JP2500362Y2 - 湿潤物質塊の空気搬送設備における受入設備 - Google Patents

湿潤物質塊の空気搬送設備における受入設備

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JP2500362Y2
JP2500362Y2 JP1454991U JP1454991U JP2500362Y2 JP 2500362 Y2 JP2500362 Y2 JP 2500362Y2 JP 1454991 U JP1454991 U JP 1454991U JP 1454991 U JP1454991 U JP 1454991U JP 2500362 Y2 JP2500362 Y2 JP 2500362Y2
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弘 上遠
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Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は下水廃水処理場等から排
出されるスクリーンかす、除砂、脱水汚泥、繊維性産業
廃棄物、土砂等の多種物質の湿潤状態の物質塊を空気搬
送する設備において、エジェクタポットから圧力空気に
よって搬送された湿潤状態の物質塊を受け入れおよび排
出する設備に関するものである。
【発明の詳細な説明】
【0002】
【従来の技術】図3は従来技術の1例を示すもので、特
公昭51−5225号公報に記載された汚物灰運搬装置
の図である。図3において、じょうご52から投入され
た汚物灰は入口シュート53、入口弁54を通じてエゼ
クタ51内に導入される。導入された汚物灰はエゼクタ
51内においてスプレーノズルからの散水によって所定
の湿り度を与えられる。しめった灰がエゼクタ51の円
錐形部分57に充満したのち、入口弁54を閉じて灰の
流入を停止させ、圧力空気配管58を通じてエゼクタ5
1内に圧力空気を送入し、内部の灰を排出ゲート弁5
9、エルボ60、排出パイプ61を通じて受取り装置6
2に送入する。受取り装置62に送入された灰は内部に
貯留され、排出時には仕切弁63を通じて下部の搬送車
64上に流下したのち所定の場所に移送される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このように上記従来の
技術においてもエゼクタ内の搬送物を受取り装置内に送
入し、必要に応じて受取り装置から排出させることが可
能であった。
【0004】しかしながら上記従来の技術における受取
り装置は単に搬送物の貯留を目的としたものであるため
に、エゼクタから受取り装置まで搬送物を押し出すため
の圧力空気が受取り装置内で減圧されることによって発
生する膨張音や、受取り装置上部から排出される搬送用
空気中に混在する搬送物の微細片が大気中に放出される
のを防止する手段を有しないこと、また搬送物が多種物
質の湿潤状態の塊状である場合に、受取り装置の下部が
絞り構造であることにより底部でアーチを形成して閉塞
を生ずる可能性を有すること、更にまた受取り装置下部
から排出される搬送物の単位時間当りの量が不安定にな
り易く、下流側に焼却炉等を有する場合には燃焼に好ま
しくない影響を与える等の不具合を有するものであっ
た。
【0005】本考案はこのような不具合を解消するため
になされたもので、簡潔な構成によって圧力空気によっ
て搬送されて来る多種多様な湿潤物質塊を受け入れ、大
気中に排出される搬送用空気の膨張に伴なう騒音を低減
し、搬送物の大気中への飛散を防止し、受取り装置内の
閉塞を防止し、更に受取り装置から排出する搬送物の量
を制御し得る受入設備を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的は前記実用新
案登録請求の範囲に記載された湿潤物質塊の空気搬送設
備における受入設備によって達成される。すなわち、上
部に傾斜角45°の衝突板を有する導入部と、搬送物降
下用内筒を有する分離部と、周壁が垂直構造で貯留する
湿潤物質塊の堆積厚さが水平断面の直径よりも小さい厚
さを有するように形成した貯留部とからなる受槽と、貯
留部底面に並設した貯留部とほぼ同一の機幅を有する複
数軸のスクリューフィーダと、上記スクリューフィーダ
内搬送物計量用重量計と、スクリューフィーダ排出部に
配設した気密構造の閉塞弁と、受槽で分離した搬送用空
気の除塵装置と、除塵装置から排出される搬送用空気ラ
インに配設した消音器とによって構成される湿潤物質塊
の空気搬送設備における受入設備である。
【0007】
【実施例】図1〜図2は本考案に基づく実施例を示す図
で、図1は本考案に基づく受入設備の全体系統図を示す
もので、図2は図1における受槽の側面図である。
【0008】図1〜2において、1は受槽、2はスクリ
ューフィーダ、3は重量計、4は閉塞弁、5は除塵装
置、6は消音器、7は送入管、8,9は排気管、10は
排気主管、11は衝突板、12は内筒、13は分離部、
14は貯留部、15はシュート、16は処理装置であ
る。
【0009】エゼクタから圧力空気によって排出された
湿潤物質塊は送入管7内をプラグフローを形成して進み
受槽1に到達する。受槽1に達した湿潤物質塊は、まず
頂部に取設された45°の傾斜角を有する衝突板11の
面に衝突し、そこで下向きに90°転向して分離部13
の内筒12内を落下し貯留部14のスクリューフィーダ
2上に堆積する。プラグフローの終端部以外は湿潤物質
塊が圧密された状態にあり、受槽1内には湿潤物質塊が
静かに投入されるが、プラグフローの終端部が受槽1内
に流入する際には、搬送管中における圧送空気による攪
拌と、搬送用圧力空気が急激に減圧されて膨張すること
により受槽1内で湿潤物質塊の一部が搬送用圧力空気内
に浮遊した状態で送入される。送入された湿潤物質塊を
浮遊させた搬送用圧力空気は衝突板11に衝突し、そこ
で湿潤物質塊の大部分は衝突板11上で圧密化されて落
下するが、微細片の一部は内筒12を出たあと180°
方向を転じ、分離部13の本体と内筒12との間を上方
に流れる。該分離部13の本体と内筒12との間の断面
積は膨張した搬送用圧力空気が毎秒3m以下の速度が得
られるように十分大きくしてあることにより、上記空間
を上向きに流れる湿潤物質塊の微細片はその大部分が再
び下向きに方向を転じて貯留部14に落下する。
【0010】貯留部14は各側壁をいずれも垂直構造と
するとともに、貯留する湿潤物質塊の堆積厚さを断面が
円形の場合にはその円の直径以下、断面が正方形の場合
にはその一辺の長さ以下とすることにより、貯留部14
から湿潤物質塊を切り出す際に該貯留部14内にアーチ
が生じて受槽1内に閉塞を生じるのを防止している。
【0011】貯留部14の底部には搬送されて堆積した
湿潤物質塊を切り出すためにスクリューフィーダ2が敷
設されている。スクリューフィーダ2は受槽1の貯留部
14の水平断面とほぼ同一の投影面積を有する機巾を有
するとともに少なくとも2軸の多軸スクリュー型として
難搬送性を有する湿潤物質塊を確実に排出させる構造と
している。
【0012】スクリューフィーダ2は重量計3上に載置
して、排出する湿潤物質塊の量を計量し、回転数可変駆
動装置等を使用することにより排出量を適宜制御し得る
ようにしている。これによってスクリューフィーダ2の
下流側に焼却炉等の処理装置16を具備している際にも
適正な湿潤物質塊を供給することによって安定した処理
を行なうことを可能にしている。
【0013】また受槽1下部とスクリューフィーダ2と
は、フレキシブルジョイントを介して接続させることに
より、スクリューフィーダ2下部に配設した重量計3
に、受槽1の荷重が作用するのを防止している。
【0014】スクリューフィーダ2の排出部には湿潤物
質塊を受槽1に送入する際に湿潤物質塊の搬送用圧力空
気が湿潤物質塊の下流側に流出するのを防止するために
空気作動式等の閉塞弁4を配設してある。また上記の搬
送用圧力空気の湿潤物質塊下流側への流出を防止する手
段としてスクリューフィーダ2の上部に排気主管10に
連通する排気管9を取設し、スクリューフィーダ2内に
流入した搬送用空気を大気側に流出させている。その他
搬送用空気がスクリューフィーダ2内に流入するのを抑
止する手段としてスクリューフィーダ2の排出側に適確
な抵抗を保持させてスクリューフィーダ2内の搬送物の
充填密度を高め、それによって気密性を保持させること
も可能である。
【0015】受槽1内で湿潤物質塊と分離し、圧力を減
じた搬送用空気の排気管8と、前記スクリューフィーダ
2の上部に取設した排気管9を集合した排気主管10の
下流に、まず除塵装置5を配設してある。除塵装置5は
乾式および湿式のいずれも使用可能である。乾式除塵装
置として例えば回転ドラム式スクリーンを使用する際に
はスクリーンのスリット目巾を3mm以下とし、ドラム
は湿潤物質塊搬送用空気流入時のみ回転させ、スクリー
ンかすは自動掻き取り装置によって掻き取ったのちスク
リューフィーダ2から排出された湿潤物質塊の流路上に
排出させる。また湿式除塵装置には例えば平面スクリー
ンのウェッジワイヤ型を使用し、スクリーン目巾は上記
と同様3mm以下とする。湿潤物質塊の搬送が終了し搬
送用空気の除塵装置5への流入が停止した時点でスクリ
ーンの下流側からスプレーノズルによってスクリーンか
すを逆洗除去し、除去したスクリーンかすは洗浄水と一
緒に排水させる。除塵装置5のスクリーンに目詰り等を
生じ、それによって上流側に配設された機器が内圧上昇
によって破壊されるのを防止するために、受槽1に接点
付圧力計を取設して受槽1内圧力を検知する。その際の
検知圧力は0.5〜1.0kg/cm2 とする。
【0016】排気主管10の受槽1より下流側に消音器
6を配設する。エゼクタから湿潤物質塊を押し出す搬送
用圧力空気は、受槽1内で3〜4.5kg/cm2 の終
圧からほぼ大気圧まで減圧され急激に膨張することによ
り、受槽1内において約100dB(A)の騒音を発生
する。該発生騒音が周辺に伝播して環境を悪化させるの
を防止するために消音器6によって上記約100dB
(A)の騒音を約20dB(A)低減させる。また消音
器6の搬送用空気入口部には除塵装置5を通過した微小
塵芥を捕捉するために、通過断面積の大きい部分を形設
し、流入する搬送用空気の流速を低下させることによっ
て微小塵芥を自然降下させて除去させている。
【0017】
【考案の効果】このように本考案によれば、上記実施例
において説明したように下記に示す効果を奏する。
【0018】 受槽に送入された湿潤物質塊は衝突板
によって圧密化されて内筒内を流下し、他方搬送用空気
は受槽の内筒と受槽本体外筒との間を低速で上昇するこ
とにより、受槽から排出される搬送用空気中に含有する
微小塵芥の量が低減される。
【0019】 受槽下部の貯留部は側壁が垂直構造を
有することにより、搬送物が湿潤物質塊の場合にも閉塞
を生じ難い。
【0020】 受槽下部貯留部の堆積厚さが当該貯留
部の直径または辺の長さよりも小さいことにより、アー
チの形成による閉塞を生じ難い。
【0021】 受槽下部に敷設したスクリューフィー
ダは、貯留部と同じ機巾を有し多軸構造であることによ
り、難搬送性の物質も確実に排出させ得る。
【0022】 スクリューフィーダ内搬送物の重量を
計量し、スクリューフィーダの回転数等を制御して排出
量の調整を行なうことにより、下流側に焼却炉等を有す
る際にも安定した燃焼を可能にして連続処理を行なわせ
得る。
【0023】 下流側に連続的にスクリーンかすを除
去し得る除塵装置と消音器を具備するとともに、エゼク
タから受槽、スクリューフィーダを経由して焼却炉等に
搬送する間、ほとんど搬送対象物を圧密化した状態を保
持させることにより、湿潤物質塊が臭気を有する物質か
らなる場合においてもその一部が攪拌空気により臭気を
発生するが、全体排気量による稀釈率が1/200以上
となるため、周辺環境を悪化させることなく稼動し得
る。
【0024】 本考案に基づくすべての機器は極めて
簡潔な構造と構成になることから、全自動運転を行なう
際にも高い信頼性を保持して実施することが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に基づく受入設備の全体系統図である。
【図2】図1における受槽の側面図である。
【図3】従来技術の例である。
【符号の説明】
1 受槽 2 スクリューフィーダ 3 重量計 4 閉塞弁 5 除塵装置 6 消音器 7 送入管 8 排気管 9 排気管 10 排気主管 11 衝突板 12 内筒 13 分離部 14 貯留部 15 シュート 16 処理装置 51 エゼクタ 52 じょうご 53 入口シュート 54 入口弁 57 円錐形部分 58 圧力空気配管 59 排出ゲート弁 60 エルボ 61 排出パイプ 62 受取り装置 63 仕切弁 64 搬送車

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に傾斜角45°の衝突板を有する導
    入部と搬送物降下用内筒を有する分離部と周壁が垂
    直構造で貯留する湿潤物質塊の堆積厚さが水平断面の直
    径よりも小さい厚さを有するように形成した貯留部とか
    らなる受槽と、 貯留部底面に並設した貯留部とほぼ同一の機幅を有する
    複数軸のスクリューフィーダと、 上記スクリューフィーダ内搬送物計量用重量計と、 スクリューフィーダ排出部に配設した気密構造の閉塞弁
    と、 受槽で分離した搬送用空気の除塵装置と、 除塵装置から排出される搬送用空気ラインに配設した消
    音器とによって構成されることを特徴とする湿潤物質塊
    の空気搬送設備における受入設備。
JP1454991U 1991-02-22 1991-02-22 湿潤物質塊の空気搬送設備における受入設備 Expired - Lifetime JP2500362Y2 (ja)

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