JP2002284207A - 打栓式キャップ - Google Patents
打栓式キャップInfo
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Abstract
れ、キャップを容器口部から取り外す際の液飛び等の問
題も有効に解決された打栓式キャップを提供すること。 【解決手段】頂板部と、頂板部の周縁から下方に延びて
おり且つ下方の内面部分に係止突起を備えたスカート壁
とから成り、前記頂板部の内面には、前記スカート壁と
間隔を置いて下方に延びているインナーリングが形成さ
れ、該インナーリングとスカート壁との間の空間に容器
口部の上端が嵌め込まれることにより容器口部に固定さ
れる打栓式キャップにおいて、インナーリングとスカー
ト壁との間の頂板部内面には、周状の弾性フィンが下方
に延びており、該インナーリングとスカート壁との間の
空間に嵌め込められた容器口部の上端面から外周面にか
かる部分と、頂板部からスカート壁にかかる部分との間
に該弾性フィンが挟持されることにより、シール性が確
保されることを特徴とする。
Description
関するものであり、より詳細には、インナーリングとス
カート壁との間に容器口部を嵌め込むことにより容器口
部に固定される打栓式のキャップに関するものである。
たスカート壁とから成り、頂板部内面には、スカート壁
とは間隔を置いて下方に延びているインナーリングを備
えた打栓式キャップは、ガラス製ビン等の比較的広口の
口部を有する容器のキャップとして広く使用されてい
る。このような打栓式キャップにおいては、容器口部を
スカート壁とインナーリングとの間の空間に嵌め込むこ
とにより、容器口部へのキャップの固定が行われる。通
常、この種のキャップには、スカート壁の外面に開封用
タブが設けられ、この開封用タブを上方に引っ張り上げ
ることにより、キャップの開封が行われる。
の内面に螺条を設け、スカート壁の内面を容器口部に形
成された螺条と螺子係合させることにより容器口部への
固定が行われる所謂螺子キャップでは、キャップの閉栓
や開栓を容易に行うことができ、キャップのハイト(ス
カート壁の長さ)も比較的長いが、打栓式キャップにお
いては、開封タブを引っ張り上げることによるキャップ
の開封を容易に行うために、キャップハイトは短く設定
される。従って、シール性を確保するために、インナー
リングを比較的長くし、容器口部の内面とインナーリン
グの外面との密着領域を多く採ることにより、シール性
を確保するようになっている。
と、シール性を確保することはできても、キャップの開
栓性が低下するという問題を生じる。即ち、キャップを
容器口部から取り外す際に大きな力を要するため、キャ
ップを容器口部から取り外すときに容器内容液の液飛び
等の不都合が生じる。
を有すると共に、開封性にも優れ、キャップを容器口部
から取り外す際の液飛び等の問題も有効に解決された打
栓式キャップを提供することにある。
と、頂板部の周縁から下方に延びており且つ下方の内面
部分に係止突起を備えたスカート壁とから成り、前記頂
板部の内面には、前記スカート壁と間隔を置いて下方に
延びているインナーリングが形成され、該インナーリン
グとスカート壁との間の空間に容器口部の上端が嵌め込
まれることにより容器口部に固定される打栓式キャップ
において、前記インナーリングとスカート壁との間の頂
板部内面には、周状の弾性フィンが下方に延びており、
該インナーリングとスカート壁との間の空間に嵌め込め
られた容器口部の上端面から外周面にかかる部分と、頂
板部からスカート壁にかかる部分との間に該弾性フィン
が挟持されることにより、シール性が確保されることを
特徴とする打栓式キャップが提供される。
ングとスカート壁との間に弾性フィンが設けられてお
り、インナーリングとスカート壁との間の空間に容器口
部を嵌め込んだとき、この弾性フィンが容器口部の上端
面から外周面にかかる部分とキャップ内面(頂板部から
スカート壁にかかる部分)との間に挟持される。即ち、
本発明においては、インナーリングによって、容器口部
の上端面から内周面にかかる部分が保持されているた
め、その反対側の部分(容器口部の上端面から外周面に
かかる部分)に、弾性フィンの内面(特に下方部分)が
密着することによりシール性が確保される。従って、容
器口部の上端面から内周面にかかる部分がインナーリン
グによって有効に保持される程度に、インナーリングを
短くすることができ、インナーリングの長さを短いもの
とした場合にも十分なシール性を確保できる。例えば、
特開昭60−68526号公報には、頂板部の内面に弾
性フィンが設けられたキャップが開示されている。この
キャップは、弾性フィンが容器口部の上端面から外周面
にかかる部分とキャップ内面(頂板部若しくはスカート
壁の内面)との間に挟持されてシール性が確保されると
いう点では、本発明と共通するものである。しかしなが
ら、かかる先行技術のキャップは、インナーリングを備
えていない。このため、キャップのハイト(スカート壁
の長さ)を高くして、螺子係合による螺子力によって容
器口部を頂板部内面に強く押圧する力を付与することに
より、弾性フィンを挟持させることが必要となる。従っ
て、この先行技術のようなキャップは、キャップのハイ
トの短いキャップには適用することが困難である。これ
に対して、本発明のキャップでは、インナーリングによ
り容器口部が保持されるため、キャップのハイトが低い
場合にも、弾性フィンを有効に挟持することが可能とな
り、十分なシール性を確保することができるのである。
自体容易に変形するものであり、しかも、この弾性フィ
ンの内面が容器口部の上端面から外周面にかかる部分に
密着することによりシール性が確保される。このため、
このキャップを上方に持ち上げて容器口部から取り外す
際に、弾性フィンは、開封力に対してほとんど抵抗を及
ぼさない。従って、本発明によれば、インナーリングの
長さを短いものとすることにより、十分なシール性を確
保できると同時に、キャップの開封(開栓)も容易に行
うことができ、開封に際しての液飛び等の問題を有効に
解消することが可能となる。
方に膨出させ、この膨出により、前記インナーリングと
スカート壁との間の頂板部内面に凹部が形成することが
好ましい。即ち、このような凹部を形成することによ
り、インナーリングを長くすることなく、弾性フィンを
長いものとすることができ、弾性フィンと容器口部上端
面との密着領域を大きくし、シール性を高めることがで
きる。
グの下端よりも上方に位置させることが好適であり、こ
れにより、インナーリングの下端が容器口部の上端面に
接触した後、直ちに、インナーリングとスカート壁との
間の空間内に容器口部を導入することができる。
と弾性フィンとの間には、容器口部上端面の内面側より
の面に沿った曲率面を形成しておくことが好ましく、イ
ンナーリングは、この曲率面に続いて設けられているこ
とが好ましい。この曲率面が容器口部上端面と密着する
ことにより、弾性フィンによるシール性が補強され、シ
ール性を一層向上させることができる。更に、前記凹部
において、弾性フィンよりも外側の部分には、弾性フィ
ンの外面が密着し得るフラットな傾斜面を形成すること
が好ましい。このような傾斜面の形成により、容器口部
の上端面とキャップ内面との間に弾性フィンをしっかり
と挟持することができ、十分なシール性を確保すること
ができる。
5mm以下の長さとすることが好ましい。インナーリン
グの長さを短くすることにより、キャップの開封を容易
に行うことができ、しかも、本発明では、インナーリン
グを短くした場合にも、十分なシール性を確保すること
ができる。
体例に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の打栓
式キャップの全体の構造の一例を示す側断面図、図2
は、図1のキャップの底面図、図3は、図1のキャップ
を容器口部に装着した状態を示す半断面側面図、図4
は、図1のキャップの要部(容器口部との嵌合部分)を
拡大して示す側断面図、図5は、図4で示されている要
部に容器口部が嵌合している状態を示す側断面図、図6
は、本発明のキャップで用いられる弾性フィンの変形例
を示す部分側断面図、図7は、本発明のキャップで用い
られる弾性フィンの更に他の変形例を示す部分側断面図
である。
ャップは、頂板部1と、頂板部1の外周縁から下方に延
びているスカート壁2とを備えており、スカート壁2の
下方外面には、タガ締めバンド3が設けられており、こ
のタガ締めバンド3には、開封用タブ5が設けられてい
る。頂板部1の内面(下面)には、スカート壁2とは適
当な間隔を置いてインナーリング7が設けられており、
スカート壁2の下方部分内面には、係止突起8が設けら
れている。即ち、図3に示されている様に、インナーリ
ング7とスカート壁2との間の空間に容器口部50が嵌
め込まれ、インナーリング7と係止突起8の協働作用に
よって、容器口部50にがっちりとキャップが固定され
る。
知の合成樹脂、例えば、ポリエチレン、アイソタクティ
クポリプロピレン、エチレン−ポリプロピレン共重合
体、ポリブテン−1、エチレン−ブテン−1共重合体、
プロピレン−ブテン−1共重合体、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体等のオレフィン系樹脂や、ポリスチレン、ス
チレン−ブタジエン共重合体、ABS樹脂或いはポリカ
ーボネート等の一体成形によって形成される。
ト壁2には、図1に明瞭に示されている様に、周方向に
一定間隔でスリット10が設けられている。これらのス
リット10は、それぞれ、スカート壁2の下端から係止
突起8の上方にまで延びている。また、係止突起8は、
上記のスリット10によって分断されているそれぞれの
部分において、下側部分が刳り貫かれて凹部8aが形成
されている。この凹部8aは、係止突起8の下端から係
止突起8の頂部近傍まで延びていることが好ましい。即
ち、上記のようなスリット10を形成し、且つ係止突起
8に凹部8aを形成することにより、容器口部50とキ
ャップとの嵌合力が適度に弱められ、スカート壁2に適
度な変形性が付与されることにより、キャップの開封、
即ち、容器口部50からのキャップの脱着が容易に行わ
れるようになっている。
けられた破断可能なブリッジ12と強固な接合部14を
介してスカート壁2の下端外面に接続されており、ま
た、タガ締めバンド3の内面とスカート壁2の外面との
間には、カッティング加工等の成形後の後加工によって
切断面16が形成され、タガ締めバンド3の内面とスカ
ート壁2の外面とは、上記のブリッジ12と、開封用タ
ブ5の反対側の接合部14とで接続されている。即ち、
タガ締めバンド3とスカート壁2とは、上記の接合部1
4において一体に接合しており、引裂き等が不可能な程
度に強固に接合されている。また、強固な接合部14が
形成されている位置には、必要により、タガ締めバンド
3の下端外面に摘み片18が設けられる。
壁2の外面に対面しているタガ締めバンド3は、スカー
ト壁2をタガ締めし、スカート壁2を保護すると共に、
上述したスリット10や係止突起8の下側に形成された
凹部8aによる容器口部50との嵌合力の低下を有効に
補う。即ち、打栓により、このキャップを容器口部50
に装着する際には、スカート壁2の内面に形成されてい
る係止突起8が容器口部50を乗り越える時に、スカー
ト壁2は外側に押し広げられる。しかるに、スカート壁
2の外面には、上記のようなタガ締めバンド3が設けら
れているため、スカート壁2が必要以上に押し広げられ
ることはなく、スカート壁2の過度の変形が有効に防止
される。また、キャップが容器口部50に装着された状
態では、スカート壁2はタガ締めバンド3によってタガ
締めされているため、スカート壁2の係止突起8と容器
口部50との係合が補強され、キャップのガタツキ等は
有効に防止され、またシール性の低下も防止される。
ようにして行われる。先ず、図3において、開封用タブ
5を指で上方に引き上げると、ブリッジ12が破断する
ため、タガ締めバンド3は、強固な接合部14を支点と
して上方に捲り上げられる。従って、スカート壁2は、
タガ締めバンド3によるタガ締め力から開放され、スリ
ット10が形成されていることから、容易に外方に広が
るようになり、また係止突起8と容器口部50との係合
力も低下する。従って、ブリッジ12が破断され、タガ
締めバンド3が捲り上げられた状態で、タガ締めバンド
3を上方に持ち上げることにより、タガ締めバンド3と
スカート壁2を一体として、即ち、キャップ全体を容器
口部50から取り外すことができる。特に広口の容器に
キャップが用いられている場合には、内容液がこぼれる
ことを防止するために、タガ締めバンド3を上方に持ち
上げてブリッジ12を破断した後に、強固な接合部14
側に設けられている摘み片18を指で押し上げることに
より、キャップを容器口部50から取り外すのがよい。
器口部50の内周面側とインナーリング7との密着領域
が大きくなるため、容器口部50からキャップを取り外
すに際して、大きな力を要する。この結果、キャップを
取り外す時に、容器内容液の液飛び等の不都合を生じる
おそれがある。既に述べた通り、このような問題は、イ
ンナーリング7の長さを短くすれば容易に解決できる
が、反面、シール性が損なわれてしまう。本発明は、図
4及び図5の要部拡大図に示す様に、弾性フィン20を
設けることにより、上記のような問題を有効に解決する
ことに成功したものである。
されたい。これらの図に示されている様に、上方に膨出
した突部22が、頂板部1の外周縁の全周にわたって形
成されており、この結果、頂板部1の内面において、ス
カート壁2とインナーリング7との間には、凹部23が
形成されている。この凹部23内に、上記の弾性フィン
20が周状に形成されている。即ち、本発明の打栓式キ
ャップでは、容器口部50をスカート壁2とインナーリ
ング7との間の空間に嵌め込んでキャップを嵌合固定す
ると、上記の弾性フィン20が外方に屈曲し、図5に示
されている様に、容器口部50の上端面50aの外周面
側とスカート壁2の上端から前記凹部23にかかる傾斜
面33との間で、弾性フィン20はしっかりと挟持され
る。この結果、弾性フィン20の内面は、容器口部50
の上端面50aの外周面側と密着し、シール部が形成さ
れることになる。このことから理解されるように、本発
明においては、インナーリング7の外面と容器口部50
の内面との密着部分は、主たるシール部ではなく、イン
ナーリング7は、弾性フィン20の内面によるシール性
を補強するように作用する。従って、インナーリング7
の長さpを短くすることができ、これを短くした場合に
も、弾性フィン20によって十分なシール性を確保する
ことができる。本発明において、かかるインナーリング
7の長さpは、キャップの材質等によっても異なるが、
2.5mm以下とすることが好適である。上記の説明か
ら理解されるように、この長さpが必要以上に長いと、
インナーリング7の外面と容器口部50の内面との密着
面積が大きくなり、キャップを容器口部50から取り外
す際の抵抗力が大きくなり、液飛び等の不都合を生じ易
くなるからである。
嵌合した時に、上記弾性フィン20を、容器口部50の
上端面50aの外周面側に傾倒させるようにしなければ
ならない。このためには種々の手段が考えられるが、例
えば、容器口部50をスカート壁2とインナーリング7
との間の空間に嵌め込んだ時に、弾性フィン20の下端
が、容器口部50の上端面50aの中心よりも外周面側
に当接するように、弾性フィン20の設置位置や形状を
設定するのがよい。上記の例では、図4に示されている
ように、弾性フィン20の内面側の下端に、外面側に傾
斜したテーパ面20aを形成することにより、弾性フィ
ン20が外面側に傾倒するようにしている。また、弾性
フィン20を、容器口部50の上端面50aの外周面側
に確実に傾倒させるためには、図6及び図7に示すよう
な形態に弾性フィン20の形状を変更することができ
る。図6では、弾性フィン20は、頂板部内面から下方
に延びているが、その途中の中間部当りから外面側に傾
斜して下方に延びている。更に、図7では、弾性フィン
20は、その付根部から全体にわたって外面側に傾斜し
て下方に延びている。このような形状に弾性フィン20
を形成することにより、弾性フィン20は、容器口部5
0の上端面50aの外周面側に容易に傾倒するようにな
っている。
リング7の下端よりも上方に位置させることが好まし
い。これにより、インナーリング7の下端が容器口部5
0の上端面50aに当接した後、直ちに、容器口部50
をスカート壁2とインナーリング7との間の空間に嵌め
込むことができる。
さ)が長いほど、容器口部50の上端面50aの外周側
との密着面積、即ちシール面積が大きくなるが、本発明
の好適な態様では、インナーリング7の長さは短く設定
され、しかも、弾性フィン20の下端は、インナーリン
グ7の下端よりも上方に位置するように設定される。従
って、弾性フィン20の長さは、必然的に制限される
が、上記のような条件を満足しつつ、弾性フィン20の
長さを長くするために、本発明では、頂板部1の外周縁
に膨出した突部22を形成することにより、弾性フィン
20が設けられるスカート壁2とインナーリング7との
間の領域に凹部23を形成しているわけである。この場
合、特に図4に示されているように、弾性フィン20の
付根部の内面側を深く切り込んで、弾性フィン20の内
面側(インナーリング7側)の長さを長くすることが好
ましい。これにより、弾性フィン20の内面と容器口部
50の上端面50aの外周側との密着面積(シール面
積)を大きくでき、しかも、弾性フィン20を外面側
(スカート壁2側)に容易に傾倒させるようにすること
ができる。
器口部50の上端面50aは、通常曲率面となってい
る。本発明によれば、上記凹部23内において、弾性フ
ィン20とインナーリング7との間の領域に、上記の上
端面50aの内面側曲率面に沿った曲率面(即ち、凹
面)30を形成することが好ましい(図4参照)。この
ような曲率面30は、容器口部50を嵌合したときに、
図5に示されているように、容器口部50の上端面50
aと密着し、この部分もシール面となる。従って、シー
ル性を一層向上させることができる。
ン20とスカート壁2との間の領域(特にスカート壁2
の上端にかかる部分)に、フラットな傾斜面33を形成
しておくことが好適である。容器口部50が嵌め込まれ
て弾性フィン20が外面側(スカート壁2側)に傾倒し
たとき、その外面は、このような傾斜面33に面接す
る。即ち、係止突起8等の押圧力が効果的に作用し、弾
性フィン20は、容器口部50の上端面50aと傾斜面
33との間にしっかりと挟持され、シール性が補強され
る。
更が可能である。例えば図1〜図5の例では、タガ締め
バンド3が設けられているが、このようなバンドが設け
られておらず、スカート壁2の外面に直接開封用タブ5
が設けられている打栓式キャップに本発明を適用するこ
ともできる。
ナーリングの長さを短くすることができるため、開栓性
に優れ、例えばこのキャップを容器口部から取り外す際
に大きな力を要しないため、開栓に際して容器内容液の
液飛び等の不都合を有効に解決することができる。ま
た、本発明では、インナーリングの長さを短くした場合
にも十分なシール性を確保することができる。
示す側断面図。
す半断面側面図。
分)を拡大して示す側断面図。
いる状態を示す側断面図。
ィンの変形例を示す部分側断面図。
ィンの更に他の変形例を示す部分側断面図。
Claims (7)
- 【請求項1】 頂板部と、頂板部の周縁から下方に延び
ており且つ下方の内面部分に係止突起を備えたスカート
壁とから成り、前記頂板部の内面には、前記スカート壁
と間隔を置いて下方に延びているインナーリングが形成
され、該インナーリングとスカート壁との間の空間に容
器口部の上端が嵌め込まれることにより容器口部に固定
される打栓式キャップにおいて、 前記インナーリングとスカート壁との間の頂板部内面に
は、周状の弾性フィンが下方に延びており、該インナー
リングとスカート壁との間の空間に嵌め込まれた容器口
部の上端面から外周面にかかる部分と、頂板部からスカ
ート壁にかかる部分との間に該弾性フィンが挟持される
ことにより、シール性が確保されることを特徴とする打
栓式キャップ。 - 【請求項2】 頂板部の周縁部分は上方に膨出してお
り、この膨出により、前記インナーリングとスカート壁
との間の頂板部内面に凹部が形成され、この凹部から前
記弾性フィンが下方に延びている請求項1に記載の打栓
式キャップ。 - 【請求項3】 前記凹部において、インナーリングと弾
性フィンとの間には、容器口部上端面の内面側よりの面
に沿った曲率面が形成されている請求項2に記載の打栓
式キャップ。 - 【請求項4】 前記弾性フィンの下端は、インナーリン
グの下端よりも上方に位置している請求項2に記載の打
栓式キャップ。 - 【請求項5】 前記凹部において、弾性フィンよりも外
側の部分には、閉栓の際に、弾性フィンの外面が密着し
得るフラットな傾斜面が形成されている請求項2に記載
の打栓式キャップ。 - 【請求項6】 前記インナーリングは、2.5mm以下
の長さを有するものである請求項1乃至5の何れかに記
載の打栓式キャップ。 - 【請求項7】 前記スカート壁の外面部分には、破断可
能なブリッジと強固な接合部とを介して接続されたタガ
締めバンドが設けられている請求項1乃至6の何れかに
記載の打栓式キャップ。
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