JPH10329947A - 粉粒体材料の気力輸送方法及び粉粒体材料の気力輸送装置 - Google Patents

粉粒体材料の気力輸送方法及び粉粒体材料の気力輸送装置

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JPH10329947A
JPH10329947A JP13973397A JP13973397A JPH10329947A JP H10329947 A JPH10329947 A JP H10329947A JP 13973397 A JP13973397 A JP 13973397A JP 13973397 A JP13973397 A JP 13973397A JP H10329947 A JPH10329947 A JP H10329947A
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storage tank
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pneumatic
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JP13973397A
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Kazuhide Murata
和栄 村田
Osamu Matsui
治 松井
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Matsui Mfg Co Ltd
Original Assignee
Matsui Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】材料輸送管内へ送出する圧縮空気の圧力を上げ
ることなく、粉粒体材料を輸送元材料貯留槽から輸送先
材料貯留槽へスムーズに気力輸送できる粉粒体材料の気
力輸送方法を提供する。 【解決手段】材料輸送管3内に、常に正圧である脈動空
気振動波を送出し、この脈動空気振動波によって、材料
輸送管3内の粉粒体材料を輸送先材料貯留槽2へ気力輸
送するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば農産物、化
学製品等々のような、粉粒体材料の気力輸送方法及び気
力輸送装置に関し、特に、材料輸送管内へ送出する空気
の圧力を上げることなく、粉粒体材料を材料輸送管内か
ら材料貯留槽へスムーズに気力輸送できる粉粒体材料の
気力輸送方法及び粉粒体材料の気力輸送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、粉粒体材料の気力輸送方法とし
ては、ブロー式、プラグ式などの気力輸送方法が提案さ
れている。図5は、従来のブロー式気力輸送装置を概略
的に示す全体構成図である。このブロー式気力輸送装置
101は、材料切出弁108を開閉して、輸送元材料貯
留槽(ホッパー)107から材料輸送管103内に一定
量の粉粒体材料を切り出した後、空気源(ブロア)10
5から、定常圧、定常流の圧縮空気を材料輸送管103
内に送出し、この空気によって材料輸送管103内の粉
粒体材料を流動化して輸送先材料貯留槽102に気力輸
送するものである。
【0003】また、図6は、従来のプラグ式気力輸送装
置を概略的に示す全体構成図である。このプラグ式気力
輸送装置201は、材料切出弁108を開閉して、輸送
元材料貯留槽(ホッパー)107から材料輸送管103
内にプラグとなる一定量の粉粒体材料を切り出した後、
空気源(ブロア)105から、所定量の空気を送り込
み、一定量の粉粒体材料をプラグとして、輸送先材料貯
留槽102方向へ送りだし、以下、輸送元材料貯留槽
(ホッパー)107から材料輸送管103内にプラグと
なる一定量の粉粒体材料を切り出し工程と、空気源(ブ
ロア)105から、所定量の空気を送り込み、一定量の
粉粒体材料をプラグとして、輸送先材料貯留槽102方
向へ送りだす工程とを交互に繰り返し行って、図7
(a)及び図7(b)に示すように、プラグP、空気層
A、プラグP、・・・を順次形成し、プラグP、・・・
を各々壊さないようにして、順次、輸送先材料貯留槽1
02内に気力輸送するものである。
【0004】尚、このようなプラグ式気力輸送装置20
1では、空気源(ブロア)105を駆動するとともに、
開閉弁104を所定の周期で開閉しているので、材料輸
送管103内には、一定期間、所定の定常圧が加わり、
一定期間、大気圧と同圧の期間が現れる、一定周期の間
欠的な所定の圧が加わり、この一定周期の間欠的な所定
の空気にしたがって、プラグP、・・・は、材料輸送管
103内を移動と停止とを繰り返しながら、輸送先材料
貯留槽102方向へと移動する。尚、図5及び図6中、
109は除塵フィルターを示しており、111は集塵フ
ィルターを、また、120、121は、材料輸送管10
3内に一定量の粉粒体材料を切り出す際に用いる開閉弁
を、122は、材料輸送管103内に一定量の粉粒体材
料を切り出す際に用いる空気を供給する空気源(ブロ
ア)を、123は除塵フィルターを示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のブロ
ー式気力輸送装置101を用いた気力輸送方法では、材
料輸送管103に屈曲した屈曲部103wがあると、そ
の屈曲部103wで、流動化していた粉粒体材料が、プ
ラグ化しやすく、また、縦方向になった箇所103vが
あると、その部分103vでも、粉粒体材料がプラグ化
しやすい。
【0006】また、材料輸送管103が長い場合には、
空気源(ブロア)105から遠方になればなる程、粉粒
体材料がプラグ化しやすい。そして、プラグ化した粉粒
体材料は、気力輸送中に材料輸送管103内で次第に成
長し、材料輸送管103内で停滞し、やがては、材料輸
送管103内で閉塞状態となって、輸送先材料貯留槽1
02へ粉粒体材料の安定した気力輸送ができなくなると
いう問題があった。
【0007】従来は、このような問題に対処するため
に、材料輸送管103内へ送出する圧縮空気の圧力を上
げることによって、気力輸送をスムーズに行おうとする
工夫がなされている。しかしながら、材料輸送管103
内への圧縮空気の圧力を上げるようにしても、プラグ化
した粉粒体材料の一部が崩れ、吹抜け現象を生じるだけ
で、残部が材料輸送管103の壁面に付着したままとな
り、圧縮空気の圧力を上げるだけでは、材料輸送管10
3内の粉粒体材料を輸送先材料貯留槽102へ向けてス
ムーズに気力輸送することができない。
【0008】更に、材料輸送管103内へ供給する空気
の圧力を上げると、気力輸送する粉粒体材料同士が互い
に強い力で衝突したり、粉粒体材料が材料輸送管103
の壁面に強い力で衝突することとなり、輸送前後で、粉
粒体材料の物性(粒径、粒度分布等)が変化してしまう
という問題もある。また、従来のプラグ式気力輸送装置
201を用いた気力輸送方法でも、材料輸送管103に
屈曲した屈曲部103wや縦方向になった箇所103v
があると、その屈曲部103wや、縦方向になった箇所
103vで、プラグPとプラグPとが互いにひっついて
成長したり、材料輸送管103が長い場合には、空気源
(ブロア)105から遠方になればなる程、プラグPと
プラグPとが互いにひっついて成長しやすく、プラグが
ある程度の大きさまで成長してしまうと、材料輸送管1
03内に停滞し、輸送先材料貯留槽102へ、粉粒体材
料をスムーズに気力輸送することができなくなるという
問題があった。
【0009】本発明は、このような問題を解決するため
になされたものであって、材料輸送管内へ送出する圧縮
空気の圧力を上げることなく、圧縮空気から脈動空気振
動波を発生して材料輸送管内に送出することによって、
材料輸送管に屈曲部分や縦向きに設けられた部分があっ
たり、材料輸送管が長い場合にも、粉粒体材料を輸送元
材料貯留槽から輸送先材料貯留槽へスムーズに気力輸送
することができる、粉粒体材料の気力輸送方法及び気力
輸送装置を提供することを目的としている。
【0010】また、従来のブロー式気力輸送装置101
やプラグ式気力輸送装置201では、いずれも、輸送先
材料貯留槽102の上方に材料輸送管103の他端10
3bが接続された構成となっており、輸送先材料貯留槽
102内へ、先に供給された粉粒体材料上に、順次、後
に、輸送先材料貯留槽102内へ供給された粉粒体材料
が堆積していくため、気力輸送中に、輸送先材料貯留槽
102内に供給された粉粒体材料を均一に混合するのが
難しいという問題もあった。
【0011】本発明の他の目的は、このような問題を解
決するためになされたものであって、先に、輸送先材料
貯留槽内へ供給された粉粒体材料と、後に、輸送先材料
貯留槽内へ供給された粉粒体材料とを、気力輸送中に、
均一に混合することができる、粉粒体材料の気力輸送方
法及び気力輸送装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の粉粒体
材料の気力輸送方法は、粉粒体材料を、材料輸送管を介
して輸送先材料貯留槽へ気力輸送するようにした粉粒体
材料の気力輸送方法において、材料輸送管内に、常に正
圧である脈動空気振動波を送出し、この脈動空気振動波
によって、材料輸送管内の粉粒体材料を前記輸送先材料
貯留槽へ気力輸送することを特徴とする。
【0013】ここで、本明細書で用いる用語「正圧」
は、材料輸送管内の圧力が、大気圧より高くなっている
状態を意味し、また、「常に正圧の脈動空気振動波」
は、振幅の山と谷とがともに正圧の脈動空気振動波を意
味する。請求項2に記載の粉粒体材料の気力輸送方法
は、請求項1に記載の粉粒体材料の気力輸送方法で用い
る脈動空気振動波を、材料貯留槽へ気力輸送する粉粒体
材料の供給量に応じて、その振幅を大きくするようにし
たことを特徴とする。
【0014】請求項3に記載の粉粒体材料の気力輸送方
法は、請求項1または請求項2に記載の粉粒体材料の気
力輸送方法で用いる材料輸送管を輸送先材料貯留槽の下
部位置に接続し、且つ、材料輸送管の材料噴出口を上向
きに設けたことを特徴とする。請求項4に記載の粉粒体
材料の気力輸送装置は、輸送先材料貯留槽と、輸送先材
料貯留槽に粉粒体材料を供給するための材料輸送管と、
材料輸送管の一端に接続された脈動空気振動波発生装置
と、脈動空気振動波発生装置の上流側に接続され、圧縮
空気を供給する空気源とを備え、輸送先材料貯留槽は、
材料輸送管の他端に接続されており、脈動空気振動波発
生装置は、周壁面に一対の接続口を有する円筒形状のケ
ース体と、ケース体の中心軸を回転軸として、ケース内
を2つに分割し、且つケース体内で回動するように設け
られたロータリー弁とを備え、周壁面に設けられた一対
の接続口の一方が、空気源に接続され、他方が、前記材
料輸送管に接続されている。
【0015】請求項5に記載の粉粒体材料の気力輸送装
置は、請求項4に記載の粉粒体材料の気力輸送装置の材
料輸送管に、振動増幅手段を更に設け、振動増幅手段に
より、脈動空気振動波発生装置から発生する脈動空気振
動波を増幅し、材料輸送管を振動させることによって、
前記材料輸送管内に停滞しようとする粉粒体材料を崩壊
しながら、粉粒体材料を輸送先材料貯留槽に気力輸送す
るようにした。
【0016】請求項6に記載の粉粒体材料の気力輸送装
置は、請求項4または請求項5に記載の粉粒体材料の気
力輸送装置の材料輸送管を輸送先材料貯留槽の下部位置
に接続し、且つ、材料輸送管の材料噴出口を上向きに設
けた。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明について、図を参照
しながら、更に詳しく説明する。図1は、本発明に係る
粉粒体材料の気力輸送装置の一例を概略的に示す全体構
成図である。この粉粒体材料の気力輸送装置1は、輸送
先材料貯留槽2と、輸送先材料貯留槽2に粉粒体材料を
供給するための材料輸送管3と、材料輸送管3の一端3
aに接続された脈動空気振動波発生装置4と、脈動空気
振動波発生装置4の上流側に接続され、圧縮空気を供給
する空気源5とを備える。輸送先材料貯留槽2は、材料
輸送管3の他端3bに接続されている。
【0018】また、材料輸送管3の途中3cには、材料
供給管6が接続されており、材料供給管6には、粉粒体
材料を貯留した輸送元材料貯留槽7が、材料切出弁8を
介して接続されている。尚、図1中、7aは空気流入口
を、9、10で示す部材装置は除塵フィルタを、また、
11は、集塵フィルタを示している。
【0019】脈動空気振動波発生装置4は、図2に示す
ように、周壁4sに一対の接続口h1、h2を有する円
筒形状のケース体41と、ケース体41の中心軸41a
を回転軸として、ケース体41内を2つに分割し、且
つ、ケース体41内を回動するように設けられたロータ
リー弁42とを備える。そして、周壁4sに設けられた
一対の接続口h1、h2の一方h1が、空気源5に接続
され、他方h2が、材料輸送管3に接続されている。
【0020】また、この気力輸送装置1では、図1に示
すように、材料輸送管3が輸送先材料貯留槽2の下部位
置に接続されており、且つ、材料輸送管3の他端3b側
の先端3eの材料噴出口h3が上向きに設けられてい
る。更に、材料輸送管3には、複数の振動増幅手段12
が、適宜間隔を隔てて設けられている。この例では、振
動増幅手段12として、バネ等の弾性体を用いており、
材料輸送管3を振動増幅手段12を用いて、壁等の支持
部材13に接続している。
【0021】次に、この気力輸送装置1を用いて、輸送
元材料貯留槽7に貯留された粉粒体材料を材料輸送管3
を介して輸送先材料貯留槽2へ気力輸送する方法につい
て説明する。まず、材料切出弁8を開閉することで、輸
送元材料貯留槽7から所定量の粉粒体材料を材料供給管
6内に切り出した後、空気源(ブロア)5を駆動させる
とともに、脈動空気振動波発生装置4のロータリー弁4
2を回転駆動させる。
【0022】この装置1では、脈動空気振動波発生装置
4のロータリー弁42を回転駆動させると、ロータリー
弁42が実線で示すような位置にあるときは、空気源
(ブロア)5と材料輸送管3との間が連通しているの
で、空気源(ブロア)5より発生させた圧縮空気が、そ
のまま、材料輸送管3内へ送り込まれる。他方、ロータ
リー弁42が想像線で示すような位置にあるときは、空
気源(ブロア)5と材料輸送管3との間が、ロータリー
弁42により遮断された状態となる。この状態では、ケ
ース体41内のロータリー弁42により分割形成されて
いる2つの空間の内、空気源(ブロア)5に接続された
一方の接続口h1につながっている側の空間S1では、
空気源(ブロア)5より送られてくる空気が圧縮され、
材料輸送管3に接続された他方の接続口h2につながっ
ている側の空間S2では、圧縮された空気が、材料輸送
管3内に送り込まれ、図3に示すような、最大値(振幅
の山)と最小値(振幅の谷)とがともに正の値で脈動す
る、常に正圧の脈動空気振動波が、材料輸送管3内に発
生する。また、この脈動空気振動波により、材料輸送管
3に振動が発生する。
【0023】そして、この装置1では、脈動空気振動
波、及び、この脈動空気振動波により発生した材料輸送
管3の振動により、プラグの形成、プラグの崩壊、プラ
グの一部崩壊、材料輸送管3内の粉粒体材料の全部の流
動化、材料輸送管3内の粉粒体材料の一部の流動化等
が、脈動空気振動波、及び、この脈動空気振動波により
材料輸送管3に発生した振動に伴って混然として起こ
り、このような現象を伴いつつ、粉粒体材料が材料輸送
管3内を停止することなく、常に正圧の脈動空気振動波
により、輸送先材料貯留槽2へ気力輸送されていく(図
4を参照)。
【0024】尚、本発明者らの実験によれば、脈動空気
振動波により、粉粒体材料を気力輸送するようにすれ
ば、同じサイズ気力輸送装置を用い、同じ量の粉粒体材
料を気力輸送する場合、従来のブロー式の気力輸送をす
る場合に比べ、空気源(ブロア)5の駆動力を20%ダ
ウンさせても、材料輸送管3内にプラグの停滞による閉
塞現象が生じなかった。
【0025】本発明に係る粉粒体材料の気力輸送方法を
用いれば、材料輸送管3内へ供給する空気の圧力を上げ
ることなく、スムーズに粉粒体材料を輸送先材料貯留槽
2へ気力輸送でき、気力輸送する粉粒体材料同士が大き
な力で互いに衝突したり、粉粒体材料が材料輸送管3の
壁面に強い力で衝突することがないので、輸送前後で、
粉粒体材料の物性(粒径、粒度分布等)が変化するとい
う問題が生じない。
【0026】また、この装置1では、図1に示すよう
に、材料輸送管3が輸送先材料貯留槽2の下部位置に接
続されており、且つ、材料輸送管3の他端3b側の先端
3eの材料噴出口h3を上向きに設けたので、輸送先材
料貯留槽2内において、粉粒体材料が、脈動空気振動波
にしたがって、間欠的に強く吹き出した時に、輸送先材
料貯留槽2内の上方に高く吹き上げられ、しかる後に落
下するという現象が繰り返し起こり、このような現象の
繰り返しにより、落下する粉粒体材料と上方に吹き上げ
られる粉粒体材料とが混合され、粉粒体材料が、より一
層均一に混合されるようになる。
【0027】更に、この例のように、壁等の支持部材1
3に材料輸送管3をバネ等の弾性体から構成される振動
増幅手段12を設け、振動増幅手段12により、脈動空
気振動波発生装置4から発生する脈動空気振動波により
生じる材料輸送管3の振動を増幅させるようにし、材料
輸送管3内に停滞しようとする粉粒体材料を崩壊しなが
ら、気力輸送すれば、粉粒体材料を輸送先材料貯留槽2
に更にスムーズに気力輸送できる。
【0028】また、実験により、従来のブロー式気力輸
送方法やプラグ式気力輸送方法では、粉粒体材料を効率
よく気力輸送できなかった、材料輸送管3の距離が長
く、材料輸送管3に屈曲部3wや、縦方向に設けられた
部分3vを有する気力輸送装置1においても、脈動空気
振動波発生装置4を取付け、本発明に従う気力輸送方法
を用いれば、粉粒体材料を輸送先材料貯留槽2に更にス
ムーズに気力輸送できるということも判った。
【0029】更にまた、1回当りに気力輸送する粉粒体
材料の量が多いときは、輸送先材料貯留槽2へ気力輸送
する粉粒体材料の供給量に応じて、その振幅(山と谷と
の差)を大きくするようにした方が、粉粒体材料を輸送
先材料貯留槽2に更にスムーズに気力輸送できるという
ことも判った。
【0030】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、請求項1
に記載の粉粒体材料の気力輸送方法では、常に正圧の脈
動空気振動波によって、粉粒体材料を材料輸送管内で材
料貯留槽に向けて気力輸送するようにしたため、材料輸
送管に屈曲部分や縦向きに設けられた部分があっても、
材料輸送管内に送出する空気の圧力をそれほど上げるこ
となく、輸送先材料貯留槽へ材料輸送管内で粉粒体材料
をスムーズに気力輸送できる。
【0031】請求項2に記載の粉粒体材料の気力輸送方
法では、気力輸送される粉粒体材料の供給量が多くなる
に応じて、脈動空気振動波の振幅を大きくすることによ
り、粉粒体材料の供給量が多くなっても、この粉粒体材
料が材料輸送管内に停滞することなく、その気力輸送を
スムーズに行うことができる。請求項3に記載の粉粒体
材料の気力輸送方法では、材料輸送管の先端の噴出口を
上向きに設けたので、その先端が接続される材料貯留槽
内で、粉粒体材料が脈動空気振動波に伴って間欠的に上
方に吹き上げられ、その後落下するという現象の繰り返
しが起こり、落下する粉粒体材料と上方に吹き上げられ
る粉粒体材料とが混合され、粉粒体材料をより一層均一
に混合できる。
【0032】請求項4に記載の粉粒体材料の気力輸送装
置では、脈動空気振動発生装置で発生させた、常に正圧
の脈動空気振動波を材料輸送管内に送出して、材料輸送
管内の粉粒体材料を材料貯留槽に向けて気力輸送する構
成としたので、材料輸送管内に送出する空気の圧力をそ
れほど上げることなく、粉粒体材料を材料貯留槽に向け
て材料輸送管内でスムーズに気力輸送できる。
【0033】請求項5に記載の粉粒体材料の気力輸送装
置では、材料輸送管に適宜数の振動増幅手段を付設した
ので、この振動増幅手段を駆動することによって、材料
輸送管内の脈動空気振動波を増幅させることができ、材
料輸送管内に停滞しようとする粉粒体材料を容易に崩壊
させることができ、粉粒体材料の供給量が多くなっても
この粉粒体材料をスムーズに気力輸送することができ
る。
【0034】請求項6に記載の粉粒体材料の気力輸送装
置では、材料輸送管の先端の噴出口を上向きに設けたの
で、その先端が接続される材料貯留槽内で、粉粒体材料
が脈動空気振動波に伴って間欠的に上方に吹き上げら
れ、その後落下するという現象の繰り返しが起こり、落
下する粉粒体材料と上方に吹き上げられる粉粒体材料と
が混合され、粉粒体材料をより一層均一に混合できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る粉粒体材料の気力輸送装置を概略
的に示す全体構成図である。
【図2】本発明に係る粉粒体材料の気力輸送装置に使用
する脈動空気振動発生装置を概略的に示す一部切欠き断
面図である。
【図3】本発明に係る粉粒体材料の気力輸送方法に使用
される脈動空気振動波の時間と材料輸送管内圧との相関
関係を示すグラフである。
【図4】脈動空気振動波によって、材料輸送管内を気力
輸送される粉粒体材料の輸送状態を示すグラフである。
【図5】従来の粉粒体材料の気力輸送装置を概略的に示
す全体構成図である。
【図6】従来の粉粒体材料の気力輸送装置を概略的に示
す全体構成図である。
【図7】従来のプラグ式の気力輸送によって、材料輸送
管内を気力輸送される粉粒体材料の輸送状態を模式的に
示す図であり、図7(a)は、ある時の材料輸送管内を
気力輸送される粉粒体材料の輸送状態を示す断面図であ
り、図7(b)は、次の材料輸送管内を気力輸送される
粉粒体材料の輸送状態を示す断面図である。
【符号の説明】 1 気力輸送装置 2 輸送先材料貯留槽 3 材料輸送管 3a 材料輸送管の一端 3b 材料輸送管の他端 3e 材料輸送管の他端側の先端 4 脈動空気振動波発生装置 4s 周壁 5 空気源 6 材料供給管 7 輸送元材料貯留槽 12 振動増幅手段 41 ケース体 41a 中心軸 42 ロータリー弁 h1、h2 接続口 h3 材料噴出口

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粉粒体材料を、材料輸送管を介して輸送先
    材料貯留槽へ気力輸送するようにした粉粒体材料の気力
    輸送方法において、 前記材料輸送管内に、常に正圧の脈動空気振動波を送出
    し、この脈動空気振動波によって、前記材料輸送管内の
    粉粒体材料を前記輸送先材料貯留槽へ気力輸送すること
    を特徴とする、粉粒体材料の気力輸送方法。
  2. 【請求項2】前記脈動空気振動波を、前記輸送先材料貯
    留槽へ気力輸送する粉粒体材料の供給量に応じて、その
    振幅を大きくするようにしたことを特徴とする、請求項
    1に記載の粉粒体材料の気力輸送方法。
  3. 【請求項3】前記材料輸送管を前記輸送先材料貯留槽の
    下部位置に接続し、且つ、 前記材料輸送管の材料噴出口を上向きに設けたことを特
    徴とする、請求項1または請求項2に記載の粉粒体材料
    の気力輸送方法。
  4. 【請求項4】輸送先材料貯留槽と、 前記輸送先材料貯留槽に粉粒体材料を供給するための材
    料輸送管と、 前記材料輸送管の一端に接続された脈動空気振動波発生
    装置と、 前記脈動空気振動波発生装置の上流側に接続され、圧縮
    空気を供給する空気源とを備え、 前記輸送先材料貯留槽は、前記材料輸送管の他端に接続
    されており、 前記脈動空気振動波発生装置は、 周壁面に一対の接続口を有する円筒形状のケース体と、 前記ケース体の中心軸を回転軸として、ケース内を2つ
    に分割し、且つケース体内で回動するように設けられた
    ロータリー弁とを備え、 前記周壁面に設けられた一対の接続口の一方が、前記空
    気源に接続され、 他方が、前記材料輸送管に接続されている、粉粒体材料
    の気力輸送装置。
  5. 【請求項5】前記材料輸送管に、振動増幅手段を更に設
    け、 前記振動増幅手段により、前記脈動空気振動波発生装置
    から発生する脈動空気振動波により生じる前記材料輸送
    管の振動を増幅させることによって、前記材料輸送管内
    に停滞しようとする粉粒体材料を崩壊しながら、粉粒体
    材料を前記輸送先材料貯留槽に気力輸送するようにし
    た、請求項4に記載の粉粒体材料の気力輸送装置。
  6. 【請求項6】前記材料輸送管を前記輸送先材料貯留槽の
    下部位置に接続し、且つ、 前記材料輸送管の材料噴出口を上向きに設けた、請求項
    4または請求項5に記載の粉粒体材料の気力輸送装置。
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