JP2002285493A - 製紙用表面サイズ剤及びその製造方法 - Google Patents

製紙用表面サイズ剤及びその製造方法

Info

Publication number
JP2002285493A
JP2002285493A JP2001089235A JP2001089235A JP2002285493A JP 2002285493 A JP2002285493 A JP 2002285493A JP 2001089235 A JP2001089235 A JP 2001089235A JP 2001089235 A JP2001089235 A JP 2001089235A JP 2002285493 A JP2002285493 A JP 2002285493A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
sizing agent
unsaturated monomer
water
enzyme
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001089235A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Ishida
人士 石田
Shinichi Oshita
真一 尾下
Kazuki Sase
和樹 佐瀬
Masahiro Takeda
昌宏 竹田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Kagaku Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Seiko Kagaku Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Kagaku Kogyo Co Ltd filed Critical Seiko Kagaku Kogyo Co Ltd
Priority to JP2001089235A priority Critical patent/JP2002285493A/ja
Publication of JP2002285493A publication Critical patent/JP2002285493A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Graft Or Block Polymers (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の製紙用表面サイズ剤は、
塗工液における低発泡性、サイズ性能及び印刷適性に優
れた製紙用表面サイズ剤を提供するものである。 【解決手段】 カチオン化澱粉を酵素により変性
した酵素変性カチオン化澱粉(A),及びカルボキシル
基含有不飽和単量体(a)と疎水性不飽和単量体(b)
を重合して得られる水溶性共重合体(B)を含む水溶液
の共存下、疎水性不飽和単量体(C)を重合して得られ
る重合体からなる製紙用表面サイズ剤及びその製紙用サ
イズ剤の製造法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は製紙用表面サイズ剤
及びその製紙用表面サイズ剤の製造方法に関するもので
あり、更に詳しくは、塗工液における低発泡性、サイズ
性能及び印刷適性に優れた製紙用表面サイズ剤及びその
製紙用表面サイズ剤の製造方法を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、紙の原料は環境問題から再生紙の
配合率の上昇、排水規制による抄紙マシンのクローズド
化、生産性を向上させる為の抄紙マシンの高速化、また
印刷技術進歩は目覚しく、印刷の高速化、オフセット印
刷化、多色印刷化、印刷方法の多様化及び高品質化に伴
い紙のサイズ性能、印刷適性及び表面強度等の品質向上
が強く要求されている。特に印刷適性においては、オフ
セット印刷における湿し水に対応する印刷適性、またイ
ンクジェット記録における水性インクに対応するインク
ジェット印刷適性の改善が求められている。これらの要
求に対応する為に薬品を抄紙工程のパルプスラリーに内
添したり、紙の表面に塗布する方法が行われている。前
者の内添する方法は抄紙条件の悪化により益々薬品の歩
留が低下しており、薬品を多量添加するとマシンの汚れ
等のトラブルが発生する。これに対して後者の紙の表面
に塗布する方法は、紙に直接付着することから歩留がほ
ぼ100%で、より有利なことが知られ、各種の表面塗
工剤が提案されている。例えば、サイズ性能を向上させ
る製紙用表面サイズ剤として、スチレン−マレイン酸系
共重合体、スチレンー(メタ)アクリル酸エステル系共
重合体、スチレンー(メタ)アクリル酸系共重合体、α
オレフィンーマレイン酸系共重合体等のアルカリ金属塩
の水溶液が知られている。具体的には、スチレン−無水
マレイン酸、マレイン酸/又はその半エステル共重合体
の塩(特開昭49−71205号公報)、α,β−モノ
オレフィン型不飽和ジカルボン酸半エステル、(メタ)
アクリル酸及びモノビニル芳香族化合物の共重合体塩
(特開昭49−102906号公報)、メタアクリル酸
及びスチレン系モノマーを必須成分とする重合体の塩
(特開昭56−63098号公報)、スチレンとアクリ
ル酸エステル及びマレイン酸を構成単位とする共重合体
の塩(特開昭62−184194号公報)等が開示され
ている。
【0003】更に、最近では優れたサイズ性能を付与す
ると共に、印刷適性等の各種性能を同時に向上すること
のできる表面サイズ剤が開示されている。例えば、ブチ
ルメタクリレートを必須とする(メタ)アクリル酸アル
キルエステル共重合体のエマルジョン(特開平2−66
91号公報)、カルボキシル基含有不飽和単量体および
疎水性不飽和単量体を含有してなる水溶性共重合体を含
む水溶液中で、疎水基不飽和単量体を乳化重合したエマ
ルジョンを含有する表面サイズ剤(特開平8−2463
91号公報)、グラフト澱粉と疎水性基含有アニオン性
重合体からなるポリイオンコンプレックス体(特開平1
0−266095号公報)等が開示されている。
【0004】現在、インクジェット印刷適性を付与した
インクジェット記録用専用紙が市販されている。インク
ジェット用インクは水溶性染料を使用しているためにイ
ンクジェットで印刷した画像は本質的に耐水性に乏しい
欠点があり、この耐水性を改善するために、専用紙には
一般的にカチオン性高分子化合物等の耐水化剤、顔料及
びバインダー等が塗工剤として使用されている。しかし
専用紙は価格が高いために、普及が限られているのが現
状である。そのためPPC用紙と同コスト程度で、フェ
ザリングを防止するインクジエット適性のある共用紙が
要求されている。フェザリング等のインクジェット適性
を改善する方法としては、澱粉(誘導体)の如きグルコ
ース単位を分子内に有する高分子の共存下、水溶性(メ
タ)アクリル系水溶性単量体をラジカル重合した重合体
を用いたインクジェットプリンターによる印刷物のフェ
ザリング性の改善方法(特開平10−219692号公
報)が開示されている
【0005】しかしながら、前記した各公報記載の表面
サイズ剤を表面塗工する際、表面サイズ剤自体の発泡が
多いため、泡による塗工液の粘度の上昇、流動性の変化
や塗膜の不均一化等の塗布工程でのトラブルとなり、こ
れらを改善するために、消泡剤の使用量を多くする必要
があった。その結果として塗工面でハジキをおこした
り、サイズ効果及び印刷適性等を悪化させる等の問題が
あった。
【0006】これらの問題を解決する為に低発泡性の表
面サイズ剤が開示されている。例えば、α,β−不飽和
ポリカルボン酸部分エステル、α,β−不飽和ポリカル
ボン酸及びα−オレフィンからなる水溶性重合体(特開
昭60−146098号公報)、α,β−不飽和ポリカ
ルボン酸半エステル、α,β−不飽和ポリカルボン酸、
2,4,4−トリメチル−1−ペンテン及びα−オレフ
ィンからなる水溶性重合体(特開平03−14698号
公報)、セラックのアルカリ塩存在下で、非イオン性親
水性モノマー及び/又はアニオン性モノマーと疎水性モ
ノマーを重合した表面サイズ剤(特許第3028308
号公報)等が知られている。しかし、塗工液における発
泡性が改良されているが、特に古紙配合率の高い用紙に
おいてサイズ性能、印刷適性、特にフェザリング等のイ
ンクジエット適性が未だ不充分である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】かかる現状に鑑み、本
発明者らは塗工液における低発泡性、サイズ性能及び印
刷適性に優れた製紙用表面サイズ剤及びその製紙用表面
サイズ剤の製造方法を提供するべく鋭意研究の結果本発
明を完成するに至ったものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、下
記の構成を有する製紙用表面サイズ剤及びその製紙用表
面サイズ剤の製造方法に関するものである。
【0009】本発明が提案する第1の発明は、酵素変性
カチオン化澱粉(A)、及びカルボキシル基含有不飽和
単量体(a)と疎水性不飽和単量体(b)を重合して得ら
れる水溶性共重合体(B)を含む水溶液の共存下、疎水
性不飽和単量体(C)を重合して得られる重合体からな
る製紙用表面サイズ剤という構成からなる。
【0010】本発明が提案する第2の発明は、上記した
酵素変性カチオン化澱粉(A)が、固形分15%水溶液
で5〜100cps(B型粘度計、60rpm/25
℃)である製紙用表面サイズ剤という構成からなる。
【0011】本発明が提案する第3の発明は、上記した
水溶性共重合体(B)が、カルボキシル基含有不飽和単
量体(a)20〜60モル%及び疎水性不飽和単量体
(b)40〜80モル%を重合して得られる製紙用表面
サイズ剤という構成からなる。
【0012】本発明が提案する第4の発明は、上記した
製紙用表面サイズ剤において、酵素変性カチオン化澱粉
(A)及び水溶性共重合体(B)と疎水性不飽和単量体
(C)の重量割合が[(A)+(B)]:(C)=40
〜60:40〜60重量%、かつ(A)と(B)の重量
割合が(A):(B)=1:1〜10である製紙用表面
サイズ剤という構成からなる。
【0013】本発明が提案する第5の発明は、上記第1
乃至4において、酵素変性カチオン化澱粉(A)水溶液
中で、疎水性不飽和単量体(C)を水溶性共重合体
(B)を用いて乳化せしめた乳化分散液を重合するとい
う製紙用表面サイズ剤の製造方法からなる。
【0014】すなわち、本発明の構成により、塗工液に
おける低発泡性、サイズ性能及びフェザリング等の印刷
適性に優れた製紙用表面サイズ剤及びその製紙用表面サ
イズ剤の製造方法を提供するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の技術的構成につい
て詳しく説明する。
【0016】本発明における酵素変性カチオン化澱粉と
しては、馬鈴薯、さつまいも、タピオカなど各種植物の
地下部から得られる澱粉や小麦、米、とうもろこしなど
の各種穀物から得られる澱粉またはこれらの澱粉を軽度
にアセチル化、エステル化及びエーテル化した澱粉誘導
体を3−クロローヒドロキシプロピルトリメチルアンモ
ニウムクロライドやグリシジルトリメチルアンモニウム
クロライド等のカチオン化剤とアルカリ触媒の存在下で
反応させることによって得られるカチオン化澱粉を分解
酵素で低粘度化したものか、あるいは未変性澱粉、アセ
チル化、エステル化及びエーテル化した澱粉誘導体等の
軽度に変性した澱粉類を澱粉分解酵素で低粘度化した澱
粉に前記カチオン化試薬を同様に反応せしめた低粘度カ
チオン化澱粉である。該酵素変性カチオン化澱粉のカチ
オン化の程度を表わすN値(窒素含有率%)は、0.3
〜0.6が好ましい。
【0017】本発明における酵素変性カチオン化澱粉を
得るために使用する澱粉分解酵素は、各種細菌、動植物
の生産するα−アミラーゼ、β−アミラーゼ、γ−アミ
ラーゼ、iso−アミラーゼ等があるが、過度の低分子
や単糖類を生じさせない点でα−アミラーゼが最も好ま
しく使用される。
【0018】澱粉の低粘度化法には酵素変性以外にも各
種の酸化的方法、例えば、次亜ハロゲン酸塩、過硫酸塩
等の酸化剤で低粘度化する方法等も塗工液の泡を抑制す
る効果があるが、カチオン化澱粉の製品の安定性がない
ために好ましく無い。
【0019】本発明における低粘度化された酵素変性カ
チオン化澱粉は、固形分15%水溶液の粘度がB型粘度
計(60rpm/25℃)で5〜100cps、好まし
くは10〜50cpsである。粘度が5cps未満の場
合は、塗工液の泡を抑制する効果が少く、100cps
を越える場合は、製紙用表面サイズ剤の安定性に欠け異
物が発生する傾向にある。
【0020】本発明に係る酵素変性カチオン化澱粉の製
造方法としては、例えば撹拌機、温度計、還流冷却器を
備えた反応容器にカチオン化澱粉及び水を仕込みスラリ
ーとした後、pHを調整し、澱粉分解酵素を添加混合し
て徐々に加温して酵素変性を行い、90℃に昇温せし
め、酸を用いてpH4に調製し、水を加えて酵素変性カ
チオン化澱粉を得る。
【0021】本発明の水溶性共重合体(B)におけるカ
ルボキシル基含有不飽和単量体(a)としては、アクリル
酸、メタクリル酸、マレイン酸、イタコン酸、フマル酸
などが挙げられ、これらのカルボキシル基含有不飽和単
量体は単独又は2種以上を併用してもよい、これらのな
かでもサイズ効果の点でアクリル酸あるいはメタクリル
酸が好ましい。
【0022】本発明の水溶性共重合体(B)における疎
水性不飽和単量体(b)としては、スチレン、α−メチ
ルスチレン、ビニルトルエン等のスチレン類、炭素数1
〜18のアルキル基の(メタ)アクリル酸アルキルエス
テル、エステル基が2−ヒドロキシエチル基、2−ヒド
ロキシプロピル基等ヒドロキシアルキル基、ベンジル
基、アリル基等の各種(メタ)アクリル酸エステル、
(メタ)アクリルニトリル、酢酸ビニル、プロピオン酸
ビニル等のビニルエステル類やアルキルビニルエーテル
類が挙げられ、これらのなかでもサイズ効果の点でスチ
レン類の使用が好ましい、これらの疎水性不飽和単量体
は単独又は2種以上を併用してもよい。
【0023】尚、本発明に係る水溶性共重合体(B)
は、製紙用表面サイズ剤を調製する重合系で前記疎水性
不飽和単量体(C)を水に分散せしめる高分子乳化剤と
して使用され、同時にサイズ効果及び印刷適性にも寄与
するものである。
【0024】本発明の水溶性共重合体(B)におけるカ
ルボキシル基含有不飽和単量体(a)と疎水性不飽和単量
体(b)のモル割合は、単量体(a)20〜60モル%及
び疎水性不飽和単量体(b)40〜80モル%、好まし
くは単量体(a)25〜30モル%及び疎水性不飽和単量
体(b)70〜75モル%である。単量体(a)が20%
未満では親水性が弱いために疎水性不飽和単量体(C)
の乳化性が低下し、凝集物が発生する傾向があり、また
単量体(a)が60%を越える場合は、重合中に凝集物が
発生したり、サイズ効果及び印刷適性の効果が十分発揮
されない。
【0025】本発明に係る水溶性共重合体(B)の製造
方法としては、従来公知の方法でよい、例えば、撹拌
機、温度計、還流冷却器、窒素ガス導入管を備えた反応
容器にカルボキシル基含有不飽和単量体(a)、疎水性不
飽和単量体(b)及び溶剤を仕込み重合開始剤を加えて
重合する方法や、単量体(a)と単量体(b)及び溶剤
の混合物と、重合開始剤とを同時に反応容器に滴下して
重合する方法等が挙げられる。通常、重合温度40〜1
50℃、反応時間1〜10時間程度である。前記溶剤と
しては水、イソプロピルアルコール、エチルアルコール
等のアルコール類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化
水素類、メチルエチルケトン、アセトン等のケトン類、
酢酸エチル、プロピレングリコールメチルエーテルアセ
テート等の有機溶剤を単独もしくは適宜組み合わせて使
用することができる。有機溶剤を使用した場合には適宜
有機溶剤を減圧蒸留で除去し、カルボキシル基に対して
80〜100モル%のアルカリ物質で中和して水溶液と
する。該アルカリ物質が80モル%以下では、製紙用表
面サイズ剤の安定性に欠け異物が発生する傾向にある。
アルカリ物質としては水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム等の無機アルカリ、アンモニア、モノメチルアミン、
モノエチルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、
トリメチルアミン、トリエチルアミン、シクロヘキシル
アミン、アニリン等の有機アミンが挙げられ、このなか
でもアンモニアを用いたアンモニウム塩が好ましい。前
記重合開始剤としては過酸化水素、過硫酸アンモニウ
ム、ベンゾイルパーオキサイド、ラウリルパーオキサイ
ド等の過酸化触媒、2,2−アゾビスイソブチロニトリ
ル、ジメチル−2.2−アゾビスイソブチレイト等のア
ゾ系触媒等を適宜選択して使用でき、使用量は総不飽和
単量体100重量部に対して0.01〜5重量部程度で
ある。
【0026】本発明に係る疎水性不飽和単量体(C)と
しては、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエ
ン等のスチレン類、炭素数1〜18のアルキル基の(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル、エステル基が2−ヒ
ドロキシエチル基、2−ヒドロキシプロピル基等のヒド
ロキシアルキル基、ベンジル基、アリル基等の各種(メ
タ)アクリル酸エステル、(メタ)アクリロニトリル、
酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニルエステル類
やアルキルビニルエーテル類が挙げられ、これらの疎水
性不飽和単量体は単独又は2種以上を併用してもよい。
このなかでもアクリル酸2−エチルヘキシルを必須と
し、その単独か、他の疎水性不飽和単量体を1種又は2
種以上との併用が塗工液の泡の抑制の点で好ましく、さ
らに好ましくはサイズ効果及びフェザリング等の印刷適
性の点でアクリル酸2−エチルヘキシルとスチレン及び
/又はメタクリル酸n−ブチルとの併用である。
【0027】本発明の製紙用表面サイズ剤において、酵
素変性カチオン化澱粉(A)及び水溶性共重合体(B)
と、疎水性不飽和単量体(C)の重量割合が[(A)+
(B)]:(C)=40〜60:40〜60重量%、好
ましくは[(A)+(B)]:(C)=50:50重量
%であり、(C)成分が40重量%未満の場合は、塗工
液の泡の抑制効果及びサイズ効果がもうひとつであり、
(C)成分が60重量%を越える場合は、製紙用サイズ
剤の安定性に欠けて異物が発生する傾向にある。
【0028】本発明の製紙用表面サイズ剤において、酵
素変性カチオン化澱粉(A)と水溶性共重合体(B)と
の重量割合が、(A):(B)=1:1〜10であり、
(A)成分1に対して(B)成分が1未満の場合は、塗
工液の泡の抑制効果に優れているが、サイズ効果および
フェザリング防止効果が劣り、(B)成分が10を越え
る場合は、サイズ効果およびフェザリング防止効果に優
れているが、塗工液の泡の抑制効果がもう一つである。
【0029】本発明に係る製紙用表面サイズ剤の製造方
法としては、特に制限がないが、例えば下記の方法で製
造した製紙用表面サイズ剤が安定な製品が得られる点で
好ましい。しかしもちろん他の方法によって製造された
ものであっても良い。すなわち、撹拌機、温度計、還流
冷却器、窒素ガス導入管を備えた反応容器に酵素変性カ
チオン化澱粉(A)水溶液及び水を仕込み加温し、次い
で、別に水溶性共重合体(B)と疎水性不飽和単量体
(C)及び水を乳化機にて乳化させて調製した乳化液を
連続添加し、重合開始剤として過酸化水素、過硫酸アン
モニウム、ベンゾイルパーオキサイド、ラウリルパーオ
キサイド等の過酸化物、又はそれらの過酸化触媒と重亜
硫酸塩等の還元剤とのレドックス開始剤、2,2−アゾ
ビス(2−アミジノプロパン)塩酸塩等の水溶性アゾ系
開始剤等を加え、また必要に応じてイソプロピルアルコ
ール、アリルアルコール、アリルスルホン酸ナトリウ
ム、メタアリルスルホン酸ナトリウム、次亜リン酸ナト
リウム、メルカプトエタノール、チオグリコール等の重
合調製剤又は連鎖移動剤を適宜使用し、温度40〜95
℃、1〜5時間反応して重合体が得られる。
【0030】本発明に係る製紙用表面サイズ剤の塗工濃
度は、原紙の吸液量(付着量)と紙の品質要求程度によ
り決定されるが、通常は固形分換算で0.1〜2.0重
量%、塗工量は、固形分換算で0.001〜2g/m
、好ましくは、0.01〜1g/mである。
【0031】本発明に係る製紙用表面サイズ剤は、単独
で使用することができることはもちろんであるが、酸化
澱粉、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロ
ーズ、アクリルアミド系ポリマー等のバインダー、顔
料、耐水化剤などと併用することができる。また本発明
の製紙用表面サイズ剤は、従来公知の塗工方法、例えば
含浸法、サイズプレス法、ゲートロール法、バーコータ
ー法、カレンダー法、スプレー法、エアナイフコーター
法、ブレードコーターによって塗工される。
【0032】本発明に係る製紙用表面サイズ剤の適用さ
れる原紙は特に制限はされず各種の紙に適用できる。紙
の種類としては、中性紙から酸性紙での使用が可能であ
る。例えば上質紙、中質紙、インクジエット記録用紙、
PPC用紙,フォーム用紙、感熱記録用紙、感圧記録用
紙等の記録用紙、ノート用紙、書籍用紙、印刷用紙、新
聞用紙、石膏ボード用紙、アート紙、キャストコート
紙、上質コート紙等のコート紙、白ボール、チップボー
ル等の紙器用板紙に適用可能である。
【0033】また、本発明の製紙用表面サイズ剤の適用
される原紙は、パルプ、填料、内添サイズ剤、内添紙力
剤、歩留剤、濾水剤等に制限されない。
【0034】
【実施例】以下に、調製例、実施例及び比較例を挙げて
本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例
に限定されるものでない。尚、部及び%は特記しないか
ぎりすべて重量基準である。
【0035】<酵素変性カチオン化澱粉(A)の調製> [調製例A−1]撹拌機、温度計、還流冷却器を備えた
反応容器にカチオン化タピオカ澱粉(N値0.33)1
00部に水200部を仕込みスラリーとした後、pH6
に調整、αアミラーゼ(商品名スピターゼPG2;ナガ
セ生化学工業(株)製)0.002部を添加混合して徐
々に加温して酵素変性を行い、40分後に90℃に昇温
せしめ、硫酸を用いてpH4として酵素反応を終結、水
を加えて固形分を調整し酵素変性カチオン化澱粉である
固形分15%、粘度20cps(25℃)、pH3.5
の酵素変性カチオン化澱粉を得た。
【0036】[調製例A−2]調製例A−1において、
カチオン化タピオカ澱粉(N値0.33)をカチオン化
馬鈴薯澱粉(N値0.58)に代えた以外は調製例A−
1と同様の方法で酵素変性カチオン化澱粉である固形分
15%、粘度12cps(25℃)、pH3.5の表面
塗工液用添加剤を得た。
【0037】<水溶性共重合体(B)の調製> [調製例B−1]撹拌機、温度計、還流冷却器を備えた
四つ口フラスコにプロピレングリコールメチルエーテル
アセテート60部を仕込み、温度145℃まで加温す
る。次いで重合開始剤としてジ−tブチルパーオキサイ
ド2部、アクリル酸11.4部及びスチレン48.6部
を3時間かけて連続添加し、更に4時間反応した後、溶
剤を減圧蒸留して除去し、25%アンモニア水10.2
部と水を加えて固形分を調整して、固形分20%、pH
9.3、粘度63cps(25℃)の水溶液共重合体を
得た。
【0038】[調製例B−2]調製例B−1においてア
クリル酸、スチレン及び25%アンモニア水を、アクリ
ル酸12.6部、スチレン47.4部、25%アンモニ
ア水11.3部に代えた以外は、調製例B−1と同様の
方法で固形分20%、pH9.4、粘度63cps(2
5℃)の水溶液共重合体を得た。
【0039】<製紙用表面サイズ剤の調製> [実施例1]撹拌機、温度計、還流冷却器、窒素ガス導
入管を備えた反応容器に、前記調製例A−1の酵素変性
カチオン化澱粉24部、水76部を仕込み、温度70℃
まで加温する。重合開始剤として過硫酸アンモニウム
0.3部を加え、別に前記調製例B−1の水溶性共重合
体120部とメタクリル酸n−ブチル12部及びアクリ
ル酸2−エチルヘキシル18部及び水50部を乳化機に
て乳化させて調製した乳化液を、窒素気流下にて2時間
かけて連続添加し、更に3時間反応して製紙用表面サイ
ズ剤を得た。その製品性状を表1に示す。
【0040】[実施例2〜8]実施例1において、酵素
変性カチオン化澱粉(A)、水溶性共重合体(B)及び
疎水性不飽和単量体(C)の種類と使用量を表2の通り
に代えた以外は実施例1と同様の方法で実施例2〜8の
製紙用表面サイズ剤を得た。その製品性状を表1に示
す。
【0041】[比較例1]撹拌機、温度計、還流冷却
器、窒素ガス導入管を備えた四つ口フラスコに、調製例
B−1の水溶性共重合体150部と水120部を仕込
み、70℃まで加温し、過硫酸アンモニウム0.3部、
メタクリル酸n−ブチル12部及びアクリル酸2−エチ
ルヘキシル18部を窒素気流下にて2時間かけ連続添加
し、更に3時間反応して製紙用表面サイズ剤を得た。そ
の製品性状を表1に示す。
【0042】[比較例2]比較例1において、疎水性不
飽和単量体(C)の種類と使用量(モル%)を表2の通
りに代えた以外は、比較例1と同様の方法で製紙用表面
サイズ剤を得た。その製品性状を表1に示す。
【0043】[比較例3]撹拌機、温度計、還流冷却
器、窒素ガス導入管を備えた四つ口フラスコに、調製例
A−1で得た酵素変性カチオン化澱粉の水溶液120部
と水135部を仕込み、温度70℃まで加温する。次い
で重合開始剤として過硫酸アンモニウム0.3部、メタ
クリル酸n−ブチル18部及びアクリル酸2−エチルヘ
キシル12部を窒素気流下にて2時間かけ連続添加し、
更に3時間反応して製紙用表面サイズ剤を得た。その製
品性状を表1に示す。
【0044】[製紙用表面サイズ剤の性能評価]前記実
施例1〜8、比較例1〜5の各製紙用表面サイズ剤につ
いて、ステキヒトサイズ度、ペン書きサイズ度、インク
ジエット印刷適性試験及び泡試験の評価を行った。その
結果を表2に示す。
【0045】<製紙用表面サイズ剤の紙質評価方法> 1.製紙用表面サイズ剤を塗工する原紙 パルプ:L−BKP(CSF−520cc)100% バンド:0.5%(対パルプ) 両性澱粉:1%(対パルプ) (CATO3210;日
本エヌエスシー社品) ASA系サイズ剤:0.04%(対パルプ)(コロパー
ルZ−100;星光化学工業社製) 坪量 :60g/m ステキヒトサイズ度:0.5秒 2.表面塗工方法 (1)塗工液の調整;下記濃度で配合し塗工液を調製 酸化澱粉 :4%(固形分換算) 製紙用表面サイズ剤:0.15%(固形分換算) 塩化ナトリウム :0.4%(固形分換算) になるように水で調整して塗工液を得た。 (2)塗工液の塗工方法 原紙の片面に塗工液をバーコーターを用いて、20g/
(固形分換算0.91g/m)塗工し、回転ドラ
ム式乾燥機で90℃、30秒乾燥し塗工紙を得た。
【0046】3.製紙用表面サイズ剤の性能評価方法 (1)サイズ性能試験 ・ステキヒトサイズ度:JIS P8122に準じる。 ・ペン書きサイズ度:J、TAPPI No.12に準
じる。 (2)インクジェット印刷適性試験: 塗工紙を、ワープロ(キヤノワードJ7;キヤノン株式
会社製、使用インキ;BC−02)にて印字し、その印
字のフェザリングの発生状態を目視して、J、TAPP
I No.12の標準にじみ見本に準じて評価。 評価:0(悪い)〜6(良い)
【0047】<塗工液の泡試験方法> (1)泡試験用塗工液を下記濃度で調製: 酸化澱粉 :8%(固形分換算) 製紙用表面サイズ剤:0.6%(固形分換算) 塩化ナトリウム :0.8%(固形分換算) になる様に水で調整して塗工液を得た。 (2) 泡試験方法:前記泡試験用塗工液500gを50℃
に調整した後、ミキサー(TM94;テスコム株式会社
製)に採り、スライダックス(SK105;株式会社東
芝製)50Vの条件で、ミキシングし、3分後の泡の発
生量(ml)を測定した。
【0048】
【表1】
【0049】
【表2】
【0050】
【発明の効果】本発明の製紙用表面サイズ剤は、塗工液
における低発泡性、サイズ性能及びフェザリング等の印
刷適性に優れた製紙用表面サイズ剤及びその製紙用表面
サイズ剤の製造方法を提供するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹田 昌宏 兵庫県明石市立石一丁目1番1号 星光化 学工業株式 会社内 Fターム(参考) 4J011 PA78 PB08 PC02 4J026 AC15 BA05 BA06 BA15 BA19 BA20 BA27 BA30 BA31 4L055 AG48 AG63 AG71 AG88 AG89 AG92 AH13 EA25 EA32 FA15 FA17 FA30 GA05 GA09 GA11 GA12 GA14 GA16 GA17 GA19 GA20 GA22 GA34

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】酵素変性カチオン化澱粉(A)、及びカル
    ボキシル基含有不飽和単量体(a)と疎水性不飽和単量体
    (b)を重合して得られる水溶性共重合体(B)を含む
    水溶液の共存下、疎水性不飽和単量体(C)を重合して
    得られる重合体からなることを特徴とする製紙用表面サ
    イズ剤。
  2. 【請求項2】前記酵素変性カチオン化澱粉(A)が、固
    形分15%水溶液の粘度が5〜100cps(B型粘度
    計、60rpm/25℃)である請求項1に記載の製紙
    用表面サイズ剤。
  3. 【請求項3】前記水溶性共重合体(B)が、カルボキシ
    ル基含有不飽和単量体(a)20〜60モル%及び疎水性
    不飽和単量体(b)40〜80モル%を重合して得られ
    る請求項1又は2に記載の製紙用表面サイズ剤。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3に記載の製紙用表面サイズ
    剤において、酵素変性カチオン化澱粉(A)及び水溶性
    共重合体(B)と疎水性不飽和単量体(C)の重量割合
    が[(A)+(B)]:(C)=40〜60:40〜6
    0重量%、かつ(A)と(B)の重量割合が(A):
    (B)=1:1〜10である製紙用表面サイズ剤。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4において、酵素変性カチオ
    ン化澱粉(A)水溶液中で、疎水性不飽和単量体(C)
    を水溶性共重合体(B)で乳化せしめた乳化分散液を重
    合することを特徴とする製紙用表面サイズ剤の製造方
    法。
JP2001089235A 2001-03-27 2001-03-27 製紙用表面サイズ剤及びその製造方法 Pending JP2002285493A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001089235A JP2002285493A (ja) 2001-03-27 2001-03-27 製紙用表面サイズ剤及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001089235A JP2002285493A (ja) 2001-03-27 2001-03-27 製紙用表面サイズ剤及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002285493A true JP2002285493A (ja) 2002-10-03

Family

ID=18944195

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001089235A Pending JP2002285493A (ja) 2001-03-27 2001-03-27 製紙用表面サイズ剤及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002285493A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009079338A (ja) * 2007-09-27 2009-04-16 Arakawa Chem Ind Co Ltd 製紙用表面サイズ剤
CN102635025A (zh) * 2012-05-04 2012-08-15 陕西科技大学 一种两性玉米淀粉akd中/碱性施胶剂的制备方法
CN102635015A (zh) * 2012-05-04 2012-08-15 陕西科技大学 一种阳离子高分散半交联akd中/碱性施胶剂的制备方法
CN102660898A (zh) * 2012-05-04 2012-09-12 陕西科技大学 一种高分散半交联akd中/碱性施胶剂的制备方法
CN102660901A (zh) * 2012-05-04 2012-09-12 陕西科技大学 一种无施胶熟化期半交联akd中/碱性施胶剂的制备方法
CN104592448A (zh) * 2014-05-10 2015-05-06 嘉兴市汇丰环保材料有限公司 一种表面施胶剂的制备方法
JP2018168508A (ja) * 2017-03-30 2018-11-01 荒川化学工業株式会社 製紙用表面サイズ剤、製紙用表面サイズ剤の製造方法及び表面塗工紙
CN116444824A (zh) * 2023-06-19 2023-07-18 山东奥赛新材料有限公司 一种asa施胶剂用复合阳离子淀粉的制备方法及应用

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009079338A (ja) * 2007-09-27 2009-04-16 Arakawa Chem Ind Co Ltd 製紙用表面サイズ剤
CN102635025A (zh) * 2012-05-04 2012-08-15 陕西科技大学 一种两性玉米淀粉akd中/碱性施胶剂的制备方法
CN102635015A (zh) * 2012-05-04 2012-08-15 陕西科技大学 一种阳离子高分散半交联akd中/碱性施胶剂的制备方法
CN102660898A (zh) * 2012-05-04 2012-09-12 陕西科技大学 一种高分散半交联akd中/碱性施胶剂的制备方法
CN102660901A (zh) * 2012-05-04 2012-09-12 陕西科技大学 一种无施胶熟化期半交联akd中/碱性施胶剂的制备方法
CN104592448A (zh) * 2014-05-10 2015-05-06 嘉兴市汇丰环保材料有限公司 一种表面施胶剂的制备方法
JP2018168508A (ja) * 2017-03-30 2018-11-01 荒川化学工業株式会社 製紙用表面サイズ剤、製紙用表面サイズ剤の製造方法及び表面塗工紙
CN116444824A (zh) * 2023-06-19 2023-07-18 山东奥赛新材料有限公司 一种asa施胶剂用复合阳离子淀粉的制备方法及应用
CN116444824B (zh) * 2023-06-19 2023-10-13 山东奥赛新材料有限公司 一种asa施胶剂用复合阳离子淀粉的制备方法及应用

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2528639C2 (ru) Композиция меловального пигмента и бумага или картон, имеющие покрытие из нее
JP5331363B2 (ja) カチオン性表面サイズ剤の製造方法、該方法で得られたサイズ剤、および該サイズ剤を塗工した紙
CA2627475C (en) Cationic surface sizing agent and newsprint paper
JP2939971B2 (ja) 吸水性を改良した印刷用紙、新聞印刷用紙、並びにその製造方法
JP2002285493A (ja) 製紙用表面サイズ剤及びその製造方法
JPH08246391A (ja) 製紙用表面サイズ剤
JP5136864B2 (ja) 製紙用表面塗工液ならびに紙
JP4826771B2 (ja) 製紙用表面サイズ剤、紙の表面サイジング方法および塗工紙
JP2001262495A (ja) カチオン性エマルション型表面サイズ剤
JP3458589B2 (ja) 製紙用表面サイズ剤組成物
JP4691882B2 (ja) 製紙用表面サイズ剤
JP3767058B2 (ja) 紙の表面処理剤
JP4395817B2 (ja) 表面サイズ剤及び塗工紙の製造方法
JP3114622B2 (ja) 製紙用表面サイズ剤
JP4400202B2 (ja) 製紙用表面サイズ剤
WO2001048313A1 (fr) Agent d'encollage
JP2003227098A (ja) 製紙用表面サイズ剤、印刷用紙および印刷用紙の製造方法
JP3786306B2 (ja) 粒子型表面サイズ剤
JP4055097B2 (ja) 表面塗工剤及びそれを用いた塗工紙の製造方法
JP4784850B2 (ja) 表面サイズ剤及びその製造方法
JP4848948B2 (ja) 表面サイズ剤及びそれを用いた塗工紙の製造方法
JP4446225B2 (ja) 製紙用表面サイズ剤及び塗工紙
JPH10158993A (ja) 紙用表面処理剤
JP4306356B2 (ja) インクジェット印刷用紙用表面サイズ剤及びインクジェット印刷用紙
JP3458845B2 (ja) 水性エマルジョン及びその製造方法