JP2597797Y2 - 封緘キャップ付き容器 - Google Patents
封緘キャップ付き容器Info
- Publication number
- JP2597797Y2 JP2597797Y2 JP1993025330U JP2533093U JP2597797Y2 JP 2597797 Y2 JP2597797 Y2 JP 2597797Y2 JP 1993025330 U JP1993025330 U JP 1993025330U JP 2533093 U JP2533093 U JP 2533093U JP 2597797 Y2 JP2597797 Y2 JP 2597797Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- sealing cap
- mouth
- peripheral
- peripheral wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Closures For Containers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本案は封緘キャップ付き容器に係
る。
る。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】例えば、実開昭48-261
46号公報が示すように、容器体と、該容器体の口頸部上
面を閉塞する封緘キャップとからなり、該封緘キャップ
を、容器体口頸部の上部外面へ頂壁周縁から垂設した周
壁を螺合させ、かつ該周壁の外面下端に第1係合突条を
付設したキャップ本体と、上記第1係合突条上面へ、短
筒部の内面上端に付設した第2係合突条を係合させ、か
つその短筒部下端から複数破断片を介して斜下内方へ傾
斜する係合筒部を垂設し、該係合筒部内面を容器体口頸
部の下部外面に付設した外向きフランジ状壁下面へ係合
させた封緘筒とで形成した封緘キャップ付き容器が知ら
れている。
46号公報が示すように、容器体と、該容器体の口頸部上
面を閉塞する封緘キャップとからなり、該封緘キャップ
を、容器体口頸部の上部外面へ頂壁周縁から垂設した周
壁を螺合させ、かつ該周壁の外面下端に第1係合突条を
付設したキャップ本体と、上記第1係合突条上面へ、短
筒部の内面上端に付設した第2係合突条を係合させ、か
つその短筒部下端から複数破断片を介して斜下内方へ傾
斜する係合筒部を垂設し、該係合筒部内面を容器体口頸
部の下部外面に付設した外向きフランジ状壁下面へ係合
させた封緘筒とで形成した封緘キャップ付き容器が知ら
れている。
【0003】しかしながら、上記従来容器は、当初から
係合筒部を斜下内方へ傾斜させた状態で封緘筒を作製す
ると、封緘キャップを容器体口頸部へ装着させる際に、
容器体口頸部の外向きフランジ状壁下面へ係合筒部を係
合できなくなるので、先ず、係合筒部を垂直に伸ばした
状態で封緘筒を作製し、封緘キャップ装着後、係合筒部
を加熱処理等の後加工により屈曲変形させねばならず、
よって、製作が面倒でコスト高となる欠点があり、ま
た、キャップ本体および封緘筒の二部材で封緘キャップ
を形成したことも、コスト高を招く一因となった。
係合筒部を斜下内方へ傾斜させた状態で封緘筒を作製す
ると、封緘キャップを容器体口頸部へ装着させる際に、
容器体口頸部の外向きフランジ状壁下面へ係合筒部を係
合できなくなるので、先ず、係合筒部を垂直に伸ばした
状態で封緘筒を作製し、封緘キャップ装着後、係合筒部
を加熱処理等の後加工により屈曲変形させねばならず、
よって、製作が面倒でコスト高となる欠点があり、ま
た、キャップ本体および封緘筒の二部材で封緘キャップ
を形成したことも、コスト高を招く一因となった。
【0004】本案は、封緘キャップを一体成形品として
コストダウンを図ると共に、封緘キャップ周壁の下端に
外向きフランジ状の肉薄壁を付設し、該肉薄壁の外周部
下面を、容器体口頸部の外向きフランジ状壁外周部上面
へ圧接させることで、封緘キャップの不法取外しを効果
的に抑止できるよう設けた。
コストダウンを図ると共に、封緘キャップ周壁の下端に
外向きフランジ状の肉薄壁を付設し、該肉薄壁の外周部
下面を、容器体口頸部の外向きフランジ状壁外周部上面
へ圧接させることで、封緘キャップの不法取外しを効果
的に抑止できるよう設けた。
【0005】
【課題を解決するための手段】胴部上端から口頸部2を
起立し、該口頸部下部に外向きフランジ3を、かつ口頸
部2の外面中間部に第1係合突条4を、それぞれ付設し
た容器体1と、上記口頸部2外面に、頂壁6周縁から垂
設した周壁8を嵌合させると共に、該周壁下端に斜下外
方へテーパ状に突出する外向きフランジ状の肉薄壁9
を、かつその周壁8の下部内面に第2係合突条10を、
それぞれ付設して、該第2係合突条上面を上記第1係合
突条4下面へ係合させ、また、周壁8中間部に第1,第
2破断線11a,11bを平行に周設して、それ等両破
断線間の周壁部分を一部で切離して破断帯12となし、
かつ、該破断帯の一端に摘み片13を付設した封緘キャ
ップ5とからなり、上記周壁8下端面を外向きフランジ
3の内周部上面へ近接させ、また、上記肉薄壁9の外周
部下面を外向きフランジ3の外周部上面へ圧接させた。
起立し、該口頸部下部に外向きフランジ3を、かつ口頸
部2の外面中間部に第1係合突条4を、それぞれ付設し
た容器体1と、上記口頸部2外面に、頂壁6周縁から垂
設した周壁8を嵌合させると共に、該周壁下端に斜下外
方へテーパ状に突出する外向きフランジ状の肉薄壁9
を、かつその周壁8の下部内面に第2係合突条10を、
それぞれ付設して、該第2係合突条上面を上記第1係合
突条4下面へ係合させ、また、周壁8中間部に第1,第
2破断線11a,11bを平行に周設して、それ等両破
断線間の周壁部分を一部で切離して破断帯12となし、
かつ、該破断帯の一端に摘み片13を付設した封緘キャ
ップ5とからなり、上記周壁8下端面を外向きフランジ
3の内周部上面へ近接させ、また、上記肉薄壁9の外周
部下面を外向きフランジ3の外周部上面へ圧接させた。
【0006】
【作用】図1の状態から、封緘キャップ5を不法に取外
す目的で、封緘キャップ周壁8の下端面と外向きフラン
ジ3の内周部上面との間に、ドライバー等の先端部を差
込み押上げすると、肉薄壁9の基部が弾性限界を越えて
変形し、弾性復元不能となるから、封緘キャップ5を不
法に取外した痕跡が肉薄壁9の一部に明白に残ることと
なる。
す目的で、封緘キャップ周壁8の下端面と外向きフラン
ジ3の内周部上面との間に、ドライバー等の先端部を差
込み押上げすると、肉薄壁9の基部が弾性限界を越えて
変形し、弾性復元不能となるから、封緘キャップ5を不
法に取外した痕跡が肉薄壁9の一部に明白に残ることと
なる。
【0007】封緘キャップ5を正規に開封する場合は、
図1の状態から、摘み片13を用いて第1, 第2破断線11
a, 11bを破断させ、破断帯12を取除いた後、該破断帯
上方の封緘キャップ部分を取外す。
図1の状態から、摘み片13を用いて第1, 第2破断線11
a, 11bを破断させ、破断帯12を取除いた後、該破断帯
上方の封緘キャップ部分を取外す。
【0008】
【実施例】1は容器体であり、該容器体は、胴部上端か
ら口頸部2を起立し、該口頸部下部に外向きフランジ3
を、かつ口頸部2の外面中間部に第1係合突条4を、そ
れぞれ付設している。
ら口頸部2を起立し、該口頸部下部に外向きフランジ3
を、かつ口頸部2の外面中間部に第1係合突条4を、そ
れぞれ付設している。
【0009】5は封緘キャップであり、該封緘キャップ
は、頂壁6の下面から垂設した短筒7と、頂壁6周縁か
ら垂設した周壁8とを有し、それ等短筒7と周壁8とを
口頸部2の上端部内面と外面とに、それぞれ嵌合させ、
かつ周壁8の下端面を既述外向きフランジ3の内周部上
面へ近接させている。また、周壁8下端から斜下外方へ
テーパ状に外向きフランジ状の肉薄壁9を突設して、該
肉薄壁の外周部下面を既述外向きフランジ3の外周部上
面へ圧接させ、更に、周壁8の下部内面に第2係合突条
11を付設して、該第2係合突条上面を既述第1係合突
条4下面へ係合させている。更に、周壁8中間部に第
1,第2破断線11a,11bを平行に周設し、かつ、
それ等両破断線間の周壁部分を一部で切離すことで、周
壁巾間部を破断帯12となし、該破断帯の一端に摘み片
13を付設し、また、その破断帯12上方の周壁部分に
は指掛け片14を付設している。
は、頂壁6の下面から垂設した短筒7と、頂壁6周縁か
ら垂設した周壁8とを有し、それ等短筒7と周壁8とを
口頸部2の上端部内面と外面とに、それぞれ嵌合させ、
かつ周壁8の下端面を既述外向きフランジ3の内周部上
面へ近接させている。また、周壁8下端から斜下外方へ
テーパ状に外向きフランジ状の肉薄壁9を突設して、該
肉薄壁の外周部下面を既述外向きフランジ3の外周部上
面へ圧接させ、更に、周壁8の下部内面に第2係合突条
11を付設して、該第2係合突条上面を既述第1係合突
条4下面へ係合させている。更に、周壁8中間部に第
1,第2破断線11a,11bを平行に周設し、かつ、
それ等両破断線間の周壁部分を一部で切離すことで、周
壁巾間部を破断帯12となし、該破断帯の一端に摘み片
13を付設し、また、その破断帯12上方の周壁部分に
は指掛け片14を付設している。
【0010】尚、上記容器体および封緘キャップは共に
合成樹脂材により成形する。
合成樹脂材により成形する。
【0011】
【考案の効果】本案は上記構成とするものであり、封緘
キャップ周壁8の下端から斜下外方へテーパ状に外向き
フランジ状の肉薄壁9を突設し、該肉薄壁の外周部下面
を、容器体口頸部2の外向きフランジ3外周部上面へ圧
接させたから、該外向きフランジの内周部上面と封緘キ
ャップ周壁8の下端面との間にドライバー等の先端部を
差込み押上げると、肉薄壁9の基部が弾性限界を越えて
変形し、弾性復元不能となるから、不正に開蓋された痕
跡を確実に残すことができ、かつ明確な痕跡が残るか
ら、不正に開蓋されたことが一目で分かり、また、その
痕跡を消すことができないから、不正に開蓋された事実
を確実に知ることができ、更に、封緘キャップ5を不正
に開蓋した痕跡が確実に残るから、不正な開蓋を効果的
に抑止することができる。更に、封緘キャップ5は一体
成形品であるから、既述従来品と比較して部品数が少な
く、組み立ても容易であり、廉価に形成できる。
キャップ周壁8の下端から斜下外方へテーパ状に外向き
フランジ状の肉薄壁9を突設し、該肉薄壁の外周部下面
を、容器体口頸部2の外向きフランジ3外周部上面へ圧
接させたから、該外向きフランジの内周部上面と封緘キ
ャップ周壁8の下端面との間にドライバー等の先端部を
差込み押上げると、肉薄壁9の基部が弾性限界を越えて
変形し、弾性復元不能となるから、不正に開蓋された痕
跡を確実に残すことができ、かつ明確な痕跡が残るか
ら、不正に開蓋されたことが一目で分かり、また、その
痕跡を消すことができないから、不正に開蓋された事実
を確実に知ることができ、更に、封緘キャップ5を不正
に開蓋した痕跡が確実に残るから、不正な開蓋を効果的
に抑止することができる。更に、封緘キャップ5は一体
成形品であるから、既述従来品と比較して部品数が少な
く、組み立ても容易であり、廉価に形成できる。
【図1】本案容器要部の縦断面図である。
【図2】その容器要部の拡大縦断面図である。
【図3】封緘キャップの縦断面図である。
【図4】封緘キャップの平面図である。
【図5】容器要部の側面図である。
【図6】封緘キャップを取外し状態での側面図である。
【図7】図6AーA線を矢示方向へ見た拡大縦断面図で
ある。
ある。
5…封緘キャップ 9…肉薄壁
Claims (1)
- 【請求項1】 胴部上端から口頸部2を起立し、該口頸
部下部に外向きフランジ3を、かつ口頸部2の外面中間
部に第1係合突条4を、それぞれ付設した容器体1と、
上記口頸部2外面に、頂壁6周縁から垂設した周壁8を
嵌合させると共に、該周壁下端に斜下外方へテーパ状に
突出する外向きフランジ状の肉薄壁9を、かつその周壁
8の下部内面に第2係合突条10を、それぞれ付設し
て、該第2係合突条上面を上記第1係合突条4下面へ係
合させ、また、周壁8中間部に第1,第2破断線11
a,11bを平行に周設して、それ等両破断線間の周壁
部分を一部で切離して破断帯12となし、かつ、該破断
帯の一端に摘み片13を付設した封緘キャップ5とから
なり、上記周壁8下端面を外向きフランジ3の内周部上
面へ近接させ、また、上記肉薄壁9の外周部下面を外向
きフランジ3の外周部上面へ圧接させたことを特徴とす
る封緘キャップ付き容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993025330U JP2597797Y2 (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | 封緘キャップ付き容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993025330U JP2597797Y2 (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | 封緘キャップ付き容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0678262U JPH0678262U (ja) | 1994-11-04 |
JP2597797Y2 true JP2597797Y2 (ja) | 1999-07-12 |
Family
ID=12162935
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993025330U Expired - Lifetime JP2597797Y2 (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | 封緘キャップ付き容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2597797Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3481728B2 (ja) * | 1995-05-30 | 2003-12-22 | 株式会社吉野工業所 | 液体収納容器 |
-
1993
- 1993-04-15 JP JP1993025330U patent/JP2597797Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0678262U (ja) | 1994-11-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |