JP2003326767A - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JP2003326767A JP2003106172A JP2003106172A JP2003326767A JP 2003326767 A JP2003326767 A JP 2003326767A JP 2003106172 A JP2003106172 A JP 2003106172A JP 2003106172 A JP2003106172 A JP 2003106172A JP 2003326767 A JP2003326767 A JP 2003326767A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テープ印刷装置によって被印刷用テープに印
刷が行われるときに、印刷ヘッドの駆動により転写され
るインクがプラテンローラに不要に付着しないようにす
る。 【解決手段】 剥離層21に接着層22を介して被印刷
層23が接着されてなる被印刷用テープ5とインクテー
プ7とが重ねられて印刷ヘッド11とプラテンローラの
間に供給され、被印刷層23にインクが転写される。被
印刷層23の幅D 2 は印刷ヘッド11の発熱部39の幅
4 より小さく、また剥離層21の幅D3は、被印刷層
23の幅D2 より大きく、かつ発熱部39の幅D4 より
大きい関係にある。従って、印刷ヘッド11に対して被
印刷用テープ5が幅方向に多少の位置ずれがあっても、
発熱体39の被印刷層23からはみ出す部分を剥離層2
1に対向させることができる。この結果、インクテープ
7のインクをプラテンローラに不要に付着することを防
止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はテープ印刷装置に
使用するテープカセットに関する。
【0002】
【従来の技術】図10は従来のテープ印刷装置とテープ
カセットの一例を示したものである。このテープ印刷装
置は装置本体1を備えている。装置本体1の上面にはテ
ープカセット収納部2が設けられている。テープカセッ
ト収納部2にはテープカセット3が着脱可能に収納され
ている。テープカセット3はカセットケース4を備えて
いる。カセットケース4の内部の各所定の箇所には被印
刷用テープ5が巻かれた被印刷用テープ供給リール6、
インクテープ7が巻かれたインクテープ供給リール8及
びインクテープ7を巻き取るインクテープ巻取リール9
が設けられている。そして、被印刷用テープ供給リール
6から繰り出された被印刷用テープ5は、カセットケー
ス4に一体に形成されたガイドピン10、装置本体1の
所定の箇所に対向して配置されたサーマルヘッド等から
なる印刷ヘッド11とプラテンローラ12との間、カセ
ットケース4に一体に形成されたガイドピン13及び装
置本体1の所定の箇所に対向して配置された固定刃14
aと可動刃14bとの間を経て装置本体1の外部に排出
されるようになっている。一方、インクテープ供給リー
ル8から繰り出されたインクテープ7は、ガイドピン1
0、印刷ヘッド11とプラテンローラ12との間及びガ
イドピン13を経てインクテープ巻取リール9に巻き取
られるようになっている。この場合、印刷ヘッド11と
プラテンローラ12との間においては、被印刷用テープ
5がプラテンローラ12側に位置し、インクテープ7が
印刷ヘッド11側に位置するようになっている。
【0003】ところで、図11(A)は被印刷用テープ
5の一例の一部の平面図(印刷ヘッド11とプラテンロ
ーラ12との間を通過するときに印刷ヘッド11側から
見た図)を示し、図11(B)はそのB−B線に沿う断
面図を示す。この被印刷用テープ5は、テープ状の剥離
層21の上面に接着層22を介してテープ状の被印刷層
23が接着された構造となっている。この場合、コスト
の低減を図るために、被印刷用テープ5を1本ずつ形成
せずに、幅広テープの剥離層に接着層を介して同じく幅
広テープの被印刷層を接着し、これを切断することによ
り、複数本の被印刷用テープ5を同時に形成している。
このため、剥離層21の幅と被印刷層23の幅とは同じ
に構成されている。
【0004】そして、被印刷用テープ5とインクテープ
7は互いに重ね合わされた状態で印刷ヘッド11とプラ
テンローラ12との間に供給されて挾持され、印刷ヘッ
ド11に備えた図示せぬ発熱部の発熱駆動によりインク
テープ7のインクが被印刷用テープ5の被印刷層23の
表面に転写され、印刷が行われる。印刷後の被印刷用テ
ープ5の所定の箇所は、固定刃14aと可動刃14bと
の間に供給され、可動刃14bが固定刃14a側に移動
することにより、切断される。切断後の被印刷用テープ
5の使用例について説明すると、被印刷層23及び接着
層22を剥離層21から剥がし、この剥がした被印刷層
23を接着層22を介して種々のものに接着して、ラベ
ルとして使用することができる。なお、従来の同様なテ
ープ印刷装置及びテープカセットとして、実公平8−1
091号に開示されるものがある。
【0005】
【特許文献1】実公平8−1091号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図10及び
図11に示すような従来のテープ印刷装置及びそれに使
用するテープカセットにおいては、被印刷用テープ5と
インクテープ7との幅方向の相対位置が多少ずれても、
被印刷層23の幅いっぱいに背景や文字の一部等を印刷
することができるように、インクテープ7の幅を被印刷
用テープ5の幅よりも大きくしている。ここで、文字の
一部の印刷とは、例えば切断された2つのテープ状の被
印刷層をテープの幅方向に並べることによって拡大文字
を表示する場合のことである。しかるに、インクテープ
7の幅を被印刷用テープ5の幅よりも大きくすると、イ
ンクテープ7が被印刷用テープ5の幅方向の端辺から突
出することになるので、被印刷用テープ5と印刷ヘッド
11の発熱部との幅方向の相対位置がずれた場合、被印
刷用テープ5の幅方向の端辺から突出しているインクテ
ープ7のインクが印刷ヘッド11の発熱部の発熱により
溶融されてプラテンローラ12に不要に付着することが
ある。このような現象が生じた場合には、プラテンロー
ラ12に不要に付着したインクが被印刷用テープ5や印
刷ヘッド11に再付着し、被印刷用テープ5や印刷ヘッ
ド11がインクで汚れることがあるという問題があっ
た。また、印刷ヘッド11がインクで汚れることで、次
の印刷の際に、印刷不良が生じることがあるという問題
があった。このような問題は、同様な構成の前記実公平
8−1091号に開示されるテープ印刷装置及びテープ
カセットにも同様に存在した。この発明の課題は、テー
プ印刷装置によってテープカセットに保持される被印刷
用テープに印刷が行われるときに、テープ印刷装置の印
刷ヘッドの駆動により転写されるインクがプラテンロー
ラに不要に付着しないようにすることであり、この発明
の目的は、そのような課題を解決するテープカセットを
提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
発熱部を有する印刷ヘッドとプラテンローラとを備えた
テープ印刷装置に着脱可能に設けられ、印刷を行うため
に前記印刷ヘッドとプラテンローラの間に供給する被印
刷用テープ及びインクテープを保持するテープカセット
であって、前記被印刷用テープは、前記印刷ヘッドの発
熱部の駆動により前記インクテープのインクが転写され
て印刷が行われる被印刷テープと、接着層を介して前記
被印刷テープが接着され前記被印刷テープより幅寸法が
大きい剥離テープとで構成され、前記被印刷テープの幅
寸法が前記印刷ヘッドの発熱部の幅寸法より小さく、か
つ前記剥離テープの幅寸法が前記印刷ヘッドの発熱部の
幅寸法より大きい関係にあることを特徴とする。
【0008】この発明のテープカセットによれば、剥離
テープの幅寸法が被印刷テープの幅寸法より大きくされ
ており、被印刷テープの幅寸法が印刷ヘッドの発熱部の
幅寸法より小さく、かつ剥離テープの幅寸法が印刷ヘッ
ドの発熱部の幅寸法より大きい関係にあることから、印
刷ヘッドの発熱部と被印刷テープとの幅方向の相対位置
が多少ずれても、印刷ヘッドの発熱部を剥離テープと対
向させることができ、したがってインクテープのインク
が剥離テープに不要に付着することがあってもプラテン
ローラに不要に付着しないようにすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1及び図2はこの発明の一実施
形態に係るテープ印刷装置の要部を示したものである。
この場合、図1は印刷ヘッドがプラテンローラから離間
した状態の断面図を示し、図2は印刷ヘッドがプラテン
ローラに圧接した状態の断面図を示す。なお、この実施
形態では、図10及び図11と同一名称部分には同一の
符号を付して説明する。印刷ヘッド11は、装置本体内
に設けられたシャーシ31上に立設された支持軸32に
回動可能に取り付けられたヘッドホルダ33と、ヘッド
ホルダ33に横架された支持軸34に回動可能に取り付
けられたヘッド部35とからなっている。ヘッド部35
は、後述する図4に示すように、記録ラインとなる上下
方向に配列された複数の発熱素子39を備えている。プ
ラテンローラ12は、シャーシ31上に立設された支持
軸36に回転可能に取り付けられている。
【0010】次に、図3(A)は被印刷用テープ5の一
部の平面図を示し、図3(B)はそのB−B線に沿う断
面図を示す。この被印刷用テープ5は、剥離層(剥離テ
ープ)21の上面に接着層22を介して被印刷層(被印
刷テープ)23が接着された構造となっている。この場
合、剥離層21の幅は被印刷層23及び接着層22の幅
よりも大きくなっており、剥離層21の幅方向の両端辺
が被印刷層23及び接着層22の幅方向の両端辺から突
出されている。また、剥離層21の幅方向の中心線は被
印刷層23の幅方向の中心線Lと一致されている。
【0011】次に、図4を参照して、被印刷用テープ
5、インクテープ7及び印刷ヘッド11の各寸法の関係
について説明する。まず、インクテープ7の幅D1 は被
印刷用テープ5の被印刷層23及び接着層22の幅D2
よりも大きく、かつ被印刷用テープ5の剥離層21の幅
3 よりも小さくなっている。また、印刷ヘッド11の
ヘッド部35の発熱素子39が配列されている部分(発
熱部)の幅D4 は被印刷用テープ5の被印刷層23及び
接着層22の幅D2 よりも大きく、かつ剥離層21の幅
3 よりも小さくなっている。すなわち、被印刷用テー
プ5の被印刷層23の幅D2 は印刷ヘッド11の発熱部
39の幅D4 より小さく、また被印刷用テープ5の剥離
層21の幅D3 は、被印刷用テープ5の被印刷層23の
幅D2 より大きく、かつ印刷ヘッド11の発熱部39の
幅D4 より大きい関係にある。この場合、印刷ヘッド1
1のヘッド部35の発熱素子39が配列されている部分
の幅D4 は、図4に示すように、インクテープ7の幅D
1 よりも大きくしてもよく、また図示していないが、イ
ンクテープ7の幅D1 よりも小さくしてもよい。また、
印刷ヘッド11のヘッド部35の発熱素子39が配列さ
れている部分の中心位置と被印刷層23及び剥離層21
の中心位置とが原則として一致するようになっている。
【0012】ところで、上述の構造の被印刷用テープ5
は、例えば図10を参照して説明すると、テープカセッ
ト3内の所定の箇所に設けられた被印刷用テープ供給リ
ール6に巻かれている。そして、テープカセット3から
繰り出された被印刷用テープ5及びインクテープ7は互
いに重ね合わされた状態で、図1に示すように、印刷ヘ
ッド11のヘッド部35とプラテンローラ12との間に
送り込まれる。この状態において、図示しない印刷ヘッ
ド駆動機構が駆動すると、図2に示すように、印刷ヘッ
ド11のヘッドホルダ33が支持軸32を中心に所定の
方向に回動し、ヘッド部35とプラテンローラ12との
間にインクテープ7及び被印刷用テープ5が挾持され
る。この状態で、ヘッド部35が駆動すると、インクテ
ープ7のインクが被印刷用テープ5の被印刷層23に転
写され、印刷が行われる。
【0013】しかるに、このテープ印刷装置では、印刷
ヘッド11のヘッド部35の発熱素子39が配列されて
いる部分の幅D4 を被印刷用テープ5の被印刷層23及
び接着層22の幅D2 よりも大きくし、かつ被印刷用テ
ープ5の剥離層21の幅D3よりも小さくしているの
で、すなわち、被印刷用テープ5の被印刷層23の幅D
2 は印刷ヘッド11の発熱部39の幅D4 より小さく、
また被印刷用テープ5の剥離層21の幅D3 は、被印刷
用テープ5の被印刷層23の幅D2 より大きく、かつ印
刷ヘッド11の発熱部39の幅D4 より大きい関係にあ
るので、印刷ヘッド11のヘッド部35の発熱素子39
が配列されている部分と被印刷層23との幅方向の相対
位置が多少ずれても、印刷ヘッド11のヘッド部35の
発熱素子39が配列されている部分を剥離層21と対向
させることができる。したがって、インクテープ7のイ
ンクが剥離層21に不要に付着することがあってもプラ
テンローラ12に不要に付着しないようにすることがで
きる。この結果、プラテンローラ12から被印刷用テー
プ5や印刷ヘッド11にインクが再付着することもな
く、被印刷用テープ5や印刷ヘッド11がインクで汚れ
ないようにすることができる。また、印刷ヘッド11が
インクで汚れることで次回印刷の時に印刷不良が生じる
のを防止できる。
【0014】また、印刷ヘッド11のヘッド部35の発
熱素子39が配列されている部分の幅D4 を被印刷層2
3及び接着層22の幅D2 よりも大きくしているので、
印刷ヘッド11のヘッド部35と被印刷用テープ5との
幅方向の相対位置が多少ずれても、被印刷層23の幅い
っぱいに背景や文字の一部等を印刷することができる。
また、印刷ヘッド11のヘッド部35の発熱素子39が
配列されている部分の幅D4 を剥離層21の幅D3 より
も小さくしているので、印刷ヘッド11のヘッド部35
と被印刷用テープ5との幅方向の相対位置が多少ずれて
も、印刷ヘッド11のヘッド部35の発熱素子39が配
列されている部分がプラテンローラ12に直接接触しな
いようにすることができる。この結果、プラテンローラ
12の表面がゴムによって形成されている場合、このゴ
ムが不要に加熱されて溶けたりしないようにすることが
できる。また、印刷ヘッド11のヘッド部35の発熱素
子39が配列されている部分の中心位置と被印刷層23
及び剥離層21の中心位置とが原則として一致するよう
になっているので、剥離層21の幅寸法が同じであって
被印刷層23の幅寸法の異なるものが複数種類ある場合
でも、印字の幅方向の中心線を被印刷層23の幅方向の
中心線Lと容易に一致させることができる。
【0015】また、このテープ印刷装置で使用されてい
る被印刷用テープ5では、剥離層21の幅が被印刷層2
3及び接着層22の幅よりも大きくなっており、剥離層
21の幅方向の両端辺が被印刷層23及び接着層22の
幅方向の両端辺から突出しているので、印刷されて適宜
の長さに切断された後において、被印刷層23及び接着
層22の幅方向の両端辺から突出している剥離層21の
みを摘むことができ、したがって被印刷層23及び接着
層22を剥離層21から容易に剥がすことができる。ま
た、剥離層21の幅方向の中心線を被印刷層23の幅方
向の中心線Lと一致させているので、例えば剥離層21
の幅寸法が同じであって被印刷層23の幅寸法の異なる
ものが複数種類ある場合でも、印字の幅方向の中心線を
幅広の剥離層21の中心線と一致させると、印字の幅方
向の中心線を幅狭の被印刷層23の幅方向の中心線Lと
容易に一致させることができる。
【0016】次に、このような被印刷用テープ5の形成
方法の一例について、図5及び図6を参照して説明す
る。まず、図5(A)及び(B)に示すように、剥離層
21の上面に接着層22を介して剥離層21の幅と同じ
幅の被印刷層23が接着されたものを用意する。この用
意したものは、1本ずつ形成したものであってもよく、
また幅広のものを切断して複数本同時に形成したもので
あってもよい。次に、図6(A)及び(B)に示すよう
に、被印刷層23及び接着層22の幅方向の両端部の長
さ方向にハーフカットライン41を形成する。ハーフカ
ットライン41を形成する方法としては、図示していな
いが、図5(A)及び(B)に示す当初用意したものを
搬送するラインの途中に、ローラを回転可能にかつ当該
当初用意したものに当接するように配置し、このローラ
の外周面のハーフカットライン形成位置にハーフカット
用の刃を取り付け、この刃でハーフカットライン41を
形成する方法等がある。次に、ハーフカットライン41
の外側の被印刷層23−1、23−2及び接着層22−
1、22−2を剥離層21から剥離する。かくして、図
3(A)及び(B)に示す被印刷用テープ5が形成され
る。なお、剥離層21の上面の幅方向の中央部に接着層
22を介して剥離層21よりも幅狭の被印刷層23を接
着することにより、被印刷用テープ5を形成するように
してもよい。
【0017】次に、図7(A)及び(B)は印刷後に切
断された被印刷用テープ5の2つの例を示す。まず、図
7(A)の場合には、被印刷層23の表面の文字形成領
域51を除く全領域に黒インク52が転写されているこ
とにより、この転写された黒インク52からなる背景に
A、B、C、Dの文字が型抜きされて表示されている。
図7(B)の場合には、被印刷層23の表面に転写され
た黒インク52により、A、B、C、Dの文字が表示さ
れている。そして、いずれの場合も、被印刷層23の幅
方向両端辺から突出している剥離層21のみを摘むこと
により、被印刷層23及び接着層22を剥離層21から
容易に剥がすことができる。
【0018】なお、上記実施形態における被印刷用テー
プ5の被印刷層23の幅は、図11(A)及び(B)に
示す従来の被印刷層23の幅と同じにしてもよいし、同
じにしなくてもよいが、同じにすると従来のテープ印刷
装置をそのまま使用することもできる。また、上記実施
形態における被印刷用テープ5では、剥離層21の幅方
向の両端辺を被印刷層23及び接着層22の幅方向の両
端辺から突出させた場合について説明したが、これに限
定されるものではない。例えば、図8に示すように、剥
離層21の幅方向の上端辺のみを被印刷層23及び接着
層22の幅方向の上端辺から突出させてもよい。また、
図9に示すように、剥離層21の幅方向の下端辺のみを
被印刷層23及び接着層22の幅方向の下端辺から突出
させてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、剥離テープの幅寸法が被印刷テープの幅寸法より大
きくされており、被印刷テープの幅寸法が印刷ヘッドの
発熱部の幅寸法より小さく、かつ剥離テープの幅寸法が
印刷ヘッドの発熱部の幅寸法より大きい関係にあること
から、印刷ヘッドの発熱部と被印刷テープとの幅方向の
相対位置が多少ずれても、印刷ヘッドの発熱部を剥離テ
ープと対向させることができ、したがってインクテープ
のインクを剥離テープに付着させることで、プラテンロ
ーラにインクを付着させないようにすることができる。
また、プラテンローラにインクが付着することを防止し
たことで被印刷用テープや印刷ヘッドにインクが再付着
して汚れることを防止できる。さらには、印刷ヘッドが
インクで汚れることで次回印刷の時に印刷不良が生じる
のを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態におけるテープ印刷装置
の要部の印刷ヘッドがプラテンローラから離間した状態
を示す断面図。
【図2】印刷ヘッドがプラテンローラに圧接した状態を
示す断面図。
【図3】(A)は被印刷用テープの一部を示す平面図、
(B)はそのB−B線に沿う断面図。
【図4】インクテープ、被印刷用テープ及び印刷ヘッド
の各寸法の関係を説明するために示す図。
【図5】(A)は被印刷用テープの形成工程において、
当初用意したものを示す平面図、(B)はそのB−B線
に沿う断面図。
【図6】(A)は被印刷用テープの形成工程において、
ハーフカットラインを形成した状態を示す平面図、
(B)はそのB−B線に沿う断面図。
【図7】(A)及び(B)は印刷後に切断された被印刷
用テープの2つの例を示す平面図。
【図8】被印刷用テープの第1の変形例を示す平面図。
【図9】被印刷用テープの第2の変形例を示す平面図。
【図10】従来のテープ印刷装置の一例の一部を切断し
た平面図。
【図11】(A)は従来の被印刷用テープの一部を示す
平面図、(B)はそのB−B線に沿う断面図。
【符号の説明】
5 被印刷用テープ 7 インクテープ 11 印刷ヘッド 12 プラテンローラ 21 剥離層 22 接着層 23 被印刷層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱部を有する印刷ヘッドとプラテンロ
    ーラとを備えたテープ印刷装置に着脱可能に設けられ、
    印刷を行うために前記印刷ヘッドとプラテンローラの間
    に供給する被印刷用テープ及びインクテープを保持する
    テープカセットであって、 前記被印刷用テープは、前記印刷ヘッドの発熱部の駆動
    により前記インクテープのインクが転写されて印刷が行
    われる被印刷テープと、接着層を介して前記被印刷テー
    プが接着され前記被印刷テープより幅寸法が大きい剥離
    テープとで構成され、前記被印刷テープの幅寸法が前記
    印刷ヘッドの発熱部の幅寸法より小さく、かつ前記剥離
    テープの幅寸法が前記印刷ヘッドの発熱部の幅寸法より
    大きい関係にあることを特徴とするテープカセット。
  2. 【請求項2】 前記インクテープの幅寸法が前記印刷ヘ
    ッドの発熱部の幅寸法よりも大きい関係にあることを特
    徴とする請求項1記載のテープカセット。
  3. 【請求項3】 前記インクテープの幅寸法が前記印刷ヘ
    ッドの発熱部の幅寸法よりも小さい関係にあることを特
    徴とする請求項1記載のテープカセット。
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