JPH06321057A - ワイパ自動制御装置 - Google Patents
ワイパ自動制御装置Info
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- JPH06321057A JPH06321057A JP5135438A JP13543893A JPH06321057A JP H06321057 A JPH06321057 A JP H06321057A JP 5135438 A JP5135438 A JP 5135438A JP 13543893 A JP13543893 A JP 13543893A JP H06321057 A JPH06321057 A JP H06321057A
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- wiper blade
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- water drop
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 水滴以外の影響によるワイパブレードの誤動
作を未然に防止できると共に、天候の変化等においてワ
イパブレードの払拭動作の継続性を必要とするときは、
これに直ちに対処し得るワイパ自動制御装置を提供す
る。 【構成】 ワイパブレードの払拭作動後の所定時間内に
水滴検出手段からの検出信号に基づいた前記ワイパブレ
ードの払拭作動が有る場合は、前記水滴検出手段の検出
感度が通常状態に保持され、前記ワイパブレードの払拭
作動が無い場合は前記検出感度が前記通常状態より低下
する。また、待機状態時に、ミスト動作モードが設定さ
れた場合または水滴検出手段の検出信号に基づいてワイ
パブレードの払拭作動が1回でも行われた場合は該待機
状態より検出感度の高い待機状態または通常状態へ移行
する。
作を未然に防止できると共に、天候の変化等においてワ
イパブレードの払拭動作の継続性を必要とするときは、
これに直ちに対処し得るワイパ自動制御装置を提供す
る。 【構成】 ワイパブレードの払拭作動後の所定時間内に
水滴検出手段からの検出信号に基づいた前記ワイパブレ
ードの払拭作動が有る場合は、前記水滴検出手段の検出
感度が通常状態に保持され、前記ワイパブレードの払拭
作動が無い場合は前記検出感度が前記通常状態より低下
する。また、待機状態時に、ミスト動作モードが設定さ
れた場合または水滴検出手段の検出信号に基づいてワイ
パブレードの払拭作動が1回でも行われた場合は該待機
状態より検出感度の高い待機状態または通常状態へ移行
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車両のウィ
ンドシールドガラスに付着した水滴(雨滴,雪等も含
む)を検知したとき、該ウィンドシールドガラスを払拭
するワイパブレードを自動的に払拭作動させるワイパ自
動制御装置に関する。
ンドシールドガラスに付着した水滴(雨滴,雪等も含
む)を検知したとき、該ウィンドシールドガラスを払拭
するワイパブレードを自動的に払拭作動させるワイパ自
動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般にワイパブレードの払拭動作
のオン−オフ及び動作速度の選択は、ワイパスイッチを
手動にて切り換えることにより行なわれていたが、斯か
るワイパスイッチの操作上の煩わしさをなくすため、ワ
イパ駆動装置にウィンドシールドガラスに付着した水滴
を検出する水滴検出手段を設け、ワイパスイッチを常に
自動駆動制御モード位置に切り換え保持しておくことに
より、前記水滴検出手段が水滴を検出したときに、その
検出信号に基づいてワイパブレードの動作(ワイパモー
タの駆動)を自動的に制御するようにしたワイパ自動制
御装置が、特開昭62−178459号公報や特開昭6
1−37560号公報等により提案されている。
のオン−オフ及び動作速度の選択は、ワイパスイッチを
手動にて切り換えることにより行なわれていたが、斯か
るワイパスイッチの操作上の煩わしさをなくすため、ワ
イパ駆動装置にウィンドシールドガラスに付着した水滴
を検出する水滴検出手段を設け、ワイパスイッチを常に
自動駆動制御モード位置に切り換え保持しておくことに
より、前記水滴検出手段が水滴を検出したときに、その
検出信号に基づいてワイパブレードの動作(ワイパモー
タの駆動)を自動的に制御するようにしたワイパ自動制
御装置が、特開昭62−178459号公報や特開昭6
1−37560号公報等により提案されている。
【0003】前記水滴検出手段は、水滴量に応じた所定
の電気物理量(電圧または周波数)の変化を得る光学式
または静電容量式等が採用され、通常はウィンドシール
ドガラスに埋め込まれて該ウィンドシールドガラスに水
滴が付着した際の光学的変化または静電容量の変化を検
出するようになっている。
の電気物理量(電圧または周波数)の変化を得る光学式
または静電容量式等が採用され、通常はウィンドシール
ドガラスに埋め込まれて該ウィンドシールドガラスに水
滴が付着した際の光学的変化または静電容量の変化を検
出するようになっている。
【0004】上記公報に開示されたものは、この水滴検
出手段によりウィンドシールドガラスの濡れ度合いを検
出するものであるが、例えば特開昭62−178459
号公報に開示された装置では、水滴検出手段の検出信号
の変化量が所定の設定値を越えた時にワイパ駆動するよ
うに構成している。
出手段によりウィンドシールドガラスの濡れ度合いを検
出するものであるが、例えば特開昭62−178459
号公報に開示された装置では、水滴検出手段の検出信号
の変化量が所定の設定値を越えた時にワイパ駆動するよ
うに構成している。
【0005】ところが、この公報のような装置では、払
拭後に相当量の雨滴がウィンドシールドガラスに付着し
ないとワイパが作動しないため、ワイパによる払拭後に
ウィンドシールドガラスに付着する雨滴の量が少ない場
合、例えば雨降り始め時や雨上がり時において、ワイパ
の作動間隔が長くなり、ウィンドシールドガラスに少量
の雨滴が付着した状態が長時間にわたって継続し、この
期間において良好な視界が得られないという問題があ
る。
拭後に相当量の雨滴がウィンドシールドガラスに付着し
ないとワイパが作動しないため、ワイパによる払拭後に
ウィンドシールドガラスに付着する雨滴の量が少ない場
合、例えば雨降り始め時や雨上がり時において、ワイパ
の作動間隔が長くなり、ウィンドシールドガラスに少量
の雨滴が付着した状態が長時間にわたって継続し、この
期間において良好な視界が得られないという問題があ
る。
【0006】この点を解決するために、前述の如くワイ
パの作動間隔が長くなるような場合は、一定間隔で強制
的にワイパを作動させ、これによって良好な視界を確保
すると共に、今は自動駆動制御モード時であって作動待
機状態であることの注意をドライバに喚起するようにし
たシステムも既に提案されている。
パの作動間隔が長くなるような場合は、一定間隔で強制
的にワイパを作動させ、これによって良好な視界を確保
すると共に、今は自動駆動制御モード時であって作動待
機状態であることの注意をドライバに喚起するようにし
たシステムも既に提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のワイパ自動制御装置における水滴検出手段は実質的
には、ウィンドシールドガラスに物体が付着しているか
否かを検出するものであり、水滴以外の物体がウィンド
シールドガラスに付着した場合にも、水滴を検出したと
きと同様に検出信号が出力されて無条件にワイパモータ
を駆動させる構成となっている。このため、例えば、木
の葉等が接触した場合にワイパモータが駆動して、ワイ
パブレードが誤動作してしまうと云う問題点があった。
来のワイパ自動制御装置における水滴検出手段は実質的
には、ウィンドシールドガラスに物体が付着しているか
否かを検出するものであり、水滴以外の物体がウィンド
シールドガラスに付着した場合にも、水滴を検出したと
きと同様に検出信号が出力されて無条件にワイパモータ
を駆動させる構成となっている。このため、例えば、木
の葉等が接触した場合にワイパモータが駆動して、ワイ
パブレードが誤動作してしまうと云う問題点があった。
【0008】また、ワイパの作動間隔が長くなるような
場合には一定間隔で強制的にワイパを作動させる上記シ
ステムを備えた装置では、ワイパスイッチが自動駆動制
御モード位置にあれば、降雨量がなくなっても前記一定
間隔でワイパが作動するという問題があった。
場合には一定間隔で強制的にワイパを作動させる上記シ
ステムを備えた装置では、ワイパスイッチが自動駆動制
御モード位置にあれば、降雨量がなくなっても前記一定
間隔でワイパが作動するという問題があった。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、水滴以外の影響によるワ
イパブレードの誤動作を未然に防止できると共に、天候
の変化等においてワイパブレードの払拭動作の継続性を
必要とするときは、これに直ちに対処し得るワイパ自動
制御装置を提供することにある。
で、その目的とするところは、水滴以外の影響によるワ
イパブレードの誤動作を未然に防止できると共に、天候
の変化等においてワイパブレードの払拭動作の継続性を
必要とするときは、これに直ちに対処し得るワイパ自動
制御装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、車両のウィンドシールドガラスを払拭する
ワイパブレードを駆動するワイパモータと、前記ウィン
ドシールドガラスに付着した水滴を検出する水滴検出手
段と、該水滴検出手段からの検出信号に基づいて前記ワ
イパモータを自動的に駆動制御するモータ駆動制御手段
とを備えたワイパ自動制御装置において、前記ワイパブ
レードの払拭作動後の所定時間内に前記ワイパブレード
の払拭作動が無い場合は前記検出感度が前記通常状態よ
り低下した状態へ移行するようにしたものである。
に本発明は、車両のウィンドシールドガラスを払拭する
ワイパブレードを駆動するワイパモータと、前記ウィン
ドシールドガラスに付着した水滴を検出する水滴検出手
段と、該水滴検出手段からの検出信号に基づいて前記ワ
イパモータを自動的に駆動制御するモータ駆動制御手段
とを備えたワイパ自動制御装置において、前記ワイパブ
レードの払拭作動後の所定時間内に前記ワイパブレード
の払拭作動が無い場合は前記検出感度が前記通常状態よ
り低下した状態へ移行するようにしたものである。
【0011】また、前記検出感度が低下した時に、前記
ワイパブレードを少なくとも1回払拭動作するミスト動
作モードが設定された場合、または前記水滴検出手段の
検出信号に基づいて前記ワイパブレードの払拭作動が行
われた場合は前記検出感度の高い状態へ移行するように
したものである。
ワイパブレードを少なくとも1回払拭動作するミスト動
作モードが設定された場合、または前記水滴検出手段の
検出信号に基づいて前記ワイパブレードの払拭作動が行
われた場合は前記検出感度の高い状態へ移行するように
したものである。
【0012】
【作用】ワイパブレードの払拭作動後の所定時間内に水
滴検出手段からの検出信号に基づいた前記ワイパブレー
ドの払拭作動が有る場合は、前記水滴検出手段の検出感
度が通常状態に保持され、前記ワイパブレードの払拭作
動が無い場合は前記検出感度が前記通常状態より低下す
る。
滴検出手段からの検出信号に基づいた前記ワイパブレー
ドの払拭作動が有る場合は、前記水滴検出手段の検出感
度が通常状態に保持され、前記ワイパブレードの払拭作
動が無い場合は前記検出感度が前記通常状態より低下す
る。
【0013】また、待機状態時に、ミスト動作モードが
設定された場合または水滴検出手段の検出信号に基づい
てワイパブレードの払拭作動が1回でも行われた場合は
該待機状態より検出感度の高い待機状態または通常状態
へ移行する。
設定された場合または水滴検出手段の検出信号に基づい
てワイパブレードの払拭作動が1回でも行われた場合は
該待機状態より検出感度の高い待機状態または通常状態
へ移行する。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。
する。
【0015】図1は、本発明に係るワイパ自動制御装置
のブロック構成図であり、同図中、1はワイパ自動制御
装置で、ユニットで構成される信号処理手段2Aと制御
手段2Bを有している。信号処理手段2Aは、入力信号
をアナログ/ディジタル変換処理し、制御手段2Bは本
装置1全体を制御するもので、その出力側には、ワイパ
モータ駆動回路3が接続されている。該ワイパモータ駆
動回路3の出力側にワイパモータ4が接続され、該ワイ
パモータ4の出力軸にワイパ機構5が接続されている。
そして、制御ユニット2によりワイパモータ駆動回路3
を介してワイパモータ4の駆動が制御され、該ワイパモ
ータ4によりワイパ機構5のワイパブレードが払拭作動
して、図示しない車両のウィンドシールドガラスに付着
した水滴を払拭するようになっている。
のブロック構成図であり、同図中、1はワイパ自動制御
装置で、ユニットで構成される信号処理手段2Aと制御
手段2Bを有している。信号処理手段2Aは、入力信号
をアナログ/ディジタル変換処理し、制御手段2Bは本
装置1全体を制御するもので、その出力側には、ワイパ
モータ駆動回路3が接続されている。該ワイパモータ駆
動回路3の出力側にワイパモータ4が接続され、該ワイ
パモータ4の出力軸にワイパ機構5が接続されている。
そして、制御ユニット2によりワイパモータ駆動回路3
を介してワイパモータ4の駆動が制御され、該ワイパモ
ータ4によりワイパ機構5のワイパブレードが払拭作動
して、図示しない車両のウィンドシールドガラスに付着
した水滴を払拭するようになっている。
【0016】信号処理手段2Aの入力側には、ワイパス
イッチ6,エンジン回転数検出手段7,水滴検出手段
8,車速検出手段9及び温度検出手段10がそれぞれ接
続されている。
イッチ6,エンジン回転数検出手段7,水滴検出手段
8,車速検出手段9及び温度検出手段10がそれぞれ接
続されている。
【0017】ワイパスイッチ6は、前記ワイパブレード
の動作モードを、例えば停止モード(停止位置)、自動
制御モード(自動作動位置)、手動制御モード(低速連
続作動位置、高速連続作動位置、間欠作動位置及び操作
時にワイパブレードを1回又は2回のみ動作させるミス
ト作動位置のいずれかに手動にて設定するモード)のい
ずれかに切り換え設定するもので、その切換位置に応じ
たモード設定信号を出力する。このワイパスイッチ6
は、通常イグニッションスイッチのオン−オフに関係な
くモードを設定する切換位置に保持される。
の動作モードを、例えば停止モード(停止位置)、自動
制御モード(自動作動位置)、手動制御モード(低速連
続作動位置、高速連続作動位置、間欠作動位置及び操作
時にワイパブレードを1回又は2回のみ動作させるミス
ト作動位置のいずれかに手動にて設定するモード)のい
ずれかに切り換え設定するもので、その切換位置に応じ
たモード設定信号を出力する。このワイパスイッチ6
は、通常イグニッションスイッチのオン−オフに関係な
くモードを設定する切換位置に保持される。
【0018】エンジン回転数検出手段7は、エンジンの
回転数を検出して、その検出信号を出力する。水滴検出
手段8は、車両のウィンドシールドガラス外表面のワイ
パブレード払拭範囲内に付着した水滴を検出して、その
検出信号を出力する。この水滴検出手段8の検出感度は
運転者の好みに合わせて変えることができるようになっ
ている。また、ワイパブレードの払拭作動後の所定時間
内に水滴検出手段8からの検出信号に基づいた前記ワイ
パブレードの払拭作動が有る場合、該水滴検出手段8の
検出感度は通常状態に保持され、前記ワイパブレードの
払拭作動が無い場合、前記検出感度は前記通常状態より
低下するようになっている。
回転数を検出して、その検出信号を出力する。水滴検出
手段8は、車両のウィンドシールドガラス外表面のワイ
パブレード払拭範囲内に付着した水滴を検出して、その
検出信号を出力する。この水滴検出手段8の検出感度は
運転者の好みに合わせて変えることができるようになっ
ている。また、ワイパブレードの払拭作動後の所定時間
内に水滴検出手段8からの検出信号に基づいた前記ワイ
パブレードの払拭作動が有る場合、該水滴検出手段8の
検出感度は通常状態に保持され、前記ワイパブレードの
払拭作動が無い場合、前記検出感度は前記通常状態より
低下するようになっている。
【0019】車速検出手段9は、車両の走行速度を検出
して、その検出信号を出力する。温度検出手段10は前
記ウィンドシールドガラス付近の外気温度を検出して、
その検出信号を出力する。
して、その検出信号を出力する。温度検出手段10は前
記ウィンドシールドガラス付近の外気温度を検出して、
その検出信号を出力する。
【0020】制御手段2Bの出力側にはインジケータ1
1が接続されている。このインジケータ11は、ワイパ
スイッチ6が自動制御モード位置にあるとき点灯して、
運転者に自動制御モードであることを知らせる。また、
インジケータ11は、水滴検出手段8の検出感度が通常
状態より低下したとき減光して、運転者に検出感度が低
下したことを知らせる。
1が接続されている。このインジケータ11は、ワイパ
スイッチ6が自動制御モード位置にあるとき点灯して、
運転者に自動制御モードであることを知らせる。また、
インジケータ11は、水滴検出手段8の検出感度が通常
状態より低下したとき減光して、運転者に検出感度が低
下したことを知らせる。
【0021】本発明のワイパ自動制御装置1は、イグニ
ッションスタートモード、オートスタートモード、主制
御モード及び2種の待機モード(I),(II)の制御を
行なうようになっている。
ッションスタートモード、オートスタートモード、主制
御モード及び2種の待機モード(I),(II)の制御を
行なうようになっている。
【0022】これらのモード時における水滴検出感度は
後述する手法によって設定され、イグニッションスター
トモードは水滴感度(1)に、オートスタートモード及
び主制御モードは水滴感度(2)に、待機モード(I)
は水滴感度(3)に、待機モード(II)は水滴感度
(4)に、それぞれ設定される。なお、応答感度のプラ
イオリティは、主制御モード>待機モード(I)>待機
モード(II)となる。
後述する手法によって設定され、イグニッションスター
トモードは水滴感度(1)に、オートスタートモード及
び主制御モードは水滴感度(2)に、待機モード(I)
は水滴感度(3)に、待機モード(II)は水滴感度
(4)に、それぞれ設定される。なお、応答感度のプラ
イオリティは、主制御モード>待機モード(I)>待機
モード(II)となる。
【0023】図2は、図1に示した本発明のワイパ自動
制御装置の要部詳細図であり、同図中、11は車両で、
そのボディにはウインドシールドガラス12の外面を払
拭するワイパブレード5A,5Bが設けられている。ウ
インドシールドガラス12の内面には、ワイパブレード
5A,5Bの払拭範囲内に位置して水滴検出手段である
雨滴センサ8が設けられている。
制御装置の要部詳細図であり、同図中、11は車両で、
そのボディにはウインドシールドガラス12の外面を払
拭するワイパブレード5A,5Bが設けられている。ウ
インドシールドガラス12の内面には、ワイパブレード
5A,5Bの払拭範囲内に位置して水滴検出手段である
雨滴センサ8が設けられている。
【0024】この雨滴センサ8は、前述したようにウイ
ンドシールドガラス12に付着した水滴を検出するもの
で、前記水滴量に応じた所定の電気物理量(電圧または
周波数)の変化を得る光学式または静電容量式等が採用
される。雨滴センサ8の検出信号は信号処理手段(A/
Dコンバータ)2AによりA/D変換された後、制御手
段2Bに入力される。
ンドシールドガラス12に付着した水滴を検出するもの
で、前記水滴量に応じた所定の電気物理量(電圧または
周波数)の変化を得る光学式または静電容量式等が採用
される。雨滴センサ8の検出信号は信号処理手段(A/
Dコンバータ)2AによりA/D変換された後、制御手
段2Bに入力される。
【0025】この制御手段2Bは、信号処理手段2Aか
ら入力する水滴検出信号に基づいて後述するワイパモー
タの駆動及び停止を制御するものである。制御手段2B
にはワイパブレード5A,5Bを高速(Hi)作動させ
るための高速側リレー13と、ワイパブレード5A,5
Bを低速(Lo)作動させるための低速側リレー14が
接続されている。これらの両リレー13,14はミスト
動作モード(ワイパブレード5A,5Bが1回のみ払拭
動作するモード)を設定するミストスイッチ15を介し
てワイパモータ4に接続されている。
ら入力する水滴検出信号に基づいて後述するワイパモー
タの駆動及び停止を制御するものである。制御手段2B
にはワイパブレード5A,5Bを高速(Hi)作動させ
るための高速側リレー13と、ワイパブレード5A,5
Bを低速(Lo)作動させるための低速側リレー14が
接続されている。これらの両リレー13,14はミスト
動作モード(ワイパブレード5A,5Bが1回のみ払拭
動作するモード)を設定するミストスイッチ15を介し
てワイパモータ4に接続されている。
【0026】また、制御手段2Bにはタイミングプレー
ト4Aが接続されている。そして、制御手段2Bからの
制御信号により、高速側リレー13または低速側リレー
14に通電されると、ワイパモータ4はタイミングプレ
ート4Aによって所定角度分通電されて、ワイパブレー
ド5A,5Bを1回払拭動作させるようになっている。
ト4Aが接続されている。そして、制御手段2Bからの
制御信号により、高速側リレー13または低速側リレー
14に通電されると、ワイパモータ4はタイミングプレ
ート4Aによって所定角度分通電されて、ワイパブレー
ド5A,5Bを1回払拭動作させるようになっている。
【0027】なお、図2中、16は自動制御モードを設
定するオートスイッチで、これはミストスイッチ15と
共に、1つのワイパスイッチとして集約されている。ま
た、17はバッテリで、イグニッションスイッチ18を
介して制御手段2B、リレー13,14、ワイパモータ
4及びタイミングプレート4Aにそれぞれ接続されてい
る。また、制御手段2Bとタイミングプレート4Aとの
接続ラインには高速側リレー13が接続されている。更
に、両リレー13,14は互いに接続されている。
定するオートスイッチで、これはミストスイッチ15と
共に、1つのワイパスイッチとして集約されている。ま
た、17はバッテリで、イグニッションスイッチ18を
介して制御手段2B、リレー13,14、ワイパモータ
4及びタイミングプレート4Aにそれぞれ接続されてい
る。また、制御手段2Bとタイミングプレート4Aとの
接続ラインには高速側リレー13が接続されている。更
に、両リレー13,14は互いに接続されている。
【0028】次に、本発明のワイパ自動制御装置1の制
御動作を図1及び図2と共に、図3〜図10に基づき説
明する。
御動作を図1及び図2と共に、図3〜図10に基づき説
明する。
【0029】まず、イグニッションスタートモードにお
ける制御手順を図3のフローチャートに基づき説明す
る。
ける制御手順を図3のフローチャートに基づき説明す
る。
【0030】ワイパスイッチ6が自動制御モード位置
(オートスタートモード位置)にある状態でイグニッシ
ョンスイッチ18をオンするとステップ200のイグニ
ッションスタートモードに入る。そして、まず、ステッ
プ201で、ウィンドシールドガラス12付近の外気温
度が所定値以上か否かを判別し、所定値以上であれば、
ステップ202に進んでエンジン始動後の第1の所定時
間(例えば1秒)内か否かを判別し、第1の所定時間内
であれば、ステップ204に進んで、水滴検出手段(雨
滴センサ)8に基づく水滴検出(1)が有るか否かを判
別する。また、前記ステップ201で、ウィンドシール
ドガラス12付近の外気温度が所定値以上でないと判別
されたとき及び前記ステップ202で、エンジン始動後
の第1の所定時間内でないと判別されたときは、いずれ
もステップ203に進んで車両走行開始後の第2の所定
時間(例えば30秒)内か否かを判別し、該第2の所定
時間内であれば前記ステップ204に進む。
(オートスタートモード位置)にある状態でイグニッシ
ョンスイッチ18をオンするとステップ200のイグニ
ッションスタートモードに入る。そして、まず、ステッ
プ201で、ウィンドシールドガラス12付近の外気温
度が所定値以上か否かを判別し、所定値以上であれば、
ステップ202に進んでエンジン始動後の第1の所定時
間(例えば1秒)内か否かを判別し、第1の所定時間内
であれば、ステップ204に進んで、水滴検出手段(雨
滴センサ)8に基づく水滴検出(1)が有るか否かを判
別する。また、前記ステップ201で、ウィンドシール
ドガラス12付近の外気温度が所定値以上でないと判別
されたとき及び前記ステップ202で、エンジン始動後
の第1の所定時間内でないと判別されたときは、いずれ
もステップ203に進んで車両走行開始後の第2の所定
時間(例えば30秒)内か否かを判別し、該第2の所定
時間内であれば前記ステップ204に進む。
【0031】そして、このステップ204において、水
滴検出(1)が有ればステップ205へ進んでオートス
イッチ16がオンか否かを判別し、オンであれば、ステ
ップ206へ進んで、ワイパブレード5A,5Bの払拭
作動が行なわれた後、後述する図4のステップ304に
移り、オートスタートモードに入る。
滴検出(1)が有ればステップ205へ進んでオートス
イッチ16がオンか否かを判別し、オンであれば、ステ
ップ206へ進んで、ワイパブレード5A,5Bの払拭
作動が行なわれた後、後述する図4のステップ304に
移り、オートスタートモードに入る。
【0032】なお、前記ステップ203で車両走行開始
後の第2の所定時間内でないと判別されたときと、前記
ステップ204で水滴検出手段8の検出信号に基づく水
滴検出(1)がないと判別されたとき及び前記ステップ
205でオートスイッチがオンでないと判別されたとき
は、いずれも前記ステップ201に戻る。
後の第2の所定時間内でないと判別されたときと、前記
ステップ204で水滴検出手段8の検出信号に基づく水
滴検出(1)がないと判別されたとき及び前記ステップ
205でオートスイッチがオンでないと判別されたとき
は、いずれも前記ステップ201に戻る。
【0033】次に、このオートスタートモードの制御手
順を図4のフローチャートに基づき説明する。
順を図4のフローチャートに基づき説明する。
【0034】まず、ステップ301でオートスイッチ6
がオンか否かを判別し、オンであればステップ302に
進んで運転者により手動制御モードのミスト操作がある
か否かを判別し、あればステップ304に進んでインジ
ケ−タを点灯した後、ステップ305のオートスタート
モードに入る。手動制御モードのミスト操作があった場
合は当然その操作にあわせ、ワイパブレードは1回又は
2回動作している。
がオンか否かを判別し、オンであればステップ302に
進んで運転者により手動制御モードのミスト操作がある
か否かを判別し、あればステップ304に進んでインジ
ケ−タを点灯した後、ステップ305のオートスタート
モードに入る。手動制御モードのミスト操作があった場
合は当然その操作にあわせ、ワイパブレードは1回又は
2回動作している。
【0035】また、前記ステップ301でオートスイッ
チ6がオンでないと判別されたとき及び前記ステップ3
02でミスト操作がないと判別されたときは、いずれも
ステップ303に進んでオートスイッチ6がオンからオ
フに切り換わったか否かを判別し、オンに切り換われば
前記ステップ304に進み、オンに切り換わらなけれ
ば、前記ステップ301に戻る。
チ6がオンでないと判別されたとき及び前記ステップ3
02でミスト操作がないと判別されたときは、いずれも
ステップ303に進んでオートスイッチ6がオンからオ
フに切り換わったか否かを判別し、オンに切り換われば
前記ステップ304に進み、オンに切り換わらなけれ
ば、前記ステップ301に戻る。
【0036】そして、前記ステップ305のオートスタ
ートモードに入ると、次のステップ306に進んで、次
のステップ307の第3、第4の所定時間を計測するタ
イマをスタートする。次いで、ステップ307に進んで
オートスタートモード導入後の第3の所定時間(例えば
T+30秒)+第4の所定時間(例えば90秒)が経過
したか否かを判別し、経過しなければステップ312に
進んで、水滴検出手段8に基づく水滴検出(2)が有っ
たか否かを判別する。
ートモードに入ると、次のステップ306に進んで、次
のステップ307の第3、第4の所定時間を計測するタ
イマをスタートする。次いで、ステップ307に進んで
オートスタートモード導入後の第3の所定時間(例えば
T+30秒)+第4の所定時間(例えば90秒)が経過
したか否かを判別し、経過しなければステップ312に
進んで、水滴検出手段8に基づく水滴検出(2)が有っ
たか否かを判別する。
【0037】水滴検出(2)が無ければ前記ステップ3
07に戻り、水滴検出(2)が有れば、ステップ313
に進んでワイパブレード5A,5Bを払拭作動した後、
前記ステップ307に戻る。
07に戻り、水滴検出(2)が有れば、ステップ313
に進んでワイパブレード5A,5Bを払拭作動した後、
前記ステップ307に戻る。
【0038】一方、前記ステップ307で第3の所定時
間+第4の所定時間が経過したと判別されると、ステッ
プ308に進み、前記第3の所定時間経過後、第4の所
定時間内にワイパブレード5A,5Bの払拭作動が有っ
たか否かを判別し、有れば後述する主制御モードに移行
する。
間+第4の所定時間が経過したと判別されると、ステッ
プ308に進み、前記第3の所定時間経過後、第4の所
定時間内にワイパブレード5A,5Bの払拭作動が有っ
たか否かを判別し、有れば後述する主制御モードに移行
する。
【0039】また、前記ステップ308でワイパブレー
ド5A,5Bの払拭作動がないと判別されたときは、ス
テップ309に進んでインジケータを消灯し、次のステ
ップ310で自動制御モードを解除する。
ド5A,5Bの払拭作動がないと判別されたときは、ス
テップ309に進んでインジケータを消灯し、次のステ
ップ310で自動制御モードを解除する。
【0040】即ち、オートスタートモードにて、そのモ
ード導入直後から所定の短時間(第3の所定時間)と所
定の中時間(第4の所定時間)とに分けて、オートスタ
ートモード導入初期の第3の所定時間の検出(または払
拭作動)については、停車時におけるウィンドシールド
ガラス12への付着水を検出し、車両運転開始後、停車
中のウィンドシールドガラスに付着した水をワイパブレ
ードの払拭動作で除去した後は、ワイパブレード5A,
5Bによる払拭の継続の必要性がないので、自動制御モ
ードを解除する。
ード導入直後から所定の短時間(第3の所定時間)と所
定の中時間(第4の所定時間)とに分けて、オートスタ
ートモード導入初期の第3の所定時間の検出(または払
拭作動)については、停車時におけるウィンドシールド
ガラス12への付着水を検出し、車両運転開始後、停車
中のウィンドシールドガラスに付着した水をワイパブレ
ードの払拭動作で除去した後は、ワイパブレード5A,
5Bによる払拭の継続の必要性がないので、自動制御モ
ードを解除する。
【0041】一方、オートスタートモード導入後半の第
4の所定時間(または払拭作動)の検出については、払
拭の継続の必要性のある天候、即ち雨天として、主制御
モードへ移行させるものである。
4の所定時間(または払拭作動)の検出については、払
拭の継続の必要性のある天候、即ち雨天として、主制御
モードへ移行させるものである。
【0042】このように、払拭の継続の必要性のない場
合は、自動制御モードを解除するため、水滴以外の物体
の影響によるワイパブレード5A,5Bの誤動作を防止
できる。
合は、自動制御モードを解除するため、水滴以外の物体
の影響によるワイパブレード5A,5Bの誤動作を防止
できる。
【0043】次に、主制御モードの制御手順を図5のフ
ローチャートに基づき説明する。
ローチャートに基づき説明する。
【0044】ステップ400の主制御モードに入ると、
まず、ステップ401で後述するステップ405の第5
の所定時間を計測するタイマをセットした後、次のステ
ップ402に進む。そして、このステップ402で水滴
検出手段8の検出信号に基づく水滴検出(2)が有った
か否かを判別し、有ればステップ403に進んでワイパ
プレートによる払拭作動を行い、前記ステップ401で
セットしたタイマをリセットした後(ステップ40
4)、前記ステップ401に戻る。また前記ステップ4
02で水滴検出(2)が無いと判別されたときは、ステ
ップ405に進んで運転者によるミスト操作有か否かが
判別され、ミスト操作があれば前記ステップ400に戻
り、ミスト作動でなければステップ406に進む。この
ステップ406ではワイパブレードの払拭作動が無くな
ってから第5の所定時間(例えば約2分)経過したか否
かを判別し、経過しなければ前記ステップ402に戻
り、経過すれば後述する水滴検出手段8の検出感度が主
制御モード時より1段低い待機モード(I)に移行す
る。
まず、ステップ401で後述するステップ405の第5
の所定時間を計測するタイマをセットした後、次のステ
ップ402に進む。そして、このステップ402で水滴
検出手段8の検出信号に基づく水滴検出(2)が有った
か否かを判別し、有ればステップ403に進んでワイパ
プレートによる払拭作動を行い、前記ステップ401で
セットしたタイマをリセットした後(ステップ40
4)、前記ステップ401に戻る。また前記ステップ4
02で水滴検出(2)が無いと判別されたときは、ステ
ップ405に進んで運転者によるミスト操作有か否かが
判別され、ミスト操作があれば前記ステップ400に戻
り、ミスト作動でなければステップ406に進む。この
ステップ406ではワイパブレードの払拭作動が無くな
ってから第5の所定時間(例えば約2分)経過したか否
かを判別し、経過しなければ前記ステップ402に戻
り、経過すれば後述する水滴検出手段8の検出感度が主
制御モード時より1段低い待機モード(I)に移行す
る。
【0045】次に、待機モード(I)の制御手順を図6
のフローチャートに基づき説明する。
のフローチャートに基づき説明する。
【0046】この待機モード(I)においては、水滴検
出手段8の検出感度は、主制御モードのときの検出感度
より1段階低下する。
出手段8の検出感度は、主制御モードのときの検出感度
より1段階低下する。
【0047】ステップ500の待機モード(I)に入る
と、まず、ステップ501で後述するステップ506の
第6の所定時間を計測するタイマをセットした後、次の
ステップ502に進んで水滴検出手段8に基づく水滴検
出(3)が有ったか否かを判別し、有ればステップ50
3に進む。このステップ503でワイパブレードを払拭
作動した後、ステップ504に進んで前記ステップ50
1でセットしたタイマをリセットして、上述した主制御
モードに移行する。
と、まず、ステップ501で後述するステップ506の
第6の所定時間を計測するタイマをセットした後、次の
ステップ502に進んで水滴検出手段8に基づく水滴検
出(3)が有ったか否かを判別し、有ればステップ50
3に進む。このステップ503でワイパブレードを払拭
作動した後、ステップ504に進んで前記ステップ50
1でセットしたタイマをリセットして、上述した主制御
モードに移行する。
【0048】一方、前記ステップ502で水滴検出手段
8の検出信号に基づく水滴検出がないと判別されたとき
は、ステップ505に進み、ミスト操作有か否かを判別
する。ミスト操作有であれば上述した主制御モードに移
行し、ミスト操作有でなければステップ506に進む。
8の検出信号に基づく水滴検出がないと判別されたとき
は、ステップ505に進み、ミスト操作有か否かを判別
する。ミスト操作有であれば上述した主制御モードに移
行し、ミスト操作有でなければステップ506に進む。
【0049】このステップ506では、ワイパブレード
の払拭作動が無くなってから第6の所定時間(例えば約
5分)経過したか否かを判別し、経過すれば後述する如
く水滴検出手段8の検出感度が待機モード(I)のとき
より更に1段低い待機モード(II)に移行する。また前
記ステップ506で第6の所定時間経過しなければ前記
ステップ502に戻る。
の払拭作動が無くなってから第6の所定時間(例えば約
5分)経過したか否かを判別し、経過すれば後述する如
く水滴検出手段8の検出感度が待機モード(I)のとき
より更に1段低い待機モード(II)に移行する。また前
記ステップ506で第6の所定時間経過しなければ前記
ステップ502に戻る。
【0050】このように、待機モード(I)において、
ワイパブレードが払拭作動したとき及び運転者によるミ
スト操作有を検出したときは、いずれも払拭の継続の必
要性があるものとして、検出感度の1段高い主制御モー
ドに直ちに移行するので、雨降り始め等天候の変化によ
る払拭の継続の必要性に迅速に対処でき、視界を良好に
確保することができる。
ワイパブレードが払拭作動したとき及び運転者によるミ
スト操作有を検出したときは、いずれも払拭の継続の必
要性があるものとして、検出感度の1段高い主制御モー
ドに直ちに移行するので、雨降り始め等天候の変化によ
る払拭の継続の必要性に迅速に対処でき、視界を良好に
確保することができる。
【0051】また、払拭作動が無くなってから第6の所
定時間経過しても次の払拭作動が無ければ、払拭の継続
の必要性がないものとして、更に検出感度の1段低い待
機モード(II)に移行するので、より一層水滴以外の物
の影響によるワイパブレードの誤動作を防止できる。
定時間経過しても次の払拭作動が無ければ、払拭の継続
の必要性がないものとして、更に検出感度の1段低い待
機モード(II)に移行するので、より一層水滴以外の物
の影響によるワイパブレードの誤動作を防止できる。
【0052】次に、待機モード(II)の制御手順を図7
のフローチャートに基づき説明する。
のフローチャートに基づき説明する。
【0053】この待機モード(II)における水滴検出手
段8の検出感度は、待機モード(I)における検出感度
より1段低下する。
段8の検出感度は、待機モード(I)における検出感度
より1段低下する。
【0054】ステップ600の待機モード(II)に入る
と、まず、ステップ601で水滴検出手段8に基づく水
滴検出(4)が有ったか否かを判別し、有ればステップ
602に進む。このステップ602でワイパブレードを
払拭作動した後、上述した待機モード(I)に移行す
る。
と、まず、ステップ601で水滴検出手段8に基づく水
滴検出(4)が有ったか否かを判別し、有ればステップ
602に進む。このステップ602でワイパブレードを
払拭作動した後、上述した待機モード(I)に移行す
る。
【0055】一方、前記ステップ601で水滴検出手段
8の検出信号に基づく水滴検出が無いと判別されたとき
は、ステップ604に進んでミスト操作有か否かを判別
し、ミスト作動であれば、前記ステップ603を実行す
る。
8の検出信号に基づく水滴検出が無いと判別されたとき
は、ステップ604に進んでミスト操作有か否かを判別
し、ミスト作動であれば、前記ステップ603を実行す
る。
【0056】また、前記ステップ604でミスト操作有
でないと判別されたときは、前記ステップ601に戻
る。
でないと判別されたときは、前記ステップ601に戻
る。
【0057】このように待機モード(II)においてワイ
パブレードが払拭作動したときは、直ちに水滴検出手段
8の検出感度が1段高い待機モード(I)に移行するか
ら、上記同様に払拭の継続の必要性に迅速に対処でき
る。
パブレードが払拭作動したときは、直ちに水滴検出手段
8の検出感度が1段高い待機モード(I)に移行するか
ら、上記同様に払拭の継続の必要性に迅速に対処でき
る。
【0058】図8は各部のタイミングを示すタイミング
チャートである。同図において(a)はイグニッション
スイッチ、(b)はスタータ、(c)は車速、(d)は
第1の所定時間、(e)は第2の所定時間、(f)は水
滴検出手段8の検出信号に基づくワイパブレード払拭作
動、(g)は第3の所定時間、(h)は第4の所定時
間、(i)は車速、(j)は水滴検出手段8の検出信号
に基づくワイパブレードの払拭作動である。
チャートである。同図において(a)はイグニッション
スイッチ、(b)はスタータ、(c)は車速、(d)は
第1の所定時間、(e)は第2の所定時間、(f)は水
滴検出手段8の検出信号に基づくワイパブレード払拭作
動、(g)は第3の所定時間、(h)は第4の所定時
間、(i)は車速、(j)は水滴検出手段8の検出信号
に基づくワイパブレードの払拭作動である。
【0059】なお、図8(b)の第3の所定時間におけ
るTの部分は、車両走行開始により短縮され、時間制限
が無い。
るTの部分は、車両走行開始により短縮され、時間制限
が無い。
【0060】また、図9は、水滴検出手段8の検出信号
をレベル(検出量)の大小として見た場合のグラフであ
り、同図中、縦軸は水滴検出手段8の検出量を、横軸は
検出感度をそれぞれ示す。また、「スタンバイ」は非検
出状態を意味している。また、絶対値2は雨量最大、絶
対値3は雨量最小、絶対値1は、雨量が絶対値2と絶対
値3との中間となる。
をレベル(検出量)の大小として見た場合のグラフであ
り、同図中、縦軸は水滴検出手段8の検出量を、横軸は
検出感度をそれぞれ示す。また、「スタンバイ」は非検
出状態を意味している。また、絶対値2は雨量最大、絶
対値3は雨量最小、絶対値1は、雨量が絶対値2と絶対
値3との中間となる。
【0061】水滴検出手段8の上述した各モード中にお
ける検出感度の重み付けは次の通りである。
ける検出感度の重み付けは次の通りである。
【0062】(イ)主制御モードにおける水滴検出
(2)の設定は、所定の電気物理量に対し、相対比較値
(1または2)を下まわったとき、または絶対値(1ま
たは2)を下まわったとき、検出信号を出力するように
する。
(2)の設定は、所定の電気物理量に対し、相対比較値
(1または2)を下まわったとき、または絶対値(1ま
たは2)を下まわったとき、検出信号を出力するように
する。
【0063】(ロ)待機モード(I)における水滴検出
(3)の設定は、所定の電気物理量に対し、相対比較値
(1)を下まわると共に検出ディレーを付加し且つヒス
分を付加したとき、または絶対値(1または2)を下ま
わると共に車両が走行状態にあるとき、それぞれ検出信
号を出力するようにする。
(3)の設定は、所定の電気物理量に対し、相対比較値
(1)を下まわると共に検出ディレーを付加し且つヒス
分を付加したとき、または絶対値(1または2)を下ま
わると共に車両が走行状態にあるとき、それぞれ検出信
号を出力するようにする。
【0064】(ハ)待機モード(II)における水滴検出
(4)の設定は、所定の電気物理量に対し、相対比較値
(1)を下まわると共に検出ディレーを付加し且つヒス
分を付加したとき、または絶対値(1または2)を下ま
わると共に車両が走行状態にあるとき、それぞれ検出信
号を出力するようにする。
(4)の設定は、所定の電気物理量に対し、相対比較値
(1)を下まわると共に検出ディレーを付加し且つヒス
分を付加したとき、または絶対値(1または2)を下ま
わると共に車両が走行状態にあるとき、それぞれ検出信
号を出力するようにする。
【0065】
【発明の効果】以上の如く本発明のワイパ自動制御装置
によれば、ワイパブレードの払拭作動後の所定時間内に
水滴検出手段からの検出信号に基づいた前記ワイパブレ
ードの払拭作動が有る場合は前記水滴検出手段の検出感
度が通常状態に保持され、前記ワイパブレードの払拭作
動が無い場合は前記検出感度が前記通常状態より低下し
た状態へ移行し、この状態時に、前記ワイパブレードを
1回のみ払拭動作するミスト動作モードが設定された場
合、または前記水滴検出手段の検出信号に基づいて、前
記ワイパブレードの払拭作動が行われた場合に該状態よ
り前記検出感度の高い状態へ移行するようにしたので、
払拭の継続の必要性のないときにおける水滴以外の影響
によるワイパブレードの誤動作を未然に防止できると共
に、天候の変化等において、ワイパブレードの払拭動作
の継続性を必要とするときは、これに直ちに対処でき、
例えば雨降り始め時において、前述した一定間隔で強制
的にワイパブレードを作動させるようなシステムを用い
なくても、良好な視界を確保できる。
によれば、ワイパブレードの払拭作動後の所定時間内に
水滴検出手段からの検出信号に基づいた前記ワイパブレ
ードの払拭作動が有る場合は前記水滴検出手段の検出感
度が通常状態に保持され、前記ワイパブレードの払拭作
動が無い場合は前記検出感度が前記通常状態より低下し
た状態へ移行し、この状態時に、前記ワイパブレードを
1回のみ払拭動作するミスト動作モードが設定された場
合、または前記水滴検出手段の検出信号に基づいて、前
記ワイパブレードの払拭作動が行われた場合に該状態よ
り前記検出感度の高い状態へ移行するようにしたので、
払拭の継続の必要性のないときにおける水滴以外の影響
によるワイパブレードの誤動作を未然に防止できると共
に、天候の変化等において、ワイパブレードの払拭動作
の継続性を必要とするときは、これに直ちに対処でき、
例えば雨降り始め時において、前述した一定間隔で強制
的にワイパブレードを作動させるようなシステムを用い
なくても、良好な視界を確保できる。
【図1】本発明の一実施例に係るワイパ自動制御装置の
ブロック構成図である。
ブロック構成図である。
【図2】本発明のワイパ自動制御装置の要部詳細図であ
る。
る。
【図3】同装置におけるイグニッションスタートモード
の制御手順を示すフローチャートである。
の制御手順を示すフローチャートである。
【図4】同装置におけるオートスタートモードの制御手
順を示すフローチャートである。
順を示すフローチャートである。
【図5】同装置における主制御モードの制御手順を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図6】同装置における待機モード(I)の制御手順を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図7】同装置における待機モード(II)の制御手順を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図8】同装置における各部のタイミングを示すタイミ
ングチャートである。
ングチャートである。
【図9】同装置における水滴検出手段の検出信号をレベ
ルの大小として見た場合のグラフである。
ルの大小として見た場合のグラフである。
1 ワイパ自動制御装置 2A 信号処理手段 2B 制御手段 5 ワイパ機構 8 水滴検出手段
Claims (2)
- 【請求項1】 車両のウィンドシールドガラスを払拭す
るワイパブレードを駆動するワイパモータと、前記ウィ
ンドシールドガラスに付着した水滴を検出する水滴検出
手段と、該水滴検出手段からの検出信号に基づいて前記
ワイパモータを自動的に駆動制御するモータ駆動制御手
段とを備えたワイパ自動制御装置において、前記ワイパ
ブレードの払拭作動後の所定時間内に前記ワイパブレー
ドの払拭作動が無い場合は前記検出感度が前記通常状態
より低下した状態へ移行することを特徴とするワイパ自
動制御装置。 - 【請求項2】 前記検出感度が低下した時に、前記ワイ
パブレードを少なくとも1回払拭動作するミスト動作モ
ードが設定された場合、または前記水滴検出手段の検出
信号に基づいて前記ワイパブレードの払拭作動が行われ
た場合は前記検出感度の高い状態へ移行することを特徴
とする請求項1記載のワイパ自動制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5135438A JPH06321057A (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | ワイパ自動制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5135438A JPH06321057A (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | ワイパ自動制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06321057A true JPH06321057A (ja) | 1994-11-22 |
Family
ID=15151729
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5135438A Pending JPH06321057A (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | ワイパ自動制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06321057A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010163001A (ja) * | 2009-01-14 | 2010-07-29 | Toyota Motor Corp | ワイパ制御装置、光源制御装置、ワイパ制御方法、光源制御方法 |
-
1993
- 1993-05-13 JP JP5135438A patent/JPH06321057A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010163001A (ja) * | 2009-01-14 | 2010-07-29 | Toyota Motor Corp | ワイパ制御装置、光源制御装置、ワイパ制御方法、光源制御方法 |
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