JPH1044114A - コンクリートブロックの製造方法 - Google Patents
コンクリートブロックの製造方法Info
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- JPH1044114A JPH1044114A JP20729396A JP20729396A JPH1044114A JP H1044114 A JPH1044114 A JP H1044114A JP 20729396 A JP20729396 A JP 20729396A JP 20729396 A JP20729396 A JP 20729396A JP H1044114 A JPH1044114 A JP H1044114A
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- concrete block
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 透水性と美観性、さらに耐久性等の強度的性
能を兼ね備えたコンクリートブロックをより安価に提供
する。 【解決手段】 成形室4の底部4aに複数個の突起部1
2,12,・・を所定間隔で設置し、その状態で、上記
成形室4内に密性コンクリートC1を上記各突起部12
の上端側の一部を残してこれを埋没せしめる如く充填し
て化粧コンクリート層1Aを形成し、さらに上記化粧コ
ンクリート層1Aの上面側に粗性コンクリートC2を充
填してその内部に上記突起部12の上端側の一部を埋没
させて透水コンクリート層1Bを形成し、しかる後、上
記各突起部12,12,・・を除去することでその除去
跡に排水孔2,2,・・を形成する。かかる製造方法に
よれば、化粧コンクリート層1Aと透水コンクリート層
1Bの上下二層からなり且つ排水孔2,2,・・により
十分な透水性が確保されたコンクリートブロックを、大
掛かりな装置を必要とすることなく、しかも上記各突起
部12,12,・・の事前配置と事後除去という簡単な
作業によって容易に得ることができる。
能を兼ね備えたコンクリートブロックをより安価に提供
する。 【解決手段】 成形室4の底部4aに複数個の突起部1
2,12,・・を所定間隔で設置し、その状態で、上記
成形室4内に密性コンクリートC1を上記各突起部12
の上端側の一部を残してこれを埋没せしめる如く充填し
て化粧コンクリート層1Aを形成し、さらに上記化粧コ
ンクリート層1Aの上面側に粗性コンクリートC2を充
填してその内部に上記突起部12の上端側の一部を埋没
させて透水コンクリート層1Bを形成し、しかる後、上
記各突起部12,12,・・を除去することでその除去
跡に排水孔2,2,・・を形成する。かかる製造方法に
よれば、化粧コンクリート層1Aと透水コンクリート層
1Bの上下二層からなり且つ排水孔2,2,・・により
十分な透水性が確保されたコンクリートブロックを、大
掛かりな装置を必要とすることなく、しかも上記各突起
部12,12,・・の事前配置と事後除去という簡単な
作業によって容易に得ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、透水性を備えた
コンクリートブロックの製造方法に関するものである。
コンクリートブロックの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンクリートブロック、特に路面
の舗装に使用される敷石用コンクリートブロックにおい
ては、雨水の有効利用という観点から、透水性を備える
ことが要求される傾向にある。かかる要請に応える方法
の一つに、コンクリートブロックそのものを粗性コンク
リート(即ち、比較的大きな骨材を配合したコンクリー
ト)を使用して成形した比較的粗大な組成をもつポーラ
ス状のコンクリートブロックとし、このポーラス状組成
に基づく透水性を利用する方法がある。
の舗装に使用される敷石用コンクリートブロックにおい
ては、雨水の有効利用という観点から、透水性を備える
ことが要求される傾向にある。かかる要請に応える方法
の一つに、コンクリートブロックそのものを粗性コンク
リート(即ち、比較的大きな骨材を配合したコンクリー
ト)を使用して成形した比較的粗大な組成をもつポーラ
ス状のコンクリートブロックとし、このポーラス状組成
に基づく透水性を利用する方法がある。
【0003】ところが、透水性の確保という観点から
は、コンクリートブロック全体をポーラス状組成とする
ことが望ましいが、かかる構成とした場合には、透水性
は確保できるものの、その表面(即ち、人目に触れる踏
面)の木目が粗くなることから美観性が劣り、該コンク
リートブロックを敷石として使用して路面を舗装した場
合に周辺の景観が損なわれることが懸念される。また、
ポーラス状組成のコンクリートブロックの場合には、緻
密な組成のコンクリートブロックの場合に比して、その
強度性能が低いことから、特に敷石用コンクリートブロ
ックにあってはその表面が踏面とされるのでその摩滅が
早く、コンクリートブロックの耐久性という点において
問題が残ることになる。
は、コンクリートブロック全体をポーラス状組成とする
ことが望ましいが、かかる構成とした場合には、透水性
は確保できるものの、その表面(即ち、人目に触れる踏
面)の木目が粗くなることから美観性が劣り、該コンク
リートブロックを敷石として使用して路面を舗装した場
合に周辺の景観が損なわれることが懸念される。また、
ポーラス状組成のコンクリートブロックの場合には、緻
密な組成のコンクリートブロックの場合に比して、その
強度性能が低いことから、特に敷石用コンクリートブロ
ックにあってはその表面が踏面とされるのでその摩滅が
早く、コンクリートブロックの耐久性という点において
問題が残ることになる。
【0004】かかる事情に鑑み、本件出願人は、コンク
リートブロックを、その表層と深層との間においてコン
クリートの組成を変え、表層はこれを緻密な組成をもち
美観及び強度性能共に良好な密性コンクリート組成と
し、深層はこれを粗大な組成をもち透水性に富んだ粗性
コンクリート組成とするとともに、上記表層の表面から
上記深層に達する排水孔を多数形成し、これによって美
観性と耐久性とを保持しつつ高い透水性を確保するよう
にしたコンクリートブロック及びその製造装置を提案し
ている(特願平7−290730号)。
リートブロックを、その表層と深層との間においてコン
クリートの組成を変え、表層はこれを緻密な組成をもち
美観及び強度性能共に良好な密性コンクリート組成と
し、深層はこれを粗大な組成をもち透水性に富んだ粗性
コンクリート組成とするとともに、上記表層の表面から
上記深層に達する排水孔を多数形成し、これによって美
観性と耐久性とを保持しつつ高い透水性を確保するよう
にしたコンクリートブロック及びその製造装置を提案し
ている(特願平7−290730号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この先願に
かかる製造装置は、上下二層に成形されたコンクリート
ブロックの表面に針状の孔成形ピンを突き刺して排水孔
を形成するものであることから、装置が比較的大型とな
るものであり、製造設備コストという点において改善の
余地がある。
かかる製造装置は、上下二層に成形されたコンクリート
ブロックの表面に針状の孔成形ピンを突き刺して排水孔
を形成するものであることから、装置が比較的大型とな
るものであり、製造設備コストという点において改善の
余地がある。
【0006】そこで本願発明は、透水性と美観性、さら
に耐久性等の強度的性能を兼ね備えたコンクリートブロ
ックをより安価に提供できるコンクリートブロックの製
造方法を提案せんとしてなされたものである。
に耐久性等の強度的性能を兼ね備えたコンクリートブロ
ックをより安価に提供できるコンクリートブロックの製
造方法を提案せんとしてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明ではかかる課題
を解決するための具体的手段として次のような構成を採
用している。
を解決するための具体的手段として次のような構成を採
用している。
【0008】本願の第1の発明にかかるコンクリートブ
ロックの製造方法では、上面が開口した成形室の底部
に、所定長さをもつ複数個の突起部をそれぞれ上下方向
に向け且つ所定間隔で設置し、その状態で、上記成形室
内に緻密な組成をもつ密性コンクリートを上記各突起部
の上端側の一部を残してこれを埋没せしめる如く充填し
て化粧コンクリート層を形成し、さらに上記化粧コンク
リート層の上面側に粗大な組成をもつ粗性コンクリート
を充填してその内部に上記突起部の上端側の一部を埋没
させて透水コンクリート層を形成し、しかる後、上記各
突起部を除去してその除去跡を排水孔とすることを特徴
としている。
ロックの製造方法では、上面が開口した成形室の底部
に、所定長さをもつ複数個の突起部をそれぞれ上下方向
に向け且つ所定間隔で設置し、その状態で、上記成形室
内に緻密な組成をもつ密性コンクリートを上記各突起部
の上端側の一部を残してこれを埋没せしめる如く充填し
て化粧コンクリート層を形成し、さらに上記化粧コンク
リート層の上面側に粗大な組成をもつ粗性コンクリート
を充填してその内部に上記突起部の上端側の一部を埋没
させて透水コンクリート層を形成し、しかる後、上記各
突起部を除去してその除去跡を排水孔とすることを特徴
としている。
【0009】本願の第2の発明では、上記第1の発明に
かかるコンクリートブロックの製造方法において、上記
複数個の突起部を平板状の基板部と一体的に形成し、該
基板部を上記成形室の底部に敷設することで上記各突起
部がそれぞれ所定位置に配置されることを特徴としてい
る。
かかるコンクリートブロックの製造方法において、上記
複数個の突起部を平板状の基板部と一体的に形成し、該
基板部を上記成形室の底部に敷設することで上記各突起
部がそれぞれ所定位置に配置されることを特徴としてい
る。
【0010】本願の第3の発明では、上記第1又は第2
の発明にかかるコンクリートブロックの製造方法におい
て、上記各突起部をコンクリートブロックから離脱させ
て除去することで上記排水孔を形成することを特徴とし
ている。
の発明にかかるコンクリートブロックの製造方法におい
て、上記各突起部をコンクリートブロックから離脱させ
て除去することで上記排水孔を形成することを特徴とし
ている。
【0011】本願の第4の発明では、上記第1又は第2
の発明にかかるコンクリートブロックの製造方法におい
て、上記各突起部を融解させてコンクリートブロックか
ら除去することで上記排水孔を形成することを特徴して
いる。
の発明にかかるコンクリートブロックの製造方法におい
て、上記各突起部を融解させてコンクリートブロックか
ら除去することで上記排水孔を形成することを特徴して
いる。
【0012】
【発明の効果】本願発明ではかかる構成とすることによ
り次のような効果が得られる。
り次のような効果が得られる。
【0013】本願の第1の発明にかかるコンクリート
ブロックの製造方法によれば、成形室の底部に複数個の
突起部を所定間隔で設置し、その状態で、上記成形室内
に密性コンクリートを上記各突起部の上端側の一部を残
してこれを埋没せしめる如く充填して化粧コンクリート
層を形成し、さらに上記化粧コンクリート層の上面側に
粗性コンクリートを充填してその内部に上記突起部の上
端側の一部を埋没させて透水コンクリート層を形成し、
しかる後、上記各突起部を除去することでその除去跡に
排水孔が形成されるものであることから、化粧コンクリ
ート層と透水コンクリート層の上下二層からなり且つ排
水孔により十分な透水性が確保されたコンクリートブロ
ックを、大掛かりな装置を必要とすることなく、しかも
上記各突起部の事前配置と事後除去という簡単な作業に
よって容易に得ることができ、それだけコンクリートブ
ロックの製造設備コストの低廉化とその製造作業におけ
る作業性の向上とが図れるものである。
ブロックの製造方法によれば、成形室の底部に複数個の
突起部を所定間隔で設置し、その状態で、上記成形室内
に密性コンクリートを上記各突起部の上端側の一部を残
してこれを埋没せしめる如く充填して化粧コンクリート
層を形成し、さらに上記化粧コンクリート層の上面側に
粗性コンクリートを充填してその内部に上記突起部の上
端側の一部を埋没させて透水コンクリート層を形成し、
しかる後、上記各突起部を除去することでその除去跡に
排水孔が形成されるものであることから、化粧コンクリ
ート層と透水コンクリート層の上下二層からなり且つ排
水孔により十分な透水性が確保されたコンクリートブロ
ックを、大掛かりな装置を必要とすることなく、しかも
上記各突起部の事前配置と事後除去という簡単な作業に
よって容易に得ることができ、それだけコンクリートブ
ロックの製造設備コストの低廉化とその製造作業におけ
る作業性の向上とが図れるものである。
【0014】本願の第2の発明にかかるコンクリート
ブロックの製造方法によれば、上記複数個の突起部を平
板状の基板部と一体的に形成し、該基板部を上記成形室
の底部に敷設することで上記各突起部がそれぞれ所定位
置に配置されるので、例えば該各突起部をそれぞれ個別
に配置するような場合に比して、該各突起部の配置作業
がより一層簡易化され、コンクリートブロックの更なる
低廉化とその製造作業における作業性の向上とが期待で
きるものである。
ブロックの製造方法によれば、上記複数個の突起部を平
板状の基板部と一体的に形成し、該基板部を上記成形室
の底部に敷設することで上記各突起部がそれぞれ所定位
置に配置されるので、例えば該各突起部をそれぞれ個別
に配置するような場合に比して、該各突起部の配置作業
がより一層簡易化され、コンクリートブロックの更なる
低廉化とその製造作業における作業性の向上とが期待で
きるものである。
【0015】本願の第3の発明にかかるコンクリート
ブロックの製造方法によれば、上記各突起部をコンクリ
ートブロックから離脱させて除去することで上記排水孔
を形成するようにしているので、該各突起部はこれを再
使用することが可能であり、それだけコンクリートブロ
ックの製造コストの低廉化がさらに促進されるものであ
る。
ブロックの製造方法によれば、上記各突起部をコンクリ
ートブロックから離脱させて除去することで上記排水孔
を形成するようにしているので、該各突起部はこれを再
使用することが可能であり、それだけコンクリートブロ
ックの製造コストの低廉化がさらに促進されるものであ
る。
【0016】本願の第4の発明にかかるコンクリート
ブロックの製造方法によれば、上記各突起部を融解させ
てコンクリートブロックから除去することで上記排水孔
を形成するようにしているので、該突起部を離脱除去す
る場合に比して、該突起部の除去作業がより一層簡易で
あり、それだけコンクリートブロック製造作業における
作業性の向上が促進されるものである。
ブロックの製造方法によれば、上記各突起部を融解させ
てコンクリートブロックから除去することで上記排水孔
を形成するようにしているので、該突起部を離脱除去す
る場合に比して、該突起部の除去作業がより一層簡易で
あり、それだけコンクリートブロック製造作業における
作業性の向上が促進されるものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本願発明にかかるコンクリ
ートブロックの製造方法を好適な実施形態に基づいて具
体的に説明する。
ートブロックの製造方法を好適な実施形態に基づいて具
体的に説明する。
【0018】第1の実施形態 図1には、本願発明の第1の実施形態にかかる製造方法
により製造されたコンクリートブロック1を示してい
る。このコンクリートブロック1は、矩形の外観形態を
有するものであって、その表面1a寄りに位置して表層
部を構成する化粧コンクリート層1Aと裏面1b寄りに
位置して深層部を構成する透水コンクリート層1Bとか
らなる上下二層構造とされている。
により製造されたコンクリートブロック1を示してい
る。このコンクリートブロック1は、矩形の外観形態を
有するものであって、その表面1a寄りに位置して表層
部を構成する化粧コンクリート層1Aと裏面1b寄りに
位置して深層部を構成する透水コンクリート層1Bとか
らなる上下二層構造とされている。
【0019】この上下二層のうち、表層部を構成する化
粧コンクリート層1Aは、比較的粒径の細かい骨材とセ
メントとの混練体である密性コンクリートC1(図2参
照)を使用して形成されるものであり、その内部組成は
細かい骨材相互間をセメントペーストが取り囲むように
して連結した緻密な組成をもち、該化粧コンクリート層
1Aの表面、即ち、コンクリートブロック1の表面1a
は木目の細かい美観性に優れた面とされる。
粧コンクリート層1Aは、比較的粒径の細かい骨材とセ
メントとの混練体である密性コンクリートC1(図2参
照)を使用して形成されるものであり、その内部組成は
細かい骨材相互間をセメントペーストが取り囲むように
して連結した緻密な組成をもち、該化粧コンクリート層
1Aの表面、即ち、コンクリートブロック1の表面1a
は木目の細かい美観性に優れた面とされる。
【0020】これに対して、深層部を構成する透水コン
クリート層1Bは、比較的粒径の大きな骨材とセメント
との混練体である粗性コンクリートC2(図2参照)を
使用して形成されるものであり、その内部組成は大きな
粒径の骨材相互間をセメントペーストで連結したポーラ
ス状の粗い組成とされ、このポーラス状組成により高い
透水性が確保されている。
クリート層1Bは、比較的粒径の大きな骨材とセメント
との混練体である粗性コンクリートC2(図2参照)を
使用して形成されるものであり、その内部組成は大きな
粒径の骨材相互間をセメントペーストで連結したポーラ
ス状の粗い組成とされ、このポーラス状組成により高い
透水性が確保されている。
【0021】さらに、上記コンクリートブロック1の表
層部には、その表面1aにその一端が開口するとともに
該表面1aから上記化粧コンクリート層1Aを上下方向
に貫通して上記透水コンクリート層1B側に延びてその
先端側の一部を該透水コンクリート層1Bの上層部分に
位置せしめた錐状深穴でなる排水孔2,2,・・が、所
定ピッチで複数個形成されている。
層部には、その表面1aにその一端が開口するとともに
該表面1aから上記化粧コンクリート層1Aを上下方向
に貫通して上記透水コンクリート層1B側に延びてその
先端側の一部を該透水コンクリート層1Bの上層部分に
位置せしめた錐状深穴でなる排水孔2,2,・・が、所
定ピッチで複数個形成されている。
【0022】従って、このような構成をもつコンクリー
トブロック1は、例えばこれを路盤上に敷設して敷石と
して使用する場合、路面を形成する該各コンクリートブ
ロック1の表面1aが化粧コンクリート層1Aでなる木
目の細かい面とされていることから、美観性に優れたも
のとなる。
トブロック1は、例えばこれを路盤上に敷設して敷石と
して使用する場合、路面を形成する該各コンクリートブ
ロック1の表面1aが化粧コンクリート層1Aでなる木
目の細かい面とされていることから、美観性に優れたも
のとなる。
【0023】また、かかるコンクリートブロック1を敷
設してなる舗装路面においては、雨水等の良好な透水性
が要求されることは既述の通りであるが、このコンクリ
ートブロック1においてはその表面1aから上記化粧コ
ンクリート層1Aを貫通して上記透水コンクリート層1
Bまで延びる複数個の排水孔2,2,・・が設けられて
いるので、上記表面1a上に溜まった雨水等は、該表面
1aから各排水孔2,2,・・に流れ込み該排水孔2の
周面から上記透水コンクリート層1Bに滲み込み、該透
水コンクリート層1Bを通って路盤側へスムーズに排出
されることとなり、これにより高い透水性が確保される
ものである。
設してなる舗装路面においては、雨水等の良好な透水性
が要求されることは既述の通りであるが、このコンクリ
ートブロック1においてはその表面1aから上記化粧コ
ンクリート層1Aを貫通して上記透水コンクリート層1
Bまで延びる複数個の排水孔2,2,・・が設けられて
いるので、上記表面1a上に溜まった雨水等は、該表面
1aから各排水孔2,2,・・に流れ込み該排水孔2の
周面から上記透水コンクリート層1Bに滲み込み、該透
水コンクリート層1Bを通って路盤側へスムーズに排出
されることとなり、これにより高い透水性が確保される
ものである。
【0024】ここで、このコンクリートブロック1の製
造方法について説明すると、このコンクリートブロック
1の製造には、図3に示すように、次述の型枠3と孔成
形材10とが使用される。
造方法について説明すると、このコンクリートブロック
1の製造には、図3に示すように、次述の型枠3と孔成
形材10とが使用される。
【0025】上記型枠3は、定盤となる底壁7上に、複
数の区画壁5,5,・・、同6,6,・・を格子状に配
置してなるものてあって、該各区画壁5,6により区画
された複数の矩形箱状の成形室4,4,・・を備えてい
る。
数の区画壁5,5,・・、同6,6,・・を格子状に配
置してなるものてあって、該各区画壁5,6により区画
された複数の矩形箱状の成形室4,4,・・を備えてい
る。
【0026】上記孔成形材10は、図3及び図4に示す
ように、上記成形室4の底部に敷設可能な大きさをもつ
矩形薄板状の基板部11と、該基板部11から上方に向
かって突出する錐状形態をもつ複数の突起部12,1
2,・・とでなり、該基板部11と各突起部12,1
2,・・とをポリプロピレン、ポリエチレン等のコンク
リートからの離型性に優れた樹脂材により一体成形され
ている。尚、この各突起部12,12,・・は、上記基
板部11上にほぼ均等に配置され、且つその高さは製造
しようとする化粧コンクリート層1Aの厚さ寸法よりも
所定寸法だけ大きな寸法に設定されている。
ように、上記成形室4の底部に敷設可能な大きさをもつ
矩形薄板状の基板部11と、該基板部11から上方に向
かって突出する錐状形態をもつ複数の突起部12,1
2,・・とでなり、該基板部11と各突起部12,1
2,・・とをポリプロピレン、ポリエチレン等のコンク
リートからの離型性に優れた樹脂材により一体成形され
ている。尚、この各突起部12,12,・・は、上記基
板部11上にほぼ均等に配置され、且つその高さは製造
しようとする化粧コンクリート層1Aの厚さ寸法よりも
所定寸法だけ大きな寸法に設定されている。
【0027】実際のコンクリートブロック1の製造に際
しては、先ず、準備作業として上記型枠3に対して上記
孔成形材10をセットする。即ち、型枠3の成形室4の
底部4a上に上記孔成形材10を、その基板部11を該
底部4aに当接させた状態で敷設する(図2参照)。ま
た、この場合、上記孔成形材10の表面(即ち、上記突
起部12の形成側)にコンクリートの硬化を遅らせる硬
化遅延剤を塗布しておく。尚、このように上記孔成形材
10に硬化遅延剤を塗布する方法に代えて、例えば図3
に示すように、上記孔成形材10の複数の突起部12,
12,・・の配置ピッチに対応した位置にそれぞれ孔1
3a,13a,・・を予め形成するとともに硬化遅延剤
を適度に含浸させた紙材等でなるシート材13を用意
し、これを上記孔成形材10に被せて上記基板部11に
密着させるようにしてもよい。この場合、上記各突起部
12,12,・・は、上記シート材13の孔13a,1
3a,・・を通って上方へ突出する。
しては、先ず、準備作業として上記型枠3に対して上記
孔成形材10をセットする。即ち、型枠3の成形室4の
底部4a上に上記孔成形材10を、その基板部11を該
底部4aに当接させた状態で敷設する(図2参照)。ま
た、この場合、上記孔成形材10の表面(即ち、上記突
起部12の形成側)にコンクリートの硬化を遅らせる硬
化遅延剤を塗布しておく。尚、このように上記孔成形材
10に硬化遅延剤を塗布する方法に代えて、例えば図3
に示すように、上記孔成形材10の複数の突起部12,
12,・・の配置ピッチに対応した位置にそれぞれ孔1
3a,13a,・・を予め形成するとともに硬化遅延剤
を適度に含浸させた紙材等でなるシート材13を用意
し、これを上記孔成形材10に被せて上記基板部11に
密着させるようにしてもよい。この場合、上記各突起部
12,12,・・は、上記シート材13の孔13a,1
3a,・・を通って上方へ突出する。
【0028】しかる後、コンクリートの流し込み作業に
移行する。先ず最初に、化粧コンクリート層1Aを構成
する密性コンクリートC1の充填作業を行う。即ち、上
記成形室4内に上記孔成形材10の上側から密性コンク
リートC1を流し込む。この場合、この密性コンクリー
トC1の流し込み量は、図2に示すように、上記各突起
部12,12,・・の先端部の一部が該密性コンクリー
トC1の上面よりも所定量だけ上方へ突出するような量
とする。
移行する。先ず最初に、化粧コンクリート層1Aを構成
する密性コンクリートC1の充填作業を行う。即ち、上
記成形室4内に上記孔成形材10の上側から密性コンク
リートC1を流し込む。この場合、この密性コンクリー
トC1の流し込み量は、図2に示すように、上記各突起
部12,12,・・の先端部の一部が該密性コンクリー
トC1の上面よりも所定量だけ上方へ突出するような量
とする。
【0029】次に、上記密性コンクリートC1の上側に
重ねて粗性コンクリートC2を流し込み、これを上記型
枠3の上面まで充填する。この粗性コンクリートC2の
充填により、上記各突起部12,12,・・の上端部は
上記粗性コンクリートC2に包み込まれる。
重ねて粗性コンクリートC2を流し込み、これを上記型
枠3の上面まで充填する。この粗性コンクリートC2の
充填により、上記各突起部12,12,・・の上端部は
上記粗性コンクリートC2に包み込まれる。
【0030】次に、コンクリートが所要程度に硬化した
時点で、上記型枠3を反転させるとともに、その脱型を
行って上記孔成形材10を上方に露出させる。ここで、
この孔成形材10を上方に引き上げてこれをコンクリー
トブロック1から離脱除去する。この場合、上記孔成形
材10の基板部11に硬化遅延剤が塗布されており、該
基板部11に接触していた上記化粧コンクリート層1A
の表層部分はその硬化が他の部分よりも遅れているの
で、該基板部11のコンクリートからの離脱が容易であ
る。尚、上記各突起部12,12,・・は、その周囲の
コンクリートの硬化が進んでいるが、該突起部12が錐
状形態とされ十分な抜き勾配を確保しているので、コン
クリートからの離脱が容易である。
時点で、上記型枠3を反転させるとともに、その脱型を
行って上記孔成形材10を上方に露出させる。ここで、
この孔成形材10を上方に引き上げてこれをコンクリー
トブロック1から離脱除去する。この場合、上記孔成形
材10の基板部11に硬化遅延剤が塗布されており、該
基板部11に接触していた上記化粧コンクリート層1A
の表層部分はその硬化が他の部分よりも遅れているの
で、該基板部11のコンクリートからの離脱が容易であ
る。尚、上記各突起部12,12,・・は、その周囲の
コンクリートの硬化が進んでいるが、該突起部12が錐
状形態とされ十分な抜き勾配を確保しているので、コン
クリートからの離脱が容易である。
【0031】このように、コンクリートブロック1から
上記孔成形材10を離脱除去すると、上記各突起部1
2,突起部12,・・の除去跡には、図1に示すよう
に、該コンクリートブロック1の表面1aから上記化粧
コンクリート層1Aを貫通して上記透水コンクリート層
1Bに達する錐状の排水孔2,2,・・が形成される。
上記孔成形材10を離脱除去すると、上記各突起部1
2,突起部12,・・の除去跡には、図1に示すよう
に、該コンクリートブロック1の表面1aから上記化粧
コンクリート層1Aを貫通して上記透水コンクリート層
1Bに達する錐状の排水孔2,2,・・が形成される。
【0032】上述の如く、この第1の実施形態にかかる
製造方法によれば、化粧コンクリート層1Aと透水コン
クリート層1Bの上下二層からなり且つ排水孔2,2,
・・により十分な透水性が確保されたコンクリートブロ
ック1を、大掛かりな装置を必要とすることなく、しか
も上記各突起部12,12,・・の事前配置と事後除去
という簡単な作業によって容易に得ることができるもの
であり、それだけコンクリートブロック1の製造コスト
の低廉化とその製造作業における作業性の向上とが図れ
るものである。
製造方法によれば、化粧コンクリート層1Aと透水コン
クリート層1Bの上下二層からなり且つ排水孔2,2,
・・により十分な透水性が確保されたコンクリートブロ
ック1を、大掛かりな装置を必要とすることなく、しか
も上記各突起部12,12,・・の事前配置と事後除去
という簡単な作業によって容易に得ることができるもの
であり、それだけコンクリートブロック1の製造コスト
の低廉化とその製造作業における作業性の向上とが図れ
るものである。
【0033】また、上記孔成形材10が、基板部11と
上記複数個の突起部12,12,・・とを一体形成した
構成とされているので、該基板部11を上記成形室4の
底部4aに敷設するという簡単に作業で、上記各突起部
12,12,・・がそれぞれ所定位置に所定の配置ピッ
チで配置されることになり、例えば該各突起部12,1
2,・・をそれぞれ個別に配置するような場合に比し
て、その作業がより一層簡易化され、コンクリートブロ
ック1の更なる低廉化とその製造作業における作業性の
向上とが期待できるものである。
上記複数個の突起部12,12,・・とを一体形成した
構成とされているので、該基板部11を上記成形室4の
底部4aに敷設するという簡単に作業で、上記各突起部
12,12,・・がそれぞれ所定位置に所定の配置ピッ
チで配置されることになり、例えば該各突起部12,1
2,・・をそれぞれ個別に配置するような場合に比し
て、その作業がより一層簡易化され、コンクリートブロ
ック1の更なる低廉化とその製造作業における作業性の
向上とが期待できるものである。
【0034】さらに、上記孔成形材10をコンクリート
ブロック1の成形後に該コンクリートブロック1から離
脱除去する構成であることから、該孔成形材10の再使
用が可能であり、それだけコンクリートブロック1の製
造コストの低廉化がさらに促進されるものである。
ブロック1の成形後に該コンクリートブロック1から離
脱除去する構成であることから、該孔成形材10の再使
用が可能であり、それだけコンクリートブロック1の製
造コストの低廉化がさらに促進されるものである。
【0035】尚、このコンクリートブロック1は、上記
孔成形材10を除去した状態のまま使用することも可能
であるし、また上記孔成形材10を除去した後、その表
面1aに「洗い出し」加工を施した状態で使用すること
も可能である。前者の場合には、コンクリートブロック
1の表面1aが平滑面とされ、また後者の場合にはその
表面1aに骨材が不規則に露出した粗面とされ、それぞ
れ特有の意匠性をもつことになるが、特に後者の場合に
は該表面1aが骨材の露出した粗面であるので該表面1
aに開口する上記各排水孔2,2,・・が判別されにく
く、該表面1aの意匠性がさらに良好となるものであ
る。
孔成形材10を除去した状態のまま使用することも可能
であるし、また上記孔成形材10を除去した後、その表
面1aに「洗い出し」加工を施した状態で使用すること
も可能である。前者の場合には、コンクリートブロック
1の表面1aが平滑面とされ、また後者の場合にはその
表面1aに骨材が不規則に露出した粗面とされ、それぞ
れ特有の意匠性をもつことになるが、特に後者の場合に
は該表面1aが骨材の露出した粗面であるので該表面1
aに開口する上記各排水孔2,2,・・が判別されにく
く、該表面1aの意匠性がさらに良好となるものであ
る。
【0036】第2の実施形態 図2には、本願発明の第2の実施形態にかかる製造方法
により製造されたコンクリートブロック1を示してい
る。このコンクリートブロック1は、上記排水孔2,
2,・・が該コンクリートブロック1の表面1aに開口
していることによる意匠性への影響を可及的に抑制しつ
つ、さらに高い透水性を確保せんとするものであって、
上記第1の実施形態におけるコンクリートブロック1と
同様に、矩形の外観形態を有し且つ化粧コンクリート層
1Aと透水コンクリート層1Bとからなる上下二層構造
とされたものにおいて、上記第1の実施形態のものとは
異なる以下に述べるような特有の構成を採用している。
により製造されたコンクリートブロック1を示してい
る。このコンクリートブロック1は、上記排水孔2,
2,・・が該コンクリートブロック1の表面1aに開口
していることによる意匠性への影響を可及的に抑制しつ
つ、さらに高い透水性を確保せんとするものであって、
上記第1の実施形態におけるコンクリートブロック1と
同様に、矩形の外観形態を有し且つ化粧コンクリート層
1Aと透水コンクリート層1Bとからなる上下二層構造
とされたものにおいて、上記第1の実施形態のものとは
異なる以下に述べるような特有の構成を採用している。
【0037】即ち、第1の特有の構成は、図7に示すよ
うに、上記孔成形材10に形成される上記各突起部1
2,12,・・の形状を、上記基板部11に近い基部の
径寸法はこれを上記第1の実施形態における突起部12
の基部の径寸法と同程度とし、該基部から先端部に向か
うに従って次第に径寸法が拡大する先太形状とした点で
ある。
うに、上記孔成形材10に形成される上記各突起部1
2,12,・・の形状を、上記基板部11に近い基部の
径寸法はこれを上記第1の実施形態における突起部12
の基部の径寸法と同程度とし、該基部から先端部に向か
うに従って次第に径寸法が拡大する先太形状とした点で
ある。
【0038】かかる形状設定とすることで、この突起部
12の除去跡に形成される排水孔2は、コンクリートブ
ロック1の表面1aにおける開口面積が上記第1の実施
形態のものと同程度に維持されることで該表面1aの意
匠性が確保されるとともに、該排水孔2が先太形状であ
るので該排水孔2の表面積が上記第1の実施形態のもの
よりも大きくなりそれだけ透水性が向上することにな
る。
12の除去跡に形成される排水孔2は、コンクリートブ
ロック1の表面1aにおける開口面積が上記第1の実施
形態のものと同程度に維持されることで該表面1aの意
匠性が確保されるとともに、該排水孔2が先太形状であ
るので該排水孔2の表面積が上記第1の実施形態のもの
よりも大きくなりそれだけ透水性が向上することにな
る。
【0039】第2の特有の構成は、コンクリートブロッ
ク1の成形後における上記孔成形材10の除去方法であ
る。即ち、この実施形態においては、上記孔成形材10
の突起部12の形状を「先太形状」としているので、コ
ンクリートブロック1の成形後に該コンクリートブロッ
ク1から上記孔成形材10を離脱除去させることができ
ない。このため、上記孔成形材10を、熱、薬品あるい
は水によって容易に融解する性状をもつ素材で構成し、
コンクリートブロック1の成形後にこれを加熱、薬品浸
漬、あるいは散水等により融解させて該コンクリートブ
ロック1から流失除去させるものである。
ク1の成形後における上記孔成形材10の除去方法であ
る。即ち、この実施形態においては、上記孔成形材10
の突起部12の形状を「先太形状」としているので、コ
ンクリートブロック1の成形後に該コンクリートブロッ
ク1から上記孔成形材10を離脱除去させることができ
ない。このため、上記孔成形材10を、熱、薬品あるい
は水によって容易に融解する性状をもつ素材で構成し、
コンクリートブロック1の成形後にこれを加熱、薬品浸
漬、あるいは散水等により融解させて該コンクリートブ
ロック1から流失除去させるものである。
【0040】かかる方法によれば、例えば上記第1の実
施形態のように孔成形材10を離脱除去するような場合
に比して、該突起部12,12,・・の除去作業がより
一層簡易となり、それだけコンクリートブロック製造作
業における作業性の向上が促進されるものである。
施形態のように孔成形材10を離脱除去するような場合
に比して、該突起部12,12,・・の除去作業がより
一層簡易となり、それだけコンクリートブロック製造作
業における作業性の向上が促進されるものである。
【図1】本願発明の第1の実施形態にかかる製造方法を
適用して成形されたコンクリートブロックの斜視図であ
る。
適用して成形されたコンクリートブロックの斜視図であ
る。
【図2】図1に示したコンクリートブロックの製造状態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図3】上記コンクリートブロックの製造に供される型
枠及び孔成形材の分解斜視図である。
枠及び孔成形材の分解斜視図である。
【図4】図3に示した孔成形材の構造説明図である。
【図5】本願発明の第2の実施形態にかかる製造方法を
適用して成形されたコンクリートブロックの斜視図であ
る。
適用して成形されたコンクリートブロックの斜視図であ
る。
【図6】図5に示したコンクリートブロックの製造状態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図7】図5に示した孔成形材の構造説明図である。
1はコンクリートブロック、2は排水孔、3は型枠、4
は成形室、5は区画壁、6は区画壁、7は底壁、10は
孔成形材、11は基板部、12は突起部、13はシート
部、15は孔成形材、16は基板部、17は支持部、1
8は筒状体、1Aは化粧コンクリート層、1Bは透水コ
ンクリート層、C1は密性コンクリート、C2は粗性コン
クリートである。
は成形室、5は区画壁、6は区画壁、7は底壁、10は
孔成形材、11は基板部、12は突起部、13はシート
部、15は孔成形材、16は基板部、17は支持部、1
8は筒状体、1Aは化粧コンクリート層、1Bは透水コ
ンクリート層、C1は密性コンクリート、C2は粗性コン
クリートである。
Claims (4)
- 【請求項1】 上面が開口した成形室の底部に、所定長
さをもつ複数個の突起部をそれぞれ上下方向に向け且つ
所定間隔で設置し、 その状態で、上記成形室内に緻密な組成をもつ密性コン
クリートを上記各突起部の上端側の一部を残してこれを
埋没せしめる如く充填して化粧コンクリート層を形成
し、 さらに上記化粧コンクリート層の上面側に粗大な組成を
もつ粗性コンクリートを充填してその内部に上記突起部
の上端側の一部を埋没させて透水コンクリート層を形成
し、 しかる後、上記各突起部を除去してその除去跡を排水孔
とすることを特徴とするコンクリートブロックの製造方
法。 - 【請求項2】 請求項1において、 上記複数個の突起部を平板状の基板部と一体的に形成
し、該基板部を上記成形室の底部に敷設することで上記
各突起部がそれぞれ所定位置に配置されることを特徴と
するコンクリートブロックの製造方法。 - 【請求項3】 請求項1又は2において、 上記各突起部をコンクリートブロックから離脱させて除
去することで上記排水孔を形成することを特徴とするコ
ンクリートブロックの製造方法。 - 【請求項4】 請求項1又は2において、 上記各突起部を融解させてコンクリートブロックから除
去することで上記排水孔を形成するようにしたことを特
徴とするコンクリートブロックの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20729396A JPH1044114A (ja) | 1996-08-06 | 1996-08-06 | コンクリートブロックの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20729396A JPH1044114A (ja) | 1996-08-06 | 1996-08-06 | コンクリートブロックの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1044114A true JPH1044114A (ja) | 1998-02-17 |
Family
ID=16537397
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20729396A Pending JPH1044114A (ja) | 1996-08-06 | 1996-08-06 | コンクリートブロックの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1044114A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101110160B1 (ko) * | 2010-03-12 | 2012-01-31 | 권화숙 | 투수 보도블록 성형장치 |
KR101110163B1 (ko) * | 2010-03-12 | 2012-01-31 | 권화숙 | 투수 보도블록 성형장치 |
KR101332202B1 (ko) * | 2012-04-27 | 2013-11-22 | 권화숙 | 보·차도블록 자동성형장치 및 이를 이용한 보·차도블록 |
US11939729B2 (en) | 2018-11-13 | 2024-03-26 | Imperial College Innovations Limited | High strength porous cement-based materials |
-
1996
- 1996-08-06 JP JP20729396A patent/JPH1044114A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101110160B1 (ko) * | 2010-03-12 | 2012-01-31 | 권화숙 | 투수 보도블록 성형장치 |
KR101110163B1 (ko) * | 2010-03-12 | 2012-01-31 | 권화숙 | 투수 보도블록 성형장치 |
KR101332202B1 (ko) * | 2012-04-27 | 2013-11-22 | 권화숙 | 보·차도블록 자동성형장치 및 이를 이용한 보·차도블록 |
US11939729B2 (en) | 2018-11-13 | 2024-03-26 | Imperial College Innovations Limited | High strength porous cement-based materials |
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