JP2002293428A - 粉粒体切出し搬送方法及び装置 - Google Patents

粉粒体切出し搬送方法及び装置

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JP2002293428A
JP2002293428A JP2001099837A JP2001099837A JP2002293428A JP 2002293428 A JP2002293428 A JP 2002293428A JP 2001099837 A JP2001099837 A JP 2001099837A JP 2001099837 A JP2001099837 A JP 2001099837A JP 2002293428 A JP2002293428 A JP 2002293428A
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granular material
cutting
cut
gas
powder
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Application number
JP2001099837A
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English (en)
Inventor
Shinobu Kumagai
忍 熊谷
Shinichi Isozaki
進市 磯崎
Yutaka Kohama
豊 小浜
Mineo Mochizuki
峰生 望月
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NKK Plant Engineering Corp
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Plant Engineering Corp
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
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  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 貯蔵ホッパ等に貯蔵された微粉炭、廃プラス
チック等の粉粒体を排出口に切り出して搬送する粉粒体
切出し搬送方法及び装置に関する。 【解決手段】 粉粒体を搬送管7a,7b,11に切り
出して気流搬送する方法であって、切出し搬送ガスを粉
粒体に対して間欠的に噴射することにより、切出し搬送
ガスに脈動を与えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貯蔵ホッパ等に貯
蔵された微粉炭、廃プラスチック等の粉粒体を排出口に
切り出して搬送する粉粒体切出し搬送方法及び装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】高炉などの供給端に微粉炭や鉱石粉(以
下単に粉粒体と記す)などを吹き込む吹き込み装置は、
一般に、粉粒体を収容するインジェクションタンクと、
このインジェクションタンク内の粉粒体を高炉に送給す
る役目を有する粉粒体供給ノズルを備えた構造になって
いる。
【0003】図7は、このような吹込み装置の一例を示
すものであり、特開平5−124727号公報に開示さ
れた粉粒体の吹き込み装置の説明図である。同公報に開
示された吹き込み装置は、微粉炭などの粉粒体32を貯
留するインジェクションタンク31、粉粒体32を高炉
Bに送給する粉粒体供給ノズル33、一端が高炉Bの羽
口側に接続され、他端が供給ノズル33の先端に接続さ
れた送給経路34を備えている。
【0004】そして、送給経路34には高圧エアーの供
給をするためのブースターライン35が設けられてい
る。また、供給ノズル33内に残留した粉粒体をインジ
ェクションタンク31内に排出するための逆送ライン3
6、粉粒体32の流動層を形成するための流動層形成ラ
イン38が設けられ、これら逆送ライン36及び流動層
形成ライン38には高圧不活性ガス(例えば窒素ガスな
ど)が供給されるようになっている。
【0005】上記のように構成された粉粒体の吹き込み
装置においてインジェクションタンク31内の粉粒体3
2を高炉Bへ吹き込むに当たっては、ブースターライン
35により高圧のエアーを送給経路34内に供給し、送
給経路34内のブローを行った後、供給ノズル33の先
端部に設けたバルブ33aを開状態にする。これによっ
て、インジェクションタンク31内の粉粒体32は、供
給ノズル33および送給経路34を通って高炉B内へ吹
き込まれる。このときインジェクションタンク31内の
粉粒体32の流動化を図るとともに、インジェクション
タンク31内の圧力を一定に保つように、流動層形成ラ
イン38を通して、不活性ガスを常に供給する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術には次のような問題点がある。不活性ガスによ
って粉粒体を流動化させているが、粉粒体が例えば廃プ
ラスチック、木材、RDF(ゴミ固形燃料:Refuse(廃
棄物)Derived(導かれた)Fuel(燃料))のような大
粒径粉体(粒径1mm〜10mm)の場合や、フィルム
状の廃プラスチックの場合には圧密されやすく、流動化
が困難であり、粉粒体を定量安定供給するのが難しい。
【0007】また、粉粒体を気流搬送する際には、切出
し口の切出し管径を大きくして、搬送管は小径にするの
が一般的である。なぜなら、粉粒体の切出し口では粉量
体の密度が高いので閉塞防止の観点から管径を大きくす
る必要があり、一方、搬送管の途中では搬送ガスの流量
を抑えて流速を早くするには管径を小さくする必要があ
るからである。ただ、このように搬送経路の途中で管径
に差がある場合、管径が縮小する部位で切出される原料
が搬送ラインを閉塞するという問題がある。また、配管
径が同じであってもバルブ設置部などでは閉塞を生じや
すいという問題もある。もっとも、搬送用のガスを多量
に供給することで閉塞防止を図ることも不可能ではない
が、この場合、膨大なキャリアガスが必要となりエネル
ギーロスのみならず搬送管の摩耗が激しくなるという問
題がある。
【0008】本発明はかかる問題点を解決するためにな
されたものであり、粉粒体を搬送管に安定的に定量切出
して、閉塞を生ずることなく搬送できる粉粒体切出し搬
送方法及び装置を得ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る粉粒体切出
し搬送方法は、粉粒体を搬送管に切り出して気流搬送す
る方法であって、切出し搬送ガスを前記粉粒体に対して
間欠的に噴射することにより、切出し搬送ガスに脈動を
与えるようにしたものである。
【0010】また、粉粒体を搬送管に切り出して気流搬
送する方法であって、前記粉粒体を定量化して前記搬送
管に間欠的に切出し、前記粉粒体が切り出された搬送管
に搬送ガスを供給して気流搬送するものである。
【0011】また、本発明に係る粉粒体切出し搬送装置
は、粉粒体を貯蔵する貯蔵容器と、該貯蔵容器内の粉粒
体を定量化する機械式定量化装置と、定量化された粉粒
体を排出口に向けて切り出して搬送するための切出し搬
送ガスを前記粉粒体に向けて間欠的に噴射するガス噴射
手段と、前記排出口に連結されて前記粉粒体を気流搬送
する搬送管とを備えたものである。
【0012】また、粉粒体を貯蔵する貯蔵容器と、該貯
蔵容器内の粉粒体を定量化する機械式定量化装置と、定
量化された粉粒体を排出口に向けて切り出すための切出
しガスを前記粉粒体に向けて噴射するガス噴射手段と、
前記排出口に連結されて前記粉粒体を気流搬送する搬送
管と、該搬送管に搬送ガスを供給する搬送ガス供給手段
とを備えたものである。
【0013】また、機械式定量化装置は、複数の升を有
する回転式テーブルフィーダであることを特徴とするも
のである。
【0014】また、回転式テーブルフィーダは、升と升
との間に仕切壁を有し、前記ガス噴射手段は前記升又は
前記仕切壁の上方に配置されてガスを噴射することを特
徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は本発明の一
実施の形態の粉粒体切出し装置の説明図である。本実施
の形態の粉粒体切出し装置は、廃プラスチック等の粉粒
体を貯蔵する貯蔵ホッパ1と、この貯蔵ホッパ1の下方
に並列配置された2基の吹込みホッパ3a,3bと、各
吹込みホッパ3a,3bの下部に設けられて吹込ホッパ
3a,3b内の粉粒体を複数の排出口(この例では3
個)へ連続的に定量切出しする回転式テーブルフィーダ
5a,5bとを備えている。吹込みホッパ3a,3bは
導入管6a,6bによって貯蔵ホッパ1と連結され、導
入管6a,6bにはそれぞれ導入弁8a,8bが設けら
れている。
【0016】回転式テーブルフィーダ5a,5bの複数
の排出口にはそれぞれ切出管7a,7bが接続されてお
り、これら各切出管7a,7bには切出弁10a,10
bが設けられると共に、各切出管7a,7bの端部は反
応炉9に連結する複数の吹込み配管11に接続されてい
る。
【0017】また、回転式テーブルフィーダ5a,5b
には粉粒体を切り出すと共に、切り出された粉粒体を搬
送するための切出し搬送エアーを供給するための切出し
搬送エアー配管12a,12bが接続されている。
【0018】図2は吹込ホッパ3aの下部に設置された
回転式テーブルフィーダ5aの説明図である。以下、図
2に基づいて回転式テーブルフィーダ5aの構成を説明
する。回転式テーブルフィーダ5aは、底板13と、底
板13の上面中央部に配置され、図示しないモータによ
って回転する回転部15と、該回転部15に一定の間隔
をもって放射状に設けられた一定の厚みを有する複数の
仕切板17と、底板13の外周及び仕切板17の外周を
囲むように設けられた筒状の外殻19とを備えている。
そして、仕切板17、底板13、外殻19で囲まれた空
間が粉粒体20を定量化する升22を形成している。
【0019】底板13の周方向でほぼ3等分した位置に
は排出口21が設けられており、各排出口21の直上部
には少なくとも3個の升22を覆うように摺切板23が
固定されている。なお、摺切板23で少なくとも3個の
升22を覆うようにしたのは、回転式テーブルフィーダ
5aが停止している状態において、仕切板17と排出口
21との相対位置がどのような関係にあっても、排出口
21から粉粒体20が排出されないようにするためであ
る。
【0020】各排出口21には切出管7aが接続されて
いる。また、摺切板23における各排出口21の上方に
は切出し搬送エアーを噴出する噴射ノズル25(図3参
照)が設けられている。噴射ノズル25は摺切板23の
上にチャンバ26と共に取り付けられ、仕切板17と同
様に放射方向一列に複数設置されている。すなわち、枡
22の上方に噴射ノズル25が配置され、回転式テーブ
ルフィーダ5aの回転で枡22の前後にある仕切板17
が一定時間毎に噴射ノズル孔を遮るようになっている。
【0021】このように、仕切板17と噴射ノズル25
を配置することで、噴射ノズル25が升22の上にある
ときには噴射ノズル25から噴出するエアーが桝22内
に充填された粉粒体を吹き飛ばし下方の切出管7a,7
bに導き、噴射ノズル25が桝前後の仕切板17の上に
あるときには噴射ノズル25から噴出するエアーは仕切
板17で遮られ下方への空気の流れが瞬時遮断され、こ
の結果、搬送ラインのエアー流に脈動(疎密波)が生ず
る。
【0022】図3は回転式テーブルフィーダ5aから粉
粒体20を切り出す際の動作説明図であり、回転式テー
ブルフィーダ5aを展開してその一部を示したものであ
る。また、図4は噴射ノズル25と仕切板17及び升2
2の位置関係及び、この位置関係と切出し搬送エアーの
流速の関係の説明図である。なお、図3と図4では回転
式テーブルフィーダ5aの回転方向は反対向きに記載さ
れている(図3では図中右方向、図4では図中左方
向)。以下、図3、図4に基づいて回転式テーブルフィ
ーダ5aの動作を説明する。図3に示すように、回転式
テーブルフィーダ5aの回転により、吹込ホッパ3a内
の粉粒体20が升22の中に入り込み、排出口21に向
かって移動する。そして、排出口21に近くなると摺切
板23によって余分な粉粒体20が摺り切られる。摺り
切られた後は、その升22は摺切板23の下方を通過し
て排出口21へと移動する。この移動中には升22は摺
切板23に覆われるので余分な粉粒体が入ることはな
い。
【0023】升22が排出口21の上にくると、噴射ノ
ズル25から噴射される切出し搬送エアーにより粉粒体
は排出口21に一気に排出される。この噴射ノズル25
の下方を升22が通過している間(図4におけるMTで
示す部分)は、この噴射ノズル25からの切出し搬送エ
アーが排出口21を通じて切出管7a,7bに出て行
き、搬送流を形成する。そして、切り出された粉粒体2
0はこの搬送流に乗って搬送管内を流れて行く。回転式
テーブルフィーダ5aの回転により仕切板17が噴射ノ
ズル25の下方に来て、仕切板17が噴射ノズル25の
下方を通過している間(図4におけるSTで示す部分及
び図中のA,B状態)は、噴射ノズル25から噴射され
ている切出し搬送エアーは仕切板17に遮られて排出口
には届かない。したがって、この間は図4に示すよう
に、流速が急激に低下する。さらに、回転式テーブルフ
ィーダ5aが回転して、仕切板17が噴射ノズル25の
下方を通過すると(図中のCで示す状態)、再び升22
が噴射ノズル25の下方に位置し、上記と同様に粉粒体
が切り出される。
【0024】以上のように、噴射ノズル25から噴射さ
れる切出し搬送エアーは升22通過時と仕切板17通過
時で間欠的に搬送管に供給されることになる。この結
果、搬送流に脈動が生じ、この脈動により粉粒体の詰ま
り防止が効果的に行われる。
【0025】その後、空になった升22は、図3に示す
ように、摺切板23の下を通過した後、新たな粉粒体2
0が投入され、次の排出口21で同様の動作により定量
切出しされる。
【0026】なお、搬送流に生ずる脈動の強弱は仕切板
17の厚さによって異なるので切出しの対象になる粉粒
体の性状によって板厚を使い分けることにより閉塞防止
あるいは閉塞状態の解除に効果的である。この点をさら
に説明する。図5(a)に示すように、升22の幅を
B、仕切板17の幅をtとすると、Bとtの関係によっ
て脈動の強弱を設定できる。すなわち、B:tの比の値
が大きいほど脈動が小さく、逆にB:tの比の値が小さ
いほど脈動が大きくなる。
【0027】ここで、考慮すべきこととして、回転式テ
ーブルフィーダ5aの周方向の長さが一定であれば仕切
板17の幅tが大きくなればその分だけ升22の幅が小
さくなり、切り出される粉粒体の量が少なくなる点があ
る。例えば、極端な例として、B:tが50:50の場
合、切出し量と時間の関係は、図5(b)に示すように
なり、平均的切出し量は仕切り板の厚みが無視できるほ
ど薄い場合の約50パーセントになる。そこで、この点
を考慮して、B:tの関係を経験的に特定する。
【0028】B:t=95:5よりもBが大きくなると
脈動が弱くなりすぎて詰まり防止に対して効果的でな
い。一方、B:t=70:30よりもBが小さくなると
今度は切出し量が小さくなって効率的な切出しという観
点から好ましくない。したがって、B:t=95:5〜
70:30の範囲が好ましい。
【0029】また、粉粒体を切り出している継続時間、
すなわち升22が噴射ノズル25の下方を通過している
時間については0.1〜2.0(秒)が好ましい。2.
0を上限としたのは、切り出し継続時間がこれ以上にな
ると、詰まり防止に有効な脈動が得られないからであ
る。また、下限値を0.1としたのは、本実施の形態の
ように切り出し継続時間を機械的に規定するものとして
は、0.1が実際上は限界と考えられるからである。た
だ、継続時間をさらに短時間にできる技術を排除するも
のではない。
【0030】次に、粉粒体切出し装置全体の動作を説明
する。まず、貯蔵ホッパ1に粉粒体を投入し、吹込みホ
ッパ3b側の導入弁8bを閉、吹込みホッパ3a側の導
入弁8aを開にする。これによって、貯蔵ホッパ1内の
粉粒体が吹込みホッパ3aに導入される。吹込みホッパ
3aの重量を図示しないロードセルで計量して、重量が
上限値に達すると、導入弁8aを閉にする。
【0031】上記のようにして、吹込みホッパ3a内に
粉粒体が所定量充填されると粉粒体の切り出しを開始す
る。切出し開始に際しては、回転式テーブルフィーダ5
aに切出し搬送エアーを供給すると共に、回転式テーブ
ルフィーダ5aを駆動して、前述したように、各排出口
21から各切出管7aに粉粒体を連続的に切り出す。こ
のとき、各排出口21から排出される粉粒体は升22
(図3参照)によって定量化され、かつ排出口21が周
方向均等配置されているので、各排出口21からは常に
一定量が切り出されることになる。そして、このときに
搬送エアーに脈動が生じで閉塞が効果的に防止されるの
は前述の通りである。
【0032】吹込みホッパ3aからの切出しが開始され
ると、導入弁8bを開にして貯蔵ホッパ1内の粉粒体を
吹込みホッパ3bに導入し、導入が完了したら導入弁8
bを閉にし、を吹込みホッパ3b内の圧力を所定値まで
昇圧して待機させる。なお、吹込みホッパ3bへの粉粒
体の導入は、吹込みホッパ3aへの導入が完了した直後
でもよいし、あるいは吹込みホッパ3aからの切出しが
開始して所定時間経過後でもよいが、吹込みホッパ3a
内の粉粒体の切出しが終了するまでに、吹込みホッパ3
bへの粉粒体の導入が完了するようにする。
【0033】吹込みホッパ3aからの切出しにより、吹
込みホッパ3aの重量が下限値になると、切出し弁10
aを閉にして吹込みホッパ3aからの切出しを停止する
と共に、吹込みホッパ3bからの切出し動作を開始す
る。吹込みホッパ3bからの切出し動作は、前述した吹
込みホッパ3aからの切出し動作と同様である。以上の
ようにして、2台の吹込みホッパ3a,3bを順次切り
替えて、連続的な切出しを行う。
【0034】以上のように、本実施の形態においては、
回転式テーブルフィーダ5a,5bによって粉粒体を定
量化して連続的に切り出すようにしたので、各吹込み配
管11に一定量ずつ切り出すことができ、炉側での均等
燃焼が可能となる。また、切出し搬送エアーが仕切板1
7によって間欠的に遮断され、搬送エアーに脈動が生じ
るようにしたので、粉粒体による閉塞を効果的に防止で
きる。
【0035】さらに、貯蔵ホッパ1内に投入した粉粒体
を吹込みホッパ3a,3bに導入して、それぞれの吹込
みホッパ3a,3bを切り替えて使用するようにしたの
で、粉粒体を吹込み配管11に連続的に切り出すことが
できる。
【0036】なお、上記の実施の形態においては、排出
口21を3個設けた例を示したが、1個、2個又は4個
以上であってもよい。また、上記実施の形態において
は、切出し搬送エアーを粉粒体に対して間欠的に噴射す
る例として、噴射ノズル25からは連続的にエアーを噴
射して、仕切板17によって間欠的にエアーを遮断する
ことによって、粉粒体に対して間欠的にエアーが噴射さ
れるようにした例を示した。しかし、本発明はこれに限
られるものではなく、噴射ノズル25からの噴射自体を
間欠的にしてもよい。このようにすれば、装置(升や仕
切板の幅の相対比)や切出し量(回転数)とは無関係
に、粉粒体の特性に応じた、任意の脈動流を形成するこ
とができる。
【0037】実施の形態2.図6は本発明の他の実施の
形態の説明図である。図において、実施の形態1を示し
た図1〜図3と同一部分又は相当部分は同一符号を付し
てある。実施の形態1においては、噴射ノズル25から
噴射するエアーが切出しエアー及び搬送エアーを兼ねる
タイプのものにおいて、切出しエアーの搬送ラインへの
噴射を間欠的にすることによって、搬送流に脈動を生じ
させるというものであった。これに対して、本実施の形
態においては、搬送管11に常に搬送エアーを流してお
き、切出しエアーでは回転式テーブルフィーダ5aから
の粉粒体の切出しを主として行い、切出し管7aに切り
出された粉粒体は搬送エアーによって搬送するようにし
たものである。すなわち、実施の形態1では、ほぼ連続
的に存在する粉粒体が、ほぼ断続的な動きで搬送される
ようにしたのに対して、この実施の形態2では、ほぼ間
欠的に存在する粉粒体が、ほぼ連続的に搬送されるよう
にしたものである。この点をさらに説明する。
【0038】搬送管11内では、搬送エアーは常時流れ
ているので、エアーの脈動という現象は生じない(生じ
たとしても弱い)が、粉粒体20が間欠的に切出し管7
aから搬送管11に供給されるため、搬送管11内では
粉粒体20が密に流れる部分と疎に流れる部分というよ
うに粉粒体の流れに疎密が形成されることになり、粉粒
体の閉塞防止に効果的な作用をもたらす。
【0039】このように、本実施の形態によれば、回転
式テーブルフィーダ5aからの粉粒体の間欠的な切出し
と常時流れている搬送エアーとによって、前述のよう
に、ほぼ間欠的に存在する粉粒体が、ほぼ連続的に搬送
される状態が形成され、効果的な詰まり防止が実現され
るのである。
【0040】なお、実施の形態2においては、搬送管1
1に流す搬送エアーの量や性質(定常流か脈動流か等)
を変化させることで、粉粒体の性質に適した固気比や閉
塞防止効果を実現できる。また、この実施の形態2にお
いても、切出し管7aでは、実施の形態1と同様に切出
しエアーの脈動により粉粒体の詰まりが防止できるのは
言うまでもない。
【0041】なお、上記の実施の形態においては、粉粒
体を定量化する装置として回転式テーブルフィーダを例
に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限られるも
のではなく、粉粒体を定量化して排出口から間欠的に排
出できるものであれば他の形式のもの、例えばスクリュ
ーフィーダのようなものであってもよい。この場合、実
施の形態1の切出しエアーは噴射ノズルからの噴射その
ものを間欠的に行って粉粒体の排出に同期させるように
すればよい。
【0042】
【実施例】上記の実施の形態1で示した回転式テーブル
フィーダ5aの仕様の具体例を示す。
【0043】
【表1】
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明においは、
粉粒体を搬送管に切り出して気流搬送する方法であっ
て、切出し搬送ガスを前記粉粒体に対して間欠的に噴射
することにより、切出し搬送ガスに脈動を与えるように
したので、粉粒体の閉塞を効果的に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態の説明図である。
【図2】 本発明の一実施の形態の回転式テーブルフィ
ーダの説明図である。
【図3】 本発明の一実施の形態の回転式テーブルフィ
ーダの動作説明図である。
【図4】 本発明の一実施の形態における噴射ノズル2
5と仕切板17及び升22の位置関係と切出しエアーの
流速の関係の説明図である。
【図5】 本発明の一実施の形態における升の幅と仕切
板の厚みとの関係の説明図である。
【図6】 本発明の他の実施の形態の説明図である。
【図7】 従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 貯蔵ホッパ 3a,3b 吹込みホッパ(貯蔵容器) 5a,5b 回転式テーブルフィーダ(機械式定量化装
置) 7a,7b 切出管 11 吹込み配管(搬送管) 12a,12b 切出し搬送エアー配管(図6の12a
にあっては切出しエアー配管)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 磯崎 進市 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 小浜 豊 神奈川県横浜市鶴見区弁天町3番地7 エ ヌケーケープラント建設株式会社内 (72)発明者 望月 峰生 神奈川県横浜市鶴見区弁天町3番地7 エ ヌケーケープラント建設株式会社内 Fターム(参考) 3F047 AA05 AA12 BA02 CA20 3F075 AA07 BA02 BB01 CA06 CA09 CC23 CC29

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉粒体を搬送管に切り出して気流搬送す
    る方法であって、 切出し搬送ガスを前記粉粒体に対して間欠的に噴射する
    ことにより、切出し搬送ガスに脈動を与えるようにした
    ことを特徴とする粉粒体切出し搬送方法。
  2. 【請求項2】 粉粒体を搬送管に切り出して気流搬送す
    る方法であって、 前記粉粒体を定量化して前記搬送管に間欠的に切出し、
    前記粉粒体が切り出された搬送管に搬送ガスを供給して
    気流搬送することを特徴とする粉粒体切出し搬送方法。
  3. 【請求項3】 粉粒体を貯蔵する貯蔵容器と、該貯蔵容
    器内の粉粒体を定量化する機械式定量化装置と、定量化
    された粉粒体を排出口に向けて切り出して搬送するため
    の切出し搬送ガスを前記粉粒体に向けて間欠的に噴射す
    るガス噴射手段と、前記排出口に連結されて前記粉粒体
    を気流搬送する搬送管とを備えたことを特徴とする粉粒
    体切出し装置。
  4. 【請求項4】 粉粒体を貯蔵する貯蔵容器と、該貯蔵容
    器内の粉粒体を定量化する機械式定量化装置と、定量化
    された粉粒体を排出口に向けて切り出すための切出しガ
    スを前記粉粒体に向けて噴射するガス噴射手段と、前記
    排出口に連結されて前記粉粒体を気流搬送する搬送管
    と、該搬送管に搬送ガスを供給する搬送ガス供給手段と
    を備えたことを特徴とする粉粒体切出し装置。
  5. 【請求項5】 機械式定量化装置は、複数の升を有する
    回転式テーブルフィーダであることを特徴とする請求項
    3又は4記載の粉粒体切出し装置。
  6. 【請求項6】 回転式テーブルフィーダは、升と升との
    間に仕切壁を有し、前記ガス噴射手段は前記升又は前記
    仕切壁の上方に配置されてガスを噴射することを特徴と
    する請求項5記載の粉粒体切出し装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110844630A (zh) * 2019-11-22 2020-02-28 广州富港万嘉智能科技有限公司 分料送料装置以及多级分料送料装置

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