JP2002284986A - 難燃ポリアミド樹脂組成物 - Google Patents
難燃ポリアミド樹脂組成物Info
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Abstract
ハロゲン化水素ガスの発生がなく、かつ優れた機械的特
性と成形加工時の金属腐食を改良した難燃ポリアミド樹
脂組成物を提供すること。 【解決手段】 (a)ポリアミド樹脂30〜85重量
%、(b)メラミンとリン酸とから形成される付加物5
〜40重量%、(c)無機充填材5〜50重量%、およ
び(d)モリブデン酸塩0.01〜5重量%の各成分か
らなり、上記(a)〜(d)の重量%を表示した量が全
部で100重量%であるポリアミド樹脂組成物であっ
て、その組成物のPHが3.9〜9.6である難燃ポリ
アミド樹脂組成物。
Description
組成物に関する。特に、電気・電子分野のコネクター、
ブレーカー、マグネットスイッチ等の部品、自動車分野
の電装部品等の部品材料に好適に用いられる難燃性ポリ
アミド樹脂組成物に関する。とりわけ、本発明は、薄肉
難燃性が極めて高く、燃焼時に腐食性の高いハロゲン化
水素ガスの発生がなく、かつ優れた機械的特性と成形加
工時の金属腐食を改良した難燃ポリアミド樹脂組成物に
関する。
耐熱性などに優れることから、自動車部品、機械部品、
電気・電子部品などの分野で使用されている。特に、電
気・電子部品用途において、ますます難燃性に対する要
求レベルが高くなり、本来ポリアミド樹脂の有する自己
消火性よりもさらに高度な難燃性が要求され、この為、
アンダーライターズ・ラボラトリーのUL94V−0規
格に適合する難燃レベルの高度化検討が数多くなされ、
そしてそれらは一般にハロゲン系難燃剤やトリアジン系
難燃剤を添加する方法が取られている。
式化合物の添加(特開昭48ー29846号公報)や臭
素系難燃剤、例えば、デカブロモジフェニルエーテルの
添加(特開昭47ー7134号公報)、臭素化ポリスチ
レンの添加(特開昭51ー47044号公報、特開平4
ー175371号公報)、臭素化ポリフェニレンエーテ
ルの添加(特開昭54ー116054号公報)、臭素化
架橋芳香族重合体の添加(特開昭63ー317552号
公報)、臭素化スチレンー無水マレイン酸重合体の添加
(特開平3ー168246号公報)等が知られている。
特にこれらハロゲン系難燃剤をガラス繊維等で強化した
ポリアミド樹脂に配合した組成物は高度の難燃性と高い
剛性から、 電気・電子部品用途、特にプリント積層板
に搭載されたり、接続されたりするコネクター用途に多
用されてきた。
に腐食性のハロゲン化水素及び煙を発生したり、有毒な
物質を排出する疑いがもたれ、これら環境問題からハロ
ゲン系難燃剤の配合されたプラスチック製品の使用を規
制する動きがある。このことから、ハロゲンフリーのト
リアジン系難燃剤が注目され、数多く検討がなされてい
る。例えば難燃剤としてメラミンを使用する技術(特公
昭47ー1714号公報)、シアヌル酸を使用する技術
(特開昭50ー105744号公報)、シアヌル酸メラ
ミンを使用する技術(特開昭53ー31759号公報)
が良く知られている。これらの技術で得られた非強化の
ポリアミド樹脂組成物は、UL94V−0規格に適合す
る高度の難燃レベルを有するものの、ガラス繊維等の無
機強化材で強化し、剛性を高めた組成においては、難燃
剤を多量に配合した場合であっても、燃焼時、綿着火現
象があり、UL94V−0規格に適合しない問題があ
る。
ン酸メラミン、ピロリン酸メラミンあるいはポリリン酸
メラミンをガラス繊維強化ポリアミド樹脂に使用するハ
ロゲンフリーの難燃技術(特表平10ー505875号
公報)、無機質強化ポリアミド樹脂にポリリン酸メラミ
ンを加え、チャー化触媒及び/又はチャー形成剤を併用
する難燃技術(WO98/45364)が提案され、1
/16inchの成形品において難燃規格UL94V−
0規格を満足することが知られている。
品のコネクター用途で特に要求される1/32inch
の薄肉成形品でのUL94V−0規格を満足するために
は、リン酸メラミン系難燃剤を多く用いる必要があり、
この為、ガラス繊維強化ポリアミド樹脂組成物の機械的
特性が大きく低下するばかりでなく、電気特性、とりわ
け高い電圧環境下に於いて使用される電気部品に要求さ
れる耐トラッキング性に劣る。又、高い成形温度で長期
間成形すると金型腐食も起こり易くなり、必ずしも電気
・電子部品用の成形材料として満足されるものではなか
った。
燃規格UL94V0を達成する技術として、イントメッ
セント型難燃剤である硫酸メラミンをガラス繊維強化半
芳香族ポリアミド樹脂に適用した技術(特開2000―
119512号公報)も開示されているが、この技術に
おいてもポリアミド樹脂成分量に対して難燃剤を多く配
合する必要があり、上記と同様の問題があった。さらに
は、1/32inchの薄肉成形品での難燃規格UL9
4V−0を達成しつつ、高い耐トラッキング性を付与す
る技術として、無機質強化ポリアミド樹脂にリン酸メラ
ミン複合難燃剤に加え、アルカリ土類金属塩を配合する
技術(WO00/09606)も提案されている。しか
しこの技術で得られた成形品は脆く、例えば複雑な形状
を有するコネクターに適用した際は、取り扱い時や運搬
時にコネクターが欠けたり、割れを生じる問題があっ
た。また上記と同様に高い成形温度で長期間成形すると
金型腐食も起こり易く満足できるものではなかった。
性が極めて高く、燃焼時に腐食性の高いハロゲン化水素
ガスの発生がなく、かつ優れた機械的特性と成形加工時
の金属腐食を改良した難燃ポリアミド樹脂組成物を提供
することにある。
を重ねた結果、無機充填材、リン系難燃剤、及びポリア
ミド樹脂を組み合わせた系に於いて、モリブデン酸塩を
用い、その組成物のPHを特定の範囲にした際にのみ、
前記目的を達成しうることを見いだし、この知見に基づ
き本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、
(a)ポリアミド樹脂30〜85重量%、(b)メラミ
ンとリン酸とから形成される付加物5〜40重量%、
(c)無機充填材5〜50重量%、および(d)モリブ
デン酸塩0.01〜5重量%の各成分からなり、上記
(a)〜(d)の重量%を表示した量が全部で100重
量%であるポリアミド樹脂組成物であって、その組成物
のPHが3.9〜9.6である難燃ポリアミド樹脂組成
物である。
明する。本発明に用いられる(a)ポリアミド樹脂に特
に制限はないが、例えば、εーカプロラクタム、アジピ
ン酸、セバシン酸、ドデカン二酸、イソフタル酸、テレ
フタル酸、ヘキサメチレンジアミン、テトラメチレンジ
アミン、2−メチルペンタメチレンジアミン、2,2,
4−トリメチルヘキサメチレンジアミン、2,4,4−
トリメチルヘキサメチレンジアミン、メタキシリレンジ
アミン、ビス(3−メチル−4アミノシクロヘキシル)
メタン等のポリアミド形成性モノマーを適宜組み合わせ
て得られるホモポリマー、共重合体及びこれらの混合物
を用いることができる。
6、ポリアミド610、ポリアミド612、ポリアミド
6I(ポリヘキサメチレンイソフタルアミド)、MXD
(メタキシリレンジアミン)6ナイロン及びこれらのコ
ポリアミド、及びこれらの混合物が耐熱性の点で好まし
い。又、ポリアミド66(ポリヘキサメチレンアジパミ
ド)単位、及びポリアミド6I(ポリヘキサメチレンイ
ソフタルアミド)単位を主たる構成成分とする半芳香族
ポリアミド樹脂、特にポリアミド6I単位を5〜30重
量%含む半芳香族ポリアミド樹脂が、リン酸メラミン系
難燃剤と組み合わせた際に高度の難燃性を発現するので
更に好ましい。
的には、ポリアミド66(ポリヘキサメチレンアジパミ
ド)単位70〜95重量%とポリアミド6I(ポリヘキ
サメチレンイソフタルアミド)単位5〜30重量%との
共重合体(ポリアミド66/6I)が耐熱性、成形品外
観性、成形加工性、電気特性を満足するので好ましく、
とりわけポリアミド66単位70〜90重量%とポリア
ミド6I単位10〜30重量%との共重合体が上記特性
に加え、難燃性と成形時の良離型性を有するので特に好
ましい。
とポリアミド6I(ポリヘキサメチレンイソフタルアミ
ド)5〜30重量%との混合ポリアミドは、耐熱性が高
く、耐ハンダ性を要求される用途には好ましい。又、ポ
リアミド66単位の一部を他の脂肪族ポリアミド単位で
置き換えた、ポリアミド66単位60〜89重量%、ポ
リアミド6I単位5〜30重量%、及び他の脂肪族ポリ
アミド単位1〜10重量%からなる3元共重合体は成形
流動性に優れる。かかる3元共重合体としては、例えば
カプロアミド単位(ポリアミド6単位)、ウンデカアミ
ド単位(ポリアミド11単位)、ドデカアミド単位(ポ
リアミド12単位)、ヘキサメチレンセバカミド単位
(ポリアミド610単位)、ヘキサメチレンドデカミド
単位(ポリアミド612単位)でポリアミド66単位の
一部を置換した3元共重合体、例えば(ポリアミド66
/6I/6)、(ポリアミド66/6I/11)、(ポ
リアミド66/6I/12)、(ポリアミド66/6I
/610)、(ポリアミド66/6I/612)が例示
できる。
%、ポリアミド6I単位5〜30重量%、及び他の脂肪
族ポリアミド単位1〜10重量%からなる混合ポリアミ
ドであっても本発明の目的を達成できる。ポリアミド6
I単位が30重量%を越える共重合体又は混合ポリアミ
ドの場合は、耐熱性、成形加工性、電気特性が必ずしも
十分でない場合があり、一方、ポリアミド6I単位が5
重量%未満の共重合体又は混合ポリアミドの場合は、十
分な難燃レベルを得るには難燃剤を多量に添加する必要
がある。
ロック共重合体のどちらであっても良く、又、これら共
重合体は、本願発明の目的を損なわない範囲で他の芳香
族ポリアミド樹脂を共重合成分として含んでいても良
い。又、混合ポリアミドとは、2成分以上からなるポリ
アミドをブレンド、溶融混練等の重合以外の一般に使わ
れる方法により混合したポリアミドのことである。本発
明の半芳香族ポリアミド樹脂の分子量は、成形可能な範
囲の物であれば良く、JIS K6810に示される硫
酸相対粘度が1.5〜3.5の範囲にあるポリアミド樹
脂が、成形流動性が良好でかつ高度な難燃レベルを保持
できるので特に好ましい。
酸とから形成される付加物とは、メラミンとリン酸単位
との実質的に等モルの反応生成物から得られる物を意味
し、製法には特に制約はない。通常、リン酸メラミンを
窒素雰囲気下、加熱縮合して得られるポリリン酸メラミ
ンを挙げることができる。ここでリン酸メラミンを構成
するリン酸としては、具体的にはオルトリン酸、亜リン
酸、次亜リン酸、メタリン酸、ピロリン酸、三リン酸、
四リン酸等が挙げられるが、特にオルトリン酸、ピロリ
ン酸を用いたメラミンとの付加物を縮合したポリリン酸
メラミンが難燃剤としての効果が高く、好ましい。
ミンの縮合度nは5以上が好ましい。また、ポリリン酸
メラミンはポリリン酸とメラミンの付加塩であっても良
く、メラミンとの付加塩を形成するポリリン酸として
は、いわゆる縮合リン酸と呼ばれる鎖状ポリリン酸、環
状ポリメタリン酸が挙げられる。これらポリリン酸の縮
合度nには特に制約はなく、通常3〜50であるが、得
られるポリリン酸メラミン付加塩の耐熱性の点でここに
用いるポリリン酸の縮合度nは5以上が好ましい。
ミンとポリリン酸との混合物を、例えば水スラリーとな
し、よく混合して両者の反応生成物を微粒子状に形成さ
せた後、このスラリーを濾過、洗浄、乾燥し、さらに必
要であれば焼成し、得られた固形物を粉砕して得られる
粉末である。本発明組成物を成形して得られる成形品の
機械的強度、成形品外観の点で、ポリリン酸メラミンの
粒径は、100μm以下、好ましくは50μm以下に粉
砕した粉末を用いるのが良い。0.5〜20μmの粉末
を用いると高い難燃性を発現するばかりでなく、成形品
の強度が著しく高くなるので特に好ましい。
に純粋である必要はなく、未反応のメラミンあるいはリ
ン酸、ポリリン酸が多少残存していても良い。ポリリン
酸メラミン中にリン原子として10〜18重量%含有す
るものが、成形加工時に成形金型に汚染性物質が付着す
る現象が少なく、特に好ましい。ポリリン酸メラミン
は、難燃剤として作用するが、シアヌル酸メラミンに代
表されるトリアジン系難燃剤に比較して、ガラス繊維等
の無機充填材と併用して使用した際に、高度の難燃化効
果を発揮し、特にポリアミド66とポリアミド6Iとの
共重合体、及び/又は混合ポリアミドに配合した際に
は、更に高度な難燃化効果を発現する。
は、ガラス繊維、炭素繊維、チタン酸カリウム繊維、石
膏繊維、黄銅繊維、ステンレス繊維、スチール繊維、セ
ラミックス繊維、ボロンウィスカ繊維、マイカ、タル
ク、シリカ、炭酸カルシウム、カオリン、焼成カオリ
ン、ウオラストナイト、ガラスビーズ、ガラスフレー
ク、酸化チタン等の繊維状、粒状、板状、あるいは針状
の無機質強化材が挙げられる。これらの強化材は二種以
上組み合わせて用いてもよい。特にガラス繊維、ウォラ
ストナイト、タルク、焼成カオリン、マイカが好ましく
使用される。又、ガラス繊維は長繊維タイプのロービン
グ、短繊維タイプのチョップドストランド、ミルドファ
イバー等から選択して用いることが出来る。ガラス繊維
はポリアミド用に表面処理した物を用いるのが好まし
い。
ては、金属腐食抑制作用効果、特に高温成形条件で長期
間成形しても金型に腐食現象を生じさせない作用効果を
有するものであり、モリブデン酸アンモニウム、モリブ
デン酸カリウム、モリブデン酸カルシウム、モリブデン
酸バリウム、モリブデン酸ストロンチウム、モリブデン
酸ナトリウム、モリブデン酸リチウムが挙げられ、中で
も金属腐食抑制効果の高いモリブデン酸アルカリ土類金
属塩が好ましく、特にモリブデン酸カルシウム、モリブ
デン酸バリウム、モリブデン酸ストロンチウムが好まし
い。
(a)、(b)、(c)及び(d)からなる難燃性ポリ
アミド樹脂組成物において、主体となる(a)ポリアミ
ド樹脂の割合は、30〜85重量%の範囲である。30
重量%未満では、成形加工性、機械的物性が損なわれ、
85重量%を越えると、難燃性、剛性の低下を生じる恐
れがある。 (b)メラミンとリン酸とから形成される付加物の割合
は、5〜40重量%、好ましくは10〜35重量%の範
囲である。5重量%未満では、難燃効果が充分でなく、
40重量%を越えると、混練時分解ガスが発生したり、
成形加工時に成形金型に汚染性物質が付着するなどの問
題が生じる。又、機械的物性の著しい低下や、成形品外
観の悪化の原因ともなる。
%、好ましくは10〜40重量%である。5重量%未満
では、機械的強度・剛性の発現が認められず、50重量
%を越えると、押出時や射出成形時の成形加工性の著し
い低下があるばかりか、量的な物性改良効果も認められ
ない。 (d)モリブデン酸塩の割合は、0.01〜5重量%、
好ましくは0.03〜3重量%である。0.01重量%
未満では、金属腐食抑制効果は認められず、5重量%を
超えると、難燃性が悪化するばかりでなく、機械的物性
が低下する。
とは、金属腐食性を示すパラメーターであって、長さ3
〜4mm、直径2〜3mmφの組成物ペレット20gを
蒸留水80gに浸せきし23℃の温度で24時間自然放
置したときの値であって、そのPHが3.9〜9.6、
好ましくは5.0〜7.8の範囲である。組成物のPH
が3.9未満では、いかなる添加剤を配合しようとも金
属腐食性が改善されないばかりでなく、ポリアミド樹脂
そのものの分解が促進され、機械的特性が著しく低下す
る。9.6を超えると、難燃剤の解離が促進され、成形
加工時に成形金型に汚染性物質が付着するなどの問題が
生じる。PHの調整方法は特に限定されるものではな
い。
ボキシルキ末端による調整、PH調整剤の配合による調
整、難燃剤の純度や量による調整等が挙げられる。特に
金属酸化物、例えば酸化ベリリウム、酸化マグネシウ
ム、酸化カルシウム、酸化ストロンチウム、酸化バリウ
ム等を配合する方法が好ましい。本発明では、更に無機
系の難燃助剤を機械的物性や成形加工性に悪影響を与え
ない範囲に於いて添加することもできる。好ましい難燃
助剤としては、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウ
ム、硫化亜鉛、酸化鉄、酸化硼素、硼酸亜鉛等が挙げら
れる。
方法は、特に限定的でなく、ポリアミド樹脂、メラミン
とリン酸とから形成される付加物、無機充填材、および
モリブデン酸塩を常用の単軸または2軸の押出機やニー
ダー等の混練機を用いて、200〜350℃の温度で溶
融混練する方法等であればよい 。本発明の難燃性ポリ
アミド樹脂組成物には、本発明の目的を損なわない範囲
で、他の成分、例えば顔料、染料等の着色剤や、ポリア
ミド樹脂の一般的な熱安定剤である銅系熱安定剤(例え
ばヨウ化銅、酢酸銅等とヨウ化カリウム、臭化カルウム
との併用)、ヒンダードフェノール系酸化劣化防止剤に
代表される有機系耐熱剤、耐候性改良剤、核剤、可塑
剤、帯電防止剤等の添加剤、他の樹脂ポリマー等を添加
することが出来る。
ブロー成形など公知の方法によってコネクター、コイル
ボビン、ブレーカー、電磁開閉器、ホルダー、プラグ、
スイッチ等の電気、電子、自動車用途の各種成形品に成
形される。以下の実施例により本発明をさらに詳しく説
明するが、本発明はこれに限定されるものではない。な
お、実施例及び比較例に用いた原材料及び測定方法を以
下に示す。
6/6I(85/15)共重合体 (a−2):後記する重合例2で得られたポリアミド6
6/6I(80/20)共重合体 (a−3):後記する重合例3で得られたポリアミド6
6/6I(65/35)共重合体 (a−4):ポリアミド66 旭化成工業(株)製
商品名 レオナ1300 (a−5):ポリアミド6 宇部興産(株)
商品名 SF1013A
製 商品名 アピノンMPP−A (b−2):リン酸メラミン (株)三和ケミカル
製 商品名 アピノンP―7202 (C)無機充填材 (c−1):ガラス繊維、旭ファイバーグラス(株)製
商品名 CS03JAFT756
(平均繊維径10μm) (D)モリブデン酸塩 (d−1):モリブデン酸バリウム 片山化学工業(株)製 1級試薬 (d―2):モリブデン酸ストロンチウム 片山化学工業(株)製 1級試薬 (d−3):モリブデン酸カルシウム 片山化学工業(株)製 1級試薬
ratories Incで定められた規格)の方法に
従って測定した。なお試験片の厚みは1/16inch
及び1/32inchとし射出成形機(東芝機械製:I
S50EP)を用いて成形して得た。 (2)硫酸相対粘度 JIS K6810に従って98%硫酸での相対粘度を
測定した。
STM D790の曲げ試験片(厚さ3mm)を成形
し、ASTM D790に準拠した方法で曲げ試験を実
施し、曲げ強度、曲げ弾性率を求めた。 (4)PH 清浄ガラス製容器に樹脂組成物20g、蒸留水80gを
入れ密閉し、23℃、24時間放置後浸せき後、東亜電
波工業製PH計(HM−60S)を用い、23℃でのP
Hを測定した。
ペレット50gを入れ、この樹脂組成物ペレット中に幅
10mm、長さ12mm、厚み1mmのSKD−11の
金属試験片を包埋し、気相を窒素置換したのち密閉。こ
れを280℃の恒温槽内に5時間保持したのち取り出
し、冷却後、金属容器内の溶融固化した樹脂組成物を砕
き、金属試験片を取り出し、高純水で洗浄後、金属顕微
鏡観察を行い、腐食の程度を評価した。なお腐食の程度
の判定は以下の基準とした。 ○:組織が見える程度の軽微な全面腐食。凹凸は1μm
以下で、研磨痕が残っている。 △:深さ1〜2μm程度の凹凸を伴う全面腐食。腐食面積
は小さい。 ×:深さ1〜2μm程度以上の凹凸を伴う全面腐食。
ジアミンの等モル塩2.00kgとイソフタル酸とヘキ
サメチレンジアミンの等モル塩0.35kg、アジピン
酸0.1kg、および純水2.5kgを5Lのオートク
レーブの中に仕込み良く撹拌した。充分窒素置換した
後、撹拌しながら温度を室温から220℃まで約1時間
かけて昇温した。この際、オートクレーブ内の水蒸気に
よる自然圧で内圧はゲージ圧で1.76MPaになる
が、1.76MPa以上の圧にならないよう水を反応系
外に除去しながら加熱を続けた。更に2時間後内温が2
60℃に到達した時点で加熱を止め、オートクレーブの
バルブを閉止し、約8時間かけて室温まで冷却した。冷
却後オートクレーブを開け、約2kgのポリマーを取り
だし粉砕した。得られた粉砕ポリマーを、10Lのエバ
ポレーターに入れ窒素気流下、200℃で10時間固相
重合した。固相重合によって得られたポリアミドは、融
点245℃、硫酸相対粘度2.38であった。
ジアミンの等モル塩2.00kgとイソフタル酸とヘキ
サメチレンジアミンの等モル塩0.50kg、アジピン
酸0.1kg、および純水2.5kgを出発原料とした
以外は重合例1と同様の方法でポリアミドを作成した。
得られたポリアミドは融点239℃、硫酸相対粘度2.
41であった。
ジアミンの等モル塩1.67kgとイソフタル酸とヘキ
サメチレンジアミンの等モル塩0.88kg、アジピン
酸0.1kg、および純水2.5kgを出発原料とした
以外は重合例1と同様の方法でポリアミドを作成した。
得られたポリアミドは融点219℃、硫酸相対粘度2.
45であった。
難燃剤b−1が25.0重量%、ガラス繊維c−1が2
5.0重量%、モリブデン酸塩d−3が0.5重量%に
なるように2軸押出機(東芝機械製TEM35)を用い
てシリンダー設定温度240℃、スクリュ−回転100
rpm、吐出量30kg/hrの条件下で、ポリアミド
樹脂a−1、難燃剤b−1、モリブデン酸塩d−3をト
ップフィードし、ガラス繊維c−1はサイドフィードし
て混練し、ストランド状に取り出し、冷却後カッターで
造粒しポリアミド樹脂組成物ペレットを得た。得られた
ペレットを前記した測定方法にて諸特性を調べた。その
結果を表1にしめす。
は実施例1と同様にしてペレットを得て、諸特性を調べ
た。その結果を表1にしめす。
は実施例1と同様にしてペレットを得て、諸特性を調べ
た。その結果を表1にしめす。
は実施例1と同様にしてペレットを得て、諸特性を調べ
た。その結果を表1にしめす。
は実施例1と同様にしてペレットを得て、諸特性を調べ
た。その結果を表1にしめす。
−1、ガラス繊維c−1の配合量を表1に示す割合にし
た以外は実施例1と同様にしてペレットを得て、諸特性
を調べた。その結果を表1にしめす。実施例1〜5と比
較例1〜2から判るように、ポリアミド樹脂に特定量の
メラミンとリン酸とから形成される付加物と特定量のモ
リブデン酸塩を組み合わせたときのみ、薄肉難燃性、機
械的特性、金属腐食性の全ての特性を満足することがで
きる。
難燃剤b−1が25.0重量%、ガラス繊維c−1が2
5.0重量%、モリブデン酸塩d−1が0.5重量%に
なるように2軸押出機(東芝機械製TEM35)を用い
て、シリンダー設定温度240℃、スクリュー回転10
0rpm、吐出量30kg/hrの条件下で、ポリアミ
ド樹脂a−2、難燃剤b−1および金属酸化物d−1を
トップフィードし、ガラス繊維c−1はサイドフィード
して混練し、ストランド状に取り出し、冷却後カッター
で造粒し、ポリアミド樹脂組成物ペレットを得た。得ら
れたペレットを前記した測定方法にて諸特性を調べた。
その結果を表2にしめす。
酸塩d−2を用いた以外は実施例6と同様にしてペレッ
トを得て、諸特性を調べた。その結果を表2にしめす。
酸塩d−3を用い配合量を表2に示す割合にした以外は
実施例6と同様にしてペレットを得て、諸特性を調べ
た。その結果を表2にしめす。
難燃剤b−1が25.0重量%、ガラス繊維c−1が2
5.0重量%、金属酸化物d−1が0.25重量%、モ
リブデン酸塩d−3が0.5重量%になるように2軸押
出機(東芝機械製TEM35)を用いて、シリンダー設
定温度240℃、スクリュー回転100rpm、吐出量
30kg/hrの条件下で、ポリアミド樹脂a−2、難
燃剤b−1、金属酸化物d−1及びモリブデン酸塩d−
3をトップフィードし、ガラス繊維c−1はサイドフィ
ードして混練し、ストランド状に取り出し、冷却後カッ
ターで造粒し、ポリアミド樹脂組成物ペレットを得た。
得られたペレットを前記した測定方法にて諸特性を調べ
た。その結果を表2にしめす。
ポリアミド樹脂a−2、難燃剤b−1、ガラス繊維c−
1の配合量を表2に示す割合にした以外は実施例6と同
様にしてペレットを得て、諸特性を調べた。その結果を
2にしめす。
ラス繊維c−1、金属酸化物d−1の配合量を表2に示
す割合にした以外は実施例6と同様にしてペレットを得
て、諸特性を調べた。その結果を表2にしめす。
難燃性が極めて高く、燃焼時に腐食性の高いハロゲン化
水素ガスの発生がなく、かつ優れた機械的特性、成形加
工時の金属腐食抑制効果を兼ね備えた成形材料であり、
家電部品、電子部品、自動車部品等の用途に用いること
が出来る。
Claims (9)
- 【請求項1】 (a)ポリアミド樹脂30〜85重量
%、(b)メラミンとリン酸とから形成される付加物5
〜40重量%、(c)無機充填材5〜50重量%、およ
び(d)モリブデン酸塩0.01〜5重量%の各成分か
らなり、上記(a)〜(d)の重量%を表示した量が全
部で100重量%であるポリアミド樹脂組成物であっ
て、その組成物のPHが3.9〜9.6である難燃ポリ
アミド樹脂組成物。 - 【請求項2】 (a)ポリアミド樹脂が、ポリアミド6
6,ポリアミド6、ポリアミド610、ポリアミド61
2、ポリアミド6I(ポリヘキサメチレンイソフタルア
ミド)、MXD6ナイロン、及びこれらのコポリアミド
の中から選ばれた少なくとも1種からなることを特徴と
する請求項1に記載の難燃ポリアミド樹脂組成物。 - 【請求項3】 (a)ポリアミド樹脂が、下記(1)〜
(4)の中から選ばれた少なくとも1種からなることを
特徴とする請求項1に記載の難燃ポリアミド樹脂組成
物。 (1)ポリアミド66単位70〜95重量%とポリアミ
ド6I(ポリヘキサメチレンイソフタルアミド)単位5
〜30重量%とからなる共重合体 (2)ポリアミド66単位60〜89重量%とポリアミ
ド6I単位5〜30重量%、及び脂肪族ポリアミド単位
(但し、ポリアミド66単位を除く)1〜10重量%と
からなる3元共重合体 (3)ポリアミド66 70〜95重量%とポリアミド
6I 5〜30重量%との混合ポリアミド (4)ポリアミド66 60〜89重量%とポリアミド
6I 5〜30重量%及び脂肪族ポリアミド単位(但
し、ポリアミド66単位を除く)1〜10重量%との混
合ポリアミド - 【請求項4】 (a)ポリアミド樹脂の硫酸相対粘度
(JIS K6810で測定)が、1.5〜3.5であ
ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の難
燃ポリアミド樹脂組成物。 - 【請求項5】 (d)モリブデン酸塩が、モリブデン酸
カルシウム、モリブデン酸バリウム、モリブデン酸スト
ロンチウムから選ばれた少なくとも一種のモリブデン酸
アルカリ土類金属塩であることを特徴とする請求項1〜
4のいずれかに記載の難燃強化ポリアミド樹脂組成物。 - 【請求項6】 (b)メラミンとリン酸とから形成され
る付加物が、リン酸メラミン、ピロリン酸メラミン、ポ
リリン酸メラミンから選ばれた少なくとも1種のリン系
難燃剤であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか
に記載の難燃ポリアミド樹脂組成物。 - 【請求項7】 リン系難燃剤が、リン原子として10〜
18重量%含有していることを特徴する請求項6に記載
の難燃ポリアミド樹脂組成物。 - 【請求項8】 リン系難燃剤の平均粒径が、0.5〜2
0μmであることを特徴とする請求項6に記載の難燃ポ
リアミド樹脂組成物。 - 【請求項9】 (c)無機充填材が、ガラス繊維、ウォ
ラストナイト、タルク、焼成カオリン、マイカの中から
選ばれた少なくとも1種の強化材であることを特徴とす
る請求項1〜8のいずれかに記載の難燃ポリアミド樹脂
組成物。
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---|---|---|---|---|
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JPH10505875A (ja) * | 1994-09-21 | 1998-06-09 | デーエスエム・メラプル・ベスローテン・フェンノートシャップ | 難燃性付与剤としてメラミン−またはメレム−リン酸反応生成物を含有する難燃性ガラス繊維強化ポリアミド樹脂組成物 |
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-
2001
- 2001-03-26 JP JP2001086658A patent/JP4798861B2/ja not_active Expired - Lifetime
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