JPH10109754A - 粉粒体用ホッパ - Google Patents
粉粒体用ホッパInfo
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- JPH10109754A JPH10109754A JP26294196A JP26294196A JPH10109754A JP H10109754 A JPH10109754 A JP H10109754A JP 26294196 A JP26294196 A JP 26294196A JP 26294196 A JP26294196 A JP 26294196A JP H10109754 A JPH10109754 A JP H10109754A
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- hopper
- lock
- outlet
- lock hopper
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来のロック用ホッパシステムにおいては、
粉粒体の貯蔵量が数倍にスケールアップされた場合に各
ホッパの高さが非常に高くなり、全体の架台の高さも比
例して異常に高くなってしまうなどの不具合がある。 【解決手段】 常圧びん４内の粉粒体をロックホッパ５
内に容れてロックホッパ５の入口弁２２および出口弁２
２を閉じロックホッパ５内を加圧した後に出口弁２２を
開けて加圧供給ホッパ６内へ粉粒体を払い出す粉粒体用
ホッパにおける常圧びん４およびロックホッパ５および
加圧供給ホッパ６それぞれのホッパ部出口を複数段階に
傾斜させる。
粉粒体の貯蔵量が数倍にスケールアップされた場合に各
ホッパの高さが非常に高くなり、全体の架台の高さも比
例して異常に高くなってしまうなどの不具合がある。 【解決手段】 常圧びん４内の粉粒体をロックホッパ５
内に容れてロックホッパ５の入口弁２２および出口弁２
２を閉じロックホッパ５内を加圧した後に出口弁２２を
開けて加圧供給ホッパ６内へ粉粒体を払い出す粉粒体用
ホッパにおける常圧びん４およびロックホッパ５および
加圧供給ホッパ６それぞれのホッパ部出口を複数段階に
傾斜させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ＰＦＢＣ、石炭ガ
ス化炉など加圧炉への燃料の供給、常圧の流動床ボイ
ラ、循環流動床ボイラへの燃料の供給および石灰石、チ
ャーの供給などに適用される粉粒体用ホッパに関する。
ス化炉など加圧炉への燃料の供給、常圧の流動床ボイ
ラ、循環流動床ボイラへの燃料の供給および石灰石、チ
ャーの供給などに適用される粉粒体用ホッパに関する。
【０００２】
【従来の技術】図３はＰＦＢＣ、石炭ガス化炉など加圧
炉への石炭の供給などに使用されている従来のロックホ
ッパシステムの説明図である。図において、気流搬送管
１により空気搬送されて来る石炭は、サイクロン２とバ
グフィルタ３とを通って常圧びん４内に回収され、ロッ
クホッパ５内へ重力落下して供給される。そして、Ｎ2
発生器９とＮ2 供給ライン１２とを使ってロックホッパ
５内へＮ2 を供給し、ロックホッパ５内を加圧供給ホッ
パ６と同じ圧力まで加圧して石炭を加圧供給ホッパ６内
へ重力落下させる。加圧供給ホッパ６内の石炭はロータ
リーフィーダ７により気流分配器８へ定量供給され、気
流分配器８において気流供給管１０から供給されるＮ2
で複数の気流搬送分配管１７へ分配されてガス化炉１８
へ搬送される。
炉への石炭の供給などに使用されている従来のロックホ
ッパシステムの説明図である。図において、気流搬送管
１により空気搬送されて来る石炭は、サイクロン２とバ
グフィルタ３とを通って常圧びん４内に回収され、ロッ
クホッパ５内へ重力落下して供給される。そして、Ｎ2
発生器９とＮ2 供給ライン１２とを使ってロックホッパ
５内へＮ2 を供給し、ロックホッパ５内を加圧供給ホッ
パ６と同じ圧力まで加圧して石炭を加圧供給ホッパ６内
へ重力落下させる。加圧供給ホッパ６内の石炭はロータ
リーフィーダ７により気流分配器８へ定量供給され、気
流分配器８において気流供給管１０から供給されるＮ2
で複数の気流搬送分配管１７へ分配されてガス化炉１８
へ搬送される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のロ
ックホッパシステムにおいては、粉粒体の貯蔵量が数倍
にスケールアップされた場合に常圧びん４、ロックホッ
パ５、加圧供給ホッパ６などがこのような形状のままで
は各ホッパの高さが非常に高くなり、全体の架台の高さ
も比例して異常に高くなってしまうなどの不具合があ
る。
ックホッパシステムにおいては、粉粒体の貯蔵量が数倍
にスケールアップされた場合に常圧びん４、ロックホッ
パ５、加圧供給ホッパ６などがこのような形状のままで
は各ホッパの高さが非常に高くなり、全体の架台の高さ
も比例して異常に高くなってしまうなどの不具合があ
る。
【０００４】また、ＰＦＢＣ、石炭ガス化炉など加圧炉
への石炭の供給などに使用されるロックホッパシステム
をスケールアップする場合に、各ホッパ間に使用される
粉体カット弁２２、気密弁２２ａなど高圧粉体用の弁が
口径６００Ａまでのものしか無く、ホッパ内石炭の排出
量の増加、必要量の確保などは弁の口径拡大以外の手段
で行う必要がある。
への石炭の供給などに使用されるロックホッパシステム
をスケールアップする場合に、各ホッパ間に使用される
粉体カット弁２２、気密弁２２ａなど高圧粉体用の弁が
口径６００Ａまでのものしか無く、ホッパ内石炭の排出
量の増加、必要量の確保などは弁の口径拡大以外の手段
で行う必要がある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明に係る粉粒体用ホ
ッパは上記課題の解決を目的にしており、常圧びん内の
粉粒体をロックホッパ内に容れて上記ロックホッパの入
口弁および出口弁を閉じ上記ロックホッパ内を加圧した
後に上記出口弁を開けて加圧供給ホッパ内へ粉粒体を払
い出す粉粒体用ホッパにおける上記常圧びんおよび上記
ロックホッパおよび上記加圧供給ホッパそれぞれのホッ
パ部出口が複数段階に傾斜している。
ッパは上記課題の解決を目的にしており、常圧びん内の
粉粒体をロックホッパ内に容れて上記ロックホッパの入
口弁および出口弁を閉じ上記ロックホッパ内を加圧した
後に上記出口弁を開けて加圧供給ホッパ内へ粉粒体を払
い出す粉粒体用ホッパにおける上記常圧びんおよび上記
ロックホッパおよび上記加圧供給ホッパそれぞれのホッ
パ部出口が複数段階に傾斜している。
【０００６】また、本発明に係る粉粒体用ホッパは、常
圧びん内の粉粒体をロックホッパ内に容れて上記ロック
ホッパの入口弁および出口弁を閉じ上記ロックホッパ内
を加圧した後に上記出口弁を開けて加圧供給ホッパ内へ
粉粒体を払い出す粉粒体用ホッパにおける上記常圧びん
および上記ロックホッパおよび上記加圧供給ホッパそれ
ぞれの出口近傍の上方に錐状体が備えられている。
圧びん内の粉粒体をロックホッパ内に容れて上記ロック
ホッパの入口弁および出口弁を閉じ上記ロックホッパ内
を加圧した後に上記出口弁を開けて加圧供給ホッパ内へ
粉粒体を払い出す粉粒体用ホッパにおける上記常圧びん
および上記ロックホッパおよび上記加圧供給ホッパそれ
ぞれの出口近傍の上方に錐状体が備えられている。
【０００７】また、本発明に係る粉粒体用ホッパは、常
圧びん内の粉粒体をロックホッパ内に容れて上記ロック
ホッパの入口弁および出口弁を閉じ上記ロックホッパ内
を加圧した後に上記出口弁を開けて加圧供給ホッパ内へ
粉粒体を払い出す粉粒体用ホッパにおける上記常圧びん
および上記ロックホッパそれぞれのホッパ部出口近傍の
傾斜面に気体を噴出する複数の吹出し孔が設けられてい
る。
圧びん内の粉粒体をロックホッパ内に容れて上記ロック
ホッパの入口弁および出口弁を閉じ上記ロックホッパ内
を加圧した後に上記出口弁を開けて加圧供給ホッパ内へ
粉粒体を払い出す粉粒体用ホッパにおける上記常圧びん
および上記ロックホッパそれぞれのホッパ部出口近傍の
傾斜面に気体を噴出する複数の吹出し孔が設けられてい
る。
【０００８】このように、ホッパ部出口を複数段階に傾
斜させて複数の角度を持つホッパ部としホッパ部出口の
複数段階に傾斜する２段目以降の傾斜角度を従来よりも
大きくすることにより粉粒体がスムーズに排出される。
従って、ホッパ部１段目の傾斜角度を従来のホッパ部よ
りも小さくしても粉粒体がスムーズに排出され、ホッパ
部の高さをホッパ部出口の形状がストレートな場合より
も低減させることができる。また、常圧びんおよびロッ
クホッパおよび加圧供給ホッパそれぞれの出口近傍の上
方に錐状体が備えられていることにより、粉粒体のブリ
ッジ形成に大きな影響のある上方の粉粒体層の重量を錐
状体が支持してブリッジの形成が阻止されホッパ部出口
における閉塞を防止することができる。また、粉粒体の
重力による流動は間欠的でホッパ部出口近傍の粉粒体が
出た分だけ上方から補充されるように時間遅れで上方へ
及ぶが、常圧びんおよびロックホッパそれぞれのホッパ
部出口近傍の傾斜面に設けられた複数の吹出し孔が気体
を噴出することにより、ホッパ部出口周囲の粉粒体が流
動化してホッパ部出口へ連続的に流れ込み、ホッパ部出
口から粉粒体がスムーズに排出されて流量が増加する。
斜させて複数の角度を持つホッパ部としホッパ部出口の
複数段階に傾斜する２段目以降の傾斜角度を従来よりも
大きくすることにより粉粒体がスムーズに排出される。
従って、ホッパ部１段目の傾斜角度を従来のホッパ部よ
りも小さくしても粉粒体がスムーズに排出され、ホッパ
部の高さをホッパ部出口の形状がストレートな場合より
も低減させることができる。また、常圧びんおよびロッ
クホッパおよび加圧供給ホッパそれぞれの出口近傍の上
方に錐状体が備えられていることにより、粉粒体のブリ
ッジ形成に大きな影響のある上方の粉粒体層の重量を錐
状体が支持してブリッジの形成が阻止されホッパ部出口
における閉塞を防止することができる。また、粉粒体の
重力による流動は間欠的でホッパ部出口近傍の粉粒体が
出た分だけ上方から補充されるように時間遅れで上方へ
及ぶが、常圧びんおよびロックホッパそれぞれのホッパ
部出口近傍の傾斜面に設けられた複数の吹出し孔が気体
を噴出することにより、ホッパ部出口周囲の粉粒体が流
動化してホッパ部出口へ連続的に流れ込み、ホッパ部出
口から粉粒体がスムーズに排出されて流量が増加する。
【０００９】
【発明の実施の形態】図１は本発明の実施の一形態に係
るロックホッパシステムの説明図、図２は本発明の実施
の他の形態に係るロックホッパシステムの説明図であ
る。図において、これら実施の形態に係るロックホッパ
システムはＰＦＢＣ、石炭ガス化炉など加圧炉への燃料
の供給に使用される外、常圧の流動床ボイラ、循環流動
床ボイラへの燃料の供給および石灰石、チャーの供給な
どにも使用されるもので、気流搬送管１により空気搬送
されて来る石炭は、サイクロン２とバグフィルタ３とを
通って常圧びん４内に回収され、ロックホッパ５内へ重
力落下して供給される。そして、Ｎ2 発生器９とＮ2 供
給ライン１２とを使ってロックホッパ５内へＮ2 を供給
し、ロックホッパ５内を加圧供給ホッパ６と同じ圧力ま
で加圧して石炭を加圧供給ホッパ６内へ重力落下させ
る。加圧供給ホッパ６内の石炭はロータリーフィーダ７
により気流分配器８へ定量供給され、気流分配器８にお
いて気流供給管１０から供給されるＮ2 で複数の気流搬
送分配管１７へ分配されてガス化炉１８へ搬送される。
るロックホッパシステムの説明図、図２は本発明の実施
の他の形態に係るロックホッパシステムの説明図であ
る。図において、これら実施の形態に係るロックホッパ
システムはＰＦＢＣ、石炭ガス化炉など加圧炉への燃料
の供給に使用される外、常圧の流動床ボイラ、循環流動
床ボイラへの燃料の供給および石灰石、チャーの供給な
どにも使用されるもので、気流搬送管１により空気搬送
されて来る石炭は、サイクロン２とバグフィルタ３とを
通って常圧びん４内に回収され、ロックホッパ５内へ重
力落下して供給される。そして、Ｎ2 発生器９とＮ2 供
給ライン１２とを使ってロックホッパ５内へＮ2 を供給
し、ロックホッパ５内を加圧供給ホッパ６と同じ圧力ま
で加圧して石炭を加圧供給ホッパ６内へ重力落下させ
る。加圧供給ホッパ６内の石炭はロータリーフィーダ７
により気流分配器８へ定量供給され、気流分配器８にお
いて気流供給管１０から供給されるＮ2 で複数の気流搬
送分配管１７へ分配されてガス化炉１８へ搬送される。
【００１０】図１において、本実施の形態に係るロック
ホッパシステムは図に示すようにガス化炉１８へ石炭を
気流搬送するために常圧びん４、ロックホッパ５、加圧
供給ホッパ６、ロータリーフィーダ７、気流分配器８、
複数の搬送管などから構成されているが、常圧びん４、
ロックホッパ５、加圧供給ホッパ６における各ホッパ部
の排出口の傾斜角度を２段階に変化させ、１段目の傾斜
角度を従来の排出口がストレートな形状の場合よりも小
さくするとともに、２段目の傾斜角度を従来の排出口が
ストレートな形状の場合よりも大きくしている。また、
常圧びん４、ロックホッパ５、加圧供給ホッパ６の各ホ
ッパ部における排出口の真上近傍に排出口の口径と同一
口径の底面を持つ円錐体２３が挿入されて設置されてい
る。
ホッパシステムは図に示すようにガス化炉１８へ石炭を
気流搬送するために常圧びん４、ロックホッパ５、加圧
供給ホッパ６、ロータリーフィーダ７、気流分配器８、
複数の搬送管などから構成されているが、常圧びん４、
ロックホッパ５、加圧供給ホッパ６における各ホッパ部
の排出口の傾斜角度を２段階に変化させ、１段目の傾斜
角度を従来の排出口がストレートな形状の場合よりも小
さくするとともに、２段目の傾斜角度を従来の排出口が
ストレートな形状の場合よりも大きくしている。また、
常圧びん４、ロックホッパ５、加圧供給ホッパ６の各ホ
ッパ部における排出口の真上近傍に排出口の口径と同一
口径の底面を持つ円錐体２３が挿入されて設置されてい
る。
【００１１】本ロックホッパシステムにおいては、円錐
状の挿入物の円錐体２３が常圧びん４、ロックホッパ
５、加圧供給ホッパ６の各ホッパ部に満杯近くに石炭が
充填されて炭層が高くなったときの石炭の荷重を支持
し、円錐体２３が円錐体２３が無ければホッパ部の排出
口に形成される石炭のブリッジが形成されない荷重にま
で軽減する。従って、これら常圧びん４、ロックホッパ
５、加圧供給ホッパ６の各容量は従来の常圧びん、ロッ
クホッパ、加圧供給ホッパの各容量の数倍あるにも拘わ
らず排出口の口径は同一で、石炭は閉塞もなくスムーズ
に重力落下により流動して各下方のホッパへ供給され
る。また、従来例においてはホッパ部の排出口は水平に
対する傾斜角度が７０〜８０°であるが、本ロックホッ
パシステムにおいては各ホッパ部の排出口１段目を水平
に対して６０°、ホッパ部の排出口２段目の上部口径を
直円筒径の１／４径から従来の口径まで水平から７５°
〜８０°の傾斜にするなど異なった傾斜角度の組み合わ
せにすることができる。このようにして、各貯蔵容器の
ホッパ部の排出口における傾斜角度を従来例における各
貯蔵容器のホッパ部の排出口に比べて緩やかにすること
により、ホッパ部の高さを低くすることができる。
状の挿入物の円錐体２３が常圧びん４、ロックホッパ
５、加圧供給ホッパ６の各ホッパ部に満杯近くに石炭が
充填されて炭層が高くなったときの石炭の荷重を支持
し、円錐体２３が円錐体２３が無ければホッパ部の排出
口に形成される石炭のブリッジが形成されない荷重にま
で軽減する。従って、これら常圧びん４、ロックホッパ
５、加圧供給ホッパ６の各容量は従来の常圧びん、ロッ
クホッパ、加圧供給ホッパの各容量の数倍あるにも拘わ
らず排出口の口径は同一で、石炭は閉塞もなくスムーズ
に重力落下により流動して各下方のホッパへ供給され
る。また、従来例においてはホッパ部の排出口は水平に
対する傾斜角度が７０〜８０°であるが、本ロックホッ
パシステムにおいては各ホッパ部の排出口１段目を水平
に対して６０°、ホッパ部の排出口２段目の上部口径を
直円筒径の１／４径から従来の口径まで水平から７５°
〜８０°の傾斜にするなど異なった傾斜角度の組み合わ
せにすることができる。このようにして、各貯蔵容器の
ホッパ部の排出口における傾斜角度を従来例における各
貯蔵容器のホッパ部の排出口に比べて緩やかにすること
により、ホッパ部の高さを低くすることができる。
【００１２】図２において、本実施の形態に係るロック
ホッパシステムは図に示すように常圧びん４、ロックホ
ッパ５、加圧供給ホッパ６の各ホッパ部における排出口
の傾斜角度を、従来のロックホッパシステムにおける単
段（水平に対する傾斜角度が１つ）から２段にしてい
る。また、このように１段、２段としたホッパ部におけ
る排出口の真上近傍に排出口の口径と同一口径の底面を
持つ円錐体２３を挿入して設置している。また、常圧び
ん４、ロックホッパ５各ホッパ部の排出口における１段
目の傾斜面に多孔質の焼結金属２６を設置するととも
に、その下方に風箱２４を設けている。なお、これら３
つの手段の何れか２つを組み合わせてもよいし、必要に
応じて３つを組み合わせてもよい。
ホッパシステムは図に示すように常圧びん４、ロックホ
ッパ５、加圧供給ホッパ６の各ホッパ部における排出口
の傾斜角度を、従来のロックホッパシステムにおける単
段（水平に対する傾斜角度が１つ）から２段にしてい
る。また、このように１段、２段としたホッパ部におけ
る排出口の真上近傍に排出口の口径と同一口径の底面を
持つ円錐体２３を挿入して設置している。また、常圧び
ん４、ロックホッパ５各ホッパ部の排出口における１段
目の傾斜面に多孔質の焼結金属２６を設置するととも
に、その下方に風箱２４を設けている。なお、これら３
つの手段の何れか２つを組み合わせてもよいし、必要に
応じて３つを組み合わせてもよい。
【００１３】石炭用のロックホッパシステムにおいて
は、常圧びん４およびロックホッパ５からの石炭排出時
は、流動化させるＮ2 供給用のＮ2 流量計２５と制御弁
２５ａとのラインから風箱２４内へＮ2 を供給し、排気
先を常圧びん４の場合は常圧びん４の排気ライン１３、
遮断弁１９を経てバグフィルタ３へ、またロックホッパ
５の場合は他系列のロックホッパシステム２７のロック
ホッパ５（常圧状態）へ減圧弁２８のラインを通り排出
される。これはＮ2 の有効利用を目的とし、他系列同仕
様のロックホッパシステム２７の加圧に利用するためで
ある。
は、常圧びん４およびロックホッパ５からの石炭排出時
は、流動化させるＮ2 供給用のＮ2 流量計２５と制御弁
２５ａとのラインから風箱２４内へＮ2 を供給し、排気
先を常圧びん４の場合は常圧びん４の排気ライン１３、
遮断弁１９を経てバグフィルタ３へ、またロックホッパ
５の場合は他系列のロックホッパシステム２７のロック
ホッパ５（常圧状態）へ減圧弁２８のラインを通り排出
される。これはＮ2 の有効利用を目的とし、他系列同仕
様のロックホッパシステム２７の加圧に利用するためで
ある。
【００１４】従来のロックホッパシステムにおいては、
粉粒体の貯蔵量が数倍にスケールアップされた場合に常
圧びん、ロックホッパ、加圧供給ホッパなどがこのよう
な形状のままでは各ホッパの高さが非常に高くなり、全
体の架台の高さも比例して異常に高くなってしまうなど
の不具合がある。また、ＰＦＢＣ、石炭ガス化炉など加
圧炉への石炭の供給などに使用されるロックホッパシス
テムをスケールアップする場合に、各ホッパ間に使用さ
れる粉体カット弁、気密弁など高圧粉体用の弁が口径６
００Ａまでのものしか無く、ホッパ内石炭の排出量の増
加、必要量の確保などは弁の口径拡大以外の手段で行う
必要がある。これに対し、上述の各実施の形態に係るロ
ックホッパシステムにおいては、常圧びん４、ロックホ
ッパ５、加圧供給ホッパ６の各貯蔵容器におけるホッパ
部の排出口の傾斜角度を２段階に変化させ、またホッパ
部の排出口近傍の真上に円錐体２３を挿入して設置し、
また常圧びん４、ロックホッパ５におけるホッパ部の排
出口近傍の斜面に気流を吹き出す多孔質の焼結金属２６
と風箱２４とを設けており、ホッパ部の排出口が２段階
に変化する傾斜角度を持ち、１段目の傾斜角度を排出口
がストレートな形状の場合よりも小さくすることによ
り、ホッパ部の高さを排出口がストレートな形状の場合
よりも低減させることができる。また、ホッパ部の排出
口近傍の上方に円錐体２３を設置することにより、石炭
のブリッジ形成に影響の大きい上方における石炭層の重
量を排出口上方に設置した円錐体２３が支持し、ホッパ
部の排出口１段目の傾斜角度を排出口がストレートな形
状の場合よりも小さくしたために排出口に形成され易い
石炭のブリッジによる閉塞を防止することができる。ま
た、ホッパ部の排出口における２段目の傾斜角度を従来
の排出口がストレートな形状の場合よりも大きくするこ
とにより、排出口の口径が従来と同じであっても石炭が
スムーズに排出される。また、石炭の重力による流動は
間欠的で、ホッパ部の排出口近傍の石炭が排出された分
だけ上層から補充されるように時間遅れで上層まで及ぶ
が、焼結金属２６からＮ2 を吹き出すことによりホッパ
部の排出口周囲における石炭が流動化し、連続的に排出
口へ流れ込んで石炭の排出流量が従来に比べて倍増す
る。
粉粒体の貯蔵量が数倍にスケールアップされた場合に常
圧びん、ロックホッパ、加圧供給ホッパなどがこのよう
な形状のままでは各ホッパの高さが非常に高くなり、全
体の架台の高さも比例して異常に高くなってしまうなど
の不具合がある。また、ＰＦＢＣ、石炭ガス化炉など加
圧炉への石炭の供給などに使用されるロックホッパシス
テムをスケールアップする場合に、各ホッパ間に使用さ
れる粉体カット弁、気密弁など高圧粉体用の弁が口径６
００Ａまでのものしか無く、ホッパ内石炭の排出量の増
加、必要量の確保などは弁の口径拡大以外の手段で行う
必要がある。これに対し、上述の各実施の形態に係るロ
ックホッパシステムにおいては、常圧びん４、ロックホ
ッパ５、加圧供給ホッパ６の各貯蔵容器におけるホッパ
部の排出口の傾斜角度を２段階に変化させ、またホッパ
部の排出口近傍の真上に円錐体２３を挿入して設置し、
また常圧びん４、ロックホッパ５におけるホッパ部の排
出口近傍の斜面に気流を吹き出す多孔質の焼結金属２６
と風箱２４とを設けており、ホッパ部の排出口が２段階
に変化する傾斜角度を持ち、１段目の傾斜角度を排出口
がストレートな形状の場合よりも小さくすることによ
り、ホッパ部の高さを排出口がストレートな形状の場合
よりも低減させることができる。また、ホッパ部の排出
口近傍の上方に円錐体２３を設置することにより、石炭
のブリッジ形成に影響の大きい上方における石炭層の重
量を排出口上方に設置した円錐体２３が支持し、ホッパ
部の排出口１段目の傾斜角度を排出口がストレートな形
状の場合よりも小さくしたために排出口に形成され易い
石炭のブリッジによる閉塞を防止することができる。ま
た、ホッパ部の排出口における２段目の傾斜角度を従来
の排出口がストレートな形状の場合よりも大きくするこ
とにより、排出口の口径が従来と同じであっても石炭が
スムーズに排出される。また、石炭の重力による流動は
間欠的で、ホッパ部の排出口近傍の石炭が排出された分
だけ上層から補充されるように時間遅れで上層まで及ぶ
が、焼結金属２６からＮ2 を吹き出すことによりホッパ
部の排出口周囲における石炭が流動化し、連続的に排出
口へ流れ込んで石炭の排出流量が従来に比べて倍増す
る。
【００１５】
【発明の効果】本発明に係る粉粒体用ホッパは前記のよ
うに構成されており、ホッパ部の高さを低減させること
ができ、またホッパ部出口における閉塞を防止すること
ができ、またホッパ部出口から粉粒体がスムーズに排出
されて流量が増加するので、粉粒体用ホッパにおける粉
粒体の貯蔵量が数倍にスケールアップされた場合でもホ
ッパ部の高さを低減することができるとともに、粉粒体
の排出量の増加、必要量の確保などに対処することがで
きる。
うに構成されており、ホッパ部の高さを低減させること
ができ、またホッパ部出口における閉塞を防止すること
ができ、またホッパ部出口から粉粒体がスムーズに排出
されて流量が増加するので、粉粒体用ホッパにおける粉
粒体の貯蔵量が数倍にスケールアップされた場合でもホ
ッパ部の高さを低減することができるとともに、粉粒体
の排出量の増加、必要量の確保などに対処することがで
きる。
【図１】図１は本発明の実施の一形態に係るロックホッ
パシステムのフロー系統図である。
パシステムのフロー系統図である。
【図２】図２は本発明の実施の他の形態に係るロックホ
ッパシステムのフロー系統図である。
ッパシステムのフロー系統図である。
【図３】図３は従来のロックホッパシステムのフロー系
統図である。
統図である。
１ 石炭の気流搬送管 ２ サイクロン ３ バグフィルタ ４ 常圧びん ５ ロックホッパ ６ 加圧供給ホッパ ７ ロータリーフィーダ ８ 石炭の気流分配器 ９ Ｎ2 発生器 ９ａ 供給弁 １０ 気流搬送管 １１ Ｎ2 供給管（石炭の減容積補充用） １２ ロックホッパへのＮ2 供給ライン（加圧用） １３ 常圧びんの排気ライン １４ ロックホッパの排気ライン １５ 加圧供給ホッパの排気ライン １６ 均圧管 １７ 石炭の気流搬送分配管 １８ ガス化炉 １９ 遮断弁 ２０ メイクアップＮ2 供給用のＮ2 流量計 ２０ａ 制御弁 ２１ 気流分配搬送用のＮ2 流量計 ２１ａ 制御弁 ２２ 粉体カット弁 ２２ａ 気密弁 ２３ 円錐体 ２４ 風箱 ２５ 流動化Ｎ2 供給用の流量計 ２５ａ 制御弁 ２６ 焼結金属 ２７ 他系列同仕様のロックホッパシステム ２８ 減圧弁
Claims (3)
- 【請求項１】 常圧びん内の粉粒体をロックホッパ内に
容れて上記ロックホッパの入口弁および出口弁を閉じ上
記ロックホッパ内を加圧した後に上記出口弁を開けて加
圧供給ホッパ内へ粉粒体を払い出す粉粒体用ホッパにお
いて、上記常圧びんおよび上記ロックホッパおよび上記
加圧供給ホッパそれぞれのホッパ部出口を複数段階に傾
斜させたことを特徴とする粉粒体用ホッパ。 - 【請求項２】 常圧びん内の粉粒体をロックホッパ内に
容れて上記ロックホッパの入口弁および出口弁を閉じ上
記ロックホッパ内を加圧した後に上記出口弁を開けて加
圧供給ホッパ内へ粉粒体を払い出す粉粒体用ホッパにお
いて、上記常圧びんおよび上記ロックホッパおよび上記
加圧供給ホッパそれぞれの出口近傍の上方に錐状体を備
えたことを特徴とする粉粒体用ホッパ。 - 【請求項３】 常圧びん内の粉粒体をロックホッパ内に
容れて上記ロックホッパの入口弁および出口弁を閉じ上
記ロックホッパ内を加圧した後に上記出口弁を開けて加
圧供給ホッパ内へ粉粒体を払い出す粉粒体用ホッパにお
いて、上記常圧びんおよび上記ロックホッパそれぞれの
ホッパ部出口近傍の傾斜面に気体を噴出する複数の吹出
し孔を設けたことを特徴とする粉粒体用ホッパ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26294196A JPH10109754A (ja) | 1996-10-03 | 1996-10-03 | 粉粒体用ホッパ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26294196A JPH10109754A (ja) | 1996-10-03 | 1996-10-03 | 粉粒体用ホッパ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10109754A true JPH10109754A (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=17382703
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26294196A Pending JPH10109754A (ja) | 1996-10-03 | 1996-10-03 | 粉粒体用ホッパ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10109754A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002013973A (ja) * | 2000-06-29 | 2002-01-18 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 粉体重量計測装置 |
| JP2009256090A (ja) * | 2008-04-21 | 2009-11-05 | Babcock Hitachi Kk | 加圧粉体供給装置及びその運転方法 |
| JP5558343B2 (ja) * | 2008-03-13 | 2014-07-23 | 株式会社日本触媒 | 吸水性樹脂の製造方法 |
| CN105775748A (zh) * | 2016-04-20 | 2016-07-20 | 陕西延长石油（集团）有限责任公司 | 一种旋转给料式粉煤定量进料输送装置及方法 |
| CN106190328A (zh) * | 2015-05-05 | 2016-12-07 | 华东理工大学 | 粉体锁斗充压系统及使用其的粉体锁斗充压方法 |
-
1996
- 1996-10-03 JP JP26294196A patent/JPH10109754A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002013973A (ja) * | 2000-06-29 | 2002-01-18 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 粉体重量計測装置 |
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| JP2009256090A (ja) * | 2008-04-21 | 2009-11-05 | Babcock Hitachi Kk | 加圧粉体供給装置及びその運転方法 |
| CN106190328A (zh) * | 2015-05-05 | 2016-12-07 | 华东理工大学 | 粉体锁斗充压系统及使用其的粉体锁斗充压方法 |
| CN105775748A (zh) * | 2016-04-20 | 2016-07-20 | 陕西延长石油（集团）有限责任公司 | 一种旋转给料式粉煤定量进料输送装置及方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030603 |