JP3745806B2 - ピルファープルーフキャップ - Google Patents
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- B65D41/00—Caps, e.g. crown caps or crown seals, i.e. members having parts arranged for engagement with the external periphery of a neck or wall defining a pouring opening or discharge aperture; Protective cap-like covers for closure members, e.g. decorative covers of metal foil or paper
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- B65D41/34—Threaded or like caps or cap-like covers provided with tamper elements formed in, or attached to, the closure skirt
- B65D41/3423—Threaded or like caps or cap-like covers provided with tamper elements formed in, or attached to, the closure skirt with flexible tabs, or elements rotated from a non-engaging to an engaging position, formed on the tamper element or in the closure skirt
- B65D41/3428—Threaded or like caps or cap-like covers provided with tamper elements formed in, or attached to, the closure skirt with flexible tabs, or elements rotated from a non-engaging to an engaging position, formed on the tamper element or in the closure skirt the tamper element being integrally connected to the closure by means of bridges
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、飲料用瓶等の容器の口部に密嵌されるピルファープルーフキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】
気密洩れ防止のためのピルファープルーフキャップは、従来、例えば、図6に示すような構成のものが提案されている。すなわち、同図にて、符号aはキャップ本体で、そのキャップ本体aの下端周縁に破断しやすいブリッジbを介して接続されるピルファープルーフバンドcの内周下端縁に、前記ピルファープルーフバンドcに対し折返し状態で、内方に傾斜させて立上がる蛇腹状のフラップ(係止片部)dが設けられ、このフラップdの外側端縁eを、容器口部fの段状くびれ部gの内周縁部hと当接させている。
【0003】
このような構成により、キャップ本体aを螺じ上げて開栓しようとすると、容器口部fの段状くびれ部gの内周縁部hと当接している係止片部dによってピルファープルーフバンドcの上動が阻止され、ブリッジbを破断するため、このブリッジbの破断によって開栓されたことを検知することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記のような従来のピルファープルーフキャップでは、開栓時に、蛇腹状のフラップdがバックリング(開栓時にフラップが基部において撓んでついには反転する状態をいう)をおこしやすく、開栓したにもかかわらず、ブリッジbが破断されないことがあった。これは、図4(B)に示す模式図にて、次のように説明することができる。
【0005】
同図にて、開栓時に、A点を介してフラップdの基部B点に作用するフラップ圧縮力fはピルファープルーフバンドcを下向きに押し下げる力Tと、そのピルファープルーフバンドcを外方に押し拡げる力Fとに二分され、かつそのA点には時計まわりのモーメントMが作用する。すなわち、f=T・cosθ,F=T・sinθ,M=Flの関係式が成立し、フラップdの倒れ角θが大である程F,Mの値が大となり、バックリングが発生しやすくなると考えることができる。
【0006】
また、ブリッジbと容器口部fとの間隔Dが狭い場合には、ピルファープルーフキャップを正しく装着しにくく、その状態でねじ締めるとフラップdによってブリッジbが外方に押し拡げられて破断してしまうこともあった。そのため、間隔Dを大に設定しようとすると、フラップdの倒れ角θがより一層大となり、上述のように、バックリングを発生させやすくなるという厄介な問題があった。
【0007】
本発明はこのような実情に鑑みてなされ、ブリッジの破断を生じる装着不良を防止し、開栓時にバックリングをおこしにくいピルファープルーフキャップを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上述の課題を解決するための手段を以下のように構成している。
すなわち、請求項1に記載の発明では、キャップ本体の下端周縁と破断しやすいブリッジ2を介して接続されるピルファープルーフバンド3の内周縁に、前記ピルファープルーフバンド3に対し折返し状態で、内方に傾斜して立上がる係止片部4が設けられ、その係止片部4の外側端縁41を、容器口部5の段状くびれ部6の内周縁部61と当接させることなく、前記係止片部4の内側端縁42を前記段状くびれ部6の外周縁部62と当接させてなることを特徴としている。
【0009】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明における前記係止片部4が蛇腹形状に形成されてなることを特徴としている。
【0010】
請求項3に記載の発明では、請求項1に記載の発明における前記係止片部4が平板状に形成されてなることを特徴としている。
【0011】
上述のように、係止片部4の内側端縁42を段状くびれ部6の外周縁部62と当接させていることによって、例えば図4(A)に示すように、間隔D1 を大に設定してもフラップ4の内向き角θ1 を小さく設定することができるため、正しく装着でき、かつその閉栓時にブリッジ2が破断されにくく、また、開栓時には、係止片部(フラップ)4が倒れにくくなり、バックリングが発生しにくくなる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に本発明のピルファープルーフキャップの好ましい実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は閉栓状態のピルファープルーフキャップ(以下キャップという)の要部拡大断面図、図2は縦断面図、図3は図2のX−X線矢視図であり、これらの図において、符号1はキャップ本体、2は破断しやすいブリッジ、3はそのブリッジ2を介してキャップ本体1に接続されるピルファープルーフバンド(以下バンドという)、4はそのバンド3の内周下端縁に、バンド3に対し折返し状態で、内方に傾斜して立上がるように設けられる蛇腹状の緩衝機能を有するフラップ(係止片部)、5は容器口部、6はその段状くびれ部である。
【0013】
上述のフラップ4は、その外向突縁(外側端縁)41と容器口部5の段状くびれ部6の内周縁部61と当接させることなく、その内向突縁(内側端縁)42を段状くびれ部6の外周縁部62と当接させている。
【0014】
このように、フラップ4の内向突縁42を段状くびれ部6の外周縁部62と当接させていることによって、図4(A)に示すように、フラップ4の内向突縁42と段状くびれ部6の外周縁部62との当接点Aとフラップ4の基部Bとを結ぶ線とバンド3との傾斜角θ1 を従来のフラップdにおける倒れ角θよりも小さく設定することができる。従って、f1 =T1 ・cosθ,F1 =T1 ・sinθ,M1 =F1 lの関係式におけるF1 ,M1 の値を小さく設定することができ、フラップ4にバックリングを発生させないようにすることができ、開栓時には確実にブリッジ2を破断することができる。
【0015】
また、上述の倒れ角θを小さく設定することができるため、バンド3と容器口部5との間の間隔D1 を比較的大に設定することができ、そのために、閉栓する際にはキャップを容器口に対して正しい位置に載置してねじ締めができ、フラップ4がその容器口部5を容易に乗り越えることができ、ブリッジ2の破断が防がれる。すなわち、装着性が向上する。
【0016】
以上要するに、フラップ4の外向突縁41を段状くびれ部6の内周縁部61と当接させることなく、内向突縁42を段状くびれ部6の外周縁部62と当接させていることによって、バンド3と容器口部5との間の間隔を比較的大に設定することができるため、閉栓時のキャップ1の装着性が向上し、ブリッジ2が破断するのが防がれ、開栓時には、フラップ4がバックリングしにくく、ブリッジ2を確実に破断して、ピルファープルーフ性能が向上する。
【0017】
なお、バンド3の内周縁に、バンド3に対し折返し状態で、内方に傾斜して立上がるよう設けられる係止片部4は、図示は省略するが、波形状であってもよく、また、図5に示すように、平板状であってもよく、適宜に変形されてよいことはいうまでもない。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のピルファープルーフキャップによれば、ピルファープルーフバンドの内周縁に、ピルファープルーフバンドに対し折返し状態で、内方に傾斜して立上がる係止片部を設け、この係止片部の外側端縁を容器口部の段状くびれ部の内周縁部と当接させることなく、その係止片部の内側端縁を段状くびれ部の外周縁部と当接させているので、ピルファープルーフバンドと容器口部との間の間隔を比較的大に設定することができ、閉栓時のピルファープルーフキャップの装着性が向上し、閉栓時のブリッジの破断が防がれる一方、開栓時には係止片部がバックリングしにくく、ブリッジを確実に破断してピルファープルーフ性能が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のピルファープルーフキャップの一実施形態を示す要部拡大断面図である。
【図2】 同ピルファープルーフキャップの縦断面図である。
【図3】 図2のX−X線矢視断面図である。
【図4】 (A)は本発明のピルファープルーフキャップの模式的な要部拡大説明図、(B)は従来のピルファープルーフキャップの模式的な要部拡大説明図である。
【図5】 本発明のピルファープルーフキャップの異なる実施形態を示す部分破断斜視図である。
【図6】 従来のピルファープルーフキャップの一例を示す要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1…キャップ本体、2…ブリッジ、3…ピルファープルーフバンド、4…係止片部、41…外側端縁、42…内側端縁、5…容器口部、6…段状くびれ部、61…内周縁部、62…外周縁部。
Claims (3)
- キャップ本体の下端周縁と破断しやすいブリッジ2を介して接続されるピルファープルーフバンド3の内周縁に、前記ピルファープルーフバンド3に対し折返し状態で、内方に傾斜して立上がる係止片部4が設けられ、その係止片部4の外側端縁41を、容器口部5の段状くびれ部6の内周縁部61と当接させることなく、前記係止片部4の内側端縁42を前記段状くびれ部6の外周縁部62と当接させてなることを特徴とするピルファープルーフキャップ。
- 前記係止片部4が蛇腹形状に形成されてなることを特徴とする請求項1に記載のピルファープルーフキャップ。
- 前記係止片部4が平板状に形成されてなることを特徴とする請求項1に記載のピルファープルーフキャップ。
Priority Applications (1)
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JP30199795A JP3745806B2 (ja) | 1995-10-26 | 1995-10-26 | ピルファープルーフキャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP30199795A JP3745806B2 (ja) | 1995-10-26 | 1995-10-26 | ピルファープルーフキャップ |
Publications (2)
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JPH09118349A JPH09118349A (ja) | 1997-05-06 |
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Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP30199795A Expired - Lifetime JP3745806B2 (ja) | 1995-10-26 | 1995-10-26 | ピルファープルーフキャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
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Families Citing this family (2)
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FR2897043A1 (fr) * | 2006-02-03 | 2007-08-10 | Tetra Laval Holdings & Finance | Dispositif de bouchage d'un col de recipient et recipient equipe d'un tel dispositif |
JP5442850B2 (ja) * | 2010-03-25 | 2014-03-12 | 日本山村硝子株式会社 | 合成樹脂製ピルファープルーフキャップ |
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1995
- 1995-10-26 JP JP30199795A patent/JP3745806B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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