JP2006203786A - 変調装置、その方法、変調システム、それらプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

変調装置、その方法、変調システム、それらプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Abstract


【課題】 車両でも良好にコンテンツデータを再生出力できる再生システムを提供する。
【解決手段】 車両に搭載したFMトランスミッタ200の空き周波数帯認識手段220により、周辺で使用している周波数以外の空き周波数帯を認識する。空き周波数帯の認識は、空き周波数帯認識手段220の検波に基づいて認識したり、制御本体部400の移動支援手段463で車両の現在位置と地図情報の施設情報とに基づいて認識したりする。認識した空き周波数帯で、本体制御部400から出力したコンテンツデータをFMトランスミッタ200で変調して送信手段230から送信させる。移動により周辺で使用している周波数が変動する車両に搭載しても、適切にコンテンツデータを混信することなく送受信でき、車両に搭載したスピーカ600で良好な音響効果で再生出力できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、取得するデータを所定の周波数に変調して送信する変調装置、その方法、変調システム、それらのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体に関する。
従来、取得するデータを所定の周波数に変調して送信する各種変調装置が知られている。これら変調装置として、使用されていない周波数を検知し、信号を使用されていない周波数に変調し、外部の音声機器に伝送する構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載のものは、周波数検索部でFM波を受信してFMラジオ放送などによって使用されている周波数を検知し、使用されている周波数以外で、オーディオ信号のFM変調に際して発生する周波数制御のためのデジタル信号である周波数制御信号に対応する周波数に基づいて、オーディオ信号を周波数変調する。そして、変調したオーディオ信号をFM波として外部オーディオ機器に伝送し、音声出力させる構成が採られている。このことにより、コンピュータシステムで、デジタル回路からのノイズの影響を受けず、PCで再生された音声でも、有線を使用せずにオーディオ機器と同程度の音質・音量でオーディオ信号を再生可能としている。
特開2002−100997号公報(第2頁右欄−第5頁右欄)
しかしながら、上述した特許文献1に記載のような使用されている周波数以外の周波数に設定することでオーディオ機器と同程度で再生させるコンピュータシステムの従来の構成では、周波数検索部で検索するFM波の周波数が頻繁に変動するような環境、例えば車両に搭載するような場合、混信が生じ、良好な再生状態が得られなくなる問題点が一例として挙げられる。
本発明は、このような実情などに鑑みて、移動体でも良好にデータを出力可能な変調装置、その方法、変調システム、それらのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体を提供することを1つの目的とする。
請求項1に記載の発明は、データを取得するデータ取得手段と、移動体の現在位置で使用されていない空き周波数帯を認識する空き周波数帯認識手段と、前記認識した空き周波数帯で前記取得したデータを送信する送信手段と、を具備したことを特徴とした変調装置である。
請求項2に記載の発明は、移動体に搭載され、前記移動体に設けられ受信機能を備えた出力手段で取得したデータを出力可能に送信する変調装置であって、前記データを取得するデータ取得手段と、周辺で使用されている周波数以外の空き周波数帯を認識する空き周波数帯認識手段と、前記認識した空き周波数帯で前記取得したデータを送信する送信手段と、を具備したことを特徴とした変調装置である。
請求項12に記載の発明は、移動体に搭載され、データを前記移動体に搭載された出力手段で出力させる変調システムであって、請求項1ないし請求項11のいずれかに記載の変調装置と、所定の周波数帯の電波を選択して受信する受信部、および、前記受信した電波を処理し前記出力手段で出力させる出力制御手段を備えた受信装置と、を具備したことを特徴とした変調システムである。
請求項14に記載の発明は、演算手段により、取得するデータを所定の周波数帯に変調して送信手段により送信させる変調方法であって、前記演算手段は、移動体の現在位置で使用されていない空き周波数帯を認識し、この認識した空き周波数帯で前記取得したデータを前記送信手段にて送信させることを特徴とする変調方法である。
請求項15に記載の発明は、移動体に搭載された演算手段により、取得したデータを所定の周波数帯に変調し、前記移動体に設けられ受信機能を備えた出力手段で出力可能に送信手段で送信させる変調方法であって、前記演算手段は、周辺で使用されている周波数以外の空き周波数帯を認識し、この認識した空き周波数帯で前記取得したデータを前記送信手段にて送信させることを特徴とする変調方法である。
請求項16に記載の発明は、演算手段を、請求項1ないし請求項11のいずれかに記載の変調装置、または、請求項12または請求項13に記載の変調システムとして機能させることを特徴とする変調プログラムである。
請求項17に記載の発明は、請求項14または請求項15に記載の変調方法を演算手段に実行させることを特徴とする変調プログラムである。
請求項18に記載の発明は、請求項16または請求項17に記載の変調プログラムが演算手段に読取可能に記録されたことを特徴とする変調プログラムを記録した記録媒体である。
以下、本発明に係る一実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施の形態では、本発明の変調装置を備え移動体に搭載された出力手段でコンテンツデータを再生するとともに移動体の移動を支援する機能を有した再生システムを例示して説明する。なお、本発明は、このシステム構成に限らず、一体型の装置構成などいずれの形態を対象とすることができる。また、出力手段や移動を支援する構成を備えない構成などとしてもよい。また、データとして、音楽データや映像データなどのコンテンツに関するコンテンツデータを例示するが、例えばゲームや制御プログラムなどのアプリケーションソフトフェアなど、いずれのデータを対象とすることができる。そして、移動体として車両を例示するが、車両に限らず、航空機や船舶などいずれの移動体を対象とすることができ、さらには携帯可能な構成として利用者を移動体の対象とすることもできる。
〔再生システムの構成〕
図1は、本発明に係る一実施の形態における再生システムの概略構成を示すブロック図である。
図1において、100は変調装置としても機能し得る変調システムである再生システムで、この再生システム100は、記録媒体に記録された音楽や映画などのコンテンツ、あるいは放送局から出力される放送波や、サーバ装置からネットワーク上に出力されるコンテンツなどを取得して再生するとともに、移動体としての例えば車両の移動を支援する処理をするシステムである。この再生システム100は、変調装置であるFMトランスミッタ200と、報知手段300と、支援装置としても機能する制御本体部400と、受信装置500と、出力手段としてのスピーカ600と、を備えている。
FMトランスミッタ200は、制御本体部400に各種情報を送受信可能に接続され、例えば制御本体部400と一体的に構成されて図示しない車両に配設されている。なお、FMトランスミッタ200は、制御本体部400と一体構成に限らず、別体の装置構成とするなどしてもよい。このFMトランスミッタ200は、制御本体部400からコンテンツに関するコンテンツデータを取得し、適宜変調して出力する。このFMトランスミッタ200は、例えば、データ取得手段210と、演算手段としての空き周波数帯認識手段220と、送信手段230と、を備えている。
データ取得手段210は、制御本体部400から例えばストリームデータとして出力されるコンテンツデータを取得する。この取得するコンテンツデータは、デジタル信号およびアナログ信号のいずれの信号形態も取得可能となっている。そして、データ取得手段210は、取得したコンテンツデータを適宜処理、例えばアナログ信号の場合にはそのまま、デジタル信号で取得した場合にはアナログ信号に順次変換し、接続されている送信手段230へ順次出力する。
空き周波数帯認識手段220は、FMトランスミッタ200が搭載されている車両が現在位置している現在位置で使用されていない空き周波数帯を認識、すなわち再生システム100の周辺で使用されている周波数以外の空き周波数帯を認識する。この空き周波数帯認識手段220は、レベル検波手段としてのFMレベル検波部221と、周波数設定手段としての周波数コントローラ222と、を備えている。
FMレベル検波部221は、図示しない受信アンテナを有している。そして、FMレベル検波部221は、再生システム100が利用される車両が位置する地域における電波を受信アンテナで受信し、受信した電波の状況を判断する。すなわち、FMレベル検波部221は、例えばFM放送やTV放送などで提供されるコンテンツの超短波などの電波を受信アンテナで受信し、受信した電波の受信レベルを検知する。そして、検知した受信レベルの状態は、周波数コントローラ222に出力される。
周波数コントローラ222は、FMレベル検波部221に接続され、FMレベル検波部221にて検知した受信レベルの状態を取得する。そして、周波数コントローラ222は、例えば制御本体部400やFMトランスミッタ200に設けられた図示しないメモリなどに記憶された周波数帯に関する周波数帯情報と、FMレベル検波部221から取得した周辺地域の電波の受信レベルとを比較する。さらに、周波数コントローラ222は、周辺地域の電波の受信レベルにて影響を受け難い周波数帯情報、すなわち、周辺地域の電波の受信レベルが最も小さい基準周波数帯やあらかじめ設定された閾値である所定のレベル以下となる基準周波数帯を空き周波数帯として周波数帯情報から選択する。ここで、周波数帯情報としては、例えば基準周波数帯と、FMレベル検波部221で検波した電波の受信レベルと比較されて受信レベルの状態の判断基準となる閾値とが1つのレコードとして複数記録されたテーブル構造に構成されている。なお、閾値は、この閾値を越える受信レベルでは受信装置500における受信で電波障害を受けるおそれがある値に設定される。また、周波数コントローラ222は、制御本体部400からの制御信号により空き周波数帯を設定可能となっている。例えば、詳細は後述するが、制御本体部400にて車両に搭乗する利用者による入力操作にて設定された周波数帯や、制御本体部400で認識した周辺地域の電波レベルが最も小さい周波数帯やあらかじめ設定された閾値である所定のレベル以下となる周波数帯に関する周波数帯情報を取得し、この周波数帯情報の周波数帯を空き周波数帯として設定可能となっている。そして、周波数コントローラ222は、選択・設定した空き周波数帯の周波数帯情報を送信手段230へ出力する。
送信手段230は、送信アンテナ231と、図示しない送信変調部と、を有している。この送信手段230は、送信変調部により、データ取得手段210から順次取得したコンテンツデータを、周波数コントローラ222から出力される周波数帯情報の空き周波数帯で順次変調する。なお、この変調方法は、例えば振幅変調や周波数変調など、各種方法を利用できる。そして、送信手段230は、送信変調部で変調したコンテンツデータを、送信アンテナ231から順次送信すなわち出力する。
報知手段300は、制御本体部400に接続され車両に搭載されている。この報知手段300は、制御本体部400にて制御され、制御本体部400から出力される報知信号を取得して音声出力や表示などにて、車両に搭乗する利用者に報知する。この報知手段300は、付属スピーカ310と、出力手段としても機能し得る表示手段320と、を備えている。
付属スピーカ310は、例えば制御本体部400に一体的に設けられ、制御本体部400から出力される音データを音として出力して報知する。音データとしては、例えば車両の移動を支援するための音声データなどの他、図示しないTV受信機で受信したTV音声データや外部装置などで読み取った楽曲データなども対象とする。表示手段320は、制御本体部400からの画像データを画面表示して報知する。画像データとしては、例えば地図情報や車両の移動を支援するための画像データ、FMトランスミッタ200で変調する空き周波数帯など再生システム100の動作状況などを案内する表示画面、図示しないTV受信機で受信したTV画像データや外部装置などで読み取った画像データなど、静止画像や映像などの各種画像データが例示できる。この表示手段320としては、例えば液晶表示パネルや有機EL(Electro Luminescence)パネル、PDP(Plasma Display Panel)、CRT(Cathode-Ray Tube)、FED(Field Emission Display)、電気泳動ディスプレイパネルなど、いずれの表示装置が利用できる。なお、付属スピーカ310および表示手段320は、別体の構成に限らず、例えば表示手段320に付属スピーカ310が一体に設けられた構成、さらには表示手段320が制御本体部400に一体に設けられた構成など、いずれの形態とすることができる。
制御本体部400は、コンテンツデータをFMトランスミッタ200にて適宜変調して送信させ、受信装置500にて受信させ、受信装置500によりスピーカ600から再生させるとともに、車両の移動を支援する処理をする。そして、この制御本体部400は、センサ部410と、通信手段420と、操作手段430と、メモリ440と、記憶手段450と、空き周波数帯認識手段220とにより演算手段を構成し得る制御手段460と、などを備えている。
センサ部410は、車両の移動の状態、すなわち現在位置や走行状況などを検出し、接続された制御手段460へ所定の信号を出力する。このセンサ部410は、例えば図示しないGPS(Global Positioning System)受信部と、図示しない速度センサ、方位角センサおよび加速度センサなどの各種センサなどにて構成されている。GPS受信部は、図示しない人工衛星であるGPS衛星から出力される航法電波を図示しないGPSアンテナにて受信する。そして、GPS受信部は、受信した航法電波に対応した信号に基づいて現在位置の擬似座標値を演算し、GPSデータとして制御手段460へ出力する。また、センサ部410のセンサである速度センサは、移動体である例えば車両に配設され、車両の移動速度である走行速度に対応して変動する信号に基づいて、車両の走行速度や実際の加速度を検出する。この速度センサは、例えば車軸や車輪の回転により出力されるパルス信号や電圧値などを読み取る。そして、速度センサは、読み取ったパルス信号や電圧値などの検出情報を制御手段460へ出力する。センサである方位角センサは、車両に配設され、図示しないいわゆるジャイロセンサを有し、車両の方位角すなわち車両が前進する走行方向を検出し、走行方向に関する検出情報である信号を制御手段460へ出力する。センサである加速度センサは、車両に配設され、車両の走行方向における加速度を検出し、検出した加速度を例えばパルスや電圧などによる検出情報であるセンサ出力値に変換して制御手段460へ出力する。
通信手段420は、図示しない通信アンテナを有し、この通信アンテナにより地図情報を構成する地図構成情報である交通状況に関する交通情報や地図構成情報である放送局や飲食店などの各種地物に関する施設情報などを取得する。具体的には、通信手段420は、例えばビーコンやFM多重放送、あるいは電話回線網やインターネットなどのネットワークにより、交通情報や施設情報、施設の内容などに関する各種情報などを取得するとともに、サーバ装置などから地図情報をも取得可能となっている。そして、通信手段420は、取得した地図構成情報を接続された制御手段460へ所定の信号として出力する。ここで、交通情報としては、渋滞、交通事故、工事、交通規制などで、地図上における位置情報が関連付けられた例えば日本国において開発されたVICS(Vehicle Information Communication System:道路交通情報通信システム)などの交通情報を提供するシステムからのデータなどである。そして、施設情報として、放送波を出力する放送局や、電波塔などの所定の周波数の電波を出力する施設などの位置、および出力される周波数や出力レベルなど、地図上における位置情報と、出力される電波に関する周波数情報となどが関連付けられた放送情報を有している。また、通信手段420は、テレビ放送やラジオ放送、衛星放送などの各種放送波を受信し、コンテンツデータ、さらにはコンテンツに関する付帯情報や文字データ、電子番組表などの電子番組案内(EPG:Electronic Program Guide)などの付帯情報も取得可能となっている。そして、通信手段420は、取得した各種情報を制御手段460へ出力する。なお、ネットワークとしては、例えば、TCP/IPなどの汎用のプロトコルに基づくインターネット、イントラネット、LAN(Local Area Network)、電話回線などの通信回線網などが例示できる。また、通信手段420としては、例えば携帯電話などが着脱可能に接続され、携帯電話により通信回線網を利用して各種情報を取得する構成としてもよい。
操作手段430は、例えば、車両に搭乗する利用者により入力操作される図示しない各種操作ボタンや操作つまみなどを有している。これら操作ボタンや操作つまみの入力操作の内容としては、例えば再生システム100の動作内容を設定するためなどの設定事項である。具体的には、通信手段420で取得する情報の設定、例えば受信する対象番組であるチャンネルすなわち所定の周波数帯の設定や対象番組であるURL(Uniform Resource Locator)などのアドレスの設定、記憶手段450のデータ格納領域452に記憶された各種コンテンツデータの設定、車両が移動する先である目的地の設定、各種施設などの情報の検索、報知手段300における報知状態の設定、FMトランスミッタ200における変調処理に関する設定などが例示できる。そして、操作手段430は、設定事項の入力操作により、所定の操作信号を接続された制御手段460へ適宜出力して設定させる。なお、この操作手段430としては、操作ボタンや操作つまみなどの入力操作に限らず、例えば表示手段320に設けられたタッチパネルによる入力操作や、音声による入力操作、あるいは、リモートコントローラなどの無線媒体により出力される操作信号を受信する構成など、各種設定事項を設定入力可能ないずれの構成が適用できる。
メモリ440は、制御手段460に接続され、操作手段430で入力操作される設定事項、コンテンツデータ、地図情報などを、制御手段460が適宜読み出し可能に記憶する。なお、制御手段460における演算処理のための記憶領域などとして利用可能となっている。また、メモリ440には、再生システム100全体を動作制御するOS(Operating System)上に展開される各種プログラムなどを記憶している。このメモリ440としては、例えば停電などにより突然電源が落ちた際にも記憶が保持される構成のメモリ、例えばCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)メモリなどを用いることが望ましい。なお、メモリ440としては、半導体メモリのみならず、HD(Hard Disk)やFD(Flexible Disk)などの磁気ディスク、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)などの光ディスク、光磁気ディスク、メモリカードなどの記録媒体に読み出し可能に記憶するドライブやドライバなどを備えた構成としてもよい。
記憶手段450は、制御手段460に接続され、磁気ディスクや光ディスク、光磁気ディスク、メモリカードなどの記録媒体に、制御手段460が適宜読み出し可能に、コンテンツデータや地図情報などの各種情報を記憶する。この記憶手段450は、地図情報や上述した地図構成情報などの地図に関する情報を記憶する地図情報格納領域451と、コンテンツデータやコンテンツデータのタイトルや再生時間長などの付帯情報などのコンテンツに関する情報を記憶するデータ格納領域452と、などを備えている。地図情報格納領域451は、例えば、いわゆるPOI(Point Of Interest)データである表示用データと、車両の移動状況や移動する経路の設定などに利用するマッチングデータと、地物構成情報と、などを備えた地図に関する情報が、所定の領域で複数分割されて記憶するテーブル構造に構成されている。また、データ格納領域452は、例えば、音データである楽曲データや画像データである映像データなどのコンテンツデータを複数記憶するテーブル構造に構成されている。なお、コンテンツに関する付帯情報がある場合には、そのコンテンツデータに付帯情報が関連付けられて記憶される。また、プレイリストやいわゆるサムネイルなども記憶している。なお、記憶手段450は、着脱可能に装着される記録媒体を対象とする構成の他、HDのような記録媒体が固定のもの、さらには半導体メモリなどとしてもよい。さらには、複数のドライブを備えた構成や複数の記録媒体を装着可能な構成などとしてもよい。
制御手段460は、例えばCPU(Central Processing Unit)を備え、センサ部410や通信手段420、操作手段430、メモリ440、記憶手段450、FMトランスミッタ200、報知手段300などと各種情報を送受信可能に接続する図示しない各種入出力ポートを有している。そして、制御手段460は、各種プログラムとして、記憶制御手段461と、FMトランスミッタ制御手段462と、支援装置としての移動支援手段463と、計時手段464と、などを備えている。
記憶制御手段461は、通信手段420および記憶手段450を制御し、地図情報やコンテンツデータを読み出す読出処理および記憶する記憶処理をする。すなわち、記憶制御手段461は、通信手段420で取得した地図情報やコンテンツデータを、記憶手段450の地図情報格納領域451やデータ格納領域452に適宜記憶させる記憶処理をする。また、記憶制御手段461は、記憶手段450に記憶された地図情報やコンテンツデータを読み出し、FMトランスミッタ制御手段462や移動支援手段463へ出力する読出処理をする。
FMトランスミッタ制御手段462は、FMトランスミッタ200へ制御信号を出力し、適宜動作制御する。例えば、上述したように、操作手段430における入力操作により出力される操作信号に基づいて空き周波数帯として設定された周波数帯や、移動支援手段463により地図情報の施設情報に基づいて空き周波数帯として認識した周波数帯に関する周波数帯情報を制御信号とともにFMトランスミッタ200へ出力し、空き周波数帯認識手段220にて空き周波数帯として設定させる処理をする。また、記憶制御手段461における読出処理で読み出したコンテンツデータを制御信号とともにFMトランスミッタ200へ出力し、データ取得手段210で取得させて送信手段230で変調させて送信させる処理をする。また、FMトランスミッタ制御手段462からの周波数帯情報を取得し、移動支援手段463へ出力して、報知手段300で報知させる。すなわち、FMトランスミッタ制御手段462は、FMトランスミッタ200の空き周波数帯認識手段220で認識した空き周波数帯の周波数帯情報を取得し、移動支援手段463へ出力し、移動支援手段463により制御された報知手段300で空き周波数帯を画面表示させたり、音声出力させたりして、現在の空き周波数帯、さらには空き周波数帯を操作手段430における入力操作を促す旨の案内、空き周波数帯で変調し送信している周波数帯などを報知させる処理をする。
移動支援手段463は、車両の移動を支援する処理をする。すなわち、移動支援手段463は、現在位置認識手段463Aと、目的地認識手段463Bと、案内情報生成手段463Cと、報知制御手段463Dと、経路処理手段463Eと、などを備えている。
現在位置認識手段463Aは、車両の現在位置を認識する。具体的には、センサ部410の速度センサおよび方位角センサから出力される車両の速度データおよび方位角データに基づいて、車両の現在の擬似位置を複数算出する。さらに、現在位置認識手段463Aは、GPS受信部から出力される現在位置に関するGPSデータに基づいて、車両の現在の擬似座標値を認識する。そして、現在位置認識手段463Aは、算出した現在の擬似位置と、認識した現在の擬似座標値とを比較し、別途取得された地図情報上における車両の現在位置を算出し、現在位置を認識する。また、現在位置認識手段463Aは、加速度センサから出力される加速度データに基づいて、走行する道路の傾斜や高低差を判断し、車両の現在の擬似位置を算出し、現在位置を認識する。すなわち、立体交差点や高速道路など、平面上で重なる箇所でも、車両の現在位置を正確に認識できる。さらに、山道や坂道を走行する際に、速度データや方位角データのみから得る移動距離と、実際の車両の走行距離との誤差を、検出した道路の傾斜を用いて補正するなどにより正確な現在位置を認識する。なお、現在位置認識手段463Aは、現在位置として上述した車両の現在位置の他、操作手段430にて設定入力された起点となる出発地点などを、擬似現在位置として認識可能である。そして、現在位置認識手段463Aで得られた各種情報は、メモリ440に適宜記憶される。
目的地認識手段463Bは、例えば操作手段430の入力操作により設定入力された目的地に関する目的地情報を取得し、目的地の位置を認識する。設定入力される目的地情報としては、例えば緯度・経度などの座標、住所、電話番号など、場所を特定するための各種情報が利用可能である。そして、この目的地認識手段463Bで認識した目的地情報は、メモリ440に適宜記憶される。
案内情報生成手段463Cは、地図情報格納領域451に記憶された地図情報や通信手段420にて受信した地図構成情報に基づいて、報知手段300で各種案内を報知する案内情報を生成する。この報知する案内としては、例えば車両の移動状況や移動を支援するための誘導、交通情報、施設の内容などの情報、コンテンツデータの再生状況、FMトランスミッタ200で変調する空き周波数の設定入力を促す案内あるいは変調している空き周波数など、再生システム100全体の動作状況を、付属スピーカ310やスピーカ600で音声出力にて報知したり、表示手段320で画面表示にて報知したりする。そして、案内情報生成手段463Cは、生成した案内情報を報知制御手段463Dへ出力する。
報知制御手段463Dは、案内情報生成手段463Cから出力される案内情報を報知手段300やスピーカ600から出力して報知させる。この報知制御手段463Dは、発音報知制御手段463D1と、表示報知制御手段463D2と、を備えている。発音報知制御手段463D1は、案内情報における音データを付属スピーカ310やスピーカ600から音として出力させて報知する。なお、スピーカ600から出力させる場合には、詳細は後述するが、FMトランスミッタ200で所定の空き周波数帯で変調して送信させ、受信装置500で受信させ、この受信装置500に接続されたスピーカ600で音声出力させる。表示報知制御手段463D2は、表示手段320を制御し、案内情報における画像データを表示手段320で画面表示させて報知させる。
経路処理手段463Eは、利用者により設定入力される経路設定のための設定事項情報、および、記憶手段450に記憶された地図情報に基づいて、車両の移動経路を演算してルート探索する。なお、この経路処理手段463Eは、設定事項情報に基づいて、交通規制や渋滞、渋滞予測などの交通情報などを加味するか否か、最短距離、最短時間などの各種ルート探索のための要求に基づいて移動経路を演算する。この経路設定のための設定事項情報は、例えば移動経路の設定要求に関する入力操作に応じた操作信号に基づいて、各種条件の設定入力を促す表示画面を報知制御手段463Dにより表示手段320で画面表示させ、画面表示に従った入力操作により取得する。この設定された移動経路は、メモリ440へ出力されて適宜記憶される。また、経路処理手段463Eは、地図情報の地図構成情報における施設情報に基づいて、設定した移動経路と、施設情報の施設から出力される電波である放送波の情報とに基づいて、移動経路を車両が移動した際に受信する周波数およびその受信レベルを認識する。そして、経路処理手段463Eは、移動経路での放送波にて受信障害を生じない空き周波数帯とその空き周波数帯で受信障害を生じない移動区間とを認識し、メモリ440へ出力して適宜記憶させる。
計時手段464は、例えば内部クロックなどの基準パルスに基づいて現在時刻を認識する。そして、この計時手段464は、認識した現在時刻に関する時刻情報を適宜出力する。
受信装置500は、制御本体部400に隣接する状態で車両に配設され、電波を受信、すなわちテレビ放送やラジオ放送、衛星放送などの各種放送波や、FMトランスミッタ200から出力される電波を受信する。この受信装置500は、受信操作手段510と、受信部520と、受信レベル検波手段530と、受信周波数帯設定手段540と、出力制御手段550と、を備えている。
受信操作手段510は、制御本体部400の操作手段430と同様に、例えば車両に搭乗する利用者により入力操作される図示しない各種操作ボタンや操作つまみなどを有している。そして、これら操作ボタンや操作つまみの入力操作の内容としては、例えば受信装置500の動作内容を設定するためなどの設定事項で、受信部520で受信する所定の周波数帯の設定、スピーカ600から出力させる出力状態の設定、受信の自動あるいは手動の設定、すなわちFMトランスミッタ200で変調する空き周波数帯の変更に対応して自動的に受信する周波数帯を設定するか手動により逐次受信する周波数帯を設定するかの設定などが例示できる。
受信部520は、受信アンテナ521を有している。この受信部520は、受信操作手段510で入力操作により設定された周波数帯や受信周波数帯設定手段で設定された周波数帯で、受信アンテナ521から電波を受信して復調し、放送されている放送番組やFMトランスミッタ200から送信されたコンテンツデータを取得する。そして、受信部520は、取得したコンテンツデータを出力制御手段550へ出力する。
受信レベル検波手段530は、FMトランスミッタ200のFMレベル検波部221と同様に、図示しない受信アンテナを有し、車両が位置する地域における例えばFM放送やTV放送などで提供されるコンテンツの超短波などの電波を受信アンテナで受信し、受信した電波の状況である受信レベル検知する。そして、受信レベル検波手段530は、検知した受信レベルの状態を接続する受信周波数帯設定手段540へ出力する。
受信周波数帯設定手段540は、受信レベル検波手段530で検知した受信レベルの状態を取得し、最も受信レベルが大きい周波数帯を認識し、受信部520で受信させる周波数帯として適宜設定する。例えば、受信操作手段510で自動チューニングを要求する旨の入力操作により、受信周波数帯設定手段540で最も受信レベルが大きい周波数帯で、電波を受信部520で受信させる設定をする。なお、隣接して車両に配設された制御本体部400に接続するFMトランスミッタ200から変調されたコンテンツデータが送信されている場合には、このFMトランスミッタ200からの電波が最も受信レベルが大きくなるので、自動チューニングを要求する旨の入力操作により、自動的にFMトランスミッタ200からの電波を受信部520で受信させることとなる。
出力制御手段550は、受信部520で取得され出力されるコンテンツデータにおける音データを、受信操作手段510で設定入力された出力状態に対応して、スピーカ600で音声にて出力させる制御をする。なお、受信装置500に表示装置などが設けられている場合、受信部520で受信している周波数帯を表示装置で画面表示させたり、放送波に重畳して配信あるいはFMトランスミッタ200から送信される文字データやコンテンツに関する付帯情報などを画面表示させたりしてもよい。
スピーカ600は、例えば車両にあらかじめ搭載されたものが利用され、受信装置500から出力されるアナログ信号の音データを音声にて出力させる。なお、あらかじめ車両に搭載されたものを利用する構成に限らず、車両に別途搭載させる構成などでもよい。
〔再生システムの動作〕
次に、上記再生システム100の動作として、制御本体部400の制御により取得したコンテンツデータを車両の移動状況に応じてスピーカ600から適宜再生させる再生処理の動作を図面に基づいて説明する。なお、この再生処理として、移動経路に基づいてあらかじめ自動的に変調する空き周波数帯を設定する構成について説明するが、この移動経路に基づく方法に限らず、車両が移動している現在位置における受信レベルに基づいて空き周波数帯を適宜設定し、操作手段430による入力操作にて空き周波数帯を設定する手動処理、あるいはFMトランスミッタ200で自動的に空き周波数帯を設定する自動処理も実施できる。図2は、再生システムの案内誘導の処理をする動作を示すフローチャートである。図3は、移動経路に基づいて空き周波数帯を設定して再生させる動作を示すフローチャートである。図4は、移動経路における空き周波数帯の切り替わる移動区間を概念的に示す説明図である。
車両に搭乗した利用者である搭乗者が再生システム100の電源をオンして電力を供給すると、制御手段460は報知制御手段463Dの表示報知制御手段463D2により報知手段300の表示手段320を制御してメインメニューを表示させる。すなわち、利用者に再生システム100に動作させる内容の設定入力を促す表示画面を表示手段320に表示させる。そして、図2に示すように、メインメニューから移動経路の設定を要求する旨の入力操作に応じた操作信号を制御手段460が認識すると(ステップS101)、制御手段460は、報知制御手段463Dにより、移動経路の探索に必要な各種情報、例えば目的地、最短距離か最短時間かなどの設定事項情報などの設定入力を促す表示画面を報知手段300の表示手段320に画面表示させる。
さらに、制御手段460は、操作手段430の入力操作に基づく移動経路の探索に必要な各種情報を認識すると、まず移動支援手段463の現在位置認識手段463Aにて現在位置を認識する処理をするとともに(ステップS102)、目的地認識手段463Bにて設定入力された目的地を認識する処理をする(ステップS103)。さらに、制御手段460は、表示報知制御手段463D2により、表示手段320を制御して移動経路の探索のための条件である設定事項の入力操作を促す表示をさせる。そして、利用者が表示された表示画面の指示に従って、操作手段430の入力操作により設定事項を設定入力すると、制御手段460は設定入力された設定事項に関する設定事項情報、さらには通信手段420で取得した交通情報などの地図構成情報を取得する(ステップS104)。これら取得した現在位置情報、目的地情報、設定事項情報および地図構成情報は、メモリ440に適宜記憶される。
この後、制御手段460は、経路処理手段463Eにて、メモリ440に記憶された現在位置情報、目的地情報、設定事項情報および地図構成情報に基づいて、車両の現在位置から目的地までの移動経路を、記憶手段450の地図情報格納領域451に記憶された地図情報を用いて探索するルート探索処理をする(ステップS105)。そして、経路処理手段463Eは、設定事項情報に適合する複数、例えば5つの移動経路を検出するとともに、各移動経路における目的地までの所要時間を演算し、所要時間情報を生成する。そして、表示報知制御手段463D2は、経路処理手段463Eによる移動経路の検出および所要時間情報の生成を認識すると、移動経路に関する移動経路情報および所要時間情報を表示手段320に表示させるとともに、利用者による選択を要求する旨の表示をさせる。この後、利用者がいずれかの移動経路情報を選択する入力操作により、移動経路が設定される。
この移動経路の設定により、制御手段460の表示報知制御手段463D2は、地図情報格納領域451から所定の縮尺率の地図情報を取得するとともに、設定された移動経路および現在位置のアイコンを地図情報に重畳させて表示手段320に表示させる。なお、あらかじめ所定の交通情報や地物情報などの地図構成情報を重畳表示させる旨の入力設定がなされている場合には、その地図構成情報に基づき地図情報に重畳させて適宜表示させる。
そして、制御手段460は、センサ部410の速度センサ、方位角センサおよび加速度センサから出力されるデータと、GPS受信部から出力されるGPSデータとに基づいて、車両の移動状況を認識する。さらに、制御手段460は、発音報知制御手段463D1および表示報知制御手段463D2により、認識した移動状況と、移動経路に関する移動経路情報に含まれる経路案内情報とに基づいて、車両の移動に関する案内情報を表示あるいは音声により報知手段300で報知させ、車両の移動を案内誘導する(ステップS106)。
この車両の移動の際に、図3に示すように、コンテンツの再生出力を要求する旨の入力操作に応じた操作信号を制御手段460が認識すると(ステップS201)、制御手段460は、要求のあったコンテンツのソースを認識し、通信手段420あるいは記憶手段450を制御して対象のソースから要求のあったコンテンツデータを取得あるいは読み取る(ステップS202)。このステップS202で取得したコンテンツデータとして画像データを含む場合には、報知制御手段463Dの表示報知制御手段463D2により、所定の遅延処理を実施して報知手段300の表示手段320から画像データを表示させる処理をする。
このステップS202の後、制御手段460は、移動経路が既に設定されているか否かを判断する(ステップS203)。そして、ステップS203で既に移動経路が設定されていると判断すると、地図情報格納領域451に記憶された地図情報の地図構成情報における施設情報に基づいて、経路処理手段463Eで設定した移動経路上で受信する放送波の周波数とその受信レベルとを認識し、移動経路での放送波にて受信障害を生じない空き周波数帯とその移動区間を認識する(ステップS204)。このステップS204における移動区間の認識の際、例えば図4に示すように、受信する電波Aに対する空き周波数帯S0の移動区間L0が例えば100m以下となる極めて短い距離で、その移動区間L0における前後の移動区間L1,L2で設定される空き周波数帯S1が同一で、移動区間L0で空き周波数帯S1に設定したとしても受信障害があまり大きくない場合、移動区間L0で空き周波数帯S0を設定せず、空き周波数帯S1で設定する処理をする。なお、この処理は、例えば操作手段430における入力操作にて実施の有無を設定可能としたり、実施しない構成としたりするなどしてもよい。
そして、ステップS204の後、FMトランスミッタ制御手段462は、車両の現在位置と移動経路における移動区間とを比較し、現在位置での空き周波数帯を認識する(ステップS205)。この後、FMトランスミッタ制御手段462は、空き周波数帯の周波数帯情報およびコンテンツデータの音データを制御信号とともにFMトランスミッタ200へ出力する。この周波数帯情報を取得したFMトランスミッタ200は、周波数帯情報の空き周波数帯を周波数コントローラ222で認識させて送信手段230で変調する周波数帯として設定する(ステップS206)。
さらに、FMトランスミッタ200は、送信手段230において、本体制御部400から出力されデータ取得手段210で取得したコンテンツデータの音データを周波数コントローラ222で設定した空き周波数帯で変調させて送信させる(ステップS207)。このコンテンツデータの送信により、受信装置500は、受信レベル検波手段530が逐次検波している最大の受信レベルが、送信される空き周波数帯の周波数であると認識する。そして、受信装置500の受信周波数帯設定手段540は、受信レベル検波手段530で認識した空き周波数帯の周波数で、受信部520に受信させる設定をする。この設定により、受信部520は、FMトランスミッタ200から送信されるコンテンツデータを受信して順次復調し、出力制御手段550により受信操作手段510であらかじめ設定入力された出力状態に対応してスピーカ600から発音させる処理をする。なお、コンテンツとして映画のように映像と音声とを有する場合には、映像と音声との表示手段320における表示とスピーカ600における音声出力とがリンクする状態に、表示報知制御手段463D2で画像データの表示を遅延処理するとよい。
ステップS207の送信処理の後、制御手段460は、移動支援手段463の現在位置認識手段463Aで認識している現在位置と移動経路とに基づいて、現在移動している移動区間が従前の移動区間と同一か否か、すなわち移動区間が切り替わったか否かを判断する(ステップS208)。そして、このステップS208において、移動区間が切り替わっていないと判断すると、現在の空き周波数帯でコンテンツデータの音データを送信する処理を継続させる。一方、ステップS208において、移動区間が切り替わったと判断すると、制御手段460は、利用者が操作手段430における入力操作にてコンテンツ記録処理の停止要求があったか否かを判断する(ステップS209)。そして、このステップS209で停止要求がないと判断した場合、移動区間が切り替わっているので、切り替わった移動区間での空き周波数帯を認識して再設定するために、ステップS205に戻って処理を継続する。一方、ステップS209において、停止要求があったと判断すると、コンテンツを再生出力する再生処理を終了する。
一方、ステップS203において、移動経路が設定されていない、例えばルート探索を実行せずにコンテンツの再生処理の要求がなされた場合などでは、移動支援手段463の現在位置認識手段463Aにより認識している現在位置を認識する(ステップS211)。この後、FMトランスミッタ制御手段462は、所定の制御信号をFMトランスミッタ200へ出力し、空き周波数帯を認識させる処理をする(ステップS212)。具体的には、制御信号により、FMトランスミッタ200は、FMレベル検波部221により、車両が現在位置する地点での周辺地域の電波を受信して受信レベルを検知する。そして、FMトランスミッタ200は、周波数コントローラ222により、例えば制御本体部400の地図情報格納領域451に格納された施設情報やFMトランスミッタ200に設けられた図示しないメモリなどに記憶された周波数帯に関する周波数帯情報と、FMレベル検波部221から取得した周辺地域の電波の受信レベルとを比較し、空き周波数帯を認識する。
このステップS212の後、FMトランスミッタ制御手段462は、空き周波数帯の周波数帯情報およびコンテンツデータの音データを制御信号とともにFMトランスミッタ200へ出力する。この周波数帯情報を取得したFMトランスミッタ200は、周波数帯情報の空き周波数帯を周波数コントローラ222で認識させて送信手段230で変調する周波数帯として設定する(ステップS213)。さらに、FMトランスミッタ200は、送信手段230において、本体制御部400から出力されデータ取得手段210で取得したコンテンツデータの音データを周波数コントローラ222で設定した空き周波数帯で変調させて送信させる(ステップS214)。このコンテンツデータの送信により、上述したように、受信装置500は、受信レベル検波手段530で認識した空き周波数帯の周波数で、受信部520に受信させ、スピーカ600から発音させる処理をする。
そして、ステップと214の送信処理の後、制御手段460は、移動支援手段463により、車両が所定距離以上を移動したか否かを判断する(ステップS215)。例えば、ステップS211で認識した現在位置と、移動支援手段463の現在位置認識手段463Aで現在認識している現在位置との距離を認識し、所定距離以上か否かを判断する。そして、このステップS215において、車両は所定距離以上を移動していないと判断すると、現在の空き周波数帯でコンテンツデータの音データを送信する処理を継続させる。一方、ステップS215において、車両が所定距離以上を移動したと判断すると、制御手段460は、利用者が操作手段430における入力操作にてコンテンツ記録処理の停止要求があったか否かを判断する(ステップS216)。そして、このステップS216で停止要求がないと判断した場合、制御手段460は、再び現在位置における最適の空き周波数帯を認識して再設定するために、ステップS211に戻って処理を継続する。一方、ステップS216において、停止要求があったと判断すると、コンテンツを再生出力する再生処理を終了する。
〔再生システムの作用効果〕
上述したように、上記実施の形態では、車両の現在位置で使用されていない空き周波数帯、すなわち車両に搭載されたFMトランスミッタ200の空き周波数帯認識手段220により周辺で使用されている周波数以外の空き周波数帯を認識し、この認識した空き周波数帯でコンテンツデータを変調して送信手段230から送信させている。このため、移動により周辺で使用されている周波数が変動する車両に搭載されても、車両が現在位置する地点における使用されていない空き周波数帯を、例えば逐次認識したり、地図情報の施設情報を用いて移動経路に基づいてあらかじめ認識したりすることにより、適切にコンテンツデータを混信することなく送受信させ、車両に搭載されたより良好な音響効果が得られるスピーカ600で良好な音響効果で再生出力させることができる。
そして、車両の移動する状況に応じて空き周波数帯を逐次認識、例えば所定時間毎や車両が移動する所定距離毎に周辺で使用されている周波数を認識して空き周波数帯を認識することで、移動する車両でも、混信無く良好なコンテンツデータの再生が得られる。そして、空き周波数帯の認識として、FMレベル検波部221により周辺の電波を受信して受信レベルの大きさを逐次検知し、この検知した受信レベルの大きさに基づいて、周波数コントローラ222により受信レベルが所定のレベル以下となる周波数帯を空き周波数帯として認識して設定している。このため、簡単な構成で、自動的に移動する車両に搭載される構成でも周辺の電波に影響を受けることなく、良好にコンテンツデータを再生できる。
また、空き周波数帯の認識として、移動支援手段463で利用する地図情報と、移動支援手段463で認識する現在位置とに基づいて、車両が位置する現在位置で受信可能な放送波で使用されている周波数を認識し、この周波数以外の周波数帯を空き周波数帯として認識し、この空き周波数帯をFMトランスミッタ200で設定可能な構成としている。このため、車両に搭載されるナビゲーション装置などの移動を支援する構成を利用して、FMレベル検波部221で逐次周辺で使用されている周波数を認識する処理を実施しなくても空き周波数帯を認識でき、構成の簡略化が容易に図れる。さらには、移動経路の設定時にあらかじめ空き周波数帯を認識しておくことにより、移動の支援のために認識する現在位置を認識するのみで良好な再生が得られ、処理の高速化が得られる。また、検波を実施せずに地図情報に基づいて認識することにより、周囲のノイズなどの影響も防止でき、良好な再生が得られる。
そして、移動経路に基づいて空き周波数帯を設定する際、図4にも示すように、設定する空き周波数帯S0の移動区間L0の距離が短い場合、その空き周波数帯S0に設定することなく、前後の移動区間L1,L2の空き周波数帯S1に設定可能としている。このため、空き周波数帯を張り替える処理が簡略化でき、また頻繁な切り替えによる処理の負荷、さらにはコンテンツデータの再生中断などの不都合も防止できる。
また、受信装置500に受信レベル検波手段530および受信周波数帯設定手段540を設け、最も受信レベルの大きい周波数帯を受信部520で受信させる周波数帯に設定可能としている。このため、FMトランスミッタ200でコンテンツデータの送信に設定した空き周波数帯を、例えば受信操作手段510にて設定入力することなく自動的に受信でき、使い勝手を向上できる。
さらに、映像と音声とを有する映画やTV放送番組などのコンテンツデータの場合、本体制御部400に接続された表示手段320で画像データを表示させ、音データはFMトランスミッタ200および受信装置500を介してスピーカ600から音声出力する必要があるが、上述したように、画像データの表示を遅延処理しているため、音データが遅れて再生されることがなく、良好に映像と音声とがリンクした良好な再生状態が得られる。
そして、制御手段460を例えばCPUなどを用いてプログラムとして構成しているので、プログラムをインストールすることで、車両のスピーカ600を利用した良好な再生出力が容易にできる構成が容易に得られ、利用の拡大が容易に図れる。さらには、そのプログラムを記録媒体に記録し、制御手段460、すなわちコンピュータに適宜読み取らせる構成とすることで、容易に良好な再生出力できる構成が得られるとともに、プログラムを容易に取り扱いでき、利用の拡大が容易にできる。なお、本発明における演算手段としては、1つのコンピュータに限らず、複数のコンピュータをネットワーク状に組み合わせた構成、上述したようなCPUやマイクロコンピュータなどの素子、あるいは複数の電子部品が搭載された回路基板などをも含む。
〔実施形態の変形〕
なお、本発明は、上述した各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で以下に示される変形をも含むものである。
すなわち、FMトランスミッタ200を車両に搭載される本体制御部400に接続し、車両に搭載した受信装置500およびスピーカ600で再生させるシステム構成についてしたが、例えば携帯用のドライブ装置にFMトランスミッタ200を接続し、ドライブ装置で読み取ったコンテンツデータを車両のスピーカ600から再生させたり、車載のモニタなどの受信装置500に接続された表示手段320で画面表示させたりするなどしてもよい。このように、スピーカ600から音データを再生させる処理に限らず、コンテンツデータとしては、画像データを対象とすることもできる。さらには、車両に搭載する構成に限らず、携帯用のドライブ装置やドライブ装置などを備えたノート型のパーソナルコンピュータやPDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話などの携帯機器にFMトランスミッタ200を接続あるいは一体構成とし、受信装置500を備えたヘッドフォンにて再生させるなど、携帯型の構成なども対象とすることができる。
また、コンテンツデータとして、放送番組や映画、音楽データなどに限らず、例えばゲームや各種アプリケーションソフトウェアなどを対象としてもよい。すなわち、スピーカ600に代えてゲームやアプリケーションソフトウェアを起動させる機器で出力させるようにすればよい。
そして、FMトランスミッタ200で自動的に空き周波数帯を設定する処理、および、FMトランスミッタ200で認識した空き周波数帯を制御本体部400で設定入力しこの設定入力した空き周波数帯で変調して送信させる処理の双方を可能とした構成について説明したが、いずれか一方のみでもよい。また、受信装置500として、FMトランスミッタ200で認識し変調する空き周波数帯で自動的に受信する処理、および、FMトランスミッタ200で認識した空き周波数帯を入力操作により設定して受信する処理の双方を可能とした構成について説明したが、いずれか一方のみでもよい。
また、FMトランスミッタ200で自動的に空き周波数帯を認識可能に、FMレベル検波部221と周波数コントローラ222とを設けて説明したが、例えばこれらの構成を設けず、制御本体部400の移動支援手段463により現在位置と地図情報の施設情報とに基づいて、現在位置での受信可能な放送波を認識し、その放送波で使用している周波数以外の周波数を空き周波数帯として認識して送信させるなどしてもよい。このような構成により、車両に搭載されるナビゲーション装置などの移動を支援する構成を利用して空き周波数帯を認識でき、構成の簡略化が容易に図れ、製造性の向上やコストの低減などが容易に図れる。なお、移動支援手段463を設けない構成でも実施可能である。すなわち、例えばGPS受信部にて認識する現在位置と、施設情報とを取得可能な構成であれば、空き周波数帯を認識できる。このような構成では、より構成の簡略化が図れ、例えば携帯電話などの小型の機器で空き周波数帯を認識し携帯電話で取得あるいは記憶しているコンテンツデータを、コードレスで受信部520を備えたヘッドフォンなどにより再生させる構成などでも実施できる。
さらに、車載のFMトランスミッタ200から車載の受信装置500へ送受信させる構成に限らず、例えば車両の現在位置を車両やサーバ装置などから認識し、この車両の現在位置における空き周波数帯を、利用者の住居に設置されコンテンツデータを取得可能あるいは記憶可能な機器で認識し、この機器に接続されているFMトランスミッタ200から機器で取得あるいは記憶しているコンテンツデータを車両へ送信させることもできる。このような構成により、利用者が取得するコンテンツデータをより有効利用でき、コンテンツデータを記録した記録媒体からコンテンツデータを読み取るドライブ装置などを車両に搭載する必要もなく、車内空間の有効利用も容易に図れる。
また、移動経路の設定の後にコンテンツの再生出力要求を認識した場合の処理について説明したが、例えばコンテンツの再生出力要求の後に移動経路を設定する場合についても、同様に処理できる。なお、コンテンツの再生出力要求が先に実施される場合でも、移動経路に基づいて先に空き周波数帯を自動的に認識して設定したり、移動経路によらず単に車両の現在位置に基づいて自動的に空き周波数帯を設定したり、車両の現在位置から空き周波数帯を認識して報知し設定入力を促す手動設定としたりするなど、適宜選択して実施可能とすることができる。
そして、移動経路に基づいて空き周波数帯を設定する際、設定する空き周波数帯S0の移動区間L0の距離が短い場合に、空き周波数帯S0に設定することなく前後の移動区間L1,L2の空き周波数帯S1に設定可能に説明したが、例えば前後の移動区間L1,L2で空き周波数帯が異なる場合、空き周波数帯S0に設定することなく前後の移動区間L1,L2におけるいずれか一方の空き周波数帯に設定したり、移動区間L0の中間位置で異なる周波数が切り替わるようにしたりするなどしてもよい。さらには、これら構成を実施しない構成としてもよい。
また、受信装置500に受信レベル検波手段530および受信周波数帯設定手段540を設け、最も受信レベルの大きい周波数帯を受信部520で受信させる周波数帯に設定可能な構成で説明したが、例えばこれらの構成を設けず、例えば制御本体部400で認識した空き周波数帯やFMトランスミッタ200で検波により認識した空き周波数帯を、報知制御手段463Dにより画面表示や音声出力させ、受信操作手段510にて認識した空き周波数帯の設定入力を促す報知をさせる、いわゆる手動設定を可能としてもよい。このような構成により、受信装置500の構成を簡略化でき、製造性の向上やコストの低減などが容易に図れる。
その他、本発明の実施の際の具体的な構造および手順は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造などに適宜変更できる。
〔実施の形態の効果〕
上述したように、車両の現在位置で使用されていない空き周波数帯を認識し、この認識した空き周波数帯でコンテンツデータを変調して送信させている。このため、移動により周辺で使用されている周波数が変動する移動する車両に搭載されても、車両が現在位置する地点における使用されていない空き周波数帯を、例えば逐次認識したり、地図情報の施設情報を用いて移動経路に基づいてあらかじめ認識したりすることにより、適切にコンテンツデータを混信することなく送受信させ、車両に搭載されたより良好な音響効果が得られるスピーカ600で良好な音響効果で再生出力させることができる。
また、車両に搭載され、周辺で使用されている周波数以外の空き周波数帯を認識し、この認識した空き周波数帯でコンテンツデータを変調して送信させている。このため、移動により周辺で使用されている周波数が変動する車両に搭載されても、車両が現在位置する地点における使用されていない空き周波数帯を、例えば逐次認識したり、地図情報の施設情報を用いて移動経路に基づいてあらかじめ認識したりすることにより、適切にコンテンツデータを混信することなく送受信させ、車両に搭載されたより良好な音響効果が得られるスピーカ600で良好な音響効果で再生出力させることができる。
本発明における一実施の形態に係る再生システムの概略構成を示すブロックである。 前記実施の形態における案内誘導の処理をする動作を示すフローチャートである。 前記実施の形態における移動経路に基づいて空き周波数帯を設定して再生させる動作を示すフローチャートである。 前記実施の形態における移動経路における空き周波数帯の切り替わる移動区間を概念的に示す説明図である。
符号の説明
100……変調装置としても機能し得る変調システムである再生システム
200……変調装置であるFMトランスミッタ
210……データ取得手段
220……演算手段としての空き周波数帯認識手段
221……レベル検波手段としてのFMレベル検波部
222……周波数設定手段としての周波数コントローラ
230……送信手段
320……出力手段としても機能し得る表示手段
400……支援装置としても機能する制御本体部
451……地図情報格納領域
460……支援装置としても機能し演算手段を構成し得る制御手段
463……支援装置としての移動支援手段
463A…現在位置認識手段
463E…経路処理手段
500……受信装置
520……受信部
530……受信レベル検波手段としての受信レベル検波手段
540……受信周波数帯設定手段
550……出力制御手段
600……出力手段としてのスピーカ

Claims (18)

  1. データを取得するデータ取得手段と、
    移動体の現在位置で使用されていない空き周波数帯を認識する空き周波数帯認識手段と、
    前記認識した空き周波数帯で前記取得したデータを送信する送信手段と、
    を具備したことを特徴とした変調装置。
  2. 移動体に搭載され、前記移動体に設けられ受信機能を備えた出力手段で取得したデータを出力可能に送信する変調装置であって、
    前記データを取得するデータ取得手段と、
    周辺で使用されている周波数以外の空き周波数帯を認識する空き周波数帯認識手段と、
    前記認識した空き周波数帯で前記取得したデータを送信する送信手段と、
    を具備したことを特徴とした変調装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の変調装置であって、
    前記空き周波数帯認識手段は、前記移動体の移動する状況に応じて前記空き周波数帯を逐次認識する
    ことを特徴とした変調装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の変調装置であって、
    前記空き周波数帯認識手段は、周辺の電波を受信して受信レベルの大きさを逐次検知するレベル検波手段と、このレベル検波手段にて検知した受信レベルの大きさに基づいて受信レベルが所定のレベル以下となる周波数帯を認識して前記空き周波数帯として設定する周波数設定手段と、を備え、前記移動体に搭載された
    ことを特徴とした変調装置。
  5. 請求項4に記載の変調装置であって、
    前記レベル検波手段は、放送波を配信する放送施設に関する施設情報と、前記移動体の現在位置に関する現在位置情報とに基づいて、前記移動体の現在位置で前記放送施設で配信する放送波に使用されている周波数帯を認識し、
    前記周波数設定手段は、前記レベル検波手段で認識した使用されている周波数帯以外の周波数帯を前記空き周波数帯として設定する
    ことを特徴とした変調装置。
  6. 請求項5に記載の変調装置であって、
    前記レベル検波手段は、前記移動体の移動を支援する支援装置で利用される地図情報に基づいて前記施設情報を認識する
    ことを特徴とした変調装置。
  7. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の変調装置であって、
    前記空き周波数帯認識手段は、前記移動体の移動を支援する支援装置で利用され施設に関する施設情報を有した地図情報と、前記支援装置にて認識する前記移動体の現在位置に関する現在位置情報とに基づいて、前記移動体の現在位置で受信可能な放送波を配信する放送施設に関する施設情報から前記移動体の現在位置で使用されている周波数帯を認識し、この認識した周波数帯以外の周波数帯を前記空き周波数帯として認識する
    ことを特徴とした変調装置。
  8. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の変調装置であって、
    前記空き周波数帯認識手段は、前記移動体の移動を支援する支援装置で利用され施設に関する施設情報を有した地図情報と、この支援装置にて認識する前記移動体の現在位置に関する現在位置情報とに基づいて、前記移動体の現在位置で受信可能な放送波を配信する施設に関する前記地図情報の施設情報から前記移動体の現在位置で使用されている周波数帯を前記支援装置が認識することにより、この認識した周波数帯以外の周波数帯を前記空き周波数帯として認識する
    ことを特徴とした変調装置。
  9. 請求項6ないし請求項8のいずれかに記載の変調装置であって、
    前記空き周波数帯認識手段は、前記支援装置により設定した前記移動体が移動する移動経路と前記地図情報とに基づいて、前記移動経路上における前記移動体が受信可能な放送波で使用されている周波数帯以外の周波数帯を前記空き周波数帯として認識する
    ことを特徴とした変調装置。
  10. 請求項9に記載の変調装置であって、
    前記空き周波数帯認識手段は、前記空き周波数帯の認識の際、前記移動経路における前記移動体が受信可能な放送波で使用されている周波数帯の移動区間に前記移動体が進入した時点に前記空き周波数帯に設定変更するとともに、前記移動区間から前記移動体が通過した時点で前記設定変更前の空き周波数帯に設定変更することを認識すると、前記移動区間が所定の距離より短い場合には、前記空き周波数帯の設定変更を実施しない
    ことを特徴とした変調装置。
  11. 請求項9に記載の変調装置であって、
    前記空き周波数帯認識手段は、前記空き周波数帯の認識の際、前記移動経路における所定の前記空き周波数帯に設定した所定の移動区間に対して前記移動体の移動方向の前後における移動区間で異なる周波数で他の前記空き周波数帯に設定することを認識した際に、前記所定の移動区間が所定の距離より短い場合、前記所定の移動区間に前記移動体が位置する場合でも前記所定の空き周波数帯に設定せず、前記他の空き周波数帯のままとする
    ことを特徴とした変調装置。
  12. 移動体に搭載され、データを前記移動体に搭載された出力手段で出力させる変調システムであって、
    請求項1ないし請求項11のいずれかに記載の変調装置と、
    所定の周波数帯の電波を選択して受信する受信部、および、前記受信した電波を処理し前記出力手段で出力させる出力制御手段を備えた受信装置と、
    を具備したことを特徴とした変調システム。
  13. 請求項12に記載の変調システムであって、
    前記受信手段は、前記変調装置の近傍に位置して前記移動体に配設され、周辺の電波を受信して受信レベルの大きさを検知する受信レベル検波手段と、この受信レベル検波手段にて検知した受信レベルの最も大きい周波数帯を認識する受信周波数帯設定手段を備え、
    前記受信部は、前記受信周波数帯設定手段で認識した周波数帯で受信する
    ことを特徴とした変調システム。
  14. 演算手段により、取得するデータを所定の周波数帯に変調して送信手段により送信させる変調方法であって、
    前記演算手段は、
    移動体の現在位置で使用されていない空き周波数帯を認識し、
    この認識した空き周波数帯で前記取得したデータを前記送信手段にて送信させる
    ことを特徴とする変調方法。
  15. 移動体に搭載された演算手段により、取得したデータを所定の周波数帯に変調し、前記移動体に設けられ受信機能を備えた出力手段で出力可能に送信手段で送信させる変調方法であって、
    前記演算手段は、
    周辺で使用されている周波数以外の空き周波数帯を認識し、
    この認識した空き周波数帯で前記取得したデータを前記送信手段にて送信させる
    ことを特徴とする変調方法。
  16. 演算手段を、請求項1ないし請求項11のいずれかに記載の変調装置、または、請求項12または請求項13に記載の変調システムとして機能させる
    ことを特徴とする変調プログラム。
  17. 請求項14または請求項15に記載の変調方法を演算手段に実行させる
    ことを特徴とする変調プログラム。
  18. 請求項16または請求項17に記載の変調プログラムが演算手段に読取可能に記録された
    ことを特徴とする変調プログラムを記録した記録媒体。
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