JP2002287652A - ガラス基板のクリーニング装置 - Google Patents
ガラス基板のクリーニング装置Info
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Abstract
行え、洗浄剤を必要部分に確実に塗布することができる
ガラス基板のクリーニング装置を提供することを目的と
する。 【解決手段】 ガラス基板の縁部の表面付着物をワイパ
テープ10によって除去するガラス基板のクリーニング
装置において、供給リール11Aからワイパテープ10
を回転駆動される送りローラ15と従動ローラ16を備
えたテープ送り機構12Aによって引き出して楔形状の
押圧子8Aを周回させ、ここでワイパテープ10をガラ
ス基板の縁部に押しつけてクリーニングを行う。押圧子
8Aの先端のエッジ部の上流側には洗浄剤の吐出孔が設
けられており、ここでワイパテープ10に洗浄剤が塗布
される。
Description
ガラス基板の縁部をクリーニングするガラス基板のクリ
ーニング装置に関するものである。
では、ガラス基板の縁部に形成された端子にサブ基板が
接続される。この接続の方法として異方性導電材によっ
てガラス基板にサブ基板を接合する方法が用いられる。
この接合に先立って、ガラス基板の縁部の表面に付着し
た異物の除去や、ガラス基板表面に電子部品を実装する
ために貼付される異方性導電材の貼着性を向上させるこ
とを目的としたクリーニングが行われる。
てワイパテープを押し付けた状態で、ガラス基板を押圧
子に対して相対的にスライドさせ、ワイパテープによっ
てガラス板に付着した付着物を拭き取ることにより行わ
れる。使用されるワイパテープは供給リールに卷回した
状態で供給され、押圧子を周回して巻き取りリールに巻
き取られて回収される。
ラス基板のクリーニング装置では、ワイパテープを供給
リールから引き出して送給するテープ送り機構やワイパ
テープに対してクリーニング用の洗浄剤を塗布する洗浄
剤塗布機構の構成に起因して、テープ送り駆動系が複雑
になり、また洗浄剤を必要部分に安定して塗布すること
ができないという問題点があった。
掃材の送りを正しく行え、洗浄剤を必要部分に確実に塗
布することができるガラス基板のクリーニング装置を提
供することを目的とする。
板のクリーニング装置は、ガラス基板の縁部の表面付着
物をテープ状清掃材によって除去するガラス基板のクリ
ーニング装置であって、前記テープ状清掃材を卷回状態
で供給する供給リールと、前記テープ状清掃材を供給リ
ールから引き出して送給するテープ送り手段と、このテ
ープ送り手段によるテープ送り量を検出する送り量検出
手段と、前記供給リールから引き出されたテープ状清掃
材に送り出し方向と反対方向の張力を付与する張力付与
手段と、前記張力の上限値を規定する張力規定手段と、
前記引き出されたテープ状清掃材を前記縁部に押しつけ
る押圧子と、使用後のテープ状清掃材を巻き取る巻き取
りリールと、この巻き取りリールを回転駆動する巻き取
り駆動手段と、巻き取りリールによるテープ状清掃材の
巻き取り力の上限値を規定する巻き取り力規定手段とを
備えた。
装置は、請求項1記載のガラス基板のクリーニング装置
であって、前記張力付与手段と前記巻き取り駆動手段
は、同一の駆動源によって駆動される。
装置は、請求項1記載のガラス基板のクリーニング装置
であって、前記テープ送り手段は、送り駆動源によって
回転駆動され前記テープ状清掃材に当接することにより
このテープ状清掃材を摩擦力によって送給する送りロー
ラと、この送りローラに対してテープ状清掃材を押圧し
テープ状清掃材と共に回転する従動ローラとを備え、前
記送り量検出手段は、この従動ローラの回転量を検出す
ることによりテープ状清掃材の送り量を検出する。
装置は、請求項1記載のガラス基板のクリーニング装置
であって、前記押圧子はテープ状清掃材が外面に沿って
周回する鋭角のエッジ部を有した楔形状となっており、
前記エッジ部のテープ送り方向の上流側の楔面にクリー
ニング用の洗浄剤を吐出する吐出孔が設けられている。
ールから引き出して送るテープ送り手段によるテープ送
り量を検出する送り量検出手段と、テープ状清掃材の送
り出し方向と反対方向に付与される張力の上限値を規定
する張力規定手段と、使用後のテープ状清掃材を巻き取
る巻き取りリールによるテープ状清掃材の巻き取り力の
上限値を規定する巻き取り力規定手段とを備えることに
より、簡便な構成でテープ状清掃材の送りを正しく行
え、またテープ状清掃材が周回する鋭角のエッジ部を有
した楔形状の押圧子を備え、このエッジ部のテープ送り
方向の上流側の楔面にクリーニング用の洗浄剤を吐出す
ることにより、洗浄剤を必要部分に確実に塗布すること
ができる。
参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態のガラ
ス基板のクリーニング装置の側面図、図2は本発明の一
実施の形態のガラス基板のクリーニング装置のチャック
機構の側面図、図3は本発明の一実施の形態のガラス基
板のクリーニング装置のテープ送り駆動系の配置図、図
4は本発明の一実施の形態のガラス基板のクリーニング
装置のテープ送り駆動系の部分断面図、図5は本発明の
一実施の形態のガラス基板のクリーニング装置の押圧子
の説明図、図6は本発明の一実施の形態のガラス基板の
クリーニング方法の工程説明図である。
ング装置の構成について説明する。図1において、基台
1上には位置決め部2および端子クリーニング部3が配
設されている。位置決め部2は、移動テーブル4上に基
板保持部5を装着して構成されている。基板保持部5は
ガラス基板である表示パネル6を吸着して保持する。す
なわち基板保持部5は、ガラス基板を保持する保持手段
となっている。
の直線移動およびZ軸廻りのθ方向の回転移動が可能と
なっており、基板保持部5に表示パネル6を保持させた
状態で移動テーブル4を駆動することにより、表示パネ
ル6の縁部6aを以下に説明するクリーニング手段であ
る端子クリーニング部3に対して位置決めするととも
に、クリーニング動作において表示パネル6を端子クリ
ーニング部3に対して相対移動させる。従って移動テー
ブル4は、基板保持部5を端子クリーニング部3に対し
て相対的に移動させる移動手段となっている。
A,8Bを備えている。押圧子8A,8Bは、表示パネ
ル6の縁部6aの上下両面にテープ状清掃材であるワイ
パテープ10を押し付ける。ワイパテープ10は供給リ
ール11A,11Bに卷回状態で供給され、供給リール
11A,11Bからテープ送り機構12A,12B(テ
ープ送り手段)によって引き出されて送給され、押圧子
8A,8Bの押圧面に導かれる。
ャック機構9を駆動することにより、ワイパテープ10
は表示パネル6の縁部6aに押し付けられ、この状態で
基板保持部5に保持された表示パネル6をX方向に水平
移動させることにより、縁部6aの表面付着物が除去さ
れる。これにより、表示パネル6の縁部6aに形成され
た接続用の端子のクリーニングが行われる。
は所定のピッチでテープ送りされ、使用後のワイパテー
プ10はガイドローラ29A,29Bを介して巻き取り
リール14A,14Bに導かれ、順次巻き取られて回収
される。チャック機構9は、後述するように板バネ部材
13によって弾性的に支持され、チャック機構9と表示
パネル6との高さ方向の位置ずれを吸収できるようにな
っている。
開閉駆動するチャック機構9について説明する。図2に
おいて、ベースプレート7に垂直方向に配設されたガイ
ドレール21には、スライダ22が上下動自在に嵌合し
ており、スライダ22には移動プレート20が固着され
ている。従って移動プレート20はベースプレート7に
対して上下方向に移動可能に保持されており、移動プレ
ート20に設けられたチャック機構9は、ベースプレー
ト7に対して上下動自在となっている。
移動プレート20の左端部に突出して設けられた1対の
押圧子8A,8Bはそれぞれアーム23A,23Bによ
って保持されており、一方側のアーム23Bの端部はシ
リンダ26のロッド26aと結合されている。ロッド2
6aが突没することにより、アーム23Bを介して押圧
子8Bは上下動する。
クギア24A,24Bと結合されており、ラックギア2
4A,24Bは1つのピニオンギア25と噛合してい
る。従って、前述のシリンダ26による押圧子8Bの上
下動作と連動して、押圧子8Aも上下動作を行う。すな
わち1対の押圧子8A,8Bは、単一の駆動手段である
シリンダ26によって同期して開閉する。このときの押
圧子8A,8Bの開閉動作は、ピニオンギア25の高さ
位置に一致した中心線CLに関して上下対称の動作とな
る。従ってチャック機構9による押圧子8A,8Bの閉
動作時には、常に一定の高さ位置(中心線CL)を中心
とした閉動作を行う。なお単一の駆動手段を用いて押圧
子8A,8Bを常に一定の高さ位置を中心とした閉動作
を行わせる機構としては、ベルトやカムを用いたチャッ
ク機構でもよい。
の回転自在のローラ27が配設されている。ローラ27
は、固定ブロック13aによって一端をベースプレート
7に片持ち固定された板バネ部材13の自由端を、水平
方向の相対変位を拘束することなく上下から挟持してい
る。従ってベースプレート7に対して上下動自在に保持
されたチャック機構9は、板バネ部材13によって上下
方向に弾性的に保持されている。
高さ位置が、位置決め部2との関連で決定される所定の
高さ位置(高さ原位置)と一致するよう、すなわちチャ
ック機構9の自重による板バネ部材13の撓み分を予め
補正して、固定ブロック13aの位置等が設定されてい
る。
り、チャック機構9に上下方向の外力が作用した場合に
は、チャック機構9は外力に相当する板バネ部材13の
撓み代だけ外力作用方向へ変位し、外力が取り去られた
場合にはチャック機構9は板バネ部材13の弾発力によ
り高さ原位置に復帰する。すなわち、板バネ部材13
は、チャック機構9を所定の高さ位置に弾性的に支持す
るとともに、チャック機構9が所定の高さ位置から上下
方向に変位した場合にこのチャック機構9に変位を復元
する復元力を与える第1の支持手段(チャック支持手
段)となっている。なお第1の支持手段では板バネ部材
13で復元力を発生させているが、板バネ以外にコイル
バネ等の弾性部材を使用してもよい。
材13を上下から挟む位置に1対のクランプ部材28が
配設されている。クランプ部材28は図示しない駆動手
段によって開閉し、閉状態において板バネ部材13をク
ランプして上下方向に固定する。このときの固定位置
は、チャック機構9の中心線CLが前述の高さ原位置に
一致するよう設定される。
より、チャック機構9は高さ原位置で固定的に支持さ
れ、不必要なときにチャック機構9が上下方向に変位す
るのを防止する。従ってクランプ部材28は、チャック
機構9を所定の高さ位置で固定的に支持する第2の支持
手段となっている。なお、クランプ部材28による固定
位置は、高さ原位置から幾分ずれていても差し支えな
い。
10のテープ送り機構について説明する。なお図3で
は、上下対称に配置された2組のテープ送り機構のう
ち、上側のみを示しているが、下側のテープ送り機構も
同様の構成となっている。図3において、ベースプレー
ト7の側面には、供給リール11Aと巻き取りリール1
4Aが近接して配置され、それぞれベースプレート7に
軸止されている。
A、巻き取りリール14Aの回転軸30,31には、そ
れぞれトルクリミッタ32,33を介してプーリ34,
35が結合されている。一方側のプーリ35にはモータ
37の出力軸が結合されており、プーリ34とプーリ3
5にはベルト36が調帯されている。したがってモータ
37を駆動することにより、プーリ34,35が共に回
転する。
て供給リール11Aと巻き取りリール14Aに伝達され
る。このとき、回転伝達はトルクリミッタ32,33を
介して行われ規定トルク以上の回転力は伝達されないた
め、プーリ34、プーリ35のそれぞれの回転運動は、
被駆動側の供給リール11A、巻き取りリール14Aの
拘束状態に応じた形で行われる。
り、図3に示すように供給リール11A、巻き取りリー
ル14Aにはそれぞれ矢印a、矢印b方向のトルクが伝
達される。これにより、供給リール11Aから矢印c方
向に引き出されるワイパテープ10には、送り出し方向
と反対方向(矢印d方向)の張力が付与される。このと
き、トルクリミッタ32によって供給リール11Aに伝
達されるトルクの上限値が規定されているため、ワイパ
テープ10に付与される張力の上限値がこのトルクによ
り規定される。
プ10を巻き取る方向(矢印e方向)の張力、すなわち
巻き取り力が作用する。このとき、トルクリミッタ33
によって供給リール11Aに伝達されるトルクの上限値
が規定されているため、ワイパテープ10に付与される
巻き取り力の上限値がこのトルクにより規定される。
4,35、ベルト36、トルクリミッタ32、回転軸3
0は、供給リール11Aにトルクを与えることにより引
き出されたワイパテープ10に送り出し方向と反対方向
の張力を付与する張力付与手段となっており、トルクリ
ミッタ32は張力の上限値を規定する張力規定手段とな
っている。
ルクリミッタ33、回転軸31は、巻き取りリール14
Aを回転駆動する巻き取り駆動手段となっており、また
トルクリミッタ33は巻き取りリール14Aによるワイ
パテープ10の巻き取り力の上限値を規定する巻き取り
力規定手段となっている。そして、張力付与手段と前記
巻き取り駆動手段は、同一の駆動源としてのモータ37
によって駆動される。
機構12Aが配設されている。テープ送り機構12A
は、回転駆動される送りローラ15と、従動ローラ16
を備えている。従動ローラ16は保持部材17に軸支さ
れており、保持部材17は従動ローラ16を送りローラ
15に対して押しつける方向にスプリング18によって
付勢されている。
の回転軸40に結合されたプーリ41は、ベルト44、
プーリ43を介して送り駆動源であるモータ42によっ
て回転駆動されており、モータ42を駆動することによ
り、送りローラ15には回転が伝達される。そして送り
ローラ15に当接して周回したワイパテープ10を従動
ローラ16によって送りローラ15に対して押圧した状
態で、送りローラ15が回転することにより、ワイパテ
ープ10は摩擦力によって送給される。
には一体的に回転する回転ドグ16aが設けられてい
る。回転ドグ16aは円板部材の外周部に定ピッチでス
リットを設けたものであり、この外周部にはスリットを
検出位置とするフォトセンサ19が配置されている。こ
のフォトセンサ19がスリットの周回によってON−O
FFする回数を制御部16bによって検出することによ
り、従動ローラ16の回転量を検出できるようになって
いる。
動ローラ16はテープ送りと共に回転することから、従
動ローラ16の回転量を検出することにより、ワイパテ
ープ10の送り量を検出することができる。制御部16
bは、検出した従動ローラ16の回転量よりワイパテー
プ10の送り量を判断し、これに基づいてモータ42の
駆動を制御する。したがって、回転ドグ16a、フォト
センサ19および制御部16bは、従動ローラ16の回
転量を検出することによりテープ送り量を検出する送り
量検出手段となっている。このように、従動ローラ16
の回転量からテープ送り量を検出することにより、ワイ
パテープ10に付与される逆方向の張力によって送りロ
ーラ15とワイパテープ10との間で生じる滑りに関係
なく、テープ送り量を正しく検出できる。
の送給経路上におけるテープ送り機構12Aの位置を、
押圧子8Aの上流側に設定しているが、押圧子8Aの下
流側にテープ送り機構を配置するようにしてもよい。但
しこの場合には、使用後のワイパテープ10を送りロー
ラと従動ローラ16で挟んで送ることとなることから、
ワイパテープ10に付着した汚染物やクリーニング位置
において塗布された洗浄剤によって、テープ送り機構が
汚染されるおそれがある。このため、テープ送り機構は
押圧子8Aの上流側に配置することが望ましい。
基板の縁部のクリーニング部位に押圧する押圧子8A
(8B)について説明する。図5(b)は、図5(a)
のA−A断面を示している。図5(a)、(b)に示す
ように押圧子8Aはテープ送り機構から送給されたワイ
パテープ10が外面に沿って周回する鋭角のエッジ部5
2を有した楔形状となっている。送られたワイパテープ
10は、両側に設けられたガイド部50に導かれて楔面
51に沿って送られる。
楔面51には、クリーニング用の洗浄剤を吐出する吐出
孔53が開口している。吐出孔53は、内孔54を介し
て洗浄剤注入孔55と連通しており、洗浄剤注入孔55
は管路を介して洗浄剤吐出部56と接続されている。洗
浄剤吐出部56は、クリーニング用の洗浄剤を所定圧
力、所定吐出パターンで吐出する。
装着された状態で、洗浄剤吐出部56を駆動することに
より、楔面51の吐出孔53から洗浄剤が吐出され、楔
面51に接触した状態のワイパテープ10に洗浄剤が塗
布される。そしてこの状態で、テープ送り機構12Aに
よってテープ送りすることにより、エッジ部52の外周
には、確実に洗浄剤が塗布された状態のワイパテープ1
0が位置する。これにより、表示パネル6のクリーニン
グにおいて最もクリーニングが困難な2枚重ね基板の段
差部(図6参照)にも、充分に洗浄剤が塗布されたワイ
パテープ10を押しつけて、良好なクリーニングを行う
ことができる。
の様に構成され、以下クリーニング動作について各図を
参照して説明する。まず図1において基板保持部5上に
表示パネル6が載置され、次いで移動テーブル4を駆動
することにより、表示パネル6の縁部6aを端部クリー
ニング部3に対して位置合わせする。すなわち、図6
(a)に示すように、クランプ部材28を閉状態にして
チャック機構9の高さ位置を高さ原位置に固定した状態
で、かつシリンダ26のロッド26aを突出させて押圧
子8A,8Bを開いた状態で、表示パネル6をY方向に
移動させ、縁部6aを押圧子8A,8Bの間のクリーニ
ング位置まで進出させる。
状態のワイパテープ10に対して、洗浄剤が塗布され
る。すなわち、エッジ部52(図5参照)の上流側の楔
面51に接触した範囲のワイパテープ10に対して、吐
出孔53から洗浄剤が吐出される。そして更にワイパテ
ープ10をテープ送りすることにより、エッジ部52の
外周には、洗浄剤塗布済みのワイパテープ10が周回し
た状態となる。
部材28による板バネ部材13のクランプを解除する。
これにより、チャック機構9は板バネ部材13によって
弾性支持されたフローティング状態となる。次いでシリ
ンダ26のロッド26aを没入させて押圧子8A,8B
を閉じる。これにより、ワイパテープ10が表示パネル
6の縁部6aの上下両面に押しつけられ、クリーニング
が可能な状態となる。
ネル6をワイパテープ10に対してX方向に水平移動さ
せる。これにより、表示パネル6の縁部6aの表面付着
物はワイパテープ10によって除去され、縁部に形成さ
れた端子のクリーニングが行われる。このとき、押圧子
8Aのエッジ部52によって、段差部の直近まで十分に
クリーニングを行うことができる。
の変形などによって、押圧子8A,8Bが縁部6aを押
圧するクリーニング部位に、高さ方向の位置ずれが存在
する場合がある。このような場合においても、チャック
機構9は板バネ部材13によって弾性的に支持されてい
ることから、図6(c)に示すように、チャック機構9
は位置ずれに追従して上下方向に変位することが許容さ
れる。
チャック機構9には、板バネ部材13によってこの変位
を復元する復元力が作用し、縁部6aの高さ方向の位置
ずれが存在しない部位に相対移動すると、チャック機構
9は高さ原位置に復帰する。これによりクリーニング動
作においては、チャック機構9は縁部6aの高さ方向の
位置にならって変位し、常に縁部6aを中心線CLの位
置で挟み込む。従って表示パネル6には、押圧子8A,
8Bのいずれかがより大きな押圧力で押さえ込むことに
よって生じる曲げ荷重が作用しない。クリーニングが完
了したならば、チャック機構9を開き、クランプ部材2
8を閉じてフローティング状態でチャック機構9を所定
の高さ位置で固定的に支持する。
することにより、同一の表示パネル6において部分的に
縁部6aの高さが異なっているような場合にあっても、
板バネ部材13によって高さ差が吸収され、常に良好な
状態で縁部6aのクリーニングを行うことができる。こ
れにより、クリーニング動作において表示パネル6に曲
げ荷重が作用することがなく、過大な曲げ荷重による表
示パネル6の破損や、基板保持部5上での表示パネル6
の位置ずれが発生しない。従って、製品歩留まりを向上
させるとともに、位置ずれに起因する後工程での不具合
を防止することができる。
リールから引き出して送るテープ送り手段によるテープ
送り量を検出する送り量検出手段と、テープ状清掃材の
送り出し方向と反対方向に付与される張力の上限値を規
定する張力規定手段と、使用後のテープ状清掃材を巻き
取る巻き取りリールによるテープ状清掃材の巻き取り力
の上限値を規定する巻き取り力規定手段とを備えたの
で、簡便な構成でテープ状清掃材の送りを正しく行え、
またテープ状清掃材が周回する鋭角のエッジ部を有した
楔形状の押圧子を備え、このエッジ部のテープ送り方向
の上流側の楔面にクリーニング用の洗浄剤を吐出するよ
うにしたので、洗浄剤を必要部分に確実に塗布すること
ができる。
ング装置の側面図
ング装置のチャック機構の側面図
ング装置のテープ送り駆動系の配置図
ング装置のテープ送り駆動系の部分断面図
ング装置の押圧子の説明図
ング方法の工程説明図
Claims (4)
- 【請求項1】ガラス基板の縁部の表面付着物をテープ状
清掃材によって除去するガラス基板のクリーニング装置
であって、前記テープ状清掃材を卷回状態で供給する供
給リールと、前記テープ状清掃材を供給リールから引き
出して送給するテープ送り手段と、このテープ送り手段
によるテープ送り量を検出する送り量検出手段と、前記
供給リールから引き出されたテープ状清掃材に送り出し
方向と反対方向の張力を付与する張力付与手段と、前記
張力の上限値を規定する張力規定手段と、前記引き出さ
れたテープ状清掃材を前記縁部に押しつける押圧子と、
使用後のテープ状清掃材を巻き取る巻き取りリールと、
この巻き取りリールを回転駆動する巻き取り駆動手段
と、巻き取りリールによるテープ状清掃材の巻き取り力
の上限値を規定する巻き取り力規定手段とを備えたこと
を特徴とするガラス基板のクリーニング装置。 - 【請求項2】前記張力付与手段と前記巻き取り駆動手段
は、同一の駆動源によって駆動されることを特徴とする
請求項1記載のガラス基板のクリーニング装置。 - 【請求項3】前記テープ送り手段は、送り駆動源によっ
て回転駆動され前記テープ状清掃材に当接することによ
りこのテープ状清掃材を摩擦力によって送給する送りロ
ーラと、この送りローラに対してテープ状清掃材を押圧
しテープ状清掃材と共に回転する従動ローラとを備え、
前記送り量検出手段は、この従動ローラの回転量を検出
することによりテープ状清掃材の送り量を検出すること
を特徴とする請求項1記載のガラス基板のクリーニング
装置。 - 【請求項4】前記押圧子はテープ状清掃材が外面に沿っ
て周回する鋭角のエッジ部を有した楔形状となってお
り、前記エッジ部のテープ送り方向の上流側の楔面にク
リーニング用の洗浄剤を吐出する吐出孔が設けられてい
ることを特徴とする請求項1記載のガラス基板のクリー
ニング装置。
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