JP2000248294A - 洗浄剤組成物及びその製造方法 - Google Patents
洗浄剤組成物及びその製造方法Info
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- JP2000248294A JP2000248294A JP11055114A JP5511499A JP2000248294A JP 2000248294 A JP2000248294 A JP 2000248294A JP 11055114 A JP11055114 A JP 11055114A JP 5511499 A JP5511499 A JP 5511499A JP 2000248294 A JP2000248294 A JP 2000248294A
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Abstract
ンによりアニオン界面活性剤がCa塩等となって消費さ
れるのを充分に抑止でき、充分な洗浄力を発揮し得る洗
浄剤組成物及びその製造方法を提供すること。 【解決手段】 少なくともアニオン界面活性剤、キレー
トビルダー及びアルカリビルダーを含み、しかも洗浄液
に添加後、まずアニオン界面活性剤を実質的に溶解させ
ずに、アルカリビルダーの溶解により洗浄液のpHを9
以上に増加させ、かつ平行してキレートビルダーの作用
により該洗浄剤が溶解するようにした洗浄剤組成物並び
にその製造方法。
Description
その製造方法に関し、詳しくは洗浄液の硬度をアルカリ
下で低下させた後、アニオン界面活性剤を溶解させるこ
とにより、洗浄力が大幅に増大した洗浄剤組成物及びそ
の製造方法に関する。
み、洗浄液をアルカリ性にすることによって汚れの分散
力を上げて遊離した汚れの再汚染を防ぎながら、添加さ
れたキレート剤によって水中のCaイオン、Mgイオン
等の重金属イオンを捕捉して界面活性剤の能力低下を防
ぐことにより、高い洗浄力を有するように構成されてい
る。ところが、従来の洗浄剤では、キレート剤とアニオ
ン活性剤が同時に洗浄液に放出され、しかもキレート剤
とCaイオンなどの重金属イオンとの反応速度が比較的
遅いため、アニオン活性剤がCa塩等となって消費さ
れ、充分な洗浄力が得られていないのが実状である。
号公報には、添加後の洗濯液のpHの増加が、洗濯液の
硬度の低下よりも遅く発現するアルカリ発現の遅延可能
な粒子を含有する洗浄剤組成物が提案されている。この
洗浄剤組成物を用いると、洗濯液の硬度が低下してから
pHが増加するが、界面活性剤は洗浄初期に溶解される
(アルカリ剤の溶解若しくは分散が、界面活性剤の溶解
若しくは分散よりも遅く発現する)ので、界面活性剤の
Caイオン等による消費の減少には有効ではあるもの
の、未だ満足されるものではない。
染みの除去のために洗浄剤に配合される酵素成分が、洗
浄液中の重金属イオンの存在によってその分解が促進さ
れると言う知見から、キレート剤の放出よりも酵素の放
出を遅延させる洗剤組成物(特表平9−512048号
公報)、キレート剤の放出よりも有機ペルオキシ酸漂白
剤の放出を遅延させる洗剤組成物(特表平9−5120
49号公報)、水溶性ビルダーの放出よりも酵素の放出
を遅延させる洗剤組成物(特表平9−512291号公
報)が提案されている。これらの洗剤組成物によると、
キレート剤ないし水溶性ビルダーの放出が早期に行われ
るため、重金属捕捉向上効果はあるものの、それらの実
施例をみると、アルカリ剤と界面活性剤は同時に溶解さ
れるので、界面活性剤の重金属イオンによる消費の減少
の点では、未だ不充分である。
水に溶解したときに液性をアルカリとするに足る量のア
ルカリビルダーと界面活性剤を含む高嵩密度洗剤核に多
価カルボン酸と界面活性剤で被膜して酸性被膜を形成す
る泥汚れ用粒状洗剤組成物の製造方法が提案されている
が、これは多価カルボン酸と界面活性剤が酸性で溶出
後、アルカリビルダーと界面活性剤が溶出するもので、
汚泥の除去能力向上を目的とし、界面活性剤の重金属イ
オンによる消費を抑制するものとは全く異なる。
は、洗浄液中のCaイオン等の重金属イオンによりアニ
オン界面活性剤がCa塩等となって消費されるのを充分
に抑止でき、充分な洗浄力を発揮し得る洗浄剤組成物及
びその製造方法を提供することにある。
を解決するために鋭意研究を重ねた結果、洗浄液にアル
カリ下でキレート剤を放出させ、特定の硬度に低下(ア
ルカリ性にすることで、キレート剤のCa補足速度が増
大する)後、アニオン活性剤を溶解させると洗浄力が顕
著に増大することを見出し、本発明に到達した。
もアニオン界面活性剤、キレートビルダー及びアルカリ
ビルダーを含み、しかも洗浄液に添加後、まずアニオン
界面活性剤を実質的に洗浄液に溶解させずに、アルカリ
ビルダーの溶解により洗浄液のpHを9以上に増加さ
せ、かつ並行してキレートビルダーの作用により該洗浄
液の硬度を1°DH以下に低下させ、その後に洗浄液に
アニオン界面活性剤を溶解させるようにしたことを特徴
とする洗浄剤組成物が提供される。第二に、先に洗浄液
に添加されるキレートビルダーとアルカリビルダーとを
主成分とする粒子又は液体(A)と後から洗浄液に添加
されるアニオン界面活性剤を主成分とする粒子(B)
を、隔離包装してなることを特徴とする上記第一に記載
した洗浄剤組成物が提供される。第三に、アニオン界面
活性剤を含有する粒子の外殻にキレートビルダーとアル
カリビルダーの層が形成されてなることを特徴とする上
記第一に記載した洗浄剤組成物が提供される。第四に、
アニオン界面活性剤を含有する嵩密度0.6g/ml以
上の高嵩密度粒子を調製し、該高嵩密度粒子とキレート
ビルダー及びアルカリビルダーとを造粒処理することを
特徴とする上記第三に記載した洗浄剤組成物の製造方法
が提供される。
する。本発明の洗浄剤組成物は、少なくともアニオン界
面活性剤、キレートビルダー及びアルカリビルダーを含
み、しかも洗浄液に添加後、まずアニオン界面活性剤を
実質的に洗浄液に溶解させずに、アルカリビルダーの溶
解により洗浄液のpHを9以上に増加させ、かつ並行し
てキレートビルダーの作用により該洗浄液の硬度を1°
DH以下に低下させ、その後に洗浄液にアニオン界面活
性剤を溶解させる機能を有することを特徴とする。
性剤としてアニオン界面活性剤が用いられる。本発明で
使用される好ましいアニオン界面活性剤としては、次の
ようなものが挙げられる。
する直鎖又は分岐鎖のアルキルベンゼンスルホン酸塩、
炭素数10〜20のアルキル硫酸(AS)塩又はアルケ
ニル硫酸塩、炭素数10〜20のα−オレフィンスルホ
ン酸(AOS)塩、炭素数10〜20のアルカンスルホ
ン酸塩、炭素数10〜20の直鎖又は分岐鎖のアルキル
基若しくはアルケニル基を有し、平均0.5〜8モルの
エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレン
オキサイド又はエチレンオキサイド/プロピレンオキサ
イド=0.1/9.9〜9.9/0.1の比で付加した
アルキルエーテル硫酸(AES)塩、又はアルケニルエ
ーテル硫酸塩、炭素数10〜20の直鎖又は分岐鎖のア
ルキル基若しくはアルケニル基を有し、平均0.5〜8
モルのエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブ
チレンオキサイド又はエチレンオキサイド/プロピレン
オキサイド=0.1/9.9〜9.9/0.1の比で付
加したアルキルエーテルカルボン酸塩又はアルケニルエ
ーテルカルボン酸塩、炭素数10〜20のアルキルグリ
セリルエーテルスルホン酸のようなアルキル多価アルコ
ールエーテル硫酸塩、炭素数10〜20の高級脂肪酸
塩、炭素数8〜20の飽和又は不飽和α−スルホ脂肪酸
(α−SF)塩又はそのメチル、エチル若しくはプロピ
ルエステル等のアニオン界面活性剤、若しくはそれらの
混合物を使用することができる。特に好ましいアニオン
界面活性剤としては、例えば、直鎖アルキルベンゼンス
ルホン酸(LAS)のアルカリ金属塩(例えば、ナトリ
ウム又はカリウム塩等)や、AOS、α−SF、AES
のアルカリ金属塩(例えば、ナトリウム又はカリウム塩
等)、高級脂肪酸のアルカリ金属塩(例えば、ナトリウ
ム又はカリウム塩等)などを挙げることができる。
面活性剤としてノニオン界面活性剤や両性界面活性剤を
併用することはもちろん可能である。本発明で併用され
る好ましいノニオン界面活性剤や両性界面活性剤として
は、次のようなものが挙げられる。
ールに炭素数2〜4のアルキレンオキシドを平均3〜3
0モル、好ましくは5〜20モル付加したポリオキシア
ルキレンアルキル(又はアルケニル)エーテル。この中
でも、ポリオキシエチレンアルキル(又はアルケニル)
エーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンア
ルキル(又はアルケニル)エーテルが好適である。ここ
で使用される脂肪族アルコールとしては、第1級アルコ
ールや、第2級アルコールが使用される。また、そのア
ルキル基は、分岐鎖を有していてもよい。好ましい脂肪
族アルコールとしては、第1級アルコールが使用され
る。 ポリオキシエチルアルキル(又はアルケニル)フェニ
ルエーテル。
結合間にアルキレンオキシドが付加した、例えば以下の
式で示される脂肪酸アルキルエステルアルコキシレー
ト。 R1CO(OA)nOR2 (R1COは、炭素数6〜22、好ましくは8〜18の
脂肪酸残基を表わす。OAは、エチレンオキシド、プロ
ピレンオキシド等の炭素数2〜4、好ましくは2〜3の
アルキレンオキシドの付加単位を表わす。nは、アルキ
レンオキシドの平均付加モル数を示し、一般に3〜3
0、好ましくは5〜20の数である。R2は、炭素数1
〜3の置換基を有してもよい低級アルキル基を表す。)
ステル。 ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル。 ポリオキシエチレン脂肪酸エステル。 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油。 グリセリン脂肪酸エステル。 脂肪酸アルカノールアミド。
が40℃以下でHLBが9〜16のポリオキシエチレン
アルキル(又はアルケニル)エーテル、ポリオキシエチ
レンポリオキシプロピレンアルキル(又はアルケニル)
エーテル、脂肪酸メチルエステルにエチレンオキシドが
付加した脂肪酸メチルエステルエトキシレート、脂肪酸
メチルエステルにエチレンオキシドとプロピレンオキシ
ドが付加した脂肪酸メチルエステルエトキシプロポキシ
レート等が特に好適に用いられる。また、これらのノニ
オン界面活性剤は混合物として使用してもよい。
界面活性剤を挙げることができる。特に好ましい両性界
面活性剤としては、例えば、2−アルキル−N−カルボ
キシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベ
タインや、ラウリン酸アミドプロピルベタイン等が挙げ
られる。
としてアルカリビルダー及びキレートビルダーが用いら
れる。本発明で好ましく使用されるアルカリビルダー及
びキレートビルダーとしては、次のようなものが挙げら
れる。
トリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水
素カリウム、炭酸ナトリウムカリウム等のアルカリ金属
炭酸塩や、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、層状ケ
イ酸ナトリウム等のアルカリ金属ケイ酸塩などがある。
なお、アルカリビルダーは、洗浄剤組成物の重量に基づ
いて、通常5〜70重量%、好ましくは15〜40重量
%含有される。
なゼオライト、アルミノ珪酸塩、層状シリケート、トリ
ポリリン酸塩、ピロリン酸塩、クエン酸塩、コハク酸
塩、ポリアクリル酸塩、アクリル酸−マレイン酸共重合
体、イミノカルボン酸/塩、EDTAなどがある。な
お、キレートビルダーは、洗剤組成物の重量に基づい
て、通常5〜80重量%、好ましくは10〜50重量%
含有される。
の他の成分としては、以下のものが挙げられる。 (1)吸油性担体:トクシールN(トクヤマ社製)、ニ
ップシールNS−K(日本シリカ社製)、サイリシア#
310(富士シリシア化学社製)、シルデックスH−5
2(旭硝子社製)、アエロジル#300(日本アエロジ
ル社製)、フローライトR(トクヤマ社製)、ゾノトラ
イト(宇部化学社製)、非晶質アルミノ珪酸塩、珪酸マ
グネシウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム等。
トロナイト、バイデライト、パイロフィライト、サポナ
イト、ヘクトライト、スチーブンサイト、タルク等。
ノ)スチルベンジスルホン酸誘導体、ビス(スルホスチ
リル)ビフェニル塩[チノパールCBS]等。 (4)酵素:リパーゼ、プロテアーゼ、セルラーゼ、ア
ミラーゼ等。 (5)漂白剤:過炭酸塩、過硼酸塩等。 (6)帯電防止剤:ジアルキル型4級アンモニウム塩な
どのカチオン界面活性剤等。 (7)表面改質剤:微粉炭酸カルシウム、微粉ゼオライ
ト、ポリエチレングリコール等。 (8)再汚染防止剤:カルボキシメチルセルロースなど
のセルロース誘導体等。 (9)増量剤:硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、塩酸ナ
トリウム等。 (10)還元剤:亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム
等。 (11)香料類 (12)色素類
つ(2剤タイプ)は、先に洗浄液に添加されるキレート
ビルダーとアルカリビルダーとを主成分とする粒子
(A)と、後から洗浄液に添加されるアニオン界面活性
剤を主成分とする粒子(B)を隔離包装してなることを
特徴とする。
ーとアルカリビルダーによって構成され、粒子中のキレ
ートビルダーとアルカリビルダーの量は、トータルの洗
浄剤組成物{(A)+(B)}を100重量%としたと
き、各々1〜50重量%と1〜50重量%、好ましくは
各々5〜20重量%と5〜10重量%である。特に、キ
レートビルダーは洗濯液の硬度を1°DH以下、好まし
くは、0.5°DH以下にするのに十分な量を含有させ
る必要がある。(1°DHは水100ccにCaOとし
て1mg含有した状態を示す。)粒子(A)は、一般的な
造粒方法によって製造することができる。
性剤を含有する粒子であり、粒子中のアニオン界面活性
剤の量はトータル洗浄剤中の5〜50重量%、好ましく
は10〜35重量%である。粒子(B)にはアルカリビル
ダーやキレートビルダー、その他の添加剤を含有するこ
ともできる。粒子(B)は一般的な造粒方法によって製造
することができ、酵素や香料等の洗浄力向上剤も添加す
ることができる。
時に洗浄液に添加し軟水化する。その前後に被洗物を投
入し、その後、粒子(B)を添加し、通常の洗濯を行
う。
の一つ(1剤タイプ)は、アニオン界面活性剤を含有する
粒子の外殻にキレートビルダーとアルカリビルダーの層
が形成されてなることを特徴とする。
製〉最初にアニオン界面活性剤を含む核粒子が調製され
る。アニオン界面活性剤はトータル洗浄剤中の5〜50
重量%、好ましくは10〜35重量%含有される。アル
カリビルダー、キレートビルダーやその他性能向上剤も
この核粒子に含有させることができる。該核粒子は一般
的な造粒方法によって製造することができ、嵩密度0.
6g/ml以上の高嵩密度粒子を得ることが好ましい。
好ましい平均粒径は100〜3000μmである。
ビルダーの被膜〉次に、この核粒子1個以上の外郭にキ
レートビルダーとアルカリビルダーの層を形成する。転
動造粒法や攪拌造粒法を用いて、核粒子とアルカリ剤、
キレート剤粉末を混合及びバインダーを添加(噴霧)し
ながら造粒する。バインダーはPEGやノニオン界面活
性剤、水が好適である。キレートポリマーをバインダー
として、あるいは他のバインダーと混合した後、添加す
ることもできる。得られる粒子の嵩密度は0.5g/m
l以上であることが好ましく、平均粒径は300〜40
00μmであることが好ましい。
するが、本発明の技術的範囲がこれらにより限定される
ものではない。なお、実施例及び比較例においては、以
下の方法により各試料を評価した。
を主成分とする粘土を200℃で30時間乾燥したもの
を使用する。950ccの水にゼラチン3.5gを約4
0℃で溶解した後、強力な乳化分散機であるポリトロン
(スイスKINEMATICA社製)により0.25gのカーボン
ブラックを水中に分散する。次に、無機汚垢14.9g
を加えてポリトロンで乳化し、更に有機汚垢31.35
gを加えてポリトロンで乳化分散して安定な汚垢浴を作
る。この汚垢浴中に10cm×20cmの所定の清浄布
(日本油化学会指定綿布60番)を浸漬した後、ゴム製
2本ロールで水を絞り、汚垢の付着量を均一化する。こ
の汚垢布を105℃で30分間乾燥した後、汚垢布の両
面を左右25回づつラビングする。これを5cm×5c
mに裁断して反射率が42±2%の範囲のものを汚垢布
に供する。こうして得られた人工汚垢布の汚垢組成は表
1の通りである。
erを使用し、これに人工汚垢布10枚とメリヤス布を
入れて浴比を30倍に合わせ、120rpm、15℃で
所定時間洗浄する。洗浄液は所定のもの900mlを用
い、濯ぎは900mlの水で3分間行う。使用水は3゜
DHのものを用いた。
ど洗浄力が優れていることを表す。
によって測定される反射率(%)である。なお、洗浄率
の評価は供試人工汚垢布10枚の平均値で行った。
成物を100重量%として表した。 (1)粒子Aの調製 表2粒子Aの組成に従い、転動ドラム内でA型ゼオライ
ト、炭酸ナトリウムと酵素を混合しながら非イオン界面
活性剤Aとマレイン酸−アクリル酸コポリマーと水と香
料の混合溶液を噴霧して造粒粒子を得た。この粒子の平
均粒径は300μm、嵩密度0.8g/mlであった。
キシエチレンラウリルエーテル、エチレンオキシドオキ
シド平均25モル付加物並びにエチレンオキシドオキシ
ド平均12モル付加物)、以外を用いて固形分60重量
%の洗剤スラリーを調整した。このスラリーを向流式噴
霧乾燥機を用いて熱風温度200〜280℃で水分5重
量%となるように乾燥し、噴霧乾燥品を得た。噴霧乾燥
品にはA型ゼオライト(流動性改善剤)2重量%をコー
ティングした。次いで、非イオン界面活性剤(エチレン
オキシドオキシド平均12モル付加物)及び必要に応じ
て水を添加し、株式会社栗本鐵工所製S−2KRCニー
ダーで混練し、得られた緊密な混練物を不二パウダル株
式会社製ペレッターダブルを用いて10mmφ×20m
mのペレット(水分含量8重量%)状の高密度洗剤混練
物とした。このようにして調整したペレット状の高密度
洗剤混練物と炭酸ナトリウム(解砕助剤)5重量%と
を、解砕機(ホソカワミクロン株式会社製フィッツミル
DKASO6型)に定量フィードした。解砕機は380
0rpmにて回転し、スクリーンは2mmφのパンチン
グメタルを用いた。得られた粉砕品にはA型ゼオライト
(流動性改善剤)1重量%をコーティングした。次い
で、非イオン界面活性剤(ポリオキシエチレンラウリル
エーテル、エチレンオキシドオキシド平均25モル付加
物)を噴霧して、平均粒径600μm、嵩密度0.8g
/mlの高嵩密度洗剤を得た。尚、使用した噴霧乾燥品
は、粒子Aの成分も含めて1つの高嵩密度洗剤を調整す
る場合における、非イオン界面活性剤(ポリオキシエチ
レンラウリルエーテル、エチレンオキシドオキシド平均
25モル付加物並びにエチレンオキシドオキシド平均1
2モル付加物)、解砕助剤、流動性改善剤を添加した後
の高嵩密度洗剤が100となるようにスラリー中の炭酸
ナトリウムを調整して乾燥したものである。
間攪拌した。この時、洗浄水のpHは9.0、硬度は0.
5°DHまで低下していた。次に、粒子Bを0.53g
投入し10分間攪拌洗浄を行った。この時の洗浄率を表
5に示す。
オキシドオキシド平均25モル付加物 *2:ポリオキシエチレンラウリルエーテル、エチレン
オキシドオキシド平均12モル付加物 *3:チバガイギー社製チノパールCBS
子BとA型ゼオライト、炭酸ナトリウムと酵素を混合し
ながら非イオン界面活性剤(ポリオキシエチレンラウリ
ルエーテル、エチレンオキシドオキシド平均25モル付
加物)とマレイン酸−アクリル酸コポリマーと水と香料
の混合溶液を噴霧して、洗剤粒子を得た。この粒子の平
均粒径は1000μm、嵩密度0.7g/mlであっ
た。なお、洗剤粒子全体の組成は実施例1の粒子A+粒
子Bと同じである。
た。この時の洗浄率を表5に示す。
成物を100重量%として表した。 (1)液体Aの調整 表3液体Aの組成に従い、配合槽内で非イオン界面活性
剤Aとマレイン酸−アクリル酸コポリマーと水と炭酸ナ
トリウムを混合し液体Aを得た。この際、マレイン酸−
アクリル酸コポリマーの液体A中の濃度が20量%にな
るように水を添加した。この液体の粘度は100mPa
・s、比重1.06g/mlであった。
整と同様な方法で造粒を行い、最後に酵素と香料を添加
して平均粒径600μm、嵩密度0.8g/mlの高嵩
密度洗剤を得た。尚、使用した噴霧乾燥品は、粒子Aの
成分も含めて1つの高嵩密度洗剤を調整する場合におけ
る、非イオン界面活性剤(ポリオキシエチレンラウリル
エーテル、エチレンオキシドオキシド平均25モル付加
物並びにエチレンオキシドオキシド平均12モル付加
物)、解砕助剤、流動性改善剤を添加した後の高嵩密度
洗剤が100となるようにスラリー中の炭酸ナトリウム
を調整して乾燥したものである。
間攪拌した。この時、洗浄水のpHは9.0、硬度は
0.5°DHまで低下していた。次に、粒子Bを0.8
0g投入し、10分間攪拌洗浄を行った。この時の洗浄
率を表5に示す。
オキシドオキシド平均25モル付加物 *2:ポリオキシエチレンラウリルエーテル、エチレン
オキシドオキシド平均12モル付加物 *3:チバガイギー社製チノパールCBS
キシエチレンラウリルエーテル、エチレンオキシドオキ
シド平均25モル付加物並びにエチレンオキシドオキシ
ド平均12モル付加物)、酵素(アルカリプロテアー
ゼ)、香料以外を用いて固形分60重量%の洗剤スラリ
ーを調整した。このスラリーを向流式噴霧乾燥機を用い
て熱風温度200〜280℃で水分5重量%となるよう
に乾燥し、噴霧乾燥品を得た。噴霧乾燥品には、A型ゼ
オライト(流動性改善剤)2重量%をコーティングし
た。次いで、非イオン界面活性剤(エチレンオキシドオ
キシド平均12モル付加物)及び必要に応じて水を添加
し、株式会社栗本鐵工所製S−2KRCニーダーで混練
し得られた緊密な混練物を不二パウダル株式会社製ペレ
ッターダブルを用いて10mmφ×20mmのペレット
(水分含量8重量%)状の高密度洗剤混練物とした。
オキシドオキシド平均25モル付加物 *2:ポリオキシエチレンラウリルエーテル、エチレン
オキシドオキシド平均12モル付加物 *3:チバガイギー社製チノパールCBS
度洗剤混練物と炭酸ナトリウム(解砕助剤)5重量%と
を、解砕機(ホソカワミクロン株式会社製フィッツミル
DKASO6型)に定量フィードした。解砕機は380
0rpmにて回転し、スクリーンは2mmφのパンチン
グメタルを用いた。得られた粉砕品には、A型ゼオライ
ト(流動性改善剤)1重量%をコーティングした。次い
で、非イオン界面活性剤(ポリオキシエチレンラウリル
エーテル、エチレンオキシドオキシド平均25モル付加
物)を噴霧後酵素を添加して、平均粒径600μm、嵩
密度0.8g/mlの高嵩密度洗剤を得た。尚、使用し
た噴霧乾燥品は、非イオン界面活性剤(ポリオキシエチ
レンラウリルエーテル、エチレンオキシドオキシド平均
25モル付加物並びにエチレンオキシドオキシド平均1
2モル付加物)、酵素(アルカリプロテアーゼ)、香
料、解砕助剤、流動性改善剤を添加した後の高嵩密度洗
剤が100となるようにスラリー中の炭酸ナトリウムを
調整して乾燥したものである。
た。この時の洗浄率を表5に示す。
解) (1)洗剤粒子の調製 表2に記載の組成のうち、粒子Aにある炭酸ナトリウム
を粒子Bに添加した組成を用いて、実施例1と同様の方
法で造粒し各々の洗剤粒子を得た。このA粒子の平均粒
径は300μm、嵩密度0.7g/mlで、B粒子の平
均粒径は650μm、嵩密度0.8g/mlであった。
攪拌した。この時、洗浄水のpHは7.6、硬度は1.
5°DHであった。次に、粒子Bを0.57g投入し1
0分間攪拌洗浄を行った。この時の洗浄率を表5に示
す。
在) (1)洗剤粒子の調製 表2に記載の組成のうち、粒子Aにある炭酸ナトリウム
を粒子Bに添加した組成を用いて、実施例2と同様の方
法で造粒し洗剤粒子を得た。この粒子の平均粒径は10
00μm、嵩密度0.7g/mlであった。なお、洗剤
粒子全体の組成は実施例1の粒子A+粒子Bと同じであ
る。
た。この時の洗浄率を表5に示す。
よると、比較例の洗浄剤組成物よりも高い洗浄率の得ら
れることがわかる。
にアルカリ下でキレート剤を放出させ、特定の硬度に低
下後、アニオン活性剤が溶解するものとしたことから、
本組成物によると著しく洗浄力が向上する。また、請求
項4の洗浄剤組成物の製造方法によると、工業的に容易
に請求項3の洗浄剤組成物を得ることができる。
Claims (4)
- 【請求項1】 少なくともアニオン界面活性剤、キレー
トビルダー及びアルカリビルダーを含み、しかも洗浄液
に添加後、まずアニオン界面活性剤を実質的に洗浄液に
溶解させずに、アルカリビルダーの溶解により洗浄液の
pHを9以上に増加させ、かつ並行してキレートビルダ
ーの作用により該洗浄液の硬度を1°DH以下に低下さ
せ、その後に洗浄液にアニオン界面活性剤を溶解させる
ようにしたことを特徴とする洗浄剤組成物。 - 【請求項2】 先に洗浄液に添加されるキレートビルダ
ーとアルカリビルダーとを主成分とする粒子又は液体
(A)と後から洗浄液に添加されるアニオン界面活性剤
を主成分とする粒子(B)を、隔離包装してなることを
特徴とする請求項1記載の洗浄剤組成物。 - 【請求項3】 アニオン界面活性剤を含有する粒子の外
殻にキレートビルダーとアルカリビルダーの層が形成さ
れてなることを特徴とする請求項1記載の洗浄剤組成
物。 - 【請求項4】 アニオン界面活性剤を含有する嵩密度
0.6g/ml以上の高嵩密度粒子を調製し、該高嵩密
度粒子とキレートビルダー及びアルカリビルダーとを造
粒処理することを特徴とする請求項3記載の洗浄剤組成
物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11055114A JP2000248294A (ja) | 1999-03-03 | 1999-03-03 | 洗浄剤組成物及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11055114A JP2000248294A (ja) | 1999-03-03 | 1999-03-03 | 洗浄剤組成物及びその製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2000248294A true JP2000248294A (ja) | 2000-09-12 |
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ID=12989736
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Country | Link |
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JP (1) | JP2000248294A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007169387A (ja) * | 2005-12-20 | 2007-07-05 | Kao Corp | 粉末洗剤の製造方法 |
-
1999
- 1999-03-03 JP JP11055114A patent/JP2000248294A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007169387A (ja) * | 2005-12-20 | 2007-07-05 | Kao Corp | 粉末洗剤の製造方法 |
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