JP2006160109A - 浮体および浮体構造物ならびにその組立方法 - Google Patents

浮体および浮体構造物ならびにその組立方法 Download PDF

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能一 芝川
Osamu Nishida
修 西田
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Abstract

【課題】 重量構造物を建てることができる浮体および浮体構造物ならびにその組立方法を提供することである。
【解決手段】 浮体は、発泡体を内部に包み込んだ浮体本体の側面にガイド溝が設けられ、該ガイド溝の挿入口が浮体本体の上面に開口され、該浮体本体の上面に開口された取付凹部に連結ファスナーが設置され、該連結ファスナーの接合板と浮体本体の側面とが面一状になったものである。
【選択図】図1

Description

本発明は浮体および浮体構造物ならびにその組立方法に関するものである。
従来の浮体構造物としては、例えば特開2004−114723号公報の発明がある。この体構造物はポリエチレンなどの硬質プラスチックで形成した耐久フロート、角鋼材、レール材、大引梁および根太材などを用いて形成したものである。
特開2004−114723号公報
しかし、上記の浮体構造物は、耐久フロートで構成されているため安定感がなく、浮き桟橋などの軽量構造物としては使用できるが、仮設の建物や構造物、およびステージなどの重量構造物を建てることができなかった。
本発明は上記のような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、重量構造物を建てることができる浮体および浮体構造物ならびにその組立方法を提供することである。
課題を解決するための手段である浮体は、発泡体を内部に包み込んだ浮体本体の側面にガイド溝が設けられ、該ガイド溝の挿入口が浮体本体の上面に開口され、該浮体本体の上面に開口された取付凹部に連結ファスナーが設置され、該連結ファスナーの接合板が浮体本体の側面と面一状であることを特徴とする。また浮体本体は鉄骨鉄筋コンクリートで製造されたことを含む。またガイド溝は平面T字形であり、他の浮体のガイド溝と合わさった状態で平面H形になることを含む。また浮体本体の上面における角部には、他の浮体が接合されたときに平面方形の凹部を形成する段部が形成され、該段部には袋ナットが埋設されたことを含むものである。
また浮体構造物は、発泡体を内部に包み込んだ浮体本体の側面にガイド溝が設けられ、該ガイド溝の挿入口が浮体本体の上面に開口され、該浮体本体の上面に開口された取付凹部に連結ファスナーが設置され、該連結ファスナーの接合板が浮体本体の側面と面一状である浮体が側面を密接して接合され、各浮体のガイド溝が合わさって形成された平面H形のガイド溝にはH形鋼が挿入され、各浮体の連結ファスナー同士がボルトで接合され、各浮体の段部で形成された凹部には連結プレートが設置され、該連結プレートのボルトが段部の袋ナットにねじ込まれてなることを特徴とする。
また浮体構造物の組立方法は、浮体を複数水中に浮かせた後、これらを密接させて形成した平面H形のガイド溝にH形鋼を挿入し、各浮体の連結ファスナー同士をボルトで接合するとともに、各浮体の段部で形成された凹部に連結プレートを設置し、該連結プレートのボルトを連結段部の袋ナットにねじ込むことを特徴とする。
発泡体を内部に包み込んだ鉄骨鉄筋コンクリート製の浮体により、重量構造物を建てることができる浮体構造物を製造することができる。また浮体のガイド溝が合わさって形成された平面H形のガイド溝にH形鋼を挿入することで浮体同士を接合することができるので、浮体構造物の組立および解体が簡単にできる。水中に浮かんだ浮体の上面からH形鋼を平面H形のガイド溝に挿入することができるので、潜水して浮体同士を接合する必要がない。またH形鋼はガイド溝によって浮体の上部から下部まで差し込まれるので、浮体同士が上部から下部にわたって接合される。水中に浮かんだ状態で複数の浮体を繋ぎ合わせると、巨大なコンクリート製の浮体構造物が組立形成できるので、その上にどのような仮設構造物も建てることができる。
以下、本願発明の浮体および浮体構造物ならびにその組立方法について説明する。はじめに浮体について説明し、その後に、この浮体を用いて組立形成した体構造物について説明し、最後に浮体構造物の組立方法について説明する。なお、各実施の形態において同じ構成は同じ符号を付して説明し、異なった構成は異なった符号を付して説明する。
図1〜図4は浮体の実施の形態の示すものであり、この浮体1は浮体本体2と、その側面に二つずつ設けられたガイド溝3と、浮体本体の上面に設置された連結ファスナー4と、浮体本体の角部(四隅)に形成された段部5とから構成されている。
この浮体本体2は鉄骨鉄筋コンクリート製の平面方形の立方体であり、図3に示すように、鉄筋6で保護された発泡体7が鉄骨の枠体8内に設置され、これらがコンクリート9で被覆され、このコンクリート9で発泡体7が包み込まれた状態になっている。この発泡体7はポリスチレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ウレタン系樹脂などの発泡樹脂で発泡形成されたものである。
またガイド溝3は、枠体8の外面に溶接された形鋼10によって形成され、この頂部が浮体本体2の上面における凹溝19の底部にまで延びて、浮体本体2の上面から下部にわたって形成されている。このガイド溝3は浮体本体の側面16と平行な水平溝11と、この水平溝11と垂直な垂直溝12とにより平面T字形に形成され、この垂直溝12を形成した鋼板の先端部13が、浮体本体の側面16において互いに異なる方向に折り曲げられて、垂直溝12が浮体本体の側面16に開口している。このように鋼板の先端部13が浮体本体の側面16に折曲形成されたことにより、各浮体同士を接合した場合、この先端部13同士が密着するので精度の高い平面H形のガイド溝を形成することができる。
また浮体本体の上面におけるガイド溝3の近くには取付凹部14が設けられ、ここに連結ファスナー4が設置され、該連結ファスナーの接合板15が浮体本体の側面16と面一になり、この接合板15にボルトを挿入する長孔17が開口されている。
また浮体本体2の上面における角部には、他の浮体が接合されたときに平面方形の凹部を形成する段部5が形成され、該段部5には袋ナット18が埋設されている。なお、上記の実施の形態において浮体本体2は平面方形としたが、これに限らず、平面多角形および円形にすることもできる。またガイド溝3は二つに限らず、これ以上または一つであってもよい。
図3は浮体構造物20であり、上記の浮体1が繋ぎ合わされて構成されている。浮体1同士が側面で密着されて、各浮体における平面T字形のガイド溝3、3同士、連結ファスナー4、4同士、および段部5、5同士がそれぞれ対面接合されている。そして各ガイド溝3、3によって平面H形のガイド溝21が形成され、ここにH形鋼22が挿入されて浮体1同士が接合されている。また連結ファスナー4は接合板15同士が密着され、連通した長孔17に挿入されたボルト23で接合されている。さらに四つの段部5が集まって形成された凹部24には連結プレート25が設置され、該連結プレート25のボルト26が各段部における袋ナット18にねじ込まれて各浮体1が角部で接合されている。
このように連結ファスナー4と連結プレート25とは各浮体1を上面で接合するが、H形鋼22は浮体1の上部から下部にかけて形成されたガイド溝21に差し込まれるので、浮体1同士が上部から下部にわたって接合される。
次に、この浮体構造物の組立方法について説明する。まず、浮体上面の段部5における袋ナット18に掛止リングをねじ込み、これにワイヤーロープを引っ掛け、クレーンで吊り上げて水中に浮かべる(図示せず)。この方法で複数の浮体1を水中に浮かべた後に、これらを引き寄せて側面で密着させて、各浮体1における平面T形のガイド溝3、3同士、連結ファスナー4、4同士、および段部5、5同士をそれぞれ対面接合する。
次に、これらの対面接合で形成された平面H形のガイド溝21に、上面の挿入口27からH形鋼22を挿入して浮体1同士を接合する。そして、連結ファスナー4の接合板15における長孔17にボルト23を挿入するが、長孔17であるため上下のズレの微調整が可能であり、このズレの微調整の後にボルト23を締め付けて連結ファスナー4、4同士を接合する。次に、四つの段部5で形成された凹部24に連結プレート25を設置し、この連結プレート25の四隅に設けたボルト26を段部5の袋ナット18にねじ込んで、各浮体1を角部で接合する。
このような作業を順次繰り返して浮体1を繋ぎ足すと、図に示すような、巨大なコンクリート製の浮体構造物20が形成される。この浮体構造物20は、あたかも水中に浮かんだ浮き基礎のようになるため、この上に多くの仮設構造物やステージなどの重量構造物を建設することができるようになる。
浮体の平面図である。 浮体の正面図である。 浮体の縦方向の断面図である。 ガイド溝、連結ファスナーおよび段部であり、(1)は平面図、(2)は斜視図である。 浮体構造物の平面図である。 浮体構造物の組立方法を示す斜視図である。 (1)は平面H形のガイド溝の断面図、(2)は連結ファスナーの断面図、(3)は凹部の断面図である。
符号の説明
1 浮体
2 浮体本体
3、21 ガイド溝
4 連結ファスナー
5 段部
6 鉄筋
7 発泡体
8 枠体
9 コンクリート
10 形鋼
11 水平溝
12 垂直溝
13 鋼板の先端部
14 取付凹部
15 接合板
16 浮体本体の側面
17 長孔
18 袋ナット
20 浮体構造物
22 H形鋼
23、26 ボルト
24 凹部
25 連結プレート
27 挿入口

Claims (6)

  1. 発泡体を内部に包み込んだ浮体本体の側面にガイド溝が設けられ、該ガイド溝の挿入口が浮体本体の上面に開口され、該浮体本体の上面に開口された取付凹部に連結ファスナーが設置され、該連結ファスナーの接合板が浮体本体の側面と面一状であることを特徴とする浮体。
  2. 浮体本体は鉄骨鉄筋コンクリートで製造されたものであることを特徴とする請求項1に記載の浮体。
  3. ガイド溝は平面T字形であり、他の浮体のガイド溝と合わさった状態で平面H形になることを特徴とする請求項1または2に記載の浮体。
  4. 浮体本体の上面における角部には、他の浮体が接合されたときに平面方形の凹部を形成する段部が形成され、該段部には袋ナットが埋設されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の浮体。
  5. 請求項1〜4の浮体が側面を密接して接合され、各浮体のガイド溝が合わさって形成された平面H形のガイド溝にはH形鋼が挿入され、各浮体の連結ファスナー同士がボルトで接合され、各浮体の段部で形成された凹部には連結プレートが設置され、該連結プレートのボルトが段部の袋ナットにねじ込まれてなることを特徴とする浮体構造物。
  6. 請求項4の浮体を複数水中に浮かせた後、これらを密接させて形成した平面H形のガイド溝にH形鋼を挿入し、各浮体の連結ファスナー同士をボルトで接合するとともに、各浮体の段部で形成された凹部に連結プレートを設置し、該連結プレートのボルトを連結段部の袋ナットにねじ込むことを特徴とする浮体構造物の組立方法。
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