JP4011452B2 - フレコンバックの粉体払出方法、装置及び粉体払出治具 - Google Patents

フレコンバックの粉体払出方法、装置及び粉体払出治具 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はフレコンバック(フレキシブルコンテナバック)に収納されている粉体を払いだすフレコンバックの粉体払出方法、装置及び粉体払出治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特開平8−313329号公報(第2頁)
【0003】
粉体の輸送手段として、布、ゴムなどの材料で形成されたフレコンバックが広く利用されている。このフレコンバックは比較的安価に製造することができる他に、付帯設備が簡単なものでよく、使用後の保管や帰り荷の際には、折り畳んだ状態で扱えるため、保管スペースや帰り荷の輸送コストも小さくすることができる(例えば、特許文献1参照)。フレコンバックから粉体を払いだす際には、特許文献1に記載のように専用の計量払出装置を用いる他に、フレコンバックの排出口に払出接続治具を介して払出管を接続して簡易に払いだすことも行われている。払出管には粉体搬送用ポンプが接続されており、このポンプの吸引により粉体がフレコンバックから払いだされる。このとき、払出接続治具へエアを投入し、エアによって払出管へ粉体を送り出すことが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、払出接続治具へエアを投入する場合には、粉体搬送用ポンプの吸引量よりも搬送エア量が多いとエアばかりが送られてしまい、粉体の払出速度が遅くなってしまう。逆に搬送エアの量が少ないとフレコンバック下部が絞り込まれてしまい連続的な粉体の払い出しができなくなってしまう。このように、搬送用エアの微妙な調整が必要であり、安定した粉体の払い出しが困難であった。また、粉体がフレコンバック内の下部でブリッジを形成してしまうこともあり、この場合にも円滑な払い出しが不可能になる。
【0005】
本発明は上記課題を解決するためのものであり、フレコンバックからの粉体の払い出し時に、フレコンバック下部内での粉体のブリッジの形成や、フレコンバック下部の絞り込みによる粉体払出口の閉塞を防止して、粉体を大流量で安定して払い出すことができるようにしたフレコンバックの粉体払出方法、装置及び粉体払出治具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明では、フレコンバックへ接続治具を介して払出管を接続し前記フレコンバック内の粉体を払い出す方法において、前記接続治具または払出管内に、前記フレコンバック内の下部に配置され、該フレコンバック内の粉体を払い出すように誘導する粉体誘導管と、この粉体誘導管内部へ払出用ガスを導入するために、前記フレコンバック内部へ向けて吹き出す払出用ガス吹き出し口と、前記粉体誘導管と前記接続治具の内壁との空間へ粉体搬送用ガスを導入する搬送用ガス吹き出し口とを有し、前記払出用ガス吹き出し口から払出用ガスを吹き出して前記フレコンバックを膨らました後に、前記搬送用ガス吹き出し口から粉体搬送用ガスを導入して、前記粉体誘導管の粉体払出方向側から前記粉体払出方向へ向けて搬送用ガスを吹き出し、前記粉体を払い出すことを特徴とする。
【0007】
また、本発明は、フレコンバックへ接続治具を介して払出管を接続し前記フレコンバック内の粉体を払い出す粉体払出装置において、前記接続治具または払出管内に、前記フレコンバック内の下部に配置され、該フレコンバック内の粉体を払い出すように誘導する粉体誘導管を設け、この粉体誘導管内部へ払出用ガスを導入するために、前記フレコンバック内部へ向けて吹き出す払出用ガス吹き出し口と、前記粉体誘導管と前記接続治具の内壁との空間へ粉体搬送用ガスを導入する搬送用ガス吹き出し口とを設け、前記払出用ガス吹き出し口から払出用ガスを吹き出して前記フレコンバックを膨らました後に、前記搬送用ガス吹き出し口から粉体搬送用ガスを導入して、前記粉体誘導管の粉体払出方向側から前記粉体払出方向へ向けて搬送用ガスを吹き出し、前記粉体を払い出すことを特徴とする。
【0008】
また、本発明は、フレコンバックと払出管とを接続し、前記フレコンバック内の粉体を前記払出管に払い出すフレコンバックの粉体払出治具において、前記フレコンバックの排出口に一端が着脱自在に取り付けられ、他端が前記払出管に接続される外筒体と、前記外筒体内に配置され、前記フレコンバック内の粉体を前記払出管に払い出すための粉体誘導管と、前記外筒体が前記フレコンバックに取り付けられた状態でフレコンバック内の下部に前記粉体誘導管の上端部が位置するように、前記粉体誘導管を前記外筒体に固定し、前記フレコンバック内の粉体が前記外筒体と前記粉体誘導管との間を通って前記払出管に流出することを阻止するメクラ板と、前記粉体誘導管内部へ払出用ガスを導入するために、前記フレコンバック内部へ向けて吹き出す払出用ガス吹き出し口と、前記粉体誘導管と前記外筒体の内壁との間であって、前記メクラ板で仕切られたメクラ板下部空間へ粉体搬送用ガスを導入し、前記粉体誘導管の粉体払出方向側から前記粉体払出方向へ向けて搬送用ガスを吹き出す搬送用ガス吹き出し口とを有することを特徴とする
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、フレコンバックの粉体払出装置の全体構成を示す概略図である。フレコンバック10は吊りバンド11に掛けられて、ウインチ12などのフック13により吊り下げ配置される。なお、吊りバンド11でフレコンバック10を吊り下げる場合に、図示は省略したが十字形ハンガーを用いることが好ましく、この場合には十字形ハンガーのそれぞれの先端のフックに、吊りバンド11を個別に掛けることにより、フレコンバック10の自重でフレコンバックが絞られて粉体が締まることがなくなり、粉体が出にくくなることが防止される。また、ハンガーは十字形に限られず、フレコンバック10が絞られることがないように吊るすことができるものであればよく、その形状や支持点数は適宜変更してよい。
【0011】
フレコンバック10の下部は、円錐形状に絞られて形成されており、これの下部に排出口10aが設けられている。この排出口10aには、本発明の粉体払出接続治具15がカップリング16を介して取り付けられている。フレコンバック10には例えばシリカ粉体が収納されている。
【0012】
図2及び図3に示すように、カップリング16は、フレコンバック10の排出口10aに取り付けられる雄型カップリング部材17と、これを保持する雌型カップリング部材18とから構成されている。雌型カップリング部材18には粉体払出接続治具15が固着されている。また、雌型カップリング部材18には、締結レバー21が取り付けられており、これを操作することで、両カップリング部材17,18を締結(実線表示)または締結解除(二点鎖線表示)することができる。
【0013】
図3に示すように、粉体払出接続治具15は、レデューサからなる外筒体23と、パイプからなる内筒体としての粉体誘導管24と、粉体誘導管24を外筒体23に固定するメクラ板25及びソケット26と、粉体払出用エア吹き出し管27と、粉体搬送用エア吹き出し管28とから構成されている。
【0014】
粉体払出用エア吹き出し管27はL字形に形成されており、ノズル部27aとエルボ部27bと連通部27cとから構成されている。ノズル部27aは取付板29を介して粉体誘導管24に固定されている。連通部27cは、粉体誘導管24と外筒体23とを貫通し、外部に連結口27dが突出している。
【0015】
粉体搬送用エア吹き出し管28は、外筒体23を貫通するように取り付けられており、粉体搬送用エアを外筒体23内に送り込む。これら各吹き出し管27,28にはバルブ30,31及びワンタッチカップリング32,33を介してエア供給ホース34,35が接続されている。
【0016】
図4に示すように、外筒体23の下部接続口23aには払出管40が接続されており、この払出管40を介して粉体ポンプ41の供給口41aに接続されている。粉体ポンプ41は、エア駆動式ダイアフラムポンプが用いられるが、粉体をエアで搬送するタイプであればよく、他の粉体ポンプを用いてもよい。
【0017】
粉体ポンプ41の粉体吐出口41bには粉体搬送管42が接続されており、この粉体搬送管42により、粉体が例えば液中添加槽50(図1参照)に送られる。粉体搬送管42の粉体吐出口41b近くには搬送用エア吹き出し管43が粉体搬送方向に向けてエアを吹き出すように配置されている。この搬送用エア吹き出し管43にはバルブ44、ワンタッチカップリング45及びエアホース46を介してエアー供給源47が供給される。エア供給源47には図示しない圧力調節弁が設けられており、各吹き出し管27,28,43へのエア供給圧力が調節される。
【0018】
図1に示すように、液中添加槽50は、槽本体51と攪拌器52とから構成されており、予めイオン交換水53とカチオン性樹脂(ジアリルアンモニウム塩誘導体ポリマー)とが入れられている。攪拌器52は攪拌羽根52aとこれを回転するモータ52bとから構成されている。槽本体51の内部周面に邪魔板54が槽本体51の円周方向で4個配置されており、粉体とイオン交換水53とカチオン性樹脂とが効率よく攪拌される。なお、邪魔板54の形状や配置個数などは適宜変更してよい。
【0019】
液中添加槽50には粉体搬送管42の先端42aが液中に没するように配置されている。これにより、粉体が舞い上がることなくイオン交換水53に添加される。この粉体搬送管42のうち、少なくとも液中添加槽50内に位置する部分の内壁面はテフロン(登録商標)コーティングされている。また、粉体搬送用エアが粉体ポンプ41の出口側から供給されているので、粉体搬送管42の先端付近で、吸湿してペースト状となった粉体が付着することが防止され、粉体詰まりなどの発生がなくなる。
【0020】
液中添加槽50でシリカ粉体やカチオン性樹脂が分散または混合されたイオン交換水は、図示しない排出口及びバルブを介して微分散工程へ送られる。微分散後にバインダー、硬膜剤、塗布助剤などとブレンドし、塗布液を作製する。この塗布液をウェブに塗布し、製品としてのインクジェット記録紙が製造される。
【0021】
次に、本実施形態の作用を説明する。図1に示すように、フレコンバック10をウインチ12により吊り下げて、カップリング16を介して、粉体払出接続治具15をフレコンバック10に取り付ける。粉体払い出しでは、図4に示すように、まず粉体払出用エア吹き出し管27からエアが吹き出され、フレコンバック10を膨らませる。次に、粉体搬送用エア吹き出し管28からエアを吹き出した後に、粉体ポンプ41を運転し、粉体搬送を実施する。
【0022】
このように、フレコンバック10内へ払出用エアを専用の吹き出し管27を用いて導入することにより、フレコンバック10内の下部における粉体のブリッジ形成が抑制される。また、フレコンバックの下部が絞り込まれることがなくなるため、粉体払出口の閉塞がなくなり、粉体を円滑に払いだすことができる。しかも、粉体誘導管24を備えるため、フレコンバック下部の絞り込みが確実になくなり、粉体排出口付近における閉塞の防止が図られる。また、粉体ポンプ41の下流側に搬送用エアを導入することにより、接続治具15から投入するエア量を減らすことができ、粉体払出流量を多くすることができる。
【0023】
なお、フレコンバック10内へ向けての粉体払出用エア吹き出し管27からの払出エアー吹き出し量は1〜10Nm3 /h、払出管40へ向けての粉体搬送用エア吹き出し管28の搬送エアのエア吹き出し量は0〜10Nm3 /h、粉体ポンプ41以降の粉体搬送管42へ向けての搬送用エア吹き出し管43からの搬送エアのエア吹き出し量は0〜10Nm3 /hが好ましく、用いる粉体ポンプの能力に合わせて適宜設定する。より好ましくは、粉体ポンプとして(株)タクミナ製の粉体ポンプPD50(最大移送量( かさ密度0.1kg/L基準):500kg/h、配管径吸込口R2in、吐出口R2in) を用いた場合には、粉体払出用エア吹き出し管27のフレコンバック内へ向けての払出エアー吹き出し量は1〜3Nm3 /h、粉体搬送用エア吹き出し管28の払出管40へ向けての搬送エアのエア吹き出し量は0〜3Nm3 /h、搬送用エア吹き出し管43の粉体搬送管42へ向けての搬送エアのエア吹き出し量は9〜10Nm3 /hである。また、エアを用いて粉体を搬送しているが、これは他の例えば窒素ガス,不活性ガスなどを用いてもよい。
【0024】
上記実施形態では、粉体誘導管24を備えているが、フレコンバック10の下部排出口16aに取り付けられるカップリング16がバルブ付きの場合や、粉体誘導管を備えている場合には、粉体誘導管を省略して粉体払出用エア吹き出し管27と粉体搬送用エア吹き出し管28とを設けただけのものであってもよい。
【0025】
また、上記実施形態では、払出管40に接続治具15を固定したが、これはフレコンバック10やフレコンバック10のカップリングに固定してもよい。さらには、フレコンバック10のカップリングや払出管40に、粉体誘導管24やエア吹き出し管27,28を一体的に設けてもよい。
【0026】
次に、本発明の実施例について説明するが、本発明は以下に示す実施例のみに限定されるものではない。また、特に断らない限り、実施例中の「部」及び「%」はそれぞれ質量部、質量%を示す。
【0027】
[実施例1]
図1に示すように、BET法による比表面積300m2 /gの気相法シリカ粉体(QS−30(株)トクヤマ製)が50kg入ったフレコンバック10から、シリカ粉体を払い出し、予めジアリルアンモニウム塩誘導体ポリマーが入れられたイオン交換水53に液中添加する工程において、図2、図3に示すような接続治具15を用いて、まずフレコンバック10の内部へエアを導入してフレコンバック10を膨らました後に、搬送エアを接続治具15とポンプ下流側の粉体搬送管42に導入し、次に粉体ポンプ41を運転して粉体搬送を実施した。粉体搬送中もフレコンバック10内へのエア吹き出しは続行した。フレコンバック10内へ向けての払出エアー吹き出し量は3Nm3 /hであり、払出管40へ向けての搬送エアのエア吹き出し量は0〜3Nm3 /hであり、ポンプ後の搬送管42へ向けての搬送エアのエア吹き出し量は10Nm3 /hであった。この請求項1に記載の方法により、連続的に6.0kg/minでの粉体搬送が行えた。また、タンクへの液中添加配管は、流速が2.0m/s以上となる配管径(32A,40A)にした。
【0028】
[比較例(従来例)]
図5(A)に示すように、粉体搬送方向に直交する方向から搬送用エアを導入する従来の粉体払出接続治具60を用いて、粉体ポンプ41により、フレコンバック10内の粉体を液中添加槽50に搬送した。粉体払出接続治具60及び粉体搬送管61のみ従来のものを用いた以外は、フレコンバック10、粉体ポンプ41、液中添加槽50などは実施例1と同じものを使用した。この比較例では、接続治具60の粉体搬送用エア吹き出し管60aから横向きにエアを吹き込み、エアの一部がフレコンバック10内に行くように、粉体ポンプ41による吸引よりも少し多めのエアを投入している。この比較例では、シリカ搬送量は約1.0kg/minであった。比較例では、接続治具60へのエア供給量を増やすとエアばかりが流れることになり、粉体の搬送が遅くなり結果として粉体搬送量が少なくなっている。また、フレコンバック下部で粉体がブリッジを形成し、落ちて来なくなる不都合が見られた。また、粉体ポンプ41の吸引によってフレコンバック10の最下部が絞られて流路が狭くなり、粉体の輸送が遅くなり、同様に粉体搬送量が少なくなった。また、フレコンバック10の交換時に、粉体搬送管61の先端の液中添加配管が詰まってしまう不都合も発生した。
【0029】
[実施例2]
図5(B)に示すように、上記比較例に対して粉体ポンプ41の粉体吐出側の粉体搬送管61に対して、粉体搬送用エア吹き出し口43を、粉体搬送方向に向けてエアが吹き出すように配置し、この粉体搬送用エア吹き出し口43から10Nm3 /hのエアを吹き出した。このエア吹き出し口43は実施例1のものと同様であり、同一符号が付してある。この請求項3に対応する実施例2では接続治具60から投入する搬送用エアの供給量を減らすことができ、エアだけが送られる現象が少なくなり、粉体搬送量が比較例の約1.0kg/minに対して、2.9kg/minとなって、粉体搬送量を増やすことができた。また、フレコンバック10の交換時であっても、搬送エアが流出することにより、液中添加配管における粉体の詰まり発生が抑制された。しかし、フレコンバック10内にエアがうまく導入されないため、フレコンバック10の下部で粉体がブリッジとなって落ちづらくなる傾向が見られた。また、粉体ポンプ41の吸引によって、フレコンバック10の最下部が絞られた状態となって流路が狭くなり、粉体搬送量が実施例1のものに比べて低下した。
【0030】
[実施例3]
図5(C)に示すように、粉体払出用エア吹き出し管65を粉体誘導管66の内側までとし、粉体払出用エアを接続治具67に対して横向きに供給した以外は、実施例1と同じにした。この請求項4に対応する実施例3では、粉体搬送量は3.2kg/minであり、実施例2よりも粉体搬送量が増加した。これは、粉体誘導管66を備えるため、粉体ポンプ41による吸引に起因するフレコンバック10の最下部の絞り込みが防止され、その分だけ粉体搬送量が増加したものと見られる。しかし、実施例1に比べて、フレコンバック10内に払出エアが充分に入らないために、フレコンバック下部で粉体がブリッジを形成しやすくなり、この分だけ粉体搬送量が低下した。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、接続治具に、粉体払出方向へ向けて吹き出す搬送用ガス吹き出し口と、フレコンバック内部へ向けて吹き出す払出用ガス吹き出し口とを設けて、この接続治具の前記各ガス吹き出し口からガスを吹き出して粉体を払い出すようにしたから、フレコンバック下部に粉体のブリッジが形成されることがなくなり、粉体を安定して払いだすことができる。特に、払出用ガス吹き出し口からガスを吹き出してフレコンバックを膨らました後に、搬送用ガス吹き出し口からガスを吹き出すことにより、フレコンバック下部における粉体のブリッジの発生が抑えられる他に、粉体の払い出しを円滑に行うことができる。
【0032】
また、粉体ポンプの粉体搬送方向下流側の粉体搬送管に、粉体搬送方向へ向けて搬送用ガスを吹き出すガス吹き出し口を設け、これら各ガス吹き出し口からガスを吹き出して粉体を払い出すことにより、接続治具からの粉体搬送用エアの吹き出し量を減らすことができ、ガスばかりが送られしまうことがなくなり、粉体搬送量を確実に増やすことができる。
【0033】
また、粉体払出治具内に粉体誘導管を備えることにより、粉体ポンプの吸引によってもフレコンバック下部が絞り込まれることがなくなり、流路が狭くなることがなく、粉体搬送量が低下することがなくなる。また、粉体誘導管の内部と外部とに別々にガスを導入して、前記外部に導入したガスを粉体払出方向に噴出させることにより、粉体を効率よく払いだすことができる。特に、フレコンバック内部へ向けて吹き出す払出用ガス吹き出し口を設けることにより、フレコンバックの下部における粉体のブリッジ形成がなくなり、粉体搬送量を飛躍的に増大させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフレコンバックの粉体払出装置の全体を示す概略図である。
【図2】フレコンバックの粉体払出接続治具を示す正面図である。
【図3】粉体払出接続治具を示す縦断面図である。
【図4】粉体排出接続治具とポンプとを示す概略の断面図である。
【図5】比較例を(A)とし、他の実施例2,3を(B),(C)として、これらを比較して示す概略図である。
【符号の説明】
10 フレコンバック
15 粉体払出接続治具
16 カップリング
23 外筒体
24 粉体誘導管
27 粉体払出用エア吹き出し管
28 粉体搬送用エア吹き出し管
40 払出管
41 粉体ポンプ
42 粉体搬送管
43 搬送用エア吹き出し管
50 液中添加槽
51 槽本体
52 攪拌器
53 イオン交換水

Claims (3)

  1. フレコンバックへ接続治具を介して払出管を接続し前記フレコンバック内の粉体を払い出すフレコンバックの粉体払出方法において、
    前記接続治具または払出管内に、
    前記フレコンバック内の下部に配置され、該フレコンバック内の粉体を払い出すように誘導する粉体誘導管と、
    この粉体誘導管内部へ払出用ガスを導入するために、前記フレコンバック内部へ向けて吹き出す払出用ガス吹き出し口と、
    前記粉体誘導管と前記接続治具の内壁との空間へ粉体搬送用ガスを導入する搬送用ガス吹き出し口とを有し、
    前記払出用ガス吹き出し口から払出用ガスを吹き出して前記フレコンバックを膨らました後に、前記搬送用ガス吹き出し口から粉体搬送用ガスを導入して、前記粉体誘導管の粉体払出方向側から前記粉体払出方向へ向けて搬送用ガスを吹き出し、前記粉体を払い出すことを特徴とするフレコンバックの粉体払出方法。
  2. フレコンバックへ接続治具を介して払出管を接続し前記フレコンバック内の粉体を払い出す粉体払出装置において、
    前記接続治具または払出管内に設けられ、前記フレコンバック内の下部に配置されて、該フレコンバック内の粉体を払い出すように誘導する粉体誘導管と、
    前記粉体誘導管内部に設けられ、前記フレコンバック内部へ向けて粉体払出用ガスを吹き出す払出用ガス吹き出し口と
    前記粉体誘導管と前記接続治具の内壁との空間へ粉体搬送用ガスを導入するように、前記接続治具または払出管内に設けられる搬送用ガス吹き出し口とを設け、
    前記払出用ガス吹き出し口から払出用ガスを吹き出して前記フレコンバックを膨らました後に、前記搬送用ガス吹き出し口から粉体搬送用ガスを導入して、前記粉体誘導管の粉体払出方向側から前記粉体払出方向へ向けて搬送用ガスを吹き出し、前記粉体を払い出すことを特徴とするフレコンバックの粉体払出装置。
  3. フレコンバックと払出管とを接続し、前記フレコンバック内の粉体を前記払出管に払い出すフレコンバックの粉体払出治具において、
    前記フレコンバックの排出口に一端が着脱自在に取り付けられ、他端が前記払出管に接続される外筒体と、
    前記外筒体内に配置され、前記フレコンバック内の粉体を前記払出管に払い出すための粉体誘導管と、
    前記外筒体が前記フレコンバックに取り付けられた状態でフレコンバック内の下部に前記粉体誘導管の上端部が位置するように、前記粉体誘導管を前記外筒体に固定し、前記フレコンバック内の粉体が前記外筒体と前記粉体誘導管との間を通って前記払出管に流出することを阻止するメクラ板と、
    前記粉体誘導管内部へ払出用ガスを導入するために、前記フレコンバック内部へ向けて吹き出す払出用ガス吹き出し口と、
    前記粉体誘導管と前記外筒体の内壁との間であって、前記メクラ板で仕切られたメクラ板下部空間へ粉体搬送用ガスを導入し、前記粉体誘導管の粉体払出方向側から前記粉体払出方向へ向けて搬送用ガスを吹き出す搬送用ガス吹き出し口とを有することを特徴とするフレコンバックの粉体払出装置。
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