JP2002294297A - 衣料用錠剤型洗剤組成物 - Google Patents
衣料用錠剤型洗剤組成物Info
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Abstract
れた衣料用錠剤型洗剤組成物を提供する。 【解決手段】 (a)下記一般式(I)の化合物を含有
してなる衣料用錠剤型洗剤組成物。 【化1】 〔式中、R1は炭素数7〜23の炭化水素基、R2は炭素
数1〜3のアルキル基、R3は炭素数1〜6のアルキレ
ン基又はアルケニレン基である。〕
Description
成物に関する。
状のものが主に使用されている。しかし、これらの洗剤
は使用時に計量を行う必要があり、しかも、粉が飛び散
る場合があり、使用者に不快感を催すという欠点があっ
た。
型洗剤の開発が試みられている。ところが、錠剤型洗剤
は簡便で使用しやすい反面、製造工程・輸送工程で形状
を保持するための高い錠剤強度と水中での迅速な溶解性
(分散性)という一見相反する要素を満足させなければ
ならないという非常に困難な技術的課題がある。更に、
錠剤化された場合は、一般の粒状又は粉状洗剤と全く同
一の溶解性を有することは一般的に不可能である。つま
り、洗浄時間が短い場合は錠剤化された洗剤は溶解に要
する時間的制約の為に洗浄性能が劣る結果をも招いてし
まう。このために錠剤化された洗剤の課題としては先述
の溶解性(分散性)と強度以外にも、より短時間で十分
な洗浄性能を発揮する必要がある。従って、洗浄力は従
来の粒状又は粉状の洗剤以上であることも必要条件と言
える。
力、錠剤強度及び溶解性(分散性)に優れた衣料用錠剤
型洗剤組成物を提供することにある。
般式(I)の化合物〔以下、(a)成分という〕を含有
してなる衣料用錠剤型洗剤組成物に関する。
基、R2は炭素数1〜3のアルキル基、R3は炭素数1〜
6のアルキレン基又はアルケニレン基である。〕
て、一般式(I)中のR1は、R1COが炭素数8〜18
の飽和又は不飽和アシル基となるような基が好ましい。
具体的にはオクタン酸、デカン酸、ドデカン酸、テトラ
デカン酸、ヘキサデカン酸、オクタデカン酸、ドコサン
酸、リノール酸、2−エチルヘキサン酸、2−オクチル
ウンデカン酸、イソステアリン酸、エライジン酸、オレ
イン酸、ヤシ脂肪酸、パーム油脂肪酸、パーム核油脂肪
酸、牛脂脂肪酸等から誘導されるアシル基が挙げられ、
特に好ましくは、オクタン酸、デカン酸、ドデカン酸、
テトラデカン酸、ヘキサデカン酸、オクタデカン酸、オ
レイン酸、ヤシ脂肪酸、パーム油脂肪酸、パーム核油脂
肪酸、牛脂脂肪酸から誘導されるアシル基である。これ
らのアシル基の中でも、炭素数12〜14の脂肪酸から
誘導されるアシル基が50重量%以上含まれたものが好
ましく、また、炭素数12の脂肪酸から誘導されるアシ
ル基が40重量%以上100重量%未満のものがより好
ましい。
低下させないために、炭素数1〜3の直鎖又は分岐鎖の
アルキル基であり、好ましくはメチル基、エチル基、特
に好ましくはメチル基である。さらにR3は、界面活性
能を低下させないために、炭素数1〜6の直鎖又は分岐
鎖のアルキレン基あるいは炭素数2〜6の直鎖又は分岐
鎖のアルケニレン基であり、好ましくは炭素数2もしく
は3の直鎖又は分岐鎖のアルキレン基である。
エタノール−N−メチルオクタン酸アミド、N−エタノ
ール−N−メチルデカン酸アミド、N−エタノール−N
−メチルドデカン酸アミド、N−エタノール−N−メチ
ルテトラデカン酸アミド、N−エタノール−N−メチル
ヘキサデカン酸アミド、N−エタノール−N−メチルオ
クタデカン酸アミド、N−エタノール−N−メチルヤシ
脂肪酸アミド、N−エタノール−N−メチルパーム核油
脂肪酸アミド、N−イソプロパノール−N−エチルドデ
カン酸アミド、N−エチル−N−イソプロパノールオレ
イン酸アミド、N−エチル−N−イソプロパノールイソ
ステアリン酸アミド等が挙げられる。
えば、脂肪酸又は脂肪酸低級アルコールエステルとアル
カノールアミンとの脱水又は脱アルコール反応、脂肪酸
ハロゲン化物とアルカノールアミンのアルカリ触媒下で
の反応、あるいは油脂とアルカノールアミンとのエステ
ル−アミド交換反応等を用いて製造することができる。
これらの方法で得られた製造物中に、脂肪酸、無機塩、
グリセリン等が少量含まれることがあるが、それらは性
能には何ら差し支えない。
溶解性、起泡力及び洗浄性能の点で、錠剤型洗剤組成物
中に0.05〜50重量%含有されることが好ましく、
錠剤強度と溶解性の点で、0.1〜20重量%がより好
ましく、0.1〜10重量%が更に好ましい。
は、(b)崩壊剤〔以下、(b)成分という〕を含有す
ることが好ましい。(b)成分は、溶解性及び洗浄性の
点で、錠剤型洗剤組成物に1〜20重量%含有されるこ
とが好ましく、2〜18重量%がより好ましく、3〜1
5重量%が更に好ましい。
好ましく、セルロース、澱粉、ポリビニルピロリドン及
びポリビニルアルコールから選ばれる一種以上が挙げら
れる。具体的には粉末セルロース、結晶性セルロース、
低エーテル化度のカルボキシメチルセルロース、架橋型
カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロ
ースカルシウム、ヒドロキシプロピルセルロース等のセ
ルロース誘導体、コーンスターチ等の澱粉、ヒドロキシ
プロピルスターチ等の澱粉誘導体、架橋型ポリビニルピ
ロリドン、低エーテル化度のポリビニルアルコール等が
挙げられ、膨潤性のあるものが好ましい。
の点で、水不溶性物質を、押し出し造粒法、捏和・破砕
造粒法、攪拌造粒法、転動造粒法、圧縮造粒法などの造
粒手法を用い崩壊剤粒子に形成することが好ましい。造
粒時には造粒化を促進するためにバインダーとして水や
液状の界面活性剤、界面活性剤水溶液、高分子水溶液を
加えてもよい。造粒後、必要に応じて、乾燥、粉砕、整
粒、篩い分け等の後処理を行う。錠剤型洗剤組成物の溶
解性及び錠剤成形性の点で、平均粒径200〜1500
μmが好ましく、200〜1000μmがより好まし
く、250〜750μmが更に好ましい。また、崩壊剤
粒子中の崩壊剤は70重量%以上が好ましく、80重量
%以上がより好ましい。
は、(c)(a)以外の非イオン界面活性剤〔以下、
(c)成分という〕を含有することが好ましい。
溶解性及び洗浄性能の点で、錠剤型洗剤組成物中に1〜
30重量%含有されることが好ましく、2〜20重量%
がより好ましく、3〜10重量%が更に好ましい。
ン(好ましくはポリオキシエチレン)アルキル又はアル
ケニルエーテル、ポリオキシアルキレン(好ましくはポ
リオキシエチレン)アルキル又はアルケニルフェニルエ
ーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアル
キル又はアルケニルエーテル、ポリオキシエチレンポリ
オキシプロピレングリコール、ポリオキシエチレンアル
キルアミン、高級脂肪酸アルカノールアミド、アルキル
グルコシド、アルキルグルコースアミド、アルキルアミ
ンオキサイド等が挙げられる。中でも親水性の高いもの
及び水と混和した際に生じる液晶の形成能の低い若しく
は液晶を生じないものが好ましく、ポリオキシアルキレ
ンアルキル又はアルケニルエーテルが特に好ましい。好
ましくはアルキル基又はアルケニル基の炭素数が10〜
18、好ましくは12〜14であり、平均付加モル数が
5〜30、好ましくは7〜30、より好ましくは9〜3
0、より好ましくは11〜30であるアルコールのエチ
レンオキサイド(以下、EOと表記する)付加物、炭素
数8〜18のアルコールのEO付加物及びプロピレンオ
キサイド(以下、POと表記する)付加物が好ましい。
付加順序としてはEOを付加した後にPOを付加したも
の、POを付加した後にEOを付加したもの、あるいは
EOとPOをランダムに付加したものを用いることがで
きるが、特に好ましい付加順序を有するものとしては、
EOを付加した後、POをブロック付加し、更にEOを
ブロック付加した一般式 R−O−(EO)X−(PO)Y−(EO)Z−H 〔式中、Rは炭化水素基、好ましくはアルキル基又はア
ルケニル基、EOはエチレンオキシ基、POはプロピレ
ンオキシ基、X、Y及びZはそれぞれ平均付加モル数を
表す。〕で表されるものであり、その中でも最も好まし
い平均付加モル数の関係に関しては、X>0、Z>0、
X+Y+Z=6〜14であり、X+Z=5〜12であ
り、Y=1〜4である。
として、EO付加及び/又はPO付加型の非イオン界面
活性剤を1〜30重量%含有することが洗浄性能の点で
好ましい。また、非イオン界面活性剤全量中のEO付加
及び/又はPO付加型非イオン界面活性剤の比率は、1
0〜70重量%が安定性の点で好ましい。
は、(d)陰イオン界面活性剤〔以下、(d)成分とい
う〕を含有することが好ましい。(d)成分は、錠剤型
洗剤組成物の水への溶解性及び洗浄性能の点で、錠剤型
洗剤組成物中に1〜45重量%含有されることが好まし
く、5〜40重量%がより好ましく、10〜35重量%
が更に好ましい。
ルホン酸塩、アルキル又はアルケニル硫酸エステル塩、
アルキル又はアルケニルエーテル硫酸エステル塩、α−
オレフィンスルホン酸塩、α−スルホ脂肪酸塩又はこの
エステル、アルキル又はアルケニルエーテルカルボン酸
塩、アミノ酸型界面活性剤、N−アシルアミノ酸型界面
活性剤等が例示される。特にアルキル基の炭素数が10
〜14の直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル
基の炭素数が10〜18のアルキル硫酸エステル塩又は
アルキルエーテル硫酸エステル塩が挙げられ、対イオン
としてはナトリウム、カリウム等のアルカリ金属、マグ
ネシウム等のアルカリ土類金属、モノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のア
ミンが好ましい。特にナトリウム、カリウム、モノエタ
ノールアミンを用いることで液安定性が向上する。特
に、溶解速度向上の観点から、カリウムイオンが好まし
く、全対イオン中カリウムイオンは5重量%以上が好ま
しく、20重量%以上がより好ましく、40重量%以上
が特に好ましい。また、陰イオン界面活性剤を酸形態で
組成中に配合してもよく、別途添加したアルカリ剤で中
和してもよい。
び(d)成分の合計量は錠剤型洗剤組成物中5〜50重
量%が好ましく、10〜45重量%がより好ましく、1
5〜40重量%が更に好ましい。また、特に(c)成分
/(d)成分の重量比は2/1〜1/20が好ましく、
1/1〜1/15がより好ましく、1/2〜1/10が
更に好ましい。
れる化合物〔以下、(e)成分という〕を含有すること
が洗浄力及び起泡力の点で好ましい。
ある。また、R1、R2、R3は一般式(I)と同じであ
る。好ましくはR1は炭素数7〜23のアルキル基又は
アルケニル基である。〕。
水素原子である化合物の具体例として、例えば、2−
(メチルアミノ)エチルオクタネート、2−(メチルア
ミノ)エチルデカネート、2−(メチルアミノ)エチル
ドデカネート、2−(メチルアミノ)エチルテトラデカ
ネート、2−(メチルアミノ)エチルヘキサデカネー
ト、2−(メチルアミノ)エチルオクタデカネート、2
−(メチルアミノ)エチルオレエート、2−(エチルア
ミノ)エチルオクタネート、2−(エチルアミノ)エチ
ルドデカネート、2−(エチルアミノ)エチルテトラデ
カネート、2−(エチルアミノ)エチルヘキサデカネー
ト、2−(エチルアミノ)エチルオクタデカネート、2
−(エチルアミノ)エチルオレエート、2−(メチルア
ミノ)プロピルオクタネート、2−(メチルアミノ)プ
ロピルデカネート、2−(メチルアミノ)プロピルドデ
カネート、2−(メチルアミノ)プロピルテトラデカネ
ート、2−(メチルアミノ)プロピルヘキサデカネー
ト、2−(メチルアミノ)プロピルオクタデカネート、
2−(メチルアミノ)プロピルオレエート、ヤシ脂肪酸
(2−メチルアミノエチル)エステル、ヤシ脂肪酸(2
−エチルアミノエチル)エステル、パーム核油脂肪酸
(2−エチルアミノエチル)エステル等が挙げられる。
R1−CO−である化合物の具体例として、例えば、N
−オクタノイル−N−メチルアミノエチルオクタネー
ト、N−オクタノイル−N−メチルアミノエチルデカネ
ート、N−オクタノイル−N−メチルアミノエチルドデ
カネート、N−オクタノイル−N−メチルアミノエチル
テトラデカネート、N−オクタノイル−N−メチルアミ
ノエチルヘキサデカネート、N−オクタノイル−N−メ
チルアミノエチルオクタデカネート、N−ドデカノイル
−N−メチルアミノエチルオクタネート、N−ドデカノ
イル−N−メチルアミノエチルデカネート、N−ドデカ
ノイル−N−メチルアミノエチルドデカネート、N−ド
デカノイル−N−メチルアミノエチルテトラデカネー
ト、N−ドデカノイル−N−メチルアミノエチルヘキサ
デカネート、N−ドデカノイル−N−メチルアミノエチ
ルオクタデカネート、N−ドデカノイル−N−エチルア
ミノヘキシルオクタネート、N−ドデカノイル−N−エ
チルアミノヘキシルデカネート、N−ドデカノイル−N
−エチルアミノヘキシルドデカネート、N−ドデカノイ
ル−N−エチルアミノヘキシルテトラデカネート、N−
ドデカノイル−N−エチルアミノヘキシルヘキサデカネ
ート、N−ドデカノイル−N−エチルアミノヘキシルオ
クタデカネート、ヤシ脂肪酸(N−ココイル−N−メチ
ルアミノエチル)エステル、パーム核油脂肪酸(N−パ
ームカーネロイル−N−メチルアミノエチル)エステル
等が挙げられる。
の重量比が99.9/0.1〜70/30であることが
好ましく、98/2〜70/30がより好ましく、98
/2〜90/10が更に好ましく、98/2〜95/5
が特に好ましい。
ては、衣料への柔軟性付与等の目的にアルキルトリメチ
ルアンモニウム塩等の陽イオン界面活性剤を含有しても
良い。また、カルボベタイン型、スルホベタイン型活性
剤等の両性界面活性剤を含有しても良い。
浄剤の分野で公知のビルダー、漂白剤(過炭酸塩、過ホ
ウ酸塩、漂白活性化剤等)、再汚染防止剤(カルボキシ
メチルセルロース等)、柔軟化剤、還元剤(亜硫酸塩
等)、蛍光増白剤、抑泡剤(シリコーン等)、香料、酵
素、酵素安定化剤、抗菌防腐剤、着色剤等を含有させる
ことができる。
もしくは非晶質のアミノ珪酸塩や、二酸化珪素、水和珪
酸化合物、パーライト、ベントナイト等の粘土化合物
等)及び水溶性塩類(炭酸塩、炭酸水素塩、硫酸塩、亜
硫酸塩、硫酸水素塩、塩酸塩、又はリン酸塩等のアルカ
リ金属塩、アンモニウム塩、又はアミン塩等の水溶性無
機塩類や、クエン酸塩やフマル酸塩等の低分子量の水溶
性有機酸塩等)を配合することが洗浄性能の点で好まし
く、更に水溶性ポリマー(ポリエチレングリコール、カ
ルボン酸系ポリマー、カルボキシメチルセルロース、可
溶性澱粉、糖類等)を配合することが好ましい。
0.1〜20μmのものが好ましく、中でも結晶性もし
くは非晶質のアルミノ珪酸塩や、二酸化珪素、水和珪酸
化合物が好適であり、特に金属イオン封鎖能の点で結晶
性アルミノ珪酸塩が好ましい。錠剤型洗剤組成物中の水
不溶性無機物の含有量は、5〜50重量%が好ましく、
10〜40重量%がより好ましい。
能、固体汚れ・粒子汚れの分散能及び再汚染防止能の点
で分子量が数千〜10万のカルボン酸系ポリマーが好ま
しい。特に、アクリル酸−マレイン酸コポリマーの塩と
ポリアクリル酸塩が好ましい。ここで、塩としてはナト
リウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩が挙げられる。
錠剤型洗剤組成物中の水溶性ポリマーの含有量は、0.
5〜20重量%が好ましく、1〜15重量%がより好ま
しく、2〜10重量%が更に好ましい。
は、5〜50重量%が好ましく、10〜30重量%がよ
り好ましい。特に、水不溶性無機物及び水溶性塩類の合
計は組成物中30〜70重量%が好ましく、40〜65
重量%がより好ましい。
で、低分子量の水溶性有機酸塩類も使用することがで
き、例えば、クエン酸塩、フマル酸塩等のカルボン酸塩
が挙げられる。又、洗浄力の点から、メチルイミノジ酢
酸塩、イミノジコハク酸塩、エチレンジアミンジコハク
酸塩、タウリンジ酢酸塩、ヒドロキシエチルイミノジ酢
酸塩、β−アラニンジ酢酸塩、ヒドロキシイミノジコハ
ク酸塩、メチルグリシンジ酢酸塩、グルタミン酸ジ酢酸
塩、アスパラギンジ酢酸塩、セリンジ酢酸塩等が好まし
いものとして挙げられる。
型洗剤組成物は基本的に臼と杵との組み合わせ及び圧縮
装置から構成される打錠機によって成形される。圧縮装
置を介して、臼の中で上杵と下杵との間に圧力を加える
と、臼と杵とで形成される形状の錠剤が形成される。こ
のような打錠機としては、一般に知られた一錠ずつ打錠
する単発式の打錠機を用いることもできるし、複数の金
型を回転する円盤に沿って備えた生産効率の高いロータ
リー式打錠機を用いることもできる。また、割線を入れ
ることによって、錠剤を分割使用しやすくすることも可
能である。
物を、20〜50℃、好ましくは20〜40℃の温度
で、20〜100kgf/cm2(1.96〜9.81
MPa)、好ましくは20〜80kgf/cm2(1.
96〜7.84MPa)、より好ましくは20〜60k
gf/cm2(1.96〜5.88MPa)の成形圧で
成形する。
196〜0.490MPa)が好ましく、3.5〜4.
5kgf/cm2(0.343〜0.441MPa)が
より好ましい。この範囲であれば、流通過程においても
十分な強度であるとともに、溶解性も十分となる。ここ
で、錠剤強度は、錠剤強度測定器(FUJIWARAH
ARDNESS TESTER)を用いて、加圧アーム
を動かし、錠剤の圧縮方向に力を加えて崩れるまでの最
大応力であるとする。
は、適当な材料、好ましくは水溶性材料で包囲されて製
品化される。例えば、1個ないし複数個で包装ないし表
面が被覆される。包装材料としてはアルミラミネートフ
ィルム、ポリエチレンテレフタレートの2層フィルム、
ポリプロピレンの2層フィルム等が防湿性の点で好まし
いが、利便性の点でポリビニルアルコール等の水溶性材
料に包装されることが好ましい。
種粒子(崩壊剤粒子、過炭酸Na含有粒子、AOBS粒
子、酵素粒子)、ゼオライト10重量%分及び香料以外
の成分から造粒物を得た。これをゼオライト5重量%で
表面被覆を行った。この造粒物から粗大物を取り除いた
後、Vブレンダーに移し、残りのゼオライト、香料を混
合して洗剤粒子を得た。
の各種粒子を混合し、その12.5gを、直径35mm
の打錠金型に入れ、25℃、40kgf/cm2(3.
92MPa)で、1分間加圧して錠剤型洗剤組成物を成
型した。得られた錠剤型洗剤組成物の錠剤強度を、FU
JIWARA HARDNESS TESTERを用い
て測定したところ、何れも3.5〜4.5kgf/cm
2(0.343〜0.441MPa)であった。また、
得られた錠剤型洗剤組成物について下記の評価を行った
結果を表1に示す。
製、全自動洗濯機「愛妻号 NA−F42Y1」のパル
セータの6分割された扇状の窪みの1つの外周に近い部
分に錠剤型洗剤組成物(25g)を置き、衣料1.5k
g(木綿肌着50重量%、ポリエステル/綿混Yシャツ
50重量%)を洗濯槽に投入し、洗剤に直接水が当らな
いように10L/minの流量で5℃の水道水22Lを
注水し、注水終了後に静置した。
モード)で撹拌を開始し、3分間撹拌した後に排水し、
衣料および洗濯槽に残留する洗剤の状態を下記の評価基
準によって目視判定した。
とは、洗剤が凝集した直径3mm以上の塊をいう。
して人工汚染布を調製した。人工汚染液の布への付着
は、グラビアロールコーターを用いて人工汚染液を布に
印刷することで行った。人工汚染液を布に付着させ人工
汚染布を作製する工程は、グラビアロールのセル容量5
8cm3/m2、塗布速度1.0m/min、乾燥温度1
00℃、乾燥時間1分で行った。布は木綿金巾2003
布(谷頭商店製)を使用した。 (人工汚染液の組成)ラウリン酸0.44重量%、ミリ
スチン酸3.09重量%、ペンタデカン酸2.31重量
%、パルミチン酸6.18重量%、ヘプタデカン酸0.
44重量%、ステアリン酸1.57重量%、オレイン酸
7.75重量%、トリオレイン13.06重量%、パル
ミチン酸n−ヘキサデシル2.18重量%、スクアレン
6.53重量%、卵白レシチン液晶物1.94重量%、
鹿沼赤土8.11重量%、カーボンブラック0.01重
量%、水道水残部(合計100重量%)。
(株)製、全自動洗濯機「愛妻号 NA−F42Y1」
に、上記で作成した10cm×10cmの人工汚染布を
5枚入れ及び衣料2kg(木綿肌着50重量%、ポリエ
ステル/綿混Yシャツ50重量%)を投入した後、錠剤
型洗剤組成物(25g)を投入し、中水位(40L)の
設定で20℃の水道水を注水し、標準水流で5分間の洗
濯を行なった。次に評価用汚染布を水道水で5分間濯い
だ。
染布の550nmにおける反射率を自記色彩計(島津製
作所製)にて測定し、次式によって洗浄率(%)を求
め、5枚の平均値をもって以下の基準により判定した。
と水40重量%を混合し、開口径1.4mmのスクリー
ンから押し出し、押し出し造粒物を得た。次に乾燥機
(80℃)で乾燥した後(水分7%)、ボールミルにて
粉砕したもの ・非イオン界面活性剤1:炭素数12〜14の2級アル
コールにEOを平均12モル付加させたもの ・非イオン界面活性剤2:炭素数10〜14の直鎖第1
級アルコールにEOを平均5モル、POを平均2モル、
EOを平均3モルの順にブロック付加させたもの ・AOS−K:炭素数14〜18のα−オレフィンスル
ホン酸カリウム ・AOS−Na:炭素数14〜18のα−オレフィンス
ルホン酸ナトリウム ・LAS−K:炭素数10〜14の直鎖アルキルベンゼ
ンスルホン酸カリウム ・LAS−Na:炭素数10〜14の直鎖アルキルベン
ゼンスルホン酸ナトリウム ・AS−Na:炭素数10〜13の直鎖アルキル硫酸エ
ステルナトリウム ・脂肪酸Na:炭素数14〜18の脂肪酸ナトリウム ・ゼオライト:4A型ゼオライト(平均粒径3μm) ・AA/MAコポリマー:アクリル酸−マレイン酸コポ
リマーのナトリウム塩(70モル%中和)、モノマー比
はアクリル酸/マレイン酸=3/7(モル比)、重量平
均分子量5万 ・過炭酸Na含有粒子:過炭酸ナトリウムを84重量%
含有する造粒物を水ガラス1号のナトリウム塩で表面被
覆したもの ・AOBS粒子:アルカノイル(炭素数12)オキシベ
ンゼンスルホン酸ナトリウム70重量%の造粒物 ・酵素粒子:セルラーゼK(特開昭63−264699
号公報記載)、リポラーゼ100T(ノボザイムズ社
製)を3:1の重量比で混合 ・蛍光染料:チノパールCBS−XとチノパールAMS
−GX(共にチバスペシャルティケミカルス(株)製)
の重量比1/1混合物
Claims (4)
- 【請求項1】 (a)下記一般式(I)の化合物を含有
してなる衣料用錠剤型洗剤組成物。 【化1】 〔式中、R1は炭素数7〜23の炭化水素基、R2は炭素
数1〜3のアルキル基、R3は炭素数1〜6のアルキレ
ン基又はアルケニレン基である。〕 - 【請求項2】 更に(b)崩壊剤を含有する請求項1記
載の衣料用錠剤型洗剤組成物。 - 【請求項3】 更に(c)(a)以外の非イオン界面活
性剤及び(d)陰イオン界面活性剤の一種以上を含有す
る請求項1又は2記載の衣料用錠剤型洗剤組成物。 - 【請求項4】 更に(e)下記一般式(II)の化合物を
含有する請求項3記載の衣料用錠剤型洗剤組成物。 【化2】 〔式中、Xは水素原子又はR1−CO−である。また、
R1、R2、R3は一般式(I)と同じである。〕
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