JP2002293456A - 巻取装置 - Google Patents

巻取装置

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JP2002293456A
JP2002293456A JP2001098966A JP2001098966A JP2002293456A JP 2002293456 A JP2002293456 A JP 2002293456A JP 2001098966 A JP2001098966 A JP 2001098966A JP 2001098966 A JP2001098966 A JP 2001098966A JP 2002293456 A JP2002293456 A JP 2002293456A
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2601/00Problem to be solved or advantage achieved
    • B65H2601/20Avoiding or preventing undesirable effects
    • B65H2601/21Dynamic air effects
    • B65H2601/211Entrapping air in or under the material

Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻き取られる紙シートの層間にエアが侵入す
ることを抑制する。 【解決手段】 スプール支持台5上のスプール1に回転
駆動装置を着脱自在に接続できるようにした巻取部Iを
設ける。巻取部Iの後方に、タッチロール4とガイドロ
ール18とを前端部に支持した支持フレーム9を前後方
向移動可能に配設する。ガイドロール18の上方近傍位
置に、紙シート2の走行方向上流側に傾斜した吹出口2
4aを有するエアノズル24を配置し、支持フレーム9
に取り付ける。スプール支持台5の左右両側位置に、後
方に傾斜したウォームジャッキ27を平行に設け、ガイ
ドブロック29間に、スプール支持台5上にて紙ロール
3の回転方向上流側に傾斜した吹出口35aを有するエ
アノズル35を取り付ける。紙シートの巻き取り時に各
エアノズル24,35よりエア38を吹き出させ、走行
する紙シート2に同伴するエア22及び回転する紙ロー
ル3に同伴するエア23をカットさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスーパーカレンダ等
にて処理した紙シートをスプールに巻き取って紙ロール
を形成する際、巻取速度を高速化しても巻き取られる紙
シートの層間にエアが侵入することを抑制できて、巻き
取り硬さの不良や巻きずれが生じる虞を低減できるよう
にした巻取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】製紙工場では、抄紙機にて製造されたま
まの原紙は、一般に紙面がなお粗雑で、使用目的に適さ
ないことが多いため、紙の外観を改善すると共に、印刷
適正を向上させるべく、一般にスーパーカレンダによる
光沢処理が施されている。又、該スーパーカレンダは、
コーティングを施した紙の光沢仕上げを行うためにも使
用されている。かかるスーパーカレンダは、チルドロー
ルと、弾性に富むコットンロール(又はペーパーロー
ル)とを交互に多段に積み重ねて備えたカレンダ部に、
アンワインダ装置の紙ロールより巻き出した紙シートを
導いて、各チルドロールとコットンロールとの間に通す
ことにより、表面に強い光沢を与えるようにし、該光沢
処理された紙シートは、巻取装置(ワインダ装置)に導
いて、スプールに巻き取らせることにより再度紙ロール
を形成させるようにしてある。
【0003】上記スーパーカレンダの巻取装置は、紙シ
ートをスプールに巻き取って紙ロールを形成させる際、
紙シートの幅方向の巻きずれが生じたり、巻き硬さの不
良が発生することを防止するために、図9及び図10に
概略を示す如く、スプール1に紙シート2を巻き取らせ
て紙ロール3を形成させる巻取部Iの後側に、紙幅方向
の全長に亘る長さとしたタッチロール4を備えた構成と
して、上記巻取部Iにて紙シート2の巻き取りを行う
際、形成される紙ロール3の外周面に、上記のタッチロ
ール4を紙幅方向の全長に亘り所要のニップ圧で常に当
接させ、該タッチロール4により紙シート2を拘束しな
がら巻き取りを行わせるようにしてあり、この際、紙シ
ート2の巻き取りを継続すると紙ロール3の巻き太りが
生じるため、図9に示した如く、巻取部Iにおけるスプ
ール1の位置を固定すると共にタッチロール4を紙ロー
ル3の巻き太りに対応して移動できるようにしたもの
と、図10に示した如く、タッチロール4の位置を固定
すると共に巻取部Iにおけるスプール1の位置を紙ロー
ル3の巻き太りに応じて移動できるようにしたものがあ
る。
【0004】図9に示した巻取部位置固定式の巻取装置
の場合では、巻取部Iは、左右一対のスプール支持台5
の巻取位置に、スプール1の両端を軸受部を介して回転
自在に支持するようにして、スプール1の一端部に位置
固定式の回転駆動装置(図示せず)を着脱自在に接続で
きるようにし、且つ上記左右のスプール支持台5の前側
部に、スプール1両端の軸受部を受けてスプール支持台
5上へのスプール1の搬入及び該スプール支持台5上か
ら紙シート2を巻き取り終えた紙ロール3の搬出を行う
ためのスプール移送装置6を設置した構成としてある。
一方、巻取部Iの後方位置には、巻取硬さ調整部IIが前
後方向へ移動できるようにしてある。すなわち、紙シー
ト2の幅寸法よりも広い間隔で前後方向に延びる左右一
対のレール7を、それぞれ前端が対応する側のスプール
支持台5に接近するように配置して、それぞれ左右の支
持架台8上に支持させ、該各レール7上には、側壁部9
aを備えた支持フレーム9を、各側壁部9aの下部外側
面に取り付けた車輪10を介して走行自在に載置して、
支持架台8に備えたロッドレスシリンダ11により支持
フレーム9前後方向に移動させて、その位置を制御でき
るようにしてあり、更に、支持フレーム9の下部内側の
前端部位置に、紙幅方向の全長に亘って延びるタッチロ
ール4を、スプール支持台5上のスプール1に臨むよう
に配置して、支持フレーム9の側壁部9aに支点16a
を中心に揺動できるように取り付けた加圧レバー16
に、タッチロール4の両端部を取り付け、エアシリンダ
の如き流体圧シリンダ17により上記加圧レバー16を
支点16aを中心に揺動させることによりタッチロール
4が前後方向へ移動して上記スプール支持台5上のスプ
ール1に対し位置を微調整することができるようにする
と共に、上記ロッドレスシリンダ11によりタッチロー
ル4が支持フレームと一体的に前後方向へ移動できるよ
うにしてあり、上記ロッドレスシリンダ11による支持
フレーム9の前後方向の位置制御と、流体圧シリンダ1
7によるタッチロール4の前後位置の微調整により、該
タッチロール4を、スプール1に巻き取る紙シート2の
表面に所要のニップ圧で当接させて、巻取硬さを調整す
ることができるようにしてある。更に又、タッチロール
4への紙シート2の進入角度が深くて形成される紙ロー
ル3の表面と新たに巻き取らせる紙シート2とのなす角
度が大きいと、走行する紙シート2に同伴するエアが、
紙シート2と紙ロール3の外周面との間に侵入し易くな
って巻きずれが生じ易くなるため、上記タッチロール4
の上方となる支持フレーム9の上部内側の前端部にガイ
ドロール18を回転自在に設置して、該ガイドロール1
8に掛け廻した紙シート2をほぼ垂直方向下向きとして
からタッチロール4へ導くことにより、タッチロール4
への紙シート2の進入角度を浅くして、紙ロール3の外
周面と新たに巻き取らせる紙シート2とのなす角度を小
さくするようにしてある。
【0005】なお、12はロッドレスシリンダの駆動装
置、13は該駆動装置12に接続したねじ軸、14は該
ねじ軸13を支持する軸受、15は上端部を支持フレー
ム9下端に取り付け且つ中心部に上記ねじ軸13を挿通
させて螺合させるねじ孔を有するナット部材である。
又、19は上記ガイドロール18の後方に配置して支持
フレーム9の内側に取り付けたガイドロール、20は前
後のガイドロール18と19の間を走行する紙シート2
の上側に設けたエキスパンダロール、21は後方から巻
取装置へ供給される紙シート2を支持フレーム9後側の
上部位置にてガイドするガイドロールである。
【0006】したがって、上記巻取装置を用いて紙シー
ト2の巻き取りを行う場合には、先ず、駆動装置12に
より支持フレーム9の前後方向の配置を調整すると共
に、流体圧シリンダ17の作動量を調整して、スプール
支持台5上のスプール1の外周面に、タッチロール4を
所要のニップ圧で当接させ、この状態において、回転駆
動装置によりスプール1を回転駆動させて、ガイドロー
ル21と19、エキスパンダロール20、ガイドロール
18に図示の如く順に沿わせて導いた紙シート2を巻き
取らせるようにしてあり、図9に二点鎖線で示す如く、
紙シート2の巻き取りにより形成される紙ロール3が巻
き太った場合には、ロッドレスシリンダ11により支持
フレーム9と一体にタッチロール4を、上記紙ロール3
の巻き太り量に対応するよう後方に移動させることによ
り、巻き太りによりロール径が増大しても、タッチロー
ル4を常に所要のニップ圧で紙ロール3の外周面に当接
させながら紙シート2の巻き取りを行わせるようにして
あり、しかる後、紙ロール3の径が所定の寸法に達した
時点で回転駆動装置を停止してスプール1を取り外し、
スプール移送装置6により形成された紙ロール3を搬出
した後、新たなスプール2をスプール支持台5上に搬入
して回転駆動装置に接続し、且つロッドレスシリンダ1
1により支持フレーム9の配置を初期状態に戻した後、
上記と同様な操作を繰り返し行うことにより紙シート2
の巻き取り作業を行うようにしてある。
【0007】一方、図10に示した巻取部移動式の巻取
装置では、図9に示したものと同様の構成としてある巻
取装置において、支持フレーム9をロッドレスシリンダ
11により前後方向に移動できるようにした構成とする
ことに代えて、支持架台8上に位置固定した支持フレー
ム9とすると共に、巻取部Iを、スプール支持台5上の
スプール1に位置固定式の回転駆動装置を接続した構成
とすることに代えて、スプール1に、該スプール1と一
体に前後方向に移動できる回転駆動装置を着脱自在に接
続した構成として、図9の巻取装置と同様に、ガイドロ
ール18にガイドさせた紙シート2を、タッチロール4
を所要のニップ圧で当接させた状態のスプール1に巻き
取らせるようにし、図10に二点鎖線で示す如く、形成
される紙ロール3が巻き太った場合には、この巻き太り
によるロール半径の増加分だけスプール1及び回転駆動
装置を図示しない移動機構により前方に移動させ、これ
により、紙ロール3の外周面にタッチロール4が常に所
要のニップ圧で当接させた状態で、紙シート2の巻き取
りを行わせるようにしてある。その後、紙ロール3の径
が所定の寸法に達したら、回転駆動装置を停止し、該回
転駆動装置よりスプール1を取り外して、紙ロール3を
スプール移送装置6により搬出した後、新たなスプール
1をスプール支持台5上に搬入し、該スプール1に、初
期状態の配置に戻した回転駆動装置を接続して、上記と
同様な操作を繰り返し行うことにより紙シート2の巻き
取り作業を行うようにしてある。
【0008】更に又、図9及び図10に示した巻取装置
において、タッチロール4に溝等を設けることにより、
紙ロール3に新たに巻かれる紙シート2と、紙ロール3
の最外周部の紙シート2との間へのエアの進入を防ぐよ
うにすることも提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図9及び図
10に示した上記従来の巻取装置では、いずれの場合
も、スーパーカレンダによる処理の高速化を図るために
紙シート2の巻き取り速度の高速化を図ろうとすると、
図9及び図10にそれぞれ一点鎖線で示す如く、走行す
る紙シート2に同伴するエア22と、回転する紙ロール
3の外周面に同伴するエア23が高速化し、これらのエ
ア22,23が、紙ロール3の最外周部と、タッチロー
ル4により拘束されながら新たに巻き取られる紙シート
2との間に進入して、紙シート2の層間に蓄積されるこ
とにより、紙シート2の蛇行による巻きずれや巻き硬さ
の不良が発生するという問題がある。
【0010】そこで、本発明は、巻き取り速度を高速化
しても、走行する紙シートや回転する紙ロールに同伴す
るエアが紙シートの層間に入り込むことを抑制できて、
巻き硬さ不良や巻きずれが生じる虞を低減できる巻取装
置を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、スプール支持台上に搬入されたスプール
をその位置で回転駆動させることにより紙シートを巻き
取るようにする巻取部の後方に、支持フレームをスプー
ルに近接離反する前後方向へ移動可能に設けて、該支持
フレームの前端部に、上記スプール支持台上のスプール
に臨むように配置した紙幅方向の全長に亘って延びるタ
ッチロールと該タッチロールの上方位置に平行に配置し
たガイドロールとをそれぞれ回転自在に支持させ、上記
ガイドロールに沿わせて導いた紙シートをスプール支持
台上にてスプールに巻き取らせて紙ロールを形成させる
際、上記タッチロールをスプールに巻かれる紙シート表
面に紙幅方向の全長に亘り所要のニップ圧で当接させて
巻き取り操作を行うようにしてある巻取装置において、
上記ガイドロールの上方近傍位置に、該ガイドロールに
沿って走行する紙シートの表面に対して走行方向上流側
に向けてエアを吹き出すよう吹出口を紙シート表面に所
要角度に形成したエアノズルを設置し、且つ上記スプー
ル支持台の左右両側位置に、スプールの軸心位置の延長
線上を通って後方に斜め上向き方向に延びるガイドレー
ルを左右対称に固定配置し、上記スプールに巻かれる紙
シートの表面に対してスプール回転方向の上流側へ向け
てエアを吹き出すように吹出口を紙シート表面に所要角
度に形成したエアノズルの両端を、上記左右のガイドレ
ールに移動可能に取り付け、更に、上記エアノズルをガ
イドレールに沿い移動させるためのノズル昇降装置を設
置し、スプールに紙シートが巻かれることによるロール
径の変動に追従してエアノズルを上方へ移動させて巻取
部へのエアをカットできるようにした構成とする。
【0012】スプール支持台上のスプールにガイドロー
ルに沿わせて導いた紙シートの先端部を貼り付け、且つ
該スプールの外周面に、タッチロールを紙幅方向の全長
に亘り所要のニップ圧で当接させた状態とし、更に、ガ
イドレールに取り付けたエアノズルの吹出口がスプール
の外周面に接近してギャップが小さくなるように配置し
た状態として、各エアノズルの吹出口からエアを吹き出
させた状態としておく。この状態においてスプールを回
転駆動させると、該スプールに紙シートが巻き取られて
紙ロールが形成される際、ガイドロールに沿って走行す
る紙シートに同伴するエアは、上記ガイドロールの上部
近傍位置に設置したエアノズルの吹出口から紙シートの
表面に所要角度で吹き付けられるエアがカウンターフロ
ーとなることによりカットされる。又、回転する紙ロー
ルの外周面に同伴するエアは、ノズル昇降装置に取り付
けたエアノズルの吹出口から紙ロールの外周面に所要角
度で吹き付けられるエアがカウンターフローとなること
によりカットされる。したがって、新たな紙シートの巻
き取り位置に、走行する紙シートに同伴するエアや、回
転する紙ロールに同伴するエアが侵入することは抑制さ
れる。その後、巻き取り作業を継続すると、紙ロールの
径が増大するようになるが、ガイドロールの上部近傍位
置に設けてあるエアノズルは、支持フレームに取り付け
てあってガイドロールとの相対位置は変化しないため、
走行する紙シートに同伴するエアは継続してカットされ
る。一方、ノズル昇降装置に取り付けたエアノズルを、
上記ノズル昇降装置により、紙ロールが巻き太っても、
紙ロールの外周面に対する相対位置を変化させないよう
に上方に移動させることにより、回転する紙ロールに同
伴するエアは継続してカットされるようになる。
【0013】又、エアノズルの一端部に、該エアノズル
の先端よりスプール支持台上のスプール側へ突出させて
ギャップセンサを取り付け、該ギャップセンサによる紙
ロールの外径の検出信号を基に、ノズル昇降装置へ指令
を与えるコントローラを備えた構成とすることにより、
紙ロールの巻き太りに伴って上記エアノズルと紙ロール
の外周縁部とのギャップが小さくなると、ギャップセン
サにより紙ロールの外径が検出されるため、該ギャップ
センサの検出信号に基いて、コントローラによりノズル
昇降装置を作動させ、上記ギャップセンサに紙ロールの
外径が検出されなくなるまでエアノズルを上昇させるよ
うにすることにより、上記エアノズルと紙ロール外周面
とのギャップを一定の寸法に自動的に保つことができ
る。
【0014】更に、スプール支持台上に搬入されたスプ
ールを紙ロールの巻き太りに対応して前方へ移動させな
がら回転駆動させることにより紙シートを巻き取るよう
にする巻取部の後方に、支持フレームを設けて、該支持
フレームの前端部に、上記スプール支持台上のスプール
に臨むように配置した紙幅方向の全長に亘って延びるタ
ッチロールと該タッチロールの上方位置に平行に配置し
たガイドロールとをそれぞれ回転自在に支持させ、上記
ガイドロールに沿わせて導いた紙シートをスプール支持
台上にてスプールに巻き取らせて紙ロールを形成させる
際、上記タッチロールをスプールに巻かれる紙シート表
面に紙幅方向の全長に亘り所要のニップ圧で当接させて
巻き取り操作を行うようにしてある巻取装置において、
上記ガイドロールの上方近傍位置に、該ガイドロールに
沿って走行する紙シートの表面に対して走行方向上流側
に向けてエアを吹き出すよう吹出口を紙シート表面に所
要角度に形成したエアノズルを設置し、且つ上記スプー
ル支持台の左右両側位置に、上下方向に延びるガイドレ
ールを左右対称に固定配置し、上記スプールに巻かれる
紙シートの表面に対してエアを吹き出すようにしてある
エアノズルの両端を、吹出口の方向を前後方向に変更で
きるようにして上記左右のガイドレールに移動可能に取
り付け、更に、上記エアノズルをガイドレールに沿い移
動させるためのノズル昇降装置を設置し、スプールに紙
シートが巻かれることによるロール径の変動及びロール
外周面の角度変動に追従してエアノズルを上方へ移動さ
せると同時にエアの吹き出し方向がスプール回転方向の
上流側へ向くようにして、巻取部へのエアをカットでき
るようにした構成とすることにより、巻取部を移動式と
した巻取り装置において、紙ロールに巻き取られる紙シ
ートの層間に、走行する紙シートに同伴するエアや回転
する紙ロールに同伴するエアが進入することを抑制でき
るため、巻きずれや巻き硬さ不良が生じる虞を減少させ
ることができる。
【0015】更に又、スプールに巻かれる紙シートの表
面に対してエアを吹き出すようにしてあるエアノズルの
両端を、同軸心上となるように対向配置したロータリー
アクチュエータに取り付けると共に、該各ロータリーア
クチュエータを左右のガイドレールに移動可能に取り付
けて、上記各ロータリーアクチュエータの作動により上
記エアノズルの向きを変更できるようにした構成とする
ことにより、ロータリーアクチュエータの作動によりエ
アノズルを前後方向に回転させて、エアの吹き出し方向
を前後方向に変更することができる。
【0016】更に又、エアノズルの一端部に、該エアノ
ズルの先端よりスプール支持台上のスプール側に突出さ
せてギャップセンサを取り付け、該ギャップセンサによ
る紙ロールの外径の検出信号を基に、ノズル昇降装置に
指令を与えるコントローラを備え、更に、上記ノズル昇
降装置により昇降されるエアノズルの高さ位置を検出す
る検出装置と、該検出装置より発せられる上記エアノズ
ルの高さ位置信号を基に、ロータリーアクチュエータに
指令を与えるコントローラを備えた構成とすることによ
り、ギャップセンサの検出信号に基いて、コントローラ
によりノズル昇降装置を作動させて、上記エアノズルと
紙ロール外周面とのギャップを一定の寸法に自動的に保
つことができると共に、上記エアノズルの高さ位置に応
じて、紙ロールの外周面に対応した角度となるように上
記エアノズルの角度を調整することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0018】図1乃至図5は本発明の巻取装置の実施の
一形態として、巻取部位置固定式の巻取装置を示すもの
で、図9に示したものと同様の構成としてある巻取装置
において、タッチロール4の上方に設置したガイドロー
ル18の上方近傍位置に、該ガイドロール18の外周面
に沿って走行する紙シート2の表面に対し走行方向上流
側へ向けて所要角度に傾斜させた流路25に連なる吹出
口24aを、紙走行方向に沿って2段に備えてなるエア
ノズル24を、上記各吹出口24aの位置が紙シート2
の表面に接近して隙間が小さくなるように紙幅方向の全
長に亘る広幅として配設すると共に、ブラケット26を
介して支持フレーム9の上端部後側に取り付ける。
【0019】又、支持フレーム9よりも外方となるスプ
ール支持台5の左右両側位置に、ノズル昇降装置として
のウォームジャッキ27を設置する。該各ウォームジャ
ッキ27は、スプール支持台5上に載置したスプール1
の軸心の延長線上を通って後方に所要角度(図では約4
5度)傾斜するように平行に設置したガイドレール28
と、該左右の各ガイドレール28にスライド自在に取り
付けたガイドブロック29と、該ガイドブロック29の
中央部に螺合させて貫通してガイドレール28の長手方
向に沿って配置したねじ軸30と、該ねじ軸30の上下
両端部を支持する軸受31とを備えてなり、更に、上記
左右の各ウォームジャッキ27のねじ軸30の上端部
を、ギアボックス32を介して左右方向に水平に延びる
1本の動力伝達軸33に接続すると共に、該動力伝達軸
33の一端にモータ34を連結して、該モータ34の回
転駆動力により動力伝達軸33、ギアボックス32を介
して左右のねじ軸30を同期して回転させることによ
り、左右のガイドブロック29を並行に昇降移動させる
ことができるようにしてある。更に、該左右のウォーム
ジャッキ27のガイドブロック29の間に、紙幅方向の
全長に亘る吹出口35aを備えたエアノズル35の長手
方向両端部を取付部材37を介して取り付け、且つ上記
吹出口35aは、スプール支持台5上に支持されたスプ
ール1に紙シート2を巻き取って形成される紙ロール3
の外周面に対してスプールの回転方向上流側へ向けて所
要角度傾斜させた流路36に連なる構成としてある。
【0020】又、紙幅寸法よりも外側となるエアノズル
35の長手方向一端部の先端側に、上記吹出口35aよ
り紙ロール3の外周面にエア38を吹付ける際に両者の
間に所望するギャップの寸法分、たとえば、約10mm
寄った位置に、反射型光電スイッチの如きギャップセン
サ39をブラケット40を介してスプール1側へ突出さ
せて内向きに取り付け、該ギャップセンサ39よりセン
サアンプ45を介して伝えられる検出信号に基づいて上
記ウォームジャッキ27の駆動用モータ34にモータ制
御部46を介して指令を与えるコントローラ41を備え
た構成とする。
【0021】上記各エアノズル24と35は、長手方向
に延びる一連のダクト47及び49をそれぞれ備えると
共に、エア送給装置42に、風量調整用ダンパ43を備
えたエア送給ライン44を介して接続してある。なお、
上記エアノズル24の各吹出口24aの紙シート2の表
面に対してなす角度としては、走行する紙シート2に同
伴するエア22をカットすることができるような吹き出
し角度とする必要上、或る一定の以上の角度が必要であ
り、たとえば3〜30度位としてある。同様に、エアノ
ズル35の吹出口35aの紙ロール3の外周面に対して
なす角度としては、回転する紙ロール3に同伴するエア
23をカットできるように、たとえば、3〜30度位の
吹き出し角度としてある。
【0022】上記コントローラ41は、紙ロール3が巻
き太ってギャップセンサ39により該紙ロール3の外径
が検出されるようになると、モータ34に駆動指令を与
えてウォームジャッキ27の各ガイドブロック29をガ
イドレール28に沿って上昇させることにより、エアノ
ズル35を上方に、すなわち、紙ロール3の径方向外向
きに移動させ、このエアノズル35の上昇と一体にギャ
ップセンサ39が上方に移動して紙ロール3の外径から
外れて検出信号が止まると、モータ34に停止指令を与
えてウォームジャッキ27の作動を停止させるようにす
ることにより、紙ロール3の外周面に対して常に所定の
ギャップを隔てた位置に配置されるように、紙ロール3
の巻き太りに追従してエアノズル35を移動させること
ができるようにしてある。
【0023】その他、図9に示したものと同一のものに
は同一符号が付してある。
【0024】紙シート2の巻き取り作業を行う場合に
は、従来と同様に、先ず、スプール支持台5上に搬入し
たスプール1に、回転駆動装置を連結し、後方よりガイ
ドロール21,19、エキスパンダロール20及びガイ
ドロール18に順に沿わせて導いた紙シート2の先端部
をスプール1に貼り付けて止め、且つ該スプール1の外
周面に、ロッドレスシリンダ11と流体圧シリンダ17
により前後位置を調節したタッチロール4を紙幅方向の
全長に亘り所要のニップ圧で当接させた状態とし、更
に、コントローラ41によりモータ34に指令を与えて
ウォームジャッキ27を制御して、エアノズル35の吹
出口35aがスプール1の外周面に接近してギャップが
小さくなるように配置した状態とし、エア送給装置42
よりエア送給ライン44を通して導かれるエア38を、
各エアノズル24と35の各エア吹出口24aと35a
から吹き出させた状態としておく。この状態において回
転駆動装置によりスプール1を高速で回転駆動させる
と、該スプール1に紙シート2が巻き取られて紙ロール
3が形成されるようになる。この際、ガイドロール18
に沿って走行する紙シート2には同伴する高速のエア2
2が発生するようになるが、エアノズル24の吹出口2
4aから紙シート2の表面に所要角度でエア38が吹付
けられて、該吹付けられるエア38がカウンターフロー
となるため、上記走行する紙シート2に同伴されるエア
22は、上記吹出口24aの位置でカットされる。又、
回転する紙ロール3の外周面には同伴する高速のエア2
3が発生するようになるが、エアノズル35の吹出口3
5aから紙ロールの外周面に所要角度でエア38が吹き
付けられ、該吹き付けられるエア38がカウンターフロ
ーとなるため、上記回転する紙ロール3に同伴するエア
23は、上記吹出口35aの位置でカットされる。した
がって、巻取部Iにおける新たな紙シート2の巻き取り
位置に対して、走行する紙シート2に同伴するエア22
や、回転する紙ロール3に同伴するエア23の侵入が抑
制される。
【0025】その後、図5に示す如く、紙シート2の巻
取りが継続されて紙ロール3が巻き太るようになると、
支持フレーム9が該紙ロール3の巻き太りに追従して後
方に移動するためガイドロール18の位置が変化するよ
うになるが、この際、エアノズル24は支持フレーム9
にブラケット26を介して取り付けてあって、ガイドロ
ール18との相対位置は変化しないため、走行する紙シ
ート2に同伴されるエア22は継続的にエアノズル24
のエア吹出口24aの位置でカットされる。一方、紙ロ
ール3が巻き太ってその外周縁部がエアノズル35に接
近して両者のギャップが減少すると、ギャップセンサ3
9によって紙ロール3の外径が検出され、該検出信号を
基にコントローラ41からウォームジャッキ27に指令
が発せられて、上記ギャップセンサ39に紙ロール3の
外径が検出されなくなるまでエアノズル35が上昇移動
させられるため、該エアノズル35は、紙ロール3の巻
き太りに追従して常に所定のギャップを隔てた配置に保
持され、よって、回転する紙ロール3に同伴されるエア
23は継続的に上記エアノズル35のエア吹出口35a
の位置でカットされるようになる。
【0026】しかる後、紙ロール3の径が所定の寸法に
達した時点で従来と同様に回転駆動装置を停止してスプ
ール1を取り外し、スプール移送装置6により形成され
た紙ロール3を搬出した後、新たなスプール20をスプ
ール支持台5上に搬入して回転駆動装置に接続し、又、
ロッドレスシリンダ11により巻取硬さ調整部IIの配置
を初期状態に戻して、上記と同様の操作を繰り返し行う
ことにより紙シート2の巻き取り作業を行うようにす
る。
【0027】このように、スプール1に紙シート2を巻
き取って紙ロール3を形成する際、走行する紙シート2
に同伴するエア22及び回転する紙ロール3に同伴する
エア23を、エアノズル24又は35の各吹出口24a
又は35aの位置、すなわち、紙シート2の巻取り位置
の上流側でカットできるため、紙ロール3に巻かれる紙
シート2の層間へエアが侵入することを抑制することが
でき、よって、巻きずれや巻取り硬さの不良が生じる虞
を低減させることができる。
【0028】次に、図6乃至図8は本発明の実施の他の
形態として、巻取部移動式の巻取装置を示すもので、図
10に示したものと同様の構成としてある巻取装置にお
いて、巻取硬さ調整部IIのガイドロール18の上部近傍
位置に、図1乃至図5に示した巻取装置のエアノズル2
4と同様の構成としてあるエアノズル24を配置して、
ブラケット26を介して支持フレーム9の上端部後側に
取り付け、又、上記支持フレーム9よりも外方となるス
プール支持台5の左右両側位置に、図1乃至図5に示し
た巻取装置のウォームジャッキ27と同様に、ガイドレ
ール28に移動可能に取り付けたガイドブロック29を
モータ34によりギアボックス32と動力伝達軸33と
ねじ軸30を介して昇降できるようにしてあるウォーム
ジャッキ27を、上記ガイドレール28を垂直方向に延
びる配置となるようにして設置し、該各ウォームジャッ
キ27のガイドブロック28の内側に、取付部材52を
介してロータリーアクチュエータ49を同軸心上となる
ように対向配置して取り付け、該左右の各ロータリーア
クチュエータ49の回転軸に、図1乃至図5に示した巻
取装置のエアノズル35と同様の構成としてあるエアノ
ズル35の両端の先端部を取り付けて、各ロータリーア
クチュエータ49を同期して回転させることによりエア
ノズル35を先端部を中心に角度変更できるようにす
る。更に、ウォームジャッキ27の駆動用モータ34に
パルスジェネレータ50を取り付けて、該パルスジェネ
レータ50によりウォームジャッキ27の作動によって
上下方向に移動させられるエアノズル35の高さ位置信
号を出力させることができるようにし、該エアノズル3
5の高さ位置信号に基づいて上記各ロータリーアクチュ
エータ45に指令を与えるコントローラ47を備えた構
成とする。
【0029】更に、図1乃至図5に示した巻取装置と同
様に、エアノズル35の一端部の先端側には、ギャップ
センサ39がブラケット40を介して取り付けてあり、
該ギャップセンサ39の検出信号に基いてウォームジャ
ッキ27の駆動用モータ34に指令を与えるコントロー
ラ41が設けてある。又、エアノズル24と35には、
それぞれエア送給装置42が風量調整用ダンパ43を備
えたエア送給ライン44を介して接続した構成としてあ
る。
【0030】本実施の形態では、紙ロール3が巻き太る
と、図6に二点鎖線で示す如く、この巻き太りに伴う紙
ロール3半径の増加分だけスプール1が前方に移動させ
られるようになり、この際、ウォームジャッキ27の設
置位置における紙ロールの外周面の位置も上昇する。こ
のためウォームジャッキ27に支持されるエアノズル3
6と紙ロール3の外周面とのギャップが変化するように
なるので、コントローラ41によるギャップセンサ39
の検出信号に基いたウォームジャッキ27の操作によ
り、紙ロール3の巻き太りに追従させるようにエアノズ
ル35の高さ方向の位置制御が行われるが、このとき、
ウォームジャッキ27の設置位置に対する紙ロール3の
外周面の角度が変化するようになるため、コントローラ
51に、紙ロール3の巻き太りに伴って変化するウォー
ムジャッキ27の設置位置に対する紙ロール3外周面の
高さ位置と、上記ウォームジャッキ27設置位置におけ
る紙ロール3外周面の角度との関係を、予めプログラミ
ングしておき、パルスジェネレータ50から出力される
エアノズル35の高さ位置信号に基いて、該プログラミ
ングされた紙ロール35の外周面の角度変化に追従する
ようにロータリーアクチュエータ49を作動させること
により、エアノズル35の吹出口35aを、常に紙ロー
ル3の外周面に対して回転方向上流側に向けて所要角
度、たとえば、3〜30度の角度範囲でエア38を吹き
出せるように制御できるようにしてある。
【0031】その他、図1乃至図5、及び、図10に示
したものと同一のものには同一符号が付してある。
【0032】本実施の形態の巻取装置を用いて紙シート
2の巻き取り作業を行う場合には、先ず、スプール支持
台5上に搬入したスプール1に、後方よりガイドレール
21,19、エキスパンダロール20、ガイドロール1
8に順に図示の如く沿わせた巻取硬さ調整部IIの紙シー
ト2の先端部を貼り付けると共に、流体圧シリンダ17
によりタッチロール4を上記スプール1の外周面に紙幅
方向の全長に亘り所要のニップ圧で当接させた状態と
し、且つコントローラ41によりウォームジャッキ27
を制御して、エアノズル35の吹出口35aがスプール
1の外周面に接近してギャップが小さくなるような高さ
位置に配置した状態とすると共に、コントローラ51に
より、エアノズル35の角度を、吹出口35aがスプー
ル外周面に対して回転方向上流側に所要角度で向くよう
にした状態とし、且つエア送給装置42よりエア送給ラ
イン44を通して導かれるエア38を、各エアノズル2
4と35の各エア吹出口24aと35aから吹き出させ
た状態としておく。この状態において回転駆動装置によ
りスプール1を高速で回転駆動させると、該スプール1
に紙シート2が高速で巻き取られて紙ロール3が形成さ
れるようになり、この際、ガイドロール18に沿って走
行する紙シート2に同伴する高速のエア22及び回転す
る紙ロール3の外周面に同伴する高速のエア23は、上
記実施の形態と同様に、エアノズル24及び35からそ
れぞれカウンターフローとなるように吹き出されるエア
38により、それぞれの吹出口24a及び35aの位置
でカットされる。その後、図6に二点鎖線で示す如く、
紙シート2の巻取りが継続されて紙ロール3が巻き太る
ようになる。この際、ガイドロール18の位置は変化し
ないため、走行する紙シート2に同伴されるエア22は
継続的にエアノズル24のエア吹出口24aの位置でカ
ットされる。一方、紙ロール3の巻き太りに伴って、ウ
ォームジャッキ27設置位置における外周縁部の高さ位
置が変化すると、上記実施の形態と同様に、ギャップセ
ンサ39によって紙ロール3の外周縁部が検出され、該
検出信号を基にコントローラ41からウォームジャッキ
27に指令が発せられて、上記ギャップセンサ39に紙
ロール3の外周縁部が検出されなくなるまでエアノズル
35が上昇移動させられ、同時に、上記ウォームジャッ
キ27の駆動用モータ34に取り付けられたパルスジェ
ネレータ50よりエアノズル35の高さ位置信号が発せ
られ、該高さ位置信号を基に、コントローラ51よりロ
ータリーアクチュエータ49に指令が与えられて、エア
ノズル35の吹出口35aの角度が紙ロール3の外周面
に対して回転方向上流側に所要角度で向くように適正に
保持されるので、回転する紙ロール3に同伴されるエア
23は継続的に上記エアノズル35のエア吹出口35a
の位置でカットされるようになる。
【0033】したがって、本実施の形態によっても上記
実施の形態と同様な効果を得ることができる。
【0034】なお、本発明は上記実施の形態のみに限定
されるものではなく、エアノズル35を昇降させるノズ
ル昇降装置としては、ウォームジャッキ27を用いたも
のとして示したが、左右のガイドレール28にそれぞれ
スライド自在に取り付けた左右のガイドブロック29を
同期して昇降移動させてエアノズル35を平行に移動さ
せると共にその高さ位置を制御できれば、流体圧シリン
ダの如き伸縮作動するアクチュエータや、ピニオン・ラ
ック又はチェーン等を使用した他の駆動機構を採用して
もよいこと、支持フレーム9を前後方向へ移動させる機
構としては、ロッドレスシリンダ11ではなく、伸縮作
動するアクチュエータやピニオン・ラック、及び、チェ
ーン等を使用した他の駆動機構を採用してよいこと、そ
の他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変
更を加え得ることは勿論である。
【0035】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の巻取装置によ
れば、スプール支持台上に搬入されたスプールをその位
置で回転駆動させることにより紙シートを巻き取るよう
にする巻取部の後方に、支持フレームをスプールに近接
離反する前後方向へ移動可能に設けて、該支持フレーム
の前端部に、上記スプール支持台上のスプールに臨むよ
うに配置した紙幅方向の全長に亘って延びるタッチロー
ルと該タッチロールの上方位置に平行に配置したガイド
ロールとをそれぞれ回転自在に支持させ、上記ガイドロ
ールに沿わせて導いた紙シートをスプール支持台上にて
スプールに巻き取らせて紙ロールを形成させる際、上記
タッチロールをスプールに巻かれる紙シート表面に紙幅
方向の全長に亘り所要のニップ圧で当接させて巻き取り
操作を行うようにしてある巻取装置において、上記ガイ
ドロールの上方近傍位置に、該ガイドロールに沿って走
行する紙シートの表面に対して走行方向上流側に向けて
エアを吹き出すよう吹出口を紙シート表面に所要角度に
形成したエアノズルを設置し、且つ上記スプール支持台
の左右両側位置に、スプールの軸心位置の延長線上を通
って後方に斜め上向き方向に延びるガイドレールを左右
対称に固定配置し、上記スプールに巻かれる紙シートの
表面に対してスプール回転方向の上流側へ向けてエアを
吹き出すように吹出口を紙シート表面に所要角度に形成
したエアノズルの両端を、上記左右のガイドレールに移
動可能に取り付け、更に、上記エアノズルをガイドレー
ルに沿い移動させるためのノズル昇降装置を設置し、ス
プールに紙シートが巻かれることによるロール径の変動
に追従してエアノズルを上方へ移動させて巻取部へのエ
アをカットできるようにした構成としてあるので、ガイ
ドロールに沿って走行する紙シートに同伴するエアに対
して、上記ガイドロールの上部近傍位置に設置したエア
ノズルからエアをカウンターフローとして吹き付けるこ
とができて、上記走行する紙シートに同伴されるエアを
上記吹出口の位置でカットでき、又、回転する紙ロール
の外周面に同伴するエアに対して、ノズル昇降装置に取
り付けたエアノズルの吹出口からエアをカウンターフロ
ーとして吹き付けルことができて、上記回転する紙ロー
ルに同伴するエアを上記吹出口の位置でカットできるた
め、紙ロールに巻き取る紙シートの層間にエアが侵入す
ることを抑制でき、このため形成される紙ロールに巻き
ずれや巻き硬さの不良が発生する虞を減少させることが
でき、又、エアノズルの一端部に、該エアノズルの先端
よりスプール支持台上のスプール側へ突出させてギャッ
プセンサを取り付け、該ギャップセンサによる紙ロール
の外径の検出信号を基に、ノズル昇降装置へ指令を与え
るコントローラを備えた構成とすることにより、紙ロー
ルの巻き太りに伴って上記エアノズルと紙ロールの外周
縁部とのギャップが小さくなると、ギャップセンサによ
り紙ロールの外径が検出されるため、該ギャップセンサ
の検出信号に基いて、コントローラによりノズル昇降装
置を作動させ、上記ギャップセンサに紙ロールの外径が
検出されなくなるまでエアノズルを上昇させるようにす
ることにより、上記エアノズルと紙ロール外周面とのギ
ャップを一定の寸法に自動的に保つことができるという
優れた効果を発揮し、更に、スプール支持台上に搬入さ
れたスプールを紙ロールの巻き太りに対応して前方へ移
動させながら回転駆動させることにより紙シートを巻き
取るようにする巻取部の後方に、支持フレームを設け
て、該支持フレームの前端部に、上記スプール支持台上
のスプールに臨むように配置した紙幅方向の全長に亘っ
て延びるタッチロールと該タッチロールの上方位置に平
行に配置したガイドロールとをそれぞれ回転自在に支持
させ、上記ガイドロールに沿わせて導いた紙シートをス
プール支持台上にてスプールに巻き取らせて紙ロールを
形成させる際、上記タッチロールをスプールに巻かれる
紙シート表面に紙幅方向の全長に亘り所要のニップ圧で
当接させて巻き取り操作を行うようにしてある巻取装置
において、上記ガイドロールの上方近傍位置に、該ガイ
ドロールに沿って走行する紙シートの表面に対して走行
方向上流側に向けてエアを吹き出すよう吹出口を紙シー
ト表面に所要角度に形成したエアノズルを設置し、且つ
上記スプール支持台の左右両側位置に、上下方向に延び
るガイドレールを左右対称に固定配置し、上記スプール
に巻かれる紙シートの表面に対してエアを吹き出すよう
にしてあるエアノズルの両端を、吹出口の方向を前後方
向に変更できるようにして上記左右のガイドレールに移
動可能に取り付け、更に、上記エアノズルをガイドレー
ルに沿い移動させるためのノズル昇降装置を設置し、ス
プールに紙シートが巻かれることによるロール径の変動
及びロール外周面の角度変動に追従してエアノズルを上
方へ移動させると同時にエアの吹き出し方向がスプール
回転方向の上流側へ向くようにして、巻取部へのエアを
カットできるようにした構成とすることにより、巻取部
を移動式とした巻取り装置において、紙ロールに巻き取
られる紙シートの層間に、走行する紙シートに同伴する
エアや回転する紙ロールに同伴するエアが進入すること
を抑制できるため、巻きずれや巻き硬さ不良が生じる虞
を減少させることができ、更に又、スプールに巻かれる
紙シートの表面に対してエアを吹き出すようにしてある
エアノズルの両端を、同軸心上となるように対向配置し
たロータリーアクチュエータに取り付けると共に、該各
ロータリーアクチュエータを左右のガイドレールに移動
可能に取り付けて、上記各ロータリーアクチュエータの
作動により上記エアノズルの向きを変更できるようにし
た構成とすることにより、ロータリーアクチュエータの
作動によりエアノズルを前後方向に回転させて、エアの
吹き出し方向を前後方向に変更することができ、更に
又、エアノズルの一端部に、該エアノズルの先端よりス
プール支持台上のスプール側に突出させてギャップセン
サを取り付け、該ギャップセンサによる紙ロールの外径
の検出信号を基に、ノズル昇降装置に指令を与えるコン
トローラを備え、更に、上記ノズル昇降装置により昇降
されるエアノズルの高さ位置を検出する検出装置と、該
検出装置より発せられる上記エアノズルの高さ位置信号
を基に、ロータリーアクチュエータに指令を与えるコン
トローラを備えた構成とすることにより、ギャップセン
サの検出信号に基いて、コントローラによりノズル昇降
装置を作動させて、上記エアノズルと紙ロール外周面と
のギャップを一定の寸法に自動的に保つことができると
共に、上記エアノズルの高さ位置に応じて、紙ロールの
外周面に対応した角度となるように上記エアノズルの角
度を調整することができるという優れた効果を発揮す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の巻取装置の実施の一形態を示す概略切
断側面図である。
【図2】図1のA−A方向矢視図である。
【図3】図1の装置の巻取硬さ調整部に設けたエアノズ
ル部分の拡大を示す切断側面図である。
【図4】図1の装置の巻取部に設けたエアノズル部分の
拡大を示す切断側面図である。
【図5】図1の装置の作動状態を示すもので、紙ロール
が巻き太った状態を示す図である。
【図6】本発明の実施の他の形態を示す概略切断側面図
である。
【図7】図6のB−B方向矢視図である。
【図8】図6の装置の巻取部に設けたエアノズルの一端
部を示す拡大図である。
【図9】従来の巻取装置の一例を示す概略切断側面図で
ある。
【図10】従来の巻取装置の他の例を示す概略切断側面
図である。
【符号の説明】
I 巻取部 II 巻取硬さ調整部 1 スプール 2 紙シート 3 紙ロール 4 タッチロール 5 スプール支持台 9 支持フレーム 18 ガイドロール 22 エア 23 エア 24 エアノズル 24a 吹出口 27 ウォームジャッキ(ノズル昇降装置) 28 ガイドレール 29 ガイドブロック 34 モータ 35 エアノズル 35a 吹出口 38 エア 39 ギャップセンサ 41 コントローラ 49 ロータリーアクチュエータ 50 パルスジェネレータ(検出装置) 51 コントローラ
フロントページの続き (72)発明者 松本 勝広 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社横浜エンジニアリ ングセンター内 (72)発明者 安藤 英次 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社横浜エンジニアリ ングセンター内 Fターム(参考) 3F055 AA01 CA01 DA01 EA02 EA11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプール支持台上に搬入されたスプール
    をその位置で回転駆動させることにより紙シートを巻き
    取るようにする巻取部の後方に、支持フレームをスプー
    ルに近接離反する前後方向へ移動可能に設けて、該支持
    フレームの前端部に、上記スプール支持台上のスプール
    に臨むように配置した紙幅方向の全長に亘って延びるタ
    ッチロールと該タッチロールの上方位置に平行に配置し
    たガイドロールとをそれぞれ回転自在に支持させ、上記
    ガイドロールに沿わせて導いた紙シートをスプール支持
    台上にてスプールに巻き取らせて紙ロールを形成させる
    際、上記タッチロールをスプールに巻かれる紙シート表
    面に紙幅方向の全長に亘り所要のニップ圧で当接させて
    巻き取り操作を行うようにしてある巻取装置において、
    上記ガイドロールの上方近傍位置に、該ガイドロールに
    沿って走行する紙シートの表面に対して走行方向上流側
    に向けてエアを吹き出すよう吹出口を紙シート表面に所
    要角度に形成したエアノズルを設置し、且つ上記スプー
    ル支持台の左右両側位置に、スプールの軸心位置の延長
    線上を通って後方に斜め上向き方向に延びるガイドレー
    ルを左右対称に固定配置し、上記スプールに巻かれる紙
    シートの表面に対してスプール回転方向の上流側へ向け
    てエアを吹き出すように吹出口を紙シート表面に所要角
    度に形成したエアノズルの両端を、上記左右のガイドレ
    ールに移動可能に取り付け、更に、上記エアノズルをガ
    イドレールに沿い移動させるためのノズル昇降装置を設
    置し、スプールに紙シートが巻かれることによるロール
    径の変動に追従してエアノズルを上方へ移動させて巻取
    部へのエアをカットできるようにした構成を有すること
    を特徴とする巻取装置。
  2. 【請求項2】 エアノズルの一端部に、該エアノズルの
    先端よりスプール支持台上のスプール側へ突出させてギ
    ャップセンサを取り付け、該ギャップセンサによる紙ロ
    ールの外径の検出信号を基に、ノズル昇降装置へ指令を
    与えるコントローラを備えた請求項1記載の巻取装置。
  3. 【請求項3】 スプール支持台上に搬入されたスプール
    を紙ロールの巻き太りに対応して前方へ移動させながら
    回転駆動させることにより紙シートを巻き取るようにす
    る巻取部の後方に、支持フレームを設けて、該支持フレ
    ームの前端部に、上記スプール支持台上のスプールに臨
    むように配置した紙幅方向の全長に亘って延びるタッチ
    ロールと該タッチロールの上方位置に平行に配置したガ
    イドロールとをそれぞれ回転自在に支持させ、上記ガイ
    ドロールに沿わせて導いた紙シートをスプール支持台上
    にてスプールに巻き取らせて紙ロールを形成させる際、
    上記タッチロールをスプールに巻かれる紙シート表面に
    紙幅方向の全長に亘り所要のニップ圧で当接させて巻き
    取り操作を行うようにしてある巻取装置において、上記
    ガイドロールの上方近傍位置に、該ガイドロールに沿っ
    て走行する紙シートの表面に対して走行方向上流側に向
    けてエアを吹き出すよう吹出口を紙シート表面に所要角
    度に形成したエアノズルを設置し、且つ上記スプール支
    持台の左右両側位置に、上下方向に延びるガイドレール
    を左右対称に固定配置し、上記スプールに巻かれる紙シ
    ートの表面に対してエアを吹き出すようにしてあるエア
    ノズルの両端を、吹出口の方向を前後方向に変更できる
    ようにして上記左右のガイドレールに移動可能に取り付
    け、更に、上記エアノズルをガイドレールに沿い移動さ
    せるためのノズル昇降装置を設置し、スプールに紙シー
    トが巻かれることによるロール径の変動及びロール外周
    面の角度変動に追従してエアノズルを上方へ移動させる
    と同時にエアの吹き出し方向がスプール回転方向の上流
    側へ向くようにして、巻取部へのエアをカットできるよ
    うにした構成を有することを特徴とする巻取装置。
  4. 【請求項4】 スプールに巻かれる紙シートの表面に対
    してエアを吹き出すようにしてあるエアノズルの両端
    を、同軸心上となるように対向配置したロータリーアク
    チュエータに取り付けると共に、該各ロータリーアクチ
    ュエータを左右のガイドレールに移動可能に取り付け
    て、上記各ロータリーアクチュエータの作動により上記
    エアノズルの向きを変更できるようにした請求項3記載
    の巻取装置。
  5. 【請求項5】 エアノズルの一端部に、該エアノズルの
    先端よりスプール支持台上のスプール側に突出させてギ
    ャップセンサを取り付け、該ギャップセンサによる紙ロ
    ールの外径の検出信号を基に、ノズル昇降装置に指令を
    与えるコントローラを備え、更に、上記ノズル昇降装置
    により昇降されるエアノズルの高さ位置を検出する検出
    装置と、該検出装置より発せられる上記エアノズルの高
    さ位置信号を基に、ロータリーアクチュエータに指令を
    与えるコントローラを備えた請求項4記載の巻取装置。
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