JP5442850B2 - 合成樹脂製ピルファープルーフキャップ - Google Patents

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Description

本発明は、容器口部に密封のために装着されて開栓によってブリッジが切断される構成の合成樹脂製ピルファープルーフキャップの改良に関するものである。
従来、この種のキャップとしては、例えば、図9に示すように、PETボトル等の容器口部50に螺着されるキャップ本体101と、該キャップ本体101の下端にブリッジ102を介して連結されたバンド103とを備えたPETボトル用の合成樹脂製のキャップが公知である(例えば下記特許文献1)。バンド103にはその下部から斜め上方に延設されたフラップ116が設けられている。該フラップ116は環状であって、その先端部が蛇腹状に屈曲されており、図10にその拡大図を示しているように、キャップ本体101の中心線を含む軸線方向断面視においてフラップ116の先端面122はフラップ116の径方向内面125との間の角度(内角α)が90度あるいは90度未満となっている。
そして、開栓時にフラップ116が容器口部50の膨出部52(ビード)に係止することによりブリッジ102が切断する。ブリッジ102が切断することでキャップ本体101とバンド103が分離され、キャップ本体101は容器口部50から外れる一方、バンド103はそのまま容器口部50に残存する。このように開栓によってブリッジ102が切断する構造であるので、そのブリッジ102の切断の有無によって未開栓の状態であるか開栓済みの状態であるかを把握することができ、いわゆるTE機能(タンパーエビデント機能)を有することとなる。
ところで、ブリッジ102が切断すると、図11に示すようにバンド103はその自重によって所定位置まで下降することが通常である。従って、キャップ本体101とバンド103との間には隙間が形成され、その隙間を見ることによって開栓済みであると確認することができる。しかしながら、ブリッジ102が切断しても摩擦等によりバンド103が下降しない場合もある。また、所定位置までバンド103が下降したとしてもそれを故意に押し上げると、図12に示すようにバンド103は、ブリッジ102が切断する前の位置、即ち、開栓前の位置まで戻ってその位置で留まる場合もある。このように開栓済みの状態であるにも関わらずバンド103が開栓前の位置あるいはそれに近い位置に存在していると、キャップ本体101とバンド103との間の隙間がほとんど存在しない状態となって、あたかも未開栓であるように見える。即ち、一見しただけでは、開栓済みであるのか未開栓であるのかを外見上区別することが困難になる。
特許第3256344号公報
それゆえに本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされ、開栓の有無を容易に目視確認できる合成樹脂製ピルファープルーフキャップを提供することを課題とするものである。
本発明は上記課題を解決すべくなされたものであって、本発明に係る合成樹脂製ピルファープルーフキャップは、容器口部に装着されるキャップ本体の下端にブリッジを介して環状のバンドが連結され、該バンドの内周面には斜め上方に延びるフラップが形成され、開栓時にフラップが容器口部の膨出部に係止してブリッジが切断するように構成された合成樹脂製ピルファープルーフキャップにおいて、フラップの先端面には、キャップ本体の中心線を含む軸線方向断面視において、フラップの径方向内面との間の内角が90度を超える鈍角となった傾斜面部が形成され、閉栓状態においてフラップはその傾斜面部で前記膨出部に当接すると共にその基端部を支点として径方向外側に回動するように弾性変形した状態にあって且つフラップは容器口部の前記膨出部よりも下側の外周面には当接せずに径方向外側に離間しており、ブリッジ切断後にバンドが下降すると、フラップはその弾性復元力によって径方向内側へ回動して容器口部の前記膨出部よりも下側の外周面に当接すると共に、バンドがブリッジ切断前の高さまで上昇することを、フラップが前記膨出部と干渉することにより規制することを特徴とする。
該構成の合成樹脂製ピルファープルーフキャップにあっては、開栓後に下降したバンドを仮に元の位置まで戻そうとしても、フラップが容器口部の膨出部と干渉してバンドの上昇を規制する。従って、バンドは開栓前の元の高さまで上昇することができず、キャップ本体とバンドとの間には必ず隙間が形成されることになり、その隙間を見ることで容易に開栓済みの状態であることを確認することができる。
特に、フラップの先端面の全体が前記傾斜面部であり、該フラップの先端の径方向外側エッジがブリッジ切断後に前記膨出部と干渉してバンドの上昇を規制することが好ましい。フラップの先端面の全体を傾斜面部とすることによってフラップの形状を簡素化でき、しかも、フラップの先端の径方向外側エッジによってバンドの上昇を確実に規制できる。
また、フラップの先端面は径方向内側領域と該径方向内側領域よりも前記内角の大きい径方向外側領域とに区分けされて該径方向外側領域が前記傾斜面部として膨出部に当接し、該フラップの先端の径方向外側エッジがブリッジ切断後に前記膨出部と干渉してバンドの上昇を規制することが好ましい。フラップの径方向内側領域の内角を比較的小さくすることにより、開栓する際にフラップを確実に膨出部に係止させることができ、しかも、フラップの先端の径方向外側エッジによってバンドの上昇を確実に規制できる。
以上のように、開栓後においてバンドの元の高さへの上昇がフラップによって規制されるので、開栓後においてキャップ本体とバンドどの間に隙間が確実に存在することとなり、その隙間によって開栓済みであることを確実に明示できる。
本発明の一実施形態における合成樹脂製ピルファープルーフキャップを示す断面図。 同キャップの使用状態であって、閉栓状態を示す要部断面図。 同キャップの要部拡大図。 同キャップの使用状態であって、開栓後の状態を示す要部断面図。 同キャップの使用状態であって、開栓後の状態を示す要部断面図。 本発明の他の実施形態におけるキャップの使用状態であって、閉栓状態を示す要部断面図。 同キャップの要部拡大図であって、(a)は径方向内側エッジにおける断面であり、(b)は径方向外側エッジにおける断面である。 同キャップの使用状態であって、開栓後の状態を示す要部断面図。 従来の合成樹脂製ピルファープルーフキャップの使用状態であって、閉栓状態を示す要部断面図。 同キャップの要部拡大図。 同キャップの使用状態であって、開栓後の状態を示す要部断面図。 同キャップの使用状態であって、開栓後の状態を示す要部断面図。
以下、本発明の一実施形態にかかる合成樹脂製ピルファープルーフキャップについて図1乃至図5を参酌しつつ説明する。本実施形態におけるキャップは、図1に示すようなキャップ本体1を備えており、該キャップ本体1は図2に示すように容器口部50に螺着される。該キャップ本体1の下端には、複数のブリッジ2を介して環状のバンド3が連結されている。該キャップは、いわゆる2ピースキャップであり、キャップ本体1の内側には容器口部50を密封するために図示しないパッキンが挿入される。キャップ本体1とバンド3は合成樹脂から成形(圧縮成形や射出成形等)により一体に形成され、パッキンはそれとは別体にて同じく合成樹脂から成形(圧縮成形や射出成形等)により形成されてキャップ本体1の内側に挿入されて保持される。
キャップ本体1は、円盤状の蓋天板10と、該蓋天板10の周縁から垂下する筒状の周壁11とから構成されている。該周壁11は、径略一定のストレート部12と、該ストレート部12の下側に連設された大径部13とからなる。ストレート部12の外周面には全周且つ全高さに亘って縦方向のローレット14が形成されている。また、周壁11の内周面には容器口部50の外周面の雄ねじ部51と螺合する雌ねじ部15が形成されている。
かかるキャップ本体1の下端に連設されたバンド3は、キャップ本体1とバンド3との間の境界線を介して、キャップ本体1の大径部13の外周面と連続する外周面を有している。該バンド3の外周面は全体として下側に向かうほど大径となっている。また、キャップ本体1とバンド3とを連結するブリッジ2は、周方向に一定間隔毎に形成されているが、該ブリッジ2は例えば以下のようにして形成されている。即ち、キャップ本体1の周壁11の内周面からバンド3の内周面にかけて複数の連結片部17が周方向に一定間隔毎に形成され、該連結片部17に対応する部位の外周面に連結片部17の一部を残すようにして全周に亘ってスリット18をカッター等により形成し、残った連結片部17の一部が前記ブリッジ2として構成されている。尚、このスリット18がキャップ本体1とバンド3との間の境界線である。
そして、該バンド3の内周面には、開栓時にバンド3が容器口部50に残存するように容器口部50の膨出部52に係止するフラップ16が形成されている。該フラップ16は、バンド3の下部から内側に折り返されて斜め上方に延びている。該フラップ16は、その保有弾性により、基端部16aを支点として径方向外側(即ちバンド3の内周面に接近する方向)に回動するように弾性変形可能である。フラップ16は環状に形成されているので、その基端部16aを支点としてその先端部が拡縮変形可能である。
また、フラップ16は、開栓時の撓み抑制のために蛇腹状に形成されている。即ち、フラップ16の先端部が径方向内側に向けて、くの字状に屈曲形成されており、該くの字状に屈曲した屈曲壁20を周方向に連続的に形成することによって蛇腹状となっている。該屈曲壁20は、フラップ16の径方向内面25を山折りとする縦方向の折り曲げ線21を中心としてその両側に位置する左右一対の三角壁20a,20bから構成されていて、両三角壁20a,20bは下方に向けて先細りとなっている。従って、フラップ16の先端面22は、三角壁20a,20bの端面が連続したものであって、径方向内側凸にくの字状に屈曲する径方向内側屈曲部23と径方向外側凸にくの字状に屈曲する径方向外側屈曲部24を周方向に交互に有する形状である。
更に、フラップ16の先端面22は、その全体が、図3に示すようにキャップ本体1の中心線を含む軸線方向断面視において、フラップ16の径方向内面25との間の内角αが90度を超える鈍角となった傾斜面部とされている。この内角αは例えば100〜130度である。図3は、上述の両三角壁20a,20b間の境界である折り曲げ線21上の断面であるが、他の箇所においても同様のことが言え、フラップ16の径方向内面25と先端面22との間の内角αはキャップ本体1の中心線を含む軸線方向断面視におけるものである。
このようにフラップ16の先端面22の全体が傾斜面部であることから、フラップ16の基端部16aから先端面22までの長さは、径方向内側屈曲部23と径方向外側屈曲部24において異なっており、フラップ16の基端部16aから径方向内側屈曲部23までの長さよりもフラップ16の基端部16aから径方向外側屈曲部24までの長さの方が長くなっている。即ち、フラップ16の基端部16aから先端面22までの長さは、径方向内側屈曲部23から径方向外側屈曲部24に向けて徐々に長くなっている。
以上のように構成されたキャップは、容器口部50に巻き締め装着される。容器口部50への装着過程において、フラップ16はその基端部16aを支点として径方向外側(拡径方向)に弾性変形して容器口部50の膨出部52の外側を通過していく。そして、容器口部50への装着が完了すると、図2のように、フラップ16はそれ自身の弾性復元力によって自動的に径方向内側へ回動して、フラップ16の先端面22(傾斜面部)が膨出部52の下端周縁部に当接する。この装着完了状態(閉栓状態)においては、フラップ16の先端面22のうち径方向外側屈曲部24あるいはそれに近い部位が膨出部52に当接し、容器口部50の膨出部52よりも下側の外周面53にはフラップ16は当接しない。また、閉栓状態において、フラップ16の先端面22は径方向内側に向けて下方に傾斜した状態にある。従って、フラップ16の先端の径方向外側エッジ27(径方向外側屈曲部24におけるエッジ)は、膨出部52の下端周縁部よりも上方且つ径方向外側に位置する。また、フラップ16の先端の径方向内側エッジ26(径方向内側屈曲部23におけるエッジ)は、容器口部50の膨出部52よりも下側の外周面53には当接せず、両者の間には径方向に所定の隙間が形成される。
更に、フラップ16はそれ自身の弾性復元力によって図2の状態から更に径方向内側へ回動しようとしているために、フラップ16の膨出部52への当接状態が維持されるのみならず、斜めに傾斜して当接していることと相まってフラップ16には膨出部52からの反作用により下方に付勢されることとなる。即ち、閉栓状態において、フラップ16を介してバンド3には下方に付勢力が付与されている。
そして、開栓の際にキャップ本体1を回転していくと、フラップ16が容器口部50の膨出部52に係止されることでバンド3の上昇が阻止されてブリッジ2が切断し、キャップ本体1がパッキン4と共に容器口部50から外れる一方、バンド3はそのまま容器口部50に残る。ブリッジ2が切断すると図4のようにバンド3が自重によって下方に落下して、容器口部50の膨出部52の下方に位置するフランジ54に当接してその位置で停止する。また、ブリッジ2が切断する前においてフラップ16には下方に付勢力が作用しているので、ブリッジ2が切断すると自重と付勢力によって下方に確実に落下する。バンド3が下方に落下すると、フラップ16はその弾性復元力によって自動的に径方向内側へと回動する。この回動動作によって、フラップ16の先端の径方向内側エッジ26は容器口部50の膨出部52よりも下側の外周面53に当接する。また、フラップ16の先端の径方向外側エッジ27は、ブリッジ2が切断する前の位置よりも径方向内側に位置して、膨出部52の下端周縁部よりも径方向内側に位置することになる。
従って、仮にバンド3を押し上げたとしても、図5のようにフラップ16の先端の径方向外側エッジ27が膨出部52に当接してそれ以上のバンド3の上昇が規制される。即ち、フラップ16の先端の径方向外側エッジ27が開栓前よりも低い位置にあるので、バンド3が開栓前の元の高さに戻ることができず、キャップ本体1を容器口部50の元の位置に再び螺着したとしてもバンド3との間には所定の隙間Dが確実に形成されることになる。従って、キャップ本体1とバンド3との間の隙間Dを容易に目視することができ、キャップが開栓済みであることを簡単に判別できる。
尚、本実施形態では、フラップ16の先端面22の全体を傾斜面部としているためフラップ16の形状が簡素であってその製造管理も容易であるが、フラップ16の先端面22の全体を傾斜面部とする構成には限定されるものではなく、先端面22の一部に傾斜面部が設けられていればよい。
例えば、図6及び図7に示すように、フラップ16の先端面22を径方向内側領域30と径方向外側領域31に区分けし、該径方向外側領域31の内角α2を径方向内側領域30の内角α1よりも大きいものとして、径方向外側領域31を傾斜面部とすることもできる。その場合、例えば径方向内側領域30の内角α1を90度とする一方、径方向外側領域31の内角α2を例えば110〜130度として、容器口部50への装着状態において径方向外側領域31が膨出部52の下端周縁部に当接するように構成できる。
この構成においても、開栓によってブリッジ2が切断してバンド3が下降すると、そのバンド3を元の高さに戻すことはできない。即ち、図8のようにフラップ16の先端の径方向外側エッジ27が膨出部52に当接してバンド3のそれ以上の上昇を規制し、従って、キャップ本体1とバンド3との間には確実に隙間Dが形成される。また、開栓の際に、仮にフラップ16の径方向外側領域31が膨出部52で係止されないことが生じても、内角α1の比較的小さい径方向内側領域30が膨出部52に確実に係止するので、ブリッジ2の切断不良も防止できる。尚、径方向内側領域30の内角α1が90度を超えるようにしてもよく径方向外側領域31の内角α2よりも小さければよい。
尚、上記実施形態では、径方向外側エッジ27が膨出部52と干渉する場合について説明したが、フラップ16の先端の比較的外側の部位が膨出部52と干渉してバンド3の上昇を規制すればよい。
また、フラップ16に屈曲壁20が周方向に連続して形成されている場合について説明したが、周方向に間隔をあけて屈曲壁20が形成されていてもよい。また、フラップ16が環状ではなく、周方向に断片的に形成されていてもよい。例えば、周方向に間隔をあけて断片状のフラップ16を形成してもよい。その場合、断片状のフラップ16にそれぞれ屈曲壁20を形成してもよい。
また更に、別体のパッキンを有する2ピースキャップの場合を説明したが、容器口部50に嵌入されるインナーリングを蓋天板10の下面に突設させたワンピースキャップにも適用可能である。
1 キャップ本体
2 ブリッジ
3 バンド
10 蓋天板
11 周壁
12 ストレート部
13 大径部
14 ローレット
15 雌ねじ部
16 フラップ
16a 基端部
17 連結片部
18 スリット
20 屈曲壁
20a 三角壁
20b 三角壁
21 折り曲げ線
22 先端面
23 径方向内側屈曲部
24 径方向外側屈曲部
25 径方向内面
26 径方向内側エッジ
27 径方向外側エッジ
30 径方向内側領域
31 径方向外側領域
50 容器口部
51 雄ねじ部
52 膨出部
53 外周面
54 フランジ
101 キャップ本体
102 ブリッジ
103 バンド
116 フラップ
122 先端面
125 径方向内面
α 内角
α1 内角
α2 内角
D 隙間

Claims (3)

  1. 容器口部に装着されるキャップ本体の下端にブリッジを介して環状のバンドが連結され、該バンドの内周面には斜め上方に延びるフラップが形成され、開栓時にフラップが容器口部の膨出部に係止してブリッジが切断するように構成された合成樹脂製ピルファープルーフキャップにおいて、
    フラップの先端面には、キャップ本体の中心線を含む軸線方向断面視において、フラップの径方向内面との間の内角が90度を超える鈍角となった傾斜面部が形成され、閉栓状態においてフラップはその傾斜面部で前記膨出部に当接すると共にその基端部を支点として径方向外側に回動するように弾性変形した状態にあって且つフラップは容器口部の前記膨出部よりも下側の外周面には当接せずに径方向外側に離間しており、ブリッジ切断後にバンドが下降すると、フラップはその弾性復元力によって径方向内側へ回動して容器口部の前記膨出部よりも下側の外周面に当接すると共に、バンドがブリッジ切断前の高さまで上昇することを、フラップが前記膨出部と干渉することにより規制することを特徴とする合成樹脂製ピルファープルーフキャップ。
  2. フラップの先端面の全体が前記傾斜面部であり、該フラップの先端の径方向外側エッジがブリッジ切断後に前記膨出部と干渉してバンドの上昇を規制する請求項1記載の合成樹脂製ピルファープルーフキャップ。
  3. フラップの先端面は径方向内側領域と該径方向内側領域よりも前記内角の大きい径方向外側領域とに区分けされて該径方向外側領域が前記傾斜面部として膨出部に当接し、該フラップの先端の径方向外側エッジがブリッジ切断後に前記膨出部と干渉してバンドの上昇を規制する請求項1記載の合成樹脂製ピルファープルーフキャップ。
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