JP2002286172A - 拡径口元部を有する合成樹脂製ホースとその製造方法 - Google Patents

拡径口元部を有する合成樹脂製ホースとその製造方法

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JP2002286172A JP2001355167A JP2001355167A JP2002286172A JP 2002286172 A JP2002286172 A JP 2002286172A JP 2001355167 A JP2001355167 A JP 2001355167A JP 2001355167 A JP2001355167 A JP 2001355167A JP 2002286172 A JP2002286172 A JP 2002286172A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両端部に拡径口元部を有する合成樹脂製ホー
スを連続自動的に能率よく製造し得る方法を提供する。 【解決手段】 成形回転軸上に半溶融状態の軟質合成樹
脂製帯状材を重合させながら螺旋巻きすることによって
所定長さのホース主体を成形する毎に、このホース主体
に後続して円筒形状の拡径口元部成形部材を上記成形回
転軸上に被せてホース主体の後端から上記帯状材を連続
的にこの成形部材上に螺旋巻きすることにより拡径口元
部分を形成し、しかるのち、この拡径口元部分を二分割
することによって両端部に拡径口元部を有する合成樹脂
製ホースを得る。また、成形部材は拡径口元部から抜き
取って再び使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は両端部に接続口とな
る拡径口元部を形成している可撓性を有する軟質合成樹
脂製ホースとその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】給、排水用ホースや散水用ホースなどに
使用される塩化ビニル樹脂等の軟質合成樹脂製ホースと
しては、従来から図15に示すように、内周面が全長に亘
って同一径の平坦な面に形成されている管壁51の外周面
に、内部に合成樹脂製補強芯線(図示せず)を配設して
いる螺旋突条52を一体に設けてなるホースが広く知られ
ている。
【0003】このような軟質合成樹脂製ホースを製造す
るには、一定幅を有する半溶融状態の合成樹脂製帯状材
を形成ノズルから押し出しながら成形回転軸上に螺旋状
に巻回する際に、先行する帯状材の一側部上に後続する
帯状材の他側部を重ね合わせて一体に溶着させることに
より管壁51を形成していくと共に、先行する帯状材上に
芯線材を螺旋状に巻回して後続する帯状材をその芯線材
を被覆するように螺旋状に巻回することによって、芯線
材を内装した補強用螺旋突条52を形成することにより製
造している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法によって製造された軟質合成樹脂製ホースを所定長さ
毎に切断して一定長さの排水用ホースを得た場合、この
ホースはその両端開口部間の全長に亘って内周面が同一
径の平坦な面に形成されているために、開口端部内に内
径がこのホースの内径と同径に形成されている別なホー
ス或いは管体の端部を直接、接続させることができな
い。このため、ホースの開口端部にニップル等の接続口
部材を挿嵌、固定しているが、この接続口部材の中央に
貫通している通水孔がホースの内径よりも小径に形成さ
れているので、流通抵抗が大きくなって円滑の排水、給
水が行えなくなるという問題点が生じる。
【0005】また、接続口部材の中央通水孔を上記軟質
合成樹脂製ホースの内径に等しい径に形成すると共にこ
の接続口部材の端部を大径口部に形成して、この大径口
部を上記軟質合成樹脂製ホースの開口端部の外周面に被
嵌した状態で取付けるようにすれば、該接続口部材の中
央通水孔を軟質合成樹脂製ホースの内径に面一状に連通
させることができるが、軟質合成樹脂製ホースの外周面
には両端間に亘って上記補強用螺旋突条を設けているの
で、この接続口部材によってホースの対向端部同士を互
いに接続すると、接続口部材の端部内周面に補強用螺旋
突条が嵌合した状態となってこの螺旋突条間の螺旋溝を
通じて漏水が生じることになり、このため、螺旋溝に適
宜な充填材を埋設してホースの端部外周面を平坦面に形
成したのち、接続口部材の端部に内嵌させなければなら
ず、その接続口部材の装着作業に手間を要して製品がコ
スト高になるという問題点がある。
【0006】さらに、台所や洗面台等の排水口と屋外の
排水管とを接続するための短尺な排水ホースとして使用
する場合、両端口部が上述したようにホースの中間部と
同一断面形状に形成されているから、別な接続口部材を
用いて接続しなければならない。
【0007】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは接続口部材を用いる
ことなく水密的に且つ円滑な流通が可能となるように接
続し得る可撓性を有する合成樹脂製ホースと、この軟質
合成樹脂製ホースを能率よく製造することができる製造
方法を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る拡径口元部を有する合成樹
脂製ホースは、半溶融状態の軟質合成樹脂製帯状材を成
形回転軸上に螺旋巻きすることによって製造された可撓
性を有する合成樹脂製ホースであって、内周面を全長に
亘って同一径の平坦な面に形成している所定長さを有す
る軟質合成樹脂製ホース主体の両端部に、内径が該ホー
ス主体の内径よりも大径で且つ平滑な内周面に形成され
ている拡径口元部を上記半溶融状態の軟質合成樹脂製帯
状材の連続螺旋巻きによって一体に形成した構造を有し
ている。
【0009】上記拡径口元部を有する合成樹脂製ホース
において、請求項2に係る発明は、ホース主体の一端に
形成している拡径口元部と他端に形成している拡径口元
部との内外周面を同径に形成していることを特徴とし、
請求項3に係る発明は、ホース主体の一端に形成してい
る拡径口元部を他端に形成している拡径口元部よりもそ
の内外周面を大径に形成していることを特徴とする。
【0010】請求項4に係る発明は、上記拡径口元部を
有する合成樹脂製ホースの製造方法であって、成形回転
軸上に半溶融状態の軟質合成樹脂製帯状材を重合、溶着
させながら一定のピッチでもって螺旋巻きすることによ
り、内面が全長に亘って同一径のホース主体を形成する
ホース主体成形工程と、このホース主体の成形工程に後
続して上記成形回転軸に円筒形状の拡径口元部成形部材
を被せてこの拡径口元部成形部材上に上記半溶融状態の
合成樹脂製帯状材を重合、溶着させながら螺旋巻きする
ことによりホース主体よりも大径の一定厚みを有する拡
径口元部分を形成する成形工程とからなり、上記ホース
主体成形工程と拡径口元部分成形工程とを交互に連続し
て行ったのち、拡径口元部分を長さ方向の中央部から順
次、分割して両端部に拡径口元部を一体に設けた一定長
さのホース主体を得ると共にこの拡径口元部から上記拡
径口元部成形部材を抜き取ることを特徴としている。
【0011】また、請求項5に係る発明は、上記拡径口
元部を有する合成樹脂製ホースの製造方法に使用される
拡径口元部成形部材であって、ホース主体の両端部に形
成される拡径口元部の二倍の長さを有し且つ一部を全長
に亘って切断しているゴム製円筒体からなり、この円筒
体を上記切断面から拡開させて成形回転軸上に取り外し
可能に装着することを特徴としている。
【0012】さらに、請求項6に係る発明は、別な形状
を有する拡径口元部成形部材であって、この拡径口元部
成形部材は、ホース主体の両端部に形成される拡径口元
部の二倍の長さを有する半筒形状の成形部材一半片と半
筒形状の成形部材他半片とからなり、これらの一半片と
他半片とを組み合わせて成形回転軸上に取り外し可能に
装着することを特徴としている。
【0013】上記請求項4乃至請求項6に記載の発明に
おいて、請求項7に係る発明は、成形回転軸上で一定長
のホース主体を形成する毎に外径の異なる拡径口元部成
形部材を成形回転軸上に装着して両端部に大径の拡径口
元部分と小径の拡径口元部分を有するホースを製造する
ことを特徴とする。
【0014】
【作用】成形回転軸上に半溶融状態の軟質合成樹脂製帯
状材を、先に巻回した帯状材部の一部に次に巻回する帯
状材部の対向部を重合、溶着させながら螺旋巻きするこ
とによりホース主体の管壁を連続的に形成していく。こ
の際、この管壁の外周面に芯線材を螺旋状に巻着してこ
の芯線材を上記合成樹脂製帯状材で被覆させることによ
り補強用螺旋突条を形成してもよい。このホース主体は
形成されるに従って成形回転軸上を該回転軸の長さ方向
に送られて冷却させられる。
【0015】このように成形回転軸上に半溶融状態の合
成樹脂製帯状材を螺旋巻きすることによってホース主体
を形成している途上において、所定長さのホース主体が
形成されると、このホース主体に後続して成形回転軸上
に円筒形状の拡径口元部部材を被せ、上記半溶融状態の
合成樹脂製帯状材でホース主体の端部を形成しながら該
端部からこの拡径口元部成形部材上に半溶融状態の合成
樹脂製帯状材を連続的に螺旋巻きしていくことによりホ
ース主体よりも大径の所定厚みと長さを有する円筒形状
の拡径口元部分を形成する。
【0016】上記拡径口元部成形部材は、その外周面に
上記半溶融状態の合成樹脂製帯状材を螺旋巻きされなが
ら先に該合成樹脂帯状材によって形成された所定長さの
ホース主体と共に成形回転軸上を前方に移動し、この拡
径口元部成形部材上に螺旋巻きしてホース主体に連続し
た円筒形状の拡径口元部分を形成していく上記半溶融状
態の合成樹脂製帯状材が該拡径口元部成形部材の終端部
に達すると、この終端部から再び成形回転軸上に上記半
溶融状態の合成樹脂製帯状材を連続的に螺旋巻きして拡
径口元部分に連なるホース主体の成形が行われ、さら
に、このホース主体を所定長さ形成すると、成形回転軸
上に次の拡径口元部成形部材を被せてこの拡径口元部成
形部材上に上記同様にしてこのホース主体の後端に連続
する拡径口元部分を形成する。
【0017】このように、所定長さのホース主体の成形
工程と、このホース主体の端部に一体に連なる円筒形状
の拡径口元部分の成形工程とを成形回転軸上で交互に連
続的に行う一方、成形回転軸上の前方部において冷却さ
れた拡径口元部分をその長さ方向の中央部から順次、分
断することによって両端部に拡径口元部を一体に設けて
なる一定長さの合成樹脂製ホースを順次、得るものであ
る。
【0018】拡径口元部成形部材上に形成された上記円
筒形状の拡径口元部分を二分割したのち、ホース主体を
成形回転軸から引き抜くと、拡径口元部成形部材が拡径
口元部に残存した状態となり、この拡径口元部成形部材
を拡径口元部から抜き取って成形回転軸におけるホース
製造部側に戻し、再び成形回転軸上に被せて半溶融状態
の合成樹脂製帯状材の螺旋巻きによるホース主体の成形
工程に連続してその外周面にホース主体よりも大径の円
筒形状の拡径口元部分を形成する。
【0019】こうして、製造された合成樹脂製ホース
は、可撓性を有する一定長さのホース主体の両端部にこ
のホース主体と同一樹脂よりなる内径が該ホース主体の
内径よりも大径で且つ内周面が上記拡径口元部成形部材
の外周面によって平滑な面に形成された拡径口元部を有
しており、この拡径口元部をホースや管体との接続口と
して使用するものである。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の具体的な実施の形
態を図面について説明すると、図1(イ)、図1(ロ)
はEVA樹脂やポリエチレン、ポリプロピレン樹脂など
のオレフィン系樹脂、或いは塩化ビニル樹脂等の軟質合
成樹脂よりなる可撓性を有する合成樹脂製ホース主体1
の両端部に同一合成樹脂材よりなる肉厚の拡径口元部
2、2を一体に形成してなる合成樹脂製ホースA、A'を
示すもので、合成樹脂製ホース主体1は、内周面を全長
に亘って同一径の平滑な面3に形成している管壁1aの外
周面に、補強螺旋突条4を一体に形成してなり、拡径口
元部2はホース主体1よりも肉厚に形成されていると共
に、その内周面をホース主体1の端部に連なる基端から
開口先端に至る全長に亘ってホース主体1の内径よりも
大径で且つ平滑な面5に形成している。
【0021】ホース主体1の管壁外周面に一体に設けて
いる上記補強螺旋突条4は、ホース主体1と同一合成樹
脂よりなる中空螺旋突条4a内に断面円形ないしは楕円形
のポリプロピレン、ポリエチレン、硬質塩化ビニル等の
適度な弾性と硬度を有する合成樹脂製補強芯線4bを連続
螺旋状に内装してなるものである。
【0022】一方、このホース主体1の両端部に連なっ
た上記拡径口元部2、2の基端部は、ホース主体1の端
部から徐々の拡径した傾斜基端部2aに形成していると共
に該傾斜基端部2aの拡径端から先端開口部に至るこれら
の拡径口元部2、2の外周面を内周面と同様に全長に亘
って同一径の平滑な面6に形成している。さらに、この
拡径口元部2の内部には、ホース主体1の補強用螺旋突
条4を形成している合成樹脂製補強芯線4bがホース主体
1の端部からこの拡径口元部2の傾斜基端部2aの内部を
介して徐々に小径4b' になりながら連続して埋設されて
いる。なお、拡径口元部2の基端部を上記のように傾斜
基端部2aに形成することなく、直角形状に形成しておい
てもよい。
【0023】このように構成している合成樹脂製ホース
A、A'において、図1(イ)に示した合成樹脂製ホース
Aは、ホース主体1の両端部に連なった上記拡径口元部
2、2を同大、同形、即ち、これらの拡径口元部2、2
の内外径を同径に形成しているが、図1(ロ)に示した
合成樹脂製ホースA'は、ホース主体1の両端部に連なっ
た上記拡径口元部2、2において、一方の拡径口元部2
(以下、この拡径口元部を2Aとする)を他方の拡径口元
部2(以下、この拡径口元部を2Bとする)よりも大径に
形成している。
【0024】即ち、これらの拡径口元部2A、2Bは同一の
厚みに形成されているが、一方の拡径口元部2Aの内径及
び外径を他方の拡径口元部2Bの内径及び外径よりもそれ
ぞれ大径に形成している。このようにホース主体1の両
端部に大径の拡径口元部2Aと小径の拡径口元部2Bを設け
た合成樹脂製ホースA'によれば、大径の拡径口元部2A
に、外径がこの拡径口元部2Aの内径と同径の大径の配管
の端部を内嵌させることによって接続し,小径の拡径口
元部2Bに、外径がこの拡径口元部2Bの内径と同径の小径
配管の端部を内嵌させることによって接続させることが
でき、従って、外径が異なる配管間をこの合成樹脂製ホ
ースA'によって接続することができる。
【0025】また、大径の拡径口元部2Aの内径を小径の
拡径口元部2Bの外径に等しくしておくことによって、合
成樹脂製ホースA'、A'同士を、一方の合成樹脂製ホース
A'の大径拡径口元部2Aに他方の合成樹脂製ホースA'の小
径拡径口元部2Bを挿嵌、接続させることによって長尺の
合成樹脂ホースとすることもできる。
【0026】次に、上記のように形成されている合成樹
脂製ホースA、A'の製造方法を説明すると、まず、図2
に示すように一定幅を有する半溶融状態の軟質塩化ビニ
ル樹脂等の軟質合成樹脂製帯状材11を第1成形ノズル21
から押し出しながら周知のように金属製成形回転軸20の
基端部上に、先行する帯状材部11a の一側部上に後続す
る帯状材部11b の対向側部を重ね合わせて一体に溶着さ
せながら一定のピッチでもって螺旋状に巻回することに
よって管壁1aを形成していくと共に、この管壁1aの形成
途上において、第2成形ノズル22から一定径を有する半
溶融状態のポリエチレン、ポリプロピレン、硬質塩化ビ
ニル等の合成樹脂製補強芯線4bを押し出しながら先に巻
回した上記合成樹脂帯状材部11a 上に螺旋状に巻回し、
この補強芯線4b上に次に巻回する上記合成樹脂帯状材11
b を被せることによって上記管壁1aの外周面に補強線状
物4bを内装した中空螺旋突条4aを形成していく。
【0027】このように、成形回転軸20上に半溶融状態
の軟質合成樹脂製帯状材11を螺旋巻きすることによって
管壁1aの外周面に合成樹脂製補強芯線4bとこの補強芯線
4bを内装した中空螺旋突条4aとからなる補強螺旋突条4
を形成してなる可撓性を有する合成樹脂製ホース主体1
を製造しながら該合成樹脂製ホース主体1を成形回転軸
20上を先端に向かって前方に連続的に送り出す。そし
て、所定長さの合成樹脂製ホース主体1が形成される
と、このホース主体1の端部に上記管壁1aよりも肉厚で
且つ内径が該管壁1aの内径よりも大径の拡径口元部2を
得るための拡径口元部分2'を上記軟質合成樹脂製帯状材
11によって連続的に形成する。
【0028】ホース主体1よりも大径の上記拡径口元部
分2'の形成は、図3、図6に示すように、内径が成形回
転軸20の外径に等しく且つ外径がホース主体1の補強螺
旋突条4の外径に略等しいか或いはそれ以上の径に形成
されていると共に長さが上記拡径口元部2の2倍の長さ
を有する一定厚みの円筒形状のゴム製拡径口元部成形部
材7を用いることによって行われる。
【0029】この拡径口元部成形部材7は、前後開口部
の外周面を開口端に向かうに従って徐々に小径となるテ
ーパ面91、92に形成していると共に、その一部を全長に
亘って切断されていてこの切断によって互いに弾性的に
密接した対向端面93、94を形成している。
【0030】このように形成した拡径口元部成形部材7
を成形回転軸20上に装着するには、該拡径口元部成形部
材7の対向端面93、94間を離間する方向に拡開させて成
形回転軸20の基端部上に被せたのち、その弾性力によっ
て対向端面93、94を元の状態に密接させることによって
行われ、成形回転軸20の長さ方向に摺動移動可能に遊
嵌、装着された状態にする。
【0031】成形回転軸20の基端部上に装着したこの拡
径口元部成形部材7は、製造中のホース主体1の回転に
同調しながら送りローラ23、23によって成形回転軸20上
を上記第1成形ノズル21によるホース製造部にまで前方
に送り込まれ、所定長さに製造された上記合成樹脂製ホ
ース主体1の後端に図3に示すように突き合わせ状に接
合させられる。そうすると、第1成形ノズル21から押し
出されて合成樹脂製ホース主体1の後端部を製造中の上
記半溶融状態の合成樹脂製帯状材11は、この拡径口元部
成形部材7の前端外周面に連続的に螺旋状に巻回する。
【0032】この時、第1成形ノズル21から押し出され
る半溶融状態の合成樹脂製帯状材11は、その厚みを大き
くして押し出され、この肉厚の帯状材11' を拡径口元部
成形部材7の前端のテーパ面91からその外周面に連続螺
旋状に巻回してホース主体1の管壁1aの数倍の厚みを有
し且つ上記拡径口元部2の2倍の長さを有する肉厚の円
筒状樹脂部からなる拡径口元部分2'を拡径口元部成形部
材7の外周面に形成していくと共に上記第2成形ノズル
22からは半溶融状態の合成樹脂製補強芯線4bが小径4b'
に成形されながら押し出されて拡径口元部成形部材7に
螺旋巻きされる半溶融状態の合成樹脂製帯状材11' 内に
埋設される。
【0033】即ち、拡径口元部成形部材7の外周面に、
半溶融状態の合成樹脂製帯状材11'を螺旋巻きする時
に、ホース主体1の製造時と同様に先行する帯状材部の
一側部上に後続する帯状材部の対向側部を重ね合わせて
一体に溶着させながら一定のピッチでもって螺旋状に巻
回し且つこれらの帯状材部間に上記小径の合成樹脂製補
強芯線4b' を挿入していくものであるが、帯状材11' は
肉厚である一方、補強芯線4b' は補強螺旋突条4の形成
時によりも小径であるので、該補強芯線4b' は帯状材部
内に没入した状態で埋設されて帯状材11' の螺旋巻きに
より形成される円筒形状の拡径口元部分2'の外周面を螺
旋状に突出させることはない。さらに、この拡径口元部
分2'の外周面は転圧ローラ24によって押圧されて平坦な
面に成形される。
【0034】こうして、拡径口元部成形部材7の外周面
に半溶融状態の肉厚合成樹脂製帯状材11' を螺旋巻きす
ることによって一定厚みの拡径口元部分2'を形成しなが
ら成形回転軸20上をホース主体1と一体に前方に移動す
る該拡径口元部成形部材7の進行に伴って該肉厚帯状材
11' が拡径口元部成形部材7の後端テーパ面92に達する
と、このテーパ面92上から再び薄肉の半溶融状態の合成
樹脂製帯状材11を成形回転軸20上に連続的に螺旋巻きし
て上述したように外周面に補強螺旋突条4を設けたホー
ス主体1を形成していく。この時、拡径口元部成形部材
7の後端テーパ面92から成形回転軸20上に螺旋巻きする
第1成形ノズル21からの半溶融状態の帯状材11は再び、
その厚みを小さくした状態で押し出されながら且つ第2
成形ノズル22からは半溶融状態の補強芯線を元の大径芯
線4bとして押し出しながらホース主体1を形成していく
ものである。
【0035】このホース主体1が成形回転軸20上で所定
長、形成されると、再び、成形回転軸20上に上述したよ
うに円筒形状の拡径口元部成形部材7を摺動自在に被せ
てその前端をホース主体1の後端に連続させ、この拡径
口元部成形部材7上に半溶融状態の肉厚合成樹脂製帯状
材11' を螺旋巻きすることによって一定厚みの拡径口元
部分2'を形成する。
【0036】このように、成形回転軸20上において一定
長さのホース主体1と拡径口元部分2'とを交互に連続し
て形成しながら成形回転軸20上を前方に向かって移動さ
せ、引き続いて、図4に示すように、成形回転軸20の前
端側に送り出したホース主体1と拡径口元部分2'を、成
形回転軸20の外側方に配設している冷却装置25から噴射
される冷却水によって冷却して硬化させたのち、さらに
前進させて成形回転軸20の前端側外周方に配設している
回転切断刃26によりその拡径口元部分2'の長さ方向の中
央部を順次、全周に亘って切断する。
【0037】回転切断刃26は拡径口元部分2'の外周面か
ら拡径口元部成形部材7の外周面に達するまで切り込ま
れ、従って、拡径口元部分2'は前側のホース主体1の後
端に連らなった拡径口元部2と、後側のホース主体1の
前端に連なった拡径口元部2とに二分割される。拡径口
元部分2'の分割後、前側のホース主体1を成形回転軸20
からこの成形回転軸20の軸芯延長方向に引き抜くと、分
割された拡径口元部2、2間が分離してホース主体1の
両端部に上記拡径口元部分2'の1/2の長さを有する拡
径口元部2、2を一体に設けてなる合成樹脂製ホースA
が得られるものである。
【0038】この時、拡径口元部成形部材7は二分割さ
れた拡径口元部2、2のいずれか一方の拡径口元部2に
その長さ方向の一半部を挿嵌し、他半部を該拡径口元部
2から突出させた状態で残存してあり、この拡径口元部
成形部材7を図5に示すように拡径口元部2から引き抜
いたのち、再び、成形回転軸20の基端部側におけるホー
ス製造部に供給して上記同様に成形回転軸20上に被せ、
拡径口元部分2'の成形に使用するものである。
【0039】こうして得られた合成樹脂製ホースAは図
1(イ)に示すように、内周面が全長に亘って同一径の
平滑(平坦)な面3に形成している管壁1aの外周面に補
強螺旋突条4を一体に形成してなる所定長さのホース主
体1の両端部に、内径が該ホース主体1の管壁1aの内径
よりも大径に形成された肉厚の拡径口元部2、2を一体
に設けた構造を有し、且つ、拡径口元部2、2はその内
部に上記補強螺旋突条4を形成している合成樹脂製補強
芯線4bの小径補強芯線4b' がホース主体1側から連続し
た状態で螺旋状に埋設した構造を有している。
【0040】なお、上記合成樹脂製ホースの製造方法に
おいて、拡径口元部成形部材7としては、一部分を全長
に亘って切断して互いに密接した対向端面93、94を形成
し、この対向端面93、94間を拡げることによって成形回
転軸20上に装着するように形成した成形部材を使用して
いるが、図7に示すように、長さが形成すべき拡径口元
部2の二倍の長さを有し、且つ前後両端部の外周面を端
面に向かうに従って徐々に小径となるテーパ面91、92に
形成してなる半筒形状の成形部材一半片7A1 と半筒形状
の成形部材他半片7A2 とから円筒形状の拡径口元部成形
部材7Aを構成してもよい。
【0041】この場合、成形部材一半片7A1 と他半片7A
2 との接合端面95、96の何れか一方に数個の小径の係合
孔97を、他方にこの係合孔97に係脱可能に挿嵌させる突
起体98を設けておき、これらの成形部材一半片7A1 と他
半片7A2 とを成形回転軸20の基端部における外周面に被
せて突起体98を係合孔97に挿嵌させることにより相対す
る端面95、96を接合させ、円筒形状の拡径口元部成形部
材7Aを組み立てるものである。なお、このような係合孔
97と突起体98とによる成形部材一半片7A1 と他半片7A2
との接合手段以外に、いずれか一方の端面に蟻溝を、他
方の端面にこの蟻溝に挿入、係止可能な突条部を形成し
ておく等の適宜な手段を採用してもよい。また、この成
形部材一半片7A1 と他半片7A2 とは、ゴム製に限らず、
アルミやアルミ合金等の金属製であってもよい。
【0042】この拡径口元部成形部材7'を用いての拡径
口元部2を有する合成樹脂製ホースの製造方法は上記実
施例と同様であるので、その説明を省略する。また、い
ずれの合成樹脂製ホースの製造方法においても、所定長
さのホース主体1を形成する毎に、同大、同形の上記拡
径口元部成形部材7、7・・・又は、拡径口元部成形部
材7A、7A・・・を成形回転軸20上に被せることによって
これらの拡径口元部成形部材7又は7A上に同一厚みで同
一内外径の拡径口元部分2'を順次形成し、この拡径口元
部分2'を二分割することにより図1(イ)に示すよう
に、両端部に同大、同形の拡径口元部2、2を有する合
成樹脂製ホースAを製造しているが、図1(ロ)に示す
ように、ホース主体1の両端部に連なった拡径口元部
2、2において、一方を大径拡径口元部2Aに、他方を小
径拡径口元部2Bに形成した合成樹脂製ホースA'を得るに
は、上記同大、同形の拡径口元部成形部材7又は7Aに代
えて、異なった外径を有する拡径口元部成形部材7B、7C
を使用すればよい。
【0043】即ち、図8に示すように、上記合成樹脂ホ
ースの製造時において、成形回転軸20上に第1成形ノズ
ル21からの薄肉の半溶融状態の合成樹脂製帯状材11を螺
旋巻きすることによって所定長さのホース主体1を形成
する毎に、外径が大径の拡径口元部成形部材7Bと外径が
この成形部材7Bよりも小径の拡径口元部成形部材7Cとを
交互に成形回転軸20上に被せ、これらの拡径口元部成形
部材7B、7C上に上記ホース主体1の形成に引き続いて第
1成形ノズル21からの肉厚の半溶融状態の合成樹脂製帯
状材11' を順次螺旋巻きすることによって一定厚みを有
する円筒形状の大径の拡径口元部分2A' と小径の拡径口
元部分2B' をそれぞれ形成したのち、これらの拡径口元
部分2A' 、2B' を二分割すればよく、二分割後に拡径口
元部成形部材7B、7Cを分割された拡径口元部から引き抜
くことによってホース主体1の両端部にそれぞれ大径の
拡径口元部2Aと小径の拡径口元部2Bを有する合成樹脂ホ
ースA'を得ることができる。
【0044】なお、上記大小径の拡径口元部成形部材7
B、7Cの構造は、図6で示した拡開可能な接合端面93、9
4を有する円筒形状のゴム製からなる構造、或いは、図
7で示した一半片7A1 と他半片7A2 とからなる構造を採
用しており、上記大径拡径口元部部分2A' と小径拡径口
元部分2B' とは、その長さ方向の中央部を回転切断刃26
により切断されてホース主体1の一端部に大径の拡径口
元部2Aを、他端部に小径の拡径口元部2Bをそれぞれ形成
した図1(ロ)に示す合成樹脂製ホースA'を得るもので
あるが、他端側の拡径口元部2Bの外径は一端側の拡径口
元部2Aの外径よりも小径であっても、内径は、ホース主
体1の内径よりも成形回転軸20上に被せる小径の拡径口
元部成形部材7Cの厚み分だけ大径に形成されている。ま
た、大径の拡径口元部成形部材7Bはその厚みが大きいの
で、例えば、前後両端部を除く内周面側を切除して薄く
形成しておいてもよい。
【0045】また、上記拡径口元部成形部材7、7A、7
B、7Cに代えて、図9に示すように、長さが拡径口元部
2の長さに等しい半円筒形状の割型片71、71を分割可能
に組み合わせてなる円筒形状の成形部材一半部7'と、同
じく長さが拡径口元部2の長さに等しい半円筒形状の割
型片72、72を分割可能に組み合わせてなる円筒形状の成
形部材他半部7'' とからなる拡径口元部成形部材7Dを用
いてもよい。
【0046】なお、図示していないが、割型片71、71及
び72、72との対向端面と、これらの割型片によって形成
される成形部材一半部7'と他半部7'' との対向端面に
は、上述したような係合孔と突起体等からなる接合手段
によって分離可能に連結するように形成されている。
【0047】このように形成した拡径口元部成形部材7D
を成形回転軸20上に装着するには、半円筒形状の割型片
71、71を組み合わせて円筒形状の成形部材一半部7'に形
成しながら成形回転軸20に被嵌させ、同様に半円筒形状
の割型片72、72を組み合わせて円筒形状の成形部材一半
部7'' に形成しながら成形回転軸20に被嵌させて成形部
材一半部7'の後端接合部を成形部材他半部7'' の前端受
け口部に突き合わせ状に接合するか、或いは、図10に示
すように、成形部材一半部7'と他半部7'' との一方の割
型片71、72同士と他方の割型片71、72同士をそれぞれ組
み合わせたのち、これらの割型片71、72を成形回転軸20
上で円筒形状となるように接合させることにより行うこ
とができる。
【0048】成形回転軸20の基端部上に装着した拡径口
元部成形部材7Dは、上記合成樹脂製ホースの製造方法と
同じく、送りローラ23、23によって第1成形ノズル21に
よるホース製造部にまで前方に送り込まれ、成形回転軸
20上に第1成形ノズル21からの半溶融状態の薄肉合成樹
脂製帯状材11を螺旋巻きすることによって製造された合
成樹脂製ホース主体1の後端に突き合わせ状に接合させ
られてこの外周面に、第1成形ノズル21からの肉厚の半
溶融状態の薄肉合成樹脂製帯状材11' を連続的に螺旋状
に巻回することにより、拡径口元部分2'を形成していく
と共に、第2成形ノズル22からは半溶融状態の大小径の
合成樹脂製補強芯線4b、4b' をそれぞれホース主体1の
管壁外周面と拡径口元部分2'内とに螺旋状に配設する。
【0049】そして、成形回転軸20上において一定長の
ホース主体1を形成される毎に拡径口元部成形部材7Dを
供給することにより一定長のホース主体1と拡径口元部
分2'とを交互に連続して形成しながら成形回転軸20上を
前方に送って冷却装置25により冷却し、しかるのち、回
転切断刃26によってその拡径口元部分2'の長さ方向の中
央部を全周に亘って切断する。
【0050】この時、回転切断刃26は図11に示すよう
に、拡径口元部分2'の外周面から拡径口元部成形部材7D
の外周面に達するまで切り込まれ、且つその切り込み個
所は拡径口元部成形部材7Dの成形部材一半部7'と他半部
7'' との接合部である。従って、拡径口元部分2'の分割
後、前側のホース主体1を成形回転軸20からこの成形回
転軸20の軸芯延長方向に引き抜くと、拡径口元部成形部
材7Dの一半部7'と他半部7'' とが分離してホース主体1
の両端部に上記拡径口元部分2'の1/2の長さを有する
拡径口元部2、2を一体に設けてなる合成樹脂ホースA
が得られる。
【0051】こうして、得られた合成樹脂製ホースAの
両端側の拡径口元部2、2内には、成形部材一半部7'と
他半部7'' とがそれぞれ内嵌状態で収納されてあり、こ
れらの成形部材一半部7'と他半部7'' とを拡径口元部
2、2から抜き取ったのち、再び、成形回転軸20の基端
部側におけるホース製造部に送り、上記同様にこれらの
成形部材一半部7'と他半部7'' との割型片71、72を組み
合わせて円筒形状の拡径口元部成形部材7Dを形成するも
のである。
【0052】なお、この拡径口元部成形部材7Dにおいて
も、小径の拡径口元部成形部材と大径の拡径口元部成形
部材とに形成しておき、これらの大小径の拡径口元部成
形部材によって上述したようにホース主体1の両端部に
大径の拡径口元部2Aと小径の拡径口元部2Bとをそれぞれ
設けてなる合成樹脂製ホースを製造し得るのは勿論であ
る。
【0053】次に、上記のように形成している可撓性を
有する軟質合成樹脂製ホースA、A'の使用の一例として
は、例えば、図12(a)に示すように、硬質合成樹脂製
管B、Bを地中等に敷設する場合にこれらの硬質合成樹
脂製管B、Bの対向端部間を接続するのに使用される。
即ち、上記硬質合成樹脂管B、Bが同一径を有する場合
には両端に同一内外径の拡径口元部2、2を有する軟質
合成樹脂製ホースAを用いてこの拡径口元部2、2にそ
れぞれ対向する硬質合成樹脂製管B、Bの端部をパッキ
ン等を介して挿嵌することにより連結、連通させる。
【0054】また、上記硬質合成樹脂製管B1、B2の径が
異なる場合には、図12(b)に示すように、両端にこれ
らの硬質合成樹脂製管B1、B2の端部を挿嵌させることが
できる内径に形成された大径の拡径口元部2Aと小径の拡
径口元部2Bを有する軟質合成樹脂製ホースA'を用い、大
径の拡径口元部2Aに大径の合成樹脂製管B1の端部を、小
径の拡径口元部2Bに小径の合成樹脂管B2の端部をそれぞ
れパッキン等を介して挿嵌することにより連結、連通さ
せればよい。
【0055】いずれの場合においても、硬質合成樹脂B
(B1)、B(B2)が互いに一直線状に施工されていなくて
も、軟質合成樹脂製ホースA、A'のホース主体1部分を
湾曲、或いは、撓ませてその両端の拡径口元部2(2A)、
2(2B)にそれぞれ対向する硬質合成樹脂製管B(B1)、B
(B2)の端部を挿嵌させて正確且つ簡単に接続させること
ができ、その接続部においても流体円滑に流通させるこ
とができる管路を構成し得ると共に地震が発生しても、
その振動を可撓性を有する軟質合成樹脂製ホースA、A'
のホース主体1部分によって吸収して所定の接続構造を
維持することができる。また、この軟質合成樹脂製ホー
スA、A'は、台所や洗面台等の排水口と屋外の排水管と
の接続用ホースとして使用した場合、上述した地中配管
と同様に、施工が極めて容易に且つ確実に行えると共に
排水性も良好であり、その上、優れた耐久性、耐震性を
発揮することができる。さらに、小径の拡径口元部2Bを
大径の拡径口元部2Aにパッキン等を介して挿嵌させるこ
とにより、可撓性を有する合成樹脂製ホースA'、A'同士
を接続することもできる。
【0056】図13、図14は、上記合成樹脂製ホースA、
A'の別な製造方法を示すもので、上記実施例で述べたホ
ース製造方法においては、ホース主体1に連なる拡径口
元部分2'(2A')(2B')を2分割するには回転切断刃26によ
って行っているが、この製造方法においては回転切断刃
26を使用することなく、上記拡径口元部成形部材7〜7D
に分断刃部を一体に設けてなる拡径口元部成形部材7Eに
よって行っているものである。なお、この実施例では、
ホース主体1の両端部に同大、同形の拡径口元部2、2
を形成するための拡径口元部成形部材7Eを使用している
場合について以下に説明するが、ホース主体1の両端部
に互いに異なる径の拡径口元部2A、2Bを形成する場合
も、上記拡径口元部係合7Eとして上記実施例で述べた大
径成形部材と小径成形部材に分断刃部を設けた形状のも
のを使用すればよい。
【0057】この拡径口元部成形部材7Eは、図13に示す
ように、上記製造方法において用いた長さが形成すべき
拡径口元部2の二倍の長さを有し、且つ前後両端部の外
周面を端面に向かうに従って徐々に小径となるテーパ面
91、92に形成してなる金属製の半筒形状の成形部材一半
片7A1 と同じく金属製の半筒形状の成形部材他半片7A2
とからなり、これらの一半片7A1 と他半片7A2 との長さ
方向の中央部外周面に高さが拡径口元部成形部材7E上
に形成される拡径口元部分2'の厚みに等しい先端が尖鋭
な分断刃部73を全周に亘って突設してなるものである。
【0058】このように構成した拡径口元部成形部材7E
を用いて上記合成樹脂製ホースAを製造するには、成形
回転軸20上に上記製造方法と同じく、第1成形ノズル21
から押し出される一定幅を有する半溶融状態の軟質合成
樹脂製帯状材11を一定のピッチでもって螺旋巻きしなが
ら管壁1aを形成していくと共に、この管壁1aの形成途上
において、第2成形ノズル22から一定径を有する半溶融
状態のポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂製補
強芯線4bを押し出しながら先に巻回した上記合成樹脂製
帯状材部11a 上に螺旋状に巻回し、この補強芯線4b上に
次に巻回する合成樹脂帯状材部11b を被せることによっ
て上記管壁1aの外周面に補強芯線4bを内装した中空螺旋
突条4aを形成してなるホース主体1を製造していく。
【0059】そして、所定長さのホース主体1が製造さ
れると、図13に示すように、このホース主体1の後端に
拡径口元部成形部材7Eを接続させてこの拡径口元部成形
部材7E上に第1成形ノズル21から押し出される半溶融状
態の合成樹脂製帯状材11の厚みを大きくしながら該肉厚
の帯状材11' を螺旋巻きすると共に第2成形ノズル22か
ら押し出される半溶融状態の合成樹脂製補強芯線4bを小
径にしながらこの小径補強芯線4b' を上記帯状材11' に
埋設されるように螺旋巻きすることによって肉厚の円筒
形状の拡径口元部分2'を形成していく。
【0060】なお、この拡径口元部成形部材7Eを所定長
さに成形されたホース主体1の後端に向かって成形回転
軸20上を滑動させながら送り込むには、成形回転軸20の
基端部外周三方に配設した外周に螺旋溝8aを全長に亘っ
て形成している回転送り軸8によって行う。即ち、これ
らの回転送り軸8の螺旋溝8aの一部を上記拡径口元部成
形部材7Eの中央部に突設している分断刃部73に係合させ
た状態にして回転させることにより行われる。
【0061】こうして、拡径口元部成形部材7Eは、回転
送り軸8によって成形回転軸20上を上記第1成形ノズル
21によるホース製造部にまで前方に送り込まれ、所定長
さに製造された上記合成樹脂製ホース主体1の後端に突
き合わせ状に接合させられる。そして、第1成形ノズル
21から押し出されて合成樹脂製ホース主体1の後端部を
製造中の上記半溶融状態の合成樹脂製帯状材11は、その
厚みを大きくして押し出されながら拡径口元部成形部材
7Eの前端の外周テーパ面91側から拡径口元部成形部材7E
の外周面に連続螺旋状に巻回してホース主体1の管壁1a
の数倍の厚みを有し、且つ該ホース主体1の拡径口元部
2の2倍の長さを有する肉厚の円筒状拡径口元部分2'を
形成していくと共に上記第2成形ノズル22からは半溶融
状態の合成樹脂製補強芯線4bが小径に成形されながら押
し出されて拡径口元部成形部材7Eに螺旋巻きされる半溶
融状態の合成樹脂製帯状材11' 内に埋設され、さらに、
この拡径口元部2'の外周面は転圧ローラ24によって押圧
されて平坦な面に成形される。
【0062】この拡径口元部2'の形成中において、拡径
口元部成形部材7E上に半溶融状態の肉厚帯状材11' を螺
旋巻きする際に、分断刃部73によって全周に亘り切り込
まれて2分されながら該分断刃部73上を通過する。こう
して、拡径口元部成形部材7Eの外周面に半溶融状態の肉
厚合成樹脂製帯状材11' を螺旋巻きすることによって一
定厚みの拡径口元部分2'を形成しながら成形回転軸20上
をホース本体1と一体に前方に移動する該拡径口元部成
形部材7Eの進行に伴って該肉厚帯状材11' が拡径口元部
成形部材7Eの後端テーパ面92に達すると、再び成形回転
軸20上に連続的に螺旋巻きして上述したように外周面に
補強螺旋突条4を設けたホース主体1を形成していく。
この時、図14に示すように拡径口元部成形部材7Eの後端
テーパ面92から成形回転軸20上に螺旋巻きする第1成形
ノズル21からの半溶融状態の帯状材11は再び、その厚み
を小さくした状態で押し出されながら且つ第2成形ノズ
ル22からは半溶融状態の補強芯線を元の大径芯線4bとし
て押し出しながらホース主体1を形成しているものであ
る。
【0063】このように、成形回転軸20上において一定
長さのホース本体1と円筒形状の拡径口元部分2'とが交
互に連続して形成されると共に成形回転軸20の先端側に
送り出されたホース本体1と拡径口元部2'は成形回転軸
20の外側方に配設している冷却装置25から噴射される冷
却水によって冷却されて硬化し、次いで、ホース本体1
を成形回転軸20からホース本体1の進行方向に向かって
引き抜くと、拡径口元部分2'の長さ方向の中央部が拡径
口元部成形部材7Eの分断刃部73によって、切断されてい
るので、この分断箇所から拡径口元部分2'が二分してホ
ース本体1の両端部に拡径口元部2、2を一体に形成し
てなる合成樹脂製ホースAが得られる。
【0064】なお、拡径口元部成形部材7Eは拡径口元部
2から抜き取ったのち、再び、成形回転軸20の基端部側
におけるホース製造部側に送られて上記同様に成形回転
軸20上で割型片71、72を組み合わせて円筒形状の拡径口
元部成形部材7Eに形成するものである。
【0065】この拡径口元部成形部材7Cの外周面に突設
している上記分断刃部73は、その基端から先端に向かっ
て前後側面を緩やかに湾曲した傾斜面に形成されている
のでホース主体1の拡径口元部2、2の開口端面がラッ
パ状に拡開した形状となり、従って、この拡径口元部2
内への管体端部の挿嵌、接続作業が容易に行うことがで
きる。
【0066】なお、外周面に分断刃部73を一体に設けて
いる拡径口元部成形部材7Eとして、大径の成形部材と小
径の成形部材とを用いることにより、上記同様にして、
ホース主体1の両端部に大径の拡径口元部2Aと小径の拡
径口元部2Bとを有する合成樹脂製ホースA'を製造するこ
とができるのは勿論である。
【0067】
【発明の効果】以上のように本発明の軟質合成樹脂製ホ
ースによれば、内周面を全長に亘って同一径の平坦な面
に形成している所定長さを有する合成樹脂製ホース主体
の端部に、内径が該合成樹脂製ホース主体の内径よりも
大径の拡径口元部を一体に連続形成しているので、この
拡径口元部に内径がホース主体の内径に等しい他の管体
又は継手部材を接続させることができるから、その接続
部には殆ど流通抵抗が生じることがなく、全長に亘って
円滑に流通を行わせることができる合成樹脂製ホースを
提供することができる。
【0068】さらに、拡径口元部の内周面は全長に亘っ
て平坦面に形成されているのから、管体等の端部外周面
をパッキン等を介して或いは介することなく全面的に密
に接した状態で挿嵌、接続させることができ、従って、
その接続部分から漏水等が生じる虞れのない接続構造を
形成し得ると共に、拡径口元部はホースの製造時におい
て、成形回転軸に半溶融状態の合成樹脂製帯状材を螺旋
巻きすることによってホース主体を形成しながら該ホー
ス主体の端部から上記合成樹脂製帯状材を連続的に螺旋
巻きすることによって形成されたものであるから、ホー
ス主体との接続部の強度が該拡径口元部やホース主体と
同等の強度を発揮して強度的にも優れた機能を奏するこ
とができる。
【0069】その上、地中や床下等に硬質合成樹脂製管
を敷設してこれらの硬質合成樹脂製管を本発明の合成樹
脂製ホースによって接続する場合、或いは、住居におけ
る台所や洗面台等の排水口と屋外の排水管とを本発明の
合成樹脂製ホースによって接続する場合、この合成樹脂
製ホースは軟質合成樹脂製であって自由に湾曲、屈曲さ
せるできるから、硬質合成樹脂製管同士、或いは、排水
口と排水管とが同一直線上に配設されていない場合であ
っても簡単且つ確実に両硬質合成樹脂製管の対向端部や
排水口、排水管の端部をホース主体の両端の拡径口元部
によって連結、連通させることができ、地震等が発生し
ても、その震動を可撓性を有するホース主体によって吸
収して所定の接続構造を維持することができる。
【0070】さらに、請求項2に係る発明に記載したよ
うに、ホース主体の一端に形成している拡径口元部と他
端に形成している拡径口元部との内外周面を同径に形成
しておくことによって、同一径を有する配管同士の対向
端部をこのホース主体の両端拡径口元部に挿嵌して互い
に連結、連通することができる一方、請求項3に係る発
明においては、ホース主体の一端側の拡径口元部を大径
に、他端側の拡径口元部を小径に形成しているので、上
記接続すべき硬質合成樹脂製管が互いにその外径が異な
っていても、或いは、住宅における上記排水口と排水管
との外径が異なっていても、大径側をホース主体の大径
拡径口元部内に、小径側をこのホース主体の小径拡径口
元部内にそれぞれ挿嵌させることによって簡単に接続す
ることができる。
【0071】また、この合成樹脂製ホースの製造方法
は、請求項4に記載したように、成形回転軸上に半溶融
状態の合成樹脂製帯状材を重合、溶着させながら一定の
ピッチでもって螺旋巻きすることにより、内面が全長に
亘って同一径のホース主体を形成するホース主体成形工
程と、このホース主体の成形工程に後続して上記成形回
転軸に円筒形状の拡径口元部成形部材を被せてこの拡径
口元部成形部材上に上記半溶融状態の合成樹脂製帯状材
を重合、溶着させることにより一定厚みを有する拡径口
元部分を形成する口元部成形工程とからなり、上記ホー
ス主体成形工程と拡径口元部分成形工程とを交互に行っ
たのち、拡径口元部分を長さ方向の中央部から分断する
と共に拡径口元部成形部材を分断した上記拡径口元部分
から抜き取ることにより、一定長さのホース主体の両端
部に上記拡径口元部分の半分の長さを有する拡径口元部
を設けた合成樹脂製ホースを得ることを特徴とするもの
であるから、ホース主体の両端部にこのホース主体と同
一の軟質合成樹脂によって拡径口元部を設けてなる合成
樹脂製ホースを連続的に能率よく製造することができて
製品コストの低減を図ることができる。
【0072】その上、成形回転軸上に拡径口元部成形部
材を被せる間隔を変更することによってホース主体の長
さを所望の長さとなるように自由に設定することができ
ると共に、ホース主体の両端に拡径口元部成形部材の外
径に応じた内径を有する拡径口元部を精度よく形成する
ことができる。さらに、分断された拡径口元部分から抜
き取った拡径口元部分形部材は再び、成形回転軸上に配
設してその外周面にホース主体に連なる拡径口元部分の
形成に使用することができ、従って、ホース主体の両端
に形成される拡径口元部の形状にバラツキを生じさせる
ことなく、品質的に均一な合成樹脂製ホースを製造する
ことができる。
【0073】上記合成樹脂製ホースの製造方法におい
て、請求項5に係る発明は、ゴム質材によって円筒形状
の拡径口元部成形部材を形成し、この拡径口元部成形部
材の一部を全長に亘って切断してその切断面から弾性的
に拡開させることにより成形回転軸上に装着するように
形成しているので、成形回転軸に対するこの拡径口元部
成形部材の装着作業がワンタッチで且つ確実に行えるの
は勿論、成形回転軸上に半溶融状態の合成樹脂製帯状材
を螺旋巻きすることによって成形されるホース主体が所
望長さに達する毎に、正確に該ホース主体に後続させる
ことができ、この成形部材の外周面にホース主体の端部
を形成中の上記合成樹脂製帯状材を連続的に螺旋巻きさ
せて拡径口元部を円滑に形成することができる。
【0074】また、成形回転軸上でホース主体とこの拡
径口元部成形部材上での拡径口元部分との成形を行った
のち、拡径口元部分をその長さ方向の中央部から二分割
し、しかるのち、ホース主体を成形回転軸上から引き抜
くと、拡径口元部成形部材が分割した拡径口元部のいず
れか一方に残存させることができ、この拡径口元部から
突出している部分を引っ張ることによって簡単に引き抜
くことができ、再び、成形回転軸上に装着して拡径口元
部分の成形に使用することができる。
【0075】一方、請求項6に記載の拡径口元部成形部
材においては、ホース主体の両端部に形成される拡径口
元部の二倍の長さを有する半筒形状の成形部材一半片と
半筒形状の成形部材他半片とを組み合わせることによっ
て円筒形状の拡径口元部成形部材を形成するように構成
しているので、成形回転軸上に対するこの拡径口元部成
形部材の配設作業が上記拡径口元部成形部材と同様に容
易に且つ正確に行えると共に、この拡径口元部成形部材
一半片と他半片とをアルミ等の金属材料によって形成し
ておくことにより、内外周面を極めて平滑な面に加工す
ることができ、精度のよい拡径口元部を形成することが
できる。
【0076】さらに、請求項7に係る発明によれば、成
形回転軸上で所定長さのホース主体を形成する毎に、外
径の異なる拡径口元部成形部材を交互に成形回転軸上に
装着するものであるから、ホース主体の両端部に内径の
異なる拡径口元部を有する合成樹脂製ホースを上記製造
方法と同じ方法によって簡単に製造することができると
共に、同大、同形の拡径口元部成形部材を必要に応じて
使用して、同一製造工程中で所望長さのホース主体の両
端部に同大、同形の拡径口元部を有する合成樹脂製ホー
スや、異なった径の拡径口元部を有する合成樹脂製ホー
スを連続的に能率よく製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)及び(ロ)は本発明軟質合成樹脂製ホー
スの一部縦断側面図、
【図2】ホース主体を形成している状態の一部を断面し
た簡略側面図、
【図3】拡径口元部分を形成している状態を示す一部を
断面した簡略側面図、
【図4】冷却後に拡径口元部分を分断した状態を示す側
面図、
【図5】ホースの拡径口元部内から成形部材を抜き取る
状態を示す側面図、
【図6】拡径口元部成形部材の斜視図、
【図7】別な構造に形成している拡径口元部成形部材の
斜視図、
【図8】ホース主体の両端部に大径拡径口元部と小径拡
径口元部とを製造する方法を示す簡略側面図、
【図9】拡径口元部成形部材の別な構造を示す分解斜視
図、
【図10】図9の拡径口元部成形部材を用いたホースの
製造方法を示す一部を断面した簡略側面図、
【図11】拡径口元部分を切断している状態の側面図、
【図12】使用状態の一例を示す簡略側面図、
【図13】別な製造方法を説明するための一部を断面し
た簡略側面図、
【図14】拡径口元部からホース主体を連続的に製造し
ている状態の側面図、
【図15】従来例を示す側面図。
【符号の説明】
A 軟質合成樹脂製ホース 1 ホース主体 2、2A、2B 拡径口元部 2' 拡径口元部分 4 補強螺旋突条 7、7A、7B、7C、7D、7E 拡径口元部成形部材 11 軟質合成樹脂製帯状材 20 成形回転軸

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半溶融状態の軟質合成樹脂製帯状材を成
    形回転軸上に螺旋巻きすることによって製造された可撓
    性を有する合成樹脂製ホースであって、内周面を全長に
    亘って同一径の平坦な面に形成している所定長さを有す
    る軟質合成樹脂製ホース主体の両端部に、内径が該ホー
    ス主体の内径よりも大径で且つ平滑な内周面に形成され
    ている拡径口元部を上記半溶融状態の軟質合成樹脂製帯
    状材の連続螺旋巻きによって一体に形成していることを
    特徴とする拡径口元部を有する合成樹脂製ホース。
  2. 【請求項2】 ホース主体の一端に形成している拡径口
    元部と他端に形成している拡径口元部との内外周面を同
    径に形成していることを特徴とする請求項1に記載の合
    成樹脂製ホース。
  3. 【請求項3】 ホース主体の一端に形成している拡径口
    元部を他端に形成している拡径口元部よりもその内外周
    面を大径に形成していることを特徴とする請求項1に記
    載の合成樹脂製ホース。
  4. 【請求項4】 成形回転軸上に半溶融状態の軟質合成樹
    脂製帯状材を重合、溶着させながら一定のピッチでもっ
    て螺旋巻きすることにより、内面が全長に亘って同一径
    のホース主体を形成するホース主体成形工程と、このホ
    ース主体の成形工程に後続して上記成形回転軸に円筒形
    状の拡径口元部成形部材を被せてこの拡径口元部成形部
    材上に上記半溶融状態の合成樹脂製帯状材を重合、溶着
    させながら螺旋巻きすることによりホース主体よりも大
    径の一定厚みを有する拡径口元部分を形成する成形工程
    とからなり、上記ホース主体成形工程と拡径口元部分成
    形工程とを交互に連続して行ったのち、拡径口元部分を
    長さ方向の中央部から順次、分割して両端部に拡径口元
    部を一体に設けた一定長さのホース主体を得ると共にこ
    の拡径口元部から上記拡径口元部成形部材を抜き取るこ
    とを特徴とする拡径口元部を有する合成樹脂製ホースの
    製造方法。
  5. 【請求項5】 拡径口元部成形部材は、ホース主体の両
    端部に形成される拡径口元部の二倍の長さを有し且つ一
    部を全長に亘って切断しているゴム製円筒体からなり、
    この円筒体を上記切断面から拡開させて成形回転軸上に
    取り外し可能に装着することを特徴とする請求項4に記
    載の拡径口元部を有する合成樹脂製ホースの製造方法。
  6. 【請求項6】 拡径口元部成形部材は、ホース主体の両
    端部に形成される拡径口元部の二倍の長さを有する半筒
    形状の成形部材一半片と半筒形状の成形部材他半片とか
    らなり、これらの一半片と他半片とを組み合わせて成形
    回転軸上に取り外し可能に装着することを特徴とする請
    求項4に記載の拡径口元部を有する合成樹脂製ホースの
    製造方法。
  7. 【請求項7】 成形回転軸上で一定長のホース主体を形
    成する毎に外径の異なる拡径口元部成形部材を成形回転
    軸上に装着して両端部に大径の拡径口元部と小径の拡径
    口元部を有するホースを製造することを特徴とする請求
    項4、請求項5又は請求項6に記載の拡径口元部を有す
    る合成樹脂製ホースの製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008256013A (ja) * 2007-04-02 2008-10-23 Evuc Kk 両端部に継手部を有する合成樹脂製ホースとその製造方法
JP2008286280A (ja) * 2007-05-16 2008-11-27 Achilles Corp 可撓性管継手
JP2012117621A (ja) * 2010-12-01 2012-06-21 Sanoh Industrial Co Ltd チューブ及びチューブの製造方法

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