JP4643876B2 - ウェブを巻き取る装置および方法 - Google Patents

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デュポン テイジン フィルムズ ユー.エス.リミテッド パートナーシップ
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H18/00Winding webs
    • B65H18/08Web-winding mechanisms
    • B65H18/26Mechanisms for controlling contact pressure on winding-web package, e.g. for regulating the quantity of air between web layers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2601/00Problem to be solved or advantage achieved
    • B65H2601/20Avoiding or preventing undesirable effects
    • B65H2601/21Dynamic air effects
    • B65H2601/211Entrapping air in or under the material

Description

【0001】
(技術分野)
本発明は、ウェブを巻き取る装置および方法に関する。
【0002】
(背景技術)
一般に、薄いポリエステルのフォイルあるいは他のシート材料のようなウェブは、連続処理において製造され、最終製品は、保管および搬送のためにロールに巻き取られる。
【0003】
ロールにウェブを巻き取る作業の間、ロールへの同質の巻取り(すなわち、しわ、あるいは、縮みなしで)を確保すると共に、ロール状の各ウェブ層間のエアをできるだけ少なくトラップすることが望まれる。
【0004】
この問題は、ミクロンサイズほどに薄い(極薄の)厚さを有し、スピードが1000m/分に達するフィルムにおいて深刻なものとなる。
【0005】
従来技術において、ウェブは、特に薄いものの場合、通常、過剰なエアの巻き込みを防止するために、ニップローラ(あるいは、パックロールと称される)の支援のもと、高速(すなわち、数百m/分)で巻き取られる。
【0006】
欧州特許出願公開0147115号は、押圧する湾曲されたロールを含んだ巻取装置を開示している。欧州特許出願公開0670277号は、パックロールを有する巻取装置を開示している。欧州特許出願公開0514226号は、置き(lay−on)ロールおよび当該置きロールに接線方向に適用される更なるロールを有する巻取装置を開示している。特願平7−112854号公報は、保持ロールおよびこれを押圧するガイドロールを有する巻取装置を開示している。
(発明の概要)
研究の結果、以下のことが明らかになった。
【0007】
(aa)高速作業でエアの巻き込み量をあるレベル以下に保つためには、パックロールの直径を減らすことが最も効果的な手法である。
【0008】
(bb)パックロール(あるいは、その被覆)が巻取ロールよりも可撓性があり、非常に多量のエアが巻き込まれる場合、その問題は、より硬い材料をパックロールに用いることにより解決され得る。
【0009】
(cc)ニップ荷重を増加させることによりエアの巻き込み量をさほど効果的に減じられず、かつ、前記荷重が非常に増加させられている場合、他の巻き込みの問題が生じ得る。
【0010】
更に、研究によれば、パックロールのサイズを減じることに現実的な問題または制限が存在すること、例えば、パックロールは、それが細すぎる場合、曲がり易くなりすぎるであろうということが明らかになった。ただし、それは、エアの巻き込みにおけるその重要性ゆえに、細いパックロールデザインすること示唆する。研究の成果は、可能性のある設計変更の2つの例に帰結した。第1のは、ロールと巻取ロールとの間の細いロールを提案しており、ウェブは、そのロールから細いロールを通り、巻取ロールに達する。第2のは、2つのロールと巻取ロールとの間の細いロールを提案しており、ウェブは、これらのロールの何れか一つから進行し、巻取ロールに達する。
【0011】
しかしながら、これらの原理を実行に移すために解決すべき幾つかの課題が存在している。第1の課題は、細いロールはその小さな直径に起因して曲がり易くなることから、ロールと巻取ロールとの間で細いロールの正確な位置を確保することにある。他の課題は、ウェブ上での摩擦を避けるために、細いロールと、他のロールとの接線速度を、それらの長さにわたり、それらの間の各点において同一に確保することにある。もう一つの課題は、巻取ロールにウェブを巻き取る前に、ウェブの広がりを確保することにあり、すなわち、一旦巻取ロールに巻き取られると、ウェブにしわが残ってしまうであろうということである。更なる課題は、ウェブの巻き取りの開始を容易に可能とすることにあり、この困難さは、ロールと細いロールとの間、および、細いロールと巻取ロールとの間をウェブが通過することにある。もう一つの更なる課題は、均一なエアの排除をもたらす巻取ロールの幅にわたる圧力分布を加えることにある。
【0012】
本発明の目的は、これらの課題を克服する巻取ロールにウェブを巻き取る装置および方法を提供することにある。
【0013】
本発明の目的は、良好かつ均一なエアの排除、ゆがみのないウェブ、ウェブの良好な広がり、ならびに、巻き取りの容易な開始を確保し、それにより、巻取速度および巻取品質を改善させる巻取ロールにウェブを巻き取る装置および方法を提供することにある。
【0014】
この目的は、少なくとも1つのウェブを巻取ロールに巻取り、少なくとも、前記巻取ロールと互いに平行をなす第1のロール、第2のロールおよび第3のロールを備える装置であって、前記装置は、
前記第1および第2のロールおよび前記巻取ロールのそれぞれが前記第3のロールに接触し、
前記第1のロールと前記第2のロールとの間、前記第1のロールと前記巻取ロールとの間、および、前記第2のロールと前記巻取ロールとの間には接触が存在せず、
前記第3のロールの軸により範囲が定められると共に前記第1のロールの軸を含む第1の半平面と、前記第3のロールの軸により範囲が定められると共に前記第2のロールの軸を含む第2の半平面との間に定められる第1の角度が180°より小さく、
前記第3のロールの軸により範囲が定められると共に前記巻取ロールの軸を含む第3の半平面と、前記第5のロールの軸により範囲が定められると共に交線を含む第4の半平面との間に定められる第2の角度が90°より大きく、前記交線が、前記第1の角度の二等分平面と、前記第1のロールの軸および前記第2のロールの軸を含む平面との交線である、規準巻取位置を有しており、
前記装置が前記規準巻取位置にある際に、前記第3のロールを前記第1および第2のロールと前記巻取ロールとの間で自由に位置決めかつ整列させる手段を備えることを特徴とする装置によって達成される
ある態様では、前記装置は、前記第1、第2および第3のロールが前記巻取ロールへの巻き取りのコースにおける前記ウェブのパスから外れて配置される開位置を更に有しており、前記第1、第2および第3のロールのうち、少なくとも一つのロールのベアリングと、前記巻取ロールとが、前記開位置と前記規準巻取位置との間の前記装置から位置変化を可能にするように移動自在である。
別の態様では、前記規準巻取位置では、前記第2の角度が実質的に180°である。
別の態様では、前記規準巻取位置では、前記第3の半平面が実質的に垂直である。
別の態様では、前記装置が前記規準巻取位置にある際に、前記巻取ロールのいかなる幅についても、前記第3のロールの端部領域が前記第1および第2のロールに接するように、ロード手段が前記第3のロールのベアリングに力を加える。
別の態様(態様Aという。)では、前記装置は、前記装置が前記規準巻取位置にある際に、前記巻取ロールの直径に適合するように、前記第3の半平面に直角ではなく、好ましくは前記第3の平面に平行な共通の方向に沿って、前記第1、第2および第3のロールのベアリングを移動させる手段を備え、前記巻取ロールのベアリングが前記規準巻取位置に固定・保持されている。態様Aでは、前記装置は、前記第1および第2のロールが互いに対して共に自由に移動しないように、前記第1および第2のロールのベアリングを選択的にインタロックするインタロック手段を備えてもよい。態様Aでは、前記装置はまた、前記装置が前記規準巻取位置にある際に、前記第3のロールを巻取ロールに対して押圧するように、前記第1および第2のロールのベアリングに、前記第3の半平面に平行な成分を有して前記巻取ロールに向けられた力を作用させるロード手段を備えてもよい。態様Aでは、前記装置は、前記規準巻取位置では、前記第3のロールの軸が前記巻取ロールの軸よりも高いレベルに配置され、前記第1、第2および第3のロールの重量が前記第3のロールを介して前記巻取ロールによって少なくとも部分的に支持され、それにより、前記第3のロールが前記巻取ロールに圧力を加えることを特徴としてもよい。後者の場合には、前記装置は、前記装置が前記規準巻取位置にある際に、前記第1および第2のロールの重量の一部のみが前記巻取ロールにより支持されるように、前記第1および第2のロールのベアリングに、前記第3の半平面に平行な成分を有して前記巻取ロールから離れるように向けられた力を作用させるロード手段を備えてもよい。さもなければ、前記装置は、前記装置が前記規準巻取位置にある際に、前記第3のロールにより前記巻取ロールに作用させられる圧力が前記巻取ロールの中央領域で最小化されると共にその端部に向けて徐々に減少するように、前記第1および第2のロールのベアリングに、前記第3の半平面に平行な成分を有して前記巻取ロールから離れるように向けられた力を作用させるロード手段を備えてもよい。
態様Aとは対照的に、別の態様(態様Bという。)では、前記装置は、前記装置が前記規準巻取位置にある際に、前記巻取ロールの直径に適合するように、前記第3の半平面に直角ではなく、好ましくは前記第3の平面に平行な共通の方向に沿って、前記巻取ロールのベアリングを移動させる手段を備え、前記第1および第2のロールのベアリングが前記規準巻取位置に固定・保持されている。態様Bによれば、前記装置はまた、前記装置が前記規準巻取位置にある際に、前記第1および第2のロールによりバックアップされる前記第3のロールに対して前記巻取ロールを押圧するように、前記巻取ロールのベアリングに、前記第3の半平面に平行な成分を有して前記第3ロールに向けられた力を作用させるロード手段を備えてもよい。態様Bでは、前記装置は更に、前記規準巻取位置では、前記巻取ロールの軸が前記第3のロールの軸よりも高いレベルに配置され、前記第3のロールが前記巻取ロールに逆方向の圧力を加えるように、前記巻取ロールの重量が前記第3のロールに対して部分的に負われることを特徴としてもよい。この後者の場合には、前記装置は、前記装置が前記規準巻取位置にある際に、前記巻取ロールの重量が前記第3のロールに対して負われるように、前記巻取ロールのベアリングに、前記第3の半平面に平行な成分を有して前記第3ロールから離れるように向けられた力を作用させるロード手段を備えてもよい。
別の態様では、前記装置は、前記ウェブと接するようになる前記第1および第2のロールのうちの各ロールについて、選択的に、該ロールを前記ウェブのそれらに実質的に対応する方向および接線速度で回転させるか、あるいは、アイドルロールとして作用させるかする手段を備えることを特徴とする。
別の態様では、前記装置は、前記位置が前記規準巻取位置にないときに、前記第3のロールが前記第1または第2のロールと直接に接触する際に、少なくとも前記第1または第2のロールをアイドルロールとして作用させるか、あるいは、ある方向および速度で回転させるかする手段を備え、それにより、前記第3のロールが前記ウェブのそれらに実質的に対応する方向および接線速度で摩擦により回転駆動される。
別の態様では、前記装置は、前記第3のロールが前記第1のロールにまた接するまで、前記第2のロールの外周に沿って前記第3のロールを進行させる手段を備える。
別の態様では、前記第3のロールは、弾性材料により覆われている。
別の態様では、前記第1のロールの表面は、25μm以下の表面粗度Rtを有する。
別の態様では、前記第第2のロールの表面は、25μm以下の表面粗度Rtを有する。
別の態様では、前記第1のロールの表面は、金属製であると共に研磨されている。
別の態様では、前記第2のロールの表面は、金属製であると共に研磨されている。
別の態様では、前記第1および第2のロールは、同一の重量を有する。
別の態様では、前記第1および第2のロールは、同一の直径を有する。
別の態様では、前記第1および第2のロールの直径は、前記第3のロールの1〜6倍の直径である。
別の態様では、前記第3のロールは、およそ2mの全長およびおよそ50mmの直径を有し、前記第1のロールおよび前記第2のロールは、およそ150mmの直径を有している。
別の態様では、前記装置は更に、第1のロールの組および第2のロールの組を更に備え、前記第1のロールの組が前記ウェブのパスの一方の側に配置されると共に前記第2のロールの組が前記ウェブのパスの他方の側に配置され、前記第1のロールの組および前記第2のロールの組が、前記ウェブに該ロールが接触するまで移動自在であり、それにより、前記ウェブがそれらの間で波を形成する状態で前記第1のロールの組のロールが前記第2のロールの組のロールと重なり、前記第1および第2のロールの組が前記第1、第2および第3のロールに対して上流側に配置される。
本発明はまた、ウェブを巻取ロールに巻き取る方法であって、本発明の装置を用い、前記規準巻取位置で、前記ウェブを前記第3のロールと前記巻取ロールとの間に通過させ、前記第2および第3のロールの間と、前記第1および第3のロールの間とを通過させないことを特徴とする方法を提案する。
この態様では、前記方法は、
(i)前記装置を前記開位置に適合させ、それにより、前記第1、第2および第3のロールが前記巻取ロールに向けて前記ウェブのパスの一方の側に配置されると共に、好ましくは、前記巻取ロールに接触しないが、前記規準巻取位置でのように、互いに関連して配置され、
(ii)前記ウェブを前記巻取ロールに対して初期化し、
(iii)前記巻取ロールと、前記第1、第2および第3のロールとをそれらが前記規準巻取位置に適合するまで近づけさせることを含んでもよい。
本発明は別のウェブを巻取ロールに巻き取る方法であって、本発明の装置を用い、前記規準巻取位置で、前記ウェブを前記第2および第3のロールの間に通過させ、前記第1および第3のロールの間を通過させ、最終的に、前記第3のロールと前記巻取ロールの間に進行させることを特徴とする方法を提案する。この態様では、前記方法は、
(i)前記装置を前記開位置に適合させ、それにより、前記第1および第2のロールが前記巻取ロールに向けて前記ウェブのパスの一方の側に配置されると共に、前記第3のロールが前記巻取ロールに向けて前記ウェブのパスの他方の側に配置され、
(ii)前記ウェブを前記巻取ロールに対して初期化し、
(iii)前記第1および第2のロールを前記巻取ロールにそれらが前記規準巻取位置に適合するまで近づけさせることを含んでもよい。
本発明は更に、ウェブを巻取ロールに巻き取る方法であって、本発明による装置を用い、前記規準巻取位置で、前記ウェブを前記第1および第3のロールの間に通過させ、前記第3のロールと前記巻取ロールとの間を通過させるが、前記第2のロールと前記第3のロールとの間に通過させないことを特徴とする方法を提案する。
この態様では、前記方法は、
(i)前記装置を開位置に適合させ、それにより、前記第1のロールが前記巻取ロールに向けて前記ウェブのパスの一方の側に配置されると共に、前記第2および第3のロールが前記巻取ロールに向けて前記ウェブのパスの他方の側に配置され、
(ii)前記ウェブを前記巻取ロールに対して初期化し、
(iii)前記第1、第2および第3のロールを前記巻取ロールにそれらが前記規準巻取位置に適合するまで近づけさせること含んでもよい。
ステップ(iii)は、
(a)前記第1、第2および第3のロールを前記第3のロールが前記第1のロールおよび前記第2のロールに接触すると共に前記第3のロールが前記巻取ロールと接触することがない所定の配列にもたらし、
(b)前記第3のロールが前記巻取ロールと接触するまで、前記巻取ロールと、前記第1、第2および第3のロールにより形成されるユニットとを近づけさせる、 二つのサブステップを含んでもよい。
さらに、サブステップ(a)は、
(aa)前記第1、第2および第3のロールを前記第1のロールおよび前記第2のロールが所定の距離だけ離間されると共に前記第3のロールが前記第1のロールと接触することがない所定の配列までもたらし、
(bb)前記第3のロールが前記第1および第2のロールと接触するまで、前記第3のロールを前記前記第1および第2のロールに近づけさせる、二つのサブステップに細分化されてもよい。
さらに、前記方法は、ステップ(bb)では、 前記第2のロールが回転させられると共に前記第3のロールが前記第2のロールの外周に沿って進行させられ、それにより、前記第2のロールが前記第3のロールを前記ウェブのそれらに実質的に対応する方向および接線速度で摩擦駆動により回転させることを特徴としてもよい。
前記方法におけるステップ(iii)では、前記ウェブと接するようになる前記第1および第2のロールのうちの各ロールが、前記ウェブに接触する前に、前記ウェブのそれらに実質的に対応する方向および接線速度で回転させられてもよい。前記方法はまた、ステップ(iii)では、前記第3のロールと前記巻取ロールとが接触するようになる前に、前記第1のロールおよび前記第2のロールが、アイドルロールとして作用させられてもよい。さらに、前記方法は、ステップ(iii)では、前記第3のロールと前記巻取ロールとが前記第3の半平面に直角ではない方向に沿った相対変位により接触させられることを特徴としてもよい。さらに、後二者の方法は、前記規準巻取位置では,前記ウェブが、前記第3の半平面に実質的に直角に前記第1または第2のロールに到達させられることを特徴としてもよい。
さらに、前記方法は、前記巻取規準位置では、前記ウェブが、少なくとも前記第3のロールと前記巻取ロールとの間を通過することを特徴としてもよい。
【0015】
(発明の詳細な説明)
図1a〜図1eは、巻取ロールへの巻き取りの開始を可能にする開状態から、高速(1000m/分まで)で薄い(ポリエステルウェブ用の約1ミクロンまで)ウェブ用の高品質な巻き取りを確保するための作業位置まで、本発明による装置の好ましい実施形態の動作を示すものである。
【0016】
図1aは、開位置にある本発明による装置を示している。ポリエステルフォイルのようなウェブ1は、矢印Fによって示される搬送方向から到来する。装置が開位置にある際、ウェブは、例えばアイドルロール10(固定されている)を介して巻取ロール2(より低い位置に位置している)に向けて転換される。アイドルロール10と巻取ロール2との間のパスは、手動あるいは自動的な手段により巻取ロール2へのウェブ1の巻き取りを容易に開始することができるように、拘束されてはいない。第1のロール(3,8,9)の組は、上述のパスの一方の側に備えられる。前記第1のロールの組は、第1の移動可能なキャリッジ11(図示せず)によって支持されている。細いロール5を含む第2のロール(4,5,6,7)の組は、上述のパスに対して前記第1のロールの組の反対側に備えられる。前記第2のロールの組は、第2の移動可能なキャリッジ12(図示せず)によって支持されている。
【0017】
巻取ロール2へのウェブ1の巻き取りが一旦開始されると、第1のキャリッジ11は、アイドルロール10と巻取ロール2との間に延在するウェブ1の部分に向けて、ロール3がウェブ1に接する位置まで移動される。この状態は、図1bに示される。ウェブ1に接する前に、ロール3は、好ましくは、ウェブ1の変位のそれらに実質的に対応する方向かつ接線速度で回転させられる。ロール8および9は、ウェブ1に接触していないものとして示されているが、それは状況による。
【0018】
図1bの段階から、第2のキャリッジ12は、ロール3とロール4とが間隔は狭いが互いに接触しない定められた位置まで、ウェブ1に向けて移動される。この状態は、図1cに示される。作業時間の節減のために、このステップ(すなわち、ウェブ1に向けて第2のキャリッジ12を移動させるステップ)は、ウェブ1に向けたキャリッジ11の変位からなる前のステップと同時に実現され得る。第1のキャリッジ11および第2のキャリッジ12を同時に変位させることは、実際上好ましい。図1cの位置において、細いロール5は、ロール4の下方で僅かにロール3に向けて配置されると好ましく、すなわち、細いロール5は、ロール4に接するが、ロール3には接していない。ロール4も細いロール5も、ウェブ1に接してはいない。第1のキャリッジ11のロール8および9、ならびに、第2のキャリッジ12のロール6および7は、ウェブに対して閉じられたジョーを形成するように配置される。より明確には、第2のキャリッジ12のロール7は、実質的に、第1のキャリッジ11のロール8とロール9との間に、好ましくは、狭いやり方で、それらと接触することがないように配置される。第2のキャリッジ12のロール6は、実質的に、第1のキャリッジ11のロール8の下方に位置し、好ましくは、後者に接近している。従って、ウェブ1は、ロール9に接触させられ、ロール9からロール7上へ、ロール7からロール8上へ、ロール8からロール6上に、波を形成するように通される。ロール6,7,8および9によって定められたジョーは、ウェブ1に対して閉じられると、低すぎるか、あるいは、高すぎるであろう入力張力から巻取張力を分離する。前記ジョーを形成するロールの数を変更することも可能である。更に、ウェブ1に接する前に、ロール6,7,8および9の各々は、好ましくは、ウェブ1の変位の方向に実質的に対応する方向に接線速度で回転させられ(前記ロール群とウェブ1との間の摩擦を防止するように)、それにより、前記ロール群によって接触される瞬間のウェブ1への過剰な張力(前記ロールがアイドルロールである場合にも生じ得る)の発生が回避される。2メートルまでの幅を有しており、1000m/分までの速度で搬送されるウェブ1のためには、ロール6,7,8および9が、およそ120mmの直径を有していると有利である。好ましくは、ロール6は、ロール3から水平方向に離間され、それにより、ウェブ1は、ロール6からロール3に水平に進行する。更に、ロール3およびロール4は、好ましくは、図3に関連して説明されるように、それらの間の相対的な位置変化を回避すべく、この位置でインタロックされると好ましい。
【0019】
図1cの段階から、ロール4は、好ましくは、ウェブ1の速度に対応する接線速度でロール3と同じ方向に回転させられる。この結果、細いロール5はロール4と接しているので、ロール4は、細いロール5を摩擦駆動により回転させる。そして、細いロール5は、ウェブ1を介してロール3に隣接するまで、ロール4の外周に沿って上方に移動する。従って、細いロール5は、ロール3(ウェブ1を介して)およびロール4の双方と接触する状態となり、結果として、細いロール5は、それらのロール3および4によって正確に位置決めされる。ウェブ1は、ロール3から細いロール5に進行し、その後,巻取ロール2に達する。細いロール5の軸および巻取ロール2の軸は、好ましくは、実質的に垂直な平面内に含まれる。この状態は、図1dに示される。
【0020】
図1dの段階から、キャリッジ11および12によって形成されたブロック(すなわち、ロールアッセンブリ全体)は、細いロール5が巻取ロール2に接するまで、好ましくは、その頂部まで下降される。この状態は、図1eに示される。図1eからわかるように、ロール3および4は、巻取ロール2と接していない。この下降は、例えば、垂直方向に移動可能であって、キャリッジ11および12が(図1aから図1cに関連して述べられたようにウェブ1へのそれらの変位を許容するように)垂直方向にスライド自在にマウントされるメインキャリッジ(図示せず)によって達成され得る。細いロール5が巻取ロール2と接する直前に、好ましくはおよそ10mmの距離で、ロール3および4の回転の駆動は、以後アイドルロールとして作用するように停止されると好ましく、これは、一般にクラッチ機構の離脱により達成され得る。装置が図1eの位置にある際、装置は、ウェブ1を巻取ロール2に効率的に巻き取り、細いロール5がニップローラとして作用する規準巻取位置にある。
【0021】
図1aから図1eまでのこれらの各ステップの間、装置の各種ロールによりウェブ1がずれる間にウェブ1のパス長さが変化する際、ウェブ1の張力を実質的に一定に保つように、巻取ロール2の回転速度は変化させられると好ましい。例えば、これは、図1c、1dおよび1eに関連して説明されたステップの間、ロール6上のウェブ1により発せられる力の関数として巻取ロール6の回転速度を制御することにより達成され得る。
【0022】
さて、図2を参照しながら、ロール3とロール4との間で細いロール5の正確な位置決めを確保するための機構について説明する。図2は、装置が図1cの位置にある際のロール3および4ならびに細いロール5に関連する装置の一部のみを示している。細いロール5(その軸には参照符号31が付される)は、対応する複動圧力シリンダ19により各端部において保持されている。より明確には、細いロール5の各端部は、それぞれの圧力シリンダ19のロッド20の端部に関節により連結されている。圧力シリンダ19は、好ましくは、それらのロッド20が下方に延びる状態で実質的に垂直に延在する。各圧力シリンダ19は、好ましくは、それぞれピボットリンク28を介してキャリッジ12に連結されたそれぞれのアーム27の端部に固定されている。ピボットリンク28は、好ましくは、アーム2の中央の領域に配置される。各アーム27の対向端は、ピボットリンク29を介して、それぞれの圧力シリンダ25のロッド26に連結されている。圧力シリンダ25は、双方とも、それぞれのピボットリンク30を介してキャリッジ12に連結されている。圧力シリンダ25は、好ましくは、実質的に水平に延在する。この構成は、圧力シリンダ19および25を制御することにより、細いロール5の水平および垂直位置を変化させることを可能にする。従って、図1bの位置から図1cの位置に進行する際に、細いロール5は、圧力シリンダ19および25のロッド20および26を伸長位置にもたらすことにより、ロール4の下方に正確に位置決めされ、すなわち、細いロール5はウェブ1と接することはない。そして、図1cの位置から図1dの位置まで進行すべく、ロッド20は、退避させられ、それゆえに、細いロール5は、ウェブ1を介してロール3と隣接するまでロール4の外周に沿って進み、この動作の間、圧力シリンダ25における圧力は、過剰な力を加えることなく細いロール5がロール4に接触する状態を維持するように、公知の手法により制御される。好ましくは、細いロール5がロール3に接触すると、圧力シリンダ25には全く力が加えられず、この結果、細いロール5は、圧力シリンダ19の引張力によってロール3および4のみで位置決めされる。
【0023】
巻き取りの間、すなわち、図1eの位置において、圧力シリンダ19は、巻取ロール2の幅に拘わらず、細いロール5の両端がロール3および4と接触する状態に保つために、退避させられたままとなる。
【0024】
ロール3および4に関して、それらは、双方とも、それぞれの支持部13および14に回転自在にマウントされ、それらの軸には、参照符号17および18が付される。支持部13および14は、既に述べられたように、ロール3とロール4とをインタロックするためのインタロック機構を定めるように協働し、これは、より明確には、図3に関連して説明されるであろう。支持部13は、キャリッジ11(図示されないガイド手段)に垂直方向にスライド自在にマウントされ、例えば、複動圧力シリンダ21によって垂直方向に位置決めされる。同様に、支持部14は、キャリッジ12(図示されないガイド手段)に垂直方向にスライド自在に装着され、例えば、複動圧力シリンダ23によって垂直方向に位置決めされる。従って、圧力シリンダ21および23は、それぞれのロッド22および24が下方に延びる状態で、平行かつ垂直方向に延在する。圧力シリンダ19,20および21は、自動的に、巻取ロール2の直径の増加を吸収する。ただし、それらは、例えば数mmに対応する定められ検出された距離を超えてロール3および4ならびに細いロール5を上昇させるためにのみ用いられる。その後、キャリッジ11および12によって形成されるブロック全体は、前記定められた距離を超えて上昇させられ、この新たな位置でブロックされる一方、圧力シリンダl9,21および23は、ロール3および4が細いロール5と接触する状態および細いロール5が巻取ロール3と接触する状態を維持する。そこから、圧力シリンダ19,21および23は、ブロック全体が再度上昇等されることの後、前記定められた距離から再度退避させられるまで、巻取ロール2の直径の変化をなお吸収する。
【0025】
図3を参照しながら、図1c〜1eに示される装置の作動状態にあるロール4へのロール3のインタロック機構について説明する。図3は、ロール3(その軸には、参照符号17が付される)を支持する支持部13の下部、および、ロール4(その軸には、参照符号18が付される)を支持する支持部14の下部を示す概略側面図である。支持部13の下部は、支持部14に向けて横方向に延びるアーム13aを呈している。アーム13aの遊端部には、溝15が配されている。支持部14の下部は、支持部13に向けて延びるアーム14aを呈している。アーム14aの遊端部には、ノーズ16が配されている。アーム14aの遊端部の形状は、アーム13aの遊端部の形状と合致しており、より詳細には、ノーズ16は、溝15に嵌り込む。ノーズ16は、好ましくは、溝15との係合を容易にするための傾斜させられたエッジを有する。従って、装置が図1cの位置に近づくと、支持部13と支持部14とはインタロックされる。更に、支持部13および14の双方は、例えば、互いの横方向の離脱を防止するようにキャリッジ11および12に作用する手段によってインタロックされた状態に維持される。このように、支持部13および14の双方は、一つの硬いブロックを形成し、支持部11と支持部12との間の水平または垂直方向の相対的振動が除去される。
【0026】
機械的な観点から、ロール3および4、細いロール5ならびに巻取ロール2の関係について説明する。装置が図1eの位置、すなわち、効率的に巻き取るための規準巻取位置にある場合、細いロール5は、ニップローラとして作用する。細いロールの直径は、ウェブ1と巻取ロール2との間のエアの巻き込みを最小化するために、できるだけ小さくされると好ましい。それゆえに、細いロール5は、その全長にわたり曲がり易くなり、ロール3および4がなければ、巻き取りの間、巻取ロール2上で曲がって振動するであろう。共振すら生じるであろう。細いロール5の曲がりおよび振動は、細いロール5と巻取ロール2との間に、接線方向速度の相違を却ってもたらしてしまい、エアの巻き込みと同様に、ウェブ1上の摩擦、ウェブ1における張力の変動、および、ウェブ1の広がりに関する悪影響を引き起こすであろう。従って、巻き取り中に、細いロール5の曲がりおよび振動を防止するのが好ましい。このためには、ロール3および4は、巻き取り中に、それらと巻取ロール2との間に細いロール5を挟むように、ロール5の上側半分の外周に側面を接すると好ましい。更に、ロール3および4は、好ましくは、細いロール5を支えるために、細いロール5よりも硬いと好ましく、それは、好ましくは、細いロール5よりも大きな直径を有するロール3および4によって成し遂げられる。ロール3および4は、好ましくは、それぞれ、細いロール5の1〜6倍、好ましくは、3倍の直径を有する。好ましくは、ロール3および4は、同一の直径を有すると共に、同一の垂直レベルに位置付けられる。更に、ウェブ1により巻かれる(この実施形態では)ロール3の表面は、滑らかであると有利であり、その表面は、金属製であると共に研磨され、その表面粗度Rt(すなわち、表面の最高点と最低点との差)が25μm以下であると好ましい。その場合、ウェブ1は、空気力学的境界層上で、ロール3の表面と接触することなく浮上する。これは、広がり作用をもたらす。同様に、ロール4の表面もロール3と同じように滑らかであると有利である。細いロール5は、好ましくは、巻取ロール2の表面とそれ自体同等である弾性コーティングを備えたコアで構成される。細いロール5が2メートルまでの幅を有し、ウェブ1が1000m/分までの速度で搬送されるためには、細いロールがおよそ50mmの幅を有し、ロール3および4がそれぞれおよそ150mmの直径を有していると有利である。これにより、ロール3および4は、それらの間に細いロール5を正確に位置決めすることを可能にし、その結果、細いロール5は、巻取ロール2に正確に位置決めされ、更に、ロール3および4は、巻き取り中に、動的安定性を提供する。
【0027】
図1dの位置における細いロール5と巻取ロール2との間の距離は、図1dの位置から図1eの位置に進行するのに必要な時間を低下させるように小さくすると好ましく、それゆえに、細いロール5が、まだ巻取ロール2と接していない際に、ロール3および4の下方で曲がったり、振動したりするであろう時間を制限する。ロール3および4の間で細いロールロール5の正確な位置決めを確保するための機構は、図3に関連してより明確に説明されるであろう。
【0028】
支持部13および14は、既に述べられたように、図1cの位置に到達すると、好ましくは、インタロックされ、引き続くステップ(図1dおよび図1eに対応する)においてインタロックされたままとなり、巻り取り中に、相対移動、より明確には、ロール3および4の間の振動が防止され、それゆえに、ロール3および4の間の相対移動、すなわち、振動を引き起こすであろう細いロール5の望ましくない曲がりおよび振動を防止する。
【0029】
更に、装置は、図1eの位置にある際に、インタロックされたそれらの支持部13および14と共にキャリッジ11および12によって形成され、ロール3および4ならびに細いロール5に従うブロックの巻取ロール2に対する横移動、より明確には、横振動を防止するように設計される。ただし、ロール3および4ならびに細いロール5により形成されるユニットの垂直方向位置は、図2に関連して説明されたように、巻き取りの間に増加する巻取ロール2の直径に適合する。圧力シリンダ21および23は、巻取ロール2と細いロール5との間に調整可能な接触圧力を定めて結果として生じる垂直方向の振動を吸収するために、空気圧式であると好ましい。圧力シリンダ19も、好ましくは、空気圧式とされる。既に述べられたように、ウェブ1は、好ましくは、ロール6からロール3に略水平に進行し、それにより、結果として残存するロール3および細いロール5の垂直方向移動、すなわち、垂直方向振動(巻取ロール2のランアウトによる)は、ロール3にウェブ1が供給される場合のように、ウェブ1における張力の実質的変化を生じさせない。
【0030】
図1eの位置において、細いロール5に対する作用力は、以下のように分配される。
【0031】
ロール3および4(インタロックされている)の重量Wは、細いロール5を介して、巻取ロール2によって支持される。ロール3およびロール4は、好ましくは、同じ重量を有する。ただし、それらの重量Wのうちの少なくとも少量△Wは、好ましくは、前記ロール3および4の各端部に配置された圧力シリンダ21および23によって支持され、前記圧力シリンダは、各端部で、その量の半分、すなわち、△W/2を引き上げる。好ましくは、量△Wは、細いロール5によって巻取ロール2に加えられる圧力が細いロール5の中央で最大となり、その端部に向けて徐々に減少することを成し遂げるのに十分となるように選択される。それでも、圧力シリンダ21および23の引張力△W/2は制限され、細いロール5は、ウェブ位置の全幅にわたって巻取ロール2と接したままとなる。その結果、ウェブ1と巻取ロール2との間におけるエアの巻き込みを減少させる細いロール5の効率が、細いロール5と巻取ロール2との接触領域におけるウェブ1の中央から端部に向けたウェブ1と巻取ロール2との間に捕捉されたエアの排除を支援するように更に改善される。実際には、各端部において圧力シリンダ21および23によって発せられる△W/2の上向き引張力は、差動式(各端部で)の圧力シリンダ21および23に、上向きの一定の力W/2を起こす第1の圧力(a)を供給すると共に、下向きの力(W/2−△W/2)を起こす第2の圧力(b)を加えることによって得られ、それゆえに、ロール3および4の各端部における結果的な力が上方に向けられた△W/2となる。
【0032】
細いロール5およびロール3および4の接触に関して、細いロール5を介して巻取ロール2によって支持されるロール3および4の重量の少なくとも一部によるロール3および4への細いロール5の反力は、できるだけ小さく維持されると好ましく、ロール3および4は、その正確な位置決めを確保すると共に、細いロール5の曲がりおよび振動を防止する。従って、細いロール5とロール3との間におけるウェブ1の圧縮は、低く維持され、その結果、ウェブ1を損傷させることを防止する。そのような観点から、細いロール5の軸によって範囲が定められ、ロール3の軸を包含する半平面と、細いロール5の軸によって範囲が定められ、ロール4の軸を包含する半平面との角度は、できるだけ小さいと好ましく、例えば、130°とされる。この結果、ロール3および4への細いロール5の作用力は、適切であれば、巻取ロール2から細いロール5に加えられる所定の力に最小化される。
【0033】
実際には、巻取ロール2は、その自重とその端部で支持されているという事実により、わずかに下方に撓む。ただし、適切に設計されていれば、巻取ロール2は、細いロール5ならびにロール3および4よりも硬く、その結果、巻取ロール2は、細いロール5ならびにロール3および4がそうするであろうものよりは、下方には撓まない。実際、ロール3および4ならびに細いロール5は、上述のように、少なくともウェブ1の幅にわたって細いロール5を支持し続ける巻取ロール2と同じ量だけ撓む。ただし、圧力シリンダ19は、細いロール5の各端部で、いかなる幅の巻取ロール2についても、細いロール5の両端部がロール3および4に接することを確保するのに十分な上向きの力を発するのが好ましい。
【0034】
図1eに示されるように、細いロール5は、巻取ロール2の頂部と接すると好ましい(あるいは、他の実施形態では、巻取ロール2は、細いロール5の頂部と接する)。従って、巻取ロール2と細いロール5との接線速度は、細いロール5とロール3との接線速度と同様に、ウェブ1の幅の各点で実質的に同一となり、ウェブ1に全く摩擦が発生しない。これは、細いロール5が巻取ロール2と横に接する場合には、成し遂げられない(それゆえに、ロール3および4は、細いロール5に横方向に側面を接している)。実際、ロール3および4は、それぞれ実質的に同じ一定の下向きの量だけ撓み(それらが同一に設計されている場合)、巻取ロール2は、ウェブ1が巻き取られることによりその直径が増加するにつれて更に変化する他の量だけ撓む。その結果、ロール3および4は、その長さ全体にわたって巻取ロール2に細いロール5を正確に位置決めすることができず、これは、ロール3と細いロール5との間、および、細いロール5と巻取ロール2との間に接線速度ベクトルの差をもたらし、それゆえに、ウェブ1上の摩擦を引き起こす。更に、細いロール5は、一方の側のロール3および4と他方の側の巻取ロール2との間に、その全長さにおいて正確に挟まれていないので、わずかに振動しさえする。
【0035】
他の好ましい実施形態では、これまで説明されたものと同様の装置が提案されるが、図1aから図1eまでのものと比べて変更されたステップを備える。この装置の初期位置は、図1aのものと同じである。第1キャリッジ11および第2キャリッジ12の変位は、図1aから図1cへの進行について説明されたものと同様に実行されるが、横方向変位は、装置が図1cの状態の代わりに図4の状態に到達するように変更される。そして、細いロール5は、図1cから図1dへの進行について説明されたように、ロール3と接触するまでロール4に沿って移動される。第1キャリッジ11および第2キャリッジ12(上述のようにインタロックされた支持部13および14と共に)により形成されるブロックは、図1dの位置に進むように横方向にシフトされ、図1eの位置に達する。
【0036】
更なる実施形態では、水平方向に続くスペースを得ることを可能にする同様の装置が提案される。図1aから図1eに関連して示された実施形態において、ロール3は、実質的に垂直方向に整列されるように示されたロール8および9に対して横方向にシフトされる。同様に、ロール4および細いロール5は、実質的に整列されるように示されたロール6および7に対して横方向にシフトされる。従って、装置が図1aのような開状態にある際、装置は、水平方向のしかるべき位置にある。例えば、ロール3を一方のキャリッジにマウントすると共に、ロール8および9を更なるキャリッジにマウントすることも可能であり、双方は横方向に移動自在となる。同様に、ロール4および細いロール5は、一方のキャリッジにマウントされ得る一方、ロール6および7は、他方のキャリッジにマウントされ得て、双方は横方向に移動自在となる。従って、装置が、先の実施形態において図1aにより例示された開状態にある際、ロール3,8および9をアイドルロール10と巻取ロール2との間におけるウェブ1のパスの一方の側でほぼ垂直に整列させることができると共に、ロール4,6および7を前記パスの他方の側でほぼ垂直に整列させることもできる。それゆえに、前もってロール3からロール8および9を離間させる水平方向距離、および、ロール6および7からロール4および細いロール5を離間させる水平方向距離を節減することができる。そして、ロール3ならびにロール8および9を支持する双方のキャリッジは、ウェブ1に向けてそれと接するように同時に移動されてもよく、それから(すなわち、結果的に同時に)、ロール4、細いロール5ならびにロール8および9を支持する双方のキャリッジが、ロール3および4ならびに細いロール5が図1cにおいて先に例示された位置に達するまでウェブ1に向けて同時に移動されてもよい。この段階で、ロール8および9ならびロール6および7は、ウェブ1を閉じる先に述べられたジョーを形成するが、前記ジョーは、図5に示されるように、ロール3および4ならびに細いロール5によって実質的に垂直に整列される。この位置から、ロール8および9のキャリッジおよびロール6および7のキャリッジは、図1cに示された位置に達するように水平方向に同時にシフトされ、それから、先の実施形態の引き続くステップが通常どおり行われる。但し、前記シフト操作の前に、先の実施形態で図1cにおいて説明された装置の位置から図1dの位置に進行させる上述のステップを前もって実行することも可能である。
【0037】
先に説明された異なる実施形態において、装置が規準巻取位置(すなわち、図1eに示される位置)にある際、ウェブ1は、ロール3と細いロール5との間を通って、細いロール5と巻取ロール2との間に達する。代わりに、巻取ロール2にウェブ1を巻き取るためのロール3および4ならびに細いロール5を備える装置において異なるパスを経てウェブ1を通することも可能である。
【0038】
例えば、図6aに示されるように、ウェブ1は、まずロール4と細いロール5との間を、そしてロール3と細いロール5との間を進行し、最終的に細いロール5と巻取ロール2との間に達してもよい。この場合、装置は、細いロール5が巻取ロール2への巻き取りのコースにおけるウェブ1のパスの一方の側に配置され、ロール3および4が巻取ロール2への巻き取りのコースにおけるウェブ1のパスの他方の側に配置される開位置を有すると好ましい。そして、装置が規準巻取位置にもたらされた際(例えば、巻取ロール2に向けてロール3および4ならびに細いロール5を固定されるであろう位置に移動させるか、あるいは、ロール3および4に向けて細いロール5および巻取ロール2を固定されるであろう位置に移動させることにより)、ウェブ1は、それに応じて通されるであろう。
【0039】
図6bに示されるように、ウェブ1は、ロール3と細いロール5との間あるいはロール4と細いロール5との間を通過させることなく、細いロール5および巻取ロール2の間を直接通過させてもよい。この場合は、装置は、ロール3および4ならびに細いロール5のすべてが巻取ロール2への巻き取りのコースにおけるウェブ1のパスの同じ側に配置される開位置を有すると好ましい。更に、ロール3および4ならびに細いロール5は、規準巻取位置におけるそれらに既に対応するそれらの相対位置を有すると好ましい。そして、装置がその規準巻取位置にもたらされた際(例えば、巻取ロール2に向けてロール3および4ならびに細いロール5を固定されるであろう位置に移動させるか、あるいは、細いロール5ならびにロール3および4に向けて巻取ロール2を固定されるであろう位置に移動させることにより)、ウェブ1は、それに応じて通されるであろう。
【0040】
図6aおよび図6bの実施形態において、装置は、更に、規準巻取位置において細いロール5をロール3とロール4との間に自動的に位置決めする手段を有すると好ましい。更に、巻取ロール2が移動自在である場合には、巻取ロール2の直径に適合させるために、規準巻取位置での巻き取りの間に移動する巻取ロール2が好ましい。
【0041】
図1〜図5に関連して説明された実施形態において、ウェブ1は、装置が規準巻取位置にある際、ロール3と細いロール5との間を通って細いロール5と巻取ロール2との間に達する。更に、ロール3および4ならびに細いロール5は、開位置から規準巻取位置に移動自在であり、巻取ロール2の位置は固定される。容易なセットを可能にするためには、固定されるか移動自在な位置にロールを定める代替的な可能性がある。例えば、ロール4および細いロール5の位置を固定させると共に(ただし、装置は、更に、前記規準巻取位置において細いロール5をロール3とロール4との間に自動的に位置決めする手段を有すると好ましい)、ロール3および巻取ロール2を規準巻取位置に達するように移動自在にすることも可能である。そして、巻取ロール2の直径に適合させるために、規準巻取位置での巻き取りの間に移動する巻取ロール2が好ましい。
【0042】
上述された本発明の実施形態において、巻取ロール2にウェブ1を巻き取るためのロール3および4ならびに細いロール5を備える3つのロールシステムは、ロール6,7,8および9により形成されるジョーから独立に使用され得ることは理解されよう。
【0043】
もちろん、本発明は、上述の実施形態に制限されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1a】 本発明による装置の動作を示す図であって、該装置のロール群の概略側面図である。
【図1b】 本発明による装置の動作を示す図であって、該装置のロール群の概略側面図である。
【図1c】 本発明による装置の動作を示す図であって、該装置のロール群の概略側面図である。
【図1d】 本発明による装置の動作を示す図であって、該装置のロール群の概略側面図である。
【図1e】 本発明による装置の動作を示す図であって、該装置のロール群の概略側面図である。
【図2】 ロール群とキャリッジとの間の機械的関連を示す概略側面図である。
【図3】 インタロックしているサポート同士の下部の概略側面図である。
【図4】 本発明の代替的な実施形態の概略側面図である。
【図5】 本発明の他の代替的な実施形態の概略側面図である。
【図6a】 本発明による装置のロール群にウェブを通すための代替的可能性を示す図である。
【図6b】 本発明による装置のロール群にウェブを通すための代替的可能性を示す図である。

Claims (16)

  1. 少なくとも1つのウェブ(1)を巻取ロール(2)に巻取り、少なくとも、前記巻取ロール(2)と互いに平行をなす第1のロール(3)、第2のロール(4)および第3のロール(5)を備える装置であって、前記装置は、
    前記第1および第2のロール(3,4)および前記巻取ロール(2)のそれぞれが前記第3のロール(5)に接触し、
    前記第1のロール(3)と前記第2のロール(4)との間、前記第1のロール(3)と前記巻取ロール(2)との間、および、前記第2のロール(4)と前記巻取ロール(2)との間には接触が存在せず、
    前記第3のロール(5)の軸により範囲が定められると共に前記第1のロール(3)の軸(17)を含む第1の半平面と、前記第3のロール(5)の軸により範囲が定められると共に前記第2のロール(4)の軸(18)を含む第2の半平面との間に定められる第1の角度が180°より小さく、
    前記第3のロール(5)の軸により範囲が定められると共に前記巻取ロール(2)の軸を含む第3の半平面と、前記第のロール(5)の軸により範囲が定められると共に交線を含む第4の半平面との間に定められる第2の角度が90°より大きく、前記交線が、前記第1の角度の二等分平面と、前記第1のロール(3)の軸(17)および前記第2のロール(4)の軸(18)を含む平面との交線である、規準巻取位置を有しており、
    前記装置が前記規準巻取位置にある際に、前記第3のロール(5)を前記第1および第2のロール(3,4)と前記巻取ロール(2)との間で自由に位置決めかつ整列させる手段(19,25,26,27,28,29,30)を備え
    前記規準巻取位置では、前記ウェブ(1)が、少なくとも前記第3のロール(5)と前記巻取りロール(2)との間を通過するように意図されていることを特徴とする装置。
  2. 前記第1、第2および第3のロール(3,4,5)が前記巻取ロール(2)への巻き取りのコースにおける前記ウェブ(1)のパスから外れて配置される開位置を更に有しており、前記第1、第2および第3のロール(3,4,5)のうち、少なくとも一つのロールのベアリングと、前記巻取ロール(2)とが、前記開位置と前記規準巻取位置との間の前記装置から位置変化を可能にするように移動自在であることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記規準巻取位置では、前記第2の角度が実質的に180°であることを特徴とする請求項1または2に記載の装置。
  4. 前記規準巻取位置では、前記第3の半平面が実質的に垂直であることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の装置。
  5. 前記装置が前記規準巻取位置にある際に、前記巻取ロール(2)のいかなる幅についても、前記第3のロール(5)の端部領域が前記第1および第2のロール(3,4)に接するように、ロード手段(19)が前記第3のロール(5)のベアリングに力を加えることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の装置。
  6. 前記装置が前記規準巻取位置にある際に、前記巻取ロール(2)の直径に適合するように、前記第3の半平面に直角ではない共通の方向に沿って、前記第1、第2および第3のロール(3,4,5)のベアリングを移動させる手段(11,12,19,20,21,22,23,24)を備え、前記巻取ロール(2)のベアリングが前記規準巻取位置に固定・保持されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の装置。
  7. 前記装置が前記規準巻取位置にある際に、前記巻取ロール(2)の直径に適合するように、前記第3の平面に平行な共通の方向に沿って、前記第1、第2および第3のロール(3,4,5)のベアリングを移動させる手段(11,12,19,20,21,22,23,24)を備え、前記巻取ロール(2)のベアリングが前記規準巻取位置に固定・保持されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の装置。
  8. 前記第1および第2のロール(3,4)が互いに対して共に自由に移動しないように、前記第1および第2のロール(3,4)のベアリングを選択的にインタロックするインタロック手段(13a,14a、15,16)を備えることを特徴とする請求項6または7に記載の装置。
  9. 前記規準巻取位置では、前記第3のロール(5)の軸(31)が前記巻取ロール(2)の軸よりも高いレベルに配置され、前記第1、第2および第3のロール(3,4,5)の重量が前記第3のロール(5)を介して前記巻取ロール(2)によって少なくとも部分的に支持され、それにより、前記第3のロール(5)が前記巻取ロール(2)に圧力を加えることを特徴とする請求項6ないし8のいずれかに記載の装置。
  10. 前記装置が前記規準巻取位置にある際に、前記第3のロール(5)により前記巻取ロール(2)に作用させられる圧力が前記巻取ロール(2)の中央領域で最大化されると共にその端部に向けて徐々に減少するように、前記第1および第2のロール(3,4)のベアリングに、前記第3の半平面に平行な成分を有して前記巻取ロール(2)から離れるように向けられた力を作用させるロード手段(21,23)を備えることを特徴とする請求項に記載の装置。
  11. 前記ウェブ(1)と接するようになる前記第1および第2のロール(3,4)のうちの各ロールについて、選択的に、該ロールを前記ウェブ(1)のそれらに実質的に対応する方向および接線速度で回転させるか、あるいは、アイドルロールとして作用させるかする手段を備えることを特徴とする請求項1〜10の何れか一項に記載の装置。
  12. 前記装置が前記規準巻取位置にないときに、前記第3のロール(5)が前記第1または第2のロール(3,4)と直接に接触する際に、少なくとも前記第1または第2のロール(3,4)をアイドルロールとして作用させるか、あるいは、ある方向および速度で回転させるかする手段を備え、それにより、前記第3のロール(5)が前記ウェブ(1)のそれらに実質的に対応する方向および接線速度で摩擦により回転駆動されることを特徴とする請求項1〜11の何れか一項に記載の装置。
  13. 前記第3のロール(5)が前記第1のロール(3)にまた接するまで、前記第2のロール(4)の外周に沿って前記第3のロール(5)を進行させる手段(18,19,20)を備えることを特徴とする請求項1〜12の何れか一項に記載の装置。
  14. 前記第1および第2のロール(3,4)は、同一の重量を有することを特徴とする請求項1〜13の何れか一項に記載の装置。
  15. 前記第1および第2のロール(3,4)は、同一の直径を有することを特徴とする請求項1〜14の何れか一項に記載の装置。
  16. 前記第1および第2のロール(3,4)の直径は、前記第3のロール(5)の1〜6倍の直径であることを特徴とする請求項1〜15の何れか一項に記載の装置。
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