JPH07304518A - 粉粒体の空気輸送方法及びその装置 - Google Patents

粉粒体の空気輸送方法及びその装置

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JPH07304518A
JPH07304518A JP8456894A JP8456894A JPH07304518A JP H07304518 A JPH07304518 A JP H07304518A JP 8456894 A JP8456894 A JP 8456894A JP 8456894 A JP8456894 A JP 8456894A JP H07304518 A JPH07304518 A JP H07304518A
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泰介 金子
Toyohiko Ota
東洋彦 太田
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義晃 吉田
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Mitsubishi Materials Trading Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】湿潤粉粒体の低圧空気輸送を可能とし、省力的
で、操作性、安全性、経済性に富む装置を提供する。 【構成】密閉加圧タンク15は、その外壁に加振機10
を取り付け、タンク内は50〜200メッシュの孔の開
いた多孔板5によって上下室に仕切られている。上部室
内には漏斗状の多孔板5の下端の小径部近くに下面が開
口した排出管8を設け、加圧タンク外の輸送用ダクト1
1に連結している。下部室には圧縮空気供給管4が接続
されている。排出管の開口は搬送物により、開口面積を
調整できる構造になっている。密閉タンク15内の粉粒
体は加振及び多孔板を通る空気によって流動化し、更に
タンク内の加振媒体によって湿潤粉粒体の分散が完全に
行われ、排出管8を通って円滑に輸送される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉粒体を空気輸送する
ための粉粒体の空気輸送方法及び装置に関するものであ
る。特に、湿潤粉粒体を低圧空気で輸送する方法及び装
置に関する。本発明において粉粒体とはいわゆる粉体、
粒体及び粉粒体を総称する。例えば無機及び有機粉体、
造粒品、顆粒、金属粒等の粒体、天然産物又は破砕産物
等の粉粒体を含む。また、湿潤粉粒体とは、含水分を有
することによって乾燥状態に比し、粉粒体の粘性が増加
するもの、粉粒体同士の付着、凝集、塊状化を生ずるも
の、壁体等への付着、粘着を生ずる粉粒体を言う。
【0002】
【従来の技術】従来、湿潤粉粒体は一般に人力ないしベ
ルトコンベヤ等で搬送されてきた。省力化を図り作業を
容易にするために、湿潤粉粒体を配管内を低圧空気輸送
する試みもあったが、付着性(粘着性)があり流動性が
悪く、配管内での閉塞、加圧タンク内でのブリッジを起
こして円滑な輸送は困難であった。
【0003】この場合に、特別に高い圧力の空気を用い
て配管内を空気輸送することは可能であるが、操作性、
経済性の面から、危険も伴い実際の利用は困難である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、粉粒体、
特に湿潤粉粒体を空気輸送する技術開発を行い、送出端
における装置や機構に工夫を加えることによって、付着
やブリッジを防止し、上記問題点を解決した湿潤粉粒体
の空気輸送方法及び装置を開発した。本発明は、湿潤粉
粒体の空気輸送に特に適するが、乾燥粉粒体に対しても
適用される新規な粉粒体の空気輸送方法及びその装置を
提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するために、次の技術手段を講じたことを特徴とす
る。すなわち、タンク内で粉粒体を流動化させ、流動化
した粉粒体を流動化部の底部近傍の円周スリット状開口
から流動化ガスと共に輸送管路に送出することを特徴と
する粉粒体の空気輸送方法である。この方法は特に前記
粉粒体が湿潤粉粒体である場合に、優れた効果を奏す
る。この方法では、前記粉粒体を加振しながら流動化す
ることが好ましく、また円周スリット状開口の開口面積
を調整することによって広範な粒度範囲や比重をもつ粉
粒体を取り扱うことができる。この方法では、粉粒体を
前記タンクに間欠的に供給排出することもでき、連続供
給排出することもできる。また、好ましい空気圧は0.
6〜2kg/cm2 である。
【0006】上記方法を好適に実施することができる本
発明の装置は、加圧タンクに加振機を装着すると共に、
加圧タンク内を通気性仕切部材で上下部室に分離し、上
部室には、被輸送物を装入する装入口を設けると共に前
記通気性仕切部材の近傍に開口を有する排出管を配設
し、下部室には圧縮空気装入管を配設したことを特徴と
する粉粒体の空気輸送装置である。
【0007】前記加振機は、直線運動、円運動又は楕円
運動の振動を付与する1又は複数の加振機とすればよ
く、振動数及び/又は振幅調整装置を備えた加振機であ
ると好ましい。加振機の取付け位置は、加圧タンクの外
部でも内部でもよく、加圧タンク本体又は前記通気性仕
切部材の何れか、又は両方に取付けてもよい。加圧タン
ク内に振動板を取付け、この振動板のみを独立に又は他
の部分と共に加振する加振機を装着してもよい。
【0008】前記上部室内に加振媒体を装入すると、流
動化しにくい被輸送物の流動化を促進する。この場合、
前記排出管の開口にスリット状開口を形成し、加振媒体
の寸法をこのスリットの幅より大きくする。この加振媒
体は湿潤粉粒体を輸送するときに特に好適である。通気
性仕切部材は、多孔板、網目板、スリット板、格子板、
並列棒、多重格子棒、濾布、鐘式分散装置の群から選ば
れた1又は複数の部材でよい。この通気性仕切部材形状
は限定されるものではなく、平板状、1又は複数の凹凸
を有する板状、1又は複数の漏斗状、傾斜板状、湾曲板
状、波板状、折曲板状の群から選ばれた1又は複数の形
状とすることができる。
【0009】前記開口及び排出管は、1個に限られたも
のではない。それぞれ複数個としてよい。この開口は、
開口面積調整装置を付属することが好ましく、上向き、
下向き、横向き、又は斜向きでもよい。前記装入口に
は、間欠開閉弁、ロータリーバルブ又は多段開閉弁を備
えて、間欠又は連続操業することができる。また、装入
口の弁の開閉と、圧縮空気の供給とを、電子天秤の計測
値に基づいてシーケンス制御する制御装置を備え、自動
供給、連続操業を行うことができる。
【0010】圧縮空気装入管は複数本を配設してもよ
く、また、前記排出管には、吸引用ジェット空気管を備
え、比重の大きい粉粒体等の輸送に使用する。
【0011】
【作用】本発明方法は、次の(a)、(b)の2つの作
用を組み合わせて粉粒体を空気輸送するものである。 (a)タンク内で粉粒体を流動化させること。流動化さ
せるために、流動化空気を供給して流動層を形成する。
この時、特に湿潤粉粒体では、加振して流動化を促進す
る。場合により加振媒体を流動層内に装入して分散板を
叩打すると共に粉粒体の付着、粘着を防止し流動化をさ
らに促進する。 (b)流動化した粉粒体を流動層の底部近傍の円周スリ
ット状開口から流動化ガスと共に輸送管路に送出するこ
と。流動層は好ましくは、漏斗状に形成してその底部に
スリット状の開口を設ける。このとき、流動化した粉粒
体は容易に漏斗の底部に落下する。輸送管路の入口開口
の周囲にスリット状の開口を形成し、このスリット状の
開口から流動化空気と共に粉粒体を輸送管路に送出す
る。空気以外のガスを利用することができる条件の時
に、そのガスを利用することは随意である。
【0012】前記円周スリット状開口の開口面積を調整
することによって、粉粒体の粒度、比重、輸送量に対応
して最適条件で輸送することができる。また、間欠供給
排出、連続供給排出することもできる。空気圧は、粉粒
体の条件、輸送量、輸送距離等に支配されるが、通常、
0.6〜2kg/cm2 で好適な輸送ができる。
【0013】本発明の好ましい実施例の粉粒体の空気輸
送装置は、加圧タンク、加振機、通気性仕切部材、排出
管、圧縮空気装入管を主要要素とし、これ等の形状、寸
法を適正化し、湿潤粉粒体量、空気供給量、シーケンス
制御等の必要条件に応じて、総合的に最適な条件で操業
することができるものである。本発明の粉粒体の空気輸
送装置は、特に、湿潤粉粒体の空気輸送に威力を発揮
し、加圧タンク内に湿潤粉粒体を充填し、これをバッチ
的、又は交互に開閉するバブルダンパを設けて連続投入
を行い連続的に圧縮空気で配管路を輸送することができ
る。その原理は、湿潤粉粒体の粒子同士の凝集を加振機
でほぐしながら、漏斗状の通気性仕切部材の斜面を下降
させ、一方、この粉粒体を通気性仕切部材の孔を通って
下より吹きあげる空気によって流動化させ、粉体と空気
を完全に混相状態にして排出するものである。
【0014】すなわち、湿潤粉粒体は漏斗状の通気性仕
切部材の斜面を、加振機の加振及び通気性仕切部材下面
からの圧縮空気の作用により滑り落ち、排出管から圧縮
空気と共に送出される。排出管の開口位置を漏斗の下端
に下向に開口させることによって加圧タンク内に湿潤粉
粒体が残留することなく完全に排出することができる。
したがって、加圧タンク内において残量が固結する等の
問題もない。また、本発明の装置は最適な輸送量を電子
天秤を用いて加圧タンクに受入れ、シーケンス制御によ
って輸送を行う。
【0015】この場合、粘着性の大きい粉粒体では、上
部室内に加振媒体を装入しておく。この加振媒体は、排
出管の前記下向開口の周縁と前記通気性仕切部材とが形
成する隙間を少なくとも通過しない大きさの粒径を有す
る1又は複数の固体媒体である。その材質は、加圧タン
ク内で加振したとき破壊を生じないもので、粉粒体と反
応しないものであればその材質を問わない。また、比較
的球に近い滑らかな表面を持ち、自由に運動するような
形状であれば、その形状を問わない。例えば、天然の
礫、鋼球体等の金属、セラミックス球体、合成樹脂球
体、ゴム球体、これらの複合体、中空品、又はその他の
人造の固体媒体を用いることができる。
【0016】使用する圧縮空気の圧力、空気量は、対象
とする湿潤粉粒体の性質、処理量、輸送管路の条件等に
適した圧縮空気の圧力、風量で送出する。これらは簡単
な試験によって、適切な固気比、圧力損失を定めること
ができる。通気性仕切部材は被輸送物の形状等に応じて
多孔板、網目板、スリット板、格子板、並列棒、多重格
子棒、濾布等の1又は複数の部材から構成するとよい。
また、その形状は、平板状、1又は複数の凹凸を有する
板状、1又は複数の漏斗状、傾斜板状、湾曲板状、波板
状、折曲板状の群から選ばれた1又は複数の形状とすれ
ばよい。
【0017】粉粒体としては、無機有機の天然物及び人
工物の粉粒体に適用される。例えば塩、砂糖、調味料粉
末、樹脂粉、肥料、薬品、穀物粉、金属粉、酸化金属
粉、ゴム、珪砂、陶石、セメント、砂など食品、化学、
窯業、金属等の分野の粉粒体のハンドリングに広く適用
することができる。特に湿潤粉粒体のハンドリングに適
し、洗浄直後の粉粒体等も容易に輸送することができ
る。
【0018】なお、この装置は含水分が零か又はそれに
近い少量であって、上記湿潤特性を示さないような乾燥
状態の粉粒体の輸送装置として利用することももちろん
可能である。また、固化した粉粒体にさらに多量の水を
添加してスラリー状にしたものの輸送に適用したとこ
ろ、非常に好適であったので、このようなものを輸送す
ることもできる。
【0019】本発明の装置に用いる加振機は、直線運
動、円運動又は楕円運動の振動を付与する加振機でもよ
く、振動数及び/又は振幅調整装置を備えることが好ま
しい。加振機は外部、内部の1方又は両方に取付けても
よい。タンク内に振動板を取付けたり、加振媒体を装入
してもよい。本発明装置は規模に応じて、被輸送物の装
入口、排出管、空気管などの数、配列を定めることがで
きる。
【0020】また、排出管の開口面積調整装置を付属
し、各種の条件に対応することができる。この場合開口
面積の調整は、通気性仕切り部材と排出管とが形成する
スリットの隙間を調整することによって簡易に実現可能
である。調整する隙間の範囲は10〜25mmとし、輸
送物の粒径の3倍以上のスリット隙間とする。また輸送
物に応じて隙間を調整する。一般に輸送量が多くなると
隙間を拡げ、比重の重いものを輸送する時は、スリット
を通る空気の流速を大きくするために、隙間を狭く取
る。
【0021】粉粒体の輸送を連続運転、間欠運転、又は
シーケンス制御するために必要な装置を備えることも任
意である。
【0022】
【実施例】
実施例1 図1に本発明の実施例の湿潤粉粒体の空気輸送装置を示
した。直径500mmφ×高さ1000mmHの密閉加
圧タンク15は、その外壁に加振機10を取り付けてい
る。加圧タンク15内は50〜200メッシュの多孔板
5によって上下室に仕切られている。多孔板の開口率
は、約40%が好適であるが、輸送物によって30〜5
0%の範囲で選択するとよい。多孔板5は上方が加圧タ
ンク15の内壁に取りつけられ下方が小径をなす閉じた
漏斗状となっている。漏斗の頂角は90°以下とする。
したがって漏斗の斜面の傾斜角は45°以上である。こ
の角度は対象とする粉粒体の特性に応じて選定すること
ができる。また多孔板5の下端の小径部は孔をふさいで
もよいし、漏斗の斜面部より孔径の大きなパンチメタル
としてもよい。
【0023】上部室内には漏斗状の多孔板5の下端の小
径部近くに下面が開口した排出管8を加圧タンク15の
鉛直中心軸に一致させて設け、加圧タンク15外の輸送
用ダクト11に連結している。上部室は湿潤粉粒体収納
室となっている。下部室には圧縮空気供給管4が接続さ
れている。この圧縮空気供給管4は多孔板5に対してで
きるだけ均等に圧縮空気を分散して供給するように、環
状管を加圧タンク内に設け、この環状管に圧縮空気を供
給し、多数の噴出口から分散噴出するようにしている。
【0024】実施例装置では加圧タンク15に湿潤粉粒
体を供給する供給ホッパ16がフレキシブル継手を介し
て上方に接続されており、加圧タンク15は電子天秤1
上に載置されている。実施例の湿潤粉粒体の空気輸送装
置の作動を図2に示す作動系統図によって説明する。供
給ホッパ16から加圧タンク15内に湿潤粉粒体が供給
される。電子天秤1はこの供給量を測定し、設定量が供
給されたら、電子天秤1からの信号により、供給ホッパ
16のダンパ2を閉める。同時に下部室へ圧縮空気を送
るバルブ3を開き、圧縮空気を加圧タンク15内に供給
し、多数の噴出口4から噴出する。噴出口4を多数設け
たのは圧縮空気が多孔板5を均一に通過することを確保
し、特定の空気通路が形成されるのを防止するためであ
る。加圧タンク15の内圧が設定圧力(0.6〜2kg
/cm2 )に到達したら、圧力検出装置12で検知し、
その信号によりダクト11の排出バルブ7を開放し、加
振機10を作動する。圧力風量調節器13によって制御
された圧縮空気は湿潤粉粒体を伴って排出管8、ダクト
11を通って湿潤粉粒体を輸送する。このとき、加圧タ
ンク15内の湿潤粉粒体は自重により加圧タンク内の上
部室を下降する。多孔板5に接する湿潤粉粒体は加振機
10から与えられる振動と多孔板5を通って下部室から
供給される圧縮空気によって、多孔板との摩擦を減殺さ
れ多孔板面を滑り落ちる。このようにして湿潤粉粒体は
加圧タンクから排出され、ダクト11を経て所望の位置
に散布される。このときの作動圧力は0.6〜2kg/
cm2 、圧縮空気消費量は1.5Nm3 /min程度で
ある。ダクト11は人力により目的方向へ移動し所望位
置へ湿潤粉粒体の散布を行う。漏斗状の多孔板5の傾斜
角及び下向に開口した鉛直な排出管8の位置の調整によ
り、加圧タンク15内の湿潤粉粒体は残量なく排出する
ことができる。加圧タンク内の湿潤粉粒体がなくなる
と、空気抵抗が低下し加圧タンク15内の圧力が低下す
る。圧力検出装置12の信号により、バルブ3、7を閉
じ、ダンパ2を再び開き、一定量の湿潤粉粒体を加圧タ
ンク15内に供給し、上記一連の作業を繰り返す。ダク
ト11内で粉体が閉塞したときはフラッシング用2次空
気管14から圧縮空気をダクト11内に供給して閉塞を
解除する。制御装置17は、以上のシーケンス制御を行
う。
【0025】図5は排出管8の開口30の開口面積を調
整する構造例を示したものである。この構造では、通気
性仕切部材は漏斗状の多孔板35とこの上面に少したる
ませて配設したテトロンキャンバス36とから形成され
ている。多孔板35は加圧タンク15の内面とは分離さ
れており、軸37によって下方から支持されている。軸
37はシール部38を通って上下動可能に構成されてい
る。軸37の上端には固定プレート39が取り付けられ
ており、固定プレート39と多孔板押えプレート40と
の間に多孔板35、テトロンキャンバス36を挟んでい
る。軸37を上下させると、排出管8の下端と多孔板3
5とが形成するスリット状の開口の隙間41が変化し、
開口面積を調整することができる。実施例ではこの隙間
は10〜25mmとし、被輸送物の粒径の3倍以上とし
た。
【0026】図6は1個の加圧タンク15に多数の粉粒
体装入口50、多数の通気性仕切板5、多数の排出管8
を設けた例を示した。切替バルブ51、52、53は粉
粒体を切替えて各室に供給し、切替バルブ54、55、
56は排出管8に排出する切替バルブである。また空気
抜バルブ57、58、59は粉粒体を供給するときの各
室内の空気抜きを行う。圧送用空気60はバルブ61を
経て供給される。
【0027】点検用マンホール62、63、64は掃
除、点検用のものである。この装置では、切替弁51、
52、53、54、55、56、空気抜き弁57、5
8、59を順次開閉することによって、全体として連続
的に粉粒体の円滑な空気輸送を行うことができる。図7
は2次空気管14によって排出管8の開口から粉粒体を
吸引する効果を付加した例を示したものである。
【0028】次に図1に示す本発明の装置を用いて種々
の湿潤粉粒体を空気輸送した実施例について説明する。 実施例2 樹脂ペレット(粒径5φ×1mm)を上記実施例の空気
輸送装置20で輸送した。この樹脂ペレットは、約5%
の水分を含み、湿潤状態であった。輸送管路を図3に示
した。輸送管路は、内径40mmの塩化ビニル管で、水
平輸送管路23が20m、垂直輸送管路22が3.7m
で、ホース21、24を管路の前後に接続した。輸送先
では、回収装置25で輸送物を回収した。この時の加圧
タンクの圧力は0.6kg/cm2 で、輸送量24.7
kg/min、風量1.34m3/minで、円滑に輸
送することができた。
【0029】実施例3 粘着性の強い砂糖(ザラ目)を内径50mmのテトロン
ブレードホースを用いて輸送した。輸送管路は、図に示
す形状で、垂直輸送管路22の上り距離3.7m、水平
輸送管路23の延長が10mである。このときの加圧タ
ンクの圧力は0.6kg/cm2 で、輸送量34.9k
g/min、風量1.35m3 /minで好適に輸送す
ることができた。
【0030】実施例4 上白糖(砂糖)を実施例3と同じ輸送管路条件で輸送し
た。従来、上白糖は付着性が大きいため空気輸送するこ
とは困難であった。この実施例の場合、多孔板上の上白
糖が流動しやすいように加振媒体として19mmφのス
テンレスボール2個を上部室内に装入した。この時の加
圧タンクの圧力は0.7kg/cm2 、輸送量37.6
kg/min、風量1.4m3 /minで加圧タンク内
に付着残りもほとんどなく、ほぼ完全に輸送することが
できた。
【0031】実施例5 粒径6mm以下、不定形の鉄粉を、実施例装置20を用
いて、図4に示す管路を輸送した。加圧タンク内の下向
開口周縁と多孔板とが形成する隙間をを14mmとし
た。輸送管路は、内径50mmのテトロンブレードホー
スを水平輸送管路26が104m、垂直昇り輸送管路2
7が20mである。鉄粉の含水分は平均3%であるが、
かなり湿潤状態であった。この場合、輸送管路内での閉
塞を防止するため、輸送管路に圧送用の2次空気管(5
kg/cm2 )をエジェクタとして併用した。このとき
の加圧タンクの圧力は1.9kg/cm2 、輸送量25
kg/min、風量8.1m3 /minで容易に輸送す
ることができた。
【0032】
【発明の効果】本発明の粉粒体の空気輸送装置は、特
に、従来不可能とされていた湿潤粉粒体の低圧空気輸送
を可能としたもので、省力的で、操作性、安全性、経済
性に富み、極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の粉粒体の空気輸送装置を示す
縦断面図である。
【図2】実施例の制御系統図である。
【図3】実施例の輸送管路系統図である。
【図4】実施例の輸送管路系統図である。
【図5】実施例の粉粒体の空気輸送装置の縦断面図であ
る。
【図6】他の実施例の粉粒体の空気輸送装置の縦断面図
である。
【図7】他の実施例の粉粒体の空気輸送装置の縦断面図
である。
【符号の説明】
1 電子天秤 2 ダンパ 3 バルブ 4 圧縮空気供給管 5 多孔板(通気性仕切部材) 6 圧力計 7 バルブ 8 排出管 10 加振機 11 ダクト 12 圧力検出装置 13 圧力風量調節器 14 2次空気管 15 加圧タンク 16 供給ホッパ 17 制御装置 20 空気輸送装置 21、24 ホース 22、23、26、27 輸送管路 25 回収装置 30 開口 35 多孔板 36 キャンバス 37 軸 38 シール部 39 固定プレート 40 押えプレート 41 隙間 50 装入口 51、52、53、54、55、56 切替バルブ 57、58、59 空気抜バルブ 60 圧送用空気 61 バルブ
フロントページの続き (72)発明者 吉田 義晃 長崎県西彼杵郡崎戸町蠣浦郷字上横浦1517 −3 崎戸製塩株式会社崎戸事業所内

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク内で粉粒体を流動化させ、流動化
    した粉粒体を流動化部の底部近傍の円周スリット状開口
    から流動化ガスと共に輸送管路に送出することを特徴と
    する粉粒体の空気輸送方法。
  2. 【請求項2】 前記粉粒体は湿潤粉粒体であることを特
    徴とする請求項1記載の粉粒体の空気輸送方法。
  3. 【請求項3】 前記粉粒体を加振しながら流動化するこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の粉粒体の空気輸送
    方法。
  4. 【請求項4】 前記円周スリット状開口の開口面積を調
    整することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の
    粉粒体の空気輸送方法。
  5. 【請求項5】 粉粒体を前記タンクに間欠供給排出する
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の粉粒体
    の空気輸送方法。
  6. 【請求項6】 粉粒体を前記タンクに連続供給排出する
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の粉粒体
    の空気輸送方法。
  7. 【請求項7】 空気圧が0.6〜2kg/cm2 である
    ことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の粉粒体
    の空気輸送方法。
  8. 【請求項8】 加圧タンクに加振機を装着すると共に、
    加圧タンク内を通気性仕切部材で上下部室に分離し、上
    部室には、被輸送物を装入する装入口を設けると共に前
    記通気性仕切部材の近傍に開口を有する排出管を配設
    し、下部室には圧縮空気装入管を配設したことを特徴と
    する粉粒体の空気輸送装置。
  9. 【請求項9】 前記加振機は、直線運動、円運動又は楕
    円運動の振動を付与する1又は複数の加振機であること
    を特徴とする請求項8記載の粉粒体の空気輸送装置。
  10. 【請求項10】 前記加振機は、振動数及び/又は振幅
    調整装置を備えた加振機であることを特徴とする請求項
    8又は9記載の粉粒体の空気輸送装置。
  11. 【請求項11】 前記加振機を加圧タンク本体及び/又
    は前記通気性仕切部材に装着したことを特徴とする請求
    項8〜10の何れかに記載の粉粒体の空気輸送装置。
  12. 【請求項12】 前記加圧タンク内に振動板を取付け、
    該振動板のみを独立に又は他の部分と共に加振する加振
    機を装着したことを特徴とする請求項8〜11の何れか
    に記載の粉粒体の空気輸送装置。
  13. 【請求項13】 前記排出管の開口にスリット状開口を
    形成し、該スリットの幅より大きい粒径を有する加振媒
    体を前記上部室内に装入したことを特徴とする請求項8
    〜12の何れかに記載の粉粒体の空気輸送装置。
  14. 【請求項14】 前記通気性仕切部材は、多孔板、網目
    板、スリット板、格子板、並列棒、多重格子棒、濾布の
    群から選ばれた1又は複数の部材からなることを特徴と
    する請求項8〜13の何れかに記載の粉粒体の空気輸送
    装置。
  15. 【請求項15】 前記通気性仕切部材は平板状、1又は
    複数の凹凸を有する板状、1又は複数の漏斗状、傾斜板
    状、湾曲板状、波板状、折曲板状の群から選ばれた1又
    は複数の形状であることを特徴とする請求項8〜14の
    何れかに記載の粉粒体の空気輸送装置。
  16. 【請求項16】 前記装入口には、間欠開閉弁、ロータ
    リーバルブ又は多段開閉弁を備えたことを特徴とする請
    求項8〜15の何れかに記載の粉粒体の空気輸送装置。
  17. 【請求項17】 前記開口及び排出管は、それぞれ複数
    個であることを特徴とする請求項8〜16の何れかに記
    載の粉粒体の空気輸送装置。
  18. 【請求項18】 前記開口は、開口面積調整装置を付属
    したことを特徴とする請求項8〜17の何れかに記載の
    粉粒体の空気輸送装置。
  19. 【請求項19】 前記開口は、上向き、下向き、横向
    き、又は斜向きであることを特徴とする請求項8〜18
    の何れかに記載の粉粒体の空気輸送装置。
  20. 【請求項20】 装入口の弁の開閉と、圧縮空気の供給
    とを、電子天秤の計測値に基づいてシーケンス制御する
    制御装置を備えたことを特徴とする請求項8〜19の何
    れかに記載の粉粒体の空気輸送装置。
  21. 【請求項21】 前記圧縮空気装入管は複数本を配設し
    たことを特徴とする請求項8〜20の何れかに記載の粉
    粒体の空気輸送装置。
  22. 【請求項22】 前記排出管には、吸引用ジェット空気
    管を備えたことを特徴とする請求項8〜21の何れかに
    記載の粉粒体の空気輸送装置。
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