JPH1143215A - 振動フィーダー - Google Patents

振動フィーダー

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JPH1143215A
JPH1143215A JP9198030A JP19803097A JPH1143215A JP H1143215 A JPH1143215 A JP H1143215A JP 9198030 A JP9198030 A JP 9198030A JP 19803097 A JP19803097 A JP 19803097A JP H1143215 A JPH1143215 A JP H1143215A
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gas
vibration feeder
compressed air
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Kazunori Tachikake
一典 太刀掛
Taizo Sera
泰三 瀬良
Masami Imafuku
正己 今福
Kaname Itakura
要 板倉
Takaki Izunaga
孝毅 伊豆永
Takeshi Tsubone
剛 坪根
Atsushi Watanabe
敦 渡辺
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Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トラフ内面の原料付着を防止できる振動フィ
ーダを提供する。 【解決手段】 塊または粉状の原料を水平または斜め下
向きに搬送する振動フィーダにおいて、気体をトラフ3
a角部3cに沿って下流方向に気体が吹き出すように、
トラフの上流端部の両角部の底面近傍に気体の吹き出し
ノズル10を設けた振動フィーダー

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、槽から塊状または
粉状の原料を下工程設備に切り出し、移送する振動フィ
ーダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ホッパー等から塊または粉状の原料を下
工程の搬送設備または、加工装置に移送する手段として
振動フィーダが使用されている。この振動フィーダにお
いては、図9および10に示すように、トラフ3aの内
面に取付けられたライナー3bの角部3cに原料粉Ms
が付着、成長し、原料の流れを阻害するようになる。こ
の原料粉Ms の付着量が多くなると、振動フィーダの移
送量が大幅に低下したり、終いには振動フィーダが過負
荷が原因で停止するようになる。
【0003】このような事態を回避するため、従来、次
のように対処していた。 (1)図8に示す振動フィーダの吊りボルト7を調整し
て振動フィーダ3の傾斜を増加して、原料粉Ms の付着
速度を減少させる。 (2)振動フィーダの加振器のボリュームを増して、原
料粉Ms の付着速度を減少させる。 (3)一定運転時間たったら、操業または運転を中止し
て、人手によりトラフの付着物の除去を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
(1)および(2)の対処法は、付着物の除去間隔を長
くすることはできるが、定期的に人手による除去作業を
実施しなければならない。この除去は、狭隘で、粉塵等
が飛散する劣悪な環境下での作業となることから、この
作業を無くすることが望まれていた。
【0005】本発明は、トラフ内面の原料付着を防止で
きる振動フィーダを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を、原
料が移動するトラフと該トラフを振動させる加振器から
なり、塊または粉状の原料を水平または斜め下向きに搬
送する振動フィーダにおいて、気体をトラフ角部に沿っ
て下流方向に気体が吹き出すように、トラフの上流端部
の両角部の底面近傍に気体の吹き出しノズルを設けた振
動フィーダーによって達成する。
【0007】「作用」トラフの上流端部の両角部の底面
近傍に気体の吹き出しノズルを設けてあるから、付着物
の多い角部に沿って気体の流れが発生し、原料の付着を
防止する。また、気流は原料を乾燥させるから一層原料
がトラフ内面に付着しにくくなる。
【0008】吹き出しノズルの取付け場所がトラフの上
流端部の両角部であるから、吹き出しノズルの先端が、
原料の直撃を受けない。
【0009】
【発明の実施の形態】槽またはホッパーから塊または粉
状の原料を、下流の設備(反応容器、搬送設備等)に切
出すために振動フィーダが多く使用されている。この振
動フィーダの使用例を図5により説明する。ベルトコン
ベヤで搬送されてきた原料は、トリッパー1により槽2
に供給される。下流の反応容器6への原料投入タイミン
グに合わせて 槽2に貯蔵された原料は、振動フィーダ
3を運転して切り出される。振動フィーダ3から排出さ
れた原料は、中間ホッパー4およびシュート5を介して
反応容器6に投入される。一定量の原料が投入された
後、前記振動フィーダ3は停止する。このように、振動
フィーダ3は、反応容器の操業サイクルに従って一定間
隔で運転−停止が繰り返される。
【0010】また、振動フィーダは、長時間連続運転さ
れる搬送設備(ベルトコンベヤ、パン型コンベヤ等)と
槽の間に設けられ、槽内の原料を前記搬送設備に切出す
設備として使用されている。
【0011】次に、本発明の実施の形態を図面により以
下に説明する。図1は、本発明の振動フィーダの部分破
断側面図、図2は、図1のA−A矢視図である。2は鉱
石、副原料等の塊または粉状の原料を収容する槽または
ホッパー、3は振動フィーダ、3aはそのトラフ、3b
はトラフ3aを摩耗から保護するために、その内面に取
付けられたライナーで耐摩耗性の金属板でできている。
3dは振動フィーダの加振器であり、その振幅、振動数
を変えることができる。3eは振動フィーダの排出口で
ある。
【0012】上記のように構成された振動フィーダ3
に、本発明では、トラフ3aの上流端部の両角部3c,
3cの底面近傍に2本の気体吹き出しノズル10、10
を、図3および4に示すように、その先端をライナーか
ら突出させて設けている。図4に示した破線で囲んであ
る領域DAは、上部の槽2から原料が落下する場所であ
る。上述した如く、気体吹き出しノズル10、10は、
この領域DAを外して取付けてあるので、これらが落下
する原料の直撃を受けることはない。
【0013】気体吹き出しノズル10、10には、図1
に示すように、圧縮空気の配管12から弁13およびフ
レキシブル(可撓性)管11を介して圧縮空気が供給さ
れる。フレキシブル管11は、振動フィーダ3の振動を
吸収し、圧縮空気の配管12および弁13に伝えない。
ノズル10に供給される圧縮空気の量は、弁13により
調節される。この弁は、振動フィーダ3の運転開始の信
号を受けて自動的に開となり、運転停止で閉となる。
【0014】なお、トラフ3aの長さが長くて片側1本
のノズル10では、原料の付着を充分防止できない場合
は、ノズル数を適宜増加すればよい。図6および7に、
ノズル10の先端形状の一例を示した。このようにすれ
ば、少ない圧縮空気量でも、ノズル出口における流速を
増加させ、気体の動エネルギーを増加させることができ
る。また、気体の流束を偏平にし広い面積の原料の付着
防止をカバーすることができる。
【0015】なお、圧縮空気では、その含有する酸素に
よって反応容器で発生する可燃性ガスが異常燃焼して不
具合な場合は、圧縮空気に変えて窒素ガスを使用すれば
よい。
【0016】
【発明の効果】本発明は、原料の付着する振動フィーダ
の角部に沿って高速の気体流を下流側に向かって形成さ
せるように構成したから、原料の付着を防止することが
でき、従来の劣悪な環境下での人手による付着物除去作
業を皆無にすることができる。また、付着物除去作業の
ための操業停止がなくなるから、生産性が向上するとい
う副次的効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の振動フィーダの部分破断側面図であ
る。
【図2】図1のA−A矢視図である。
【図3】本発明に係る振動フィーダのライナーの斜視図
である。
【図4】本発明に係る振動フィーダのライナーの平面図
である。
【図5】下流の反応容器に原料を供給するために振動フ
ィーダを使用した例を示す側面図である。
【図6】本発明に係る気体吹き出しノズル先端部の側面
図である。
【図7】本発明に係る気体吹き出しノズル先端部の正面
図である。
【図8】振動フィーダの傾斜の変更を説明するための側
面図である。
【図9】図10のB−B断面図である。
【図10】振動フィーダのライナー取付けトラフの縦断
面図である。
【符号の説明】
2 槽またはホッパー 3 振動フィーダ 3a トラフ 3b ライナー 3c 角部 3d 加振器 3e 排出口 10 気体吹き出しノズル 11 フレキシブル管 12 圧縮空気配管 13 弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 板倉 要 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 伊豆永 孝毅 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 坪根 剛 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 渡辺 敦 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料が移動するトラフと該トラフを振動
    させる加振器からなり、塊または粉状の原料を水平また
    は斜め下向きに搬送する振動フィーダにおいて、気体を
    トラフ角部に沿って下流方向に気体が吹き出すように、
    トラフの上流端部の両角部の底面近傍に気体の吹き出し
    ノズルを設けたこと特徴とする振動フィーダー。
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