JP4474786B2 - 巻取装置 - Google Patents

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    • B65H2601/21Dynamic air effects
    • B65H2601/211Entrapping air in or under the material

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はスーパーカレンダ等にて処理した紙シートをスプールに巻き取って紙ロールを形成する際、巻取速度を高速化しても巻き取られる紙シートの層間にエアが侵入することを抑制できて、巻き取り硬さの不良や巻きずれが生じる虞を低減できるようにした巻取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
製紙工場では、抄紙機にて製造されたままの原紙は、一般に紙面がなお粗雑で、使用目的に適さないことが多いため、紙の外観を改善すると共に、印刷適正を向上させるべく、一般にスーパーカレンダによる光沢処理が施されている。又、該スーパーカレンダは、コーティングを施した紙の光沢仕上げを行うためにも使用されている。かかるスーパーカレンダは、チルドロールと、弾性に富むコットンロール(又はペーパーロール)とを交互に多段に積み重ねて備えたカレンダ部に、アンワインダ装置の紙ロールより巻き出した紙シートを導いて、各チルドロールとコットンロールとの間に通すことにより、表面に強い光沢を与えるようにし、該光沢処理された紙シートは、巻取装置(ワインダ装置)に導いて、スプールに巻き取らせることにより再度紙ロールを形成させるようにしてある。
【0003】
上記スーパーカレンダの巻取装置は、紙シートをスプールに巻き取って紙ロールを形成させる際、紙シートの幅方向の巻きずれが生じたり、巻き硬さの不良が発生することを防止するために、図9及び図10に概略を示す如く、スプール1に紙シート2を巻き取らせて紙ロール3を形成させる巻取部Iの後側に、紙幅方向の全長に亘る長さとしたタッチロール4を備えた構成として、上記巻取部Iにて紙シート2の巻き取りを行う際、形成される紙ロール3の外周面に、上記のタッチロール4を紙幅方向の全長に亘り所要のニップ圧で常に当接させ、該タッチロール4により紙シート2を拘束しながら巻き取りを行わせるようにしてあり、この際、紙シート2の巻き取りを継続すると紙ロール3の巻き太りが生じるため、図9に示した如く、巻取部Iにおけるスプール1の位置を固定すると共にタッチロール4を紙ロール3の巻き太りに対応して移動できるようにしたものと、図10に示した如く、タッチロール4の位置を固定すると共に巻取部Iにおけるスプール1の位置を紙ロール3の巻き太りに応じて移動できるようにしたものがある。
【0004】
図9に示した巻取部位置固定式の巻取装置の場合では、巻取部Iは、左右一対のスプール支持台5の巻取位置に、スプール1の両端を軸受部を介して回転自在に支持するようにして、スプール1の一端部に位置固定式の回転駆動装置(図示せず)を着脱自在に接続できるようにし、且つ上記左右のスプール支持台5の前側部に、スプール1両端の軸受部を受けてスプール支持台5上へのスプール1の搬入及び該スプール支持台5上から紙シート2を巻き取り終えた紙ロール3の搬出を行うためのスプール移送装置6を設置した構成としてある。一方、巻取部Iの後方位置には、巻取硬さ調整部IIが前後方向へ移動できるようにしてある。すなわち、紙シート2の幅寸法よりも広い間隔で前後方向に延びる左右一対のレール7を、それぞれ前端が対応する側のスプール支持台5に接近するように配置して、それぞれ左右の支持架台8上に支持させ、該各レール7上には、側壁部9aを備えた支持フレーム9を、各側壁部9aの下部外側面に取り付けた車輪10を介して走行自在に載置して、支持架台8に備えたロッドレスシリンダ11により支持フレーム9前後方向に移動させて、その位置を制御できるようにしてあり、更に、支持フレーム9の下部内側の前端部位置に、紙幅方向の全長に亘って延びるタッチロール4を、スプール支持台5上のスプール1に臨むように配置して、支持フレーム9の側壁部9aに支点16aを中心に揺動できるように取り付けた加圧レバー16に、タッチロール4の両端部を取り付け、エアシリンダの如き流体圧シリンダ17により上記加圧レバー16を支点16aを中心に揺動させることによりタッチロール4が前後方向へ移動して上記スプール支持台5上のスプール1に対し位置を微調整することができるようにすると共に、上記ロッドレスシリンダ11によりタッチロール4が支持フレームと一体的に前後方向へ移動できるようにしてあり、上記ロッドレスシリンダ11による支持フレーム9の前後方向の位置制御と、流体圧シリンダ17によるタッチロール4の前後位置の微調整により、該タッチロール4を、スプール1に巻き取る紙シート2の表面に所要のニップ圧で当接させて、巻取硬さを調整することができるようにしてある。更に又、タッチロール4への紙シート2の進入角度が深くて形成される紙ロール3の表面と新たに巻き取らせる紙シート2とのなす角度が大きいと、走行する紙シート2に同伴するエアが、紙シート2と紙ロール3の外周面との間に侵入し易くなって巻きずれが生じ易くなるため、上記タッチロール4の上方となる支持フレーム9の上部内側の前端部にガイドロール18を回転自在に設置して、該ガイドロール18に掛け廻した紙シート2をほぼ垂直方向下向きとしてからタッチロール4へ導くことにより、タッチロール4への紙シート2の進入角度を浅くして、紙ロール3の外周面と新たに巻き取らせる紙シート2とのなす角度を小さくするようにしてある。
【0005】
なお、12はロッドレスシリンダの駆動装置、13は該駆動装置12に接続したねじ軸、14は該ねじ軸13を支持する軸受、15は上端部を支持フレーム9下端に取り付け且つ中心部に上記ねじ軸13を挿通させて螺合させるねじ孔を有するナット部材である。又、19は上記ガイドロール18の後方に配置して支持フレーム9の内側に取り付けたガイドロール、20は前後のガイドロール18と19の間を走行する紙シート2の上側に設けたエキスパンダロール、21は後方から巻取装置へ供給される紙シート2を支持フレーム9後側の上部位置にてガイドするガイドロールである。
【0006】
したがって、上記巻取装置を用いて紙シート2の巻き取りを行う場合には、先ず、駆動装置12により支持フレーム9の前後方向の配置を調整すると共に、流体圧シリンダ17の作動量を調整して、スプール支持台5上のスプール1の外周面に、タッチロール4を所要のニップ圧で当接させ、この状態において、回転駆動装置によりスプール1を回転駆動させて、ガイドロール21と19、エキスパンダロール20、ガイドロール18に図示の如く順に沿わせて導いた紙シート2を巻き取らせるようにしてあり、図9に二点鎖線で示す如く、紙シート2の巻き取りにより形成される紙ロール3が巻き太った場合には、ロッドレスシリンダ11により支持フレーム9と一体にタッチロール4を、上記紙ロール3の巻き太り量に対応するよう後方に移動させることにより、巻き太りによりロール径が増大しても、タッチロール4を常に所要のニップ圧で紙ロール3の外周面に当接させながら紙シート2の巻き取りを行わせるようにしてあり、しかる後、紙ロール3の径が所定の寸法に達した時点で回転駆動装置を停止してスプール1を取り外し、スプール移送装置6により形成された紙ロール3を搬出した後、新たなスプール2をスプール支持台5上に搬入して回転駆動装置に接続し、且つロッドレスシリンダ11により支持フレーム9の配置を初期状態に戻した後、上記と同様な操作を繰り返し行うことにより紙シート2の巻き取り作業を行うようにしてある。
【0007】
一方、図10に示した巻取部移動式の巻取装置では、図9に示したものと同様の構成としてある巻取装置において、支持フレーム9をロッドレスシリンダ11により前後方向に移動できるようにした構成とすることに代えて、支持架台8上に位置固定した支持フレーム9とすると共に、巻取部Iを、スプール支持台5上のスプール1に位置固定式の回転駆動装置を接続した構成とすることに代えて、スプール1に、該スプール1と一体に前後方向に移動できる回転駆動装置を着脱自在に接続した構成として、図9の巻取装置と同様に、ガイドロール18にガイドさせた紙シート2を、タッチロール4を所要のニップ圧で当接させた状態のスプール1に巻き取らせるようにし、図10に二点鎖線で示す如く、形成される紙ロール3が巻き太った場合には、この巻き太りによるロール半径の増加分だけスプール1及び回転駆動装置を図示しない移動機構により前方に移動させ、これにより、紙ロール3の外周面にタッチロール4が常に所要のニップ圧で当接させた状態で、紙シート2の巻き取りを行わせるようにしてある。その後、紙ロール3の径が所定の寸法に達したら、回転駆動装置を停止し、該回転駆動装置よりスプール1を取り外して、紙ロール3をスプール移送装置6により搬出した後、新たなスプール1をスプール支持台5上に搬入し、該スプール1に、初期状態の配置に戻した回転駆動装置を接続して、上記と同様な操作を繰り返し行うことにより紙シート2の巻き取り作業を行うようにしてある。
【0008】
更に又、図9及び図10に示した巻取装置において、タッチロール4に溝等を設けることにより、紙ロール3に新たに巻かれる紙シート2と、紙ロール3の最外周部の紙シート2との間へのエアの進入を防ぐようにすることも提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、図9及び図10に示した上記従来の巻取装置では、いずれの場合も、スーパーカレンダによる処理の高速化を図るために紙シート2の巻き取り速度の高速化を図ろうとすると、図9及び図10にそれぞれ一点鎖線で示す如く、走行する紙シート2に同伴するエア22と、回転する紙ロール3の外周面に同伴するエア23が高速化し、これらのエア22,23が、紙ロール3の最外周部と、タッチロール4により拘束されながら新たに巻き取られる紙シート2との間に進入して、紙シート2の層間に蓄積されることにより、紙シート2の蛇行による巻きずれや巻き硬さの不良が発生するという問題がある。
【0010】
そこで、本発明は、巻き取り速度を高速化しても、走行する紙シートや回転する紙ロールに同伴するエアが紙シートの層間に入り込むことを抑制できて、巻き硬さ不良や巻きずれが生じる虞を低減できる巻取装置を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、スプール支持台上に搬入されたスプールをその位置で回転駆動させることにより紙シートを巻き取るようにする巻取部の後方に、支持フレームをスプールに近接離反する前後方向へ移動可能に設けて、該支持フレームの前端部に、上記スプール支持台上のスプールに臨むように配置した紙幅方向の全長に亘って延びるタッチロールと該タッチロールの上方位置に平行に配置したガイドロールとをそれぞれ回転自在に支持させ、上記ガイドロールに沿わせて導いた紙シートをスプール支持台上にてスプールに巻き取らせて紙ロールを形成させる際、上記タッチロールをスプールに巻かれる紙シート表面に紙幅方向の全長に亘り所要のニップ圧で当接させて巻き取り操作を行うようにしてある巻取装置において、上記ガイドロールの上方近傍位置に、該ガイドロールに沿って走行する紙シートの表面に対して走行方向上流側に向けてエアを吹き出すよう吹出口を紙シート表面に対して所要角度に形成したエアノズルを配置して、該エアノズルを上記支持フレームに取り付け、且つ上記スプール支持台の左右両側位置に、上記スプールの軸心の延長線上を通って後方に斜め上向き方向に延びるガイドレールを左右対称に備えるノズル昇降装置を設置、該左右のノズル昇降装置のガイドレールに、上記スプールに巻かれ紙シートの表面に対してスプール回転方向の上流側へ向けてエアを吹き出すように吹出口を紙シート表面に対して所要角度に形成したエアノズルの両端を、上記ガイドレールに沿う方向に移動可能に取り付け、上記スプールに紙シートが巻かれることによるロール径の変動に追従させ、上記支持フレームに取り付けたエアノズルを該支持フレームとともに後方へ移動させると共に上記ガイドレールに両端を取り付けたエアノズルをガイドレールに沿い上方へ移動させるようにし、上記巻取部へのエアをカットできるようにした構成とする。
【0012】
スプール支持台上のスプールにガイドロールに沿わせて導いた紙シートの先端部を貼り付け、且つ該スプールの外周面に、タッチロールを紙幅方向の全長に亘り所要のニップ圧で当接させた状態とし、更に、ガイドレールに取り付けたエアノズルの吹出口がスプールの外周面に接近してギャップが小さくなるように配置した状態として、各エアノズルの吹出口からエアを吹き出させた状態としておく。この状態においてスプールを回転駆動させると、該スプールに紙シートが巻き取られて紙ロールが形成される際、ガイドロールに沿って走行する紙シートに同伴するエアは、上記ガイドロールの上部近傍位置に設置したエアノズルの吹出口から紙シートの表面に所要角度で吹き付けられるエアがカウンターフローとなることによりカットされる。又、回転する紙ロールの外周面に同伴するエアは、ノズル昇降装置に取り付けたエアノズルの吹出口から紙ロールの外周面に所要角度で吹き付けられるエアがカウンターフローとなることによりカットされる。したがって、新たな紙シートの巻き取り位置に、走行する紙シートに同伴するエアや、回転する紙ロールに同伴するエアが侵入することは抑制される。その後、巻き取り作業を継続すると、紙ロールの径が増大するようになるが、ガイドロールの上部近傍位置に設けてあるエアノズルは、支持フレームに取り付けてあってガイドロールとの相対位置は変化しないため、走行する紙シートに同伴するエアは継続してカットされる。一方、ノズル昇降装置に取り付けたエアノズルを、上記ノズル昇降装置により、紙ロールが巻き太っても、紙ロールの外周面に対する相対位置を変化させないように上方に移動させることにより、回転する紙ロールに同伴するエアは継続してカットされるようになる。
【0013】
又、両端をガイドレールに取り付けたエアノズルの一端部に、該エアノズルの先端よりスプール支持台上のスプール側へ突出させてギャップセンサを取り付け、該ギャップセンサによる紙ロールの外径の検出信号を基にノズル昇降装置へ指令を与えるコントローラを備えて、該コントローラからの指令を受けたノズル昇降装置により上記ガイドレールに取り付けたエアノズルをガイドレールに沿い上方へ移動させると共に、紙ロールの巻き太りに追従させて支持フレームに取り付けたエアノズルを該支持フレームとともに後方へ移動させるようにした構成とすることにより、紙ロールの巻き太りに伴って上記エアノズルと紙ロールの外周縁部とのギャップが小さくなると、ギャップセンサにより紙ロールの外径が検出されるため、該ギャップセンサの検出信号に基いて、コントローラによりノズル昇降装置を作動させ、上記ギャップセンサに紙ロールの外径が検出されなくなるまでエアノズルを上昇させるようにすることにより、上記エアノズルと紙ロール外周面とのギャップを一定の寸法に自動的に保つことができる。
【0014】
更に、スプール支持台上に搬入されたスプールを紙ロールの巻き太りに対応して前方へ移動させながら回転駆動させることにより紙シートを巻き取るようにする巻取部の後方に、支持フレームを固定して設けて、該支持フレームの前端部に、上記スプール支持台上のスプールに臨むように配置した紙幅方向の全長に亘って延びるタッチロールと該タッチロールの上方位置に平行に配置したガイドロールとをそれぞれ回転自在に支持させ、上記ガイドロールに沿わせて導いた紙シートをスプール支持台上にてスプールに巻き取らせて紙ロールを形成させる際、上記タッチロールをスプールに巻かれる紙シート表面に紙幅方向の全長に亘り所要のニップ圧で当接させて巻き取り操作を行うようにしてある巻取装置において、上記ガイドロールの上方近傍位置に、該ガイドロールに沿って走行する紙シートの表面に対して走行方向上流側に向けてエアを吹き出すよう吹出口を紙シート表面に対して所要角度に形成したエアノズルを配置して、該エアノズルを上記支持フレームに取り付け、且つ上記スプール支持台の左右両側位置に、上下方向に延びるガイドレールを備えたノズル昇降装置をそれぞれ設置、該左右のノズル昇降装置のガイドレールに、上記スプールに巻かれ紙シートの表面に対してスプール回転方向の上流側へ向けてエアを吹き出すように吹出口を紙シート表面に対して所要角度に形成したエアノズルの両端を、上記ガイドレールに沿う方向へ移動可能に取り付けると共に、該エアノズルを、先端部を中心に前後方向に角度変更させて、吹出口を前後方向に変更できるようにし、上記スプールに紙シートが巻かれることによるロール径の変動に追従させて、上記ガイドレールに取り付けたエアノズルをガイドレールに沿って上方へ移動させると同時に角度変更させることにより該エアノズルの吹出口を紙ロールの外周面に対して回転方向上流側に所要角度で向くようにすると共に上記スプールを前方へ移動させるようにして、上記巻取部へのエアをカットできるようにした構成とすることにより、巻取部を移動式とした巻取り装置において、紙ロールに巻き取られる紙シートの層間に、走行する紙シートに同伴するエアや回転する紙ロールに同伴するエアが進入することを抑制できるため、巻きずれや巻き硬さ不良が生じる虞を減少させることができる。
【0015】
更に又、スプールに巻かれている紙シートの表面に対してエアを吹き出すようにしてあるエアノズルの両端の先端部を、同軸心上となるように対向配置したロータリーアクチュエータに取り付けると共に、ノズル昇降装置のガイドレールに、上記ロータリーアクチュエータをガイドレールに沿う方向へ移動可能に取り付けて、上記エアノズルをガイドレールに沿い上方へ移動させると同時に上記ロータリーアクチュエータにより角度変更させるようにして、該エアノズルの吹出口を紙ロールの外周面に対して回転方向上流側に向くようにした構成とすることにより、ロータリーアクチュエータの作動によりエアノズルを前後方向に回転させて、エアの吹き出し方向を前後方向に変更することができる。
【0016】
更に又、両端をガイドレールに取り付けたエアノズルの一端部に、該エアノズルの先端よりスプール支持台上のスプール側に突出させてギャップセンサを取り付け、該ギャップセンサによる紙ロールの外径の検出信号を基にノズル昇降装置に指令を与えるコントローラを備え該コントローラからの指令を受けたノズル昇降装置により上記エアノズルをガイドレールに沿い上方へ移動させると共に、上記ノズル昇降装置により昇降されるエアノズルの高さ位置を検出する検出装置と、該検出装置より発せられる上記エアノズルの高さ位置信号を基にロータリーアクチュエータに指令を与えるコントローラを備えて、該コントローラからの指令を受けたロータリーアクチュエータにより上記エアノズルの角度を変更させるようにして、該エアノズルの吹出口を紙ロールの外周面に対して回転方向上流側に向くようにした構成とすることにより、ギャップセンサの検出信号に基いて、コントローラによりノズル昇降装置を作動させて、上記エアノズルと紙ロール外周面とのギャップを一定の寸法に自動的に保つことができると共に、上記エアノズルの高さ位置に応じて、紙ロールの外周面に対応した角度となるように上記エアノズルの角度を調整することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0018】
図1乃至図5は本発明の巻取装置の実施の一形態として、巻取部位置固定式の巻取装置を示すもので、図9に示したものと同様の構成としてある巻取装置において、タッチロール4の上方に設置したガイドロール18の上方近傍位置に、該ガイドロール18の外周面に沿って走行する紙シート2の表面に対し走行方向上流側へ向けて所要角度に傾斜させた流路25に連なる吹出口24aを、紙走行方向に沿って2段に備えてなるエアノズル24を、上記各吹出口24aの位置が紙シート2の表面に接近して隙間が小さくなるように紙幅方向の全長に亘る広幅として配設すると共に、ブラケット26を介して支持フレーム9の上端部後側に取り付ける。
【0019】
又、支持フレーム9よりも外方となるスプール支持台5の左右両側位置に、ノズル昇降装置としてのウォームジャッキ27を設置する。該各ウォームジャッキ27は、スプール支持台5上に載置したスプール1の軸心の延長線上を通って後方に所要角度(図では約45度)傾斜するように平行に設置したガイドレール28と、該左右の各ガイドレール28にスライド自在に取り付けたガイドブロック29と、該ガイドブロック29の中央部に螺合させて貫通してガイドレール28の長手方向に沿って配置したねじ軸30と、該ねじ軸30の上下両端部を支持する軸受31とを備えてなり、更に、上記左右の各ウォームジャッキ27のねじ軸30の上端部を、ギアボックス32を介して左右方向に水平に延びる1本の動力伝達軸33に接続すると共に、該動力伝達軸33の一端にモータ34を連結して、該モータ34の回転駆動力により動力伝達軸33、ギアボックス32を介して左右のねじ軸30を同期して回転させることにより、左右のガイドブロック29を並行に昇降移動させることができるようにしてある。更に、該左右のウォームジャッキ27のガイドブロック29の間に、紙幅方向の全長に亘る吹出口35aを備えたエアノズル35の長手方向両端部を取付部材37を介して取り付け、且つ上記吹出口35aは、スプール支持台5上に支持されたスプール1に紙シート2を巻き取って形成される紙ロール3の外周面に対してスプールの回転方向上流側へ向けて所要角度傾斜させた流路36に連なる構成としてある。
【0020】
又、紙幅寸法よりも外側となるエアノズル35の長手方向一端部の先端側に、上記吹出口35aより紙ロール3の外周面にエア38を吹付ける際に両者の間に所望するギャップの寸法分、たとえば、約10mm寄った位置に、反射型光電スイッチの如きギャップセンサ39をブラケット40を介してスプール1側へ突出させて内向きに取り付け、該ギャップセンサ39よりセンサアンプ45を介して伝えられる検出信号に基づいて上記ウォームジャッキ27の駆動用モータ34にモータ制御部46を介して指令を与えるコントローラ41を備えた構成とする。
【0021】
上記各エアノズル24と35は、長手方向に延びる一連のダクト47及び48をそれぞれ備えると共に、エア送給装置42に、風量調整用ダンパ43を備えたエア送給ライン44を介して接続してある。なお、上記エアノズル24の各吹出口24aの紙シート2の表面に対してなす角度としては、走行する紙シート2に同伴するエア22をカットすることができるような吹き出し角度とする必要上、或る一定の以上の角度が必要であり、たとえば3〜30度位としてある。同様に、エアノズル35の吹出口35aの紙ロール3の外周面に対してなす角度としては、回転する紙ロール3に同伴するエア23をカットできるように、たとえば、3〜30度位の吹き出し角度としてある。
【0022】
上記コントローラ41は、紙ロール3が巻き太ってギャップセンサ39により該紙ロール3の外径が検出されるようになると、モータ34に駆動指令を与えてウォームジャッキ27の各ガイドブロック29をガイドレール28に沿って上昇させることにより、エアノズル35を上方に、すなわち、紙ロール3の径方向外向きに移動させ、このエアノズル35の上昇と一体にギャップセンサ39が上方に移動して紙ロール3の外径から外れて検出信号が止まると、モータ34に停止指令を与えてウォームジャッキ27の作動を停止させるようにすることにより、紙ロール3の外周面に対して常に所定のギャップを隔てた位置に配置されるように、紙ロール3の巻き太りに追従してエアノズル35を移動させることができるようにしてある。
【0023】
その他、図9に示したものと同一のものには同一符号が付してある。
【0024】
紙シート2の巻き取り作業を行う場合には、従来と同様に、先ず、スプール支持台5上に搬入したスプール1に、回転駆動装置を連結し、後方よりガイドロール21,19、エキスパンダロール20及びガイドロール18に順に沿わせて導いた紙シート2の先端部をスプール1に貼り付けて止め、且つ該スプール1の外周面に、ロッドレスシリンダ11と流体圧シリンダ17により前後位置を調節したタッチロール4を紙幅方向の全長に亘り所要のニップ圧で当接させた状態とし、更に、コントローラ41によりモータ34に指令を与えてウォームジャッキ27を制御して、エアノズル35の吹出口35aがスプール1の外周面に接近してギャップが小さくなるように配置した状態とし、エア送給装置42よりエア送給ライン44を通して導かれるエア38を、各エアノズル24と35の各エア吹出口24aと35aから吹き出させた状態としておく。この状態において回転駆動装置によりスプール1を高速で回転駆動させると、該スプール1に紙シート2が巻き取られて紙ロール3が形成されるようになる。この際、ガイドロール18に沿って走行する紙シート2には同伴する高速のエア22が発生するようになるが、エアノズル24の吹出口24aから紙シート2の表面に所要角度でエア38が吹付けられて、該吹付けられるエア38がカウンターフローとなるため、上記走行する紙シート2に同伴されるエア22は、上記吹出口24aの位置でカットされる。又、回転する紙ロール3の外周面には同伴する高速のエア23が発生するようになるが、エアノズル35の吹出口35aから紙ロールの外周面に所要角度でエア38が吹き付けられ、該吹き付けられるエア38がカウンターフローとなるため、上記回転する紙ロール3に同伴するエア23は、上記吹出口35aの位置でカットされる。したがって、巻取部Iにおける新たな紙シート2の巻き取り位置に対して、走行する紙シート2に同伴するエア22や、回転する紙ロール3に同伴するエア23の侵入が抑制される。
【0025】
その後、図5に示す如く、紙シート2の巻取りが継続されて紙ロール3が巻き太るようになると、支持フレーム9が該紙ロール3の巻き太りに追従して後方に移動するためガイドロール18の位置が変化するようになるが、この際、エアノズル24は支持フレーム9にブラケット26を介して取り付けてあって、ガイドロール18との相対位置は変化しないため、走行する紙シート2に同伴されるエア22は継続的にエアノズル24のエア吹出口24aの位置でカットされる。一方、紙ロール3が巻き太ってその外周縁部がエアノズル35に接近して両者のギャップが減少すると、ギャップセンサ39によって紙ロール3の外径が検出され、該検出信号を基にコントローラ41からウォームジャッキ27に指令が発せられて、上記ギャップセンサ39に紙ロール3の外径が検出されなくなるまでエアノズル35が上昇移動させられるため、該エアノズル35は、紙ロール3の巻き太りに追従して常に所定のギャップを隔てた配置に保持され、よって、回転する紙ロール3に同伴されるエア23は継続的に上記エアノズル35のエア吹出口35aの位置でカットされるようになる。
【0026】
しかる後、紙ロール3の径が所定の寸法に達した時点で従来と同様に回転駆動装置を停止してスプール1を取り外し、スプール移送装置6により形成された紙ロール3を搬出した後、新たなスプールをスプール支持台5上に搬入して回転駆動装置に接続し、又、ロッドレスシリンダ11により巻取硬さ調整部IIの配置を初期状態に戻して、上記と同様の操作を繰り返し行うことにより紙シート2の巻き取り作業を行うようにする。
【0027】
このように、スプール1に紙シート2を巻き取って紙ロール3を形成する際、走行する紙シート2に同伴するエア22及び回転する紙ロール3に同伴するエア23を、エアノズル24又は35の各吹出口24a又は35aの位置、すなわち、紙シート2の巻取り位置の上流側でカットできるため、紙ロール3に巻かれる紙シート2の層間へエアが侵入することを抑制することができ、よって、巻きずれや巻取り硬さの不良が生じる虞を低減させることができる。
【0028】
次に、図6乃至図8は本発明の実施の他の形態として、巻取部移動式の巻取装置を示すもので、図10に示したものと同様の構成としてある巻取装置において、巻取硬さ調整部IIのガイドロール18の上部近傍位置に、図1乃至図5に示した巻取装置のエアノズル24と同様の構成としてあるエアノズル24を配置して、ブラケット26を介して支持フレーム9の上端部後側に取り付け、又、上記支持フレーム9よりも外方となるスプール支持台5の左右両側位置に、図1乃至図5に示した巻取装置のウォームジャッキ27と同様に、ガイドレール28に移動可能に取り付けたガイドブロック29をモータ34によりギアボックス32と動力伝達軸33とねじ軸30を介して昇降できるようにしてあるウォームジャッキ27を、上記ガイドレール28を垂直方向に延びる配置となるようにして設置し、該各ウォームジャッキ27のガイドブロック29の内側に、取付部材52を介してロータリーアクチュエータ49を同軸心上となるように対向配置して取り付け、該左右の各ロータリーアクチュエータ49の回転軸に、図1乃至図5に示した巻取装置のエアノズル35と同様の構成としてあるエアノズル35の両端の先端部を取り付けて、各ロータリーアクチュエータ49を同期して回転させることによりエアノズル35を先端部を中心に角度変更できるようにする。更に、ウォームジャッキ27の駆動用モータ34にパルスジェネレータ50を取り付けて、該パルスジェネレータ50によりウォームジャッキ27の作動によって上下方向に移動させられるエアノズル35の高さ位置信号を出力させることができるようにし、該エアノズル35の高さ位置信号に基づいて上記各ロータリーアクチュエータ49に指令を与えるコントローラ51を備えた構成とする。
【0029】
更に、図1乃至図5に示した巻取装置と同様に、エアノズル35の一端部の先端側には、ギャップセンサ39がブラケット40を介して取り付けてあり、該ギャップセンサ39の検出信号に基いてウォームジャッキ27の駆動用モータ34に指令を与えるコントローラ41が設けてある。又、エアノズル24と35には、それぞれエア送給装置42が風量調整用ダンパ43を備えたエア送給ライン44を介して接続した構成としてある。
【0030】
本実施の形態では、紙ロール3が巻き太ると、図6に二点鎖線で示す如く、この巻き太りに伴う紙ロール3半径の増加分だけスプール1が前方に移動させられるようになり、この際、ウォームジャッキ27の設置位置における紙ロールの外周面の位置も上昇する。このためウォームジャッキ27に支持されるエアノズル35と紙ロール3の外周面とのギャップが変化するようになるので、コントローラ41によるギャップセンサ39の検出信号に基いたウォームジャッキ27の操作により、紙ロール3の巻き太りに追従させるようにエアノズル35の高さ方向の位置制御が行われるが、このとき、ウォームジャッキ27の設置位置に対する紙ロール3の外周面の角度が変化するようになるため、コントローラ51に、紙ロール3の巻き太りに伴って変化するウォームジャッキ27の設置位置に対する紙ロール3外周面の高さ位置と、上記ウォームジャッキ27設置位置における紙ロール3外周面の角度との関係を、予めプログラミングしておき、パルスジェネレータ50から出力されるエアノズル35の高さ位置信号に基いて、該プログラミングされた紙ロールの外周面の角度変化に追従するようにロータリーアクチュエータ49を作動させることにより、エアノズル35の吹出口35aを、常に紙ロール3の外周面に対して回転方向上流側に向けて所要角度、たとえば、3〜30度の角度範囲でエア38を吹き出せるように制御できるようにしてある。
【0031】
その他、図1乃至図5、及び、図10に示したものと同一のものには同一符号が付してある。
【0032】
本実施の形態の巻取装置を用いて紙シート2の巻き取り作業を行う場合には、先ず、スプール支持台5上に搬入したスプール1に、後方よりガイドレール21,19、エキスパンダロール20、ガイドロール18に順に図示の如く沿わせた巻取硬さ調整部IIの紙シート2の先端部を貼り付けると共に、流体圧シリンダ17によりタッチロール4を上記スプール1の外周面に紙幅方向の全長に亘り所要のニップ圧で当接させた状態とし、且つコントローラ41によりウォームジャッキ27を制御して、エアノズル35の吹出口35aがスプール1の外周面に接近してギャップが小さくなるような高さ位置に配置した状態とすると共に、コントローラ51により、エアノズル35の角度を、吹出口35aがスプール外周面に対して回転方向上流側に所要角度で向くようにした状態とし、且つエア送給装置42よりエア送給ライン44を通して導かれるエア38を、各エアノズル24と35の各エア吹出口24aと35aから吹き出させた状態としておく。この状態において回転駆動装置によりスプール1を高速で回転駆動させると、該スプール1に紙シート2が高速で巻き取られて紙ロール3が形成されるようになり、この際、ガイドロール18に沿って走行する紙シート2に同伴する高速のエア22及び回転する紙ロール3の外周面に同伴する高速のエア23は、上記実施の形態と同様に、エアノズル24及び35からそれぞれカウンターフローとなるように吹き出されるエア38により、それぞれの吹出口24a及び35aの位置でカットされる。その後、図6に二点鎖線で示す如く、紙シート2の巻取りが継続されて紙ロール3が巻き太るようになる。この際、ガイドロール18の位置は変化しないため、走行する紙シート2に同伴されるエア22は継続的にエアノズル24のエア吹出口24aの位置でカットされる。一方、紙ロール3の巻き太りに伴って、ウォームジャッキ27設置位置における外周縁部の高さ位置が変化すると、上記実施の形態と同様に、ギャップセンサ39によって紙ロール3の外周縁部が検出され、該検出信号を基にコントローラ41からウォームジャッキ27に指令が発せられて、上記ギャップセンサ39に紙ロール3の外周縁部が検出されなくなるまでエアノズル35が上昇移動させられ、同時に、上記ウォームジャッキ27の駆動用モータ34に取り付けられたパルスジェネレータ50よりエアノズル35の高さ位置信号が発せられ、該高さ位置信号を基に、コントローラ51よりロータリーアクチュエータ49に指令が与えられて、エアノズル35の吹出口35aの角度が紙ロール3の外周面に対して回転方向上流側に所要角度で向くように適正に保持されるので、回転する紙ロール3に同伴されるエア23は継続的に上記エアノズル35のエア吹出口35aの位置でカットされるようになる。
【0033】
したがって、本実施の形態によっても上記実施の形態と同様な効果を得ることができる。
【0034】
なお、本発明は上記実施の形態のみに限定されるものではなく、エアノズル35を昇降させるノズル昇降装置としては、ウォームジャッキ27を用いたものとして示したが、左右のガイドレール28にそれぞれスライド自在に取り付けた左右のガイドブロック29を同期して昇降移動させてエアノズル35を平行に移動させると共にその高さ位置を制御できれば、流体圧シリンダの如き伸縮作動するアクチュエータや、ピニオン・ラック又はチェーン等を使用した他の駆動機構を採用してもよいこと、支持フレーム9を前後方向へ移動させる機構としては、ロッドレスシリンダ11ではなく、伸縮作動するアクチュエータやピニオン・ラック、及び、チェーン等を使用した他の駆動機構を採用してよいこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0035】
【発明の効果】
以上述べた如く、本発明の巻取装置によれば、スプール支持台上に搬入されたスプールをその位置で回転駆動させることにより紙シートを巻き取るようにする巻取部の後方に、支持フレームをスプールに近接離反する前後方向へ移動可能に設けて、該支持フレームの前端部に、上記スプール支持台上のスプールに臨むように配置した紙幅方向の全長に亘って延びるタッチロールと該タッチロールの上方位置に平行に配置したガイドロールとをそれぞれ回転自在に支持させ、上記ガイドロールに沿わせて導いた紙シートをスプール支持台上にてスプールに巻き取らせて紙ロールを形成させる際、上記タッチロールをスプールに巻かれる紙シート表面に紙幅方向の全長に亘り所要のニップ圧で当接させて巻き取り操作を行うようにしてある巻取装置において、上記ガイドロールの上方近傍位置に、該ガイドロールに沿って走行する紙シートの表面に対して走行方向上流側に向けてエアを吹き出すよう吹出口を紙シート表面に対して所要角度に形成したエアノズルを配置して、該エアノズルを上記支持フレームに取り付け、且つ上記スプール支持台の左右両側位置に、上記スプールの軸心の延長線上を通って後方に斜め上向き方向に延びるガイドレールを左右対称に備えるノズル昇降装置を設置、該左右のノズル昇降装置のガイドレールに、上記スプールに巻かれ紙シートの表面に対してスプール回転方向の上流側へ向けてエアを吹き出すように吹出口を紙シート表面に対して所要角度に形成したエアノズルの両端を、上記ガイドレールに沿う方向に移動可能に取り付け、上記スプールに紙シートが巻かれることによるロール径の変動に追従させ、上記支持フレームに取り付けたエアノズルを該支持フレームとともに後方へ移動させると共に上記ガイドレールに両端を取り付けたエアノズルをガイドレールに沿い上方へ移動させるようにし、上記巻取部へのエアをカットできるようにした構成としてあるので、ガイドロールに沿って走行する紙シートに同伴するエアに対して、上記ガイドロールの上部近傍位置に設置したエアノズルからエアをカウンターフローとして吹き付けることができて、上記走行する紙シートに同伴されるエアを上記吹出口の位置でカットでき、又、回転する紙ロールの外周面に同伴するエアに対して、ノズル昇降装置に取り付けたエアノズルの吹出口からエアをカウンターフローとして吹き付けルことができて、上記回転する紙ロールに同伴するエアを上記吹出口の位置でカットできるため、紙ロールに巻き取る紙シートの層間にエアが侵入することを抑制でき、このため形成される紙ロールに巻きずれや巻き硬さの不良が発生する虞を減少させることができ、又、両端をガイドレールに取り付けたエアノズルの一端部に、該エアノズルの先端よりスプール支持台上のスプール側へ突出させてギャップセンサを取り付け、該ギャップセンサによる紙ロールの外径の検出信号を基にノズル昇降装置へ指令を与えるコントローラを備えて、該コントローラからの指令を受けたノズル昇降装置により上記ガイドレールに取り付けたエアノズルをガイドレールに沿い上方へ移動させると共に、紙ロールの巻き太りに追従させて支持フレームに取り付けたエアノズルを該支持フレームとともに後方へ移動させるようにした構成とすることにより、紙ロールの巻き太りに伴って上記エアノズルと紙ロールの外周縁部とのギャップが小さくなると、ギャップセンサにより紙ロールの外径が検出されるため、該ギャップセンサの検出信号に基いて、コントローラによりノズル昇降装置を作動させ、上記ギャップセンサに紙ロールの外径が検出されなくなるまでエアノズルを上昇させるようにすることにより、上記エアノズルと紙ロール外周面とのギャップを一定の寸法に自動的に保つことができるという優れた効果を発揮し、更に、スプール支持台上に搬入されたスプールを紙ロールの巻き太りに対応して前方へ移動させながら回転駆動させることにより紙シートを巻き取るようにする巻取部の後方に、支持フレームを固定して設けて、該支持フレームの前端部に、上記スプール支持台上のスプールに臨むように配置した紙幅方向の全長に亘って延びるタッチロールと該タッチロールの上方位置に平行に配置したガイドロールとをそれぞれ回転自在に支持させ、上記ガイドロールに沿わせて導いた紙シートをスプール支持台上にてスプールに巻き取らせて紙ロールを形成させる際、上記タッチロールをスプールに巻かれる紙シート表面に紙幅方向の全長に亘り所要のニップ圧で当接させて巻き取り操作を行うようにしてある巻取装置において、上記ガイドロールの上方近傍位置に、該ガイドロールに沿って走行する紙シートの表面に対して走行方向上流側に向けてエアを吹き出すよう吹出口を紙シート表面に対して所要角度に形成したエアノズルを配置して、該エアノズルを上記支持フレームに取り付け、且つ上記スプール支持台の左右両側位置に、上下方向に延びるガイドレールを備えたノズル昇降装置をそれぞれ設置、該左右のノズル昇降装置のガイドレールに、上記スプールに巻かれ紙シートの表面に対してスプール回転方向の上流側へ向けてエアを吹き出すように吹出口を紙シート表面に対して所要角度に形成したエアノズルの両端を、上記ガイドレールに沿う方向へ移動可能に取り付けると共に、該エアノズルを、先端部を中心に前後方向に角度変更させて、吹出口を前後方向に変更できるようにし、上記スプールに紙シートが巻かれることによるロール径の変動に追従させて、上記ガイドレールに取り付けたエアノズルをガイドレールに沿って上方へ移動させると同時に角度変更させることにより該エアノズルの吹出口を紙ロールの外周面に対して回転方向上流側に所要角度で向くようにすると共に上記スプールを前方へ移動させるようにして、上記巻取部へのエアをカットできるようにした構成とすることにより、巻取部を移動式とした巻取り装置において、紙ロールに巻き取られる紙シートの層間に、走行する紙シートに同伴するエアや回転する紙ロールに同伴するエアが進入することを抑制できるため、巻きずれや巻き硬さ不良が生じる虞を減少させることができ、更に又、スプールに巻かれている紙シートの表面に対してエアを吹き出すようにしてあるエアノズルの両端の先端部を、同軸心上となるように対向配置したロータリーアクチュエータに取り付けると共に、ノズル昇降装置のガイドレールに、上記ロータリーアクチュエータをガイドレールに沿う方向へ移動可能に取り付けて、上記エアノズルをガイドレールに沿い上方へ移動させると同時に上記ロータリーアクチュエータにより角度変更させるようにして、該エアノズルの吹出口を紙ロールの外周面に対して回転方向上流側に向くようにした構成とすることにより、ロータリーアクチュエータの作動によりエアノズルを前後方向に回転させて、エアの吹き出し方向を前後方向に変更することができ、更に又、両端をガイドレールに取り付けたエアノズルの一端部に、該エアノズルの先端よりスプール支持台上のスプール側に突出させてギャップセンサを取り付け、該ギャップセンサによる紙ロールの外径の検出信号を基にノズル昇降装置に指令を与えるコントローラを備え該コントローラからの指令を受けたノズル昇降装置により上記エアノズルをガイドレールに沿い上方へ移動させると共に、上記ノズル昇降装置により昇降されるエアノズルの高さ位置を検出する検出装置と、該検出装置より発せられる上記エアノズルの高さ位置信号を基にロータリーアクチュエータに指令を与えるコントローラを備えて、該コントローラからの指令を受けたロータリーアクチュエータにより上記エアノズルの角度を変更させるようにして、該エアノズルの吹出口を紙ロールの外周面に対して回転方向上流側に向くようにした構成とすることにより、ギャップセンサの検出信号に基いて、コントローラによりノズル昇降装置を作動させて、上記エアノズルと紙ロール外周面とのギャップを一定の寸法に自動的に保つことができると共に、上記エアノズルの高さ位置に応じて、紙ロールの外周面に対応した角度となるように上記エアノズルの角度を調整することができるという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の巻取装置の実施の一形態を示す概略切断側面図である。
【図2】図1のA−A方向矢視図である。
【図3】図1の装置の巻取硬さ調整部に設けたエアノズル部分の拡大を示す切断側面図である。
【図4】図1の装置の巻取部に設けたエアノズル部分の拡大を示す切断側面図である。
【図5】図1の装置の作動状態を示すもので、紙ロールが巻き太った状態を示す図である。
【図6】本発明の実施の他の形態を示す概略切断側面図である。
【図7】図6のB−B方向矢視図である。
【図8】図6の装置の巻取部に設けたエアノズルの一端部を示す拡大図である。
【図9】従来の巻取装置の一例を示す概略切断側面図である。
【図10】従来の巻取装置の他の例を示す概略切断側面図である。
【符号の説明】
I 巻取部
II 巻取硬さ調整部
1 スプール
2 紙シート
3 紙ロール
4 タッチロール
5 スプール支持台
9 支持フレーム
18 ガイドロール
22 エア
23 エア
24 エアノズル
24a 吹出口
27 ウォームジャッキ(ノズル昇降装置)
28 ガイドレール
29 ガイドブロック
34 モータ
35 エアノズル
35a 吹出口
38 エア
39 ギャップセンサ
41 コントローラ
49 ロータリーアクチュエータ
50 パルスジェネレータ(検出装置)
51 コントローラ

Claims (5)

  1. スプール支持台上に搬入されたスプールをその位置で回転駆動させることにより紙シートを巻き取るようにする巻取部の後方に、支持フレームをスプールに近接離反する前後方向へ移動可能に設けて、該支持フレームの前端部に、上記スプール支持台上のスプールに臨むように配置した紙幅方向の全長に亘って延びるタッチロールと該タッチロールの上方位置に平行に配置したガイドロールとをそれぞれ回転自在に支持させ、上記ガイドロールに沿わせて導いた紙シートをスプール支持台上にてスプールに巻き取らせて紙ロールを形成させる際、上記タッチロールをスプールに巻かれる紙シート表面に紙幅方向の全長に亘り所要のニップ圧で当接させて巻き取り操作を行うようにしてある巻取装置において、上記ガイドロールの上方近傍位置に、該ガイドロールに沿って走行する紙シートの表面に対して走行方向上流側に向けてエアを吹き出すよう吹出口を紙シート表面に対して所要角度に形成したエアノズルを配置して、該エアノズルを上記支持フレームに取り付け、且つ上記スプール支持台の左右両側位置に、上記スプールの軸心の延長線上を通って後方に斜め上向き方向に延びるガイドレールを左右対称に備えるノズル昇降装置を設置、該左右のノズル昇降装置のガイドレールに、上記スプールに巻かれ紙シートの表面に対してスプール回転方向の上流側へ向けてエアを吹き出すように吹出口を紙シート表面に対して所要角度に形成したエアノズルの両端を、上記ガイドレールに沿う方向に移動可能に取り付け、上記スプールに紙シートが巻かれることによるロール径の変動に追従させ、上記支持フレームに取り付けたエアノズルを該支持フレームとともに後方へ移動させると共に上記ガイドレールに両端を取り付けたエアノズルをガイドレールに沿い上方へ移動させるようにし、上記巻取部へのエアをカットできるようにした構成を有することを特徴とする巻取装置。
  2. 両端をガイドレールに取り付けたエアノズルの一端部に、該エアノズルの先端よりスプール支持台上のスプール側へ突出させてギャップセンサを取り付け、該ギャップセンサによる紙ロールの外径の検出信号を基にノズル昇降装置へ指令を与えるコントローラを備えて、該コントローラからの指令を受けたノズル昇降装置により上記ガイドレールに取り付けたエアノズルをガイドレールに沿い上方へ移動させると共に、紙ロールの巻き太りに追従させて支持フレームに取り付けたエアノズルを該支持フレームとともに後方へ移動させるようにした請求項1記載の巻取装置。
  3. スプール支持台上に搬入されたスプールを紙ロールの巻き太りに対応して前方へ移動させながら回転駆動させることにより紙シートを巻き取るようにする巻取部の後方に、支持フレームを固定して設けて、該支持フレームの前端部に、上記スプール支持台上のスプールに臨むように配置した紙幅方向の全長に亘って延びるタッチロールと該タッチロールの上方位置に平行に配置したガイドロールとをそれぞれ回転自在に支持させ、上記ガイドロールに沿わせて導いた紙シートをスプール支持台上にてスプールに巻き取らせて紙ロールを形成させる際、上記タッチロールをスプールに巻かれる紙シート表面に紙幅方向の全長に亘り所要のニップ圧で当接させて巻き取り操作を行うようにしてある巻取装置において、上記ガイドロールの上方近傍位置に、該ガイドロールに沿って走行する紙シートの表面に対して走行方向上流側に向けてエアを吹き出すよう吹出口を紙シート表面に対して所要角度に形成したエアノズルを配置して、該エアノズルを上記支持フレームに取り付け、且つ上記スプール支持台の左右両側位置に、上下方向に延びるガイドレールを備えたノズル昇降装置をそれぞれ設置、該左右のノズル昇降装置のガイドレールに、上記スプールに巻かれ紙シートの表面に対してスプール回転方向の上流側へ向けてエアを吹き出すように吹出口を紙シート表面に対して所要角度に形成したエアノズルの両端を、上記ガイドレールに沿う方向へ移動可能に取り付けると共に、該エアノズルを、先端部を中心に前後方向に角度変更させて、吹出口を前後方向に変更できるようにし、上記スプールに紙シートが巻かれることによるロール径の変動に追従させて、上記ガイドレールに取り付けたエアノズルをガイドレールに沿って上方へ移動させると同時に角度変更させることにより該エアノズルの吹出口を紙ロールの外周面に対して回転方向上流側に所要角度で向くようにすると共に上記スプールを前方へ移動させるようにして、上記巻取部へのエアをカットできるようにした構成を有することを特徴とする巻取装置。
  4. スプールに巻かれている紙シートの表面に対してエアを吹き出すようにしてあるエアノズルの両端の先端部を、同軸心上となるように対向配置したロータリーアクチュエータに取り付けると共に、ノズル昇降装置のガイドレールに、上記ロータリーアクチュエータをガイドレールに沿う方向へ移動可能に取り付けて、上記エアノズルをガイドレールに沿い上方へ移動させると同時に上記ロータリーアクチュエータにより角度変更させるようにして、該エアノズルの吹出口を紙ロールの外周面に対して回転方向上流側に向くようにした請求項3記載の巻取装置。
  5. 両端をガイドレールに取り付けたエアノズルの一端部に、該エアノズルの先端よりスプール支持台上のスプール側に突出させてギャップセンサを取り付け、該ギャップセンサによる紙ロールの外径の検出信号を基にノズル昇降装置に指令を与えるコントローラを備え該コントローラからの指令を受けたノズル昇降装置により上記エアノズルをガイドレールに沿い上方へ移動させると共に、上記ノズル昇降装置により昇降されるエアノズルの高さ位置を検出する検出装置と、該検出装置より発せられる上記エアノズルの高さ位置信号を基にロータリーアクチュエータに指令を与えるコントローラを備えて、該コントローラからの指令を受けたロータリーアクチュエータにより上記エアノズルの角度を変更させるようにして、該エアノズルの吹出口を紙ロールの外周面に対して回転方向上流側に向くようにした請求項4記載の巻取装置。
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