】本発明の実施形態における経路誘導の一例を示
す概念図。
【符号の説明】
1…アンテナ 2…入力装置 3…TV受信システム 4…カーナビゲーションシステム 5…表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08G 1/0969 G08G 1/0969 H04N 5/44 H04N 5/44 A D Z 5/445 5/445 Z 7/025 7/08 A 7/03 7/035 Fターム(参考) 2F029 AA02 AB01 AB07 AB09 AB13 AC02 AC06 AC09 AC12 AC19 5B075 ND20 PP03 PQ02 PQ04 UU14 UU16 UU34 5C025 AA30 BA14 BA25 CA09 CB10 DA05 DA07 5C063 AA01 AB03 AB07 AC01 AC10 DA03 DA07 DA13 EB33 5H180 AA01 BB12 BB13 BB15 CC12 FF01 FF04 FF21 FF27 FF32 KK10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子番組ガイドによる番組予約を行う手
    段を備えたテレビ受信機と、自車位置を検出しながら指
    定された目的地への経路に沿った経路誘導を行うナビゲ
    ーション装置と、を備えた車載情報処理システムにおい
    て、 前記テレビ受信機及び前記ナビゲーション装置で共通の
    時刻を利用させる手段と、 前記番組予約が行われた場合に、予約された番組の開始
    時刻と終了時刻のうち少なくとも開始時刻を前記テレビ
    受信機から前記ナビゲーション装置へ伝達する手段と、 を備えたことを特徴とする車載情報処理システム。
  2. 【請求項2】 前記ナビゲーション装置は、 駐車可能な駐車場所がどこにあるかの情報を含む地図デ
    ータと、 前記経路中に設定された中継点を通るように前記経路誘
    導を行う手段と、 前記経路誘導中に、番組の前記開始時刻が通知された場
    合、前記地図データに基づいて、誘導中の前記経路から
    所定範囲内の駐車場所であって、到着予想時刻が前記開
    始時刻以前の最も近い時刻であるものを検索すると共
    に、その駐車場所を前記経路の中継点として設定する手
    段と、 を備えたことを特徴とする請求項1記載の車載情報処理
    システム。
  3. 【請求項3】 前記ナビゲーション装置は、 駐車可能な駐車場所がどこにあるかの情報を含む地図デ
    ータと、 前記経路誘導中でないときに、番組の前記開始時刻が通
    知された場合、前記地図データに基づいて、前記自車位
    置から所定範囲内の前記駐車場所であって、到着予想時
    刻が前記開始時刻以前の最も近い時刻であるものを検索
    すると共に、その駐車場所を目的地として前記経路誘導
    を開始する手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の車載情
    報処理システム。
  4. 【請求項4】 前記ナビゲーション装置は、 指定された目的地への到着予定時間を計算する手段と、 番組の前記開始時刻及び終了時刻が通知され、前記中継
    点を設定した場合、その中継点設定前の前記到着予定時
    間を、前記開始時刻から終了時刻までの所要時間を加算
    することによって更新する手段を備えたことを特徴とす
    る請求項2又は3記載の車載情報処理システム。
  5. 【請求項5】 前記ナビゲーション装置は、 電波の受信状況が良い地域がどの範囲かの情報を含む地
    図データと、 通知された番組の前記開始時刻から終了時刻までの時間
    帯と、前記受信状況の良い地域を通過する時間帯とが、
    少なくとも一部重複するように前記経路を設定する手段
    を備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1
    つに記載の車載情報処理システム。
  6. 【請求項6】 電子番組ガイドによる番組予約を行うテ
    レビ受信機と、 駐車可能な駐車場所がどこにあるかの情報を含む地図デ
    ータを予め格納し、自車位置を検出しながら指定された
    目的地への経路に沿った経路誘導を行うナビゲーション
    装置と、 を車両に搭載して情報を処理する情報処理方法におい
    て、 前記テレビ受信機及び前記ナビゲーション装置で共通の
    時刻を利用し、 前記番組予約が行われた場合に、予約された番組の開始
    時刻と終了時刻のうち少なくとも開始時刻を前記テレビ
    受信機から前記ナビゲーション装置へ伝達する処理と、 前記ナビゲーション装置において、前記経路誘導中に、
    番組の前記開始時刻が通知された場合、前記地図データ
    に基づいて、誘導中の前記経路から所定範囲内の駐車場
    所であって、到着予想時刻が前記開始時刻以前の最も近
    い時刻であるものを検索すると共に、その駐車場所を前
    記経路の中継点として設定する処理と、 前記経路中に設定された中継点を通るように前記経路誘
    導を行う処理と、 を含むことを特徴とする情報処理方法。
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