JP2002293220A - ワイパ制御システム - Google Patents

ワイパ制御システム

Info

Publication number
JP2002293220A
JP2002293220A JP2001097310A JP2001097310A JP2002293220A JP 2002293220 A JP2002293220 A JP 2002293220A JP 2001097310 A JP2001097310 A JP 2001097310A JP 2001097310 A JP2001097310 A JP 2001097310A JP 2002293220 A JP2002293220 A JP 2002293220A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiper
rainfall
attached
rain
indirect
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001097310A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4668446B2 (ja
Inventor
Shinji Wakabayashi
伸二 若林
Masao Tokunaga
政男 徳永
Taiji Morishita
泰児 森下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Soken Inc
Original Assignee
Denso Corp
Nippon Soken Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp, Nippon Soken Inc filed Critical Denso Corp
Priority to JP2001097310A priority Critical patent/JP4668446B2/ja
Publication of JP2002293220A publication Critical patent/JP2002293220A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4668446B2 publication Critical patent/JP4668446B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】運転者の感性にマッチししかもワイパブレード
の劣化を防止することができるワイパ制御システムを提
供すること。 【解決手段】ワイパ制御システムは、ワイパ2と、ワイ
パモータ3と、ウインド1に搭載される雨滴検出器4
と、この雨滴検出器4からの検出信号を入力しワイパモ
ータ3を制御するコントローラ7とを備える。コントロ
ーラ7は、雨滴検出器4からの検出信号に基づいて直接
付着雨量及び間接付着雨量を求め、直接付着雨が無く間
接付着雨が有るとき、払拭モードダウンを遅くしてワイ
パモータ3を制御し、また、直接付着雨が無く間接付着
雨も無いとき、払拭モードダウンを速くしてワイパモー
タ3を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイパ制御システ
ム、詳しくは、雨滴検出器の検出信号に基づいてワイパ
の動作を制御するワイパ制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】特許出願公表昭58−502050号公
報には、ワイパがセンサ位置を通過するごとにワイパ通
過後のセンサ出力を基準値としその基準値に対してセン
サ出力に変化があった場合に雨有りと判定してワイパを
作動することが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術によると、ワイパ払拭により清浄化されたウイン
ド上のセンサ検知エリア内に付着した雨滴つまり直接付
着雨のみを検出していることから、前方の視界確保等の
見地から検知エリアの面積が制限されているセンサによ
って安定した雨滴検出を行うことは困難である。
【0004】具体的には、検知エリアに付着した雨滴の
みで雨を判定する場合、特に小型化が図られている車室
内搭載の雨滴検出器では、一定の降雨状況においても検
知エリアに雨滴が付着しない場合が有り、このような場
合、センサ出力に変化が発生しないことから雨無しと判
定されワイパ払拭が遅くなるか又は停止してしまい、視
界が妨げられることから運転者の感性にマッチしなくな
る。
【0005】そこで、センサ出力に変化が発生しなくて
もワイパ払拭を継続させることが考えられるが、このよ
うな場合、トンネル等で降雨が止まってもウインドが乾
燥状態でワイパ払拭が行われるため、ワイパブレードの
劣化が進むことになる。
【0006】本発明は、上記問題点を解決し、運転者の
感性にマッチししかもワイパブレードの劣化を防止する
ことができるワイパ制御システムを提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のワイパ制御シス
テムは、ワイパと、ワイパ駆動装置と、ウインドに搭載
される雨滴検出器と、この雨滴検出器からの検出信号を
入力し前記ワイパ駆動装置を制御するコントローラとを
備え、前記コントローラは、前記雨滴検出器からの検出
信号に基づいて直接付着雨量及び間接付着雨量を求め、
直接付着雨が無く間接付着雨が有るとき、払拭モードダ
ウンを遅くして前記ワイパ駆動装置を制御することを特
徴とする。
【0008】本発明の他のワイパ制御システムは、ワイ
パと、ワイパ駆動装置と、ウインドに搭載される雨滴検
出器と、この雨滴検出器からの検出信号を入力し前記ワ
イパ駆動装置を制御するコントローラとを備え、前記コ
ントローラは、前記雨滴検出器からの検出信号に基づい
て直接付着雨量及び間接付着雨量を求め、直接付着雨が
無く間接付着雨も無いとき、払拭モードダウンを速くし
て前記ワイパ駆動装置を制御することを特徴とする。
【0009】本発明の更に他のワイパ制御システムは、
ワイパと、ワイパ駆動装置と、ウインドに搭載される雨
滴検出器と、この雨滴検出器からの検出信号を入力し前
記ワイパ駆動装置を制御するコントローラとを備え、前
記コントローラは、前記雨滴検出器からの検出信号に基
づいて直接付着雨量及び間接付着雨量を求め、直接付着
雨が無く間接付着雨が有るとき、払拭モードダウンを遅
くして前記ワイパ駆動装置を制御し、また、直接付着雨
が無く間接付着雨も無いとき、払拭モードダウンを速く
して前記ワイパ駆動装置を制御することを特徴とする。
【0010】本発明の更に他のワイパ制御システムは、
ワイパとワイパ駆動装置とウインドに搭載される雨滴検
出器とこの雨滴検出器からの検出信号を入力し前記ワイ
パ駆動装置を制御するコントローラとを備えるワイパ制
御システムにおいて、前記コントローラは、間接付着雨
量検出開始タイミングにおける雨滴検出器の出力値を基
準値とし、間接付着雨量検出期間中の雨滴検出器の最低
出力値と前記基準値とから低下率を演算し、この低下率
と雨の有無を判定するために設定された閾値とを比較す
ることによって間接付着雨の有無判定を行うことを特徴
とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0012】図1は、一実施形態に係るワイパ制御シス
テムの概念的システム構成図を示す。
【0013】図1において、1は車両のウインド例えば
フロントウインドを表している。ウインドの外面(表
面)1a側にはワイパ2が配備されており、ワイパ2は
ワイパモータ(ワイパ駆動装置)3によって作動され、
降雨時にウインド外面1aに付着した雨滴を払拭する動
作を行う。ウインド1の内面(裏面)1b側には雨滴検
出器(センサ)4が設置されている。雨滴検出器4は、
ウインド外面1aにおいてワイパブレード5によって付
着雨滴が払拭される領域における雨滴付着状態を検知可
能な位置であって、視界の妨げとならない位置に設置さ
れており、また、視界確保などの見地から十分に小型化
されている。雨滴検出器4は、例えば、発光素子の光を
ウインド側で反射させこの反射光を受光素子で受光して
電気信号に変換する光反射式の雨滴検出器4である。こ
の光反射式の雨滴検出器4は、通常、ウインド外面1a
に雨滴が付着していないときには、ウインド1側からの
反射光量が多く出力値は高くなり、また、ウインド外面
1aの付着雨量が増大するにしたがって反射光量が減少
して出力値が減少する特性を有している。車両の内部に
は、乗員によって操作されるワイパスイッチ6が配備さ
れている。ワイパスイッチ6は、少なくとも、雨滴検出
器4の出力に基づいてワイパ2が自動制御される自動払
拭モードを指示するオート指示スイッチAUTOと、ワ
イパ停止を指示する停止指示スイッチOFFとを有し、
その他に、ワイパ2をマニュアル操作する際、ワイパ2
が低速で作動する低速払拭モードを指示する低速指示ス
イッチLO及びワイパ2が高速で作動する高速払拭モー
ドを指示する高速指示スイッチHIを有している。ワイ
パモータ3、雨滴検出器4及びワイパスイッチ6はコン
トローラ7に接続されている。
【0014】図2及び図3は、コントローラ7の処理内
容を示している。
【0015】図2及び図3において、コントローラ7
は、電源が投入されるとRAMクリア等所定の初期化処
理を行い(ステップS1)、その後はステップS2以降
を実行する。以下、コントローラ7の処理を、(1) ワイ
パ払拭モードが停止しているときつまりワイパ停止状態
のときの処理、(2) ワイパ作動後、直接付着雨が有ると
きの処理、(3) ワイパ作動後、直接付着雨が無く間接付
着雨も無いときの処理、(4) ワイパ作動後、直接付着雨
が無く間接付着雨が有るときの処理に大別して順に説明
する。
【0016】(1) ワイパ停止状態のときの処理 コントローラ7は、ウインド外面1aの付着雨量の判定
を行うタイミングつまり雨判定タイミングかどうかを判
定する(ステップS2)。ここで、雨判定タイミングは
所定の時間間隔例えば50msec間隔に設定されている。
【0017】そして、雨判定タイミング毎に、雨判定タ
イミングが間接付着雨量判定期間に属する雨判定タイミ
ングであるかどうか、換言すると、ワイパブレード5に
よって雨滴検出器位置(雨滴検出器4の検知エリア)ま
で運ばれてきた雨滴(間接付着雨)を判定するための雨
判定タイミングかどうかを判定する(ステップS3)。
この間接付着雨量判定期間は、従来からの雨検出方法に
おける直接付着雨を検出する期間つまり直接付着雨量判
定期間の後に設けられた間接付着雨を検出するための検
出期間である(図7参照)。
【0018】ワイパ停止状態のときには間接付着雨量判
定期間は設けられていない。このため、ステップS3の
判定結果は常に「NO」となり直接付着雨量雨判定(ス
テップS4)に移行する。
【0019】直接付着雨量雨判定においては、通常は雨
滴検出器(センサ)4の出力値に基づいて直接付着雨量
を判定するが、ワイパ停止状態のときには、直接付着雨
の有無を判定する。ここで、ワイパスイッチ6のオート
指示スイッチAUTOがオフのときは、直接付着雨が有
っても雨量は無いものと判定する。
【0020】次に、ワイパ払拭モードが「停止」かどう
かを判定する(ステップS5)。ワイパ停止状態におい
てはワイパ払拭モードは「停止」であることからステッ
プS5の判定結果は「YES」となり、払拭モード判定
(ステップS6)へ移行する。
【0021】払拭モード判定においては、通常は直接付
着雨量雨判定(ステップS4)において判定された雨量
に応じて払拭モードを決定するが、ワイパ停止状態のと
きには、雨有りのときはワイパ2を作動開始させ、雨無
しのときはワイパ停止状態を継続させる。なお、払拭モ
ードには、例えば、HI連続、LO連続、間欠0.6
秒、間欠1.5秒、間欠3.3秒、間欠7秒がある。
【0022】そして、払拭モード判定において決定され
た払拭モードに対応する駆動要求をワイパモータ3に出
力する(ステップS7)。つまり、雨有りのときはワイ
パモータ3に通電を開始し、雨無しのときはワイパモー
タ3を非通電状態に保持する。
【0023】(2) ワイパ作動後、直接付着雨が有るとき
の処理 コントローラ7は、雨判定タイミングかどうかを判定し
(ステップS2)、雨判定タイミング毎に、雨判定タイ
ミングが間接付着雨量判定期間に属する雨判定タイミン
グであるかどうかを判定する(ステップS3)。
【0024】雨判定タイミングが直接付着雨量判定期間
に属する場合には、直接付着雨量雨判定(ステップS
4)へ移行し、雨滴検出器4の出力値に基づいて直接付
着雨量を判定する。
【0025】次に、ワイパ払拭モードが「停止」かどう
かを判定するが(ステップS5)、この時点では既にワ
イパ2は停止以外の払拭モードに入っていることから、
ステップS8へ移行し、払拭モード判定タイミングかど
うかを判定する。ここで、払拭モード判定タイミング
は、直接付着雨量判定期間の終了時点に設定されている
(図7参照)。
【0026】払拭モード判定タイミングでないときは、
ステップS2へ戻る。
【0027】払拭モード判定タイミングであるときは、
直接付着雨量雨判定で判定された雨量に基づいて払拭モ
ードを決定し、払拭モードをアップ又は保持する(ステ
ップS6)。
【0028】そして、払拭モードに対応する駆動要求を
ワイパモータ3に出力する(ステップS7)。
【0029】なお、雨判定タイミングが間接付着雨量判
定期間に属する場合は、直接付着雨量雨検出有りのた
め、ステップS9の判定結果は「NO」となり、後述す
るステップS10〜S15は実行されずステップS2へ
戻る。
【0030】(3) ワイパ作動後、直接付着雨が無く間接
付着雨も無いときの処理 コントローラ7は、雨判定タイミングかどうかを判定し
(ステップS2)、雨判定タイミング毎に、雨判定タイ
ミングが間接付着雨量判定期間に属する雨判定タイミン
グであるかどうかを判定する(ステップS3)。
【0031】雨判定タイミングが直接付着雨量判定期間
に属する場合には、直接付着雨量雨判定(ステップS
4)へ移行し、雨滴検出器4の出力値に基づいて直接付
着雨量を判定する。ここでは、直接付着雨が無いことを
前提としているため、直接付着雨が無いとの判定がされ
ることとなる。
【0032】次に、ステップS5の判定結果は、既にワ
イパ2が停止以外の払拭モードに入っていることから
「NO」となり、払拭モード判定タイミングで払拭モー
ド判定(ステップS6)及びワイパ駆動要求出力(ステ
ップS7)が実行される。なお、払拭モード判定(ステ
ップS6)においては、後述するような間接付着雨量判
定期間における間接付着雨無しに応じて選択された払拭
モードダウンマップ2(図6参照)に基づいて払拭モー
ドを決定する。そして、ワイパ駆動要求出力(ステップ
S7)においては、この決定された払拭モードに対応す
る駆動要求をワイパモータ3に出力する。
【0033】上記のように直接付着雨量雨判定(ステッ
プS4)において直接付着雨無しと判定された後、雨判
定タイミングが間接付着雨量判定期間に属するようにな
ると、ステップS3の判定結果は「YES」となり、ス
テップS9へ移行する。ステップS9では、直接付着雨
が無いことを前提としているため、直接付着雨量雨検出
無しと判定され、間接付着雨量雨判定(ステップS1
0)が実行される。
【0034】図4は、間接付着雨量雨判定(ステップS
10)の処理内容を示している。
【0035】図4において、ステップS21では、直接
付着検出から間接付着検出への切替わりかどうか、つま
り、直接付着雨量判定期間から間接付着雨量判定期間へ
切り替わった直後かどうかを判定する。この切り替わり
直後においては、その判定結果は「YES」となり、間
接付着雨量ピークホールド解除(ステップS22)へ移
行する。間接付着雨量ピークホールド解除においては、
前回ピークホールドされた間接付着雨量を解除つまりク
リアする。次に、雨滴検出器4の出力値を間接付着雨量
基準値に設定する(ステップS23)。次に、間接付着
雨量を演算する(ステップS24)。間接付着雨量は、
{100−(センサ出力値/間接付着雨量基準値)×1
00}%として求められる。この演算式は、センサ出力
値の間接付着雨量基準値からの低下率を求めている。上
記切り替わり直後においては、センサ出力値が間接付着
雨量基準値と等しいことから、間接付着雨量は0%と演
算される。次に、間接付着雨量ピークホールド(ステッ
プS25)を実行する。間接付着雨量ピークホールドで
は、ステップS24で求めた間接付着雨量と前回までの
間接付着雨量ピーク値とを比較し、大きい方を間接付着
雨量ピーク値として定める。上記切り替わり直後におい
ては、ステップS22で間接付着雨量ピーク値がクリア
されており、また、ステップS24で間接付着雨量が0
%として算出されていることから、0%の間接付着雨量
ピーク値がピークホールドされることになる。上記のよ
うに直接付着雨量判定期間から間接付着雨量判定期間へ
切り替わった直後では間接付着雨量ピーク値として0%
がピークホールドされることとなるが、その後の間接付
着雨量雨判定(ステップS10)においては、ステップ
S21の判定結果が「NO」となり、ステップS22と
ステップS23は実行されずステップS24とステップ
S25が実行されるようになる。
【0036】間接付着雨量雨判定(ステップ10)の実
行後、ステップS11が実行され、間接付着雨量雨検出
無しかどうかを判定する。この判定は、ステップS25
でピークホールドされた間接付着雨量ピーク値と予め定
めた閾値とを大小比較し、間接付着雨量ピーク値が閾値
を越えている場合は間接付着雨量検出有りと判定し、一
方、間接付着雨量ピーク値が閾値以下である場合は間接
付着雨量検出無しと判定する。ここでは、間接付着雨無
しを前提としているため、ステップS11の判定結果は
「YES」となり、払拭モードダウンマップ2選択(ス
テップS13)へ移行し、払拭モードダウンマップ2選
択において、図6に示す払拭モードダウンマップ2が選
択される。この払拭モードダウンマップ2は、図5に示
す払拭モードダウンマップ1と比較すれば明らかなよう
に、払拭モードダウンを速くしており、例えば、車速が
0km/hでなく、ワイパ2がHI連続で作動している場合
には、HI連続を2回行った後、LO連続を1回行い、
次に間欠0.6秒を1回行って停止させる(払拭モード
ダウンマップ1では、HI連続を4回行った後、LO連
続を1回行い、次に間欠0.6秒を1回行って停止させ
る。)。
【0037】次に、払拭モード判定結果補正タイミング
かどうかを判定する(ステップS14)。この補正タイ
ミングは、直接付着雨量判定期間の開始時点に設定され
ている(図7参照)。この補正タイミングでないときは
ステップS2に戻り、この補正タイミングのときは払拭
モード判定結果補正(ステップS15)を実行する。こ
の払拭モード判定結果補正においては、払拭モード判定
(ステップS6)において判定された払拭モードを払拭
モードダウンマップ2に補正する。このように補正され
た払拭モードは、直接付着雨量判定期間の終了時点(払
拭モード判定タイミング)で払拭モード判定(ステップ
S6)において払拭モードとして判定され、ワイパ駆動
要求出力(ステップS7)でワイパモータ3に出力され
る。
【0038】(4) ワイパ作動後、直接付着雨が無く間接
付着雨が有るときの処理 直接付着雨が無く間接付着雨が有る場合は、ステップ1
1において間接付着雨量雨検出有りの判定がなされ、払
拭モードダウンマップ1選択(ステップS12)が実行
され、払拭モードダウンマップ1(図5)が選択される
点を除いて、上述した直接付着雨が無く間接付着雨が無
い場合の処理と同様な処理が行われる。この払拭モード
ダウンマップ1は、図6に示す払拭モードダウンマップ
2と比較すれば明らかなように、払拭モードダウンを遅
くしており、例えば、車速が0km/hでなく、ワイパ2が
HI連続で作動している場合には、HI連続を4回行っ
た後、LO連続を1回行い、次に間欠0.6秒を1回行
って停止させる(払拭モードダウンマップ2では、HI
連続を2回行った後、LO連続を1回行い、次に間欠
0.6秒を1回行って停止させる。)。
【0039】以上説明したように、本実施形態に係るワ
イパ制御システムは、ワイパ2と、ワイパモータ3(ワ
イパ駆動装置)と、ウインド1に搭載される雨滴検出器
4と、この雨滴検出器4からの検出信号を入力しワイパ
モータ3(ワイパ駆動装置)を制御するコントローラ7
とを備え、コントローラ7は、雨滴検出器4の出力値
(雨滴検出器4からの検出信号)に基づいて直接付着雨
量及び間接付着雨量を求め、直接付着雨が無く間接付着
雨が有るとき、払拭モードダウンマップ1を選択し(払
拭モードダウンを遅くして)ワイパモータ3(ワイパ駆
動装置)を制御する。このため、一定の降雨状況におい
て雨滴検出器4の検知エリアに雨滴が付着せず直接付着
雨無しと判定される場合であっても、ワイパ2の作動に
よって検知エリアまで運ばれてきた雨滴によって間接付
着雨有りの判定がなされ払拭モードダウンを遅くしてワ
イパ2による払拭が継続することになることから、視界
が妨げられることがなくなり運転者の感性にマッチした
ワイパ制御システムを提供できるようになる。
【0040】また、本実施形態に係るワイパ制御システ
ムにおいてコントローラ7は、直接付着雨が無く間接付
着雨も無いとき、払拭モードダウンマップ2を選択し
(払拭モードダウンを速くして)ワイパモータ3(ワイ
パ駆動装置)を制御する。このため、トンネル等で降雨
が止まったときなどには払拭モードダウンが速くなり、
したがってウインド1が乾燥状態となってもワイパ払拭
が継続される不具合を解消でき、ワイパブレード5の劣
化を防止することができるようになる。
【0041】また、コントローラ7は、間接付着雨量判
定期間の開始時点(間接付着雨量検出開始タイミング)
における雨滴検出器4の出力値を基準値とし、間接付着
雨量検出期間中の雨滴検出器4の最低出力値と基準値と
から低下率を演算し、この低下率と雨の有無を判定する
ために設定された閾値とを比較することによって間接付
着雨の有無判定を行っているため、間接付着雨の有無を
正確に判定することが期待できる。
【0042】
【発明の効果】本発明によると、運転者の感性にマッチ
ししかもワイパブレードの劣化を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るワイパ制御システム
の概念的構成図である。
【図2】図3と共にコントローラの処理内容を示すフロ
ーチャートである。
【図3】図2と共にコントローラの処理内容を示すフロ
ーチャートである。
【図4】図3における間接付着雨量雨判定ステップの内
容を示すフローチャートである。
【図5】払拭モードダウンマップ1の内容説明図であ
る。
【図6】払拭モードダウンマップ2の内容説明図であ
る。
【図7】直接付着雨量判定期間(直接付着検出)、間接
付着雨量判定期間(間接付着検出)、払拭モード判定タ
イミング、払拭モード判定結果補正タイミングを説明す
るためのタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 ウインド 2 ワイパ 3 ワイパモータ(ワイパ駆動装置) 4 雨滴検出器 5 ワイパブレード 6 ワイパスイッチ 7 コントローラ
フロントページの続き (72)発明者 徳永 政男 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 森下 泰児 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 3D025 AA01 AC01 AC02 AD01 AG08 AG09 AG10 AG11 AG16 AG17 AG18 AG32 AG34 AG42

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイパと、ワイパ駆動装置と、ウインド
    に搭載される雨滴検出器と、この雨滴検出器からの検出
    信号を入力し前記ワイパ駆動装置を制御するコントロー
    ラとを備え、 前記コントローラは、 前記雨滴検出器からの検出信号に基づいて直接付着雨量
    及び間接付着雨量を求め、直接付着雨が無く間接付着雨
    が有るとき、払拭モードダウンを遅くして前記ワイパ駆
    動装置を制御することを特徴とするワイパ制御システ
    ム。
  2. 【請求項2】 ワイパと、ワイパ駆動装置と、ウインド
    に搭載される雨滴検出器と、この雨滴検出器からの検出
    信号を入力し前記ワイパ駆動装置を制御するコントロー
    ラとを備え、 前記コントローラは、 前記雨滴検出器からの検出信号に基づいて直接付着雨量
    及び間接付着雨量を求め、直接付着雨が無く間接付着雨
    も無いとき、払拭モードダウンを速くして前記ワイパ駆
    動装置を制御することを特徴とするワイパ制御システ
    ム。
  3. 【請求項3】 ワイパと、ワイパ駆動装置と、ウインド
    に搭載される雨滴検出器と、この雨滴検出器からの検出
    信号を入力し前記ワイパ駆動装置を制御するコントロー
    ラとを備え、 前記コントローラは、 前記雨滴検出器からの検出信号に基づいて直接付着雨量
    及び間接付着雨量を求め、直接付着雨が無く間接付着雨
    が有るとき、払拭モードダウンを遅くして前記ワイパ駆
    動装置を制御し、また、直接付着雨が無く間接付着雨も
    無いとき、払拭モードダウンを速くして前記ワイパ駆動
    装置を制御することを特徴とするワイパ制御システム。
  4. 【請求項4】 ワイパとワイパ駆動装置とウインドに搭
    載される雨滴検出器とこの雨滴検出器からの検出信号を
    入力し前記ワイパ駆動装置を制御するコントローラとを
    備えるワイパ制御システムにおいて、 前記コントローラは、 間接付着雨量検出開始タイミングにおける雨滴検出器の
    出力値を基準値とし、間接付着雨量検出期間中の雨滴検
    出器の最低出力値と前記基準値とから低下率を演算し、
    この低下率と雨の有無を判定するために設定された閾値
    とを比較することによって間接付着雨の有無判定を行う
    ことを特徴とするワイパ制御システム。
JP2001097310A 2001-03-29 2001-03-29 ワイパ制御システム Expired - Fee Related JP4668446B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001097310A JP4668446B2 (ja) 2001-03-29 2001-03-29 ワイパ制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001097310A JP4668446B2 (ja) 2001-03-29 2001-03-29 ワイパ制御システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002293220A true JP2002293220A (ja) 2002-10-09
JP4668446B2 JP4668446B2 (ja) 2011-04-13

Family

ID=18951112

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001097310A Expired - Fee Related JP4668446B2 (ja) 2001-03-29 2001-03-29 ワイパ制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4668446B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003076240A1 (fr) * 2002-03-13 2003-09-18 Nippon Sheet Glass Company, Limited Procede de regulation de nettoyeur et regulateur correspondant
WO2004101333A1 (ja) * 2003-05-15 2004-11-25 Niles Co., Ltd. ワイパー制御方法、およびワイパー制御装置
JP2009192433A (ja) * 2008-02-15 2009-08-27 Denso Corp 雨滴検出装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH078118U (ja) * 1993-07-14 1995-02-03 自動車電機工業株式会社 ワイパ制御装置
JPH11170983A (ja) * 1997-12-17 1999-06-29 Nippon Sheet Glass Co Ltd 水滴感応式ワイパ制御装置
JP2000085538A (ja) * 1998-09-07 2000-03-28 Nippon Soken Inc ワイパ制御装置
JP2000329862A (ja) * 1999-05-21 2000-11-30 Nippon Sheet Glass Co Ltd 降雨状態検出方法及び降雨状態検出装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH078118U (ja) * 1993-07-14 1995-02-03 自動車電機工業株式会社 ワイパ制御装置
JPH11170983A (ja) * 1997-12-17 1999-06-29 Nippon Sheet Glass Co Ltd 水滴感応式ワイパ制御装置
JP2000085538A (ja) * 1998-09-07 2000-03-28 Nippon Soken Inc ワイパ制御装置
JP2000329862A (ja) * 1999-05-21 2000-11-30 Nippon Sheet Glass Co Ltd 降雨状態検出方法及び降雨状態検出装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003076240A1 (fr) * 2002-03-13 2003-09-18 Nippon Sheet Glass Company, Limited Procede de regulation de nettoyeur et regulateur correspondant
US7154241B2 (en) 2002-03-13 2006-12-26 Niles Co., Ltd. Wiper control method and wiper control device
WO2004101333A1 (ja) * 2003-05-15 2004-11-25 Niles Co., Ltd. ワイパー制御方法、およびワイパー制御装置
EP1623896A1 (en) * 2003-05-15 2006-02-08 Niles Co., Ltd. Method and device for controlling wiper
EP1623896A4 (en) * 2003-05-15 2006-06-14 Niles Co Ltd METHOD AND APPARATUS FOR CONTROLLING WIPER
US7466097B2 (en) 2003-05-15 2008-12-16 Niles Co., Ltd. Wiper control method and wiper control device
JP2009192433A (ja) * 2008-02-15 2009-08-27 Denso Corp 雨滴検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4668446B2 (ja) 2011-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4205032B2 (ja) 車両用オートワイパーシステム
JP4175266B2 (ja) ワイパ装置
US20060108932A1 (en) Vehicular automatic light control apparatus
JP2002293220A (ja) ワイパ制御システム
US5672946A (en) Control system and method for vehicle speed-response type intermittent wiper
JP4016498B2 (ja) ワイパ制御装置
JP2605101B2 (ja) ワイパ駆動装置
JP3998533B2 (ja) ワイパ制御装置
JPH06328998A (ja) ワイパ自動制御装置
JPH10226318A (ja) ワイパ装置
JP3033044B2 (ja) ワイパ自動制御装置
JP5201159B2 (ja) ワイパ制御システム及びワイパ制御装置
JPH115514A (ja) ワイパー自動制御装置
JPS6078844A (ja) 車両用ワイパ制御装置
KR100431970B1 (ko) 자동차의 리어 와이퍼 작동 방법
JP4079000B2 (ja) ワイパ制御装置
JPH06321058A (ja) ワイパ自動制御装置
JP2002283969A (ja) ワイパ制御システム
EP4279340A1 (en) Electronic inner mirror device, notification control method therefor, and notification control program therefor
KR100510304B1 (ko) 차량의 우적 감응형 와이퍼 동작 제어 방법
JPH0442211Y2 (ja)
JPH0346339B2 (ja)
JPH06321057A (ja) ワイパ自動制御装置
JP2915770B2 (ja) ワイパの制御方法
JP2002211363A (ja) 車両用ワイパ制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070625

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100112

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100921

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101112

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101214

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140121

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees