JP2002293288A - フロート装置の連結構造 - Google Patents

フロート装置の連結構造

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JP2002293288A JP2001100281A JP2001100281A JP2002293288A JP 2002293288 A JP2002293288 A JP 2002293288A JP 2001100281 A JP2001100281 A JP 2001100281A JP 2001100281 A JP2001100281 A JP 2001100281A JP 2002293288 A JP2002293288 A JP 2002293288A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少なくとも4個のフロートユニットを田の字
型に配列してなるフロート装置が組立、分解が容易にし
て行えるフロート装置の連結構造を提供する。 【解決手段】 扁平矩形体形状のフロート本体1がその
周囲にフレーム3を備えたフロートユニット1Uが少な
くとも4個田の字型に配列され、そのフロート隅部5を
連結する構造であって、フロート本体の周囲を囲繞する
フレームの隅部に連結部7が形成され、この連結部はフ
レームに対し水平面45度方向に設けた開口中空体8と
該開口中空体を挟んで90度の角度で左右に位置しフレ
ーム端部に嵌合する中空嵌合体9,9にて構成される。
田の字型配置のフロートユニットの中央に位置する+記
号形状の第1連結体10に4個の連結部の開口中空体を
嵌装し、フロートユニットの外辺中間に位置する2つの
連結部を第2連結体23を嵌装して2つの連結部が連結
されフロート装置10が組み立てられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マリーナ等におけ
る浮桟橋、海水浴場における浮揚ステージその他の水上
フロート施設に使用して好適なフロート装置の連結構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のフロート装置として、F
RP製の中空フロート上に甲板を固定した構造、或いは
発泡スチロール等の発泡体フロート上に甲板を固定した
構造等が知られている。後者の構造は、例えば実開昭6
1−188469号公報、実開平3−109994号公
報に開示されている。これらの公報に開示の構造はいず
れも、フレームの下方に適当な間隔を隔ててフロートが
固定されるものであり、所定水域に恒久的に設置、すな
わち一旦組み立てられるとそのまま長期間使用継続され
る構造である。また本発明者等は、発泡体フロートを使
用したフロート装置に関する発明をし、すでに出願して
いる(特願平2000-129319号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】通常海水浴場等におい
て使用される浮揚ステージは、夏期のみ水面に浮揚され
ることが多く、前掲公報に開示の構造のフロートのよう
に組立、分解が容易でない構造はかかる用途には不向き
である。すなわち組み立てたフロートをそのまま陸上に
引き揚げ、保管する場合、浜辺に野ざらしになることが
多く、傷みやすいという問題がある。また倉庫内に保管
する場合、その移動にはクレーンを必要とするなど、簡
単な操作でこれを行うことはできない。
【0004】本発明は、上述のような事情に鑑みてなさ
れたものであり、先に出願した発明(特願平2000-12931
9号)をさらに改良し、組立、分解をより一層簡単とし
たフロート装置の連結構造を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)は、
扁平矩形体形状のフロート本体及び該フロート本体の周
囲に形成されたフレームを備えたフロートユニットが少
なくとも4個田の字型に配列され、上記フロートユニッ
トの隅部が連結されるフロート装置の連結構造であっ
て、上記フレームの隅部に形成され、上記フレームに対
し水平面45度方向に設けられた開口中空体及び該開口
中空体を挟んで左右に位置して互いに90度の角度を有
し上記フレームの端部に嵌合する1対の中空嵌合体を有
する連結部と、上記フロートユニットの田の字型配置の
中央に位置する4個の上記連結部の上記開口中空体に着
脱自在に嵌装される+記号形状の第1連結体と、上記フ
ロートユニットの田の字型配置の外辺中間に位置する2
つの上記連結部の上記フレームに嵌装され該2つの連結
部を連結する第2連結体とからなるものである。
【0006】かかる構成において、4個のフロートユニ
ットは、水平面において田の字型に並べられ突き合わさ
れる4個の隅部の連結部が第1連結体にて、また外辺中
間の相接する2つの隅部連結部が第2連結体にて連結さ
れる。
【0007】本発明(請求項2)において、上記フロー
ト本体は、その直角の隅部の下部に3角形の切欠空間を
有し、該空間に上記連結部が位置せしめられてなるもの
である。かかる構成において、連結部はその上面をフロ
ート本体の直角の隅部にて覆われ、組立完成時これが表
面に現れることはない。
【0008】本発明(請求項3)において、上記連結部
は、上記中空嵌合体及び開口中空体の先端部分を囲繞し
て上記中空嵌合体及び開口中空体を結合固定する枠体を
備えてなるものである。かかる構成において、中空嵌合
体及び開口中空体は、枠体により強固に一体結合され
る。
【0009】本発明(請求項4)にあっては、上記第1
連結体の中央部上面に、4個の上記枠体にて形成される
開口を塞ぐとともに上記枠体の上面と同一高さ面を形成
する上面板が固定されてなるものである。かかる構成に
おいて、田の字中央の4個の枠体上面とその開口に位置
する第1連結体の上面板にて平坦面が形成される。
【0010】本発明(請求項5)にあっては、上記第2
連結体は、2つの上記連結部において外辺に一致する2
本の上記フレーム内に一端側が一方のフレームに他端側
が他方のフレームに位置するごとく嵌装され、上記一端
側がその位置する上記一方のフレームに固定手段を介し
て固定された一の嵌装体と、該一の嵌装体に形成された
孔を介してその外側から上記他方のフレーム内に嵌装さ
れた略T字型の他の嵌装体と、上記一の嵌装体と他の嵌
装体を結合する結合手段とからなり、該第2連結体に
て、隣接する上記フロートの外側連結部が連結されるも
のである。かかる構成において、一の嵌装体の上記一端
側が固定手段にて固定された状態で、他の嵌装体が一の
嵌装体の孔に嵌装され両嵌装体が結合手段にて結合され
る。ここで他の嵌装体は固定手段が位置するフロートユ
ニットと相対するフロートユニットのフレームに嵌装さ
れるから、この2種の嵌装体にて2つのフロートユニッ
トは連結される。
【0011】本発明(請求項6)にあっては、上記固定
手段が、上記一の嵌装体の上記一端側に形成され、上記
中空嵌合体の端部に係合するストッパーにて構成されて
なるものである。ストッパーは、フレーム内に摺動可能
な状態で収納され、中空嵌合体の端部にこれが係合し停
止する。この係合停止位置が一の嵌装体の正規の位置に
設定されている。
【0012】本発明(請求項7)にあっては、上記他の
嵌装体が嵌装される上記フレーム内に、該他の嵌装体の
嵌装部分を位置決めする位置決め部材が設けられてなる
ものである。かかる構成において、他の嵌装体は、それ
が嵌装されるフレーム内に位置固定されるから、相接す
る2つの隅部はがたつくことなく連結される。
【0013】本発明(請求項8)にあっては、上記他の
嵌装体に把手が取り付けられる。他の嵌装体を一の嵌装
体の孔に差込む操作はこの把手を持って行われる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき説明する。
【0015】図1は、本発明の4個のフロートを田の字
型に連結したフロート装置の斜視図、図2はこのフロー
ト装置の中心部の連結構造図、図3はその中心部連結部
の構造分解斜視図、図4はフロート装置の外辺部の中間
連結部の構造斜視図であり、そして図5はその中間連結
部の構造分解斜視図である。
【0016】これらの図において、1は、扁平矩形体形
状をしたフロート本体で、発泡スチロール、発泡ウレタ
ン、発泡ポリエチレン等の発泡体にて形成されている。
実施例ではフロート本体1は正方形状の構造物に形成さ
れており、そしてその周囲4辺の各側部には凹溝2(図
3参照)が形成され、これら各凹溝2には図2に示すよ
うな形状の金属製、例えばアルミ合金製の中空体フレー
ム3がそれぞれ嵌合装着されている。こうして周囲に中
空体フレーム3を備えたフロート本体1は、これらを複
数個連結して浮揚ステージなど、フロート装置4を構成
するときの単位部材として使うフロートユニット1Uと
なる。この場合、フロート本体1全体が一種類の発泡材
で一様に形成されるのではなく、フロート上面は低発泡
倍率の発泡材にて形成して、それより下位部分を高発泡
倍率の発泡材で形成する構造とする。例えば、フロート
本体1の表面より一定深さの部位までは、発泡倍率20
倍の発泡スチロールで形成した例えば厚さ30mmの表
面層となし、それより下位部分は、発泡倍率50倍の発
泡スチロールで形成した本体層とするが如きである。ま
た表面層の表面には、さらに補強のためにウレタン又は
FRPをコーティングすることができる。
【0017】従って、フロートユニット1Uを例えば4
個使用し、これらを田の字型に組み、その中心部(図1
のAで示す部分)を連結し、また外辺中間に位置する隣
接フロートユニット1U,1U同士を(図1のBで示す
部分)を連結すれば、図1に示すような正方形状のフロ
ート装置4が構成される。
【0018】次にこのフロートユニット1U、1Uを田
の字型に組むための連結構造について説明する。まず、
図1のAで示す中心部の連決構造を説明すると、フロー
トユニット1Uは、図3に示すように、そのフロート本
体1の直角な4つの隅部5の凹溝2より下方部分が斜め
に、すなわち45度の傾斜角で切除されて、3角形状の
切欠空間6が形成されている。
【0019】7は、この切欠空間6に配置される連結部
であって、一つの開口中空体8とこの開口中空体8を挟
む左右一対の中空嵌合体9,9とを有する。開口中空体
8は上記中空体フレーム3に対し水平面45度方向に設
けられて、これには後述する中心部連結用部材である第
1連結体10の一の連結杆11が挿入される。一方、中
空嵌合体9,9は、上記開口中空体8を挟むように互い
に90度の角度を有して左右端部より突出し、その先端
部分がそれぞれ直交位置関係にある中空体フレーム3,
3の端部と嵌合するものとなっている。
【0020】12は、連結部7に設けられた枠体で、上
記開口中空体8及び中空嵌合体9,9の先端部分を囲繞
するように設けられ、この枠体12によって上記開口中
空体8並びに中空嵌合体9,9は一体に結合固定されて
いる。また枠体12には次述する第1連結体10を挿入
させるための矩形状の挿入口13が形成されている。
【0021】上記構成の連結部7は、その左右の中空嵌
合体9,9が一の中空体フレーム3の端部口3bと他の
中空体フレーム3の端部口3bにそれぞれ嵌合され、嵌
合部分に、上下2本ずつのリベット14、14が固定さ
れて、両者は外れないように堅個に結合固定される。
【0022】これにより、フロート本体1は、周辺の中
空体フレーム3,3同士を連結する連結部7が4つの隅
部5下に設けられた構造となるとともに、その連結部7
は隅部5にて覆われ隠されるようになるので、組み立て
完成時にフロート本体1の表面に現れることはない。
【0023】そして、これら4個のフロートユニットを
田の字型に組んだときに、その結合中心部を連結するた
めに、図2、図3に示すような十記号形状をしたアルミ
合金又はステンレス製の第1連結体10が用いられる。
第1連結体10は、連結部7の開口中空体8に嵌合する
矩形状で、かつ開口中空体8を少し突き出るほどの長さ
を持つ4つの中空形状の連結杆11を有した構成であ
る。
【0024】この第1連結体10による4つのフロート
ユニット1Uの結合方法を説明すると、図6に示すよう
に、第1連結体10に対して、先ず任意の一のフロート
ユニット1Uを矢印に示すように外側から挿入し、その
中空開口体8を第1連結体10の連結杆11に嵌合させ
て行く。次に上記1番目のフロートユニット1Uの隣に
位置する2番目のフロートユニット1Uを同様にその中
空開口体8を第1連結体10の連結杆11に嵌合する。
次に第3番目のフロートユニット1Uと順番に嵌合し、
最後(4番目の)のフロートユニット1Uが連結杆11
に嵌合すれば、田の字形に組んだ4つのフロートユニッ
ト1Uの結合中心部は、第1連結体10によって結合さ
れる。
【0025】この連結部分の構造は、上面から見て図2
に示すようになり、第1連結体10の各連結杆11は、
各フロート本体1に設けた3角形の切欠空間5を二分す
る中心位置に進出し、その先端が切欠端面5aに接近し
た状況になる。
【0026】また、4つのフロートユニット1Uの各枠
体12が結合した結果、中心には方形状の開口部15が
形成されようになる。このような開口部15が残ったま
まであると、強度が弱まり、上に人が乗る浮揚ステージ
などの場合に不十分となる。そこで、その開口部15を
塞ぐように上記第1連結体10の上部には、図7,8に
示すように方形状のアルミ合金又はステンレス製の上面
板16が設けられている。これによってフロートユニッ
ト1Uは全体的に一応の強度に保たれる。しかも上面板
16は開口部15を塞いだとき、枠体12の上面と同一
高さ面を形成するように設けられているので、枠体12
の上面と上面板16の上面とで平坦面が形成され、その
上に乗るフロート本体部は安定して組み付けられる。な
お、上記上面板16は第1連結体10に溶接17等にて
取付固定されている。また第1連結体10の下部にも下
面板18を有し、下部の方形状開口を同一高さで塞いで
いる。
【0027】次にフロートユニット1U同士が隣接する
外辺中間のB部分の連結構造を説明する。ここの部分で
は、隣接するフロートユニット1Uに備わる連結部7,
7同士を、図に示すような断面コ字型形状の一の嵌装体
21と、後方に円柱状の嵌装部分27を有した略T字型
をした他の嵌装体22を用いて連結する。この一の嵌装
体21と略T字型をした他の嵌装体22とが組となった
第2の連結体23において、上記一の嵌装体21は、上
辺が下辺より長く張り出し、かつその一端側には鍔状に
突出する周辺部にてストッパー部24bとした固定手段
24が設けられている。
【0028】そしてこの一の嵌装体21は、外辺に一致
するフロートユニット1U,1U同士の双方の中空体フ
レーム3,3に渡ってその内部に嵌挿される。その場
合、一方の中空体フレーム3と連結部7との装着(中空
嵌合体9の中空体フレーム3への嵌合)をする前に、先
に上記一の嵌装体21を上記一方の中空体フレーム3に
その固定手段24側から差し込む。その後で、連結部7
の中空嵌合体9を中空体フレーム3に嵌合し、リベット
14,14にて図3に示すのと同じ要領で、連結部7を
中空体フレーム3に固定する。これにより、連結部7の
中空嵌合体9の端部9bに、嵌装体21の固定手段2
4、すなわちストッパー部24bが係合し、抜けなくな
る。よって、ストッパー部24bが係合して停止したこ
の位置が、一の嵌装体の正規な位置に設定されている。
【0029】こうして、一の嵌装体21が一端側が一方
の中空体フレーム3内に位置し、一方ストッパー部24
bが当たった位置まで右に移動して外側に抜け出た嵌装
体21の他端側は、他方の中空体フレーム3内に位置す
るようになって、着脱自在に中空体フレーム3,3間に
嵌装される。
【0030】ここで、上記嵌装体21の先端部分に設け
られた2つの孔26、26は、この嵌装体21の移動の
ために利用される。すなわち、次述する他の嵌装体22
の後方に突出する円柱状の嵌挿部分27をこの2つの孔
26,26に選択的に通して、ストッパー部24bが連
結部7の中空嵌合体9の端部9bに当たるまで、嵌装体
21を右側に移動させるのである。
【0031】さて、上記略T字型をした他の嵌装体22
は、図4に示すように、上記一の嵌装体21に外側から
当てがわれて、その後方に突出する円柱状の嵌挿部分2
7が、上記一の嵌装体21に形成されている嵌挿位置調
整可能な横長な孔28を介して、他方のフロートユニッ
ト1Uの中空体フレーム3内に嵌装される。ここで、上
記他方の中空体フレーム3には、上記嵌装部分27を嵌
挿し位置決めする位置決め手段30が装着されている。
位置決め手段30は、底が閉じたコの字型をなし、その
底部をリベット31にて中空体フレーム3に装着固定さ
れ、またその対向側壁に上記嵌装部分27を貫挿させる
通し孔32、32が形成されている。
【0032】こうして他の嵌装体22は一の嵌装体21
の外側に組み付いて、他方のフロートユニット1Uの中
空体フレーム3に嵌装する。この後、一の嵌装体21と
他の嵌装体22とが当接する板面部に、固定ネジ33が
上方部で螺着固定されて、一体に結合固定される。34
は、他の嵌装体22に設けたネジ取付孔で、一方35は
一の嵌装体21側に形成したネジの螺着孔であり、これ
らは結合手段を形成する。また36は把手で、他の嵌装
体22を上記一の嵌装体21の横長の孔28に差し込む
ときの操作部である。
【0033】これにて、フロートユニット1Uの田の字
型配置の外辺中間に位置する2つの連結部7,7が一の
嵌装体21と他の嵌装体22よりなる第2の連結部23
にて連結され、フロート装置4の外辺部の結合が完成す
る。なお、図1中、中空体フレーム3の側壁に設けた2
個の開口37,37は、フロートユニット1Uを手で持
ち上げるために使用される。フロートユニット1Uは、
約50kg(フロート本体約40kg、フレーム約10
kg)であり、作業者2人で持ち上げることができるの
である。
【0034】以上のようにして、4つの田の字型に組ん
だフロートユニット1Uの中心部は、+記号状の第1連
結体10のフロートユニット1Uの連結部7への嵌装に
より結合でき、また外辺中間のフロートユニット1U、
1U同士の接合部分は、第2の連結体23にてその隣接
する連結部7、7同士が取付け固定されて結合すること
ができるので、簡単な手順で容易に浮揚ステージなどの
フロート装置を構築することができる。
【0035】フロート装置4の使用休止によりそれを分
解する場合も、組立時と逆の手順で簡単に解体できると
ともに、それら小さく解体された構成部品にてその保管
に広い場所を要さなくなり、保管が容易になる。
【0036】上記例では、4個のフロートユニット1U
を連結した場合につき説明したが、上記連結構造の採用
により、6個、8個……と偶数台のフロートユニット1
Uを連結することができる。
【0037】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、4個のフロートユニットを田の字型に組んだ場合
に、その結合中心の4個の連結部は+記号形状の第1連
結体が嵌装して連結され、一方、外辺中間に位置する2
個のフロートユニット同士は、第2の連結体がその連結
部に嵌装して連結することができる。よって格別組立作
業に習熟していな者でも手順を踏むだけで、容易に広面
積の浮揚ステージなどを組み立てることができる。また
その分解解体も連結体を取り外すことで容易に行えると
共に、こうして小さく分解できた構成部品によって、次
に使用するまでの保管も容易になる。かかるフロート装
置は、前述した水上ステージ等のほか、漕艇競技におけ
る艇の発着用浮船台として使用できる。すなわち上記構
造では、乾舷の高さを、約10数cmと低くすることが
可能となり、漕艇競技に使用されるシェル艇のリガー或
いはオールがフロートユニットにぶつかることはない。
【0038】また請求項2の発明によれば、フロート本
体の直角な隅部下に形成した3角形状の切欠空間に、連
結部を配したので、連結部は隅部にて隠されフロート本
体上面に現れず、フロートの上面は一様に平坦となり、
その上に乗り歩行する人にとって、また物の設置に際し
ても支障がない。
【0039】また、請求項3の発明によれば、連結部に
は、開口中空体港体およびその左右一対の中空嵌合体の
先端部分を囲繞するように枠体を設けることにより、こ
の枠体にて巧妙に開口中空体、中空嵌合体を連結部に強
固に一体結合することができるようになる。
【0040】また、請求項4の発明によれば、フロート
ユニットの4個の連結部が突き合って生じる結合中心の
開口は、第1連結体の上面板で塞がれるようになってい
るので、強度が低下しない。また上面板は枠体と同一高
さにあるので、枠体上面と上面板にて平坦面が形成さ
れ、その上に安定してフロート本体部が設置されるよう
になる。
【0041】また請求項5の発明によれば、田の字型に
組んだ4個のフロートユニットの周辺部における結合
も、一の嵌装体を外辺に位置するフレームに嵌装し、一
方この嵌装体の孔より略T字型の他方の嵌装体を外辺の
フレームと直交位置にある他方のフレームに嵌装するこ
とで、相接する連結部を連結して結合することができ
る。このように、2種の嵌装体を使用して、外辺部での
2つのフロートユニット同士も容易に連結され、フロー
ト装置を組み立てることができる。
【0042】さらに請求項6の発明によれば、一の嵌装
体の一端側にストッパー部を設けたので、これがフレー
ム内で装着のため移動し中空嵌合体の端部に係合し、停
まった位置が、一の嵌装体をフレームに嵌装させる正規
位置となり、その設定が容易に行われるようになる。
【0043】また請求項7の発明によれば、他の嵌装体
が嵌装されるフレーム内に位置決め部材を設けて、該嵌
装体の嵌装部分を位置決めできるようにしたので、相接
する2つの隅部をがたつきなく連結することができる。
【0044】また請求項8の発明によれば、逆T字型の
他の嵌装体には把手を設けているので、該嵌装体を一の
嵌装体の孔に差し込むとき、フレームに嵌装するときの
操作がこの把手で容易に行え、組み立て作業がスムーズ
に進むものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の4個のフロートを田の字型に連結した
フロート装置の斜視図である。
【図2】フロート装置の中心部Aの連結構造平面図であ
る。
【図3】フローと装置の中心部連結部Aの構造分解斜視
図である。
【図4】フロート装置周辺部の中間連結部Bの構造図で
ある。
【図5】フロート装置周辺部の中間連結部Bの構造分解
斜視図である。
【図6】フロート装置の中心部の第1連結体に対するフ
ロート装置の組み付けの様相を示した斜視図である。
【図7】上記第1連結体の平面図である。
【図8】上記第1連結体の側面図である。
【符号の説明】
1 フロート本体 1U フロートユニット 3 中空体フレーム 4 フロート装置 5 隅部 6 切欠空間 7 連結部 8 開口中空体 9 中空嵌合体 10 第1連結体 12 枠体 16 上面板 21 一の嵌装体 22 他の嵌装体 23 第2連結体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河野 博 広島県広島市西区横川新町1番8号 株式 会社モルテン内 (72)発明者 山下 秀樹 広島県広島市西区横川新町1番8号 株式 会社モルテン内 Fターム(参考) 2D059 BB13

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扁平矩形体形状のフロート本体及び該フ
    ロート本体の周囲に形成されたフレームを備えたフロー
    トユニットが少なくとも4個田の字型に配列され、上記
    フロートユニットの隅部が連結されるフロート装置の連
    結構造であって、上記フレームの隅部に形成され、上記
    フレームに対し水平面45度方向に設けられた開口中空
    体及び該開口中空体を挟んで左右に位置して互いに90
    度の角度を有し上記フレームの端部に嵌合する1対の中
    空嵌合体を有する連結部と、上記フロートユニットの田
    の字型配置の中央に位置する4個の上記連結部の上記開
    口中空体に着脱自在に嵌装される+記号形状の第1連結
    体と、上記フロートユニットの田の字型配置の外辺中間
    に位置する2つの上記連結部の上記フレームに嵌装され
    該2つの連結部を連結する第2連結体とからなることを
    特徴とするフロート装置の連結構造。
  2. 【請求項2】 上記フロート本体は、その直角の隅部の
    下部に3角形の切欠空間を有し、該空間に上記連結部が
    位置せしめられてなることを特徴とする請求項1記載の
    フロート装置の連結構造。
  3. 【請求項3】 上記連結部は、上記中空嵌合体及び開口
    中空体の先端部分を囲繞して上記中空嵌合体及び開口中
    空体を結合固定する枠体を備えてなることを特徴とする
    請求項1記載のフロート装置の連結構造。
  4. 【請求項4】 上記第1連結体の中央部上面に、4個の
    上記枠体にて形成される開口を塞ぐとともに上記枠体の
    上面と同一高さ面を形成する上面板が固定されてなるこ
    とを特徴とする請求項3記載のフロート装置の連結構
    造。
  5. 【請求項5】 上記第2連結体は、2つの上記連結部に
    おいて外辺に一致する2本の上記フレーム内に一端側が
    一方のフレームに他端側が他方のフレームに位置するご
    とく嵌装され、上記一端側がその位置する上記一方のフ
    レームに固定手段を介して固定された一の嵌装体と、該
    一の嵌装体に形成された孔を介してその外側から上記他
    方のフレーム内に嵌装された略T字型の他の嵌装体と、
    上記一の嵌装体と他の嵌装体を結合する結合手段とから
    なり、該第2連結体にて、隣接する上記フロートの外側
    連結部が連結されることを特徴とする請求項1記載のフ
    ロート装置の連結構造。
  6. 【請求項6】 上記固定手段が、上記一の嵌装体の上記
    一端側に形成され、上記中空嵌合体の端部に係合するス
    トッパーにて構成されてなることを特徴とする請求項5
    記載のフロート装置の連結構造。
  7. 【請求項7】 上記他の嵌装体が嵌装される上記フレー
    ム内に、該他の嵌装体の嵌装部分を位置決めする位置決
    め部材が設けられてなることを特徴とする請求項5記載
    のフロート装置の連結構造。
  8. 【請求項8】 上記他の嵌装体に把手が取り付けられた
    ことを特徴とする請求項5記載のフロート装置の連結構
    造。
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