JP2013002457A - 合成樹脂製ホースとその製造方法 - Google Patents

合成樹脂製ホースとその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ホース主体の両端に口部材を取り付けるための継手用端部を有する合成樹脂製ホースであって、ホース主体の管壁に螺旋巻きされている硬質合成樹脂製補強線材が、継手用端部の切断開口端面から外部に飛び出さないようにした可撓性ホースを提供する。
【解決手段】軟質塩化ビニル樹脂よりなるホース主体A1の管壁1上に、オレフィン系の硬質合成樹脂製補強線材2を内装している軟質塩化ビニル樹脂製中空螺旋突条壁3を一体に設けてあり、このホース主体A1の両端部においては、上記補強線材2を小径化し且つ螺旋方向からホースの長さ方向に屈曲させてこの屈曲補強線材部2aを上記中空螺旋突条壁3に連なる中空屈曲突条壁部3aによって被覆してなる継手用端部A2、A2に形成し、中空屈曲突条壁部3aの開口端面から屈曲補強線材部2aの端部が飛び出さないように構成している。
【選択図】図1

Description

本発明は両端部に合成樹脂製の口部材を装着するための継手用端部を形成している可撓性を有する合成樹脂製ホースとその製造方法に関するものである。
従来から、例えば、洗濯機や台所の流し台等の排水ホースとして使用される可撓性を有する合成樹脂製ホースとしては、特許文献1に記載されているように、内周面を全長に亘って同一径の平滑な面に形成している軟質塩化ビニル樹脂等の軟質合成樹脂製管壁の外周面にポリプロピレン、ポリエチレン等の硬質合成樹脂製補強線材を一定のピッチでもって螺旋状に巻装していると共にこの硬質合成樹脂製補強線材を軟質合成樹脂製中空螺旋突条壁によって被覆してなる合成樹脂製ホースが広く知られている。
このような可撓性を有する合成樹脂製ホースを製造するには、一定幅を有する半溶融状態の軟質合成樹脂製帯状材を成形ノズルから押し出して成形回転軸上に、先に一巻きする帯状材部の一側部上に次に一巻きする帯状材部の他側部を重合、融着させながら螺旋巻きすることにより管壁を形成していくと共に、この管壁を形成する際に、上記先に一巻きした帯状材部上に一定径を有する断面円形上記或いは楕円形状の硬質合成樹脂製補強線材を同一ピッチでもって螺旋巻きしたのち、この硬質合成樹脂製補強線材を上記次に一巻きする帯状材部によって被覆することにより、該帯状材部によって上記軟質合成樹脂製中空螺旋突条壁を形成している。
さらに、この特許文献1においては、両端部に上記軟質合成樹脂製管壁を肉厚にして且つその内外周面を平滑な面に形成している拡径口元部を一体に設けてなる合成樹脂製ホースが記載されてあり、このようなホースを製造するには、管壁に螺旋巻きしている硬質合成樹脂製補強線材を軟質合成樹脂製中空螺旋突条壁によって被覆してなる所定長さの上記ホースを形成する工程と、この工程に引き続いて成形回転軸上に円筒形状の拡径口元部形成部材を被せてこの上に上記軟質合成樹脂製管壁部を厚く形成することにより拡径口元部の2倍の長さを有する拡径短筒部を形成し、且つ、上記硬質合成樹脂製補強線材を小径に形成しながらこの拡径短筒部の外周部に埋設する工程とを交互に行いながら、拡径短筒部を二分割することにより上記両端部に拡径口元部を有する合成樹脂製ホースを製造している。
特開2002−286172号公報
可撓性を有する合成樹脂製ホースの両端部に上記のような拡径口元部を一体に設けている場合には、この拡径口元部を別な管やホースとの継手用部材としてそのまま使用することができるが、拡径口元部の径に応じた口径を有する管やホースとの接続にしか採用することができないといった問題点があり、そのため、通常は、図11に示すように、両端部にこのような拡径口元部を有していない上記合成樹脂製ホースA'の開口端に図12に示すように所望の口径を有する合成樹脂製口部材5を取り付けている。
この口部材5は、合成樹脂製ホースA'の開口端面に当接させる環状板部5aの内外周端縁に後方に向かってそれぞれ内外短筒部5b、5cを互いに平行に突設していると共に上記環状板部5aの前面に接続すべき管やホースの径に応じた口径を有する円筒状口部5dや排水口となる口部を突設してなり、上記内外短筒部5b、5cを合成樹脂製ホースA'の開口端部の内外周面に嵌合させ、内側短筒部5bの外周面を合成樹脂ホースA'の開口端部の管壁内周面に接着することによって取り付けている。
この際、合成樹脂製ホースA'の管壁1と口部材5の内側短筒部5bとを強固に接着一体化させるために、合成樹脂製ホースA'の管壁1と口部材5とを良好な接着性を有する塩化ビニル樹脂より形成している一方、合成樹脂製ホースA'に優れた可撓性を付与するために、上記硬質合成樹脂製補強線材2として、合成樹脂製ホースA'の軟質塩化ビルニ樹脂製管壁1や硬質合成樹脂製補強線材2を内装している軟質塩化ビルニ樹脂製中空螺旋突条壁3とは接着が困難なポリプロピレン、ポリエチレン等のオレフィン系樹脂より形成している。
しかしながら、このように構成している長尺の合成樹脂製ホースを所望長さ毎に切断して上記所定長さの合成樹脂製ホースA'を得る場合に、図13に示すように、上記中空螺旋突条壁3がその内部に収納している上記硬質合成樹脂製補強線材2と共に周方向に所定の円弧長さ部分が切断されてホースA'の切断端面に該中空螺旋突条壁3の切断口が円弧状に大きく開口し、この開口部4から硬質合成樹脂製補強線材2の円弧状の切断端部2-1 が図11に示すように飛び出して合成樹脂製ホースA'の切断端部に対する上記口部材5の取り付け作業に困難をきたすといった問題点がある。
さらに、口部材5が軟質の塩化ビニル樹脂よりなる場合には、この口部材5を合成樹脂製ホースA'の切断端部に上記のように取り付けると、合成樹脂製ホースA'の管壁内周面に挿着している該口部材5における内側短筒部5bが硬質合成樹脂製補強線材2の上記円弧状切断端部2-1 によって押圧されて内方に凹み変形し、この凹み部から流体が漏れだす虞れがある。そのため、合成樹脂製ホースA'の切断端面から飛び出した硬質合成樹脂製補強線材2の円弧状切断端部2-1 をカッタ等によって切除する必要があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、端面から硬質合成樹脂製補強線材が飛び出したりすることなく、口部材を簡単且つ正確に取り付けることができる継手用端部を有する合成樹脂製ホースと、この合成樹脂製ホースを能率よく製造することができる製造方法を提供するにある。
上記目的を達成するために本発明の合成樹脂製ホースは、請求項1に記載したように、内周面を全長に亘って同一径の平滑な面に形成している軟質塩化ビニル樹脂製管壁の外周面にオレフィン系の硬質合成樹脂製補強線材を一定のピッチでもって螺旋状に巻装していると共にこの硬質合成樹脂製補強線材を軟質塩化ビニル樹脂製中空螺旋突条壁によって被覆してなる合成樹脂製ホース主体の両端部に継手用端部を設けてなる合成樹脂製ホースにおいて、継手用端部は上記管壁の両端部の外周面に巻装した硬質合成樹脂製補強線材の螺旋ピッチを拡げてホースの長さ方向に折り曲げてなる屈曲補強線材部と、上記中空螺旋突条壁から連続してこの屈曲補強線材部を被覆している中空屈曲突条壁部とからなり、この中空屈曲突条壁部で被覆された上記屈曲補強線材部の端面を合成樹脂製ホースの開口端面からホースの延長方向に臨ませていることを特徴とする。
このように構成した合成樹脂製ホースにおいて、請求項2に係る発明は、継手用端部の管壁部上に設けている屈曲補強線材部をホース主体の管壁に螺旋巻きしている硬質合成樹脂製補強線材の径よりも小径に形成していることを特徴とする。
さらに、請求項3に係る発明は、ホース主体の両端継手用端部における管壁部上に設けている補強線材において、ホース主体側に連なる管壁部の基部上には、ホース主体の管壁外周面に螺旋巻きしている硬質合成樹脂製補強線材と同一ピッチでもって該硬質合成樹脂製補強線材よりも小径の補強線材部を数回、螺旋状に巻装されてあり、管壁部の先部には、上記螺旋巻きしている数条の補強線材部に連なる補強線材部を螺旋ピッチを拡げる方向に移動させることによってホースの長さ方向に直状に折り曲げてなる屈曲補強線材部を配設していることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、上記合成樹脂製ホースの製造方法であって、成形回転軸上に半溶融状態の軟質塩化ビニル樹脂製帯状材を重合、融着させながら一定のピッチでもって螺旋巻きすることにより内径が全長に亘って同一径の管壁を形成すると共に、この管壁に半溶融状態のオレフィン系の硬質合成樹脂よりなる補強線材を一定のピッチでもって螺旋状に巻装し、且つ、この補強線材を半溶融状態の軟質塩化ビニル樹脂製帯状材で被覆することによって補強線材を内装した中空螺旋突条壁を形成しながら一定長さのホース主体を成形していく工程と、このホース主体の成形工程に連続して上記成形回転軸上に上記半溶融状態の軟質塩化ビニル樹脂製帯状材を同一ピッチでもって螺旋巻きすることにより上記管壁を延長させた管壁部を形成しながら、この管壁部の外周面に上記硬質合成樹脂製補強線材を送り込むと共にその螺旋ピッチを拡げることによりホースの長さ方向に折り曲げた屈曲補強線材部を形成し、且つ、この屈曲補強線材部を上記半溶融状態の軟質合成樹脂製帯状材で被覆して屈曲補強線材部を内装した中空屈曲突条壁部を形成することにより上記管壁部上にこの中空屈曲突条壁部で被覆された屈曲補強線材部を設けてなる一定長さの継手用短管部を成形する工程とを交互に行い、ホース主体に後続して成形回転軸上から送りだされる上記継手用短管部の長さ方向の中央部を順次切断することにより、ホース主体の両端部に上記継手用短管部の分割部分からなる継手用端部を有するホースを得ることを特徴とする。
このように構成した合成樹脂製ホースの製造方法において、請求項5に係る発明は、ホース主体の上記管壁に螺旋巻きする上記硬質合成樹脂製補強線材をホース主体の管壁に連続して形成する継手用短管部の管壁部上に送り込んでホースの長さ方向に直状に屈曲した屈曲補強線材部を形成する際に、該硬質合成樹脂製補強線材を小径化することを特徴とする。
さらに、請求項6に係る発明は、ホース主体の上記管壁上に螺旋巻きした上記硬質合成樹脂製補強線材をホース主体の管壁に連続して形成する継手用短管部の管壁部上に供給する際に、この硬質合成樹脂製補強線材を小径に成形すると共にこの小径硬質合成樹脂製補強線材を管壁部の長さ方向の両端部においては一定のピッチでもって数回、螺旋巻きすることにより螺旋補強線材部を形成し、この螺旋補強線材部間の管壁部の中間部分においては、小径硬質合成樹脂製補強線材を螺旋ピッチを拡げる方向に移動させることによってホースの長さ方向に折り曲げてなる屈曲補強線材部に形成することを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、軟質塩化ビニル樹脂製管壁の外周面にオレフィン系の硬質合成樹脂製補強線材を一定のピッチでもって螺旋状に巻装していると共にこの硬質合成樹脂製補強線材を軟質塩化ビニル樹脂製中空螺旋突条壁によって被覆してなる合成樹脂製ホース主体において、このホース主体の両端部に、該両端部の外周面に巻装した硬質合成樹脂製補強線材の螺旋ピッチを拡げてホースの長さ方向に折り曲げてなる屈曲補強線材部を形成し、この屈曲補強線材部を該屈曲補強線材部に沿ってホースの長さ方向に直状に屈曲した中空屈曲突条壁部によって被覆してなる継手用端部を形成しているので、ホースの継手用端部の開口端面からは中空屈曲突条壁部の開口端がホースの長さ方向に向かってその断面形状に等しい開口面積でもって小さく開口していると共にこの開口端から屈曲補強線材部がホースの延長方向に向けた状態でその端面を臨ませた状態となり、従って、中空屈曲突条壁部の開口端から屈曲補強線材部が飛び出したりすることなく、中空屈曲突条壁部によって該屈曲補強線材部を内装した継手用端部を構成することができ、この継手用端部に所望の口径を有する口部材を容易に且つ正確に取り付けることができる。
さらに、請求項2に係る発明によれば、継手用端部の管壁部上に設けている上記屈曲補強線材部をホース主体の管壁に螺旋巻きしている硬質合成樹脂製補強線材の径よりも小径に形成しているので、屈曲補強線材部の弾性復元力を小さくすることができ、従って、継手用端部の端面からの突出をより確実に防止することができると共に、外周面にこの屈曲補強線材部を配設している管壁部の一部を屈曲補強線材部によって殆ど変形させることなく断面円形に保持することができ、水漏れなどが生じる虞れもなく口部材を継手用端部に精度よく取り付けることができる。
その上、請求項3に係る発明によれば、ホース主体の両端管壁部上に設けている上記補強線材において、ホース主体側に連なる管壁部の基部上には、ホース主体の管壁外周面に螺旋巻きしている硬質合成樹脂製補強線材と同一ピッチでもって該硬質合成樹脂製補強線材よりも小径の補強線材部を数回、螺旋状に巻装してあり、管壁部の先部には、上記螺旋巻きしている数条の補強線材部に連なる補強線材部を螺旋ピッチを拡げる方向に移動させることによってホースの長さ方向に直状に折り曲げた屈曲補強線材部を形成しているので、継手用端部における管壁部の先部においては、その外周面の一部にのみ屈曲補強線材部がホースの長さ方向に配設されているために断面形状が変形しやすいにもかかわらず、管壁部の基部上には、ホース主体の管壁外周面に螺旋巻きしている硬質合成樹脂製補強線材と同一ピッチでもって該硬質合成樹脂製補強線材よりも小径の補強線材部を数回、螺旋状に巻装しているから、この螺旋状に巻回した補強線材部によって継手用端部の管壁部を全長に亘って断面円形に保持することができ、精度のよい継手用端部を構成することができる。
請求項4に係る発明は、上記合成樹脂製ホースの製造であって、成形回転軸上に半溶融状態の軟質塩化ビニル樹脂製帯状材を重合、融着させながら一定のピッチでもって螺旋巻きすることにより内径が全長に亘って同一径の管壁を形成すると共にこの管壁に半溶融状態のオレフィン系の硬質合成樹脂よりなる補強線材を一定のピッチでもって螺旋状に巻装し、且つ、この補強線材を半溶融状態の軟質塩化ビニル樹脂製帯状材で被覆することによって補強線材を内装した中空螺旋突条壁を形成しながら所定長さのホース主体を成形していく工程と、上記成形回転軸上に上記半溶融状態の軟質塩化ビニル樹脂製帯状材を同一ピッチでもって螺旋巻きすることにより上記管壁を延長させた管壁部を形成しながら、この管壁部の外周面に上記硬質合成樹脂製補強線材を、その螺旋ピッチを拡げることによりホースの長さ方向に折り曲げた屈曲補強線材部を形成し、且つ、この屈曲補強線材部を上記半溶融状態の軟質合成樹脂製帯状材で被覆して屈曲補強線材部を内装した中空屈曲突条壁部を形成することにより上記管壁部上にこの中空屈曲突条壁部で被覆された屈曲補強線材部を設けてなる一定長さの継手用短管部を成形する工程とを交互に行う一方、成形回転軸上から送りだされる上記継手用短管部の長さ方向の中央部を順次切断するので、上記所定長さのホース主体の両端部に上記継手用短管部が等分されてなる継手用端部を有する可撓性の合成樹脂製ホースを連続的に能率よく製造することができ、且つ、製造コストや製品コストの低減を図ることができる。
さらに、成形回転軸上で上記ホース主体と継手用短管部とを交互に成形していくものであるから、内径が全長に亘って同一径の平滑な面を有する合成樹脂製ホースを製造し得るのは勿論、軟質塩化ビニル樹脂よりなる管壁にオレフィン系の硬質合成樹脂製補強線材を巻装し、この補強線材を軟質塩化ビニル樹脂よりなる中空螺旋突条壁によって被覆するものであるから、補強線材を管壁や中空螺旋突条壁に接着させることなく中空螺旋突条壁に内装することができて、全長に亘って均一にして優れた屈曲性を発揮し、且つ、屈曲させても補強芯線によって圧潰変形するのを防止することができる軟質合成樹脂製ホースを製造することができる。
また、成形回転軸上でホース主体と交互に成形される上記継手用短管部は、半溶融状態の軟質塩化ビニル樹脂製帯状材を同一ピッチでもって螺旋巻きすることによって管壁部を形成しながらこの管壁部の外周面に、ホース主体の管壁上に螺旋巻きしたオレフィン系の硬質合成樹脂製補強線材を、その螺旋ピッチを拡げることによりホースの長さ方向に折り曲げた屈曲補強線材部に形成し、且つ、この屈曲補強線材部を半溶融状態の軟質塩化ビニル樹脂製帯状材で被覆して屈曲補強線材部を内装した中空屈曲突条壁部を形成してなるものであるから、この継手用短管部を二分割して両端部に継手用端部を有する合成樹脂製ホースを得る際に、ホースの周方向に対して長さ方向に屈曲している屈折補強線材部を内装した中空屈曲突条壁部は、その長さ方向に対して略直交する方向に切断されて継手用端部の切断端面からホースの周方向にその開口端面が円弧状に拡がることなくホースの長さ方向に向けて小さく開口した状態となるように切断され、従って、屈折補強線材部の切断端部が中空屈曲突条壁部の開口端から飛び出したすることなくこの中空屈曲突条壁部内に内装された継手用端部を得ることができる。
さらに、請求項5に係る発明によれば、ホース主体の上記管壁に螺旋巻きする上記硬質合成樹脂製補強線材をホース主体の管壁に連続して形成する継手用短管部の管壁部上に送り込んでホースの長さ方向に直状に屈曲した屈曲補強線材部を形成する際に、該硬質合成樹脂製補強線材を小径に形成しているので、該硬質合成樹脂製補強線材をホースの長さ方向に素早く且つ確実に屈曲させて所定の長さ部分にホースの周方向よりも長さ方向に大きく指向させた直状の補強線材部分を形成することができると共に、この補強線材部の弾性復元力を小さくすることができて継手用端部の端面からの飛び出しを確実に防止することができ、且つ、管壁部の一部をこの屈曲補強線材部によって変形させる虞れが生じがたい継手用端部を得ることができる。
また、請求項6に係る発明によれば、ホース主体の上記管壁上に螺旋巻きした上記硬質合成樹脂製補強線材をホース主体の管壁に連続して形成する継手用短管部の管壁部上に供給する際に、この硬質合成樹脂製補強線材を小径に成形すると共にこの小径硬質合成樹脂製補強線材を管壁部の長さ方向の両端部においては一定のピッチでもって数回、螺旋巻きすることにより螺旋補強線材部を形成し、この螺旋補強線材部間の管壁部の中間部分においては、小径硬質合成樹脂製補強線材を螺旋ピッチを拡げる方向に移動させることによってホースの長さ方向に折り曲げてなる屈曲補強線材部に形成しているので、継手用短管部の基部側に螺旋巻きしている小径の硬質合成樹脂製補強線材によって継手用短管部の管壁部を全長に亘って断面円形に保持することができ、精度のよい継手用端部を得ることができる。
本発明合成樹脂製ホースの一部を断面した簡略側面図。 その一端部の拡大縦断側面図。 その開口端部の拡大縦断正面図。 端部に口部材を取り付けた状態の縦断側面図。 ホース主体を成形している状態を示す一部を断面した簡略側面図。 継手用短管部における屈曲補強線材部成形開始状態の一部を断面した簡略側面図。 その屈曲補強線材部を成形している状態の一部を断面した簡略側面図。 継手用短管部から再びホース主体を成形している状態の一部を断面した簡略側面図。 継手用短管部を二分割する状態の簡略側面図。 二分割した状態の簡略側面図。 従来の合成樹脂製ホースの一部を断面した側面図。 その端部に口部材を取り付けた状態の縦断側面図。 切断開口端面の正面図。
次に、本発明の具体的な実施の形態を図面について説明すると、図1、図2において、合成樹脂製ホースAは、内周面を全長に亘って同一径の平滑な面に形成している一定厚みを有する軟質塩化ビニル樹脂製の管壁1を有し、この管壁1における両端部を除く外周面に、一定径を有する断面円形又は楕円形に形成されたポリプロピレン、ポリエチレン等のオレフィン系の硬質合成樹脂製補強線材2を一定のピッチでもって螺旋状に巻装してあり、この硬質合成樹脂製補強線材2を軟質塩化ビニル樹脂製の中空螺旋突条壁3によって被覆することによってホース主体A1を形成していると共に、上記管壁1の両端部1a、1aの外周面に上記ホース主体A1に螺旋巻きしている硬質合成樹脂製補強線材2の両端延長部分の螺旋ピッチを拡げることによってホース主体A1の周方向から長さ方向にホース端面に至るまで屈曲、変形させてあり、この屈曲補強線材部2a、2aを、ホース主体A1の上記中空螺旋突条壁3の延長端部によって形成された中空屈曲突条壁部3a、3aによって被覆することによって継手用端部A2、A2を形成している。
ホース主体A1の両端部に一体に設けている上記継手用端部A2、A2の長さは後述する口部材10を取り付けることができる長さを有していればよく、また、この継手用端部A2の管壁部1a上に設けている上記硬質合成樹脂製の屈曲補強線材部2aは、ホース主体A1上に螺旋巻きした硬質合成樹脂製補強線材2を小径化してこの小径の硬質合成樹脂製補強線材を継手用端部A2の管壁部1a上に供給することによって形成しているが、硬質合成樹脂製補強線材2と同一径、即ち、この硬質合成樹脂製補強線材2をそのまま連続的に継手用端部A2の管壁部1a上に供給することによって形成してもよい。
さらに、継手用端部A2、A2の管壁部1a上に設けている屈曲補強線材部2aは、ホース主体1との境界部である継手用端部A2、A2の基端から開口先端面に至る全長に亘って形成しておいてもよいが、継手用端部A2、A2の基部側では、ホース主体A1に螺旋巻きしている硬質合成樹脂製補強線材2を小径に成形しながらこの小径の硬質合成樹脂製補強線材2'をホース主体A1側と同一螺旋ピッチでもって管壁部1a上に1〜数回、螺旋巻きしてあり、継手用端部A2、A2の先部側においては、この小径硬質合成樹脂製補強線材2'の螺旋ピッチを拡げる方向に移動させることによってこの小径硬質合成樹脂製補強線材2'の螺旋巻き終端から該小径硬質合成樹脂製補強線材2'の延長部分をホースの長さ方向に屈曲、変形させて継手用端部A2、A2の開口端面にその先端部を向けた屈曲補強線材部2aに形成してあり、この屈曲補強線材部2aの先端面を図3に示すように継手用端部A2、A2の端面から外部に臨ませている。
継手用端部A2の基部側における管壁部1a上に螺旋巻きしている上記小径の硬質合成樹脂製補強線材2'の螺旋巻き終端からその螺旋ピッチを数ヒッチ間に亘って拡げることによりホースの長さ方向に屈曲させてなる上記屈曲補強線材部2aとこの屈曲補強線材部2aを被覆している中空屈曲突条壁部3aとにおいて、継手用端部A2の開口端面から外部に臨んでいる先端部の向きは、ホース主体A1の軸芯に略平行する方向に向いていることが好ましいが、その先端面は屈曲補強線材部2aの軸線に対して45度から90度の角度範囲内で切断された断面形状となるようにホースの長さ方向に向けていればよく、このように構成することによって継手用端部A2の円形状の端面から開口している一条の中空屈曲突条壁部3aの開口端面は継手用端部A2の周方向に大きく拡開することなく、その軸線に直角に切断された際の横幅の2倍以下の拡がりでもって開口して、内装している屈曲補強線材部2aがホースの延長方向に飛び出すことなくこの中空屈曲突条壁部3aに確実に保持しておくことができる。
このように構成した可撓性を有する合成樹脂製ホースAの継手用端部A2には、図4に示すように、軟質塩化ビニル樹脂製の口部材5が取り付けられる。口部材5として公知の構造のものを採用することができ、図においては、継手用端部A2の開口端面に当接させる環状板部5aの内外周端縁に後方に向かって継手用端部A2の端部を挟着状態に被嵌する内外短筒部5b、5cを突設していると共に上記環状板部5aの前面に排水口となる口部5dを前方に向かって突設してなる構造を有する。
この口部材5は、その外側短筒部5cを継手用端部A2の外周面に被嵌させるように被せると同時に内側短筒部5bを継手用端部A2の管壁部1a内に挿嵌してその外周面をこの管壁部1aの内周面に接着剤によって一体に接着することにより継手用端部A2に取り付けられる。この際、口部材5はホースAの管壁と同一材料である塩化ビニル樹脂からなるので、強固に接着、一体化させることができる。なお、合成樹脂製ホースAの一方の継手用端部A2にこの口部材5を排水口として取り付けた場合には、他方の継手用端部A2には蛇口は洗濯機の排水口部等に装着するための上記口部5dが存在しない形状の口部材(図示せず)が取り付けられる。また、排水口用としてではなく、上記口部材5を他の管やホースに接続するための口部材として使用してもよく、この場合には、その口部5dを接続すべき管やホースの径に応じた口径に形成しておく。
次に、このように構成した合成樹脂製ホースAの製造方法を図5〜図10に基づいて説明すると、まず、図5に示すように一定幅と一定厚みを有する半溶融状態の軟質塩化ビニル樹脂よりなる帯状材11を第1成形ノズル12から押し出しながら周知のように金属製成形回転軸10の基端部上に、先に一巻きする先行帯状材部11a の一側部上に次に一巻きする後続帯状材部11b の他側部を重ね合わせて一体に融着させながら一定のピッチでもって螺旋状に巻回することによって内径が全長に亘って同一径で一定厚みを有する管壁1を形成していくと共に、この管壁1の形成途上において、第2成形ノズル13から断面円形(楕円形であってもよい)の一定径を有する半溶融状態の硬質ポリエチレン、硬質ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂からなる線材21を押し出してガイド14に案内させながら上記先行帯状材部11a 上に一定のピッチでもって螺旋状に巻回することによって硬質合成樹脂製補強線材2を形成し、この硬質合成樹脂製補強線材2上に上記後続帯状材部11b を被せることによって管壁1の外周面にこの硬質合成樹脂製補強線材2に内装した中空螺旋突条壁3を形成していく。なお、硬質合成樹脂製補強線材2は接着性に劣るオレフィン系樹脂からなるので、上記管壁1や中空螺旋突条壁3に接着することはない。
このように、成形回転軸10上に半溶融状態の軟質塩化ビニル樹脂製帯状材11を螺旋巻きすることによって管壁1を形成すると共に管壁1上にオレフィン系の硬質合成樹脂製補強線材2を螺旋巻きし、この硬質合成樹脂製補強線材2を管壁1を形成する上記軟質塩化ビニル樹脂製帯状材11の一部によって被覆することにより中空螺旋突条壁3を形成しながら所定長さのホース主体A1が製造されると、このホース主体A1の端部に連続して上記継手用端部A2の2倍の長さを有する継手用短管部A2' を形成する。
この継手用短管部A2' の形成は図6〜図7に示すように、上記第1成形ノズル11から連続的に押し出される半溶融状態の軟質塩化ビニル樹脂よりなる帯状材11を成形回転軸10上に上記同様にして先行する帯状材部11a の一側部上に後続する帯状材部11b の他側部を重合、融着させながら螺旋状に巻回することによって上記管壁1に連続した管壁部1a' (この管壁部1a' は上記継手用端部A2の管壁部1aの2倍の長さを有する)を形成すると共に、上記第2成形ノズル13から押し出される半溶融状態の硬質合成樹脂製補強線材2を小径に成形しながらこの管壁部1a’の形成始端部上に該小径補強線材2'をホース主体A1側と同一螺旋ピッチでもって1〜数回、螺旋巻きしたのち、上記補強線材のガイド14をシリンダ等によってその螺旋ピッチを拡げる方向に移動させることにより、第2成形ノズル13から成形回転軸10上に供給されるこの小径補強線材2'を上記螺旋巻き終端から成形回転軸10の長さ方向、即ち、ホースの長さ方向に数ピッチに相当する長さに亘って屈曲、変形させて、上記屈曲補強線材部2aの2倍の長さを有する屈曲補強線材部2a' を形成する。
さらに、この屈曲補強線材部2a' の終端から図8に示すように、管壁部1a' の形成終端部上に小径補強線材2'を再び一定のピッチでもって数回、螺旋巻きする一方、管壁部1a'
の始端部上に螺旋巻きされた小径補強線材2'から屈曲補強線材部2a' を介して管壁部1a’の終端部上に螺旋巻きされた小径補強線材2'をこの管壁部1a' を形成する上記半溶融状態の軟質塩化ビニル樹脂製帯状材11の他側部によって被覆することによって中空螺旋突条壁部3b、中空屈曲突条壁部3a、中空螺旋突条壁部3bを形成してなる継手用短管部A2' を製造する。
この継手用短管部A2' の成形に引き続いて第2成形ノズル13から押し出される上記小径補強線材2'を再び元の径に復元させてこの硬質合成樹脂製補強線材2を上記継手用短管部A2' の終端部に連続して成形回転軸10上に半溶融状態の軟質塩化ビニル樹脂製帯状材11を旋螺旋巻きすることによって形成される管壁1上に上記同様にして螺旋巻きし、この硬質合成樹脂製補強線材2を該管壁1と共に形成される中空螺旋突条壁3によって被覆してなる一定長さのホース主体A1を製造する。この際、上記継手用短管部A2' の終端部からこのホース主体A1の終端部に至る間に、上記ガイド14を徐々に元の位置にまで復帰させながらホース主体A1の管壁1上に硬質合成樹脂製補強線材2を一定のピッチでもって螺旋巻きする。
このように、成形回転軸10上で一定長さのホース主体A1の成形工程と、一定長さの継手用短管部A2' の成形工程とを順次、交互に連続して行いながら成形回転軸10の先端部に向かって移動させ、冷却装置から噴射される冷却水によって冷却されながら成形回転軸10の先端部に達し、この成形回転軸10から送り出される継手用短管部A2' の長さ方向の中間部を、図9に示すようにカッタ16によって順次切断することにより、図10に示すように、一定長さのホース主体A1の両端部に上記継手用短管部A2' を二分割することによって得られた継手用端部A2、A2を一体に設けてなる可撓性を有する合成樹脂製ホースAを順次、連続的に製造する。
この際、カッタ16によって継手用短管部A2' を、その軸芯に対して直交する方向に切断しても、その切断箇所である継手用短管部A2' の長さ方向の中間部に配設している上記中空屈曲突条壁部3aとこの中空屈曲突条壁部3aに内装されている屈曲補強線材部2a' は、継手用短管部A2' の長さ方向に向けられているので、カッタ16によって切断された中空屈曲突条壁部3aの開口端面は周方向に大きく拡開することなく継手用端部A2の長さを延長する方向に小さく開口した状態となり、この中空屈曲突条壁部3aから屈曲補強線材部2aの先端が突出することなく該中空屈曲突条壁部3aに内装しておくことができる。
なお、以上の実施例においては、ホース主体A1から継手用端部A2の基部上に硬質合成樹脂製補強線材2を小径化させながら一定のピッチでもって螺旋巻きしているが、螺旋巻きすることなく、直接、ホースの長さ方向に屈曲させて継手用端部A2の全長に亘って屈曲補強線材部2aを形成してもよい。
A 合成樹脂製ホース
A1 ホース主体
A2 継手用端部
A2' 継手用短管部
1 管壁
1a 管壁部
2 硬質合成樹脂製補強線材
2' 小径の硬質合成樹脂製補強線材
2a 屈曲補強線材部
3 中空螺旋突条壁
3a 中空屈曲突条壁部
10 成形回転軸
11 軟質塩化ビニル樹脂よりなる帯状材
12 第1成形ノズル
13 第2成形ノズル
14 ガイド

Claims (6)

  1. 内周面を全長に亘って同一径の平滑な面に形成している軟質塩化ビニル樹脂製管壁の外周面にオレフィン系の硬質合成樹脂製補強線材を一定のピッチでもって螺旋状に巻装していると共にこの硬質合成樹脂製補強線材を軟質塩化ビニル樹脂製中空螺旋突条壁によって被覆してなる合成樹脂製ホース主体の両端部に継手用端部を設けてなる合成樹脂製ホースにおいて、継手用端部は上記管壁の両端部の外周面に巻装した硬質合成樹脂製補強線材の螺旋ピッチを拡げてホースの長さ方向に折り曲げてなる屈曲補強線材部と、上記中空螺旋突条壁から連続してこの屈曲補強線材部を被覆している中空屈曲突条壁部とからなり、この中空屈曲突条壁部で被覆された上記屈曲補強線材部の端面を合成樹脂製ホースの開口端面からホースの延長方向に臨ませていることを特徴とする合成樹脂製ホース。
  2. 継手用端部の管壁部上に設けている屈曲補強線材部をホース主体の管壁に螺旋巻きしている硬質合成樹脂製補強線材の径よりも小径に形成していることを特徴とする請求項1に記載の合成樹脂製ホース。
  3. ホース主体の両端継手用端部における管壁部上に設けている補強線材において、ホース主体側に連なる管壁部の基部上には、ホース主体の管壁外周面に螺旋巻きしている硬質合成樹脂製補強線材と同一ピッチでもって該硬質合成樹脂製補強線材よりも小径の補強線材部を数回、螺旋状に巻装されてあり、管壁部の先部には、上記螺旋巻きしている数条の補強線材部に連なる補強線材部を螺旋ピッチを拡げる方向に移動させることによってホースの長さ方向に直状に折り曲げてなる屈曲補強線材部を配設していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の合成樹脂製ホース。
  4. 成形回転軸上に半溶融状態の軟質塩化ビニル樹脂製帯状材を重合、融着させながら一定のピッチでもって螺旋巻きすることにより内径が全長に亘って同一径の管壁を形成すると共に、この管壁に半溶融状態のオレフィン系の硬質合成樹脂よりなる補強線材を一定のピッチでもって螺旋状に巻装し、且つ、この補強線材を半溶融状態の軟質塩化ビニル樹脂製帯状材で被覆することによって補強線材を内装した中空螺旋突条壁を形成しながら一定長さのホース主体を成形していく工程と、このホース主体の成形工程に連続して上記成形回転軸上に上記半溶融状態の軟質塩化ビニル樹脂製帯状材を同一ピッチでもって螺旋巻きすることにより上記管壁を延長させた管壁部を形成しながら、この管壁部の外周面に上記半溶融状態の硬質合成樹脂製補強線材を送り込むと共にその螺旋ピッチを拡げることによりホースの長さ方向に折り曲げた屈曲補強線材部を形成し、且つ、この屈曲補強線材部を上記半溶融状態の軟質合成樹脂製帯状材で被覆して屈曲補強線材部を内装した中空屈曲突条壁部を形成することにより上記管壁部上にこの中空屈曲突条壁部で被覆された屈曲補強線材部を設けてなる一定長さの継手用短管部を成形する工程とを交互に行い、ホース主体に後続して成形回転軸上から送りだされる上記継手用短管部の長さ方向の中央部を順次切断することにより、ホース主体の両端部に上記継手用短管部の分割部分からなる継手用端部を有するホースを得ることを特徴とする合成樹脂製ホースの製造方法。
  5. ホース主体の管壁に螺旋巻きする硬質合成樹脂製補強線材をホース主体の管壁に連続して形成する継手用短管部の管壁部上に送り込んでホースの長さ方向に直状に屈曲した屈曲補強線材部を形成する際に、該硬質合成樹脂製補強線材を小径化することを特徴とする請求項4に記載の合成樹脂製ホースの製造方法。
  6. ホース主体の管壁上に螺旋巻きした硬質合成樹脂製補強線材をホース主体の管壁に連続して形成する継手用短管部の管壁部上に供給する際に、この硬質合成樹脂製補強線材を小径に成形すると共にこの小径硬質合成樹脂製補強線材を管壁部の長さ方向の両端部においては一定のピッチでもって数回、螺旋巻きすることにより螺旋補強線材部を形成し、この螺旋補強線材部間の管壁部の中間部分においては、小径硬質合成樹脂製補強線材を螺旋ピッチを拡げる方向に移動させることによってホースの長さ方向に折り曲げてなる屈曲補強線材部に形成することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の合成樹脂製ホースの製造方法。
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