JP2002283660A - 印字装置 - Google Patents

印字装置

Info

Publication number
JP2002283660A
JP2002283660A JP2001082634A JP2001082634A JP2002283660A JP 2002283660 A JP2002283660 A JP 2002283660A JP 2001082634 A JP2001082634 A JP 2001082634A JP 2001082634 A JP2001082634 A JP 2001082634A JP 2002283660 A JP2002283660 A JP 2002283660A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing
printing device
adhesive member
housing
tape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001082634A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Nakamura
淳 中村
Katsuyuki Matsuo
勝幸 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2001082634A priority Critical patent/JP2002283660A/ja
Publication of JP2002283660A publication Critical patent/JP2002283660A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】印字装置に対してその印字機能を遂行するため
の操作力などの外力が加わっても、当該装置を載置対象
物上に安定保持して確実で安定した種々の操作や作業が
可能な印字装置を提供する。 【解決手段】筐体7の底面7dに設けられた脚部80
a、80bの間に粘着部材85を設ける。粘着部材85
はホルダー86、粘着シート87、フック88から構成
され、フック88を底面7dのフック穴89に差し込み
ことで底面7dに装着される。印字装置6を載置対象物
上に載置したとき、粘着部材85の粘着シート87が載
置面に粘着して印字装置6を載置対象物に対して止着す
る。これにより、印字に関する操作に伴って印字装置6
に力が加わっても、印字装置6の載置対象物上での移動
が防止され、確実に操作を行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装置の筐体を当該
装置が載置される載置対象物に対して止着して使用する
ことができる印字装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータ装置と接続し、コン
ピュータ装置から転送される印字データを幅細で長尺状
の記録紙に印字し、その印字を終えて装置外に排出され
た記録紙を、操作部の操作で固定刃に対して可動刃を移
動させる手動カッタ、あるいは固定刃に記録紙を当てこ
れを手作業により切断する簡単なカッタ機構を備えた小
型の印字装置が存在する。
【0003】このような印字装置では、机などの載置面
上に装置を安定して載置し、装置に設けられる操作スイ
ッチの操作時、記録紙の切断操作時、あるいは消耗した
記録紙を交換する時などに装置に対して力が加わって
も、装置が載置面上で滑って移動することがないよう
に、筐体の底部にゴム材などのクッション性があり摩擦
抵抗の大きな材料からなる脚部が設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のような小型の印
字装置では、操作スイッチやカッタなどの操作や記録紙
の交換作業時の取り扱いなどが通常に行われれば、その
操作時や作業時に装置が載置面上を滑って移動すること
はない。しかしながら、装置が軽量であるため、操作者
の力の加え方によっては装置が載置面上を移動すること
もあり、操作スイッチやカッタなどの操作や記録紙の交
換作業などが行いにくいという問題がある。
【0005】本発明は、前記問題を解決するものであ
り、印字装置に対してその印字機能を遂行するための操
作力などの外力が加わっても、当該装置を載置対象物上
に安定保持して確実で安定した種々の操作や作業が可能
な印字装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
印字装置は、印字機能を備え、載置対象物上に載置され
たときに、その載置対象物と当接して当該装置を支持す
る複数の脚部を筐体の底部に備えたものであって、前記
載置対象面に粘着して当該装置を前記載置対象物に対し
て止着する粘着部材を前記筐体の底部に設けたことを特
徴とする。
【0007】このような構成によれば、筐体の底部に設
けられた粘着部材によって装置が載置対象物上に止着さ
れるため、印字に関する操作に伴って装置に力が加わっ
ても、装置の載置対象物上での移動が防止され、確実に
操作を行える。
【0008】また、請求項2では、前記粘着部材が前記
筐体の底部に着脱可能にして設けられることを特徴とす
る。このような構成によれば、粘着部材を筐体の底部に
着脱可能とすることで、必要に応じて筐体の底部に装着
して装置を載置対象物上に止着しておくことができる。
【0009】また、請求項3では、前記粘着部材が、前
記載置対象物との当接面が前記複数の脚部の下端を結ぶ
直線の線上ないしそれより下方に突出していることを特
徴とする。このような構成によれば、粘着部材の載置対
象物との当接面が複数の脚部の下端を結ぶ直線の線上な
いしそれより下方に粘着部材を突出させることで、装置
を載置対象物上に載置したときに載置対象物に対して確
実に止着できる。
【0010】また、請求項4では、前記粘着部材が前記
装置の重心位置の直下ないしその近傍に位置する前記筐
体の底部に設けられることを特徴とする。このような構
成によれば、粘着部材が装置の重心位置の直下ないしそ
の近傍に位置する筐体の底部に設けられることで、装置
の重量が粘着部材が設けられた位置に効果的に加わり、
載置対象物に対して確実に止着できる。
【0011】また、請求項5では、前記粘着部材が前記
載置対象物に対して再剥離及び再接着可能に構成されて
いることを特徴とする。このような構成によれば、粘着
部材を載置対象物に対して再剥離及び再接着可能とする
ことで、装置を同一又は異なる載置対象物上に繰り返し
載置固定することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態を説明する。
【0013】図1はコンピュータと接続して用いられる
本発明の印字装置の説明図である。
【0014】図1において、1はコンピュータ装置、2
はディスプレイ、3はキーボード、4はマウスであり、
キーボード3やマウス4の入力操作によりコンピュータ
装置1からUSB(ユニバーサル・シリアル・バス)ケ
ーブル5を介して印字データが本発明の印字装置6に転
送され印字が行われる。
【0015】前記印字装置6は同一の筐体に第1の印字
装置及び第2の印字装置を搭載するものであり、図2
(a)は一方の側面から第1の印字装置を見た斜視図、
図2(b)は反対側の他方の側面から第2の印字装置を
見た斜視図である。また、図3(a)は前記第1の印字
装置の側面図を表し、図3(b)は前記第2の印字装置
の側面図を表す。
【0016】印字装置6は、略直方体形状の筐体7を備
えており、この筐体7の一方の側面7aには熱転写方式
により印字を行う第1の印字装置8を備え、筐体7の他
方の側面7bには感熱方式により印字を行う第2の印字
装置9を備えている。
【0017】第1の印字装置8は、図2(a)及び図3
(a)に示すように、筐体7の一方の側面7aに開口部
10を有し、その開口部10が開閉可能なカバー11に
よって覆われるカセット装填部12を備え、そのカセッ
ト装填部12に熱転写印字用の印字媒体と被印字媒体
(インクリボン54と熱転写用印字テープ52)を収納
したカセット50が装填される。
【0018】このカセット装填部12には、インクリボ
ン54のインクを熱転写用印字テープ52に熱転写して
印字を行うサーマルヘッド13、図示しない駆動機構に
より回転駆動されてインクリボン54及び熱転写用印字
テープ52を搬送するプラテンローラ14、前記駆動機
構によりプラテンローラ14とともに回転駆動されて使
用されたインクリボン54を巻き取るリボン巻取軸15
などを備える第1の印字機構が配設される。前記サーマ
ルヘッド13は、16mm幅で256ドットの発熱素子
を備え、解像度400dpiで印字を行う。
【0019】また、カセット装填部12には、カセット
50のコーナ部を受ける受台16、カセット50に係合
して位置決めする位置合せ突起17が設けられ、受台1
6にはカセット装填部12に装填されるカセット50の
種類を複数のスイッチの組合せで検出するカセット検出
部18が設けられる。
【0020】また、カセット装填部12から筐体7外に
向けて搬送路19が形成され、その搬送路19の端部に
は、筐体7の前部に位置して印字後の熱転写用印字テー
プが排出される排出口20が設けられる。排出口20の
近傍には、固定刃21と可動刃22とを備え図示しない
駆動機構により可動刃22を固定刃21に向けて移動さ
せて熱転写用印字テープ52を切断する第1のカッタ2
3が設けられる。
【0021】なお、サーマルヘッド13は図示しない移
動機構によりカバー11の開放時にプラテンローラ14
から開離しカバー11を閉じるとともにプラテンローラ
14に圧接するように構成される。
【0022】第1の印字装置8に装填されるカセット5
0は、ハウジング51内に熱転写用印字テープ52を巻
装したテープスプール53、インクリボン54を巻装し
たリボン供給スプール55及びインクリボン54を巻き
取るリボン巻取スプール56を内蔵する。また、カセッ
ト50のコーナ部にはカセット装填部12の受台16と
係合する突起部57を備える。このカセット50はテー
プ幅が異なる複数種類が用意されており、前記突起部5
7には内蔵するテープの幅に対応した形状に形成されて
前記カセット検出部18にテープ幅に対応する信号を発
生させるテープ幅情報部58が形成されている。この熱
転写用印字テープ52は、幅が6mm、12mm、24
mmなどが用意されている。
【0023】また、前記熱転写用印字テープ52はPE
T(ポリエチレンテレフタレート)樹脂の熱転写テープ
部材の裏面側に接着剤が塗布され、そこに剥離テープ部
材が貼着されて構成される。
【0024】プラテンローラ14が駆動されると、カセ
ット装填部11に装填されたカセット50から熱転写用
印字テープ52及びインクリボン54が重ねた状態でサ
ーマルヘッド13とプラテンローラ14の間に供給さ
れ、サーマルヘッド13により熱転写印字が行われた後
に熱転写用印字テープ52は搬送路19を通って排出口
20から筐体7の外に排出される。また、同時にリボン
巻取軸15も駆動されて、印字に使用されたインクリボ
ン54がリボン巻取スプール56に巻き取られる。
【0025】一方、第2の印字装置9は、図2(b)及
び図3(b)に示すように、筐体7の一方の側面7bに
開口部30を有し、その開口部30が開閉可能なカバー
31によって覆われるテープ装填部32を備え、そのテ
ープ装填部32にロール状の感熱印字用の印字媒体であ
る感熱印字用テープ60が装填される。
【0026】このテープ装填部32には、感熱印字用テ
ープ(感熱ロール紙)60に感熱印字を行うサーマルヘ
ッド33、図示しない駆動機構により回転駆動されて感
熱印字用を搬送するプラテンローラ34、ロール状の感
熱印字用テープ60のコアを支持する支持軸35などを
備える第2の印字機構が配設される。前記サーマルヘッ
ド33は、8mm幅で64ドットの発熱素子を備え、解
像度200dpiで印字を行う。
【0027】また、テープ装填部32には、印字の開始
位置を決めるために感熱印字用テープ60の裏面に付さ
れた不図示のマークを検出する光学センサ36が設けら
れる。また、テープ装填部32から筐体7外に向けて搬
送路37が形成され、その搬送路37の端部には、筐体
7の前部に位置して印字後の感熱印字用テープ60が排
出される排出口38が設けられる。排出口38の近傍に
は、鋸歯状の固定刃からなり印字後の感熱印字用テープ
60を手動操作により切断する第2のカッタ39が設け
られる。
【0028】なお、サーマルヘッド33は図示しない操
作レバーとそのレバー操作によって作動する移動機構に
よりプラテンローラ34から開離したり圧接するように
構成して感熱印字用テープ60の交換を可能にしてい
る。
【0029】感熱印字用テープ60は、印字面に感熱層
が形成された紙材からなる感熱テープ部材の裏面側に接
着剤が塗布され、そこに剥離テープ部材が貼着されて構
成される。また、この感熱印字用テープ60は、その長
手方向に沿って所定の間隔で幅方向にミシン目状の切断
線が形成されており、その切断線で区切られた範囲が印
字領域となる。また、前記光学センサ36によって検出
されるマークが前記切断線で区切られた印字領域に対応
して付されている。この感熱印字用テープ60は幅が1
3mmのものが用意されている。
【0030】プラテンローラ34が駆動されると、テー
プ装填部32に装填された感熱印字用テープ60がサー
マルヘッド33とプラテンローラ34の間に供給され、
サーマルヘッド33により感熱印字が行われた後に、感
熱印字用テープ60は搬送路37を通って排出口38か
ら筐体7の外に排出される。この第2の印字装置9で
は、感熱印字用テープ60の裏側に付されたマークを検
出することで前記印字領域内に位置合わせして印字が行
われ、また印字終了時に前記ミシン目状の切断線が前記
第2のカッタ39と位置合わせして感熱印字用テープ6
0の搬送が停止される。従って、ユーザは排出口38か
ら筐体7外に出た印字済みの感熱印字用テープ60の先
端を摘んでこれを引っ張ると、第2のカッタ39に感熱
印字用テープ60の切断線部分が当接されてその部分で
テープ切断がなされる。
【0031】また、図2及び図3に示すように、筐体7
の前面7cには押しボタン式の装置の電源スイッチ70
及び電源オン時に点灯されるインジケータ71が設けら
れる。
【0032】また、筐体7の底面7dの前後には、本装
置が机などの載置対象物に載置されたときに、その載置
面と当接する脚部80a、80b及び載置面に粘着する
粘着部材85が設けられている。
【0033】図4(a)及び同図(b)は印字装置6を
底部から見た斜視図であり、図4(a)は粘着部材85
を装着する前の状態、同図(b)は粘着部材85を装着
した状態を示している。
【0034】前記脚部80a、80bは、筐体7の底面
7dの幅方向に筐体7と同一の樹脂材からなる突起部8
1a、81bを成形により突出して形成し、その突起部
81a、81b上に緩衝材であるゴムシート82a、8
2bを接着してなる。この脚部80a、80bは、筐体
7の底面7dの両端部に固定して設けられ、印字装置6
が載置対象物上に載置されたときに、その載置対象物と
当接して印字装置6を支持する。
【0035】また、前記粘着部材85は、樹脂材からな
るホルダー86を備え、そのホルダー86には粘着シー
ト87が固着されている。この粘着部材85はホルダー
86に設けられるフック88を筐体7の底面7dの前記
脚部80a、80bとの間に形成されたフック穴89に
差し込みスライドさせて係止されるとともに、係止とは
逆の手順で取り外すことが可能な構造を有する。
【0036】また、前記粘着部材85に固着される粘着
シート87は、机などの載置対象物に対して再剥離及び
再接着可能なシート材からなる。なお、この粘着シート
87としては公知のものが使用され、そのシートの材料
等については特に限定されるものではない。
【0037】図5に図示するように、筐体7の底面7d
から一方の脚部80aの下端、すなわち、脚部80aの
ゴムシート82aの下面までの寸法はaとされ、筐体7
の底面7dから他方の脚部80bの下端、すなわち脚部
80bのゴムシート82bの下面までの寸法はbとされ
る。また、筐体7の底面7dから粘着部材85の下端、
すなわち粘着部材85の粘着シート87の下面までの寸
法はcとされる。そして、これら脚部80a、80b及
び粘着部材85の突出寸法は、b<a≦cの関係にあ
る。従って、粘着部材85の下端面は2個の脚部80a
と脚部80bとの下端面を結ぶ直線Lより下方に突出す
る。これにより、粘着部材85の下端面に配設される粘
着シート87は、本印字装置6を載置対象物に載置した
ときに、その載置面に確実に止着されることになる。
【0038】なお、脚部80a、80b及び粘着部材8
5の突出寸法の関係は、a=b≦cでもよく、その場合
にはa=b<cの関係にあることが好ましい。さらに、
a<b≦cでもよく、その場合にはa<b<cの関係に
あることが好ましい。要するに、粘着部材85の下端面
が2個の脚部80aと脚部80bとの下端面を結ぶ直線
L上ないしそれより下方に突出している必要がある。
【0039】また、図6に図示するように、印字装置6
の重心点を符号Gで示すと、前記粘着部材85は印字装
置6の重心点Gの直下近傍の筐体底面7dに配置され
る。なお、図6で粘着部材85を配置する位置を更に左
側に移動させて重心点Gの直下位置としてもよい。この
ようにすることで、印字装置6の重量が上方から効果的
に粘着部材85の部位に加わり、粘着部材85の粘着シ
ート87が机などの載置対象物90の載置面に良好に押
圧されて載置対象物90に対して印字装置6を強い粘着
力で止着できる。
【0040】このような構成において、前記印字装置6
は、例えば机などの載置対象物上に載置され、図1に示
す如くUSBケーブル5を介してコンピュータ装置1に
接続した状態で使用される。その際に、粘着部材85を
筐体7の底面7dに装着しておくことで、その粘着部材
85の粘着シート87が載置面に粘着して印字装置6が
載置対象物に対して止着される。
【0041】そして、コンピュータ装置1側でのキーボ
ード3の操作にてキー入力されたデータあるいはディス
プレイ2の表示画面上でマウス4の操作にて指定された
文字列のデータがユーザによるプリンタ選択操作に伴う
第1の印字装置8又は第2の印字装置9に対する印字指
令とともに印字装置6に送られて来ると、第1の印字装
置8又は第2の印字装置9が駆動されて印字が行われ
る。この場合、第1の印字装置8に対する印字指令に基
づいて第1の印字装置8が駆動され、図2(a)及び図
3(a)で説明したように熱転写印字用のカセット50
を用いて熱転写方式による印字が行われる。また、第2
の印字装置9に対する印字指令に基づいて第2の印字装
置9が駆動され、図2(b)及び図3(b)で説明した
ようにロール状の感熱印字用テープ60を用いて感熱方
式による印字が行われる。
【0042】ここで、前記のような第1の印字装置8又
は第2の印字装置9による印字を選択的に行うに際し、
ユーザはカバー11を開閉してカセット装填部12に熱
転写印字用のカセット50を装填するとともに、カバー
31を開閉してテープ装填部32にロール状の感熱印字
用テープ60を装填し、さらに、電源スイッチ70を押
下するといった操作を行って印字動作に備えておく必要
がある。このカバー11、31の開閉操作による記録紙
の装填作業や電源スイッチ70の操作を行ったときに、
そのときの操作力が印字装置6に対して外力として加わ
るが、印字装置6は粘着部材85によって載置対象物上
に止着された状態にあるため、前記のような外力が加わ
っても載置面上を滑って移動するようなことはなく、安
定した状態でこれらの作業や操作を行うことができる。
【0043】また、前記第2の印字装置9での印字が終
了したときに、図6のようにユーザが排出口38から筐
体7外に出た印字済みの感熱印字用テープ60の先端を
摘んで引っ張ることで、第2のカッタ39により感熱印
字用テープ60を切断することができる。このときにも
印字装置6に外力が加わるが、前記同様に、印字装置6
が粘着部材85により載置対象物上に止着された状態に
あるため、安定した状態で切断作業を行うことができ
る。
【0044】このように、筐体7の底面7dに設けられ
た粘着部材85によって印字装置6が載置対象物上に止
着されるため、前記のような印字に関する操作に伴って
印字装置6に力が加わっても、印字装置6の載置対象物
上での移動が防止され、安定した状態で操作を行えるよ
うになる。この場合、図5に示すように、粘着部材85
は脚部80a、80bの下端を結ぶ直線Lの線上ないし
それより下方に突出しているため、印字装置6を載置対
象物上に載せたときに確実に止着でき、さらに、図6に
示すように、印字装置6の重心点Gの直下ないしその近
傍の筐体7の底面に設けられることで、印字装置6の重
量が粘着部材85に効果的に加わり、その粘着力を高め
て、印字装置6をその位置で確実に止着することができ
る。
【0045】また、粘着部材85は、図4(a)に示す
ように、筐体7の底面7dに着脱可能であるため、例え
ば印字装置6の載置対象物が滑り易い場合など、必要に
応じて粘着部材85を装着することができる。
【0046】また、粘着部材85の粘着シート87は載
置対象物に対して再剥離及び再接着可能であるため、印
字装置6を同一又は異なる載置対象物上に繰り返し載置
して固定することができて便利である。
【0047】なお、前記実施形態では、粘着部材85を
筐体7の底面7dに着脱可能にして設けたが、脚部80
a、80bと同様にして粘着部材85を筐体7の底面7
dに取り外しできないように固定して設けても良い。
【0048】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、印
字装置の筐体底部に粘着部材を設けたことにより、当該
装置が載置対象物上に止着され、例えばユーザがスイッ
チの操作や記録紙の交換作業などの印字に関する操作を
行ったときに、これらの操作に起因して当該装置に力が
加わっても、当該装置の載置対象物上での移動が防止さ
れ、安定した状態でこれらの操作や作業を確実に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるコンピュータと接
続して用いられる印字装置の説明図。
【図2】前記印字装置の構成を示す斜視図であり、図2
(a)は一方の側面から前記印字装置に備えられた第1
の印字装置を見た斜視図、図2(b)は反対側の他方の
側面から前記印字装置に備えられた第2の印字装置を見
た斜視図。
【図3】前記印字装置の構成を示す側面図であり、図3
(a)は前記印字装置に備えられた第1の印字装置の側
面図、図3(b)は前記印字装置に備えられた第2の印
字装置の側面図。
【図4】前記印字装置を底部から見た斜視図であり、図
4(a)は粘着部材を装着する前の状態、図4(b)は
粘着部材を装着した状態を示す図。
【図5】前記印字装置の筐体底面に設けられた脚部及び
粘着部材の突出寸法の関係を説明するための図。
【図6】前記印字装置の重心点と粘着部材の設置位置と
の関係を説明するための図。
【符号の説明】
1…コンピュータ装置 2…ディスプレイ 3…キーボード 4…マウス 5…USBケーブル 6…印字装置 7…筐体 8…第1の印字装置 9…第2の印字装置 10…開口部 11…カバー 12…カセット装填部 13…サーマルヘッド 14…プラテンローラ 15…リボン巻取軸 16…受台 17…位置合せ突起 18…カセット検出部 19…搬送路 20…排出口 21…固定刃 22…可動刃 23…第1のカッタ 30…開口部 31…カバー 32…テープ装填部 33…サーマルヘッド 34…プラテンローラ 35…支持軸 36…光学センサ 37…搬送路 38…排出口 39…第2のカッタ 50…カセット 51…ハウジング 52…熱転写用印字テープ 53…テープスプール 54…インクリボン 55…リボン供給スプール 56…リボン巻取スプール 57…突起部 58…テープ幅情報部 60…感熱印字用テープ 70…電源スイッチ 71…インジケータ 80a、80b…脚部 81a、81b…突起部 82a、82b…ゴムシート 85…粘着部材 86…ホルダー 87…粘着シート 88…フック 89…フック穴

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字機能を備え、載置対象物上に載置さ
    れたときに、その載置対象物と当接して当該装置を支持
    する複数の脚部を筐体の底部に備えた印字装置であっ
    て、 前記載置対象面に粘着して当該装置を前記載置対象物に
    対して止着する粘着部材を前記筐体の底部に設けたこと
    を特徴とする印字装置。
  2. 【請求項2】 前記粘着部材は、前記筐体の底部に着脱
    可能にして設けられることを特徴とする請求項1記載の
    印字装置。
  3. 【請求項3】 前記粘着部材は、前記載置対象物との当
    接面が前記複数の脚部の下端を結ぶ直線の線上ないしそ
    れより下方に突出していることを特徴とする請求項1又
    は2に記載の印字装置。
  4. 【請求項4】 前記粘着部材は、前記装置の重心位置の
    直下ないしその近傍に位置する前記筐体の底部に設けら
    れることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載
    の印字装置。
  5. 【請求項5】 前記粘着部材は、前記載置対象物に対し
    て再剥離及び再接着可能に構成されていることを特徴と
    する請求項1乃至4のいずれかに記載の印字装置。
JP2001082634A 2001-03-22 2001-03-22 印字装置 Pending JP2002283660A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001082634A JP2002283660A (ja) 2001-03-22 2001-03-22 印字装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001082634A JP2002283660A (ja) 2001-03-22 2001-03-22 印字装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002283660A true JP2002283660A (ja) 2002-10-03

Family

ID=18938553

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001082634A Pending JP2002283660A (ja) 2001-03-22 2001-03-22 印字装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002283660A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006282285A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Asyst Shinko Inc ローラ式コンベアにおける塵埃処理装置
JP2018140566A (ja) * 2017-02-28 2018-09-13 シンフォニアテクノロジー株式会社 プリンタ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006282285A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Asyst Shinko Inc ローラ式コンベアにおける塵埃処理装置
JP4626885B2 (ja) * 2005-03-31 2011-02-09 ムラテックオートメーション株式会社 ローラ式コンベアにおける塵埃処理装置
JP2018140566A (ja) * 2017-02-28 2018-09-13 シンフォニアテクノロジー株式会社 プリンタ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6974270B2 (en) Tape printing device
JP4998103B2 (ja) レタリングテープ及びテープカセット
JP3158750B2 (ja) 印字装置
JP2004115140A (ja) テープ状物の繰出装置、及びラベルテープの印字装置
JPH08183232A (ja) テープカセット
JP2009214433A (ja) テープカセット
JP4341243B2 (ja) テープ印字装置及びそれに使用するスケール
JP2002283660A (ja) 印字装置
JP2002240359A (ja) 印字装置
JP2007261069A (ja) 印字装置
JP6262032B2 (ja) プリンタ
US6092946A (en) Tape printing apparatus and tape holding case with a sliding switch
JP4893511B2 (ja) テープ印刷装置
JPH0520893U (ja) 切断装置
JP6505984B2 (ja) プリンタ
JP6257452B2 (ja) プリンタ
JP3037533B2 (ja) ラベルプリンタ及びラベルプリンタ用カートリッジ
JP6722796B2 (ja) プリンタ
JP6587902B2 (ja) プリンタ
JP5339123B2 (ja) ハーフカット装置及びテープ印刷装置
JP2006035864A (ja) テープ印字装置及びその印字用テープカセット
JPH08183205A (ja) テープ印字装置
JP2563063Y2 (ja) 切断装置
JP2528446Y2 (ja) ラベルカット装置
JPH08183204A (ja) テープ印字装置