JP2002046580A - ワイパー駆動装置の制御方法 - Google Patents

ワイパー駆動装置の制御方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に小雨時において、運転者の感覚に合致し
たワイパー動作とすることができるワイパー駆動装置の
制御方法を提供する。 【解決手段】発光素子から発せられた光を検知面で反射
させ、該反射光を受光素子で受光し、該受光素子の出力
低下を検出することによって、検知面における状態を検
出する検出装置の判断結果から、ワイパーを制御するワ
イパー駆動装置の制御方法において、前記ワイパーが起
動してから前記検知面を通過するまでの間に、前記検出
装置が液滴を検出した場合に、少なくとも1回のワイパ
ー動作を追加することを特徴とするワイパー駆動装置の
制御方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雨滴等を検出する
検出装置(レインセンサー)の検出結果をもとに、ワイ
パーを制御するワイパー駆動装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から数多く提案されている光学式の
レインセンサーにおいて、雨滴等による付着状況の識別
方法は以下のようであった。すなわち、雨滴等の付着の
ない状況では、発光素子からの光は、ウインドシールド
ガラス内を全反射していき、受光素子に入射する。雨滴
等が付着した状況では、全反射の条件が崩れて、前記受
光素子に入射する光量が低下する。この光量低下による
受光素子の出力低下を検出し、雨滴等の付着を判断して
いた。
【0003】さらにこのようなレインセンサーを用いた
ワイパー制御装置では、前記センサーの検出結果を基に
して、ワイパーの動作を制御していた。つまりこれは、
ワイパーが動作する直前のレインセンサーの状態によっ
て、ワイパーの動作を制御していることになる。
【0004】ところで、特開平11−5514号公報に
は、雨滴量の増加を検出してワイパーを制御するワイパ
ー自動制御装置が開示されている。この公報には、ワイ
パー自動制御装置において、ワイパーが雨滴検出部を通
過し、(反転位置で反転し、)再度雨滴検出部を通過す
るまでの間、雨滴量の検出、増加量の算出、積算雨滴量
の積算を禁止する、ことが記載されている。この技術
は、雨滴量の増加を積算して、ワイパー作動の判断する
ことを前提としている制御方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで光学式のレイ
ンセンサーは、図1に示すように、ワイパーの払拭範囲
内に設けられていることが多い。このようなレインセン
サーの場合、ワイパーが動作した時には、前記センサー
の検知面上をワイパーが通過することになる。このワイ
パー通過時には、前記受光素子の出力が大きく低下する
ことになる。基本的にレインセンサーは、受光素子の出
力低下を検出し、雨滴が付着したと判断するので、ワイ
パー通過時の前記受光素子の出力低下を、雨滴と誤って
検出してしまうことになる。
【0006】そこでこの誤検出をなくすために、ワイパ
ー動作時には、前記レインセンサーの検出を禁止するこ
とが行われている。具体的には、ワイパー動作信号が
「ON」の時には、前記レインセンサーからの検出信号
にマスクが掛けられ、検出を禁止した「DISable」状態
としている(図6参照のこと)。
【0007】上述のような制御では、多くの降雨がある
ときには、適当な間隔でレインセンサーが雨滴を検出す
るので、特に問題は発生しなかった。しかしながらの小
雨の場合には、降雨の割にレインセンサーの検知可能な
時間が短かいので、的確な制御ができなくなる畏れがあ
る。これは以下のような理由による。
【0008】当然ながら、レインセンサーの検知面の面
積は、運転者の視界範囲内のウインドシールドの面積よ
りも、極端に小さい。このため小雨時では、レインセン
サーの検知面に雨滴が付着する確率が小さい。まして、
レインセンサーの検知可能な時間が短かいと、ウインド
シールドの状況を反映した的確な制御が、ますます困難
となってしまうことになる。
【0009】また、受光素子の出力低下を検出する方式
のレインセンサーでは、一旦ワイパーを駆動させると、
検知面はワイパーで払拭されることになる。すなわち、
付着した雨滴等がワイパーによって払拭され、検知面は
初期化された状態となる。
【0010】したがって、ワイパー駆動開始の後、検知
面に雨滴が付着したとしても、その直後に付着した雨滴
は払拭されてしまう。ゆえに、ワイパー駆動開始後に雨
滴を検出しても、その検出信号をワイパーの制御に使っ
ても意味のないことになっていた。
【0011】そこで本発明は、以上のような状況におい
ても、ワイパーを的確に作動できるワイパー駆動装置の
制御方法の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、請求項
1の発明として、発光素子から発せられた光を検知面で
反射させ、該反射光を受光素子で受光し、該受光素子の
出力低下を検出することによって、検知面における状態
を検出する検出装置の判断結果から、ワイパーを制御す
るワイパー駆動装置の制御方法において、前記ワイパー
が起動してから前記検知面を通過するまでの間に、前記
検出装置が液滴を検出した場合は、少なくとも1回のワ
イパー動作を追加することを特徴とするワイパー駆動装
置の制御方法である。
【0013】請求項2の発明として、発光素子から発せ
られた光を検知面で反射させ、該反射光を受光素子で受
光し、該受光素子の出力低下を検出することによって、
検知面における状態を検出する検出装置の判断結果か
ら、ワイパーを制御するワイパー駆動装置の制御方法に
おいて、前記ワイパーが起動してから前記検知面を通過
し、反転位置で反転し、再度前記検知面を通過してから
休止位置に戻るまでの間に、前記検出装置が液滴を検出
した場合は、少なくとも1回のワイパー動作を追加する
ことを特徴とするワイパー駆動装置の制御方法である。
【0014】請求項3の発明として、請求項1または2
いずれかに記載のワイパー駆動装置の制御方法におい
て、前記追加するワイパー動作は、それに先立つワイパ
ー動作の終了後、所定時間が経過した後に行うワイパー
駆動装置の制御方法である。
【0015】請求項4の発明として、請求項1または2
いずれかに記載のワイパー駆動装置の制御方法におい
て、前記ワイパーが起動し前記検知面を通過し始めてか
ら、反転位置で反転し再度前記検知面を通過し終わるま
での時間は、前記検出装置からの検出信号をマスクして
いるワイパー駆動装置の制御方法である。
【0016】本発明は、検出装置の判断結果からワイパ
ーを制御する方法において、前記ワイパーが起動してか
ら、前記検出面に到達するまでの間に、液滴の検出を行
えるようにしたことを特徴としている。
【0017】さらに本発明は、前記ワイパーが、前記検
出面を再度通過してから休止位置に戻るまで間に、液滴
の検出を行えるようにしたことを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に図を参照しながら、本発明
を説明する。
【0019】(第1実施形態)図1に、本発明が適用さ
れるワイパー制御装置の概略を示す。このワイパー制御
装置1は、以下のようにして制御している。まず、検知
面SSの雨滴等を検知する検知部3と、これを制御する
制御部4からなる検出装置30が、ウインドシールド1
0のワイパー払拭エリア2内に設けられている。この検
出装置30の判断結果を用いて、ワイパー制御部5から
ワイパー駆動回路6に駆動信号が発せられる。ワイパー
駆動回路6は、この駆動信号を受けてワイパーモータM
を駆動して、ワイパーブレードを動かしている。
【0020】なお、前記ワイパー駆動回路6からは、ワ
イパーが動作中であることを示す信号が発せられてい
る。このワイパー動作信号は、前記雨滴検出装置30の
制御部4に入力されている。
【0021】続いて、レインセンサーを用いたワイパー
制御装置の基本的な制御方法を説明する。検出装置が雨
滴を検出すると、検出した雨滴の程度に応じて、検出信
号がワイパー制御部に送られる。ワイパー制御部は、ワ
イパーの動作モードを決定し、ワイパー駆動信号を発生
する。ワイパー駆動回路は、この駆動信号を受けて、ワ
イパーモータを駆動している。
【0022】図2に、本発明に用いることができる検出
装置の光学系の一例を示す。この光学系では、発光素子
31から発せられた光が、プリズムガラス7を介してウ
インドシールド10に入射され、そしてこの光が検知面
SSで反射され、該反射光が受光素子32で受光されて
いる。そして、前記受光素子の出力低下を検出すること
によって、検知面の状態を検出している。
【0023】図3および図4は、ワイパー位置の関係
と、ワイパー動作信号および検出状態を説明する図であ
る。
【0024】まず図3で、ワイパーブレード20の位置
と、払拭動作開始からの経過時間tの関係を説明する。
ワイパーブレードはt1から払拭動作を開始し、t2で検
出装置の検知面を通過する。そしてt3で反転し、t4
再び検出装置の検知面を通過する。そしてt5に休止位
置に戻る。なお、検知面はある面積を有しているので、
厳密には通過するのに時間がかかるが、簡単のためにt
2,t4で代表させている。
【0025】図4(a)はワイパー動作信号を示したも
のであり、t1からt5の間「ON」状態となっている。
【0026】図4(b)は検出装置における、検出可能
状態を示したものである。すなわち、本発明における検
出装置では、ワイパーが動作を始めても、tがt<t2
(t≒tp)までの時間、検出可能(ENAble)となるよ
うにしている。
【0027】t1からt2までの時間を検出可能とするに
は、次のような制御をすればよい。すなわち、予めワイ
パーの動作速度に応じて、ワイパー動作開始時から検知
面に到達するまでの時間tpを求めておく。そしてワイ
パー動作信号が、「ON」になった瞬間から、時間測定
を始めて前記時間tpの間、検出装置を検出可能(ENAbl
e)とすればよい。
【0028】なお前記時間tpは、ワイパーブレードの
動作速度に応じて、変化するのはもちろんのこと、ワイ
パーブレードの消耗やウインドシールドの表面状態によ
っても変化する。そこで、理論的に求められる時間tp
に代えて、前記時間tpに1未満の定数aを乗じた換算
時間a・tpを用いるとよい。
【0029】この換算時間a・tpを用いると、諸条件が
変化しても、ワイパーブレードが検知面に到達するまで
に、必ず検出装置を検出しない状態にすることができ
る。したがって、検出可能な時間を増やしながら、ワイ
パーブレードが検知面を通過する際の影響を、確実に防
ぐことができる。
【0030】請求項1に対応する本発明の第1実施形態
の特徴は、まず、ワイパーが動作を始めた後、tがt<
2までの時間、雨滴の検出を禁止することなしに、可
能としていることである。もし、この時間内に液滴を検
出した場合には、少なくとも1回のワイパー動作を追加
することとした。
【0031】なおこの制御方法は、次のような考えに基
づいている。すなわち、t<t2までの時間内に液滴を
検出した場合は、少なくともワイパー起動時の状況が続
いていると考えられるので、少なくとも1回のワイパー
動作を追加することにしたのである。
【0032】この追加のワイパー動作は、先のワイパー
動作と連続して行われてもよいし、所定の時間が経過し
てから動作させてもよいが、後者がより好ましい。
【0033】このような制御方法とすることで、次のよ
うな効果がある。つまり小雨の場合にも、検出装置の検
知可能な時間を長くすることができるので、ウインドシ
ールドの状況に応じた的確な制御ができるようになる。
【0034】特に小雨時では、検知面に衝突する雨滴の
確率がいっそう小さくなる。ところで、雨が上がってし
まうときは、従来の制御方法でも状況に応じた的確な制
御が可能と思われる。しかし小雨が続くときに、従来の
制御方法では、受光素子からの出力低下が、なかなか払
拭要求レベルに達しないことが多い。けれども、ウイン
ドスクリーンはかなり見づらくなっており、運転者の感
覚としてはワイパーの払拭を必要としている。
【0035】そこでこのような場合、少なくとも1回ワ
イパー動作を追加すれば、運転者の感覚に合致したワイ
パー動作とすることができる。この第1実施形態は、特
に小雨が続く場合の制御方法として、有効である。
【0036】またt<t2までの時間内に雨滴を検出し
なかった場合は、雨滴の検出待ちの状態とすればよい。
【0037】なお、追加的なワイパー動作は、1回とす
るのが好ましいが、2回以上でもかまわない。
【0038】また、ワイパーを所定の時間が経過してか
ら動作させる場合、ワイパーが停止しているときには、
通常検出モードで雨滴の検出が行われ、雨滴が検出され
た場合には、その状況により、新たにワイパーを動作さ
せるか否か、さらには動作速度を決定すればよい。この
ように制御すると、第1実施形態の制御方法によって制
御している小雨時に、雨が強くなってきた場合にも、問
題なく対応することができる。
【0039】(第2実施形態)請求項2に対応する第2
実施形態では、ワイパーブレードが動作を始めた後、t
がt4<t(t≒tq)までの時間を、検出可能となるよ
うにしたものである。
【0040】t4からt5までの時間を検出可能とするに
は、次のような制御をすればよい。すなわち、予めワイ
パーブレードの動作速度に応じて、ワイパー動作開始時
から再び検知面を通過し終わるまでの時間tqを求めて
おく。そしてワイパー動作信号が、「ON」になった瞬
間から、時間測定を始めて前記時間tqが経過した後、
検出装置を検出可能(ENAble)とすればよい。
【0041】なお前記時間tqも、上述した時間tpと同
様に変化する。そこで、理論的に求められる時間tq
代えて、前記時間tqに1を越える定数bを乗じた換算
時間b・tqを用いるとよい。
【0042】この換算時間b・tqを用いると、諸条件が
変化しても、ワイパーブレードが再び検知面を通過し終
わるまで、必ず検出装置を検出しない状態にすることが
できる。したがって、検出可能な時間を増やしながら、
ワイパーブレードが検知面を通過する際の影響を、確実
に防ぐことができる。
【0043】第2実施形態の特徴は、ワイパーが動作を
始めた後、tがt4<tまでの時間、雨滴の検出を可能
としていることである。
【0044】第2実施形態は、前記ワイパーが起動して
からtがt4<tの時間内に、検出装置が雨滴を検出し
た場合は、少なくとも1回のワイパー動作を追加するこ
とを特徴とするワイパー駆動装置の制御方法である。
【0045】この追加するワイパー動作は、先のワイパ
ー動作と連続して行われてもよいし、所定の時間が経過
してから動作させてもよいが、後者がより好ましい。
【0046】つまり小雨の場合にも、検出装置の検知時
間をさらに長くすることができるので、第1実施形態と
同様の理由で、ウインドシールドの状況に応じた的確な
制御ができるようになる。
【0047】またt4<tの時間内に雨滴を検出しなか
った場合は、雨滴の検出を待っている状態である通常の
検出モードとすればよい。
【0048】(第3実施形態)第3実施形態は、上述し
た第1実施形態と第2実施形態を、組み合わせた形態で
ある。第3実施形態の制御方法を、フローチャートを用
いて詳しく説明する(図5参照)。
【0049】まずスイッチがオンされると、システムの
初期化がなされ、雨滴の検出を待っている通常の検出モ
ードとなる。つぎに検出装置が雨滴を検出すると、検出
した雨滴の程度に応じた検出信号がワイパー制御部に送
られる。この検出信号を基にワイパー制御部は、ワイパ
ーの動作およびその条件を決定する。
【0050】ワイパーが起動されると、払拭動作開始か
らの経過時間tが、t<t2あるいはt4<tであるかが
判断される。経過時間tが、t<t2あるいはt4<tで
あれば、雨滴の検出が可能な状態としておく。
【0051】経過時間tが、t<t2あるいはt4<tで
なければ、雨滴の検出を行わず、再度経過時間tの判断
を行う。ここで、t<t2あるいはt4<tでないときに
は、雨滴の検出が禁止されていてもよいし、検出可能で
あっても検出信号をマスクした状態としてもよい。
【0052】このt<t2あるいはt4<tに、雨滴が検
出されれば、少なくとも1回のワイパー動作を追加する
とよい。
【0053】この追加のワイパー動作は、先のワイパー
動作と連続して行われてもよいし、所定の時間が経過し
てから動作させてもよいが、後者がより好ましい。
【0054】また追加のワイパー動作において、t<t
2あるいはt4<tに、再び雨滴が検出されれば、さらに
もう1回のワイパー動作を追加するとよい。このように
して、小雨の状態が続く場合には、この制御状態が続く
ことになる。
【0055】もし上述したt<t2あるいはt4<tに、
雨滴が検出されなければ、通常の検出モードに戻り、雨
滴の検出待ちとすればよい。
【0056】なお、この追加的なワイパー動作を、所定
の時間が経過してから動作させる場合には、ワイパーが
一時的に停止することになる。ワイパーが停止している
間は、雨滴を検出できる通常の検出モードとしておくこ
とが好ましい。
【0057】少なくとも1回のワイパー動作を追加する
ことが決定されて、所定の時間が経過しているときに、
雨滴が検出された場合は、この追加的なワイパー動作を
キャンセルして、検出された雨滴の状況により、新たに
動作モードを決定するとよい。
【0058】(応用形態)以上の説明では、予め求めて
おいた時間tpや時間tqを用いて制御していた。この方
法に代えて、ワイパーアームのピボットに角度センサを
設けると、ワイパーの位置を正確に把握することができ
るので、ワイパー動作時における検出可能時間を、さら
に長くすることができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ワイパ
ー駆動装置の制御方法において、ワイパーが動作を始め
た後も、tがt<t2までの時間、さらにはt4<tの時
間、雨滴の検出が可能としていることである。これらの
時間中に、検出装置が雨滴の検出をした場合には、少な
くとも1回のワイパー動作を追加するようにした。
【0060】このため、小雨の場合にも、検出装置の検
知時間をより長くでき、しかもウインドシールドの状況
に応じた、的確なワイパーの制御ができるようになる。
また、この小雨時における本発明による制御方法は、運
転者の感覚に合致したワイパー動作となっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるワイパー制御装置の概略を示す図
である。
【図2】本発明に用いることができる検出装置の光学系
の一例を示す図である。
【図3】ワイパー位置の関係を説明する図である。
【図4】ワイパー動作信号、検出状態とワイパー位置の
関係を説明する図である。
【図5】本発明における制御方法を説明するフローチャ
ートである。
【図6】従来技術におけるワイパー動作信号と検出状態
との関係を説明する図である。
【符号の説明】
1:ワイパー制御装置 10:ウインドシールド 2:ワイパー払拭エリア 20:ワイパーブレード 3:検知部 30:検出装置 31:発光素子 32:受光素子 SS:検知面 4:制御部 5:ワイパー制御部 6:ワイパー駆動回路 7:プリズムガラス M:ワイパー駆動用モータ R:雨滴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 幸輝 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 3D025 AA01 AB01 AB02 AC01 AD01 AG18 AG42

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光素子から発せられた光を検知面で反
    射させ、該反射光を受光素子で受光し、該受光素子の出
    力低下を検出することによって、検知面における状態を
    検出する検出装置の判断結果から、ワイパーを制御する
    ワイパー駆動装置の制御方法において、 前記ワイパーが起動してから前記検知面を通過するまで
    の間に、前記検出装置が液滴を検出した場合に、少なく
    とも1回のワイパー動作を追加することを特徴とするワ
    イパー駆動装置の制御方法。
  2. 【請求項2】 発光素子から発せられた光を検知面で反
    射させ、該反射光を受光素子で受光し、該受光素子の出
    力低下を検出することによって、検知面における状態を
    検出する検出装置の判断結果から、ワイパーを制御する
    ワイパー駆動装置の制御方法において、 前記ワイパーが起動してから前記検知面を通過し、反転
    位置で反転し、再度前記検知面を通過してから休止位置
    に戻るまでの間に、前記検出装置が液滴を検出した場合
    に、少なくとも1回のワイパー動作を追加することを特
    徴とするワイパー駆動装置の制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2いずれかに記載のワイ
    パー駆動装置の制御方法において、 前記追加するワイパー動作は、それに先立つワイパー動
    作の終了後、所定時間が経過した後に行うワイパー駆動
    装置の制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項1または2いずれかに記載のワイ
    パー駆動装置の制御方法において、 前記ワイパーが起動し前記検知面を通過し始めてから、
    反転位置で反転し再度前記検知面を通過し終わるまでの
    時間は、前記検出装置からの検出信号をマスクしている
    ワイパー駆動装置の制御方法。
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