JP2673863B2 - 高摩擦係数粉体の気体輸送方法 - Google Patents
高摩擦係数粉体の気体輸送方法Info
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- JP2673863B2 JP2673863B2 JP4341669A JP34166992A JP2673863B2 JP 2673863 B2 JP2673863 B2 JP 2673863B2 JP 4341669 A JP4341669 A JP 4341669A JP 34166992 A JP34166992 A JP 34166992A JP 2673863 B2 JP2673863 B2 JP 2673863B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉体特に高摩擦係数を
有する粉体に対する圧力空気による輸送方法に関する。
有する粉体に対する圧力空気による輸送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通常の粉体に対する圧力空気による輸送
要領を図4に示す。この輸送装置50は、粉体を収納す
るトランスポータ51と、このトランスポータ51に収
納した3体を空気流により輸送する輸送管52と、輸送
管52に所定間隔を存して取付けられるブースタ53と
を備える。トランスポータ51は上部を密閉し、下方は
円錐状に絞つた筒状とし、上方から適宜手段にて粉体を
受入れると共に、収納する粉体を空気流により押し出す
ため逆止弁を備えたトツプエア供給管54を、また下方
円錐状部51aには逆止弁を備えた多数の下部ジエツト
ノズル55を取付ける。この下部ジエツトノズル55は
円錐面に対し接線状に取付ける。これにより上方のトツ
プエア供給管54からの圧力空気の供給により収納する
粉体を排出すると共に、下部ジエツトノズル55からの
圧力空気の噴出により円錐部への付着或いはブリツジの
形成を防止する。
要領を図4に示す。この輸送装置50は、粉体を収納す
るトランスポータ51と、このトランスポータ51に収
納した3体を空気流により輸送する輸送管52と、輸送
管52に所定間隔を存して取付けられるブースタ53と
を備える。トランスポータ51は上部を密閉し、下方は
円錐状に絞つた筒状とし、上方から適宜手段にて粉体を
受入れると共に、収納する粉体を空気流により押し出す
ため逆止弁を備えたトツプエア供給管54を、また下方
円錐状部51aには逆止弁を備えた多数の下部ジエツト
ノズル55を取付ける。この下部ジエツトノズル55は
円錐面に対し接線状に取付ける。これにより上方のトツ
プエア供給管54からの圧力空気の供給により収納する
粉体を排出すると共に、下部ジエツトノズル55からの
圧力空気の噴出により円錐部への付着或いはブリツジの
形成を防止する。
【0003】56は気抜き管を示し、トランスポータ5
1内への粉体の供給に際し弁57を開き、トランスポー
タへの粉体の充填に伴う余剰空気を集塵装置58を介し
て排出するようにしたものである。60a、60bはト
ランスポータ51内の粉体堆積量検出用レベル計を示
す。
1内への粉体の供給に際し弁57を開き、トランスポー
タへの粉体の充填に伴う余剰空気を集塵装置58を介し
て排出するようにしたものである。60a、60bはト
ランスポータ51内の粉体堆積量検出用レベル計を示
す。
【0004】上記ブースタ53は逆止弁61を備え、ブ
ースタ給気管62に接続される。63は供給空気量制御
ユニツトを示し、ラインL10は高圧ラインでトランス
ポータ51の上部に取付けられるトツプエア供給管54
に接続される。またL11はトランスポータ下部円錐面
に取付けられるジエツトノズル55に対する圧力空気供
給ライン、L12はブースタ給気管62に接続されるブ
ースタ空気供給ラインを示し、ラインL11、L12に
はレギュレータ64、65を備えて所要圧に制御され、
電磁開閉弁66、67、68により開閉される。
ースタ給気管62に接続される。63は供給空気量制御
ユニツトを示し、ラインL10は高圧ラインでトランス
ポータ51の上部に取付けられるトツプエア供給管54
に接続される。またL11はトランスポータ下部円錐面
に取付けられるジエツトノズル55に対する圧力空気供
給ライン、L12はブースタ給気管62に接続されるブ
ースタ空気供給ラインを示し、ラインL11、L12に
はレギュレータ64、65を備えて所要圧に制御され、
電磁開閉弁66、67、68により開閉される。
【0005】上記構成において、粉体がトランスポータ
51に所定量供給された後、トツプエア供給管54と共
に下部のジエツトノズル55から円錐状部に接線方向に
圧力空気を吹き込み、ブリツジの形成を防止しつゝ粉体
を輸送管52内に送り出す。輸送管52には多数のブー
スタ53が配備され、圧力空気を輸送管内に吹き込み、
これにより粉体を移送する。
51に所定量供給された後、トツプエア供給管54と共
に下部のジエツトノズル55から円錐状部に接線方向に
圧力空気を吹き込み、ブリツジの形成を防止しつゝ粉体
を輸送管52内に送り出す。輸送管52には多数のブー
スタ53が配備され、圧力空気を輸送管内に吹き込み、
これにより粉体を移送する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記輸送方法によると
きは、粉体が酸化鉄等の軽量で滑り易いときは問題はな
いが、PVC粉末等の単一粒質量が大きく、その他角張
つた粉体あるいは鱗片状等の粉末で粒子間摩擦係数の大
きい粉体を高濃度・低速で空気輸送する場合には、輸送
管が短い場合には問題はないが、長尺の場合には輸送管
内において管底流となり不安定輸送となり易く、かつ粉
体相互に絡み合いを生じて塊状となり、これが管路に栓
(プラグ)状に詰まり、輸送圧の上昇に伴い間欠的に飛
び出し、所謂ハンマリングを生じて騒音を発すると共
に、各部に振動を付与し、損傷を与える等の問題があ
る。このため輸送空気の流速・風量をアップしても却っ
て配管振動が大となりラインショックトラブル発生を起
こした。本発明はかゝる点に鑑みてなされたもので、上
記塊状となることを防止し、一定濃度に均一化して輸送
する輸送方法を提供することを目的とする。
きは、粉体が酸化鉄等の軽量で滑り易いときは問題はな
いが、PVC粉末等の単一粒質量が大きく、その他角張
つた粉体あるいは鱗片状等の粉末で粒子間摩擦係数の大
きい粉体を高濃度・低速で空気輸送する場合には、輸送
管が短い場合には問題はないが、長尺の場合には輸送管
内において管底流となり不安定輸送となり易く、かつ粉
体相互に絡み合いを生じて塊状となり、これが管路に栓
(プラグ)状に詰まり、輸送圧の上昇に伴い間欠的に飛
び出し、所謂ハンマリングを生じて騒音を発すると共
に、各部に振動を付与し、損傷を与える等の問題があ
る。このため輸送空気の流速・風量をアップしても却っ
て配管振動が大となりラインショックトラブル発生を起
こした。本発明はかゝる点に鑑みてなされたもので、上
記塊状となることを防止し、一定濃度に均一化して輸送
する輸送方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の高摩擦係数粉体の気体輸送方法は、粉体を収
納し圧力空気を付与して下方から排出するトランスポー
タの底部に設けた排出調整弁と、該排出調整弁を介して
送り出される粉体に対し圧力空気により加速し輸送管に
送り出す給気ノズルと、輸送管には所定間隔毎に配置し
た逆止機構を有するブースタとを備えた粉体の気体輸送
装置において、上記給気ノズルは、トランスポータ側に
連通する垂直通路の下部に逆T字状に形成される水平通
路を有し、給気ノズルに対して圧力空気を供給するノズ
ル管を少なくとも上記垂直通路を横切る位置まで水平通
路内に挿入せしめ、トランスポータに粉体を充填し、予
備加圧を施した後、排出調整弁を開き粉体の排出と同期
して給気ノズルに対する圧力空気供給弁とブースタに対
する圧力空気供給弁とを開放すると共に、トランスポー
タから送り出される粉体量と給気ノズルに対する空気量
を調整し、給気ノズルから噴出する空気流により粉体を
吸引混合し均一の混合比率にすると共に、給気ノズルに
対する圧力空気の供給風量の選択補充によりさらに増速
することを特徴とするものである。
の本発明の高摩擦係数粉体の気体輸送方法は、粉体を収
納し圧力空気を付与して下方から排出するトランスポー
タの底部に設けた排出調整弁と、該排出調整弁を介して
送り出される粉体に対し圧力空気により加速し輸送管に
送り出す給気ノズルと、輸送管には所定間隔毎に配置し
た逆止機構を有するブースタとを備えた粉体の気体輸送
装置において、上記給気ノズルは、トランスポータ側に
連通する垂直通路の下部に逆T字状に形成される水平通
路を有し、給気ノズルに対して圧力空気を供給するノズ
ル管を少なくとも上記垂直通路を横切る位置まで水平通
路内に挿入せしめ、トランスポータに粉体を充填し、予
備加圧を施した後、排出調整弁を開き粉体の排出と同期
して給気ノズルに対する圧力空気供給弁とブースタに対
する圧力空気供給弁とを開放すると共に、トランスポー
タから送り出される粉体量と給気ノズルに対する空気量
を調整し、給気ノズルから噴出する空気流により粉体を
吸引混合し均一の混合比率にすると共に、給気ノズルに
対する圧力空気の供給風量の選択補充によりさらに増速
することを特徴とするものである。
【0008】また第2の発明は、上記粉体輸送開始と共
に、トランスポータコーン部のジェットエアの給気を所
定間隔で行いパルスジェットエアにより粉体の流動化を
図ることを特徴とするものである。
に、トランスポータコーン部のジェットエアの給気を所
定間隔で行いパルスジェットエアにより粉体の流動化を
図ることを特徴とするものである。
【0009】
【作 用】トランスポータから送り出される粉体は、
給気ノズルから噴出する圧力空気によるエゼクター効果
により吸引され混合して均一の混合比率(均一密度)と
なつて輸送管内に送り出される。その際、給気ノズルに
対する圧力空気の供給量を選択して補充し増速すること
により、粉体は目詰まりを生ずることはない。従って高
濃度の輸送が可能である。
給気ノズルから噴出する圧力空気によるエゼクター効果
により吸引され混合して均一の混合比率(均一密度)と
なつて輸送管内に送り出される。その際、給気ノズルに
対する圧力空気の供給量を選択して補充し増速すること
により、粉体は目詰まりを生ずることはない。従って高
濃度の輸送が可能である。
【0010】また第2の発明によるときは、パルスジェ
ットエアにより粉体のトランスポータコーン部へのブリ
ッジの形成を防止することができる。
ットエアにより粉体のトランスポータコーン部へのブリ
ッジの形成を防止することができる。
【0011】
【実 施 例】図1乃至図3は本発明方法を実施する輸
送装置を示す。この輸送装置1は周知構造と同様に上部
を密閉し、下部を円錐状に絞り筒状としたトランスポー
タ2と、該トランスポータ2下部の輸送管に電磁開閉弁
3を介して連設された給気ノズル4と、該給気ノズル4
の排出側に連設される輸送管5並びに該輸送管5に所定
間隔毎に配備されるブースタ6とから構成される。トラ
ンスポータ2には上方に粉体供給パイプ7と共にトツプ
エア供給管8を、また下方の円錐部2aには逆止弁を備
え、かつ円錐面に対し接線状に多数の下部ジエツトノズ
ル9を取付ける。10は気抜き管を示し、開閉弁11を
介して集塵装置12に接続される。ブースタ6には調整
弁61を設け順次圧力を変えるもので、手前のエア量を
大とし、先へ行くほど少なくする。
送装置を示す。この輸送装置1は周知構造と同様に上部
を密閉し、下部を円錐状に絞り筒状としたトランスポー
タ2と、該トランスポータ2下部の輸送管に電磁開閉弁
3を介して連設された給気ノズル4と、該給気ノズル4
の排出側に連設される輸送管5並びに該輸送管5に所定
間隔毎に配備されるブースタ6とから構成される。トラ
ンスポータ2には上方に粉体供給パイプ7と共にトツプ
エア供給管8を、また下方の円錐部2aには逆止弁を備
え、かつ円錐面に対し接線状に多数の下部ジエツトノズ
ル9を取付ける。10は気抜き管を示し、開閉弁11を
介して集塵装置12に接続される。ブースタ6には調整
弁61を設け順次圧力を変えるもので、手前のエア量を
大とし、先へ行くほど少なくする。
【0012】給気ノズル4は図2及び図3に示す。この
給気ノズル4は筐体20の前記トランスポータ側に連通
する垂直通路21に対し出入可能のスライド弁22と、
この垂直通路21の下部に逆T字状に形成される水平通
路23内に挿入されるノズル管24とを備える。25は
回り止めピンを示し、スライド弁22に形成された縦溝
26に臨ましめ、該弁の前後方向の摺動は許容するも回
動は阻止する如くなす。27、28は固定ナツトであ
る。上記ノズル管24は少なくとも垂直通路21を横切
る長さを有し、該ノズル管からの噴出気流はエゼクタ効
果により垂直通路21から繰り出される粉体を吸引し混
合して排出する如くなす。15はブースタ17を取付け
る接続用短管を示す。
給気ノズル4は筐体20の前記トランスポータ側に連通
する垂直通路21に対し出入可能のスライド弁22と、
この垂直通路21の下部に逆T字状に形成される水平通
路23内に挿入されるノズル管24とを備える。25は
回り止めピンを示し、スライド弁22に形成された縦溝
26に臨ましめ、該弁の前後方向の摺動は許容するも回
動は阻止する如くなす。27、28は固定ナツトであ
る。上記ノズル管24は少なくとも垂直通路21を横切
る長さを有し、該ノズル管からの噴出気流はエゼクタ効
果により垂直通路21から繰り出される粉体を吸引し混
合して排出する如くなす。15はブースタ17を取付け
る接続用短管を示す。
【0013】図中30は気体制御ユニツトを示し、高圧
空気供給用エアレシーバ31に接続され、トランスポー
タ2に対するトツプエア供給管8に対するトツプエア供
給ラインL1と、トランスポータ下部に設けられるジエ
ツトノズル9に対する供給ラインL2と、ブースタ6に
対する供給ラインL3とよりなり、それぞれレギュレー
タ31、32、33により所定圧に設定し電磁開閉弁3
4、35、36により開閉する。なお、上記給気ノズル
4を接続する高圧空気噴出通路16に対する供給ライン
L4は、可及的に高圧多量の空気を供給することが好ま
しく、図例はレギュレータを省略して電磁開閉弁37の
みを設けた例を示したが、このラインL4にレギュレー
タを設け、圧力を調整するようにしてもよい。なお図例
は高圧空気噴出通路16に対し、更にラインL5を設
け、各ブースタ17から供給風量の増加を計るようにし
た例を示す。18は接続用短管15に設けられる接続短
管部、また38は該ラインL5に設けたレギュレータ、
39は電磁開閉弁である。
空気供給用エアレシーバ31に接続され、トランスポー
タ2に対するトツプエア供給管8に対するトツプエア供
給ラインL1と、トランスポータ下部に設けられるジエ
ツトノズル9に対する供給ラインL2と、ブースタ6に
対する供給ラインL3とよりなり、それぞれレギュレー
タ31、32、33により所定圧に設定し電磁開閉弁3
4、35、36により開閉する。なお、上記給気ノズル
4を接続する高圧空気噴出通路16に対する供給ライン
L4は、可及的に高圧多量の空気を供給することが好ま
しく、図例はレギュレータを省略して電磁開閉弁37の
みを設けた例を示したが、このラインL4にレギュレー
タを設け、圧力を調整するようにしてもよい。なお図例
は高圧空気噴出通路16に対し、更にラインL5を設
け、各ブースタ17から供給風量の増加を計るようにし
た例を示す。18は接続用短管15に設けられる接続短
管部、また38は該ラインL5に設けたレギュレータ、
39は電磁開閉弁である。
【0014】上記構成において、粉体を供給パイプ7に
より供給し、堆積する粉体が上部レベル計14aに到達
したとき開閉弁13を閉じ、トップエア供給管8から圧
力空気をトランスポータ2内に供給し、所定圧に維持す
る。ついで粉体の送り出しに際しては、トランスポータ
2の下部の電磁開閉弁3と共に給気ノズル4に対する電
磁開閉弁37,39及びブースタ6に対する電磁開閉弁
36を開放する。
より供給し、堆積する粉体が上部レベル計14aに到達
したとき開閉弁13を閉じ、トップエア供給管8から圧
力空気をトランスポータ2内に供給し、所定圧に維持す
る。ついで粉体の送り出しに際しては、トランスポータ
2の下部の電磁開閉弁3と共に給気ノズル4に対する電
磁開閉弁37,39及びブースタ6に対する電磁開閉弁
36を開放する。
【0015】これにより給気ノズル4のノズル管24か
ら大流量高圧空気が輸送管5側に向かって噴出され、ト
ランスポータ2側からの粉体はエゼクタ作用により上記
噴出空気により吸い込まれて該空気と完全に混合して斑
を生ずることなく均一の混合比率(濃度)として輸送管
5側に送り出される。この場合、給気ノズルに対する圧
力空気量は必要により増量することにより、移送濃度は
高濃度とすることが可能である。
ら大流量高圧空気が輸送管5側に向かって噴出され、ト
ランスポータ2側からの粉体はエゼクタ作用により上記
噴出空気により吸い込まれて該空気と完全に混合して斑
を生ずることなく均一の混合比率(濃度)として輸送管
5側に送り出される。この場合、給気ノズルに対する圧
力空気量は必要により増量することにより、移送濃度は
高濃度とすることが可能である。
【0016】この状態で送り出された粉体と空気の混合
体は輸送管内においてブースタ6からの圧力空気の補充
によりさらに増速されながら移送され、従って粉体相互
は絡んで塊状となることなく、上記混合体の状態を保持
した状態で移送される。
体は輸送管内においてブースタ6からの圧力空気の補充
によりさらに増速されながら移送され、従って粉体相互
は絡んで塊状となることなく、上記混合体の状態を保持
した状態で移送される。
【0017】なお、上記トランスポータ2の下部に取付
けられるジエツトノズル9からの圧力空気の噴出は、連
続して噴出してもよいが、粉体のブリツジ形成の防止と
粉体の流動化を図りスムースに排出するよう間欠的なパ
ルスジェットエアを噴出させることがより効果的であ
る。
けられるジエツトノズル9からの圧力空気の噴出は、連
続して噴出してもよいが、粉体のブリツジ形成の防止と
粉体の流動化を図りスムースに排出するよう間欠的なパ
ルスジェットエアを噴出させることがより効果的であ
る。
【0018】
【発明の効果】以上の如く本発明の輸送方法によるとき
は、トランスポータからの粉体排出部に給気ノズルを配
備しトランスポータから送り出される粉体に対し該ノズ
ルから噴出する高圧多量の空気を噴出し、エゼクタ作用
により強制的に噴出空気と混合され、均一の混合比率
(濃度)としてスムースフローで移送されるから、従来
の如き塊状となつて輸送管に詰まりを生じ、一定圧に到
達したとき飛び出してハンマリングを生じ、騒音と配管
振動の発生及び各部に損傷を付与する等の従来の欠点を
完全に解消し粉体の搬送を円滑に行うことが出来る。こ
の際、給気ノズルに対する圧力空気量を選択して増量す
ることにより、高濃度の粉体に対しても目詰まりを生ず
ることなく移送することができる。又第2の発明による
ときは、トランスポータノ下部円錐部に設けられるジエ
ツノズルから簡潔的なパルスエアを噴出させることによ
り粉体のブリッジの形成を防止するに、より効果的であ
る。
は、トランスポータからの粉体排出部に給気ノズルを配
備しトランスポータから送り出される粉体に対し該ノズ
ルから噴出する高圧多量の空気を噴出し、エゼクタ作用
により強制的に噴出空気と混合され、均一の混合比率
(濃度)としてスムースフローで移送されるから、従来
の如き塊状となつて輸送管に詰まりを生じ、一定圧に到
達したとき飛び出してハンマリングを生じ、騒音と配管
振動の発生及び各部に損傷を付与する等の従来の欠点を
完全に解消し粉体の搬送を円滑に行うことが出来る。こ
の際、給気ノズルに対する圧力空気量を選択して増量す
ることにより、高濃度の粉体に対しても目詰まりを生ず
ることなく移送することができる。又第2の発明による
ときは、トランスポータノ下部円錐部に設けられるジエ
ツノズルから簡潔的なパルスエアを噴出させることによ
り粉体のブリッジの形成を防止するに、より効果的であ
る。
【図1】本発明の輸送方法を実施するための輸送装置の
全体回路図である。
全体回路図である。
【図2】給気ノズルの縦断面図である。
【図3】図2におけるX−X線に沿う断面図である。
【図4】従来例の粉体の気体輸送装置の全体回路図であ
る。
る。
1 粉体輸送装置 2 トランスポータ 3 排出調整弁 4 給気ノズル 5 輸送管 6 ブースタ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−56420(JP,A) 特開 昭57−72516(JP,A) 実開 平1−106427(JP,U) 特公 昭58−23301(JP,B2)
Claims (2)
- 【請求項1】 粉体を収納し圧力空気を付与して下方か
ら排出するトランスポータの底部に設けた排出調整弁
と、該排出調整弁を介して送り出される粉体に対し圧力
空気により加速し輸送管に送り出す給気ノズルと、輸送
管には所定間隔毎に配置した逆止機構を有するブースタ
とを備えた粉体の気体輸送装置において、上記給気ノズ
ルは、トランスポータ側に連通する垂直通路の下部に逆
T字状に形成される水平通路を有し、給気ノズルに対し
て圧力空気を供給するノズル管を少なくとも上記垂直通
路を横切る位置まで水平通路内に挿入せしめ、トランス
ポータに粉体を充填し、予備加圧を施した後、排出調整
弁を開き粉体の排出と同期して給気ノズルに対する圧力
空気供給弁とブースタに対する圧力空気供給弁とを開放
すると共に、トランスポータから送り出される粉体量と
給気ノズルに対する空気量を調整し、給気ノズルから噴
出する空気流により粉体を吸引混合し均一の混合比率に
すると共に、供気ノスルに対する圧力空気の供給風量の
選択補充によりさらに増速することを特徴とする高摩擦
係数粉体の気体輸送方法。 - 【請求項2】 粉体輸送開始と共に、トランスポータコ
ーン部のジェットエアの給気を所定間隔で行いパルスジ
ェットエアにより粉体の流動化を図ることを特徴とする
請求項1記載の高摩擦係数粉体の気体輸送方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4341669A JP2673863B2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 高摩擦係数粉体の気体輸送方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4341669A JP2673863B2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 高摩擦係数粉体の気体輸送方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06156724A JPH06156724A (ja) | 1994-06-03 |
JP2673863B2 true JP2673863B2 (ja) | 1997-11-05 |
Family
ID=18347872
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4341669A Expired - Fee Related JP2673863B2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 高摩擦係数粉体の気体輸送方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2673863B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102295165A (zh) * | 2011-07-31 | 2011-12-28 | 江苏博际环境工程科技有限公司 | 抽风气喷嘴 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5656420A (en) * | 1979-10-15 | 1981-05-18 | Ibiden Co Ltd | Continuous control of amount of powder fed under pressure and apparatus thereof |
JPS5772516A (en) * | 1980-10-21 | 1982-05-06 | Fuji Electric Co Ltd | Aeroejector for transferring powdered granules |
JPS5823301A (ja) * | 1981-07-31 | 1983-02-12 | Nec Corp | 周辺装置 |
JPS62201071A (ja) * | 1986-02-26 | 1987-09-04 | Olympus Optical Co Ltd | 超音波モ−タ |
JPH0518340Y2 (ja) * | 1987-12-29 | 1993-05-17 |
-
1992
- 1992-11-27 JP JP4341669A patent/JP2673863B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102295165A (zh) * | 2011-07-31 | 2011-12-28 | 江苏博际环境工程科技有限公司 | 抽风气喷嘴 |
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Publication number | Publication date |
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JPH06156724A (ja) | 1994-06-03 |
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