JP2002294612A - コンクリート版及びその製造方法 - Google Patents

コンクリート版及びその製造方法

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JP2002294612A
JP2002294612A JP2001103462A JP2001103462A JP2002294612A JP 2002294612 A JP2002294612 A JP 2002294612A JP 2001103462 A JP2001103462 A JP 2001103462A JP 2001103462 A JP2001103462 A JP 2001103462A JP 2002294612 A JP2002294612 A JP 2002294612A
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concrete
slit
core
drainage
slab
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Yoshiteru Suzuki
義晃 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】排水機能を備えた高強度の舗装用コンクリート
版及びその製造方法を提供する。 【解決手段】コンクリート上表面に排水用スリットを備
え、スリットの下部にスリットより断面積の大きい排水
用空孔を備えたコンクリート版である。このようなコン
クリート版は、可縮性筒体内に流体を充満した中子をコ
ンクリート版の型枠内に水平に配設しコンクリートを打
設し、脱型後中子中の流体を排出し可縮性筒体をコンク
リートから抜き取って製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート版及
びその製造方法に関し、さらに詳しくは、排水機能を備
えた高強度の舗装用コンクリート版に係る技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、道路の舗装には、車輌の走行性の
向上と低騒音化のため、アルファルト舗装のみならずコ
ンクリート舗装版の開発が進められている。コンクリー
ト版としては、現場打ちもあるが、品質管理の行届いた
工場で製造した、寸法精度が高く、高強度のプレキャス
トコンクリート版を敷設すると、短工期ですぐれた路面
を形成することができる。コンクリート版に排水性を付
加するために、ポーラスコンクリートが採用されてい
る。ポーラスコンクリートは、細骨材を除いたコンクリ
ートで連続気孔を有し、空隙率10〜30%のものであ
って、透水性に富むものである。しかしながら、ポーラ
スコンクリートは高強度の発現が難しいという問題があ
った。繊密なコンクリートでは、舗装版上に雨水が溜る
のを防止するためには、舗装版に排水勾配を付す必要が
あり、したがってプレキャストコンクリート版では、異
形製品を製造する必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような実情に鑑
み、本発明は、格別な排水勾配を付すことなく、排水機
能を備えた高強度の舗装用コンクリート版及びその製造
方法を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、コンクリート
上表面に排水用スリットを備えたにとを特徴とするコン
クリート版である。スリットは排水を目的とするもの
で、例えば、適宜の間隔をあけた平行なスリット、井桁
状、菱形状、網目状その他の模様を形成したスリットで
もよい。スリットの形成方法は、コンクリート打設時に
スリットを形成する枠体を型枠内の底面(コンクリート
版の上面)に設けておいてもよく、コンクリート硬化後
コンクリートソー等によりコンクリートの上面から切込
んでスリットを加工することとしてもよい。コンクリー
トは高強度コンクリートとすれば好適であり、例えばプ
レストレストコンクリート版とすれば、高品質で軽量化
を図ることができ、耐久性に富む舗装版とすることがで
きる。また前記スリットの下部にスリットより断面積の
大きい排水用空孔をコンクリート内に備えたコンクリー
ト版とすると排水性が向上し好適である。
【0005】本発明はポーラスコンクリートのような透
水性をもつコンクリートではなく、密実な高強度のコン
クリート版の表層に溝(スリット)を設けることによっ
て排水機能を付与するものである。上記のように、排水
能力を高めるためにスリットの下部のコンクリート内部
に空孔を設けることができ、このコンクリート内部空孔
は音を乱反射させる効果も期待することができる。
【0006】内部に空孔を備えたコンクリート版の製造
方法は、可縮性筒体内に流体を充満した中子をコンクリ
ート版の型枠内に水平に配設し、該中子を埋設するコン
クリートを打設し、コンクリート硬化後中子中の流体を
排出し可縮性筒体をコンクリートから抜き取ることを特
徴とするコンクリート版の製造方法である。このような
方法によって、排水用空孔をコンクリート中に形成した
高強度コンクリート版を容易に製造することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は実施例のコンクリート版1
を示すものでコンクリート版の一部を示す斜視図であ
る。その表面2には排水溝(スリット)3が井桁網目状
に設けられており、降雨時の雨水はコンクリート版1上
に溜らずスリット3に導入され、図示しない排水溝に誘
導される。
【0008】図2は別の実施例のコンクリート版1を示
すものでコンクリート版の一部を示す斜視図である。こ
の例では、コンクリートの上面は骨材洗い出しを行って
粗面としたものを示しており、ポーラスコンクリートと
同様の外観を呈しているが、密実な高強度コンクリート
である。表面2には格子状にスリット3が設けられてい
る。スリット3の下部のコンクリート内に円筒状の横孔
が設けられ、排水用空孔4を形成している。このコンク
リート版は図1に示す実施例よりも排水経路の目詰まり
等を起こしにくい利点がある。図2の実施例では排水用
空孔4はすべてのスリット3の下部に格子状に設けられ
ているが、これに限られるわけではなく、スリットと適
宜連通されていればよく、スリット3及び排水用空孔4
は適宜の配列とすることができる。図2に示すコンクリ
ート版は可縮性筒体内に流体を充満した中子をコンクリ
ート版の型枠内に水平に配設し、該中子を埋設させて型
枠内にコンクリートを打設し、脱型後中子中の流体を排
出し可縮性筒体をコンクリートから抜き取ることによっ
て排水用空孔4を形成することができ、スリット3はコ
ンクリート硬化後コンクリートソー等によって加工すれ
ばよい。
【0009】
【発明の効果】本発明によれば、排水機能を備えた高強
度、高耐久性のコンクリート舗装版を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のコンクリート版の部分斜視図である。
【図2】別の実施例のコンクリート版の部分斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 コンクリート版 2 上面 3 スリット 4 排水用空孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート上表面に排水用スリットを
    備えたことを特徴とするコンクリート版。
  2. 【請求項2】 前記スリットの下部に該スリットより断
    面積の大きい排水用空孔をコンクリート内に備えたこと
    を特徴とする請求項1記載のコンクリート版。
  3. 【請求項3】 可縮性筒体内に流体を充満した中子をコ
    ンクリート版の型枠内に水平に配設し、該中子を埋設さ
    せて型枠内にコンフリートを打設し、脱型後中子中の流
    体を排出し可縮性筒体をコンクリートから抜き取ること
    を特徴とするコンクリート版の製造方法。
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