JP2002288094A - 情報配信システム、情報配信装置、プログラム、情報配信方法、中継サーバー装置及び電子メール受信端末 - Google Patents

情報配信システム、情報配信装置、プログラム、情報配信方法、中継サーバー装置及び電子メール受信端末

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JP2002288094A
JP2002288094A JP2001090477A JP2001090477A JP2002288094A JP 2002288094 A JP2002288094 A JP 2002288094A JP 2001090477 A JP2001090477 A JP 2001090477A JP 2001090477 A JP2001090477 A JP 2001090477A JP 2002288094 A JP2002288094 A JP 2002288094A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データサイズの大きな添付ファイルを電子メ
ールに添付して配信する際に、トラフィックを劣化させ
ずに容量制限にかかるか否かを判断する。 【解決手段】 送信元端末11が、添付ファイルを添付
した電子メールを実際に送信する前に、添付ファイルを
含む電子メール全体のデータサイズの項目を付与し、且
つ添付ファイルを添付しない配信可否確認用のダミーフ
ァイル形式のパイロットメールを送信する。各中継サー
バー21〜23及び配信先の端末15において、パイロ
ットメールに容量制限の情報を付与して配信元の端末1
1に返信する。添付ファイルを付さなくても、添付ファ
イルを付したデータサイズが送信可能か否かを配信元の
端末で容易に判断できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一の端末から、
ネットワーク及び複数または単数の中継サーバーを経由
して他の端末に情報を送信する際に、前記情報内に添付
ファイルを添付することの可能な情報配信システム及び
それに関連する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットを通じて端末同士の間で
情報を伝達する通信システムのひとつとして、電子メー
ルが多用されている。この電子メールで送受信されるデ
ータは、情報内容を示す文字情報(テキスト情報)とし
ての本文と、その制御情報としてのヘッダー情報が基礎
となって構成されるが、近年では、画像データ等の添付
ファイルを添付することが行われている。例えば、電子
メールを媒介として画像データを送受信するファクシミ
リ装置が開示されている(特開平11−122415号
公報:第1従来技術)。
【0003】かかる第1従来技術の配信データのフォー
マットを図12及び図13に示す。ヘッダー情報101
と本文102とは必須の項目として付与される。ヘッダ
ー情報101内には、添付ファイルの有無を示す添付フ
ァイルフラグ1012が設定されており、この添付ファ
イルフラグ1012により添付ファイルがあると指定さ
れた場合は、図13の如く、本文102の後に、添付フ
ァイルのデータ103が続く。また、ヘッダー情報10
1内には、配信サイズ1011のデータ項目が設定され
ている。配信サイズ1011は、ヘッダー情報101、
本文102及び添付ファイル103の全てのデータサイ
ズの合計値が格納されるため、図12のように添付ファ
イル(図13中の符号103参照)がない場合は、ヘッ
ダー情報101及び本文102のデータサイズの合計値
が格納される。尚、このヘッダー情報101の配信サイ
ズ1011は、受信側のサーバーで受信時にカウントす
る場合もある。
【0004】ところで、一般に、画像データ等の添付フ
ァイル103のデータサイズは、本文102のデータサ
イズに比べて大きい。特に、フルカラーの画像データを
送信する場合などにおいては、添付ファイル103のデ
ータサイズが100メガバイトを超える大容量通信とな
ることがある。
【0005】一方、電子メールの受信端末や、電子メー
ルが流れるインターネット上の各サーバーにあっては、
トラフィックの劣化を防止する、サーバーのリソース
(メモリ容量及び処理容量等)を確保するなどの目的
で、電子メールのデータサイズに制限をかける場合があ
る。
【0006】この場合、画像データ等の大きなデータサ
イズの添付ファイル103を添付した電子メールが、サ
ーバーのデータサイズ制限によって配信不能状態になっ
たり着信が拒否されたりする虞がある。
【0007】例えば、まず利用者が所定の端末から他の
端末に対して、添付ファイル103を添付した電子メー
ルを配信する場合、この電子メールは、複数の中継サー
バーを経由してゆく。
【0008】この際、電子メール内に添付ファイル10
3が存在していると、それらも各中継サーバーに蓄積・
転送されてゆく。そして、添付ファイル103がカラー
画像、動画像、音声ファイル等の場合、添付ファイル1
03のデータ量が大きくなり、各中継サーバーの容量制
限ルールや記憶装置自体の容量から配信不達になる恐れ
がある。
【0009】これを回避するために、実際の添付ファイ
ル103を含めた電子メールを試しに送信してみて、エ
ラーが発生したら添付ファイル103等の一部のデータ
を削減して再送する方法が考えられる。しかしながら、
不要な巨大なデータがネットワークを流れることにな
り、不要なトラフィックの劣化やリソースの占有を招
く。
【0010】かかる配信不能状態を回避する目的で、様
々な解決方法が公開されている。
【0011】例えば、特開2000−259513号公
報(第2従来技術)では、データサイズ制限を超えるサ
イズの電子メールが配信されたときに、電子メールを自
動的に分割して配信し、これらの分割された電子メール
を受信側の端末で結合する。
【0012】また、例えば特開平11−249980号
公報(第3従来技術)では、サーバーにおいて、データ
サイズ制限を超える添付ファイルの一部の情報を削除ま
たは省略した状態で端末側に配信するとともに、添付フ
ァイルをサーバー内にに記憶し、受信側の端末にその旨
及び記憶した添付ファイルのアドレスを通知して、端末
のユーザーの操作によりダウンロードする。例えば、添
付ファイルがフルカラー(例えば256色)の画像デー
タであった場合に、これをモノクローム表示形式等に減
色するようにしている。
【0013】また、例えば特開平7−273791号公
報(第4従来技術)では、中継装置において、配信先の
端末の容量を調べ、受信可能であると判断できた場合に
のみ、配信動作を実行する。
【0014】さらに、例えば特開2000−27831
1号公報(第5従来技術)では、電子メールを配信する
旨の告知情報を受けた端末が、その端末の空き容量等の
条件情報を配信元のサーバーに返信し、この条件情報
(返信情報)に応じて電子メールの全てを配信するか、
一部のみを配信するかを決定する。
【0015】さらにまた、例えば特開平8−18000
0号公報(第6従来技術)では、予め配信元のサーバー
において、全ての経由地のサーバーの空き容量等を事前
に調査しておき、各サーバーの空き容量から伝送可能な
経路を検索して、電子メールのデータサイズ等の条件に
合致した経路で情報を配信する。これにより、大データ
サイズの添付ファイルを電子メールに添付しても、その
大データサイズを許容する中継局のみを経由して配信す
ることができる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記の第1従来技術に
おいて、データサイズの大きな添付ファイル103を配
信する場合、ネットワーク上のサーバーにおいてデータ
サイズ制限がかけられると、配信が失敗に終わる事態が
生じ得る。このように、データの配信が失敗する場合に
も、ネットワーク上を実際のデータが配信されるため、
上述した通り、無駄な通信によってトラフィックが劣化
してしまうという問題やリソースの占有を占有してしま
うという問題がある。
【0017】これに対し、第2従来技術〜第6従来技術
の場合には、トラフィックの劣化を招くことがない点で
有利である。
【0018】しかしながら、上記の第2従来技術の場
合、安全性を考慮して、分割数を多めに設定せざるを得
ないため、分割数された電子メールが多大となる。そし
て、それぞれの電子メールにヘッダー情報を付与して配
信するため、オーバーヘッドの総数が多大となり、故に
サーバーの負荷が必然的に増大してしまう。
【0019】上記第3従来技術の場合、最終的には、端
末のユーザーの操作によりダウンロードすることになる
ため、受信側のユーザーの利便性が損なわれる。
【0020】上記第4従来技術及び第5従来技術の場
合、途中の伝送路上の中継サーバーの容量制限やルール
をチェックすることができなかった。
【0021】上記第6従来技術の場合、発信元のサーバ
ーにおいて、予め全ての経由地の情報を把握していなけ
ればならないが、インターネットのような世界規模で且
つ流動的なネットワークには現実として適用が困難であ
る。また、LAN(ローカルエリアネットワーク)の場
合でも、レイアウト変更などによってパスが変わった場
合に、情報の更新が容易ではない。
【0022】尚、特開平8−180000号公報には、
配信先の端末からリクエストがあった場合に、配信元の
サーバーが、当該配信先のサーバー自身とその下流の中
継サーバーのそれぞれ容量制限を調査し、選択経路をユ
ーザーに通知する、という開示がある。しかしながら、
この方法では、配信元のサーバーが、直接に個々の中継
サーバーとの間で通信を行って容量制限をチェックする
ため、効率が悪い。
【0023】そこで、これらの問題点に鑑み、この発明
の課題は、データサイズの大きな添付ファイルを電子メ
ールに添付して配信する際に、トラフィックを劣化させ
ずに、インターネット等のグローバルなネットワーク上
で確実に情報伝達を保証できる情報配信システム及びそ
の関連技術を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
請求項1に記載の発明は、配信元端末から、ネットワー
ク及び複数または単数の中継サーバーを経由して他の端
末に情報を送信する際に、前記情報内に添付ファイルを
添付することの可能な情報配信システムであって、前記
配信元端末が、前記添付ファイルを含む前記情報全体の
データサイズの項目が付与され、且つ前記添付ファイル
を添付しない配信可否確認用のダミーファイルを生成す
るダミーファイル生成手段と、前記添付ファイルを添付
した前記情報を実際に送信する前に、前記ダミーファイ
ルを前記ネットワークに送信する送信制御手段とを備え
るものである。
【0025】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の情報配信システムであって、前記情報内に、前記ダミ
ーファイルであるか否かを示すファイルタイプの項目が
付与されるものである。
【0026】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の情報配信システムであって、前記情報
内に、当該情報のデータサイズを示す配信サイズの項目
が付与され、前記情報全体のデータサイズの項目として
前記配信サイズの項目が適用されるものである。
【0027】請求項4に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の情報配信システムであって、前記情報
内に、当該情報のデータサイズを示す配信サイズの項目
が付与され、前記情報全体のデータサイズの項目が、前
記配信サイズの項目とは別に付与されるものである。
【0028】請求項5に記載の発明は、請求項1ないし
請求項4のいずれかに記載の情報配信システムであっ
て、前記中継サーバーが、前記ダミーファイルを中継す
る際に、当該中継サーバーにおけるデータサイズの制限
に関する制限情報を付与して中継を行う手段を備えると
ともに、前記他の端末が、前記ダミーファイルを受信し
た際に、当該他の端末におけるデータサイズの制限に関
する制限情報を付与して返信する手段を備えるものであ
る。
【0029】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の情報配信システムであって、前記中継サーバーが、前
記ダミーファイルを中継する際に、当該中継サーバーに
予め付与された識別情報を添付する手段を備えるもので
ある。
【0030】請求項7に記載の発明は、請求項1ないし
請求項6のいずれかに記載の情報配信システムであっ
て、前記配信元端末は、前記情報のデータサイズが所定
サイズ以上であるか否かを確認し、所定のサイズ以上で
あった場合に、前記ダミーファイルの送信を中止して前
記情報全体を複数回に分割して送信する手段をさらに備
えるものである。
【0031】請求項8に記載の発明は、請求項1ないし
請求項6のいずれかに記載の情報配信システムであっ
て、前記中継サーバーが、前記ダミーファイル内に格納
された前記情報全体のデータサイズの項目に基づいて、
前記情報を蓄積するための所定の記憶装置の予約領域を
確保する手段を備えるものである。
【0032】請求項9に記載の発明は、請求項1ないし
請求項8のいずれかに記載の情報配信システムであっ
て、前記配信元端末は、前記情報のデータサイズが所定
サイズ以上であるか否かを確認し、所定サイズ未満であ
った場合に、前記ダミーファイルの送信を中止して前記
情報全体を一回で送信する手段をさらに備えるものであ
る。
【0033】請求項10に記載の発明は、請求項5に記
載の情報配信システムであって、前記ダミーファイルを
認識できない非認識端末または非認識中継サーバーが前
記ダミーファイルを受信または中継する場合に、前記非
認識端末または前記非認識中継サーバーが、前記ダミー
ファイル中の前記制限情報を無効化するものである。た
は当該他の中継サーバーが、前記情報中の前記容量制限
の情報を無効化するものである。
【0034】請求項11ないし請求項14の発明は、そ
れぞれ請求項1ないし請求項3のシステムにおける配信
元端末として利用可能な情報配信装置を特定したもので
ある。
【0035】請求項15の発明は、コンピュータを情報
配信装置として機能させるためのメーラのプログラムで
あって、コンピュータによって実行されることにより、
当該コンピュータを、添付ファイルを含む情報全体のデ
ータサイズの項目が付与され、且つ前記添付ファイルを
添付しない配信可否確認用のダミーファイルを生成する
ダミーファイル生成手段と、前記添付ファイルを添付し
た前記情報を実際に送信する前に、前記ダミーファイル
を前記ネットワークに送信する送信制御手段として機能
させるものである。
【0036】請求項16の発明は、ネットワーク中の中
継サーバーによって実行されることにより、前記サーバ
ーを、添付ファイルを含む情報全体のデータサイズの項
目が付与され、且つ前記添付ファイルを添付しない配信
可否確認用のダミーファイルをネットワーク中で受信す
る受信手段、前記ダミーファイルを中継する際に、当該
中継サーバーにおけるデータサイズの制限に関する制限
情報を付与する手段、および前記制限情報が付与された
前記ダミーファイルを他のサーバに転送する手段、とし
て機能させるものである。
【0037】請求項17〜請求項20に記載の発明は、
それぞれ請求項1〜請求項4のシステムで実行され得る
方法を特定したものである。
【0038】請求項21に記載の発明は、請求項16の
プログラムの機能を備えた中継サーバー装置を特定した
ものである。
【0039】請求項22に記載の発明は、請求項16の
プログラムの機能を備えた電子メール受信端末を特定し
たものである。
【0040】
【発明の実施の形態】<情報配信システムの構成>図1
はこの発明の一の実施の形態に係る情報配信システムの
例を示すブロック図である。この情報配信システムは、
電子メール(情報)を配信元の端末11〜16から複数
の中継サーバー21〜23を経由して配信先の端末11
〜16に配信する際に、当該電子メールのデータサイズ
が各端末11〜16及び中継サーバー21〜23の容量
制限に対して配信可能か否かを確認するために、添付フ
ァイル103をも含めた配信サイズの情報を有するダミ
ーファイルを、その添付ファイル103を添付せずにパ
イロットメールとして予め送信し、実際の添付ファイル
103を送信する前に伝達の可否を確認するものであ
る。
【0041】具体的に、この情報配信システムは、通常
のパーソナルコンピュータで画像データ等を添付して電
子メールを送信したり、あるいは、電子メールを媒介と
してファクシミリ装置のネットワークファクシミリやネ
ットワークプリンタへフルカラー画像等の画像を送信す
るものであって、インターネット等のネットワーク1〜
3及び中継局4を介して、複数の端末11〜16及び中
継サーバー21〜23が接続されており、複数のネット
ワーク1〜3が交換機31,32によって互いに接続さ
れている。そして、各端末11〜16から他の端末11
〜16に対し、ネットワーク1〜3や中継局4を通じて
電子メールを配信する際には、複数の中継サーバー21
〜23を経由して通信が行われる。
【0042】ここで、端末11〜16としては、電子メ
ールプログラム(いわゆるメーラ)がインストールされ
ていることによって電子メールの送受信を行うことので
きる通信機器であり、例えばパーソナルコンピュータ
や、電子メールを配信することの可能なファクシミリ装
置等が適用される。また、端末11〜16としては、画
像を光電的に読取るスキャナ部、画像のプリントを行う
プリント部、および画像送信を行う送受信部を統合した
多機能画像処理装置(MFP)を利用することもでき
る。多機能画像処理装置の場合には、後述する添付ファ
イルとしての画像データは、スキャナ部において原稿の
画像を光電的に読取って得られたものを利用することが
できる。
【0043】図2に、配信元の端末11の構成例を示
す。この端末11は、電子メールに画像データを添付し
てファクシミリ送信の代行を行う機能が付与されたパー
ソナルコンピュータであって、ROM及びRAMが接続
されたCPUからなるデータ処理部41と、キーボード
及びポインティングデバイスからなる入力手段42と、
データ処理部41での処理結果等を表示するLCD等の
表示装置43と、データ処理部41での処理結果等を蓄
積する内蔵ハードディスクドライブ(HDD:記憶装
置)44と、予め登録された利用者1D等、個々の端末
固有の情報を記憶する不揮発性メモリ45と、最寄りの
中継局4との間で無線通信を行う無線通信ユニット46
と、現在の日付や時刻をカウントする時計47と、端末
11全体に電力を供給する内蔵電源48とを備える。こ
れらは、バス49等を通じて互いに接続されている。そ
して、端末11は、無線通信ユニット46により、図1
の如く、最寄りの中継局4と無線通信し、ネットワーク
1を経由して中継サーバー21や他の機器(図1中の符
号12〜33)と情報のやり取りを行うことが可能とな
っている。尚、図2では図示を省略しているが、この端
末11はGPSユニットに接続されており、複数の衛星
からの電波を受信することにより、端末11自身の現在
地を検出することが可能となっている携帯型の端末であ
る。
【0044】配信元がコンピュータであり配信先がプリ
ンタであるときには、ページ記述言語で記述された印刷
データを添付したメールをプリンタに送信する。配信元
がMFPであり配信先もMFPであるときは、例えばス
キャナからの入力画像やHDD内に保持されている画像
を添付したメールをMFPに送信することになる。
【0045】図3は、この実施の形態で用いられる配信
データのうち、添付ファイルを実際に含んだ電子メール
(以下「実体電子メール」)用の標準フォーマットであ
る。尚、図3では、図12に示した第1従来技術と同様
のデータ項目については同一の符号を付している。
【0046】図3に示した標準フォーマットでは、図1
2に示した第1従来技術の配信データに比べて、ヘッダ
ー情報101内に、例えばファイルタイプ1013の項
目と、仮想配信サイズ1014の項目が追加されてい
る。
【0047】ここで、添付ファイル103の有無を示す
フラグ1012が「添付ファイル=あり」の場合であ
り、且つファイルタイプ1013の項目が「ファイルタ
イプ=通常」の場合は、添付ファイル103が添付され
る。この場合、配信サイズ1011の項目と仮想配信サ
イズ1014の項目とには、共に、電子メール内に添付
ファイル103が添付された実際のデータサイズが格納
される。
【0048】一方、ファイルタイプ1013の項目が
「ファイルタイプ=仮想添付」の場合は、添付ファイル
103の有無を示すフラグ1012の「あり/なし」に
拘わらず、図4のように、添付ファイル103は添付さ
れない。この場合、配信サイズ1011の項目には、添
付ファイル103が添付されていない正味のデータサイ
ズが格納されるが、これに対し、仮想配信サイズ101
4の項目では、添付ファイル103を含む全体のサイズ
が指定される。即ち、添付ファイル103が添付されて
いないにも拘わらず、添付ファイル103を含めたデー
タサイズが仮想配信サイズ1014の項目で指定され、
このように生成された配信データがダミーファイルとし
てパイロットメール用に使用されることになる。
【0049】尚、この図3及び図4で示した配信データ
のフォーマットにおいて、従来の図12及び図13に示
した配信フォーマットとの互換性を保つために、仮想フ
ォーマットで「添付ファイル1012=なし」として、
「ファイルタイプ1013=仮想添付」を直接参照して
も良い。
【0050】また、図3及び図4のように、ヘッダー情
報101には、中継サーバーや配信先からのチェック結
果を意味する応答情報1015の項目が設定される。こ
の応答情報1015の項目は、配信元の端末11から配
信される際の値(初期値)として「OK」を意味する符
号が格納されるが、配信データ(ダミーファイルを含
む)が中継サーバー21(22、23)に順次に配信さ
れてそれぞれの次の中継サーバー22(23)または送
信先の端末15に送信される際に、中継サーバー21
(22,23)でのデータサイズ制限を超えていた場合
には、応答情報1015の項目に「NG」を意味する符
号が格納される。逆に、各中継サーバー21〜23での
データサイズ制限を超えていない場合には、その中継サ
ーバー21〜23は、応答情報1015の項目を、初期
値である「OK」のまま維持する。
【0051】尚、ヘッダー情報101内の応答情報10
15の項目を省略して、本文102中に同様の応答情報
の項目を記載し、中継サーバー21〜23のそれぞれで
テキスト解析を行って応答情報の判別と追加を行うよう
にしても良い。
【0052】その場合、中継サーバー21,22,23
のいずれの応答情報であるかも併せて記載しておく。
【0053】さらに、ヘッダー情報101には、図3及
び図4のように、当該配信データが送信されているのか
返信されたものなのかを識別するための配信方向101
6の項目が設定される。
【0054】さらにまた、ヘッダー情報101には、発
信元の端末11からそのメールを配信する際に、経由し
た全ての中継サーバー21〜23の名前またはアドレス
を表す送信パス名(識別情報)1018の項目を設定す
るか否かの情報(送信パス1017の項目)を設定す
る。この送信パス1017の項目が「有効」である場合
には、送信パス名1018の項目に対して、ネットワー
ク1〜3上で経由した中継サーバー21〜23の数だ
け、各中継サーバー21〜23のパス名が追記されてゆ
く。尚、このパス名(識別情報)としては、サーバー名
またはアドレスが適用される。
【0055】尚、図3及び図4中の符号1010は、電
子メールの件名を示す項目である。
【0056】また、図5は、配信先の端末15の構成例
を示すブロック図である。図5の要素のうち、データ処
理部141はCPUを含んで構成されており、HDD1
44にあらかじめインストールされているプログラムに
従って、後述する制御や処理などを実行する。図5中の
要素142,143、145、146,147、148
は、それぞれ図2に示した配信元の端末11の要素4
2,43、45、46,47、48にそれぞれ対応する
機能を有する。
【0057】この端末15は、ネットワーク1〜3を通
じて発信元(たとえば端末11)から送信されたきた電
子メール内に添付された画像データを印刷(プリント)
することの可能な通信プリンタであって、基本的には、
図2に示した発信元の端末11の構成と類似している
が、ただし、例えばフルカラー等の大容量の文字データ
を画像として印字・印刷する印字エンジン151及びそ
の制御を司る印字制御部152を備えている。尚、図5
は無線通信ユニット146を備えてネットワーク1〜3
に対して無線通信を行う例を示しているが、この無線通
信ユニット146に代えて、有線でネットワーク1〜3
に接続してもよい。
【0058】さらに、図6は、中継サーバー21の構成
例を示すブロック図である。基本的な構成は、図2に示
した発信元の端末11の構成と類似しており、CPUを
含んで構成されてデータ処理部241は、HDD244
にあらかじめインストールされているプログラムに従っ
て、後述する制御や処理などを実行する。図6中の要素
242,243、245、248は、それぞれ図2に示
した配信元の端末11の要素242,243、245、
248にそれぞれ対応する機能を有する。ただし、多数
の端末から大量のデータを中継するため、内蔵ハードデ
ィスクドライブ244の容量が大きく設定されている。
尚、図6では、時計を省略しており、また、図2中の無
線通信ユニット46に代えて、ネットワークユニット2
53を通じて有線で直接にネットワーク1に接続されて
いる。
【0059】<動作方法>上記の情報配信システムの動
作を、図8ないし図11のフローチャートに沿って説明
する。尚、ここでは、例として、図1中の無線通信用の
端末11からネットワーク3に接続された他の端末15
に対して、添付ファイル103を添付した電子メールを
中継サーバー21〜23を経由して配信する場合を考え
る。
【0060】<配信元の端末の動作>図7は、配信元の
端末11での電子メールの送信処理を示すフローチャー
トである。尚、図7では、電源投入時の初期化処理等は
省略している。
【0061】まず、図7中のステップS100に示した
配信要求の処理において、操作者は、端末11の入力手
段42を用いて、電子メールの件名配信先の情報、本文
及び添付ファイルを入力し、これをデータ処理部(CP
U)41に渡す。データ処理部41は、ステップS10
1においてヘッダー情報101の初期化を行う。ヘッダ
ー情報101内の各初期値は、次の通りである。
【0062】・件名1010=(利用者指定の名称)、 ・配信サイズ1011=0バイト、 ・添付ファイル1012=なし、 ・ファイルタイプ1013=通常 ・仮想配信サイズ1014=0バイト、 ・応答情報1015=OK、 ・配信方向1016=送信、 ・送信パス1017=無効、 ・送信パス名1018=(空白)。
【0063】次に、ステップS102において、入力さ
れた情報(本文及び添付ファイル等)に基づいて、ヘッ
ダー情報101、本文102及び添付ファイル103の
データサイズの合計値を計算し、これを配信サイズ10
11とする。
【0064】次に、ステップS103において、配信サ
イズ1011を端末11に登録されている標準制限サイ
ズと比較する。標準制限サイズは小さな値で、経験的に
保証されている所定の値である。配信サイズ1011が
標準制限サイズ未満であれば、ステップS104におい
て、従来の電子メールと同様の標準フォーマットで、電
子メールの配信データを生成する。この場合、添付ファ
イル103が添付されている場合は、図3のように、本
文102に後続するデータ列として添付する。そして、
かかる電子メールの配信データを、中継局4を通じて中
継サーバー21に送信する。尚、中継サーバー21への
送信手順は、通常のPOPプロトコルを用いた手順であ
る。その後、ステップS113において、処理を終了す
る。
【0065】一方、ステップS103において、配信サ
イズ1011が標準制限サイズ以上と判断された場合
は、次のように処理を行う。
【0066】まず、ステップS105において、添付フ
ァイル103が添付されているか否かを、添付ファイル
の有無を示すフラグ1012に基づいて判断する。そし
て、添付ファイルが添付されていない場合には、分割送
信しか対応できないため、ステップS106において、
標準制限サイズを最大とするファイルサイズのデータ群
に分割して通常の分割メールフォーマットで送信する。
その後、ステップS113において、処理を終了する。
【0067】一方、ステップS105において、添付フ
ァイル103が添付されていると判断された場合は、ス
テップS107に進み、仮想配信サイズ1014を計算
する。そして、ステップS108において、図4に示し
たような仮想フォーマットのパイロットメールを生成
し、そのパイロットメールを送信する。この段階では実
体電子メールはまだ発信しない。
【0068】この場合、パイロットメールのヘッダー情
報101を次のように設定する。まず件名1010は、
返信を確実に確認するために、実体電子メールとは別の
特定の識別番号に書き換える。ここでは、特定の識別番
号として、送信元の端末11の識別符号(名称、アドレ
ス等)と所定の連番とからなる文字列を適用する。配信
サイズ1011は、ヘッダー情報101と本文102の
データサイズの合計値を設定する。また、添付ファイル
103の有無を示すフラグ1012を例えば「添付ファ
イル=なし」とする(「添付ファイル=あり」としても
差し支えない)。そして、図4のように、ファイルタイ
プ1013を仮想添付ファイルとし、仮想配信サイズ1
014として、ヘッダー情報101、本文102及び添
付ファイル103の総合計値を設定する。応答情報10
15は「OK」とし、配信方向1016を「送信」と
し、送信パス1017を「有効」、送信パス名1018
を(空白)とする。そして、実際の添付ファイル103
は添付せずに、ヘッダー情報101と本文102のみの
配信データとし、かかる仮想フォーマット(図4)を持
つパイロットメールを中継局4を介してネットワーク1
〜3に送信する。
【0069】続いて、ステップS109aにおいて、配
信先の端末15からの返信メールを待つ。この返信メー
ルはあらかじめ指定された識別番号を有するとともに、
配信先の端末15でパイロットメールのヘッダ情報を複
写し、配信方向1016を「返信」に書き換えた情報を
含んでいる。また、この端末15までの往路で経由した
各中継サーバ21〜23および配信先の端末15自身の
いずれかが、仮想配信サイズを持つメールを中継あるい
は受信可能できない場合には、応答情報1015が「N
G」に書き換えられている。
【0070】配信先からの返信メールを受けると、ステ
ップS110に進み、返信メール内の応答情報1015
を読取ることによって、仮想配信サイズを持つメールが
配信先の端末15まで制限なく正常に到達可能な状態に
あるかを判断する。応答情報1015が「OK」なら中
継サーバや配信先の端末15での受信容量に問題がなく
実体電子メールの配信を正常に終了させることが可能と
判断して、ステップS111で、標準フォーマットかつ
分割無しで実体電子メールを送信する。
【0071】一方、ステップS110において、応答情
報1015が「NG」であると判断された場合は、ステ
ップS112に進み、標準フォーマットで且つ分割サイ
ズを指定して実体電子メールを複数のメールに分割し、
この分割された配信データを配信先の端末15を宛先と
して送信する。
【0072】尚、ステップS109aにおいて、配信先
の端末15から返信メールが返されない場合は、時計4
7(図2)により計時を行い、ステップS109bにお
いて、返信メールが無い状態が所定時間継続しているか
どうかを判断する。そして、所定時間が経過しても返信
がないと判断した場合は、パイロットメールの仮想フォ
ーマットが認識されない中継サーバーまたは端末に正常
に到達したためと解釈して、ステップS111で、標準
フォーマットで且つ分割無しで実体電子メールを送信す
る。
【0073】また、後述するように、仮想配信サイズが
中継サーバで取り扱う規定サイズを越えている場合に
は、応答情報1015が「NG」とされるほかに、仮想
配信サイズ1014が当該規定サイズの値に書き換えら
れている。そこで、好ましくは、実体電子メールを分割
送信する場合、分割数を可能な限り削減して中継サーバ
ー等の処理の付加を低減するために、それぞれの分割フ
ァイルのサイズを、配信先からの返信メールに記録され
た仮想配信サイズ1014に一致させることが好まし
い。ただし、配信方向1016が「送信」の場合は、途
中の中継サーバーでエラーでパイロットメールが返却さ
れた場合もあるため、仮想配信サイズ1014内のデー
タサイズを採用しないようにする。
【0074】また、中継サーバー21〜23のいずれか
の記憶容量に全く空きがない場合は、標準制限サイズで
も中継エラーが発生する場合がある。このような場合に
も阿対応したい場合には、標準制限サイズ以下の電子メ
ールについてもパイロットメールを送信し、応答情報1
015が「NG」の場合には、実体電子メールの配信要
求処理を中断しても良い。
【0075】<中継サーバーの動作>図8は、端末11
から与えられた電子メールを、指定された端末15に向
けて配信する中継サーバー21の大まかな制御フローで
ある。この制御フローおよび後述する各フローを実現す
るプログラムが、中継サーバ21などにあらかじめイン
ストールされている。
【0076】まず、ステップS201の初期化時におい
て、後述のメール受信処理(図9中のステップS250
以降参照)を開始する。また、ステップS202におい
て、受信メールが内蔵ハードディスクドライブ(HD
D)144に記憶されることになるため、この内蔵ハー
ドディスクドライブ144の空き容量をチェックしてお
く。
【0077】次に、ステップS203において、各端末
11〜16や他の中継サーバー22,23からの配信
(電子メール)を受信して蓄積し、続くステップS20
4において、蓄積された電子メール(蓄積メール)を、
他の端末11〜16や他の中継サーバー22,23へ送
信する(S204)。
【0078】送信処理を完了すると、送信済みの電子メ
ールを破棄し、内蔵ハードディスクドライブ144の空
き容量をアップさせる。そして、ステップS205にお
いて、後述する仮想フォーマット用に予約した領域(予
約領域)が、所定時間使用されていないかどうかを判断
し、所定時間使用されていないと判断した場合に、かか
る領域を解放する(ステップS206)。
【0079】次に、各中継サーバー21〜23におい
て、ネットワーク1〜3から電子メールを受信して、内
蔵ハードディスクドライブ144に蓄積する処理手順に
ついて、図9のフローチャートに沿って説明する。尚、
図9に示した処理手順は、図8中のステップS202
(内蔵ハードディスクドライブ44の容量チェック)に
相当する。
【0080】まず、ステップS251において、ヘッダ
ー情報101と本文102を受信する。このときは、こ
れらのデータをデータ処理部141のメモリに保持す
る。次に、ステップS252において、内蔵ハードディ
スクドライブ144の空き容量に基づいて、ヘッダー情
報と本文102が蓄積可能か否かをチェックし、空きが
なければ、ステップS266でエラーメッセージを配信
元に返信する。このとき、本文102や添付ファイル1
03は返さず、代わりに、本文102において容量オー
バーのエラーメッセージを返す。ヘッダー情報101に
おいては、件名1010は送られてきたメッセージに対
して返信の旨の文字列(例えば「Re:」)を追加して生
成し、また返信の電子メールの配信サイズ1011を正
確に設定するだけで、他のヘッダー情報101の項目は
無視する。
【0081】次に、ステップS253において、たとえ
ばヘッダ情報に仮想配信サイズなどの項目があるかどう
かの判定により、そのメールが仮想配信すなわちパイロ
ットメールか否かを確認し、通常の配信であれば、ステ
ップS254で当該電子メール用の予約領域があるか否
かを確認し、あればステップS255で通常領域に戻す
(予約割り当ての開放)。そして、電子メール全体が当
該中継サーバー21で受信できると決めた規定サイズ以
内(容量制限未満)であるか否かを確認する(ステップ
S256a)。ここにおいて、この「規定サイズ」の値
は、たとえばサーバー21の管理者があらかじめ設定し
ており、この値以上のサイズを持つメールの着信はサー
バ21によって拒否される。さらに、内蔵ハードディス
クドライブ144の空き容量を検出して当該電子メール
を記憶することが可能か否かを確認し(ステップS25
6b)、可能であれば、ステップS257で添付ファイ
ル103があるか否かを確認する。添付ファイル103
があると確認した場合は、その添付ファイル103をス
テップS258aで受信する。そして、ステップS25
8bで、添付ファイル103として実データが存在して
いるか否かを判断し、実データが存在していると判断さ
れた場合は、ステップS259において、実データとし
ての添付ファイル103を内蔵ハードディスクドライブ
144に記憶する。続いて、ステップS260におい
て、自己(中継サーバ−21)のアドレス(識別情報)
をヘッダー情報の送信パス名1018に追加し、メモリ
内のヘッダー情報101及び本文102を内蔵ハードデ
ィスクドライブ144に書き込む。これを受けて、前述
した図8中のステップS203で、内蔵ハードディスク
ドライブ144から電子メールを取り出し、配信先へ送
信する処理を行う。
【0082】尚、配信先へ送信する際には、ヘッダー情
報101内の送信パス名1018の項目に各中継サーバ
ー21〜23のパス名が指定されている場合には、その
パス名の順序に従って送信処理を行う。このように送信
パス名1018の項目に各中継サーバー21〜23のパ
ス名が指定されている場合は、既にパイロットメールの
送信があって、そのパス名に順次配列されている経路で
の容量制限(規定サイズ)が確認されているため、その
確認された経路での電子メールの配信を確保する必要が
あるからである。
【0083】また、前述の図9に示したステップS25
7において、添付ファイル103が「有り(Yes)」
と指定されていても、実際の受信データが本文102で
終わってしまい、受信すべきデータがない場合(ステッ
プS258bで「No」と判断された場合)は、かかる
電子メールを仮想フォーマットによるパイロットメール
と解釈して、ヘッダー情報101と本文102とを記憶
・配信する(ステップS260→S204)。
【0084】ステップS253で「Yes」と判断され
て仮想配信のパイロットメールであると解釈した場合、
仮想配信サイズ1014が当該中継サーバー21の容量
制限未満(即ち、規定サイズ以下)であるかどうかを判
断し(ステップS261)、さらに当該中継サーバー2
1の内蔵ハードディスクドライブ144内に仮想配信サ
イズ1014に相当する空き容量があるか否かを判断す
る(ステップS262)。これらの判断結果が共に「Y
es」であった場合は、指定されたサイズの領域を件名
1010と関連して予約確保しておく(ステップS26
3)。かかる領域は、後に送信されてくる通常フォーマ
ットの実体電子メールの中継を行う際のステップS25
5で開放される他、あるいは、図8中のステップS20
6において所定時間使用されない場合にも解放される。
【0085】また、仮想配信サイズ1014がメールの
着信を拒否する規定サイズ以上か(ステップS261で
「No」)、あるいは、空き容量が不足している場合は
(ステップS262で「No」)は、応答情報1015
を「NG」に書き換える(ステップS264)。さら
に、分割送信を考慮し、仮想配信サイズ1014が当該
中継サーバー21の容量制限以上の場合(規定サイズよ
りも大きい場合)には、仮想配信サイズ1014の項目
を規定サイズの値に書き換えて更新する(ステップS2
65)。このようにして書き換えられた情報は、このサ
ーバ21の容量制限に関する制限情報に相当する。かか
る状態で、ヘッダー情報101及び本文102を内蔵ハ
ードディスクドライブ44に記憶する。そして、パイロ
ットメールは、このサーバ21から図8のステップS2
04で次の中継サーバ22に送信される。
【0086】同様の処理を中継サーバ22、23でも順
次に行い、最後の中継サーバ23は配信先の端末15に
パイロットメールや実体電子メールを送信する。
【0087】<配信先の端末の動作>配信先の端末15
の動作を説明する。
【0088】図10は、配信先(受信側)の端末15の
大まかな制御フローである。図10のように、配信先の
端末15の基本的な動作は、図8に示した中継サーバー
21の動作に類似している。
【0089】ステップS301の処理は、図8に示した
中継サーバー21におけるステップS201の処理と同
様である。
【0090】次に、ステップS302で、内蔵ハードデ
ィスクドライブ244の容量チェックを行う。かかる処
理は後述する。
【0091】続いて、ステップS303において、内蔵
ハードディスクドライブ244に蓄積メールがあるか否
かを判断する。そして、ステップS304において、内
蔵ハードディスクドライブ244内に蓄積されたデータ
は、他に配信せずに、印字機構で印字される。印字後の
領域は開放される。
【0092】その他のステップS305〜S309の処
理も、図8に示した中継サーバー21におけるステップ
S205〜S209の処理と同様である。
【0093】図11は、配信先(受信側)の端末15に
おいて、ネットワーク1〜3から電子メールを受信し
て、内蔵ハードディスクドライブ244に蓄積する処理
手順を示すフローチャートである。尚、図11に示した
処理手順は、図10中のステップS302(内蔵ハード
ディスクドライブ244の容量チェック)に相当する。
【0094】まず、ステップS351において、ヘッダ
ー情報101と本文102を受信する。このときは、こ
れらのデータをデータ処理部41のメモリに保持する。
【0095】次に、ステップS352において、仮想配
信のパイロットメールか否かを確認し、通常の配信の実
体電子メールであれば、続くステップS353におい
て、内蔵ハードディスクドライブ244の空き容量に基
づいて、ヘッダー情報と本文102が蓄積可能か否かを
チェックし、空きがなければ、ステップS368でエラ
ーメッセージを配信元に返信する。このとき、本文10
2や添付ファイル103は返さず、代わりに、本文10
2において容量オーバーのエラーメッセージを返す。ヘ
ッダー情報101においては、件名1010は送られて
きたメッセージに対して返信の旨の文字列(例えば「R
e:」)を追加して生成し、また返信の電子メールの配信
サイズ1011を正確に設定するだけで、他のヘッダー
情報101の項目は無視する。
【0096】一方、ステップS303において、内蔵ハ
ードディスクドライブ244に空き容量がある場合は、
ステップS354に進み、当該電子メール用の予約領域
があるか否かを確認し、予約領域があればステップS3
55で通常領域に戻す(予約割り当ての開放)。そし
て、電子メール全体が、当該端末15で受信可能な規定
サイズ以内(容量制限未満)であるか否かを確認する
(ステップS356a)。端末15における「規定サイ
ズ」は、端末15のユーザがあらかじめ手動設定してい
るか、あるいは端末15にデフォルトで設定されてい
る。さらに、内蔵ハードディスクドライブ244の空き
容量を検出して当該電子メールを記憶することが可能か
否かを確認し(ステップS356b)、可能であれば、
ステップS357で添付ファイル103があるか否かを
確認する。添付ファイル103があると確認した場合
は、ステップS358において、その添付ファイル10
3を受信する。その後、ステップS359において、添
付ファイル103を内蔵ハードディスクドライブ244
に記憶する。続いて、S360において、メモリ内のヘ
ッダー情報101及び本文102を内蔵ハードディスク
ドライブ244に書き込む。これを受けて、前述した図
10中のステップS303で、内蔵ハードディスクドラ
イブ244から電子メールを取り出し、配信先へ送信す
る処理を行う。
【0097】ただし、前述のステップS357におい
て、添付ファイル103が「ない(No)」と指定され
ていれば、ステップS358,S359を省略してステ
ップS360に移行する。
【0098】ステップS352に戻り、このステップS
352で「Yes」と判断されて仮想配信であると解釈
した場合、ステップS361に進み、仮想配信サイズ1
014が当該端末15の容量制限未満(即ち、規定サイ
ズ以下)であるか否かを判断する。規定サイズ以下であ
れば、ステップS362において、仮想配信サイズ10
14に対して内蔵ハードディスクドライブ244に空き
容量があるか否かを判断する。内蔵ハードディスクドラ
イブ244に空き領域があれば、指定されたサイズの領
域を件名1010と関連して予約確保しておく(ステッ
プS363)。かかる領域は、後に送信されてくる通常
フォーマットの実体電子メールの受信の際のステップS
355で開放される他、あるいは、図10中のステップ
S306において所定時間使用されない場合にも解放さ
れる。
【0099】一方、ステップS361で仮想配信サイズ
1014が本端末15の容量制限以上(規定サイズを超
えている)と判断した場合であり、または、ステップS
362で内蔵ハードディスクドライブ244の空き容量
が不足していると判断した場合は、応答情報1015を
「NG」に書き換え(ステップS364)、仮想配信サ
イズを、規定サイズ及び内蔵ハードディスクドライブ2
44の空き容量の両者を満たす値に更新し(ステップS
365)、ステップS366で配信方向を「返信」に更
新して、メッセージを返信する(ステップS367)。
ステップS365で更新された情報が、配信先の端末1
5についての容量制限に関する制限情報に相当する。
【0100】即ち、この図11に示した配信先の端末1
5の処理手順では、仮想フォーマットを持つパイロット
メールを受信した場合に、ステップS367でヘッダー
の配信方向1016を「返信」に書き換えて、配信元に
返信する点で、図9に示した中継サーバー21の処理手
順と異なっている。この場合、端末15からの電子メー
ルの直接の送り先は中継サーバー23であり、通常は、
ネットワーク1〜3を最初に配信されてきた経路と逆順
を追って返信されてゆく。なお、返信のルートは、送信
時と異なっていても良い。
【0101】尚、上記の情報配信システムのネットワー
ク1〜3上に、上記のダミーファイルを認識できない
(即ち、仮想添付ファイルのフォーマットをサポートし
ていない)端末(非認識端末)または中継サーバー(非
認識サーバー)が接続されており、これらの非認識端末
または非認識サーバーを経由してパイロットメールが返
信された場合は、当該非認識端末または非認識サーバー
は、仮想配信サイズ1014の項目に格納された配信制
限確認結果を無効化すればよい。これにより、この実施
の形態特有の端末11〜16と従来と同様の非認識端末
とが混在してネットワーク1〜3に接続された場合で
も、規定サイズ内の電子メールの送受信を支障無く送受
信することができる。
【0102】以上の処理手順では、データサイズの大き
な添付ファイル103を電子メールの本文102に添付
して配信する場合に、まず実際の添付ファイル103を
添付しない状態で、仮想配信サイズ1014内に添付フ
ァイル103をも含めたデータサイズの情報を指定した
ダミーファイル形式のパイロットメールを送信し、この
ダミーファイルで送信可能かどうかの情報を、経路上の
各中継サーバー21〜23が付与して返信するので、ト
ラフィックを劣化させずに、インターネット等のグロー
バルなネットワーク上で確実に情報伝達を保証できる。
【0103】また、各中継サーバー21〜23及び送信
先(受信側)の端末15で容量制限(規定サイズ)の情
報を電子メール内に付与して配信元に返信するので、配
信元の端末15が適正な配信データサイズを把握でき、
この適正な配信データサイズに基づいて添付ファイル1
03を含めた電子メールを分割できる。したがって、第
2従来技術に比べて、無用に電子メールの分割数を増大
させるのを防止でき、オーバーヘッドの総数が多大とな
って中継サーバー21〜23に多大な負荷をかけるのを
防止できる。
【0104】さらに、第3従来技術に比べると、配信先
の端末15のユーザーに特別な操作を要求することなく
適正サイズの電子メールを送信できるたる、受信側のユ
ーザーの利便性を損なうことがない。
【0105】さらにまた、第4従来技術ないし第6従来
技術に比べて、途中の伝送路上の中継サーバーの容量制
限やルールを容易にチェックすることが可能となる。
【0106】尚、上記実施の形態では、ヘッダー情報1
01内にファイルタイプ1013の項目と仮想配信サイ
ズ1014の項目を設定しておき、ファイルタイプ10
13の項目が「仮想添付」であった場合に、仮想配信サ
イズ1014の項目を参照して、規定サイズ以内(容量
制限未満)であるか否かを判断していたが、ヘッダー情
報101内に仮想配信サイズの項目を設けずに、配信サ
イズ1011の項目内に添付ファイル103のデータサ
イズを含めた電子メール全体のデータサイズを常に設定
するとともに、ファイルタイプ1013が「仮想添付」
の場合には図4のように添付ファイル103の実体を添
付せずにパイロットメールを配信するようにしてもよ
い。この場合、パイロットメールでは配信サイズの項目
の値と実際のパイロットメールのサイズとは異なること
になる。
【0107】また、上記実施の形態においては、配信元
の端末においてパーソナルコンピュータもしくはMF
P、配信先としてプリンタを設定するようにしていた
が、配信元がMFPで配信先がパーソナルコンピュータ
でもよい。
【0108】さらに、MFPが中継サーバー4,22,
23の機能を有し、パーソナルコンピュータや他のMF
Pからのメールを中継するようなシステムであってもよ
い。
【0109】さらにまた、上記実施の形態においては、
添付ファイルを含む情報全体のデータサイズとして、添
付ファイルを含むメール全体のデータサイズを記述する
ようにしていたが、メール全体のデータサイズの近似値
を記述するようにしてもよい。例えば、本文にデータを
含まないようなメールを送信するシステムでの適用も可
能であるため、添付ファイルのみのデータサイズを情報
全体のデータサイズとして記述するようにしてもよい。
【0110】
【発明の効果】請求項1、請求項11、請求項15及び
請求項17に記載の発明によると、配信元端末が、添付
ファイルを添付した情報を実際に送信する前に、情報全
体のデータサイズの項目を付与し、且つ添付ファイルを
添付しない配信可否確認用のダミーファイルを送信する
ので、実際に添付ファイルを添付して送信しなくても、
添付ファイルを添付した場合に受信側の端末または中継
サーバーにおけるデータサイズの制限にかかるか否かの
判断をダミーファイルを用いて確認することが可能とな
る。したがって、トラフィックを劣化させずに、インタ
ーネット等のグローバルなネットワーク上で確実に情報
伝達を保証できる。
【0111】請求項2、請求項12及び請求項18に記
載の発明によると、情報内に、ダミーファイルであるか
否かを示すファイルタイプの項目が付与されるので、受
信側の端末及び中継サーバーが、受信しまたは中継する
情報がダミーファイルであるか否かを容易に判断でき、
処理の効率化を図ることができる。
【0112】請求項3、請求項4、請求項13、請求項
14、請求項19、請求項20、請求項21及び請求項
22に記載の発明によると、ダミーファイル内に情報全
体のデータサイズの項目を容易に含ませることが可能と
なり、受信側の端末及び中継サーバーがその情報全体の
データサイズの項目と容量制限とを容易に照らして比較
することが可能となる。
【0113】請求項5及び請求項16に記載の発明によ
ると、中継サーバー(中継サーバー装置)または電子メ
ール受信端末が、ダミーファイルを中継する際に、当該
中継サーバー等におけるデータサイズの制限の情報を付
与して中継を行うので、このデータサイズの制限の情報
を付与したダミーファイルを配信元端末に返信すれば、
当該配信元端末が、経路上におけるデータサイズの制限
を容易に認識でき、これに基づいて情報のデータ分割を
適正に行うことが可能となる。特に、請求項5に記載の
発明によると、受信側の端末も、ダミーファイルを受信
した際に、当該端末におけるデータサイズの制限の情報
を付与して返信するので、このデータサイズの制限の情
報を付与したダミーファイルを配信元端末に返信すれ
ば、当該配信元端末が、受信側端末におけるデータサイ
ズの制限も容易に認識でき、これに基づいて情報のデー
タ分割をさらに適正に行うことが可能となる。
【0114】請求項6に記載の発明によると、中継サー
バーが、ダミーファイルを中継する際に、当該中継サー
バーに予め付与された識別情報を添付するので、当該ダ
ミーファイルを配信元の端末に返信すれば、当該配信元
の端末が、添付ファイルを添付した情報を、再度その経
路上に確実に送信することができる。
【0115】請求項7に記載の発明によると、配信元端
末が、情報のデータサイズが所定サイズ以上であるか否
かを確認し、所定のサイズ以上であった場合に、ダミー
ファイルの送信を中止して情報全体を複数回に分割して
送信するので、情報のデータ分割をさらに適正に行うこ
とが可能となる。
【0116】請求項8に記載の発明によると、中継サー
バーが、ダミーファイル内に格納された情報全体のデー
タサイズの項目に基づいて、情報を蓄積するための所定
の記憶装置の予約領域を確保するので、実際に添付ファ
イルが添付された情報を配信する際に、その予約領域を
使用することで確実に情報を中継することができる。
【0117】請求項9に記載の発明によると、各端末
が、情報のデータサイズが所定サイズ以上であるか否か
を確認し、所定サイズ未満であった場合に、ダミーファ
イルの送信を中止して情報全体を一回で送信するので、
無用なダミーファイルの送信を省略することで、経路上
のトラフィックを向上できる。
【0118】請求項10に記載の発明によると、ダミー
ファイルを認識できない他の端末または他の中継サーバ
ーが情報としてダミーファイルを受信または中継する場
合に、前当他の端末または当該他の中継サーバーが、情
報中のデータサイズの制限の情報を無効化するので、ダ
ミーファイルを認識できる端末または中継サーバーと、
ダミーファイルを認識できない非認識端末または非認識
中継サーバーとが混在する場合にも対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一の実施の形態に係る情報配信シス
テムの全体を例示するブロック図である。
【図2】配信元の端末を示すブロック図である。
【図3】添付ファイルが添付された状態の情報(電子メ
ール)を示す図である。
【図4】ダミーファイル形式のパイロットメールを示す
図である。
【図5】配信先の端末を示すブロック図である。
【図6】中継サーバーを示すブロック図である。
【図7】この発明の一の実施の形態に係る情報配信シス
テムにおける配信元の端末の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図8】中継サーバーの動作の概要を示すフローチャー
トである。
【図9】この発明の一の実施の形態に係る情報配信シス
テムおける中継サーバーの処理手順を示すフローチャー
トである。
【図10】配信先の端末の動作の概要を示すフローチャ
ートである。
【図11】この発明の一の実施の形態に係る情報配信シ
ステムおける配信先の端末の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図12】第1従来技術において添付ファイルが添付さ
れた状態の情報のフォーマットを示す図である。
【図13】第1従来技術において添付ファイルが添付さ
れない状態の情報のフォーマットを示す図である。
【符号の説明】
1〜3 ネットワーク 11〜16 端末 21〜23 中継サーバー 101 ヘッダー情報 102 本文 103 添付ファイル 1010 件名 1011 配信サイズ 1012 添付ファイル 1013 ファイルタイプ 1014 仮想配信サイズ 1015 応答情報 1016 配信方向 1017 送信パス 1018 送信パス名
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Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配信元端末から、ネットワーク及び複数
    または単数の中継サーバーを経由して他の端末に情報を
    送信する際に、前記情報内に添付ファイルを添付するこ
    との可能な情報配信システムであって、 前記配信元端末が、 前記添付ファイルを含む前記情報全体のデータサイズの
    項目が付与され、且つ前記添付ファイルを添付しない配
    信可否確認用のダミーファイルを生成するダミーファイ
    ル生成手段と、 前記添付ファイルを添付した前記情報を実際に送信する
    前に、前記ダミーファイルを前記ネットワークに送信す
    る送信制御手段と、を備えることを特徴とする情報配信
    システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の情報配信システムであ
    って、 前記情報内に、前記ダミーファイルであるか否かを示す
    ファイルタイプの項目が付与されることを特徴とする情
    報配信システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の情報配
    信システムであって、 前記情報内に、当該情報のデータサイズを示す配信サイ
    ズの項目が付与され、 前記情報全体のデータサイズの項目として前記配信サイ
    ズの項目が適用されることを特徴とする情報配信システ
    ム。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載の情報配
    信システムであって、 前記情報内に、当該情報のデータサイズを示す配信サイ
    ズの項目が付与され、 前記情報全体のデータサイズの項目が、前記配信サイズ
    の項目とは別に付与されることを特徴とする情報配信シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載の情報配信システムであって、 前記中継サーバーが、 前記ダミーファイルを中継する際に、当該中継サーバー
    におけるデータサイズの制限に関する制限情報を付与し
    て中継を行う手段、を備えるとともに、 前記他の端末が、 前記ダミーファイルを受信した際に、当該他の端末にお
    けるデータサイズの制限に関する制限情報を付与して返
    信する手段、を備えることを特徴とする情報配信システ
    ム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の情報配信システムであ
    って、 前記中継サーバーが、 前記ダミーファイルを中継する際に、当該中継サーバー
    に予め付与された識別情報を添付する手段、を備えるこ
    とを特徴とする情報配信システム。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれかに記
    載の情報配信システムであって、 前記配信元端末は、 前記情報のデータサイズが所定サイズ以上であるか否か
    を確認し、所定のサイズ以上であった場合に、前記ダミ
    ーファイルの送信を中止して前記情報全体を複数回に分
    割して送信する手段をさらに備えることを特徴とする情
    報配信システム。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項6のいずれかに記
    載の情報配信システムであって、 前記中継サーバーが、 前記ダミーファイル内に格納された前記情報全体のデー
    タサイズの項目に基づいて、前記情報を蓄積するための
    所定の記憶装置の予約領域を確保する手段、を備えるこ
    とを特徴とする情報配信システム。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし請求項8のいずれかに記
    載の情報配信システムであって、 前記配信元端末は、 前記情報のデータサイズが所定サイズ以上であるか否か
    を確認し、所定サイズ未満であった場合に、前記ダミー
    ファイルの送信を中止して前記情報全体を一回で送信す
    る手段、をさらに備えることを特徴とする情報配信シス
    テム。
  10. 【請求項10】 請求項5に記載の情報配信システムで
    あって、 前記ダミーファイルを認識できない非認識端末または非
    認識中継サーバーが前記ダミーファイルを受信または中
    継する場合に、前記非認識端末または前記非認識中継サ
    ーバーが、前記ダミーファイル中の前記制限情報を無効
    化することを特徴とする情報配信システム。
  11. 【請求項11】 ネットワーク及び複数または単数の中
    継サーバーを経由して他の端末に情報を送信する際に、
    前記情報内に添付ファイルを添付することの可能な情報
    配信装置であって、 前記添付ファイルを含む前記情報全体のデータサイズの
    項目が付与され、且つ前記添付ファイルを添付しない配
    信可否確認用のダミーファイルを生成するダミーファイ
    ル生成手段と、 前記添付ファイルを添付した前記情報を実際に送信する
    前に、前記ダミーファイルを前記ネットワークに送信す
    る送信制御手段と、を備えることを特徴とする情報配信
    装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の情報配信装置であ
    って、 前記情報内に、前記ダミーファイルであるか否かを示す
    ファイルタイプの項目が付与されることを特徴とする情
    報配信装置。
  13. 【請求項13】 請求項11または請求項12に記載の
    情報配信装置であって、 前記情報内に、当該情報のデータサイズを示す配信サイ
    ズの項目が付与され、 前記情報全体のデータサイズの項目として前記配信サイ
    ズの項目が適用されることを特徴とする情報配信装置。
  14. 【請求項14】 請求項11または請求項12に記載の
    情報配信装置であって、 前記情報内に、当該情報のデータサイズを示す配信サイ
    ズの項目が付与され、前記情報全体のデータサイズの項
    目が、前記配信サイズの項目とは別に付与されることを
    特徴とする情報配信装置。
  15. 【請求項15】 ネットワーク及び複数または単数の中
    継サーバーを経由して他の端末に情報を送信するメーラ
    のプログラムであって、コンピュータによって実行され
    ることにより、前記コンピュータを、 前記添付ファイルを含む前記情報全体のデータサイズの
    項目が付与され、且つ前記添付ファイルを添付しない配
    信可否確認用のダミーファイルを生成するダミーファイ
    ル生成手段、および 前記添付ファイルを添付した前記情報を実際に送信する
    前に、前記ダミーファイルを前記ネットワークに送信す
    る送信制御手段、として機能させることを特徴とするプ
    ログラム。
  16. 【請求項16】 ネットワーク中の中継サーバーによっ
    て実行されることにより、前記サーバーを、 添付ファイルを含む情報全体のデータサイズの項目が付
    与され、且つ前記添付ファイルを添付しない配信可否確
    認用のダミーファイルをネットワーク中で受信する受信
    手段、 前記ダミーファイルを中継する際に、当該中継サーバー
    におけるデータサイズの制限に関する制限情報を付与す
    る手段、および前記制限情報が付与された前記ダミーフ
    ァイルを他のサーバに転送する手段、として機能させる
    ことを特徴とするプログラム。
  17. 【請求項17】 配信元端末から、ネットワーク及び複
    数または単数の中継サーバーを経由して他の端末に情報
    を送信する際に、前記情報内に添付ファイルを添付する
    ことの可能な情報配信方法であって、 前記添付ファイルを含む前記情報全体のデータサイズの
    項目が付与され、且つ前記添付ファイルを添付しない配
    信可否確認用のダミーファイルを前記配信元端末で生成
    するダミーファイル生成工程と、 前記添付ファイルを添付した前記情報を実際に送信する
    前に、前記ダミーファイルを前記配信元端末から前記ネ
    ットワークに送信する送信制御工程と、を備えることを
    特徴とする情報配信方法。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の情報配信方法であ
    って、 前記情報内に、前記ダミーファイルであるか否かを示す
    ファイルタイプの項目が付与されることを特徴とする情
    報配信方法。
  19. 【請求項19】 請求項17または請求項18に記載の
    情報配信方法であって、 前記情報内に、当該情報のデータサイズを示す配信サイ
    ズの項目が付与され、 前記情報全体のデータサイズの項目として前記配信サイ
    ズの項目が適用されることを特徴とする情報配信方法。
  20. 【請求項20】 請求項17または請求項18に記載の
    情報配信方法であって、 前記情報内に、当該情報のデータサイズを示す配信サイ
    ズの項目が付与され、 前記情報全体のデータサイズの項目が、前記配信サイズ
    の項目とは別に付与されることを特徴とする情報配信方
    法。
  21. 【請求項21】 ネットワークに接続された中継サーバ
    ー装置であって、 添付ファイルを含む情報全体のデータサイズの項目が付
    与され、且つ前記添付ファイルを添付しない配信可否確
    認用のダミーファイルをネットワーク中で受信する受信
    手段と、 前記ダミーファイルを中継する際に、当該中継サーバー
    におけるデータサイズの制限に関する制限情報を付与す
    る手段と、 前記制限情報が付与された前記ダミーファイルを他のサ
    ーバに転送する手段とを備える中継サーバー装置。
  22. 【請求項22】 ネットワークに接続されて電子メール
    を受信する電子メール受信端末であって、 添付ファイルを含む情報全体のデータサイズの項目が付
    与され、且つ前記添付ファイルを添付しない配信可否確
    認用のダミーファイルをネットワーク中で受信する受信
    手段と、 前記ダミーファイルを中継する際に、当該中継サーバー
    におけるデータサイズの制限に関する制限情報を付与す
    る手段と、 前記制限情報が付与された前記ダミーファイルを他のサ
    ーバに転送する手段とを備える電子メール受信端末。
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