JPS6225461B2 - - Google Patents
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- JPS6225461B2 JPS6225461B2 JP7680079A JP7680079A JPS6225461B2 JP S6225461 B2 JPS6225461 B2 JP S6225461B2 JP 7680079 A JP7680079 A JP 7680079A JP 7680079 A JP7680079 A JP 7680079A JP S6225461 B2 JPS6225461 B2 JP S6225461B2
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- drum
- rotating drum
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Landscapes
- Continuous Casting (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は溶融金属をノズルから回転ドラム表面
に注出し、回転ドラム表面で冷却、凝固して薄板
を製造する方法及び装置に係り、特に製造開始初
期に発生する不良材を処理するのに好適な薄板製
造方法及び装置に関する。
に注出し、回転ドラム表面で冷却、凝固して薄板
を製造する方法及び装置に係り、特に製造開始初
期に発生する不良材を処理するのに好適な薄板製
造方法及び装置に関する。
従来の薄板製造装置においては、出湯初期にノ
ズルからの溶湯金属の流量が安定せず流線が乱れ
るため製造開始初期の薄板は断続的であるか、あ
るいは連続的ではあつても厚みむらが大きい。こ
の様な状態のまま巻取り作業を行うと不良材の凹
凸が、その上に重ね巻取られ正常部分をも傷付け
る欠点があり製品歩留低下、巻取作業困難等実用
上の障害があつた。
ズルからの溶湯金属の流量が安定せず流線が乱れ
るため製造開始初期の薄板は断続的であるか、あ
るいは連続的ではあつても厚みむらが大きい。こ
の様な状態のまま巻取り作業を行うと不良材の凹
凸が、その上に重ね巻取られ正常部分をも傷付け
る欠点があり製品歩留低下、巻取作業困難等実用
上の障害があつた。
製造開始初期の不良材を処理するものとして、
第1図に示すように、巻取ドラム100をドラム
101より離れた位置に配置し、ドラム101と
巻取ドラム100との間にシヤ102を設けて不
良材と正常材を切断分離し、不良材103をスク
ラツプボツクス104にリゼクトする方法が考え
られる。ここで、105,106,107,10
8及び109は通板ガイド、110は正常材と不
良材の進行方向を選択するリゼクトゲイトであ
る。
第1図に示すように、巻取ドラム100をドラム
101より離れた位置に配置し、ドラム101と
巻取ドラム100との間にシヤ102を設けて不
良材と正常材を切断分離し、不良材103をスク
ラツプボツクス104にリゼクトする方法が考え
られる。ここで、105,106,107,10
8及び109は通板ガイド、110は正常材と不
良材の進行方向を選択するリゼクトゲイトであ
る。
しかし、薄板製造装置においては、厚みの薄い
薄板(例えば20〜100μ)がドラムから高速状態
(例えば20〜30m/sec)で連続的に放出されるも
のであるから、上述した方法では、極めて薄い、
高速の薄板を安定してガイドし、シヤーを高速の
薄板に確実に同期させて切断し、しかも切断後は
瞬時にリゼクトゲイトを切替えて巻取ドラムに案
内しなければならず、従つて装置が複雑で大掛り
となり、精密な制御をしなければならず、又多数
の付属装置を必要とするので設備費が高く、かつ
信頼性に欠ける等実用上の問題も大きいという欠
点がある。更にシヤーの位置では、薄板はすでに
凝固して硬くなつているため薄いとは云つてもか
なりの切断力を必要とするという欠点もある。
薄板(例えば20〜100μ)がドラムから高速状態
(例えば20〜30m/sec)で連続的に放出されるも
のであるから、上述した方法では、極めて薄い、
高速の薄板を安定してガイドし、シヤーを高速の
薄板に確実に同期させて切断し、しかも切断後は
瞬時にリゼクトゲイトを切替えて巻取ドラムに案
内しなければならず、従つて装置が複雑で大掛り
となり、精密な制御をしなければならず、又多数
の付属装置を必要とするので設備費が高く、かつ
信頼性に欠ける等実用上の問題も大きいという欠
点がある。更にシヤーの位置では、薄板はすでに
凝固して硬くなつているため薄いとは云つてもか
なりの切断力を必要とするという欠点もある。
本発明の目的は、簡単な手段で確実かつ容易
に、製造開始初期に発生する不良材を切り離し可
能とし、この不良材切り離し後の正常な薄板を製
造し得るようにして、製品の歩留向上を図つ薄板
製造方法及び装置を提供することにある。
に、製造開始初期に発生する不良材を切り離し可
能とし、この不良材切り離し後の正常な薄板を製
造し得るようにして、製品の歩留向上を図つ薄板
製造方法及び装置を提供することにある。
本発明の要旨とするところは、溶融金属をノズ
ルから回転ドラム表面に注出し、回転ドラム表面
で冷却、凝固して薄板を製造するものにおいて、
製造開始初期における薄板の不良部分を薄板の未
凝固部で切り離してオフラインへ処理し、この不
良材切り離し後の正常な薄板を回転ドラム表面に
沿つてインラインに導くようにして薄板を製造す
ることにある。
ルから回転ドラム表面に注出し、回転ドラム表面
で冷却、凝固して薄板を製造するものにおいて、
製造開始初期における薄板の不良部分を薄板の未
凝固部で切り離してオフラインへ処理し、この不
良材切り離し後の正常な薄板を回転ドラム表面に
沿つてインラインに導くようにして薄板を製造す
ることにある。
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。
る。
第2図は、本発明にかかる薄板製造装置の第1
実施例を示す説明図である。炉11は金属が投入
される上方の開口部をカバー12でおおわれ、外
周部はヒータコイル13によつて巻回され、溶融
金属14を収容するようになつている。炉11の
中央部には、底部側からカバー12の上方にまで
延設される注出パイプ15が配置され、注出パイ
プ15の上端側には開口側に従つて口径がしだい
に縮径される注出ノズル16が配置され、注出ノ
ズル16は押え17によつて、注出パイプ15と
連通した状態でカバー12に固定されている。注
出ノズル16の上方には、駆動モータ18によつ
て回転される軸19に固定されているドラム20
の下方側の外周面が対向配置されている。
実施例を示す説明図である。炉11は金属が投入
される上方の開口部をカバー12でおおわれ、外
周部はヒータコイル13によつて巻回され、溶融
金属14を収容するようになつている。炉11の
中央部には、底部側からカバー12の上方にまで
延設される注出パイプ15が配置され、注出パイ
プ15の上端側には開口側に従つて口径がしだい
に縮径される注出ノズル16が配置され、注出ノ
ズル16は押え17によつて、注出パイプ15と
連通した状態でカバー12に固定されている。注
出ノズル16の上方には、駆動モータ18によつ
て回転される軸19に固定されているドラム20
の下方側の外周面が対向配置されている。
すなわち、炉11内に投入された金属は、ヒー
タコイル13の通電によつて溶融金属14とさ
れ、注出力としての炉内圧21の作用によつて、
注出パイプ15内に押し込まれ、注出ノズル16
からドラム20の表面上に墳出され、ドラム20
の表面とで冷却、凝固されて薄板22とされる。
タコイル13の通電によつて溶融金属14とさ
れ、注出力としての炉内圧21の作用によつて、
注出パイプ15内に押し込まれ、注出ノズル16
からドラム20の表面上に墳出され、ドラム20
の表面とで冷却、凝固されて薄板22とされる。
次に、このようにして製造される薄板22の厚
み精度に関係する因子としての炉内圧21、ドラ
ム20の周速、溶融金属14の温度、注出ノズル
16とドラム20との間隙の制御方法について説
明する。
み精度に関係する因子としての炉内圧21、ドラ
ム20の周速、溶融金属14の温度、注出ノズル
16とドラム20との間隙の制御方法について説
明する。
炉内圧21は、薄板22に接触可能にドラム2
0に対向して配置される接触ローラ23の移動量
によつて薄板22の厚みを検出する厚み検出セン
サ21、カバー12に内装され炉内圧21を検出
する炉内圧検出センサ25、炉内圧21の適正値
を設定する圧力設定器26の各出力値が伝達され
る圧力制御盤27の制御量にもとづいて即応的な
制御をなされる。すなわち、圧力制御盤27の制
御量に基づき、油圧ポンプ28及びタンク29ら
なる油圧源によつて、サーボバルブ30を介して
油圧シリンダ31を作動させる。油圧シリンダ3
1の作動は、ピストンロツド32を介して、架台
33に配設されている気圧シリンダ34のシリン
ダ室34Aの容積を変化させる。気圧シリンダ3
4は炉11の上部空間に連通しているため、シリ
ンダ室34Aの変化は炉内圧21を即応的に制御
する。なお、ピストンロツド32とフレーム35
との間にはゴムばね36が、ピストンロツド32
の移動方向に介装され、この制御系における即応
性が向上されている。
0に対向して配置される接触ローラ23の移動量
によつて薄板22の厚みを検出する厚み検出セン
サ21、カバー12に内装され炉内圧21を検出
する炉内圧検出センサ25、炉内圧21の適正値
を設定する圧力設定器26の各出力値が伝達され
る圧力制御盤27の制御量にもとづいて即応的な
制御をなされる。すなわち、圧力制御盤27の制
御量に基づき、油圧ポンプ28及びタンク29ら
なる油圧源によつて、サーボバルブ30を介して
油圧シリンダ31を作動させる。油圧シリンダ3
1の作動は、ピストンロツド32を介して、架台
33に配設されている気圧シリンダ34のシリン
ダ室34Aの容積を変化させる。気圧シリンダ3
4は炉11の上部空間に連通しているため、シリ
ンダ室34Aの変化は炉内圧21を即応的に制御
する。なお、ピストンロツド32とフレーム35
との間にはゴムばね36が、ピストンロツド32
の移動方向に介装され、この制御系における即応
性が向上されている。
なお、ピストンロツド32に連結されている気
圧シリンダ位置検出センサ37、炉内圧検出セン
サ25の各制御指令は、加圧ポンプ38、真空ポ
ンプ39が接続されているバルブ40に伝達さ
れ、溶融金属14の注出ノズル16からの注出に
ともなう注出ヘツドの増加及び炉内圧21の低下
に対して、炉11の空間部に圧力流体を補充し、
炉内圧21を制御可能としている。なお、バルブ
40の配管系には絞り41が配設され、気圧シリ
ンダ34の動作に対し、バルブ40の受ける影響
度を軽減化するようになつている。
圧シリンダ位置検出センサ37、炉内圧検出セン
サ25の各制御指令は、加圧ポンプ38、真空ポ
ンプ39が接続されているバルブ40に伝達さ
れ、溶融金属14の注出ノズル16からの注出に
ともなう注出ヘツドの増加及び炉内圧21の低下
に対して、炉11の空間部に圧力流体を補充し、
炉内圧21を制御可能としている。なお、バルブ
40の配管系には絞り41が配設され、気圧シリ
ンダ34の動作に対し、バルブ40の受ける影響
度を軽減化するようになつている。
ドラム20の周速は、厚み検出センサ24、速
度検出センサ42、速度設定器43の各出力値を
速度制御盤44に伝達し、速度制御盤44の制御
指令にもとづき駆動モータ18の回転数を調整す
ることによつて制御される。
度検出センサ42、速度設定器43の各出力値を
速度制御盤44に伝達し、速度制御盤44の制御
指令にもとづき駆動モータ18の回転数を調整す
ることによつて制御される。
炉11内の溶融金属14の温度は、温度検出セ
ンサ45、温度設定器46の各出力値を温度制御
盤47に伝達し、温度制御盤47の制御指令によ
つてコイル電源部48を制御し、ヒータコイル1
3に通電される電流値を調整することによつて制
御される。なお、この溶融金属14の温度制御に
おいても、厚み検出センサ24の出力値を温度制
御盤47に伝達し、薄板22の厚み検出値にもと
づき、薄板22の板厚におよぼす温度制御を直接
的に行うようにしてもよい。
ンサ45、温度設定器46の各出力値を温度制御
盤47に伝達し、温度制御盤47の制御指令によ
つてコイル電源部48を制御し、ヒータコイル1
3に通電される電流値を調整することによつて制
御される。なお、この溶融金属14の温度制御に
おいても、厚み検出センサ24の出力値を温度制
御盤47に伝達し、薄板22の厚み検出値にもと
づき、薄板22の板厚におよぼす温度制御を直接
的に行うようにしてもよい。
注出ノズル16とドラム20との間隙は、ギヤ
ツプ検出センサ49及びギヤツプ設定器50の各
出力値をギヤツプ制御盤51に伝達し、ギヤツプ
制御盤51の制御指令によつて、油圧シリンダ5
2を動作し、炉11を支持している基台53を上
下動することによつて制御される。なお、この注
出ノズル16とドラム20との間隔制御において
も、厚み検出センサ24の出力値をギヤツプ制御
盤51に伝達し、薄板22の板厚検出値に基づ
き、ギヤツプ値が薄板22の板厚に及ぼす影響を
直接的に制御するようにしてもよい。
ツプ検出センサ49及びギヤツプ設定器50の各
出力値をギヤツプ制御盤51に伝達し、ギヤツプ
制御盤51の制御指令によつて、油圧シリンダ5
2を動作し、炉11を支持している基台53を上
下動することによつて制御される。なお、この注
出ノズル16とドラム20との間隔制御において
も、厚み検出センサ24の出力値をギヤツプ制御
盤51に伝達し、薄板22の板厚検出値に基づ
き、ギヤツプ値が薄板22の板厚に及ぼす影響を
直接的に制御するようにしてもよい。
さらに、ドラム20の外周面に対向する任意位
置には温度検出センサ54が配置され、温度検出
センサ54の検出値に基づきドラム20の外部か
ら図示されない送風フアンによつて冷却空気等を
吹きつけ、ドラム20の温度を制御している。こ
のドラム20の温度制御により、薄板22の材料
特性が調整可能となつている。
置には温度検出センサ54が配置され、温度検出
センサ54の検出値に基づきドラム20の外部か
ら図示されない送風フアンによつて冷却空気等を
吹きつけ、ドラム20の温度を制御している。こ
のドラム20の温度制御により、薄板22の材料
特性が調整可能となつている。
このようにして、ドラム表面上に厚み精度及び
材料特性を調整された薄板22が製造されるが、
すでに述べたように出湯初期には不良材が発生す
る。以下この不良材を処理する手段について説明
する。
材料特性を調整された薄板22が製造されるが、
すでに述べたように出湯初期には不良材が発生す
る。以下この不良材を処理する手段について説明
する。
すなわちこの実施例ではこの不良材をオフライ
ンに配置されるスクラツプボツクス60に案内処
理するものであるが、出湯後の金属はドラム20
の表面に密着したまま運ばれる為、ガイド61の
表面に配置せるノズル62より圧縮ガス(好まし
くは不活性ガス)をドラム20に向けて噴出さ
せ、薄板22をドラム20から剥離させガイド6
3と61の間を通過させるものである。
ンに配置されるスクラツプボツクス60に案内処
理するものであるが、出湯後の金属はドラム20
の表面に密着したまま運ばれる為、ガイド61の
表面に配置せるノズル62より圧縮ガス(好まし
くは不活性ガス)をドラム20に向けて噴出さ
せ、薄板22をドラム20から剥離させガイド6
3と61の間を通過させるものである。
またガイド63及び61の終端附近にそれぞれ
モータ66,67によつてドラム20の周速より
速い周速、即ちv<v′なる如く回転するピンチロ
ーラ64及び65を配置し、ローラ間は薄板が容
易に通過出来る様に図示の如く開放状態としてお
く。この様な状態で不良材薄板22が、スクラツ
プボツクス60に進入可能となる。
モータ66,67によつてドラム20の周速より
速い周速、即ちv<v′なる如く回転するピンチロ
ーラ64及び65を配置し、ローラ間は薄板が容
易に通過出来る様に図示の如く開放状態としてお
く。この様な状態で不良材薄板22が、スクラツ
プボツクス60に進入可能となる。
一方ノズル16から噴出する溶融金属14の流
れが時間の経過と共に安定するので(通常0.1
秒)その時点でピンチロール64を昇降シリンダ
68により、ピンチロール65に向けて作動させ
る。v′>vと設定されているので薄板22はピン
チロールにより引張られ、正常材と不良材を分離
することができる。この場合、強度的に弱い薄板
の未凝固部、すなわち注出ノズル16に近い位置
で分離される。一方正常材は巻取機に向けて案内
すれば良いが、これは、ノズル62からのガス噴
出を停止させ、同時にガイド63のノズル69及
びガイド61のノズル70からガスを噴出させ、
正常材はドラム20に密着状態になる様案内ガイ
ドされるようになつている。72は、薄板22を
ドラム20に押付けるためのロールである。また
短時間にピンチロールを圧下する必要があるが、
これは電気油圧サーボ弁等公知の技術により十分
可能である。
れが時間の経過と共に安定するので(通常0.1
秒)その時点でピンチロール64を昇降シリンダ
68により、ピンチロール65に向けて作動させ
る。v′>vと設定されているので薄板22はピン
チロールにより引張られ、正常材と不良材を分離
することができる。この場合、強度的に弱い薄板
の未凝固部、すなわち注出ノズル16に近い位置
で分離される。一方正常材は巻取機に向けて案内
すれば良いが、これは、ノズル62からのガス噴
出を停止させ、同時にガイド63のノズル69及
びガイド61のノズル70からガスを噴出させ、
正常材はドラム20に密着状態になる様案内ガイ
ドされるようになつている。72は、薄板22を
ドラム20に押付けるためのロールである。また
短時間にピンチロールを圧下する必要があるが、
これは電気油圧サーボ弁等公知の技術により十分
可能である。
不良材切り離し後の正常材は回転ドラム表面に
沿つて案内され、以下に述べる巻取り手段によつ
てコイル状に巻取られるようになつている。すな
わち、ブラケツト80にはL型状の揺動アーム8
1が揺動可能に支持され、揺動アーム81の一端
側に回転可能に支持されている回転軸82には巻
取りドラム83が固定されている。巻取りドラム
83はドラム20の外周面に対向して配置され、
巻取りモータ84の駆動によつて回転されるとと
もに真空吸引力もしくは電磁吸引力の作用下で薄
板22を巻取り可能となつている。
沿つて案内され、以下に述べる巻取り手段によつ
てコイル状に巻取られるようになつている。すな
わち、ブラケツト80にはL型状の揺動アーム8
1が揺動可能に支持され、揺動アーム81の一端
側に回転可能に支持されている回転軸82には巻
取りドラム83が固定されている。巻取りドラム
83はドラム20の外周面に対向して配置され、
巻取りモータ84の駆動によつて回転されるとと
もに真空吸引力もしくは電磁吸引力の作用下で薄
板22を巻取り可能となつている。
揺動アーム81の片側側は、ブラケツト85に
トラニオン支持されている押圧シリンダ86のピ
ストンロツド先端部が連結されている。この押圧
シリンダ86は、巻取りドラム83をドラム20
側に押し込むと共に、巻取りドラム83に薄板2
2が巻取られ、その巻取り径が増加するに従い、
そのピストンロツドを後退させて、巻取りドラム
83をドラム20から離間する方向に揺動アーム
81を揺動可能に保持している。
トラニオン支持されている押圧シリンダ86のピ
ストンロツド先端部が連結されている。この押圧
シリンダ86は、巻取りドラム83をドラム20
側に押し込むと共に、巻取りドラム83に薄板2
2が巻取られ、その巻取り径が増加するに従い、
そのピストンロツドを後退させて、巻取りドラム
83をドラム20から離間する方向に揺動アーム
81を揺動可能に保持している。
巻取りモータ84は、ドラム20の加減速に応
じて巻取りドラム83の回転数を調整する加減速
補償器87、トルク設定器88、巻取りモータ8
4の電流値を検出する電流検出センサ89の各検
出値が伝達されるトルク制御盤90の制御指令に
より、そのトルクが適正値に制御され、巻取り時
の薄板22に作用する張力を一定状態としてい
る。
じて巻取りドラム83の回転数を調整する加減速
補償器87、トルク設定器88、巻取りモータ8
4の電流値を検出する電流検出センサ89の各検
出値が伝達されるトルク制御盤90の制御指令に
より、そのトルクが適正値に制御され、巻取り時
の薄板22に作用する張力を一定状態としてい
る。
本実施例によれば次のような効果がある。
(1) ピンチロールの周速を製造速度より早く設定
するだけで不良材を正常材から切り離すことが
できる、従つてピンチロールの回転速度の制御
が簡単となる。(尚不良材の長さ、オフライン
に導かれた薄板を引き出すタイミング等によつ
ては切り離された薄板中に正常材が含まれる
が、要は不良材が巻取り装置に搬送されなけれ
ば良く、従つて切り離された薄板中に正常材が
含まれていても構わない。) (2) 強度上最も低い、ドラム表面上の薄板の未凝
固部で切り離されるためピンチロールによる引
き出し力は極めて小さく、しかも切り離し後の
不良材は瞬時に回収され、後続する正常材の邪
魔とならないため正常材のガイドが容易とな
る。
するだけで不良材を正常材から切り離すことが
できる、従つてピンチロールの回転速度の制御
が簡単となる。(尚不良材の長さ、オフライン
に導かれた薄板を引き出すタイミング等によつ
ては切り離された薄板中に正常材が含まれる
が、要は不良材が巻取り装置に搬送されなけれ
ば良く、従つて切り離された薄板中に正常材が
含まれていても構わない。) (2) 強度上最も低い、ドラム表面上の薄板の未凝
固部で切り離されるためピンチロールによる引
き出し力は極めて小さく、しかも切り離し後の
不良材は瞬時に回収され、後続する正常材の邪
魔とならないため正常材のガイドが容易とな
る。
(3) 薄板先端部に発生する不良部分を迅速にオフ
ラインへ処理するので不良材の後処理が容易と
なる。
ラインへ処理するので不良材の後処理が容易と
なる。
(4) 正常材のみ巻取り作業を行うことができるの
で不良材の凹凸による正常材への傷付が防止で
き成品歩留りが大巾向上する。
で不良材の凹凸による正常材への傷付が防止で
き成品歩留りが大巾向上する。
(5) 平坦で形状の良い薄板のみを巻取ることにな
るので巻取作業が安定し、安定した連続巻取り
が実現出来る。
るので巻取作業が安定し、安定した連続巻取り
が実現出来る。
上述した実施例ではドラムの下方に注出ノズル
を配置した装置について説明したが、第3図に示
すようにドラムの上方に注出ノズルを配置した装
置においても本発明を適用しうることは勿論であ
る。
を配置した装置について説明したが、第3図に示
すようにドラムの上方に注出ノズルを配置した装
置においても本発明を適用しうることは勿論であ
る。
以上説明したように、本発明によれば、簡単な
手段で確実かつ容易に、製造開始初期における薄
板の不良部分を薄板の未凝固部で切り離して正常
な薄板を製造することが可能となり、よつて薄板
製品の歩留りを向上する薄板製造装置が実現出来
るという効果を奏する。
手段で確実かつ容易に、製造開始初期における薄
板の不良部分を薄板の未凝固部で切り離して正常
な薄板を製造することが可能となり、よつて薄板
製品の歩留りを向上する薄板製造装置が実現出来
るという効果を奏する。
第1図は従来の薄板製造装置を示す図、第2図
は本発明に係る薄板製造装置の第1実施例を示す
一部を断面とした全体構成図、第3図は第2実施
例の要部を示す図である。 11……炉、14……溶融金属、16……注出
ノズル、20……ドラム、22……薄板、61,
63……ガイド、62,69,70……ノズル、
64,65……ピンチロール、83……巻取りド
ラム。
は本発明に係る薄板製造装置の第1実施例を示す
一部を断面とした全体構成図、第3図は第2実施
例の要部を示す図である。 11……炉、14……溶融金属、16……注出
ノズル、20……ドラム、22……薄板、61,
63……ガイド、62,69,70……ノズル、
64,65……ピンチロール、83……巻取りド
ラム。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 溶融金属をノズルから回転ドラム表面に注出
し、回転ドラム表面で冷却、凝固して薄板を製造
するものにおいて、製造開始初期における薄板の
不良部分を薄板の未凝固部で切り離してオフライ
ンへ処理し、この不良材切り離し後の正常な薄板
を回転ドラム表面に沿つてインラインに導くよう
にして薄板を製造することを特徴とする薄板製造
方法。 2 溶融金属を注出するノズルと、該ノズルから
抽出された溶融金属をその表面にて冷却、凝固し
て薄板を形成させる回転ドラムとを有する薄板製
造装置において、前記回転ドラムで形成された薄
板をオフラインあるいはインラインのいずれかに
切替えて案内し得る手段と、オフラインに導かれ
た薄板を薄板の製造速度より早い速度で引き出す
ことにより製造開始初期における薄板の不良部分
を薄板の未凝固部で切り離す手段を備えたことを
特徴とする薄板製造装置。 3 特許請求の範囲第2項において、前記切り離
し手段は、その周速が薄板の製造速度より早く、
且つ少くとも一方は薄板をはさむ方向に移動可能
な一対のピンチロールからなることを特徴とする
薄板製造装置。 4 特許請求の範囲第2項又は第3項において、
前記案内手段は、薄板を回転ドラム表面に押付け
る方向の気体噴射口及び薄板の先端を回転ドラム
表面から離間させる方向の気体噴射口を備えてい
ることを特徴とする薄板製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7680079A JPS564348A (en) | 1979-06-20 | 1979-06-20 | Method and device for production of sheet |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7680079A JPS564348A (en) | 1979-06-20 | 1979-06-20 | Method and device for production of sheet |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS564348A JPS564348A (en) | 1981-01-17 |
JPS6225461B2 true JPS6225461B2 (ja) | 1987-06-03 |
Family
ID=13615713
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7680079A Granted JPS564348A (en) | 1979-06-20 | 1979-06-20 | Method and device for production of sheet |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS564348A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5645130U (ja) * | 1979-09-13 | 1981-04-23 | ||
JPS5653853A (en) * | 1979-10-05 | 1981-05-13 | Hitachi Ltd | Production of sheet and its apparatus |
JPS5897468A (ja) * | 1981-12-04 | 1983-06-09 | Kawasaki Steel Corp | 金属薄帯製造方法およびその装置 |
JPS6188904A (ja) * | 1984-10-09 | 1986-05-07 | Kawasaki Steel Corp | 微細結晶質急冷薄帯の製造方法および装置 |
-
1979
- 1979-06-20 JP JP7680079A patent/JPS564348A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS564348A (en) | 1981-01-17 |
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