JP2005268921A - ファクシミリ装置と情報処理装置とからなるシステム - Google Patents

ファクシミリ装置と情報処理装置とからなるシステム Download PDF

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Abstract

【課題】 ファクシミリ装置が対応していない形式の添付ファイルを電子メールにより当該ファクシミリ装置が受信した場合でも、当該添付ファイルを当該ファクシミリ装置において可視出力することができる、利便性の高い、ファクシミリ装置と情報処理装置とからなるシステムを提供すること。
【解決手段】 ファクシミリ装置は、受信した電子メールに含まれる添付ファイルを変換依頼先の前記情報処理装置宛に送信して前記自機対応ファイル形式への変換を依頼する変換依頼手段と、前記変換依頼手段による変換依頼に対応して変換依頼先の前記情報処理装置から自装置宛に送信されてきた電子メールを受信して、当該受信した電子メールに含まれる前記自機対応ファイル形式の添付ファイルを前記所定形式で可視出力する変換依頼結果メール処理手段とを備えることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、受信した電子メールに含まれる、自機が対応している所定のファイル形式である自機対応ファイル形式の添付ファイルを所定形式で可視出力可能なファクシミリ装置と、そのファクシミリ装置と電子メールによるやりとりが可能な情報処理装置とからなるシステムに関する。
ネットワークを介したファクシミリ通信の形態としては、ITU−T勧告T.38に基づいたリアルタイムネットワークファクシミリ通信の形態の他に、ITU−T勧告T.37に基づいた電子メールによる通信の形態がある。
T.37に基づく電子メール型のネットワークファクシミリ通信では、電子メール本文に、(テキストデータと共に)MIME形式で埋め込む添付ファイルの形式として、従来のファクシミリ装置における符号化復号化処理の適合性の高いTIFF−F(MH圧縮)のファイル形式が規定されている。
逆にいえば、T.37対応のファクシミリ装置においては、TIFF−F形式の添付ファイルをビットマップ画像に展開して、印刷出力するなり、表示するするなりして可視出力する機能は備えているが、TIFF−F形式以外の添付ファイルについてはその機能を備えているとは限らない。
一方で、インターネット等のネットワークにおける端末として多用されるパーソナルコンピュータに代表される情報処理装置においては、いわゆるワープロソフトと称される文書作成アプリケーションや、表計算アプリケーションや、画像作成アプリケーション等を用いて、各アプリケーションに特有の形式の文書ファイルが作成される。
そのような各アプリケーションに特有の形式の文書ファイルは、基本的には、その文書ファイル形式に対応するアプリケーションで開いて印刷したり表示したり、そのアプリケーションに付属するファイル形式変換機能により、例えばTIFF−F形式に変換したりされる。そのようなファイル形式変換機能は、独立したアプリケーションとして提供される場合もあるが、一般に有償で提供されるものである。
また、本願発明に関連する公知文献としては、特許文献1や特許文献2を挙げることができる。
特開2002−132679号公報 特開2002−190900号公報
しかし、上記特許文献1や2などの公知技術をもってしても、T.37で規程されたTIFF−F形式の添付ファイルの電子メールによる受信のみに対応したファクシミリ装置において、TIFF−F形式以外の、情報処理装置上で動作する文書作成アプリケーションや表計算アプリケーションや画像作成アプリケーション等により作成される、各アプリケーションに独自の形式の文書ファイルを添付ファイルとして受信・可視出力可能とするためには、有償のファイル形式変換機能を組み込む必要があり、その分、装置コストの増大を招くという問題がある。
また、例え、TIFF−F形式以外のファイル形式の文書ファイルをTIFF−F形式のファイルに変換する機能を有償でファクシミリ装置に組み込んだとしても、パーソナルコンピュータ用の文書作成アプリケーションの趨勢の変化により、新たに発売された文書作成アプリケーションが広く利用されるようになって、当該アプリケーションにより作成された文書ファイルの電子メールによるやりとりが盛んになった場合に、組み込み型のシステムであるファクシミリ装置においては、柔軟に適応することが難しいという問題もある。
それらの問題は、T.37に適合するTIFF−F形式の文書ファイルを電子メールの添付ファイルとして受信・可視出力(印刷や表示)することに対応したファクシミリ装置に限らず、電子メール形式で文書ファイルを受信して可視出力するタイプのファクシミリ装置であって、可視出力可能なファイル形式が限定されるものにおいては、同様に生じ得る問題である。
本発明は、係る事情に鑑みてなされたものであり、情報処理装置が備えるファイル変換機能を有効活用することで、ファクシミリ装置が対応していない形式の添付ファイルを電子メールにより当該ファクシミリ装置が受信した場合でも、当該添付ファイルを当該ファクシミリ装置において可視出力することができる、利便性の高い、ファクシミリ装置と情報処理装置とからなるシステムを提供することを目的とする。
請求項1に記載のファクシミリ装置と情報処理装置とからなるシステムは、受信した電子メールに含まれる、自機が対応している所定のファイル形式である自機対応ファイル形式の添付ファイルを所定形式で可視出力可能なファクシミリ装置と、そのファクシミリ装置と電子メールによるやりとりが可能な情報処理装置とからなるシステムであって、前記ファクシミリ装置は、受信した電子メールに含まれる添付ファイルを変換依頼先の前記情報処理装置宛に送信して前記自機対応ファイル形式への変換を依頼する変換依頼手段と、前記変換依頼手段による変換依頼に対応して変換依頼先の前記情報処理装置から自装置宛に送信されてきた電子メールを受信して、当該受信した電子メールに含まれる前記自機対応ファイル形式の添付ファイルを前記所定形式で可視出力する変換依頼結果メール処理手段とを備える一方、変換依頼先の前記情報処理装置は、変換依頼に係る電子メールを受信すると、その受信した電子メールに含まれる添付ファイルを前記自機対応ファイル形式に変換するファイル形式変換手段と、そのファイル形式変換手段により得られた変換後の文書ファイルを含む電子メールを変換依頼元の前記ファクシミリ装置宛に送信する変換後ファイル送信手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載のファクシミリ装置と情報処理装置とからなるシステムは、受信した電子メールに含まれる、自機が対応している所定のファイル形式である自機対応ファイル形式の添付ファイルを所定形式で可視出力可能なファクシミリ装置と、そのファクシミリ装置と電子メールによるやりとりが可能な情報処理装置とからなるシステムであって、前記ファクシミリ装置は、変換依頼先の前記情報処理装置において前記自機対応ファイル形式へ変換可能な1または複数のファイル形式を予め設定・記憶した記憶手段と、受信した電子メールに含まれる添付ファイルの形式が前記記憶手段に変換可能なものとして設定されている場合に、当該受信した添付ファイルを含む電子メールを変換依頼先の前記情報処理装置宛に送信して前記自機対応ファイル形式への変換を依頼する変換依頼手段と、前記変換依頼手段による変換依頼に対応して変換依頼先の前記情報処理装置から自装置宛に送信されてきた電子メールを受信して、当該受信した電子メールに含まれる前記自機対応ファイル形式の添付ファイルを前記所定形式で可視出力する変換依頼結果メール処理手段とを備える一方、変換依頼先の前記情報処理装置は、変換依頼に係る電子メールを受信すると、その受信した電子メールに含まれる添付ファイルを前記自機対応ファイル形式に変換するファイル形式変換手段と、そのファイル形式変換手段により得られた変換後の文書ファイルを含む電子メールを変換依頼元の前記ファクシミリ装置宛に送信する変換後ファイル送信手段とを備えたことを特徴とする。
請求項3に記載のファクシミリ装置と情報処理装置とからなるシステムは、受信した電子メールに含まれる、自機が対応している所定のファイル形式である自機対応ファイル形式の添付ファイルを所定形式で可視出力可能なファクシミリ装置と、そのファクシミリ装置と電子メールによるやりとりが可能な情報処理装置とからなるシステムであって、前記ファクシミリ装置は、1または複数の変換依頼先の前記情報処理装置のそれぞれにおいて前記自機対応ファイル形式へ変換可能な1または複数のファイル形式を予め設定・記憶した記憶手段と、
受信した電子メールに含まれる添付ファイルの形式を前記記憶手段と照合して変換依頼先となる前記情報処理装置が存在する場合に、当該受信した添付ファイルを含む電子メールを当該変換依頼先の情報処理装置宛に送信して前記自機対応ファイル形式への変換を依頼する変換依頼手段と、前記変換依頼手段による変換依頼に対応して前記変換依頼先の情報処理装置から自装置宛に送信されてきた電子メールを受信して、当該受信した電子メールに含まれる前記自機対応ファイル形式の添付ファイルを前記所定形式で可視出力する変換依頼結果メール処理手段とを備える一方、前記変換依頼先となる1または複数の前記情報処理装置は、変換依頼に係る電子メールを受信すると、その受信した電子メールに含まれる添付ファイルを前記自機対応ファイル形式に変換するファイル形式変換手段と、そのファイル形式変換手段により得られた変換後の文書ファイルを含む電子メールを変換依頼元の前記ファクシミリ装置宛に送信する変換後ファイル送信手段とを備えたことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、前記自機対応ファイル形式の添付ファイルの可視出力にしか対応していないファクシミリ装置が、前記自機対応ファイル形式以外の形式の添付ファイルを含む電子メールを受信した場合でも、前記情報処理装置が備えるファイル形式変換機能を利用して前記自機対応ファイル形式に変換してもらい、自機で可視出力することが可能となるため、前記ファクシミリ装置が対応できる添付ファイルの形式に制限がある場合でも、広範なファイル形式の添付ファイルの受信・可視出力に対応することができ、前記ファクシミリ装置の利便性を大幅に高めることが可能となる効果が得られる。
請求項2に係る発明によれば、請求項1に係る発明と同様の効果に加えて、変換依頼先の前記情報処理装置において変換可能なファイル形式の添付ファイルについてしか前記情報処理装置に変換依頼しないため、結果的に無駄となる電子メールのやりとりを省くことができ効率的なシステムの運用が可能となる効果が得られる。
請求項3に係る発明によれば、請求項2と同様の効果に加え、変換依頼先の情報処理装置として、複数の情報処理装置のうちの、受信した電子メールに含まれる添付ファイルの形式を前記自機対応ファイル形式に変換可能なものを選択できるため、受信した電子メールに含まれる添付ファイルのファイル形式の多様性に柔軟に対応でき、前記ファクシミリ装置の利便性をいっそう高めることが可能となる効果が得られる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態について説明する
図1に、本発明の実施例に係る、ファクシミリ装置1とパーソナルコンピュータ101a、b、c、d、e(情報処理装置)とからなるシステムを含む通信システム構成について示す。
同図において、ファクシミリ装置1は、PSTN200に接続され、PSTN200上のG3ファクシミリであるファクシミリ装置201などと、画像データのやりとりを行える。また、ファクシミリ装置1は、必要なインターフェースとプロトコル機能を具備しさえすれば、ISDN300上のG4ファクシミリ301などと、画像データのやりとりを行える。
また、ファクシミリ装置1は、ITU−T勧告T.37に基づいた電子メール型のネットワークファクシミリ通信に対応している。
つまり、ファクシミリ装置1は、ネットワークとしてのLAN100にも接続されている。そのLAN100には、情報処理装置としてのパーソナルコンピュータ(PC)101が複数(101a、b、c、d、e等)接続されている。また、LAN100には、メールサーバ装置102が接続されている。メールサーバ装置102は、LAN100上のファクシミリ装置1、PC101a、b、c、d、e等に対して、SMTPによりメール送信サービスを提供したり、POP3によるメール受信サービスを提供したりするための情報処理装置である。
また、LAN100は、パケット中継を行うルータ装置103を介してインターネット400にも接続されていた、ファクシミリ装置1は、電子メールによるやりとりによりインターネット400上の、T.37準拠のネットワークファクシミリ装置401や、T.37準拠のネットワークファクシミリ通信アプリケーションがインストールされたパーソナルコンピュータ402との間で電子メールによる文書データの送受信を行う。その場合、T.37では、電子メールの本文中にMIME形式で符号化された添付ファイルとして含めてよい文書ファイルの形式としてTIFF−F形式が規定されているため、ファクシミリ装置1も、TIFF−F形式の添付ファイルの電子メールからの復元及び復元したTIFF−F形式ファイルのビットマップ画像データへの展開と、変換対象のヒットマップ画像データのTIFF−F形式のファイルへの変換とMIME符号化による電子メール本文への埋め込みのみに対応し、その他の形式の文書ファイルに対応していない。つまり、TIFF−F形式以外の形式の添付ファイルを電子メールにより受信しても、最終的にビットマップ画像に変換して、印刷出力したり、表示出力するなどの可視出力は行えない。
図2にファクシミリ装置1のブロック構成について示す。
同図において、CPU2は、RAM4を作業領域として使用しつつ、ROM3に書き込まれた制御プログラムに基づいて装置各部を制御したり、各種データ処理をしたり、プロトコル制御を行う中央演算処理装置である。
ROM3は、CPU2が装置各部を制御するための制御プログラムや、各文字コードに対応するフォントデータなどの制御に必要な各種データが記憶されるリードオンリメモリである。
RAM4は、前述したようにCPU2の作業領域として使用されるランダムアクセスメモリである。
EEPROM(電気的に書き換え可能な読み出し専用メモリ)5は、装置動作に必要な各種情報が記憶されると共に、装置の電源がオフされた状態でもその記憶内容を保持するためのメモリであり、バッテリバックアップされたSRAM(スタティックRAM)や磁気ディスク装置への置き換えも可能である。
時計回路6は、現在の日付及び時刻を常に計時しているもので、CPU2は、システムバス14を介して時計回路6を読み出すことで、現在の日時(日付と時刻)を知ることができる。
操作表示部7は、ユーザからの操作入力を受け入れるための各種キーが配設される一方、液晶表示装置等の表示器を備え、ユーザに知らせるべき装置の動作状態や、各種メッセージを表示するものである。
読取部8は、セットされた原稿を読み取って文書画像データを得るためのものである。
書込部9は、画像データを記録紙に印刷出力するためのものである。
画像処理部10は、生の画像データの符号化圧縮、及び、符号化された圧縮データの復号伸張の符号化復号化処理や、2値化処理、変倍処理、縮小拡大処理、画像補正処理、送信日時や受信日時の文字列情報などの付加情報の付加処理などの、ファクシミリ装置1において扱う画像データに関する各種画像処理を、CPU2からの依頼に応じて行う。また、TIFF−F形式のファイルと、ビットマッブの画像データとの相互変換や、TIFF−F形式のファイルとMIME形式の符号化データとの相互の変換についても、CPU2からの依頼に応じて行う。
LAN通信制御部は、いわゆるNIC(Network Interface Card)であり、イ一サネットのLAN100に接続され、イ一サネットプロトコル上でのTCP/IPプロトコルのやりとりにより、その上位のSMTPやPOP3等による各種情報のやりとりなどを行えるようにするためのものである。
通信制御部12は、NCU部13を介してPSTN200、具体的には、加入電話回線/自営構内回線の網と接続され、相手側通信端末との通信の制御を行う。その通信制御部12は、NCU部13を制御し、NCU部13にて検出されたリンギング電圧のパルスの検出や、DTMF信号の検出、トーン信号の検出、送信時の発呼を行う。また、通信制御部12は、モデムを有しており、相手側通信端末より受信した受信データ(変調されている)を復調したり、逆に、送信時の送信データを変調し送信したりする。具体的には、ITU−T勧告T.30に基づくG3ファクシミリ制御信号をやりとりするための低速モデム機能能(V.21モデム)、及び、主に文書画像データをやりとりするための高速モデム機能である、V.17、V.33、V.34、V.29、V.27terの各モデム機能を備えている。
NCU部13はPSTN200に接続され、回線の閉結や、呼び出し信号(リンギング)の検出などをおこなう。
システムバス14は、上記各部がデータをやり取りするためのデータバス・アドレスバス・制御バス、割り込み信号ラインなどにより構成される信号ラインである。
図3に、ファクシミリ装置1のEEPROM5の記憶内容について示す。
同図において、EEPROM5の記憶領域5a及び記憶領域5bには、それぞれ、自機対応ファイル形式及び変換依頼先登録テーブルが予め設定・記憶されている。記憶領域5aの自機対応ファイル形式は、ファクシミリ装置1が電子メールの添付ファイルとして受信した場合に、正しくビットマップの画像データに展開して可視出力可能な文書ファイルの形式を示すものであり、ファクシミリ装置1は、T.37準拠のものであるため、対応するファイル形式は「TIFF−F」である。なお、テーブル5bは、記憶手段に相当するものである。
なお、本実施例では、ファクシミリ装置1がT.37準拠で「TIFF−F」形式のみに対応している場合を例に説明しているが、本発明は、ファクシミリ装置1が対応しているファイル形式の数や種別により限定されるものではないことはいうまでもないことである。
変換依頼先登録テーブル5bは、各「管理番号」に対応した「変換以来対象ファイル形式」と「依頼可能PCのメールアドレス」の各フィールドの対応付けにより構成されている。
「変換依頼対象ファイル形式」は、具体的には、「doc」、「‘xls」「‘ppt」、「‘pdf」、及び、「‘bmp」の5種類であり、各ファイル形式は、その作成元のワープロアプリケーションや表計算アプリケーションや作画アプリケーションなどに対応するものである。なお、「変換依頼対象ファイル形式」は、その5種類に固定されるものではなく、パーソナルコンピュータ用の文書作成アプリケーションの分野おける趨勢に応じて新規のファイル形式が追加されたり、不要なファイル形式が削除される場合も有り得る。
「依頼可能PCのメールアドレス」は、対応する「変換依頼対象ファイル形式」を、記憶領域5aに記憶されている「自機対応ファイル形式(TIFF−F)」に変換して送り返してくれる本発明に係るメール受信機能(詳細後述)を備えたPC(PC101aないしe等)に対応するメールアドレスが登録されるフィールドであり、1件または複数件のメールアドレスが登録される。
「依頼可能PCのメールアドレス」としては、LAN100上においてファクシミリ装置1と同一セグメントに属するPC101aないしe等にそれぞれ対応するメールアドレスを登録する一方、本発明に係るメール受信処理機能をPC101aないしe等に予めインストールしておくことで対応する。また、「依頼可能PCのメールアドレス」により特定されるPC101aないしe等のPCにおいては、対応する「変換依頼対象ファイル形式」を、「自機対応ファイル形式(TIFF−F)」に変換する機能を実現するプログラムが、開発元の使用許諾(通常有償)を得た上でインストールされている。種々の形式の文書ファイルのTIFF−F形式への変換機能は、単独のアプリケーションとして各PCにインストールされる場合もあるし、PC上でT.37端末機能を実現するために、各文書作成アプリケーションで作成された各種形式の文書ファイルをTIFF−F形式に変換して、T.37端末機能を制御するプログラム本体に渡す、ドライバ形式のプログラムとしてインストールされ実行される場合もある。
記憶領域5aの「自機ファイル形式」や、テーブル5bは、予め設定した初期値を、操作表示部7を介した対話入力により変更することにより設定したり、読取部8によるマークシートの読み取りにより設定したり、サービスセンターからの遠隔登録により設定するようにしてもよい。要するに、記憶領域5aの「自機ファイル形式」や、テーブル5bの設定形態により本発明は限定されるものではない。
また、「依頼可能PCのメールアドレス」としては、LAN100上のPC101aないしe等に限らず、インターネット400上のPC402等に対応するメールアドレスであってもよいのはいまうのでもない。
図4にファクシミリ装置1におけるネットワーク関連のプロトコルスタックについて示す。
同図において、「物理層」及び「データリンク層」は、「イ一サネット」で、LAN通信制御部11に相当するものであり、「ネットワーク層」の「IP」プロトコルから渡された、MACヘッダとMACデータとからなるMACパケットの先頭にプリアンブル及びスタート・フレーム・デリミタを付加すると共にMACパケットの末尾にフレームチェックシーケンスFCSを付加して、電気信号としてLAN100に送出する一方、LAN100を介して電気信号として受信した自装置のMACアドレス宛のMACパケットをデジタルデータとして取得して、「ネットワーク層」の「IP」プロトコルに渡す。
「ネットワーク層」の「IP」プロトコルは、CPU2が実行する「IP」プロトコルのプログラムに相当するものであり、「トランスポート層」の「TCP」または「UDP」プロトコルから渡された、TCP(UDP)ヘッダとTCP(UDP)データとからなるTCP(UDP)パケットをIPデータの内容として埋め込むと共に、そのIPデータにIPヘッダを付加して構成されるIPパケットを、MACデータの内容として埋め込み更に、MACデータにMACヘッダを付加することにより構成したMACパケットを、前述したように、「イーサネット」に渡す。一方、「イーサネット」から渡されたMACパケットを構成するMACデータからIPパケットを取り出し、そのIPパケットを構成するIPデータからTCP(UDP)パケットを取り出して、「トランスポート層」の「TCP」または「UDP」プロトコルに渡す。
「トランスポート層」の「TCP」プロトコルは、CPU2が実行する「TCP」プロトコルのプログラムに相当するものであり、「セッション層」、「プレゼンテーション層」及び「アプリケーション層」を構成する、SMTP、POP3などの所定の送信元ポート番号とリンクされたアプリケーションプログラムから渡されたデータを、TCPヘッダとTCPデータとからなるTCPパケットのTCPデータとして埋め込んで、「IP」プロトコルに渡す一方、「IP」プロトコルから渡されたIPパケットからTCPヘッダ及びTCPデータからなるTCPパケットを取り出して、TCPヘッダに記述されている宛先ポート番号に対応する上位の「アプリケーション」にTCPデータを渡す。「UDP」も「TCP」と類似のデータのやりとりを行う。「メール受信処理」は、SMTP及びPOP3の上位に位置して、それらのメール送受信プロトコルを制御して必要な処理を行う(詳細後述)。
図5に、ファクシミリ装置1におけるテーブル5bの「依頼可能PCのメールアドレス」に対応するPCであり、ファクシミリ装置1と共に本発明に係るシステムを構成するPC101のブロック構成について示す。PC101は、PC101aないしeとして適用されるPCであり、インターネット400上のPC402といても適用可能なものである。
図5において、CPU50は、RAM52を作業領域として使用しつつ、ROM51に書き込まれた基本プログラムに基づいて起動してハードディスク装置53に記憶されたOS(オペレーティングシステム)のプログラムをRAM52に展開して実行し、そのOS上で、ハードディスク装置53に記憶された各種アプリケーションプログラムをRAM52に展開した上で実行する中央演算処理装置である。
ROM51は、前述したようにCPU50が装置各部を制御するための基本動作のための制御プログラムや各種データが記憶されるリードオンリメモリである。
RAM52は、前述したようにCPU50の作業領域として使用されるランダムアクセスメモリである。
ハードディスク装置53は、前述したようにCPU50により実行されるOSやアプリケーションのプログラムファイルやデータが記憶されるものである。
ディスプレイモニタ54は、CPU50から渡された描画データに基づいて画像信号を生成するビデオI/F54aからの出力信号に基づいた画像表示を行う、ブラウン管や液晶表示器などにより構成される表示装置である。
マウス装置55は、自身の移動量データや、ボタンのクリックの有無を示す信号などの情報を、マウス装置I/F55aを介してCPU50に与えるためのものである。
キーボード56は、アルファベット、数字、各種記号などの入力されたキーコードをキーボートI/F56aを介してCPU50に与えるためのものである。
LAN通信制御部57は、図2に示したファクシミリ装置1のLAN通信制御部12と同等のもので、イ一サネットのLAN100に接続され、イ一サネットプロトコル上でのTCP/IPプロトコルのやりとりにより、その上位のSMTP/POP3による電子メール通信やHTTPによる各種情報のやりとりなどを行えるようにするためのものである。
図5に、PC101のハードディスク装置53の本発明特徴的な記憶内容について示す
同図において、記憶領域53aには、後述する「メール受信処理のプログラム」がインストールされている。この「メール受信処理のプログラム」自体は、各所アプリケーションプログラムにより作成された各種形式の文書ファイルをTIFF−F形式に変換する機能を含んでいない。各種形式の文書ファイルをTIFF−F形式に変換する機能は、記憶領域53bにインストールされた「ファイル形式変換処理のプログラム」により実現される。「ファイル形式変換処理のプログラム」は、自プログラムが対応している1または複数のファイル形式のうちのいずれかのファイル形式の文書ファイルをTIFF−F形式に変換する依頼を他のアプリケーションプログラムから受けると、変換依頼された文書ファイルをTIFF−F形式に変換して依頼元のアプリケーションプログラムに渡す、ドライバ形式のプログラムである。
記憶領域53bの「ファイル形式変換処理のプログラム」は、無償で提供される場合も有り得るが、通常は開発元の使用許諾(通常有償)のもとにPC101にインストールされるものである。
記憶領域53aの「メール受信処理」や、記憶領域53bの「ファイル形式変換処理」のプログラムは、OSによる制御のもとに必要に応じてRAM4に展開されて実行される。
図7に、図5のPC101におけるネットワーク関連のプロトコルスタックについて示す。
同図に示すプロトコルスタックは、図4に示したファクシミリ装置1におけるそれと同等のものであり、「TCP・UDP/IP」の上位に、メール送受信のためのSMTPやPOP3の各プロトコルが位置する。「メール受信処理」は、SMTP及びPOP3の上位に位置して、それらのメール送受信プロトコルを制御して必要な処理を行う(詳細後述)。
次に、ファクシミリ装置1とPC101とよりなるシステムにおける本発明に係る処理手順について説明する。
先ず、ファクシミリ装置1におけるメール受信処理手順について図8に示す。なお、図8の処理手順は、変換依頼手段と、変換依頼結果メール処理手段とに相当する手順を含む。
同図において、先ずPOP3による新着メール確認を行う。つまり、一定時間(例えば15分)待った後(処理S101)メールサーバ装置102の自装置のメールボックスにPOP3によりアクセスして(処理S102)、自装置宛の新着メールの有無を確認し(判断S103)、受信すべき新着メールがない場合には(判断S103のNo)、処理S101に戻るが、新着メールがある場合には(判断S103のYes)、その新着メール(1件または複数件)を受信してRAM4に一時蓄積する(処理S104)。
そして、受信した新着メールのうちの1件を処理対象受信メールとして選択する(処理S105)。以後の処理は、当該処理対象受信メールについて行われる。
つまり、受信メールが変換依頼先PCからのものか否かを確認する(処理S106)。変換依頼先PCからのものか否かは、メールヘッダの「Subject:」フィールドに「添付ファイル変換 OK」または「添付ファイル変換 NG」の文字列の有無により判断する。
変換依頼先PCからのものである場合には(判断S107のYes)、変換以来結果メール処理の手順を行い(処理S108)、未処理の新着メールがまだ残っている場合には(判断S109のYes)、処理S105に戻り、全件の新着メールについての処理が完了した場合には(判断S109のNo)、処理S101に戻る。
判断S107において、変換依頼先PCからの受信メールでない場合、つまり、図1のインターネット400上のネットワークファクシミリ装置401等からの、電子メールによる通常のファクシミリ受信に係るものである場合には(判断S107のNo)、メール本文の構成を確認し(処理S110)、メール本文がテキスト部分の他に、MIME形式で文字列に符号化された添付ファイルを含むか否かを判断し(判断S111)、テキスト部分のみである場合には(判断S111のYes)、テキストデータのビットマップ画像データ化には、ファクシミリ装置1が本来対応しているものであるため、そのテキスト部分をビットマッブ画像データに展開した上で、書込部9により記録紙に印刷出力することで、可視出力し(処理S112)、判断S109に移行する。なお、本発明は、ファクシミリ装置1における受信データの可視出力形態により限定されるものではなく、操作表示部7の大画面の表示器(図示せず)への表示出力のみの可視出力形態や、その表示器に表示後所定の印刷許可操作に応じて書込部9により印刷出力する可視出力形態であってもよい。
判断S111において、メール本文に、テキスト部分の他に添付ファイルが付加されている場合には(判断S111のNo)、添付ファイル形式を確認し(処理S113)、自機で対応可の形式であるか否か、つまり、図3の記憶領域5aに予め設定されてる「自機対応ファイル形式(TIFF−F形式)」であるか否かを判断する(判断S114)。
そして、自機で対応可の場合には(判断S114のYes)、テキスト部分とむ添付ファイル部分とを順次ピットマップ画像データに展開して書込部9により記録紙に印刷出力することで可視出力して(処理S115)、判断S109に移行する。
判断S114において、自機対応不可の場合には(判断S114)、従来で有ればある種の受信エラーとして送信元にエラー通知メールを送付するなどエラー処理で対応していたところであるが、本処理手順では、変換依頼処理を行い(処理S116)、判断S109に移行する。
処理S116の変換依頼処理は、具体的には、図9に示す処理手順である。また、処理S108の変換依頼結果メール処理は、具体的には、図11に示す処理手順である。
先ず、図9の、処理S116の変換依頼処理の具体的な処理手順について説明する。
同図において、先ず、添付ファイルのファイル形式を図3のテーブル5bの「変換依頼対象ファイル形式」と照合して、対応する、「依頼可能PCのメールアドレス」メールアドレスの有無を確認する(処理S201)。
そして、添付ファイルのファイル形式について、変換依頼可能なメールアドレスがない場合には(判断S202のNo)、受信メールの本文中のテキスト部分のみを印刷出力する(添付ファイルについてTIFF−F形式でないのでビットマップ展開不可)(処理S204)。
そして、添付ファイルが自機が対応していない形式であるために印刷できなかった旨を記載したレポートを印刷出力すると共に(処理S205)、付ファイルのファイル形式が自機が対応しているTIFF−F形式出ないために、印刷不可である旨、及び、添付ファイルをファクシミリ装置1が対応しているファイル形式(TIFF−F形式)で送信すべきである旨をメール本文に内容として含むエラー通知メールを、受信メールのヘッダの「FROM:」に記載された送信元のメールアドレス宛に送信して(処理S206)、処理を終了する。
判断S202において、添付ファイルのファイル形式について、変換依頼可能なメールアドレスが1つまたは複数ある場合には(判断S202のYes)、依頼可能メールアドレスの1つを選択(元々1つの場合にはその1つを無条件に選択)して、その選択したメールアドレス宛に、受信メールのメール本文の内容を(テキスト部分を含めて)そのまま送信して(処理S203)、処理を終了する。処理S203における送信では、メールヘッダの「Subject:」フィールドに、「添付ファイル変換依頼」との文字列を設定する。変換依頼するのはメール本文のうちの添付ファイルのみであるが、テキスト部分と分離するこなく一括して送信して変換依頼することで、ファクシミリ装置1における、変換依頼に係る受信メールの管理の簡素化を図ることができる。もっとも、「Subject:」フィールドに、「添付ファイル変換依頼」との文字列の他に、変換依頼に係る受信メールを識別すめための情報(連番で付されるファイル番号等)を付加して、後述する変換結果メールにもその通知した識別情報をPC101側で付加するようにすることで、添付ファイル部分のみを分離した変換依頼を実現することは可能である。また、処理S203において複数の依頼可能メールアドレスの1つを選択して変換依頼した結果が失敗した(TIFF−Fに変換された添付ファイルを取得できなかった)場合に、別の依頼可能メールアドレス宛にも変換依頼してみるようにすることで、変換依頼先のPC側でトラブルの発生やアプリケーション環境の変化があって、変換依頼を正しく処理できない状況が生じても変換依頼が成功する(TIFF−Fに変換された添付ファイルを取得できる)機会を最大化することが可能となる。
次に、処理S108の返還依頼結果メール処理について説明すべきところであるが、その前に、図8のファクシミリ装置1側のメール受信処理に対応して、PC101側で行われているメール受信処理手順(図3の記憶領域53aにインストールされていたプログラムに相当)について、図10に示す。なお、図10の処理手順は、ファイル形式変換手段と、変換後ファイル送信手段とに相当する手順を含む。
図10において、先ずPOP3による新着メール確認を行う。つまり、一定時間(例えば15分)待った後(処理S301)、メールサーバ装置102の自装置のメールボックスにPOP3によりアクセスして(処理S302)、自装置宛の新着メールの有無を確認し(判断S303)、受信すべき新着メールがない場合には(判断S303のNo)、処理S301に戻るが、新着メールがある場合には(判断S303のYes)、その新着メール(1件または複数件)を受信してハードディスク装置53に一時蓄積する(処理S304)。
そして、受信した新着メールのうちの1件を処理対象受信メールとして選択する(処理S305)。以後の処理は、当該処理対象受信メールについて行われる。
つまり、受信メールが変換依頼元のファクシミリ装置1からのものか否かを確認する(処理S306)。変換依頼元のファクシミリ装置1からのものか否かは、メールヘッダの「Subject:」フィールドにおける「添付ファイル変換依頼」の文字列の有無により判断する。「添付ファイル変換依頼」の文字列の文字列は、図9の処理S203により付加されたものである。
変換依頼元からのものでない場合、つまり、通常の自装置(のユーザ)宛の受信メールである場合には(判断S307のNo)、通常の受信メール処理(処理S316)を行い、判断S305に移行する。処理S316の通常の受信メール処理とは、処理S305で選択した受信メールの管理を所定の電子メール管理アプリケーションに移譲するなどの処理である。
判断S307において、変換依頼元からのものである場合には(判断S307のYes)、メール本文中の添付メールの契機を確認した上で(処理S308)、メール本文からテキスト部分を取り出してハードディスク装置53に記憶しておく(処理S309)。
そして、メール本文から添付ファイルを取出しハードディスク装置装置に記憶する(処理S310)。そして、ファイル形式に対応した変換機能によりTIFF−F形式に変換する(処理S311)。
処理S311は、RAM52に展開されて実行中の、図6の記憶領域53bの「ファイル形式変換処理のプログラム」に対して、添付ファイルを渡し、その添付ファイルの形式からTIFF−F形式に変換する機能によりTIFF−F形式に変換させて変換後のTIFF−F形式のファイルを受け取る処理である。その場合、ファイル内容の不正などにより変換に成功しない場合もあり、変換の成否についての情報も「ファイル形式変換処理のプログラム」から渡される。
そこで、判断S312において、変換が成功したか否かを判断し、変換が失敗した場合には(判断S312のNo)、受信したメール本文をそのまま変換依頼元のメールアドレス宛に送信して(処理S317)、判断S315に移行する。
処理S317においては、メールヘッダの「Subject:」フィールドに「添付ファイル変換 NG」との文字列を付加する。その文字列は、図8の処理S106、及び、後述する図11の処理S401において参照される。
判断S312において、変換が成功した場合には(判断S312のYes)、処理S309で分離記憶していたテキスト部分と処理S311により取得したTIFF−F形式に変換後のファイルとをメール本文として合成して(処理S313)、変換依頼元のメールアドレス宛に送信して(処理S314)、判断S315に移行する。
処理S314においては、メールヘッダの「Subject:」フィールドに「添付ファイル変換 OK」との文字列を付加する。その文字列は、図8の処理S106、及び、後述する図11の処理S401において参照される。
判断S315においては、未処理の新着メールの有無を判断し、未処理の新着メールがある場合には(判断S315のYes)、処理S305に移行し、未処理の新着メールがない場合には(判断S315のNo)、処理S301に移行する。
これにより、変換依頼元のファクシミリ装置1からの変換依頼に係る受信メールのメール本文中に含まれるTIFF−F形式でない添付ファイルを自装置が備えるファイル形式変換機能によりTIFF−F形式に変換して変換依頼元のファクシミリ装置1に戻すことができる。その場合、テキスト部分も一括してやりとりしているため、ファクシミリ装置1と変換依頼先のPC101とのやりとりを単純化できる。
図10に示したPC101におけるメール受信処理における、処理S317または処理S314により、変換依頼元のファクシミリ装置1にメール送信されると、ファクシミリ装置1における、図8のメール受信処理における判断S107がYesとなり、処理S108の変換依頼結果メール処理が行われる。
つまり、図11に具体的に示す処理手順が行われる。
図11において、「Subject:」フィールドに含まれる文字列が「添付ファイル変換 OK」または「添付ファイル変換 NG」のいずれであるかを確認し(処理S401)、「OK」のほうである場合には(判断S402のYes)、テキスト部分と、TIFF−F形式に変換済みで自装置でビットマップ展開可能な添付ファイルとを順次ビットマップ展開して印刷出力して(処理S403)、処理を終了する。
「NG」のほうである場合には(判断S402のNo)、受信メールの本文中のテキスト部分のみを印刷出力する(添付ファイルについてTIFF−F形式でないのでビットマップ展開不可)(処理S404)。
そして、添付ファイルが自機が対応していない形式であるために印刷できなかった旨を記載したレポートを印刷出力すると共に(処理S405)、添付ファイルのファイル形式が自機が対応しているTIFF−F形式出ないために、印刷不可である旨、及び、添付ファイルをファクシミリ装置1が対応しているファイル形式(TIFF−F形式)で送信すべきである旨をメール本文に内容として含むエラー通知メールを、受信メールのヘッダの「FROM:」に記載された送信元のメールアドレス宛に送信して(処理S406)、処理を終了する。
以上説明したように、特定のファイル形式(TIFF−F)にしか対応していないファクシミリ装置1において、自装置が対応していないファイル形式の添付ファイルを受信した場合でも、添付ファイルをメール本文中に含む受信メールをPC101に転送して自装置が対応しているファイル形式(TIFF−F)に変換してもらえるようにシステムを構成しているため、ファクシミリ装置1において対応可能な添付ファイルの形式以外の形式の添付ファイルを含むメールを受信した場合でも、当該受信メールを適切に処理することができ、当該受信メールの送信元装置のユーザにとっても、ファクシミリ装置1を利用するユーザにとっても利便性の高いシステムを実現することができる。また、ファクシミリ装置1の設置後、新たなファイル形式に対応する必要が生じた場合でも、図3のテーブル5bの設定を追加または更新して、当該新たなファイル形式について「依頼可能なPCのメールアドレス」を新規に登録することで柔軟に対応することができる。
なお、以上本発明を実施するための最良の形態について説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明の実施例に係る、ファクシミリ装置とパーソナルコンピュータ(情報処理装置)とからなるシステムを含む通信システム構成について示す図である。 本発明の実施例に係るファクシミリ装置のブロック構成について示す図である。 図2のファクシミリ装置のEEPROMの記憶内容について示す図である。 図2のファクシミリ装置におけるネットワーク関連のプロトコルスタックについて示す図である。 図2のファクシミリ装置と共に、本実施例に係る、ファクシミリ装置とパーソナルコンピュータ(情報処理装置)とからなるシステム、を構成するパーソナルコンピュータ(PC)のブロック構成について示す図である。 図5のPCのハードディスク装置の記憶内容について示す図である。 図5のPCにおけるネットワーク関連のプロトコルスタックについて示す図である。 図2のファクシミリ装置におけるメール受信処理手順について示すフローチャートである。 変換依頼処理の具体的な処理手順について示すフローチャートである。 図5のPCにおけるメール受信処理手順について示すフローチャートである。 変換依頼結果メール処理の具体的な処理手順について示すフローチャートである。
符号の説明
1 ファクシミリ装置
2 CPU
3 RAM
4 ROM
5 EEPROM
6 時計回路
7 操作表示部
8 読取部
9 書込部
10 画像処理部
11 LAN通信制御部
12 通信制御部
13 NCU部
14 システムバス
101a、b、c、d、e パーソナルコンピュータ(PC)
102 メールサーバ装置
103 ルータ装置
200 PSTN
201 ファクシミリ装置
400 インターネット
401 ネットワークファクシミリ装置
402 パーソナルコンピュータ

Claims (3)

  1. 受信した電子メールに含まれる、自機が対応している所定のファイル形式である自機対応ファイル形式の添付ファイルを所定形式で可視出力可能なファクシミリ装置と、そのファクシミリ装置と電子メールによるやりとりが可能な情報処理装置とからなるシステムであって、
    前記ファクシミリ装置は、受信した電子メールに含まれる添付ファイルを変換依頼先の前記情報処理装置宛に送信して前記自機対応ファイル形式への変換を依頼する変換依頼手段と、前記変換依頼手段による変換依頼に対応して変換依頼先の前記情報処理装置から自装置宛に送信されてきた電子メールを受信して、当該受信した電子メールに含まれる前記自機対応ファイル形式の添付ファイルを前記所定形式で可視出力する変換依頼結果メール処理手段とを備える一方、
    変換依頼先の前記情報処理装置は、変換依頼に係る電子メールを受信すると、その受信した電子メールに含まれる添付ファイルを前記自機対応ファイル形式に変換するファイル形式変換手段と、そのファイル形式変換手段により得られた変換後の文書ファイルを含む電子メールを変換依頼元の前記ファクシミリ装置宛に送信する変換後ファイル送信手段とを備えたことを特徴とするファクシミリ装置と情報処理装置とからなるシステム。
  2. 受信した電子メールに含まれる、自機が対応している所定のファイル形式である自機対応ファイル形式の添付ファイルを所定形式で可視出力可能なファクシミリ装置と、そのファクシミリ装置と電子メールによるやりとりが可能な情報処理装置とからなるシステムであって、
    前記ファクシミリ装置は、変換依頼先の前記情報処理装置において前記自機対応ファイル形式へ変換可能な1または複数のファイル形式を予め設定・記憶した記憶手段と、受信した電子メールに含まれる添付ファイルの形式が前記記憶手段に変換可能なものとして設定されている場合に、当該受信した添付ファイルを含む電子メールを変換依頼先の前記情報処理装置宛に送信して前記自機対応ファイル形式への変換を依頼する変換依頼手段と、前記変換依頼手段による変換依頼に対応して変換依頼先の前記情報処理装置から自装置宛に送信されてきた電子メールを受信して、当該受信した電子メールに含まれる前記自機対応ファイル形式の添付ファイルを前記所定形式で可視出力する変換依頼結果メール処理手段とを備える一方、
    変換依頼先の前記情報処理装置は、変換依頼に係る電子メールを受信すると、その受信した電子メールに含まれる添付ファイルを前記自機対応ファイル形式に変換するファイル形式変換手段と、そのファイル形式変換手段により得られた変換後の文書ファイルを含む電子メールを変換依頼元の前記ファクシミリ装置宛に送信する変換後ファイル送信手段とを備えたことを特徴とするファクシミリ装置と情報処理装置とからなるシステム。
  3. 受信した電子メールに含まれる、自機が対応している所定のファイル形式である自機対応ファイル形式の添付ファイルを所定形式で可視出力可能なファクシミリ装置と、そのファクシミリ装置と電子メールによるやりとりが可能な情報処理装置とからなるシステムであって、
    前記ファクシミリ装置は、1または複数の変換依頼先の前記情報処理装置のそれぞれにおいて前記自機対応ファイル形式へ変換可能な1または複数のファイル形式を予め設定・記憶した記憶手段と、受信した電子メールに含まれる添付ファイルの形式を前記記憶手段と照合して変換依頼先となる前記情報処理装置が存在する場合に、当該受信した添付ファイルを含む電子メールを当該変換依頼先の情報処理装置宛に送信して前記自機対応ファイル形式への変換を依頼する変換依頼手段と、前記変換依頼手段による変換依頼に対応して前記変換依頼先の情報処理装置から自装置宛に送信されてきた電子メールを受信して、当該受信した電子メールに含まれる前記自機対応ファイル形式の添付ファイルを前記所定形式で可視出力する変換依頼結果メール処理手段とを備える一方、
    前記変換依頼先となる1または複数の前記情報処理装置は、変換依頼に係る電子メールを受信すると、その受信した電子メールに含まれる添付ファイルを前記自機対応ファイル形式に変換するファイル形式変換手段と、そのファイル形式変換手段により得られた変換後の文書ファイルを含む電子メールを変換依頼元の前記ファクシミリ装置宛に送信する変換後ファイル送信手段とを備えたことを特徴とするファクシミリ装置と情報処理装置とからなるシステム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007249766A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Sharp Corp 通信プログラム、通信方法、通信端末装置およびデータ変換装置
JP2008059511A (ja) * 2006-09-04 2008-03-13 Brother Ind Ltd 携帯端末装置及びヘッドマウントディスプレイを用いた電子メール閲覧システム及び電子メール閲覧方法
JP2008067283A (ja) * 2006-09-11 2008-03-21 Oki Data Corp 画像処理装置
JP2011071933A (ja) * 2009-09-28 2011-04-07 Brother Industries Ltd 多機能機

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