JP3037533B2 - ラベルプリンタ及びラベルプリンタ用カートリッジ - Google Patents

ラベルプリンタ及びラベルプリンタ用カートリッジ

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JP3037533B2
JP3037533B2 JP5170588A JP17058893A JP3037533B2 JP 3037533 B2 JP3037533 B2 JP 3037533B2 JP 5170588 A JP5170588 A JP 5170588A JP 17058893 A JP17058893 A JP 17058893A JP 3037533 B2 JP3037533 B2 JP 3037533B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラベル用テープの使い
勝手を向上できるラベルプリンタ及びラベルプリンタ用
カートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】任意の文字・記号が印字された後に貼り
付けるテープ状のラベルが種種の用途に用いられてお
り、通常このラベルは、ラベル用テープを用いてラベル
プリンタにより印字・作成される。なお、ラベル用テー
プが収容されるカートリッジ(テープカセットともい
う)に関して既に実開平2−56663等が提案されて
いる。従来、この種のラベル用テープaは、例えば図7
(a)に示すように、印字、切断後にラベルとなるラベ
ル層bの表示面b1の背面側に粘着剤よりなる粘着層c
が設けられており、さらにこの粘着層c上には、粘着層
cをラベル貼り付けまでの期間保護するための、該粘着
剤に対し弱い粘着力しか示さない保護テープ(保護シー
トともいう)dが付着されている。したがって、ラベル
貼り付け時には、図7(b)に示すように、保護テープ
dを粘着層cから剥がして該粘着層cを露出させ、その
後、同(c)に示すように、貼り付け対象物eに該粘着
層を付着させて貼り付ける。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ラベル用テープaにおいては、剥がし始めの箇所がラベ
ル用テープaの幅方向及び前後方向の端部にしかないた
め、保護テープdが剥がしにくく、したがって、使い勝
手が悪いという問題点があった。
【0004】この問題を解決するため、図8に示すよう
に、ラベル用テープaの長手方向後端部に保護テープd
の切断しない箇所d1を設けることが考えられる。この
手段においては、印字後のラベル用テープaの切断時
に、まず、ラベル層bのみを切断し、その後、前記切断
しない箇所d1の長さ分隔てた後方でラベル層b及び保
護テープdの両者を共に切断することにより、前記切断
しない箇所d1が形成される。しかしながら、ラベルプ
リンタの切断機構により前記切断しない箇所d1を形成
した場合、コストの大幅な上昇や、種種のラベル厚のラ
ベル用テープに対応できない等の問題が生じる。また、
ラベルプリンタとは別に設けた安価な器具・装置等によ
り、前記切断しない箇所を形成することは可能である
が、使い勝手が悪い。また、ラベル用テープ交換用のカ
ートリッジに長尺のラベル用テープaを収容するために
は、ラベル用テープaの厚みを薄くする必要がある。し
かしながら、ラベル用テープaの厚みを薄くすると、保
護テープdが薄くなり、保護テープdを粘着層cから剥
がすことがさらに困難になってしまう。
【0005】本発明は、前記従来の問題点を鑑みてなさ
れたものであって、その目的は、保護テープを粘着層か
ら剥がし易く、使い勝手のよいラベル用テープを作成で
き、かつ、安価で後作業を必要としないラベルプリンタ
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、次の構成を有する。すなわち、印字、切断後
にラベルとなるラベル層の表示面の背面に粘着層を設
け、該粘着層に保護テープを付着させたラベル用テープ
に印字情報を印字するラベルプリンタにおいて、ラベル
用テープを搬出可能に収容するカートリッジと、このカ
ートリッジを脱着可能に装着し、かつ、前記ラベル用テ
ープに印字すると共に、前記ラベル用テープをこのカー
トリッジから搬出させるラベルプリンタ本体と、前記ラ
ベル用テープの保護テープをその幅方向に複数に分割す
る切断刃とを備えることを特徴とするラベルプリンタで
ある。
【0007】また、ラベルプリンタがラベル用テープを
搬送する搬送用ローラを有し、この搬送用ローラは、ラ
ベルプリンタ本体に軸支されると共に、カートリッジを
ラベルプリンタに装着したときにカートリッジ内に突出
し、切断刃が搬送用ローラの外周面に突出して設けられ
てもよい。また、印字、切断後にラベルとなるラベル層
の表示面の背面に粘着層を設け、該粘着層に保護テープ
を付着させたラベル用テープに印字情報を印字するラベ
ルプリンタに、脱着可能に備えられ、かつ、ラベル用テ
ープを搬出可能に収容するラベルプリンタ用カートリッ
ジにおいて、前記ラベル用テープの保護テープをその幅
方向に複数に分割する切断刃が、カートリッジ内のラベ
ル用テープ搬送経路の途中に配設されることを特徴とす
るラベルプリンタ用カートリッジである。
【0008】
【作用】本発明によれば、切断刃がラベル用テープの保
護テープをその長手方向に沿って切断するので、保護テ
ープには、その長手方向に沿ってスリットが形成され、
保護テープはその幅方向に複数に分割される。また、切
断刃が搬送用ローラの外周面に設けられる場合、搬送用
ローラは従来よりラベルプリンタ本体に配設されている
ため、切断刃を取り付ける際、新たな機構、あるいは、
部材を追加する必要がない。また、切断刃がカートリッ
ジ内のラベル用テープ搬送経路の途中に配設された場
合、ラベルプリンタ本体へのカートリッジの脱着状態に
かかわらず、切断刃とラベル用テープの保護テープの位
置関係が変わる可能性が低い。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。なお、以下の実施例は本発明の好適な実施
の態様であり、本発明の技術的範囲はこの実施例に限定
されない。
【0010】本発明に係る第1実施例のラベルプリンタ
について説明する。図1はこの第1実施例のラベルプリ
ンタの平面図である。また図2はラベルプリンタ本体と
カートリッジの関係を示す分解斜視図である。図3
(a)はカートリッジ及びカートリッジ内の構成を示す
平面図、同(b)は搬送用ローラの斜視図である。また
図4(a)はラベル用テープの斜視図、同(b)はラベ
ル用テープを幅方向に切断した断面図、同(c)はラベ
ル用テープを表示面が内側になるように折り曲げた状態
を示す断面図である。また図5はサーマルヘッド周辺の
断面図((a)感熱方式、(b)熱転写方式、(c)他
の熱転写方式)である。
【0011】図1ないし図3(a)に示すように、ラベ
ルプリンタ18は、印字、切断後にラベルとなるラベル
層10の表示面10aの背面に粘着層12を設け、該粘
着層12に保護テープ14を付着させたラベル用テープ
16に印字情報を印字するものにおいて、ラベル用テー
プ16を搬出可能に収容するカートリッジ20と、この
カートリッジ20を脱着可能に装着し、かつ、前記ラベ
ル用テープ16に印字すると共に、前記ラベル用テープ
16をこのカートリッジ20から搬出させるラベルプリ
ンタ本体22と、前記ラベル用テープ16の保護テープ
14をその幅方向に複数に分割する切断刃24とを備え
ている。ラベル用テープ16は、ラベル層10と、粘着
層12と、保護テープ14とからなり、このラベル層1
0は、図5(a)に示すようにベースフィルム10b
と、該ベースフィルム10bに塗布された感熱層10c
とを備えている。なお、ベースフィルム10bはラベル
の基盤になるものである。
【0012】また、ラベルプリンタ18はラベル用テー
プ16を搬送する搬送用ローラ26を有する。この搬送
用ローラ26は、ラベルプリンタ本体22に軸支される
と共に、カートリッジ20をラベルプリンタ本体22に
装着したときにカートリッジ20内に突出し、切断刃2
4が搬送用ローラ26の外周面に突出して設けられてた
ものである。
【0013】すなわち、ラベルプリンタ18は、ラベル
プリンタ本体22と、カートリッジ20とからなる。
【0014】ラベルプリンタ本体22には、図2に示す
ようにカートリッジ装着部22aと、キーボード部22
bと、液晶表示部22cとが備えられている。カートリ
ッジ装着部22aは、ラベルプリンタ本体22の上面か
ら凹んだ略長方形形状の、かつ、カートリッジ20を装
着するのに充分な大きさの空間からなり、その底部に
は、搬送用ローラ26と、切断刃24と、サーマルヘッ
ド28と、切り欠き22a1とを備える。搬送用ローラ
26は、図3(b)に示すように略円筒形状を呈してい
る。この搬送用ローラ26は後述するようにラベル用テ
ープ16に保護テープ14側から接触する部分であり、
例えばゴムなどの弾性材から成るようなものである。
【0015】切断刃24は、搬送用ローラ26の軸方向
略中央部の周囲面につば状に突出して設けられている。
また、この切断刃24の図3(b)中符号Aで示した半
径方向の幅寸法は、ラベル用テープ16の保護テープ1
4の厚さと等しくなるように(許容範囲であれば等しく
なくてもよい)設定されている。また、切断刃24の搬
送用ローラへの取り付けにあっては、搬送用ローラ26
を軸方向に二つに分割して、これらが切断刃24を挟持
するようにしてもよいし、搬送用ローラ26の周囲面に
溝を設け、この溝に円形、かつ、つば状の切断刃24を
はめるようにしてもよい。なお、これらは、切断刃の1
例であり、この実施例では一枚であるが、保護テープ1
4の幅方向の切断数に応じて複数枚であってもよい。ま
た、切断刃は軸方向の中央部でなくても必要に応じてい
ずれかの端部にずれてもよい。また、切断刃は連続刃あ
るいは不連続刃のいずれでもよい。
【0016】サーマルヘッド28は、平板状のものであ
り、選択的に発熱する複数の抵抗体からなる発熱体を有
する。また、サーマルヘッド28は図1で実線及び二点
鎖線で示すように前後方向に摺動可能な状態で配設され
ている。切り欠き22a1は、カートリッジ20内のラ
ベル用テープ16をラベルプリンタ本体22の外部に搬
出する際、通る空間であって、略コの字形状を呈し、カ
ートリッジ装着部22aの側面に設けられている。
【0017】また、キーボード部22bは、複数のキー
22b1・22b1・・・・からなる。使用者はこのキー
22b1・22b1・・・・で印字したい文字や記号など
を入力する。
【0018】また、カートリッジ20は、略直方体形状
のケース部材からなり、その上面の蓋は取り外し可能に
なっている。また、カートリッジ20内には、図1ない
し図2に示すように、供給スプール30と、ラベル用テ
ープ16と、ガイドローラ32と、貫通孔20aと、貫
通穴20bが備えられている。
【0019】供給スプール30は、ラベル用テープ16
をパンケーキ状に巻いて保持するものであり、カートリ
ッジ20の底部に回転可能に配設されている。ガイドロ
ーラ32は、カートリッジ20内のラベル用テープ搬送
経路の、搬送用ローラ26と供給スプール30との間に
回転可能に配設されている。貫通孔20aは、略長方形
形状を呈しており、カートリッジ20の側面に外部に通
じるように設けられている。貫通穴20bは、カートリ
ッジ20の底部に設けられ、前記搬送ローラ26及びサ
ーマルヘッド28を挿通させるに充分な大きさになって
いる。
【0020】ここで、カートリッジ20をラベルプリン
タ本体22に装着するに際しては、カートリッジ20
は、図2に示すように、前記貫通穴20bに搬送用ロー
ラ26及びサーマルヘッド28がはまる状態で、ラベル
プリンタ本体22に装着される。なお、カートリッジ2
0装着後、前記カートリッジ20の貫通孔20aから突
出したラベル用テープ16は、前記ラベルプリンタ本体
22の切り欠き22a1にはまり、ラベルプリンタ本体
22の外部に突出する。またカートリッジ20がラベル
プリンタ本体22に装着されていないときは、前記サー
マルヘッド28は図1の二点鎖線で示す位置にあるが、
カートリッジ20が装着されると、サーマルヘッド28
は実線で示すように前方に移動するようになっている。
これにより、ラベル用テープ16はサーマルヘッド28
と前記搬送用ローラ26の切断刃24との間に挟まれ
る。
【0021】したがって、この第1実施例において、キ
ーボード部22bのキー22b1・22b1・・・・によ
り入力されるとともに、液晶表示部22cに表示された
印字情報(文字や記号など)は、図5(a)に示すよう
に、サーマルヘッド28により前記ラベル層10の表示
面10aに、感熱層10bの熱発色を利用して印字され
る。また、印字情報が印字されると共に、搬送用ローラ
26がラベルプリンタ本体22内に配設された図示しな
い駆動源により回転させられる。この搬送用ローラ26
は、その円筒部を保護テープ14に接触させた状態で、
ラベル用テープ16を、前記貫通孔20a及び切り欠き
22a1を通して、ラベルプリンタ本体22の外部に送
る。
【0022】切断刃24は、カートリッジ20装着時に
は前述したサーマルヘッド28の移動により、既に保護
テープ14の厚み分(図3(b)に示す切断刃の半径方
向の幅寸法A)だけ保護テープ14を切り込んでおり、
切断刃24は搬送用ローラ26の回転により長手方向に
沿ってさらに保護テープ14を連続的に切断する。これ
により、保護テープ14には図4(a)及び(b)に示
すようにスリット14aが形成され、保護テープ14は
車両幅方向に二つに分割される。そして、所定の印字情
報の印字が終了すると、図示しない切断手段で、ラベル
用テープ16は幅方向に切断される。
【0023】なお、この第1実施例では前述したよう
に、サーマルヘッド28がラベル用テープ16の表示面
10aに、感熱層10cの熱発色を利用して印字する方
法が用いられているが、本発明はこの技術的範囲に限定
されず、印字方法は図5(b)及び同(c)に示すよう
な、例えばインクリボン34を用いる熱転写方式による
ものでも良い。
【0024】すなわち、図5(b)に示すものは、サー
マルヘッド28がラベル層10の表示面10aにインク
リボン34を介して熱転写により印字するものであり、
また、同(c)に示すものは、サーマルヘッド28が透
明な樹脂テープ36にインクリボン34を介して熱転写
により左右反転の文字や記号(文字や記号などの鏡像)
を印字し、その後、透明な樹脂テープ36の印字された
面に、ベーステープ38が貼り付けられるものである。
なお、このベーステープ38はラベルの基盤になるもの
で、その両面には粘着層12、12が備えられ、そのう
ち一方の面には保護テープ14が貼り付けられている。
【0025】この第1実施例によれば、図4(c)に示
すように、この切断されたラベル用テープ16の表示面
10aが内側になるようにして、幅方向に折り曲げるこ
とで、表示面10aのあるラベル層10と保護テープ1
4、14とが一部剥離する。これにより、この一部剥離
した部分が剥がし始めの箇所として、使用可能になるた
め、保護テープ14、14をつかみやすく、その剥離が
容易となり、ラベルの使い勝手の向上が図れる。
【0026】また、上述のように粘着層12から保護テ
ープ14、14を剥離するのが容易なため、ラベル層1
0及び保護テープ14の厚みを薄くできるので、従来よ
り長尺のラベル用テープ16をカートリッジ20に収容
できる。したがって、使用者はランニングコストの安い
カートリッジを使用することができる。また、ラベルが
曲率の大きい曲面形状をした対象物に貼り付けられて
も、ラベルの厚みが薄いので剥がれにくくなる。
【0027】また、この第1実施例によるラベルプリン
タ18は、ラベル用テープ16の材質や厚みが変化して
も保護テープ14の厚みさえ変わらなければ、使用には
問題がなく、種種のラベル用テープに対応できる。もち
ろんラベル用テープの幅が異なる場合でも、搬送用ロー
ラ26における切断刃24の位置を上下方向に変えるこ
とにより、保護テープ14の適宜の位置にスリット14
aを設けることができる。
【0028】また、従来よりラベルプリンタ本体22に
配設されている搬送用ローラ26に、切断刃24が設け
られているため、切断刃24を設けるために新たな機
構、あるいは、部材を追加する必要がない。
【0029】次に、本発明に係る第2実施例のラベルプ
リンタ用カートリッジについて説明する。図6(a)に
示すように、第2実施例は、印字、切断後にラベルとな
るラベル層10の表示面10aの背面に粘着層12を設
け、該粘着層12に保護テープ14を付着させたラベル
用テープ16に印字情報を印字するラベルプリンタに、
脱着可能に備えられ、かつ、ラベル用テープ16を搬出
可能に収容するカートリッジ20Aに、前記ラベル用テ
ープ16の保護テープ14をその幅方向に複数に分割す
る切断刃24Aが、カートリッジ20A内のラベル用テ
ープ16搬送経路の途中に配設されたものである。つま
り、ガイド部材40はラベル用テープ16搬送経路上
の、供給スプール30とガイドローラ32の間であっ
て、カートリッジ20A底部から内部へ向けて立ち上げ
て配設されており、切断刃24Aはこのガイド部材40
に設けられている。すなわち、第1実施例ではラベルプ
リンタ本体22に配設された搬送用ローラ26に切断刃
24が設けられていたのに対し、第2実施例ではカート
リッジ20A底部に配設されたガイド部材40に切断刃
24Aが設けられている。なお、この切断刃24Aの配
設位置が異なる点以外については、第2実施例のラベル
プリンタの構成は、第1実施例のラベルプリンタ18の
構成と同様である。
【0030】前記ガイド部材40は、図6(b)に示す
ように円筒形状を呈して、その略中央部に円形、かつ、
つば状の切断刃24Aを有する。また符号Bで示したこ
切断刃24Aの半径方向の幅寸法は、前記ラベル用テ
ープ16の保護テープ14の厚さと等しくなるように設
定されている。なお、この切断刃24Aはガイド部材4
0と一体に構成されてもよいし、別体に構成されてもよ
い。また、切断刃24Aはこの実施例では一枚である
が、用途によっては複数枚であってもよい。また、この
ガイド部材40は、カートリッジ20Aに回転可能に取
り付けられてもよいし、固定されてもよい。また、回転
刃が好適だが、回転刃でなく固定刃でもよい。また、連
続的な切断刃あるいは不連続的な切断刃でもよい。すな
わち、切断刃24Aは、保護テープ14に対して垂直に
保護テープ14の厚み分だけ切り込むことが可能な形状
であればよい。
【0031】したがって、この第2実施例においては、
搬送用ローラ26Aの回転により搬送されたラベル用テ
ープ16は、切断刃24Aが設けられたガイド部材40
を通り、その後ガイドローラ32を経て、搬送用ローラ
26Aとサーマルヘッド28の間を抜けると共に、サー
マルヘッド28により表示面10aに印字され、カート
リッジ20Aの外部に搬出される。切断刃24Aは、ラ
ベル用テープ16が搬送され始めると、保護テープ14
の厚み分(図6(b)に示す切断刃の半径方向の幅寸法
B)だけ保護テープ14を切り込み、ラベル用テープ1
6が搬送されるにしたがって、保護テープ14をその長
手方向に沿ってさらに連続的に切断する。
【0032】この第2実施例によれば、ラベルプリンタ
本体22へのカートリッジ20Aの脱着状態にかかわら
ず、切断刃24Aがラベル用テープ16の保護テープ1
4に接触しているので、保護テープ14に対するスリッ
ト14aの位置精度が常時安定する。
【0033】
【発明の効果】以上説明した通り本発明ラベルプリンタ
によれば、保護テープを粘着層から剥がし易く、使い勝
手のよいラベル用テープを作成でき、かつ、安価で後作
業を必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のラベルプリンタの平面図である。
【図2】第1実施例のラベルプリンタ本体とカートリッ
ジの関係を示す分解斜視図である。
【図3】(a)は第1実施例のカートリッジ及びカート
リッジ内の構成を示す平面図である。 (b)は第1実施例の搬送用ローラの斜視図である。
【図4】(a)は第1実施例のラベル用テープの斜視図
である。 (b)は第1実施例のラベル用テープを幅方向に切断し
た断面図である。 (c)は第1実施例のラベル用テープを表示面が内側に
なるように折り曲げた状態を示す断面図である。
【図5】(a)は感熱方式で印字するサーマルヘッド周
辺の断面図である。 (b)は熱転写方式で印字するサーマルヘッド周辺の断
面図である。 (c)は他の熱転写方式で印字するサーマルヘッド周辺
の断面図である。
【図6】(a)は第2実施例のカートリッジ及びカート
リッジ内の構成を示す平面図である。 (b)は第2実施例のガイド部材の斜視図である。
【図7】(a)従来のラベル用テープを示す断面図であ
る。 (b)従来のラベル用テープから保護テープを剥がす状
態を示す断面図である。 (c)従来のラベル層を貼り付ける状態を示す斜視図で
ある。
【図8】従来のラベル用テープの他の例を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
10 ラベル層 10a 表示面 12 粘着層 14 保護テープ 16 ラベル用テープ 18 ラベルプリンタ 20 カートリッジ20A カートリッジ 22 ラベルプリンタ本体 24 切断刃24A 切断刃 26 搬送用ローラ 28 サーマルヘッド 40 ガイド部材

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字、切断後にラベルとなるラベル層の
    表示面の背面に粘着層を設け、該粘着層に保護テープを
    付着させたラベル用テープに印字情報を印字するラベル
    プリンタにおいて、 前記ラベル用テープを搬出可能に収容するカートリッジ
    と、 このカートリッジを脱着可能に装着し、かつ、前記ラベ
    ル用テープに印字すると共に、前記ラベル用テープをこ
    のカートリッジから搬出させるラベルプリンタ本体と、 前記ラベル用テープの保護テープをその幅方向に複数に
    分割する切断刃とを備えることを特徴とするラベルプリ
    ンタ。
  2. 【請求項2】 ラベル用テープを搬送する搬送用ローラ
    を有し、 この搬送用ローラは、ラベルプリンタ本体に軸支される
    と共に、カートリッジをラベルプリンタに装着したとき
    にカートリッジ内に突出し、 切断刃が搬送用ローラの外周面に突出して設けられるこ
    とを特徴とする請求項1記載のラベルプリンタ。
  3. 【請求項3】 印字、切断後にラベルとなるラベル層の
    表示面の背面に粘着層を設け、該粘着層に保護テープを
    付着させたラベル用テープに印字情報を印字するラベル
    プリンタに、脱着可能に備えられ、かつ、ラベル用テー
    プを搬出可能に収容するラベルプリンタ用カートリッジ
    において、 前記ラベル用テープの保護テープをその幅方向に複数に
    分割する切断刃が、カートリッジ内のラベル用テープ搬
    送経路の途中に配設されることを特徴とするラベルプリ
    ンタ用カートリッジ。
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JPH0725088A (ja) 1995-01-27

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