JP2000119666A - 石炭ガス化炉用微粉炭供給システム - Google Patents

石炭ガス化炉用微粉炭供給システム

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JP2000119666A
JP2000119666A JP29510898A JP29510898A JP2000119666A JP 2000119666 A JP2000119666 A JP 2000119666A JP 29510898 A JP29510898 A JP 29510898A JP 29510898 A JP29510898 A JP 29510898A JP 2000119666 A JP2000119666 A JP 2000119666A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 石炭ガス化炉の各位置への微粉炭供給を制御
することで、効率的かつ安定したガス化炉運転を可能に
する微粉炭供給システムを提供する。 【解決手段】 供給ホッパーおよびガス化炉を有する石
炭ガス化炉用微粉炭供給システムにおいて、ガス化炉の
粉体気流投入位置毎、例えば反応部投入位置と燃焼部投
入位置の2つに分岐したそれぞれの搬送経路に、粉体流
量調節弁および粉体流量計を設け、粉体気流を分配制御
してガス化炉に投入することを特徴とする石炭ガス化炉
用微粉炭供給システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石炭ガス化炉用微
粉炭供給システムに関し、さらに詳しくは、石炭ガス化
炉の各位置への微粉炭供給を制御することで、効率的か
つ安定したガス化炉運転を可能にする微粉炭供給システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】図4に、従来の石炭ガス化炉用微粉炭供
給システムを示す。図中、1は石炭をガス化するガス化
炉であり、このガス化炉1は、熱エネルギーを発生させ
る燃焼部2と、その熱エネルギーによりガス化反応を行
わせる反応部3と、により構成されている。上記燃焼部
2および反応部3には、その目的に応じて、それぞれ1
本または2本以上の燃焼部バーナー5と、1本または2
本以上の反応部バーナー4とが備えられている。図4の
ガス化炉1では、この燃焼部2と反応部3との間に仕切
6を設けた2室方式を採用しているが、この仕切6がな
い1室方式の場合にも、通常はその目的に応じて、バー
ナーを2段以上にして、1本または2本以上の燃焼部バ
ーナー5と、1本または2本以上の反応部バーナー4と
が備えられる。このようなガス化炉1は、その使用目的
に応じ、通常、内圧約20kg/cm 2以上で運転さ
れ、例えば石炭ガス化複合発電用ガス化炉の場合20k
g〜30kg/cm2程度で運転される。従って、高圧
の状態に微粉炭(粉状)を加圧してガス化炉に供給する
必要があり、その微粉炭を加圧するシステムが図4のガ
ス化炉に至るまでのシステムである。以下、従来のシス
テムについて説明する。
【0003】燃料となる石炭は、ガス化に適正な粒度に
粉砕され、微粉炭ビン10に一時、貯蔵(貯炭)され
る。加圧方法としては、先ず、微粉炭を、常圧状態で微
粉炭ビン10から、供給ホッパー入口弁18が開の状態
にて、下方の供給ホッパー11(A又はB)に流下させ
る。そして、供給ホッパー出口弁17および供給ホッパ
ー入口弁18を閉め切っておいて、窒素(N2)ガス供
給管13から窒素ガスを供給ホッパー11に導入して、
供給ホッパー11内を加圧する。供給ホッパー内が加圧
状態になったら、出口弁17を開けて、差圧によって気
体および微粉炭をガス化炉1の方に導出する。この際、
装置の内圧は、例えばホッパーの内圧が33kg/cm
2程度、ガス化炉の内圧が26kg/cm2程度である。
【0004】微粉炭を加圧した後、供給ホッパーから供
給を始めると、供給ホッパー11内の内圧が低下し、粉
体気流も低下してくるので、粉体気流の安定供給を維持
するため、窒素(N2)ガス供給管13から窒素ガスを
圧力調節弁16経由供給ホッパー11に供給し、供給ホ
ッパー11の圧力を保つようにする。更に供給ホッパー
11から供給を続けると、供給ホッパー内の微粉炭のレ
ベルが低下し、そのままにしておけば、供給が途切れて
しまう。したがって、その前に、反対側(A又はB)の
供給ホッパー11の圧力を下げておき、常圧状態の微粉
炭ビン10から常圧状態になった供給ホッパー11へ微
粉炭を供給する。そして、一方の供給ホッパーからの供
給が途切れる前に、他方の供給ホッパーを加圧してお
き、頃合を見計らって供給ホッパー11を、AからB
へ、あるいはBからAへ切り替える。この際、A供給ホ
ッパーおよびB供給ホッパーの出口弁は両方ともに開け
て、一時的にはAとBの両方から平衡して粉体を流すよ
うにする。その後、一方の供給ホッパーの出口弁17を
閉めれば、他方の供給ホッパーからのみ、粉体がガス化
炉へ供給される。このように供給ホッパーを2以上設け
ることにより、ガス化炉への連続的な供給を可能にする
微粉炭供給システムが用いられている。
【0005】上記のようなシステムの場合には、AとB
とを切り替えながら微粉炭の供給を行うが、それぞれの
搬送管の出口は合流していて、合流後に全流量調整弁1
9、さらに、流量検出器20が設けられている。流量検
出器20を経た後、微粉炭の流体は分配器29にて各搬
送管に分けられ、搬送管の数はバーナーの数に対応して
いる。ここでは、例えば反応系搬送管22を4本、燃料
系搬送管23を4本とすることができる。図4では、反
応部バーナー4および燃焼部バーナー5をガス化炉1の
両側から1本づつ図示してあるが、例えば、ガス化炉の
縦方向の同じ高さにおいて円周状にバーナー部を設ける
ことができる。ガス化炉1への投入口であるバーナー部
自体の本数は複数であってよく、例えば反応部バーナー
4が4本、燃焼部バーナー5が4本の場合が挙げられ
る。
【0006】一方、微粉炭供給システムにおいては、微
粉炭(粉体)を気流搬送で、分配器29まで移送する。
従来、通常の気流搬送は低濃度搬送であり、固気比(粉
/気体の重量比)は1程度で搬送していた。この低濃度
搬送では、気体が大きな流れを形成しており、その中に
散り散りに粉体が存在しているような状態で搬送が行わ
れる。これでは、濃度の差により、搬送の流れ自体にも
差が生じるうる。このようなことから、従来の低濃度搬
送では、流れを切り替えたり、流れを分割したり、とい
うことは困難であった。これに対して、近年、特に高濃
度搬送という技術の開発が行われている。高濃度として
は、固気比が約10以上のようなものがあり、粉体が多
くて気体は少ない。このような高濃度状態の粉体気流に
おいては、粉と気体が混ざり合っており、なかなか沈降
が起こりにくく、もわもわ状態の気流のまま、搬送させ
る技術である。この高濃度搬送を用いれば、低濃度搬送
では困難であった流れの切り替えや分割ができるように
なる。
【0007】そこで、上記の高濃度搬送によって粉体気
流を供給する方法としては、図4に示すような供給シス
テムが用いられる。このシステムでは、搬送管の本数分
の分割を一気に分配器29で行う。この場合、分配後の
粉体量の分配比(分配割合)は分配器の性能により、あ
る一定のバラツキ内で分配されるが、その一本一本の粉
体量を調整することが出来ず、ガス化炉を効率的に運転
させる上では問題がある。
【0008】他方、上述したように、ガス化炉1に粉体
気流を投入する際には、通常、上部の反応部3と下部の
燃焼部2とではガス化炉に必要な粉体流量が異なる。よ
って、ガス化炉1への投入位置を大きく2つに分け、下
部の燃焼部2に導入した分の粉体は8割程度の燃焼にと
どめる。例えば、ガス化炉1の下部では、空気を燃料に
対する理論燃焼空気量の8割しか供給せず、2割分は不
完全燃焼させることにより、下部温度の過度の上昇を押
さえるとともに燃料の一部をガス化させるのである。
【0009】すなわち、ガス化炉1では、下部の微粉炭
の中には灰分(石炭中に存在)も入っているため、この
灰分が溶ける温度以上に温度を上げて、灰分を溶かし、
底部に溜めることが好ましい。また、これらを燃やすこ
とによってエネルギーを得て、上部の反応部に熱エネル
ギーを送ることができる。一方では、過度に燃焼させて
上部の反応部上部に設けられた反応部バーナー4から
は、微粉炭を供給しているだけであり、上部では微粉炭
を燃やすのではなく、分解させている。つまり、ガス化
炉の上部の反応部3では、下部の熱ガスのエネルギーで
微粉炭を分解させて、ガス化させているのである。例え
ば、石炭の周囲を加熱すれば、先ず石炭中の揮発成分が
出る。その後には、石炭の中には灰分やコークス(固定
炭素)のような非揮発成分が残るが、温度が高い場合に
は、非揮発成分も周囲の酸素と反応して、COガスが生
成する。このことから、ガス化炉1では、石炭の揮発成
分はそのままガスとし、残りの固定炭素等も酸素と反応
させてCOガスを生成させる。ガス化炉1では、このよ
うな作用を行っていることから、上部の反応部3と下部
の燃焼部2とに分けられているのが通常であり、それぞ
れの役割の違いから、各投入位置毎に最適な微粉炭の供
給量は異なるのである。
【0010】そして通常、石炭性状によって各投入位置
への供給割合を変えているが、装置への負荷を考慮し
て、投入の割合を変化させることも有効である。この場
合、低負荷になる程、空気比を上げる方向に調整するこ
とがよい。また、ガス化炉全体の空気比を変化させるこ
とにより、一定の投入割合で運転することも行われる。
さらに、ガス化炉内の反応としては、十分に酸素が供給
されてしまうと、全部酸素と反応して二酸化炭素になっ
てしまうため、石炭の微粉炭を不完全燃焼させてCOガ
スを効率的に生成させるには、各部での供給量が十分に
分配制御されていることが望ましい。以上のことから、
ガス化炉へ粉体気流を投入する場合には、投入位置毎に
流量を変化させる必要があり、特に、ガス化炉の上部で
ある反応部と下部である燃焼部とでは、流量を変えて分
配制御する必要がある。そして、同じ投入位置の複数の
バーナーについては、一本ずつは均等の流量であること
が好ましい。
【0011】しかしながら、従来のように分配器を用い
て一気にバーナーと同数まで分配し、そのままガス化炉
に投入する方法では、ガス化炉の上部および下部で流量
を変化させることが困難であり、ガス化炉への微粉炭の
供給を効果的に制御することができないという問題点が
あった。また、流量調節弁と流量計とが効果的に作動す
るとともに、適正な分配比によるガス化炉への投入が行
われるためには、分岐後の粉体気流が一定の高濃度で安
定していなければならない。しかし、流量調節弁で絞っ
て粉体及び気流流量が低下してしまった後では、搬送が
良好に行われず、ガス化炉への供給が安定しない場合も
ある。したがって、粉体気流を分配させた後で、搬送を
安定させる必要もある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、上記問
題点に鑑み、流量を上部と下部とで変化させ、ガス化炉
の上部と下部とで微粉炭の供給割合を分配制御できるシ
ステムを開発すべく、鋭意検討を行った。その結果、本
発明者らは、ガス化炉の粉体気流投入位置(反応部およ
び燃焼部)毎に予め搬送経路を分岐させ、これら搬送経
路にそれぞれ粉体流量調節弁および粉体流量計を設け、
粉体気流を分配制御してガス化炉に投入するシステムに
よって、上記問題点が解決されることを見い出した。本
発明は、かかる見地より完成されたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、供
給ホッパーおよびガス化炉を有する石炭ガス化炉用微粉
炭供給システムにおいて、ガス化炉の粉体気流投入位置
毎に搬送経路を分岐させ、それぞれの搬送経路に粉体流
量調節弁および粉体流量計を設け、粉体気流の微粉炭量
を分配制御してガス化炉に投入することを特徴とする石
炭ガス化炉用微粉炭供給システムを提供するものであ
る。ここで、「ガス化炉の粉体気流投入位置毎」に搬送
経路を分岐とは、例えば、ガス化炉への粉体気流投入位
置が反応部投入位置と燃焼部投入位置との2つに分かれ
ている場合、それぞれの投入位置に対応して搬送経路を
分岐させることを意味する。このような場合には、少な
くとも2つ以上の搬送経路に分岐されることが必要であ
るが、同じ投入位置に複数の投入口(バーナー)が設け
られていても良い。また、粉体流量調節弁および粉体流
量計については、粉体気流投入位置に対応して、システ
ム全体に少なくとも2つ以上が設けられていることが必
要である。
【0014】また、本発明の石炭ガス化炉用微粉炭供給
システムには、上記分岐が分配器によって行われ、該分
配器とガス化炉との間の搬送経路に、粉体流量調節弁お
よび粉体流量計が設けられている態様、上記分岐が分岐
部位によって行われ、該分岐部位とガス化炉との間の搬
送経路に、粉体流量調節弁および粉体流量計が設けられ
ている態様、又は、上記分岐が供給ホッパー流動化室か
らの2以上の搬送管の取り出しによって行われ、それぞ
れの搬送管が独立してガス化炉の粉体気流投入位置に接
続している態様、などがある。ここで、上記分岐部位を
用いる場合には、該分岐部位の流体上流側に、全ての粉
体の流量を調節可能な全流量調節弁を設けることが好ま
しい。又、全流量調整機能と分配機能とを分岐部位とガ
ス化炉との間の搬送経路中に設ける粉体流量調節弁に合
わせ持たせる事で、全流量調節弁を省く事も出来る。さ
らに、上記分岐部位を用いる場合、および2以上の搬送
管の取り出しによる場合には、上記粉体流量調節弁およ
び粉体流量計よりも流体下流側の搬送管に、流速を安定
させるための追加搬送気体投入ラインがそれぞれ設けら
れていることが好ましい。
【0015】本発明によれば、粉体気流の高濃度搬送で
あっても、均等な粉体気流に分割することができるとと
もに、この粉体気流を流量調節弁等によって、ガス化炉
1の粉体気流投入位置毎に、分配制御して投入すること
ができる。すなわち、ガス化炉におけるバーナーからの
投入量の割合として、例えば、下部の燃焼部バーナーで
全体供給量の約20〜50%の範囲、上部の反応部バー
ナーで約50〜80%の範囲で調整することが可能であ
る。20〜50%の範囲では、石炭の性状によって、燃
やす量と揮発する量とを考慮して、任意に割合を決定し
て調整することができる。このように、本発明では、揮
発成分が多い場合には、50:50のような割合で供給
し、揮発成分が少ない場合には、20:80あるいは3
0:70のような割合まで調整して供給することができ
る。
【0016】そして、本発明の特に好ましい実施の形態
によれば、流量調整弁の開放度を10%程度にまで閉め
ても、流調弁が詰まって運転に支障をきたすようなこと
がなく、ガス化炉1の投入位置毎に、十分な範囲で粉体
気流の分配比を制御してガス化炉に投入することができ
る。また、本発明によれば、流調弁の弁開度を絞って流
れる気体の量が少ない場合にも、適宜、追加の搬送気体
を投入できるので、配管内での粉体の詰まりが起こら
ず、搬送管の粉体気流の流速を安定させることができ、
システム全体としても安定した運転が可能である。以
下、本発明について、詳細に説明する。
【0017】
【発明の実施の形態】添付図面(図1〜3)を参照しな
がら、本発明の実施の形態を説明する。実施の形態(その1) 図1に、本発明の石炭ガス化炉用微粉炭供給システムの
一実施の形態を示す。本発明の実施の形態では、微粉炭
を含む気体の搬送は、上記したような高濃度搬送にて行
われ、この粉体気流(粉体流体)を分割してガス化炉に
供給する方法が採用される。本実施の形態では、図1に
示すように、例えば搬送管8本分の分岐を一気に行う円
錐状分配器21を用いることができる。この円錐状分配
器21の分割部分の形状は特殊形状であって、円錐頂点
部分から粉体気流を導入して、導出部は反対の円形状に
広がった部分であり、この円板状の縁に、放射状に配置
された複数本の搬送管の数に応じて分配される。円錐状
分配器21の円錐形状の向きは特に限定されないが、通
常、円錐頂点部分を下部にして、円板状が上部になるよ
うに配置する。したがって、粉体気流が流れてくると、
円錐の頂点である下部に当たり、後は円錐形状に沿って
上部へと流れ、この粉体気流を分離する。この円錐状分
配器21によれば、粉体気流を一気に約40本程度にま
で分配することも可能であり、例えば、図1のように8
本に分配することができる。ここで、ガス化炉用供給シ
ステムでは、図1に示すように、供給ホッパー11とし
てAとBとがあって連続運転を可能にしており、全流量
を全流量調節弁19および流量計20によって検出,調
節して、粉体気流を分配器21に送る。この微粉炭ビン
10から供給ホッパー11を経て、粉体気流を送るシス
テムについては、後述する。
【0018】本実施の形態では、図1に示すように、分
配器21でバーナーの数と同数に分岐された搬送管に、
それぞれ個別粉体流量調節弁24および個別粉体流量計
(検出器)25が設けられている。つまり、図1では、
分配器21の気流下流側に、流量調節弁24を設けた構
造のシステムである。この個別粉体流量調節弁24で
は、各々の搬送管の流量をそれぞれ調節して、個別粉体
流量計25で流量を測定して制御する。搬送管を22と
23とで区別しているが、22は反応部搬送管であり、
23は燃焼部搬送管である。ガス化炉の反応部と燃焼部
とで流量を調整したい場合には、反応部搬送管22の調
節弁24と燃焼部搬送管23の調整弁24をそれぞれ4
つまとめて調節することで、反応部バーナー4および燃
焼部バーナー5の投入量の比を調整することができる。
具体的には図1において、例えば反応部搬送管22の調
節弁24は40%開放しており、燃焼部搬送管23の調
節弁24は25%開放するような設定により、22およ
び23の搬送管をそれぞれ4本まとめて流量を制御す
る。
【0019】また、調節弁24は搬送管1本づつでも調
節できるが、通常、反応部あるいは燃焼部にそれぞれ複
数本のバーナーが設けられている場合、すなわちガス化
炉1の粉体気流投入位置が同じである複数本のバーナー
が設けられている場合には、それぞれのバーナーからの
微粉炭投入量はほぼ均等である。例えば、図1のよう
に、22の搬送管を4本とした場合、4本の各搬送管の
流量はほぼ均等であり、変化させたとしても、配管の長
さ等による1〜2%程度の変化である。なお、全粉体流
量の調節は、あくまで全流量調節弁19で行い、上記個
別粉体調節弁24は絞り加減を調整するだけである。
【0020】次に、微粉炭ビン10から供給ホッパー1
1を経て、粉体気流を送るシステムについて、図1に基
づいて説明する。なお、上述したように、ガス化炉1へ
の微粉炭の供給を連続的に可能にするため、供給ホッパ
ー11は少なくとも2つ以上必要であり、ここでは供給
ホッパーを2つ有する場合の一例として、AおよびBを
設けたシステムについて説明する。微粉炭ビン10は常
圧付近に維持されており、供給ホッパー11にはそれぞ
れ減圧ラインが設けられている(図示せず)。微粉炭ビ
ン10の常圧状態にて、一方の供給ホッパー(例えば1
1A)に微粉炭を送った後、供給ホッパー入口弁18a
を閉める。そして、この供給ホッパー11Aに、窒素ガ
ス供給管13から窒素(N2)を導入して、ホッパー内
部を加圧する。ここで、供給ホッパー11A内を加圧す
る場合、中の粉体が圧密しないように、先ず、供給ホッ
パー11下部の流動化窒素弁14aから窒素を流動化室
12aに導入し、次に供給ホッパー11Aの下方部の加
圧窒素弁15aから窒素を導入し加圧する。このように
供給ホッパー11A内の微粉炭を解きほぐしながら徐々
に加圧していき、ホッパー内の圧力を上げていく。ガス
化炉1の運転圧と同じ以上の圧力まで加圧したら、加圧
窒素弁15a及び流動化窒素弁14aを閉とし、ホッパ
ー11Aの内圧を保持する。この際、他方の供給ホッパ
ー11Bはガス化炉1への供給によって、粉体レベルが
低下してきている。そこで、一定レベルに低下したこと
をロードセル26(重量検出器)による測定によって確
認する。一定値になったら、供給ホッパー11Bから1
1Aへの切り替えを行う。
【0021】即ち、まず、供給ホッパー11Aは搬送準
備のために下部から流動化を行う。供給ホッパー11内
は、通常、目皿のような細孔のある板が設けられ、これ
によって下部の気体層と上部の粉体層とに分けられてい
る。したがって、供給ホッパー11は流動床のような作
用を有しており、板の多数の細孔を通じて、下部の気体
室から上部に窒素ガスが導入される。これによって、上
部の粉体が流動化する。この際、導入される窒素ガスの
量は僅かであり、圧力も少し上がる程度で行われる。供
給ホッパー出口弁17aを開ける。この際には、他方の
供給ホッパー出口弁17bも開いている。微粉炭を含む
気流は圧力差の関係で流出するので、一時、両方の供給
ホッパー11から粉体気流が流れる。それから、他方の
供給ホッパー11Bの供給ホッパー出口弁17bを閉め
て、供給ホッパー11Bからの微粉炭の流出を止める。
【0022】このように、供給ホッパー11をAからB
又はBからAに切り替えを行う際には、先ず、約1分以
内でホッパー内を若干流動化させた後に、供給ホッパー
出口弁17aを開ける。これによって、上記したように
一時両方の供給ホッパー11から流出が行われるが、数
十秒後、供給ホッパー出口弁17bを閉める。この際、
一方の流動化窒素弁14bも閉める。後は、自動的に一
方の供給ホッパー11Aのみから、粉体気流が流出す
る。供給ホッパー11A内の圧力が下がったら、圧力調
節弁16aを開けて窒素ガスを供給し、供給ホッパー内
の圧力を調整する。
【0023】上記したように供給ホッパー11からのガ
ス化炉への供給を行う場合、加圧→流動化→出口弁開け
→粉体の流出→ホッパー内の圧調、の順で行われる。こ
こで、加圧窒素弁15は加圧段階が終わったら閉め、流
動化窒素弁14は供給中は開放しており、圧力調節弁1
6は圧力が低下する間は開放している。なお、14,1
5,16の各弁に至るそれぞれの配管には、粉体が逆流
しないように逆止弁が設けられているのが良い。また、
加圧は窒素ガスを多く含むガスによって行われるが、空
気では酸素が微粉炭と結びついて温度が上昇してしまう
ので、供給管13からは窒素ガスのみを送るのが好まし
い。以上のような手順により、供給ホッパー11Aから
のガス化炉1への供給が終わったら、新たに微粉炭を取
り入れて加圧された供給ホッパー11Bに切り替えを行
う。そして、供給ホッパー11Aでは、供給ホッパー出
口弁17aを閉めてから、付随する減圧ライン(図示せ
ず)によってホッパー内を減圧した後、供給ホッパー入
口弁18aを開けて、常圧状態の微粉炭ビン10から微
粉炭を再度受け入れる。
【0024】本実施の形態(その1)によれば、粉体気
流の高濃度搬送であっても、均等な粉体気流に分割する
ことができるとともに、この粉体気流を流量調節弁等に
よって、ガス化炉1の粉体気流投入位置毎に、粉体気流
を分配制御してガス化炉に投入することができる。すな
わち、従来のガス化炉供給システムでは、搬送管の本数
分の分割を一気に行う場合には、その分配器の機能性能
によっては均等な気流に分割することが容易ではなく、
また、分割した粉体気流を、さらにガス化炉1の粉体気
流投入位置毎に制御することは困難であった。よって、
ガス化炉への投入口であるバーナー毎に、粉体気流の分
配比(分配割合)が異なってしまう等、ガス化炉への粉
体投入を正確に制御することができず、ガス化炉を効率
的に運転させる上では問題があった。本実施の形態によ
れば、これらの不都合を解消して、ガス化炉1の粉体気
流投入位置(反応部および燃焼部)毎に、粉体気流を分
配制御してガス化炉に投入することができる。具体的に
は、個別粉体流量調節弁24の調整により、反応部バー
ナー4と燃焼部バーナー5とで±5%程度の粉体量を制
御が可能であり、反応部の複数本のバーナーについては
均等な粉体量を投入できる。
【0025】実施の形態(その2) 図2に、本発明の石炭ガス化炉用微粉炭供給システムの
一実施の形態を示す。本実施の形態では高濃度搬送にて
ガス化炉1への供給が行われ、基本的には上記実施に形
態(その1)と同様の構成であるが、全流量調節弁19
からガス化炉1へ至る、搬送管の分岐方法が異なってい
る。本実施の形態においては、微粉炭を含む粉体気流
は、一気に分配器によって搬送管の本数分に分岐される
ことはない。これにより、流量調節弁の数が少なくて足
りる利点がある。本実施の形態では、粉体気流の分岐が
分岐部位によって行われ、この分岐部位とガス化炉との
間の搬送経路に、粉体流量調節弁(流調弁)および粉体
流量計が設けられている。また、分岐部位の流体上流側
に、全ての粉体の流量を調節可能な全流量調節弁19が
備えられている。ここで、分岐部位の分岐数について
は、特に限定されるものではなく、ガス化炉の粉体気流
投入位置に合わせて任意に定められるが、好ましくは2
〜5程度の少数の分岐が適する。以下、2つに分岐する
二分岐部位の場合について説明する。
【0026】図2に示すように、二分岐部位によって分
かれた2つのラインは、それぞれ反応部搬送管22およ
び燃焼部搬送管23として、ガス化炉1に粉体気流を投
入する。この二分岐部位では、5:5〜8:2の比率の
間で、粉体気流中の微粉炭を振り分けする。具体的に
は、上部の反応部への割合が80〜50%,好ましくは
70〜55%、下部の燃焼部への割合が20〜50%,
好ましくは30〜45%である。このような粉体気流の
比率を変えることは、例えば二分岐部位の下流に設けら
れた流調弁30および31を制御することによって行わ
れ、粉体流量計32および33によって実際の流量が測
定される。本実施の形態では、流調弁30および31の
開度で流量比を調節するため、弁開度が小さくなり過ぎ
ないように、大きな調整弁を用いることが好ましい。こ
れによって、一方の流調弁を絞っても気流が詰まらない
ようにし、他方の流調弁を全開すること等により、流量
比を調整することができる。このように本実施の形態で
は、30,31の流量調節弁を用いるが、これらの弁は
粉体気流を一定の比率で分配させるものであり、その機
能は流量調節であるが、目的は粉体気流の分配である。
なお、全粉体流量の制御は全流量調節弁19で行い、こ
の全量の制御は、32,33の流量計で測定した合計量
に対して、19で調整を行う。また、全流量信号を分配
比調整器等により分割し、全流量調節弁で行なう全粉体
流量制御の機能を流量調節弁30、31に持たせる事に
より、全流量調節弁を省く事もできる。この場合、分配
比をも加味した個々の流量調節弁30、31により、各
々の流量を調節し、各搬送管の流量合計が全流量とな
る。
【0027】一方、流調弁の弁開度を絞り過ぎると流れ
る気体の量も少なくなって管内流速が低下し過ぎ、配管
が詰まり易い。そこで、本実施の形態のように、流調弁
30,31の流体下流側の搬送管に、流速を安定させる
ための追加搬送気体投入ラインがそれぞれ設けられてい
ることが好ましい。搬送気体としては、通常、窒素ガス
が用いられる。追加搬送気体投入ラインからは、反応部
搬送管22および燃焼部搬送管23の流速を一定値以上
に保つように、分岐後の搬送管に窒素ガスを送る。図2
中、34,35は窒素ガス(気体)の流量調整弁であ
り、36,37は気体流量計(オリフィス流量計)であ
り、この搬送気体投入管では気体のみを搬送する。これ
に対して、上記した32,33の流量計は粉体流量計で
あり、30,31は粉体流量調節弁である。図2では、
分配器27,28の前で2つに分岐させて、2つの流量
調節弁を設け、その下流側で、それぞれ分配器27,2
8による分配を行う。分配器としては、上記実施の形態
(その1)において説明したものと同様の機能を有する
円錐状分配器を好ましく用いることができる。
【0028】分配器27,28は共に、ガス化炉の同じ
粉体気流投入位置に搬送される搬送管に分岐されること
から、通常、均等にそれぞれの位置のバーナーの本数分
に分配される。図2では、ガス化炉1において、下部燃
焼部のバーナー5の4本は均等に粉体気流が分配されて
いることが好ましい。したがって、反応系搬送管22の
4本、および燃料系搬送管5の4本については、均等に
粉体気流が分配されていることが好ましいので、それぞ
れの搬送管に調節弁を設ける必要はない。但し、反応部
バーナー4と燃焼部バーナー5とでは、粉体気流の比率
を変化させたいので、上記30,31の流量調節弁によ
って比率を調整する。
【0029】以上のような本実施の形態(その2)によ
れば、ガス化炉1への粉体気流の分配機能がさらに向上
する。すなわち、本発明のシステムでは、高濃度搬送に
よって粉と気体とが同時に流れているため、多量の粉体
気流を一度に分岐させることの方が流量の制御が容易で
あり、確実である。上記実施の形態(その1)の場合に
は、分配器にて一気に分岐させる効率の良さもあるが、
粉体の量比を大きく制御することは容易でない面もあ
る。本実施の形態(その2)によれば、流量調整弁を閉
めて10%程度の開放度にしても、流調弁が詰まって運
転に支障をきたすようなことがなく、ガス化炉1の投入
位置毎に、十分な範囲で粉体気流の分配比を制御してガ
ス化炉に投入することができる。
【0030】実施の形態(その3) 図3に、本発明の石炭ガス化炉用微粉炭供給システムの
一実施の形態を示す。本実施の形態では高濃度搬送にて
ガス化炉1への供給が行われ、基本的には上記実施に形
態(その2)と同様の構成・機能を有するが、供給ホッ
パー11から流量調節弁30,31に至るまでの粉体気
流の搬送方法が異なっている。本実施の形態において
は、微粉炭を含む粉体気流は、供給ホッパーAおよびB
からそれぞれ分岐しており、二分岐部位による分岐が行
われることはない。本実施の形態では、粉体気流の分岐
が供給ホッパー流動化室12からの2以上の搬送管の取
り出しによって行われ、それぞれの搬送管が独立してガ
ス化炉の粉体気流投入位置(反応部およぶ燃焼部)に接
続している。具体的には、図3に示すように、供給ホッ
パー11の出口から2系統に分岐されており、反応部と
燃焼部との流量制御は個別に30,31流量調節弁にて
行う。したがって、搬送管を通過する粉体気流になって
からの分配は行われない。また、搬送管中における沈降
防止のため、追加搬送気体投入ラインが流量計32,3
3の下流に設けられていることが好ましい。追加搬送気
体投入ラインについては、上記実施の形態(その2)と
同様である。
【0031】
【発明の効果】本発明は、石炭ガス化炉の各位置への微
粉炭供給を制御することで、効率的かつ安定したガス化
炉運転を可能にする微粉炭供給システムを提供できる。
すなわち、本発明によれば、粉体気流の高濃度搬送であ
っても、均等な粉体気流に分割することができるととも
に、この粉体気流を流量調節弁等によって、ガス化炉の
粉体気流投入位置毎に、分配制御して投入することがで
きる。また、本発明によれば、流量調整弁の開放度を1
0%程度にまで閉めても、流調弁が詰まって運転に支障
をきたすようなことがなく、ガス化炉1の投入位置毎
に、十分な範囲で粉体気流の分配比を制御してガス化炉
に投入することができる。さらに、本発明によれば、流
調弁の弁開度を絞って流れる気体の量が少ない場合に
も、適宜、追加の搬送気体を投入できるので、配管の詰
まりが起こらず、搬送管の粉体気流の流速を安定させる
ことができ、システム全体としても安定した運転が可能
であり、産業上も大きな意義を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施の形態(その1)のシス
テムを表す概略構成図である。
【図2】図2は、本発明の実施の形態(その2)のシス
テムを表す概略構成図である。
【図3】図3は、本発明の実施の形態(その3)のシス
テムを表す概略構成図である。
【図4】図4は、従来のガス化炉用微粉炭供給システム
を表す概略構成図である。
【符号の説明】
ガス化炉 燃焼部 反応部 反応部バーナー 燃焼部バーナー 6 仕切 10 微粉炭ビン 11 供給ホッパー 12 流動化室 13 窒素ガス供給管 14 流動化窒素弁 15 加圧窒素弁 16 圧力調節弁 17 供給ホッパー出口弁 18 供給ホッパー入口弁 19 全流量調節弁 20 流量計 21 円錐状分配器 22 反応部搬送管 23 燃焼部搬送管 24 個別粉体流量調節弁 25 個別粉体流量計 26 ロードセル(重量検出器) 27,28 分配器(円錐状分配器) 29 分配器 30,31 粉体流量調節弁 32,33 粉体流量計 34,35 気体流量調整弁 36,37 気体流量計(オリフィス流量計)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給ホッパーおよびガス化炉を有する石
    炭ガス化炉用微粉炭供給システムにおいて、ガス化炉の
    粉体気流投入位置毎に搬送経路を分岐させ、それぞれの
    搬送経路に粉体流量調節弁および粉体流量計を設け、粉
    体気流の微粉炭量を分配制御してガス化炉に投入するこ
    とを特徴とする石炭ガス化炉用微粉炭供給システム。
  2. 【請求項2】 上記分岐が分配器によって行われ、該分
    配器とガス化炉との間の搬送経路に、粉体流量調節弁お
    よび粉体流量計が設けられていることを特徴とする請求
    項1記載の石炭ガス化炉用微粉炭供給システム。
  3. 【請求項3】 上記分岐が分岐部位によって行われ、該
    分岐部位とガス化炉との間の搬送経路に、粉体流量調節
    弁および粉体流量計が設けられていることを特徴とする
    請求項1記載の石炭ガス化炉用微粉炭供給システム。
  4. 【請求項4】 上記分岐部位の流体上流側に、全ての粉
    体の流量を調節可能な全流量調節弁を設けたことを特徴
    とする請求項4記載の石炭ガス化炉用微粉炭供給システ
    ム。
  5. 【請求項5】 上記分岐が供給ホッパー流動化室からの
    2以上の搬送管の取り出しによって行われ、それぞれの
    搬送管が独立してガス化炉の粉体気流投入位置に接続し
    ていることを特徴とする請求項1記載の石炭ガス化炉用
    微粉炭供給システム。
  6. 【請求項6】 上記粉体流量調節弁および粉体流量計よ
    りも流体下流側の搬送管に、流速を安定させるための追
    加搬送気体投入ラインがそれぞれ設けられていることを
    特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の石炭ガス化
    炉用微粉炭供給システム。
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