JP2002283619A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2002283619A
JP2002283619A JP2001124841A JP2001124841A JP2002283619A JP 2002283619 A JP2002283619 A JP 2002283619A JP 2001124841 A JP2001124841 A JP 2001124841A JP 2001124841 A JP2001124841 A JP 2001124841A JP 2002283619 A JP2002283619 A JP 2002283619A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scanning direction
inclination
main scanning
light beam
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001124841A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3439747B2 (ja
Inventor
Kimiaki Furukawa
川 公 昭 古
Toshiaki Tanaka
中 利 明 田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
Publication of JP2002283619A publication Critical patent/JP2002283619A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3439747B2 publication Critical patent/JP3439747B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/50Picture reproducers
    • H04N1/506Reproducing the colour component signals picture-sequentially, e.g. with reproducing heads spaced apart from one another in the subscanning direction
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B26/00Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
    • G02B26/08Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light
    • G02B26/10Scanning systems
    • G02B26/12Scanning systems using multifaceted mirrors
    • G02B26/125Details of the optical system between the polygonal mirror and the image plane
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B26/00Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
    • G02B26/08Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light
    • G02B26/10Scanning systems
    • G02B26/12Scanning systems using multifaceted mirrors
    • G02B26/127Adaptive control of the scanning light beam, e.g. using the feedback from one or more detectors

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Fax Reproducing Arrangements (AREA)
  • Lenses (AREA)
  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Facsimile Heads (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基準光線の主走査方向を画像形成媒体の搬送
方向に対して正確に直交するように調整して画像の傾き
を容易に修正する画像形成装置を提供する。 【解決手段】 レーザ光線反射ミラーの傾きを調整する
機能を有する画像形成装置は、レーザ光線を発生させる
レーザ光源と、照射されたレーザ光線に基づいて前記複
数の画像を形成するために少なくとも1つの基準光線を
含む複数の光線を反射させる複数の反射ミラーと、前記
複数の光線毎に前記複数の画像を形成する画像形成ユニ
ットと、形成された前記複数の画像を保持してその画像
を所定の副走査方向に搬送する画像搬送ユニットと、前
記画像搬送ユニットにより保持された画像における前記
副走査方向に対する主走査方向の傾きを少なくとも前記
基準光線について検出する傾き検出部と、前記傾き検出
部により前記基準光線の主走査方向の傾きを、前記基準
光線を反射する反射ミラーの前記主走査方向についての
相対角度を調整することにより、補正する傾き補正部
と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置に関す
る。特に、本発明は、パーソナルコンピュータ(以下、
PC―Personal Computer―)やデジタルカメラ等のよ
うな画像情報供給装置からの情報を、普通紙やOHP用
シート等の紙葉類上に印刷記録する、例えば普通紙カラ
ー複写機(以下、PPC―Plane Paper Copy machine
―)やプリンタ等を含む画像形成装置に係り、更に詳細
には原稿から画像情報を読み取るためのレーザ光線を反
射または折り返すミラーの傾きを調整する機能を備える
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】4連タンデム構造のカラー画像形成装置
の場合、露光装置から発せられる走査線の副走査線方向
に対する走査角度が、画像の形成される媒体(用紙、中
間転写体)を搬送する転写ベルトの搬送方向に対して直
角になっていないこと(以下、直角度のズレという)に
起因して、形成された画像に歪み(ディストーション)
が発生している。この歪みは、具体的には画像が形成さ
れた後の用紙の搬送方向の両サイドに位置する2つの辺
に沿った線に対して直交する両端部の辺に沿った線や文
字列が直交しておらず、用紙の両側に対して傾斜した状
態となっている。したがって、表等の枠線や、画像内で
は平行する位置関係にある文字列が、用紙の搬送方向に
直交する方向に対して、傾斜して形成されてしまう状態
となっていた。
【0003】主走査線と副走査線が直角でない上記直角
度のズレを補正するために、従来、露光装置を画像形成
装置の本体に対して直角となるように調整して組み立て
ていた。露光装置には、上記の4連タンデム構造の場
合、4つのレーザ光線反射用ミラーが設けられている。
従来は、これらの反射方向の平行度を予め調整しておい
て、露光装置内におけるミラーの角度のズレを取り除い
た後、露光装置を本体に対して正確に位置決め設定し、
画像形成媒体も本体に対して正確に位置決め設定するこ
とにより、媒体の搬送方向に対して直交方向に形成すべ
き画像の形成方向を正確に設定するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像形成装置においては、ベルトの定期的な交換やレー
ザ露光装置の交換などの際に、前記搬送方向い対する主
走査方向の直角度は正確に維持されなくなり、その位置
関係にばらつきが生じていた。これらを調整する作業は
非常に時間のかかるものであり、定期メインテナンス等
の際に画像形成装置を一旦分解した後、再度露光装置の
媒体搬送方向に対する位置関係の調整を行なっていた。
したがって、通常の使用時に発生してしまった誤差は、
従来の露光装置においては、基準色光線の直角度や平行
度を露光装置の単体を基準にして合わせて、露光装置を
印刷装置の本体に組み込んだときの直角度や平行度にズ
レが生じた場合には、許容せざるを得ない誤差として扱
ってきた。
【0005】そのため、従来この誤差を最小化するた
め、露光装置の単体に追い込み補正手段を設け、この補
正手段により、露光装置が転写ベルトの搬送方向に対し
て直角になるように調整しながら画像形成装置を組み立
てていた。しかし、ベルトの定期的な交換や、レーザ露
光装置の交換等により、その位置関係にはばらつきが発
生し、これらのばらつきを調整する作業は、たとえ前記
追い込み補正手段を用いたとしても、非常に時間を要す
る作業であった。
【0006】さらに、基準色を折り返す反射ミラーは、
ユニット組み立ての際にその角度を設定した後に固定さ
れているため、その後、本体装置において、他(色)画
像の重ね合わせレジストレーション補正制御を行なう
と、何れかのミラーからの光線におけるfθ特性が著し
く損なわれることがある。ここで、fθ特性とは、走査
光線の有効走査幅の範囲内における集光位置への直線性
のことをいう。これは、固定されている基準色の光線が
最適な傾きになっていないのにも拘わらず、他の光線を
誤差含有光線を基準として用いて強制的に傾き調整する
と、fθ特性から見て好ましくない光路となるようなミ
ラーの傾きを設定することになってしまうためである。
この結果、主走査方向における画像の重ね合わせが、主
走査方向の補正システムのズレ検出位置である有効走査
幅の両端ではズレがなく良好になるものの、中央部では
ズレが大きく発生してしまうような画像のズレ現象とな
るという問題もあった。
【0007】本発明は、画像形成媒体の搬送方向に対し
て基準光線の主走査方向を正確に直交させて調整し、こ
の基準光線に基づき他の光線の主走査方向の位置決めを
行なうことにより、画像の傾きを容易に修正することの
できる画像形成装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の基本概念である第1の構成に係る画像形成
装置は、レーザ光線反射ミラーの傾きを調整する機能を
有し、かつ、複数の画像を重ね合わせて出力する画像形
成装置であって、レーザ光線を発生させるレーザ光源
と、前記レーザ光源より照射されたレーザ光線に基づい
て前記複数の画像を形成するために、少なくとも1つの
基準光線を含む複数の光線を反射させる複数の反射ミラ
ーと、前記複数の光線毎に前記複数の画像を形成する画
像形成手段と、前記画像形成手段により形成された前記
複数の画像を保持すると共に保持した画像を所定の副走
査方向に搬送する画像搬送手段と、前記画像搬送手段に
より保持された画像における前記副走査方向に対する主
走査方向の傾きを、少なくとも前記基準光線について検
出する傾き検出手段と、前記傾き検出手段により前記基
準光線の主走査方向の傾きを、前記基準光線を反射する
反射ミラーの前記主走査方向についての相対角度を調整
することにより、補正する傾き補正手段と、を備えてい
る。
【0009】この発明の第2の構成に係る画像形成装置
は、上記第1の構成において、前記傾き検出手段が、前
記基準光線における主走査方向の傾きの検出に加えて、
前記基準光線以外の光線の主走査方向傾きを検出すると
共に、前記傾き補正手段が、前記基準光線以外の光線に
よる画像の主走査方向の傾きを、前記基準光線以外の複
数の光線の反射ミラーを前記主走査方向の相対角度を調
整することにより、補正するものである。
【0010】この発明の第3の構成に係る画像形成装置
は、上記第2の構成において、前記傾き検出手段は、前
記基準光線および基準光線以外の光線の主走査方向の傾
きを検出するために、前記光線の走査方向の有効走査幅
内に所定距離離間して設けられた複数の検知部を備え、
前記傾き補正手段は、前記複数の検知部による複数の検
知位置を結んだ判定用の仮想直線に基づいて、前記副走
査方向に対する走査方向の傾きを信号値に変換し、前記
副走査方向に対して直角となるべき主走査光線に基づい
て予め設定された基準信号値と検知された信号値とを比
較し、信号のズレが許容範囲内にある場合には補正を行
なわず、信号のズレが許容範囲を超えている場合のみ補
正を行なうものである。
【0011】この発明の第4の構成に係る画像形成装置
は、上記第3の構成において、前記画像形成手段は、前
記画像搬送手段により保持される前記画像内に少なくと
も前記複数の検知部が検知可能な位置に所定のマークを
形成し、前記傾き検出手段のそれぞれの検知部は、前記
画像の所定位置に形成された前記マークを検知すること
により、前記検知位置の検出を行ない、前記傾き補正手
段は、検出された前記検知位置を結んで前記判定用の仮
想直線を形成して傾きが前記許容範囲内にあるか否かの
比較を行なってから傾きの補正を行なうものである。
【0012】この発明の第5の構成に係る画像形成装置
は、上記第2の構成に係る画像形成装置において、前記
傾き補正手段は、前記複数の光線についての主走査方向
の傾きの補正に基づき発生する、走査光線の有効走査幅
内での集光位置の直線性を示すfθ特性の低下を防止す
る機能を有し、前記傾き検出手段は、検出された画像の
ズレ量により前記fθ特性の誤差を検知する誤差検知部
を備え、前記傾き検出補正手段は、前記誤差検知部によ
り検知された前記fθ特性誤差から補正帰還量を演算す
る演算処理部と、この演算処理部により求められた前記
補正帰還量に基づいて前記fθ特性誤差に基づく前記画
像のズレ量を所定の許容値内に修正して前記傾きの補正
を行なう調整部と、を備えるものである。
【0013】この発明の第6の画像形成装置は、上記第
5の画像形成装置において、前記演算処理部は、前記f
θ特性に大きな誤差を生じさせる原因となる、前記副走
査方向に対する前記主走査方向の直角性、をまず補正す
るように前記補正帰還量を演算し、前記調整部は、前記
補正帰還量に基づいて前記反射ミラーの前記主走査方向
の傾きを前記fθ特性誤差による修正を加えながら調整
するものである。
【0014】この発明の第7の構成に係る画像形成装置
は、上記第5の画像形成装置において、前記傾き検出手
段は、前記基準光線および基準光線以外の光線の主走査
方向の傾きを検出するために前記光線の走査方向の有効
走査幅内に所定距離離間して複数設けられると共に、検
出された画像のズレ量により前記fθ特性の誤差を検知
する誤差検知機能を有する検知部を備え、前記傾き補正
手段は、前記検知部により検知された前記fθ特性誤差
から補正帰還量を演算する演算処理部と、この演算処理
部により求められた前記補正帰還量に基づいて前記fθ
特性誤差に基づく前記画像のズレ量を所定の許容値内に
修正する修正部と、前記複数の検知部による複数の検知
位置を結んだ判定用の仮想直線に基づいて前記副走査方
向に対する走査方向の傾きを信号値に変換する信号変換
部と、前記副走査方向に対して直角となるべき主走査光
線に基づいて予め設定された基準信号値と検知された信
号値とを比較する比較部と、前記fθ特性誤差の修正を
先行して行ないながら前記信号のズレを前記許容範囲内
となるようにして前記傾きの補正を行なう調整部とを備
えるものである。
【0015】この発明の第8の構成に係る画像形成装置
は、上記第5の構成に係る画像形成装置において、前記
傾き検出手段は、前記基準光線および基準光線以外の光
線の主走査方向の傾きを検出するために前記光線の走査
方向の有効走査幅内に所定距離離間して複数設けられる
と共に、検出された画像のズレ量により前記fθ特性の
誤差を検知する誤差検知機能を有する複数の検知部を備
え、前記傾き補正手段の前記演算処理部は、前記複数の
検知部により検知された前記主走査方向の画像の重なり
のズレとしての前記fθ特性の誤差を前記複数の検知部
よりそれぞれ複数の検出値として入力し、入力された複
数の検出値を崩し絶対値として均等化処理した後、前記
主走査方向の全般における前記絶対値化されたズレ量が
前記許容範囲内に収まるように平均化処理するものであ
る。
【0016】この発明の第9の構成に係る画像形成装置
は、上記第1の構成に係る画像形成装置において、前記
傾き補正手段は、前記傾き検出手段により検出された前
記副走査方向に対する前記基準光線の反射ミラーの前記
主走査方向の傾きを、前記副走査方向に対する目標値に
基づいて算出してその補正量を補正制御信号として出力
する第1の補正量算出部と、一方の端部が回動自在に支
持された前記反射ミラーの他方の端部に設けられて前記
補正量算出部からの前記補正制御信号に基づいて前記反
射ミラーの前記副走査方向に対する主走査方向の直角度
を保持するようにこの反射ミラーを回動調整する第1の
調整部と、を備えるものである。
【0017】この発明の第10の構成に係る画像形成装
置は、上記第9の構成において、前記第1の調整部が、
前記基準光線を反射させる反射ミラーに取り付けられ、
マニュアル操作により反射ミラーの取り付け角度を調整
するマニュアル調整手段により構成されているものであ
る。
【0018】この発明の第11の構成に係る画像形成装
置は、上記第9の構成に係る画像形成装置において、前
記第1の調整部が、前記基準光線を反射させる反射ミラ
ーに取り付けられ、予め検出された調整量に基づいて反
射ミラーの取り付け角度を自動調整する自動調整手段に
より構成されているものである。
【0019】この発明の第12の構成に係る画像形成装
置は、上記第9の構成に係る画像形成装置において、前
記第1の調整部が、前記レーザ光源としてのレーザ発生
器またはポリゴンミラーから最も離隔した位置に設けら
れた前記反射ミラーを調整することにより基準光線の合
わせ込みを行なうものである。
【0020】この発明の第13の構成に係る画像形成装
置は、上記第9の構成に係る画像形成装置において、前
記傾き補正手段が、前記傾き検出手段により検出された
前記基準光線に対する前記基準光線以外の光線の反射ミ
ラーの前記主走査方向の傾きを、前記基準光線からの検
出値に基づいて算出してその補正量を補正制御信号とし
てそれぞれ出力する複数の第2の補正量算出部と、一方
の端部が回動自在に支持された前記反射ミラーの他方の
端部に設けられて前記補正量算出部からの前記補正制御
信号に基づいてそれぞれの光線に対応する複数の前記反
射ミラーの前記副走査方向に対する主走査方向の直角度
を保持するようにこれらの反射ミラーをそれぞれ回動調
整する複数の第2の調整部と、をさらに備えるものであ
る。
【0021】この発明の第14の構成に係る画像形成装
置は、上記第13の構成に係る画像形成装置において、
前記第2の調整部による基準光線以外の光線の傾き調整
は、本体の電源投入後に所定のタイミングにより定期的
に実行され、前記第1の調整部による基準光線の傾きの
補正は、前記所定のタイミングによる前記だ2の調整部
の定期的な調整よりも時間的に長い、感光体ドラム交換
時を含む定期的なメインテナンスの機会に実行されるも
のである。
【0022】この発明の第15の構成に係る顔図形成装
置は、上記第1の構成に係る画像形成装置において、前
記傾き検出手段がは、升目および格子を含む所定のパタ
ーンの画像を印刷してその印刷パターンを目視により検
査可能とするために用いる特殊内蔵パターン画像の自己
印刷手段により構成されているものである。
【0023】この発明の第16の構成に係る画像形成装
置は、第15の構成に係る画像形成装置において、前記
自己印刷手段としての特殊内蔵パターン画像は、縦横に
直交する格子状パターンであり、格子の直交する箇所を
検知対象部分としてこの直交する箇所を繋ぐ線の途中を
特定色により所定間隔により形成したスケールマークを
含み、前記スケールマークを照合することにより主走査
方向および副走査方向のずれを認識するものである。
【0024】この発明の第17の構成に係る画像形成装
置は、上記第15の構成に係る画像形成装置において、
前記自己印刷手段としての自己印刷画像は、基準色によ
り主走査方向および副走査方向の何れか一方の第1の方
向に設けられた第1の線と、これに直交する第2の方向
に設けられた第2の線と、前記第1および第2の線の交
点に鋭角で交差する他色の第3の線と、前記第2の線に
平行すると共に一定間隔で複数本形成された基準色の第
4の線と、よりなり、画像ずれが発生した場合に前記第
3の線で他色の線が第1または第2の線とはずれて記録
され、そのずれを第1の方向ずれにより第2の方向のず
れとして拡大表現することができ、基準となる第1の方
向にの第1の線からずれた線が第2の方向の第2の線と
交差する近傍までの本数により第1の方向のずれを読み
取り可能とする画像であるものである。
【0025】この発明の第18の構成に係る画像形成装
置は、上記第1の構成に係る画像形成装置において、前
記傾き検出手段が、前記主走査方向の両端側に設けられ
た端部側位置ずれ検出用センサと、前記主走査方向の中
央部分に設けられた中央側位置ずれ検出センサとを備え
るものである。
【0026】この発明の第19の構成に係る画像形成装
置は、上記第18の構成に係る画像形成装置において、
前記端部側位置ずれ検出用センサが、主走査方向の両側
端部に固定されて主走査方向の両側端部の画像のそれぞ
れのずれを検知する複数の第1のセンサと、主走査方向
の中央部とに設けられ主走査方向の画像のずれを検知す
る第2のセンサとを備えるものである。
【0027】この発明の第20の構成に係る画像形成装
置は、上記第18に係る画像形成装置において、前記端
部側位置ずれ検出用センサが、主走査方向の一方側端部
に固定されて主走査方向の一方側端部の画像のずれを検
知する第1のセンサと、主走査方向の他方側端部と主走
査方向の中央部との間で移動可能に設けられ必要に応じ
て主走査方向の他方側端部と主走査方向の中央部との画
像のずれを検知する第2のセンサとを備えるものであ
る。
【0028】この発明の第21の構成に係る画像形成装
置は、上記第20の構成に係る画像形成装置において、
前記第2のセンサが、対象画像から反射されてきた画像
パターンを読み取る検知部と、前記検知部を搭載して前
記主走査方向に前記検知部を移動させる駆動部と、前記
主走査方向の他方側端部の第1の定点と前記主走査方向
の中央部の第2の定点との2つの定点での前記検知部の
検知を設定する位置決め部と、を備えるものである。
【0029】この発明の第22の構成に係る画像形成装
置は、上記第20に係る画像形成装置において、通常の
主走査方向および副走査方向の両方向のずれを補正する
補正制御とは別個に設けられ、前記主走査方向のずれ量
を検知するためのマークを記録する手段と、このマーク
を検知して通常の補正制御とは異なるシーケンスにより
位置ずれ量を求める手段と、を備えるものである。
【0030】以下、本発明に係る画像形成装置の好適な
実施形態について添付図面を参照しながら詳細に説明す
る。
【0031】まず、図1および図2を参照しながら、4
連タンデム構造のカラー画像形成装置の概略構成につい
て説明する。図2は、画像形成装置1の露光装置2およ
び感光体ドラムのユニット3を示す平面図であり、図1
は図2のB−B線断面図に、転写ベルト駆動ローラ4お
よび転写ベルト5と、この転写ベルト5に形成された画
像のズレ量を検出して露光装置2から感光体ドラムユニ
ット3への光線の角度を補正する補正制御ユニット10
と、を付加して示す正面断面図である。
【0032】図2において、露光装置2は、イエロー用
のレーザ光線を発振するレーザ発振器21Yと、マゼン
タ用のレーザ光線を発振するレーザ発振器21Mと、シ
アン用のレーザ光線を発振するレーザ発振器21Cと、
ブラック用のレーザ光線を発振するレーザ発振器21B
と、各レーザ発振器21Y,21M,21Cおよび21
Bから発振されたそれぞれのレーザ光線を所定の方向に
供給するポリゴンミラー22とを備えている。
【0033】露光装置2のさらに詳細な構成について、
図1を併せて参照しながら説明すると、ポリゴンミラー
22はポリゴンモータ23により回転駆動されて、各レ
ーザ発振器21Y,21M,21C,21Bより発振さ
れたレーザを走査する。ポリゴンミラー22を出射した
レーザ光線は、第1のfθレンズ24と第2のfθレン
ズ25を通過することにより、有効走査幅の範囲内での
集光位置への直線性を調整された後、それぞれの光線毎
の折返しミラー26に導かれる。折返しミラー26はイ
エロー光線用反射ミラー26Y,マゼンタ光線用反射ミ
ラー26M,シアン光線用反射ミラー26C,ブラック
光線用反射ミラー26Bよりなり、感光体ドラムユニッ
ト3の対応する各色用の感光体ドラム3Y,3M,3
C,3Bに対して各色用の画像を供給している。
【0034】各色用の感光体ドラム3Y,3M,3C,
3Bの近傍には図示説明を省略するが各色のトナー収納
容器が設けられており、感光体ドラムに形成された画像
にトナーを静電付着させて転写ユニットの転写ベルト5
に転写する。各感光体ドラム3Y,3M,3C,3Bに
より重ね転写された画像は走査線毎に位置合わせがなさ
れて、副走査方向に所定量の主走査画像が転写されると
1枚の画像が形成される。4連タンデム構造の画像形成
装置においては、その前に各色毎の画像に位置ずれが発
生していないか否かが検出され、位置ずれが発生してい
る場合には位置ずれ補正が行なわれる。
【0035】図1に示された補正制御ユニット10は、
転写ベルト5に転写された画像を検知するセンサ11
と、センサ11の検知出力に基づいて位置ずれ量を算出
して出力する位置ずれ量算出部12と、位置ずれ量算出
部12の出力に基づいて各色の反射ミラー26Y,26
M,26C,26Bの補正量を算出して制御信号を出力
する制御部13と、反射ミラー26Y,26M,26
C,26B毎に算出されて生成された補正信号に基づい
て反射ミラー26Y,26M,26C,26Bのそれぞ
れの角度を移動調整する調整部14Y,14M,14
C,14Bと、を備えている。
【0036】なお、イエロー,マゼンタ,シアン,ブラ
ックの4色のうちブラックは他の3色を全て重ね合わせ
て黒色を調合する代わりに用いられること、モノクロー
ム混在画像ではブラック画像の割合が多いこと、ブラッ
ク感光体ドラムの設けられている位置がポリゴンミラー
22から最も遠い位置にあること、などから、黒色画像
形成用の反射ミラー26Bにより形成されるレーザ光線
が基準光線とされている。このため、他の3色用の反射
ミラー26Y,26M,26Cは、基準光線であるブラ
ック用のレーザ光線を基準として位置ずれの補正が行な
われる。
【0037】具体的な位置ずれ補正機構としては、図3
に示すような第1の具体例のように構成されている。図
3において、感光体ドラム3Y,3M,3C,3Bに対
してそれぞれの光線を照射する反射ミラー26Y,26
M,26C,26B毎にその光線反射角度を調整する調
整部14Y,14M,14C,14Bが設けられてい
る。図3に示す具体例では、基準光線以外の調整部14
Y,14M,14Cは、モータ等の回転動作に基づき反
射ミラー26Y,26M,26Cの一方側端部を押引す
ることにより反射ミラー26Y,26M,26Cの反射
角度を調整する自動調整機構により構成されており、黒
の感光体ドラム3Bに基準光線を反射する反射ミラー2
6Bの反射角度を調整する調整部14Bはウォーム15
とウォームホイール16とよりなる手動調整機構により
構成されている。
【0038】なお、具体的な位置ずれ調整機構の構成と
しては、図3の第1の具体例に限定されず、図4に示す
第2の具体例のように構成しても良い。図4に示す第2
の具体例においては、位置ずれ調整機構は全ての反射ミ
ラー26Y,26M,26Cおよび26Bについて自動
調整機構による調整部14Y,14M,14C,14B
として構成されている。
【0039】図1、図3および図4において、基準光
線、ここではブラック画像を印刷するための光線を本体
の基準に合わせ込む手段、すなわち調整部14Bと、基
準外の光線を基準光線に合わせ込む手段としての調整部
14Y,14M,14Cと、が設けられている。調整部
14Bは、ポリゴンミラー22またはポリゴンモータ2
3から一番遠いミラー26Bに基準の合わせ込み手段と
しての調整部14Bが設けられている。後者すなわち調
整部14Y,14M,14Cの位置合わせは本体電源投
入後、決められたタイミングで定期的に行われ、前者す
なわち調整部14Bの位置合わせはそれより長い間隔で
制御される。上記基準光線を本体の基準に合わせ込む手
段は、図3に示すように、手動調整手段である。
【0040】上記、ディストーション調整を行なった場
合、基準となるミラー26Bを光学的な中心へ調整する
のとは異なるために、図5に示すように、fθ特性誤差
とビームを感光体に導くミラーの位置後誤差の組み合わ
せによって全走査域にてビームが一致しないという問
題、換言すれば、走査方向に部分色ずれが発生するとい
う問題が生じる可能性がある。すなわち、主走査方向に
おける書き出しタイミング調整や倍率調整によって走査
両端における位置合わせを行なった場合、中央部におけ
る位置ズレが顕著になり、中央部で合わせた場合には走
査両端における位置ズレが顕著になる。従来、これらの
問題は個々の部品精度・取り付け精度に依存していたた
めに、部品コストの上昇を招き、量産性は非常に低下し
ていた。
【0041】このような主走査方向の傾き誤差とその補
正に関する問題について、図5ないし図11を用いて簡
単に説明する。図5において、iは理想像面への入射角
であり、αは像面の傾き、yは理想像面の走査位
置、y’は傾きを有する像面の走査位置である。こ
こで、走査像面が傾きをもった場合の走査位置y’
理想走査位置yとのずれ量Δnは下式のようにな
る:Δn=y’−y Δn=[1−{cos(i+α)/cos(i)}]
×y ここで、iは走査位置(y)での光線入射角で
あり、αは像面の傾きである。ポリゴン回転角を横軸に
とり入射角iを縦軸にとった像面入射角の間系は、図6
に示すようになり、ポリゴン回転角を横軸にとりずれ量
Δを縦軸にとった像面傾き影響は図7に示すような関係
を有している。また、ポリゴン回転角を横軸にとり位置
ずれ量を縦軸に取った図8に示す特性図は、像面傾き影
響を受けて位置合わせを実施した後の画像の重ねずれの
状態を示している。主走査方向における像面の傾きα
が、図5に示すように生じることによる種々の弊害は、
図6ないし図8に示すものがあり、この弊害を除去する
ためには主走査方向の傾きが発生しないように補正を行
なう必要がある。
【0042】この補正の方法としては、重ねずれ測定用
のチャートを用いる方法があり、具体的には図9に示す
重ねずれ測定用チャート第1案と、図10および図11
に示す画像重ねずれ量測定用チャート第2案とがある。
図9に示す第1案のチャートは画像の印刷方向に対して
図示のような升目を黒一色のみで形成したスケール用画
像を用いるものである。図9の上側に記載した升目を丸
で囲んだ1つ分の升目を拡大して下側に示している。
【0043】図9の下側を見ると容易に理解できるよう
に、図9の上側のチャートを実際に測定した結果が図9
の下側のような線図である場合、点線および一点鎖線の
サークルで囲んだような重ねずれ幅確認部の測定値を分
析し、幅W部分と幅2×W部分とが測定される。この幅
W部分は、例えば許容レベルが0.1mmであり、ま
た、幅2×W部分は、許容限界の0.2mmである。し
たがって、測定されたチャートが幅2×Wの範囲内に収
まる場合には、補正を加えることがない。
【0044】図10および図11の重ねずれチャートの
第2案は、図10に示すように、所定の方向に所定のゲ
ージを刻んだ升目に対して形成された画像を測定してお
り、図11はゲージが刻まれた中央部を拡大して示すも
のである。黒単色で形成された基準線が縦横に形成され
ている場合に、各色により形成された画像のずれ量が印
刷物より研修される。小さなサークルで囲んだ3ヶ所が
縦横の基準線に対する各色のずれ量を示しており、図1
1の右側のサークルは黄色の斜め線の水平基準線の交差
までの距離であり、実際のずれ量0.3mmは1/tan
(斜め角度)で拡大される。またやや左寄りの真ん中の
サークルはシアンの斜め線の水平基準線交差までの距離
のずれ量を示している。最も左側のサークルはマゼンタ
の斜め線の水平基準線の交差までの距離を示しており、
このゲージを用いて各色の基準線からのずれ量を測定す
ることができる。
【0045】後述する図12のベルト両端に描かれるV
字マークのずれ量は、従来、主走査方向の両端に設けら
れた第1および第2の検出器により検出していたが、こ
のように主走査方向の両端部におけるずれ量のみ検出し
ても中心でどの程度のずれが見られるかは確実に測定さ
れてはいなかった。そこで、主走査方向の両端に設けら
れた第1および第2の検出器と同様に、主走査方向のほ
ぼ中央部に第3の位置ズレ検出器を設ける。両端でのず
れ量と中央部のずれ量を平均化することで、fθ特性の
バランスを取ることにより、画像全体における画像重ね
ズレ量を小さくすることができる。
【0046】このような主走査方向の中央部のずれ量を
検出する手段は、両端にある第1および第2の検出手段
で通常の画像重ね合わせ補正制御を利用して両端の主走
査ズレ制御した上で、どちらかのセンサーを中央に移動
して検出することも可能である。この方法によれば、高
価なセンサーを余計に有することがなく、既存のセンサ
ーを兼用して、画像重ね合わせの調整と、fθ特性の調
整のためのシーケンスの切り替えに併せて、センサを移
動させる機構を若干付加することにより簡単な改良で大
幅な効果をあげることができる。
【0047】また、中央部のずれ量を補正することは、
修理やメンテナンス等に属する、非日常的な特殊作業で
あるため、複雑な自動調整システムを設けなくても、図
示のような特殊内蔵パターンを装置本体から、調整モー
ドにより設定し、調整用画像を自己印刷するよう操作し
て、調整者が目視によりこの画像の両端と中央の3個所
の主走査ズレを測定し、ズレの値を入力装置により入力
して、画像形成装置がこの値に基づいて自動的に演算処
理した補正量を決定することもできる。これ以後の動作
は、後述する自動調整の場合の制御動作と同様であるの
で、説明を省略する。
【0048】次に、図12ないし図14を参照して、固
定式の第3の検出手段を有する傾き検出手段について説
明する。図12において、センサ11は転写ベルト5の
移動方向に直交する主走査方向の両端側に設けられた1
対の第1のセンサ31,32と、主走査方向の略々中心
部に配置された第2のセンサ33とを備えている。これ
らのセンサ31,32,33は、略々主走査方向に延在
するセンサ支持部34により本体側に取り付けられてい
る。転写ベルト5は、転写ベルト駆動ローラ4により副
走査方向へ搬送されており、図示されている駆動ローラ
4は画像形成の出側に設けられたローラであるので、図
1に示されているように、画像形成過程の入り側にも駆
動ローラ4が設けられている。図12に示された出側の
転写ベルト駆動ローラ4の斜め下側には、転写ベルト5
に付着したトナー等を除去するためのクリーニングブレ
ード35が設けられている。
【0049】転写ベルト5の両端の前記第1のセンサ3
1,32に略々対応する位置には、通常の重ねずれを検
出するための検出マーク36が形成されている。また、
転写ベルト5の中心部側には、中心側のずれ検出用のマ
ーク37が形成されている。通常の重ねずれの検出は、
駆動ローラ4の上方で転写ベルト5に形成された検出マ
ーク36を走査方向両端の第1のセンサ31,32によ
り検出する。例えば、センサ31により検出されたレベ
ル38aと、センサ32により検出されたレベル38b
との間にずれが生じている場合には、ギャップ39が存
在することになり、これが転写ベルト5の両端をセンシ
ングした後のタイミングのずれとしてディストーション
となる。この際、主走査方向の中心部に設けられたマー
ク37を第2のセンサ33により検出すると中心部にお
けるずれ量も検出することができる。
【0050】図12に示されていた両端の検出マーク3
6は、主走査方向に楔状に形成されていたが、これは上
述したようにタイミングのずれをギャップ39によりデ
ィストーションとして検出するためのものであった。こ
のような機能に加えて本発明では、図13に示すような
検出マーク40を転写ベルト5の所定位置に形成してお
くことにより、基準光線の副走査方向に対する主走査方
向の位置関係のずれを正確に検知することができる。
【0051】図13において、図12の検出マーク3
6,37の位置に図14に示す検出マークが設けられて
おり、この検出マーク40はマーク36に対応する位置
にマーク41,42が形成され、マーク37に対応する
位置にマーク43が形成されている。検出マーク41,
42,43の形状は、何れも図14に示すように、一点
鎖線のような副走査方向の基準線に対して45度ずつ傾
斜する90度開いた楔型の形状をしている。
【0052】このような図13および図14に示す検出
マークを主走査方向の両端と、中心側とにそれぞれ設け
ておくことにより、主走査方向に位置ずれがある場合
に、センサ31,32,33により検出されるそれぞれ
の検出マーク41,42,43のそれぞれ2回の検出時
間に時間差があることになる。換言すれば、センサ3
1,32,33を通過する検出マーク41,42,43
のそれぞれ2本の傾斜線の通過時間に時間差が生じてい
ることになる。この時間差を位置ずれ量として自動的に
検出することにより主走査方向の傾きを正確に検出する
ことができる。
【0053】上述のように、従来は楔型のマークを使用
して、主走査方向に伸びた線分のピッチで副走査関係の
ズレ楔型の稜線分が通過するピッチで主走査方向ズレを
検知していた。本発明では、主走査方向に平行に伸ばさ
ず、2本とも主走査方向に対して45度傾斜する斜線と
して、主走査ズレに対する通過時間変化感度が高まるよ
うにした主走査方向のずれ検出専用マークを設けてい
る。
【0054】なお、上述した図12,図13および図1
4の具体例においては、主走査方向の両端部側の位置ず
れを検出する1対の通常検出用のセンサ31および32
と、中心側の位置ずれを検出するセンサ33とを設ける
ものとして説明したが、本発明はこれに限定されず、主
走査方向の両端側と中心部側との位置ずれ検出を行なう
ものであれば他の構成のセンサでも実施可能である。具
体的には、図15および図16に示すように、1対の端
部側のセンサの一方を移動可能な構成とし、一方側端部
の位置ずれと中心側の位置ずれを1つのセンサにより検
出することもできる。
【0055】図15において、センサ11は、主走査方
向の一方側端部の位置ずれ検出を行なう第1のセンサ4
4と、主走査方向に移動可能に設けられて他方側端部の
位置ずれを検出すると共に中心側に移動して中心側の位
置ずれを検出可能な第2のセンサ45とを備えている。
転写ベルト5,駆動ローラ4,センサ支持部34,クリ
ーニングブレード35等の構成要素は図12,図13お
よび図14と同様である。第2のセンサ45は移動可能
な構成となっているので、移動させるための構成や停止
させて位置決めさせるための構成等が付加されている。
以下に、詳述する。
【0056】第2のセンサ45は、センサ支持部34に
設けられたガイド長孔46に摺動自在に係合すると共に
センサ支持部34によりセンサ本体を支持するための摺
動支持部材(図示されず)を備えている。第2のセンサ
45を摺動させるための移動用モータ47は、センサ支
持部34の他方側の端部に設けられており、このモータ
47と第2のセンサ45との間には、第2のセンサ45
を駆動するための駆動用ワイヤ48が張設されている。
この駆動用ワイヤ48は、一端はモータ47の回転軸に
巻き取り可能に係止され、中間部分が第2のセンサ45
の本体に係止された後、他端はセンサ引き寄せ用のバネ
49に係止されている。なお、第2のセンサ45の移動
範囲は、他端側がセンサの端部側の通常位置出し用のス
トッパ部材50により規制され、中央側はワイヤ48を
摺動させながらこのワイヤ48の張設方向を90度ずつ
2回方向を変更して反転させる2つのコマ51および5
2により規制されている。ストッパ部材50とコマ51
(または52)との間が、第2のセンサ45の移動可能
範囲である。
【0057】以上のような構成により、第2のセンサ4
5はモータ47によりワイヤ48を巻き取られて他端側
に移動させられてストッパ部材50に当接して停止する
ことにより位置決めされて、端部側センサとして検出を
行なうことができる。このとき検出するマークは、通常
位置確認用のマーク53である。次に、モータ47の回
転方向を逆転させて、巻き取り状態のワイヤ48を緩め
ることにより第2のセンサ45は主走査方向の中心側に
移動を開始し、2つのコマ51および52の位置で停止
して、中央側センサとして検出を行なうことができる。
【0058】ここで、位置検出用のマークを主走査方向
の端部側と中央側とで異ならせることにより、通常の検
出と中央側の検出とをそれぞれ行なうための構成につい
て、図16を参照しながら説明する。図16に示された
検出マークは、図12および図14にそれぞれ示された
端部側の検出マーク36,36と中央側の検出マーク4
3とである。端部側の検出マーク36は、図12のギャ
ップ39を検出できるように主走査方向に平行な線とこ
れに所定角度で交わる線よりなる楔型の形状であり、検
出マーク43は、図13の中央部に形成された図14の
マークのように主走査方向に対して45度ずつ傾斜する
楔型の形状をしている。
【0059】図16に示す上記構成の画像形成装置にお
ける位置検出システムにおけるズレ量の平均化演算処理
を行なう際の動作について説明する。本システムでは、
主走査方向ずれ量、副走査方向ずれ量、倍率ずれ量、走
査線の平行度、中央部のずれ量を検出して、平均化して
補正量を演算してフィードバックする必要があるが、機
械本体のウォーミングアップ時、電源投入から数十分間
に予測されるズレは、機体内温度上昇に起因する操作方
向ずれ、副走査方向ずれ、倍率ずれが主なものであり、
また機械のメンテナンスや組み立て直後には、上記ずれ
に加えて平行ずれ、中央部のずれが発生する可能性があ
る。
【0060】従来のシステムでは、全て同じ検出パター
ンを転写ベルト上に書きズレ量を検出していたが、通常
のズレ重ね合わせ時には、ベルト両端にのみパターンを
書き込み、メンテナンス時、組み立て直後の位置合わせ
制御時には、両端外にもパターンを書き込み、主走査方
向ずれ量、主走査倍率ずれ量、中央部のずれ量を検出し
て、それぞれを平均化して補正量を演算してフィードバ
ックする。中央部も含めて主走査をズレ補正するので、
fθ特性を加味した全体のズレ量を把握して最適な調整
を行う。
【0061】以上、本発明に係る画像形成装置の構成の
全体および部分について説明した。上述のような構成に
基づく装置の全体およびその一部の動作について、図1
7ないし図28のフローチャートを用いてまとめて概略
的に説明する。
【0062】図17は、図3に示された基準光線の反射
ミラー26Bを手動により調整する場合の動作を説明す
るフローチャートである。図17のブロック内で二重の
引用符で囲まれた単語(例えば“割り込み”)は、操作
ボタンの内容を示している。まず、ステップST1で調
整モードが選択される。チャートを印刷して手動により
反射ミラーの主走査方向の角度を調整するモードを選択
した場合には、ステップST2に進む。ステップST2
は、ミラーチルト調整用チャート印刷シーケンスとなっ
ており、具体的にはステップST3ないしST6よりな
る。
【0063】まず、ステップST3では“割り込み”ボ
タンが押されて“割り込み”モードが設定される。次
に、ステップST4で画像番号を入力することにより印
刷画像が指定される。ステップST5では“スタート”
ボタンが押下されて印刷が開始される。ステップST6
では、後述する指定印刷画像仕様に応じて印刷が行なわ
れる。このような印刷の指定の結果、調整用チャートが
出力される(ステップST7)。図9を用いて説明した
第1の具体例または図10および図11を用いて説明し
た第2の具体例のようなチャートが出力され、操作者は
この出力チャートを参照しながら、ステップST8で画
像のずれ量を把握する。
【0064】その後、ステップST9で調整を継続する
か否か、または初回においては調整をする必要性がある
か否かがステップST9で判断され、基準光線に関して
反射ミラーをチルト調整する必要性がない場合にはシー
ケンスが終了する。ステップST9において、反射ミラ
ー26Bのチルト調整を手動で行なう必要性があるもの
と判断された場合にはステップST10でミラーチルト
が行なわれる。このミラーチルトは、上述したように、
画像からずれ量を読み取り手段により入力調整シーケン
スを行なうか、図3に示すミラーチルト調整用のウォー
ム15と一体となったネジを回転させて調整を行なう。
ステップST10での調整後、再度ステップST2のシ
ーケンスを行なってステップST7で調整用のチャート
を出力する。ステップST9でさらに調整を行なうか否
かを判断し、操作者が納得するまで調整を行なうことが
できる。
【0065】図17のステップST10の基準光線チル
トの際の画像からのずれ量の読み取りと手動入力調整の
シーケンスの詳細について、図18のフローチャートを
用いて説明する。このステップST10のシーケンス
は、ステップST11からST19を含んでいる。図1
8において、操作者によるコード番号等の入力により基
準光線チルトを調整するモードの設定が行なわれる。調
整の際の画面の表示が、ステップST12に示されてい
る。操作者は、ステップST12のような表示画面を見
ながらステップST13で入力内容の判断を行なう。判
断後に何らかの操作を行なう必要性がある場合には、ス
テップST12の画面の数字を10キーを用いて入力す
る。すなわち、ステップST14では調整したい色とず
れ位置の番号を選択する。このずれ量の入力は、ステッ
プST15のような画面表示を用いたずれ量により行な
われ、これをステップST16の具体例のようにして入
力する。このステップST13ないしステップST16
を用いての10キーによる入力が完了後、ステップST
13ではアイコンが選択され、ステップST17の判断
ステップへと進む。
【0066】ステップST17で選択アイコンの内容を
確認し、問題が無ければステップST18で強制シフト
量を自動演算する。この強制シフト量は、ステップST
19によりメモリに記憶される。ステップST17で選
択アイコンの内容を確認後に操作者が設定内容をキャン
セルしたいと判断した場合には、図17のステップST
1の初期画面に戻れば良い。また、ステップST18に
おいて強制シフト量が演算された後に、ステップST1
9でそのシフト量が記憶されるばかりで無く、ステップ
ST20に示す画像形成主走査位置強制シフトシーケン
スを実行し、その後にステップST1の初期画面に戻る
ようにしても良い。
【0067】図18の画像形成主走査位置強制シフトシ
ーケンスは、具体的には図19に示す3つのステップS
T21ないしST23により行なわれる。まずステップ
ST21は、主走査位置を強制的にシフトさせるための
ずれ量を示す画面の表示であり、主走査方向の前、後、
中央のそれぞれにおける画像の重ねずれ量を表示してい
る。ステップST22ではステップST21に表示され
た3つのデータから中央値―メジアン―Mを算出する。
その後、ステップST23において、ステップST22
で算出されたメジアンM分を補正するように、主走査方
向の画像形成タイミングを設定する設定値を求め、この
設定値に従って強制的にシフトさせることになる。以上
のようにして、画像の主走査方向の強制的なシフトが完
了することになる。
【0068】図20は、画像形成装置側の調整モードの
設定に関するシーケンスを示すフローチャートである。
図20において、ステップST18で調整モードコード
のテンキーがおし続けられると、ステップST25で装
置の電源が入力される。ステップST26で同時押し番
号が確認され、同時押し番号が無いものと判断された場
合にはステップS27に進んで通常起動する。ステップ
ST27で通常起動すると、ステップST28では定着
器が加熱されてウォーミングアップが行なわれる。次
に、ステップST29で画像重ね合わせ補正制御が行な
われ、この制御が完了すると補正が行われた状態でステ
ップST30により印刷動作が開始されるまで待機状態
となる。
【0069】上記ステップST26で同時押し番号が確
認された結果、同時押し番号があるものと判断された場
合にはステップST31に進んで、調整モードが立ち上
げられ、ステップST32で調整モードスタンバイ画面
が表示される。以上のようにして、画像形成装置側にお
ける基準構成のずれ補正の際の調整モードの設定が行な
われる。
【0070】図21は、画像の重ねずれ補正を手動によ
り行なう場合のシーケンスを示すフローチャートであ
る。図21において、ステップST33で上述したフロ
ーチャートにおける画像重ねずれ測定用のチャートを出
力し、ステップST34で手動調整機構により仕様を満
足するように、図3に示す基準色の折返しミラーチルト
の調整を行なう。このときのミラーのチルト調整は、上
述した平均化処理により演算を行なわせるか、または図
3に示した手動ミラーチルト調整棒を回転させるかして
反射ミラー26bの主走査方向の角度の調整を行なう。
【0071】反射ミラーの調整を図4に示すような自動
調整機構を用いて自動により行う場合のシーケンスは、
図22のフローチャートに示されている。まず、ステッ
プSt35で調整モードを立ち上げて、ステップST3
6に示すような調整モードスタンバイ画面を表示させ
る。次に、ステップST37に示すように、基準色、こ
こではブラックの反射ミラー26Bをチルト調整するチ
ルト調整モードの番号を入力する。最後にステップST
10で基準色折返しミラー26Bの調整モードを実行す
る。このステップST10の詳細なシーケンスは、図1
8のフローチャートに示されており、対応説明箇所で詳
述したので重複説明を省略する。
【0072】ここで、基準色、ここではブラック折返し
反射ミラー26Bの角度調整モードのシーケンスの概要
を図23により説明すると、ステップST40に示すよ
うな画像の歪み、すなわちディストーションを補正する
ためのディストーション調整モードの実行シーケンスの
ステップと、ステップST50に示すような上記に定義
したようなfθ特性を最適化するためのシーケンスを実
行するためのステップと、の2つを含んでいる。ステッ
プST40については図24に従いその詳細を説明し、
ステップST50については図25および図26を用い
てその詳細を説明する。
【0073】図24は、ディストーション調整モード実
行シーケンスのステップST40を示している。このシ
ーケンスは、上述した図12または図16に示すような
主走査方向の両端部側に主走査方向に平行する線分を有
するマークを用いてディストーションを調整する場合の
制御動作である。図24において、ステップST41で
ディストーション調整モードが開始されると、ステップ
ST42では基準色の主走査方向に延長する線分として
図12または図16の両端側のマークの一部分が形成さ
れる。このマークは位置検知後にクリーナ等により除去
される。
【0074】ステップST43では主走査方向の両端側
に形成されたマークがセンサ31,32または44,4
5によりそれぞれ検知される。ステップST44で、フ
ロント側センサ31または45が感受する信号のタイミ
ングとリア側のセンサ32または44の感受する信号の
タイミングとが比較される。このタイミングの比較はス
テップST45に示すように比較時間差ΔT(f−r)
として求められる。次に、ステップST46で比較時間
差ΔT(f−r)が0.5mm相当の誤差の範囲内にな
い場合には、ステップST47に進み、ディストーショ
ンのずれの角度αが所定の演算式により求められる。す
なわち、ずれの角度をα、比較時間差をΔT(f−r)
としたとき、α=ΔT(f−r)×(画像形成速度)/
(センサ間の距離)より、ずれの角度αが求められる。
ステップST47でα分が求められると、ステップST
48でα分に基づいて基準色の反射ミラー26Bのチル
ト調整が実行されるこの動作を繰り返してずれの角度が
検出されなくなった時点で、ステップST46が判断が
0.5mm相当内であるものとされて、ステップST4
9ヘス済みディストーション調整モードが終了する。
【0075】次に、fθ特性の最適化調整モードについ
て図25および図26を用いて説明する。このfθ特性
の最適化は、図15および図16に示す他方側の端部セ
ンサと中央側センサとを兼用している構成例を例にとっ
て説明するので、センサの移動ステップが含まれている
が、センサを両端に設けられた第1のセンサ31,32
と中央側のセンサ33の構成例でも、センサの移動動作
を除けば同一の制御を行なうことができることは勿論で
ある。また、検出マークは、図14に示されるような主
走査方向に平行する一点鎖線に対してそれぞれ45度の
角度を有し互いに90度でV字状に形成されたマークを
使用する。
【0076】fθ特性の最適化調整モードのステップS
T50は、開始ステップST51に引き続いて、ステッ
プST52で主走査ずれ検知専用のマークを転写ベルト
5の両端に形成するこのマークは図13および図14に
示された検出マーク41,42である。次に、ステップ
ST53で両端側に形成された2つのマークをセンサ3
1,32またはセンサ44,45により検知する。この
両端のセンサにより斜め線の間隔が検出される。なお、
この形成された検出マークは検知後にクリーナ等により
除去される。
【0077】次に、各色のフロント側(32,44)と
リア側(31,45)のそれぞれの検出値が例えば12
回ずつサンプリングされる。ステップST54に進み、
サンプリングされた12回ずつのサンプリング値の平均
値が算出される。ステップST55で各色の平均値がメ
モリに保存される。ステップST56ではフロント側リ
ア側それぞれ4色ずつの8つの平均値データが演算処理
されて出力される。ステップSt57では、基準色の光
線に対して他色の光線の主走査方向のずれが補正され
る。この補正は、図3および図4に示されるような自動
化された補正機構14Y、14M、14Cにより行なわ
れる。ステップST58において、最終の主走査方向の
各色のずれ量が記憶される。
【0078】次に、移動タイプのセンサを備える図15
および図16に図示された第2のセンサ45の場合に
は、ステップST59で中央側に移動させられる。この
場合、第2のセンサは、リア側の端部側センサを兼用す
るように構成されているので、図15に示すように、リ
ア側の第2のセンサ45が中央に移動させられる。この
移動の際の第2のセンサ45の中央位置での位置決めの
ために図15に示されたセンター位置確認用のマーク5
4が用いられる。
【0079】ステップST60では、図16に示すよう
に、主走査方向のずれ検知用のマーク43が転写ベルト
5の主走査方向の中側に形成される。このとき、転写ベ
ルトの両端部側には、端部側の位置ずれ検出用のマーク
36が同時に形成されていても良い。次に、ステップS
T61で、中側に移動させられた第2のセンサ45によ
りフルカラーで形成された2つの斜め線よりなる中央側
マーク43の線と線との間隔が検出される。なお、この
中央側位置検出マーク43は位置検知後専用のクリーナ
等により除去される。
【0080】ステップST62では、各色のデータが1
2回程度サンプリングされて、ステップST63でその
平均値が算出される。この平均値の算出は、図1の傾き
検出部12により行なわれる。ステップST64では、
ステップSTS63で求められた各色の平均値がメモリ
に保存される。ステップST65では、メモリに保存さ
れている4色の平均値を演算処理部へ出力する。この
後、fθ特性最適化調整モードは、図25から図26の
シーケンスへと移る。
【0081】図26において、ステップST66で移動
タイプの第2のセンサ45を中央位置からリア側に移動
させるシーケンスを実行する。次に、ステップST67
で、中央側で検知した4つの色の合計4個の平均値デー
タを演算処理部へ出力する。次の判断ステップST68
では、基準色の基準光線に対する他色の光線の中央部の
主走査方向のずれ量が全て許容値、例えば0.1mmの
範囲内であるか否かが判断される。ステップST68に
おける判断で、許容値を超えるものと判断された場合に
は、ステップST69に進み、基準色、ここではブラッ
クの光線の反射ミラー26Bの傾斜角度の調整回数が判
断される。
【0082】調整回数が5回よりも少なければステップ
ST70に進み、基準色の光線の反射ミラー26Bのチ
ルト機構をfθ特性が整う方向にシフト調整する。ただ
し、基準色の光線の反射ミラーの調整可能範囲は、ディ
ストーションの許容値内である。この場合、概略的な狙
い値により調整するが、最適値に一致させることは難し
いため、許容レベルの範囲内に含まれるところまでカッ
ト・アンド・トライを繰り返すことにより調整する。そ
の後、ステップST72に進み、fθ特性最適化を行な
い、ステップST51の調整モード開始のステップにシ
ーケンスが戻される。
【0083】ステップST69で、基準光線の反射ミラ
ー26Bの調整回数が5回であるものと判断された場
合、中央側のずれ量が許容値の範囲内に入りきらず、デ
ィストーション調整との両立が不可能な状態であるもの
と判断されて、図19に示した画像形成における主走査
位置の強制シフトシーケンスの処理を実行するように、
制御が移行する。これにより、ステップST73でfθ
特性最適化調整モードが終了する。なお、ステップST
68の判断ブロックにおいて、基準光線に対する他色の
光線の中央側のずれ量が、全て許容値、例えば0.1m
m以内であるものと判断された場合にも、fθ特性最適
化調整を行なう必要性がないものとしてステップST7
3で調整モードが終了する。以上のようにして、fθ特
性最適化調整モードのシーケンスが終了する。
【0084】最後に、移動タイプの第2のセンサ45の
移動シーケンスについて説明する。第2のセンサ45の
移動シーケンスは、図25のステップST59に示した
センサ45をリア側から中央側に移動させる場合と、図
26のステップST66で示したセンサを中央側からリ
ア側に移動する場合との、2つのシーケンスを含んでい
る。図27により前者のシーケンスを説明し、図28を
用いて後者のシーケンスを説明する。
【0085】図27において、まずステップST591
でモータの駆動が開始されて、リア側に位置している第
2のセンサ45を中央側へと移動させる。このとき、図
15および図16に示されているように、第2のセンサ
45はバネ49により常時中央側に付勢されているの
で、バネ49の付勢力を利用してモータ47を弱い電力
で逆転駆動すれだけで中央側への移動は完了する。次
に、ステップST592において、転写ベルト5上の中
央部側に中央部検出マーク54を形成する。この検出マ
ーク54は、転写ベルト5の副走査方向に延長する直線
状のものであり、その幅は約5mmである。この検知マ
ーク54は検知後にクリーナ等により除去される。
【0086】次に、ステップST593で移動タイプの
第2のセンサ45が連続線検出範囲内の位置で移動を停
止する。もしも、このとき第2のセンサ45が移動し過
ぎている場合にはリア側に戻り、停止位置の誤差範囲を
検出マーク54の線分幅5mmの範囲内に停止させる。
端部側の位置決めに比べて、比較的に曖昧な位置決めで
あるが、中央側の位置決めは大体で良いためである。最
後に、ステップST594で停止基準の5mm幅の連続
線の画像が形成されたら第2のセンサ45は位置決めさ
れて停止される。これ以降は、図25のステップST6
0以降の制御が行なわれる。
【0087】次に、図28を用いて第2のセンサ45を
中央側からリア側の端部へと移動させる際のシーケンス
について説明する。図26におけるステップST66
は、図28に示すように、ステップST661でモータ
の駆動が開始されて、中央側に位置している第2のセン
サ45が、バネ49の付勢力に抗してリア側へと移動さ
せられる。次に、ステップST662で、転写ベルト5
のリア側の端部位置に位置検出用の検出マーク53が形
成される。この検出マーク53は、端部側での位置決め
精度が中央側のそれよりも高い精度が求められるところ
から、中央側の検出マーク54よりも幅の狭い直線状の
線分により構成されている。
【0088】具体的には、中央側のマーク54が5mm
幅で形成されていたのに対して、端部側のマーク53は
2mm幅で形成される。転写ベルト5上に形成された基
準光線用連続線は、センサ45による検知後クリーナに
より除去される。次に、ステップST663で移動式の
第2のセンサ45が連続線を検出後に幾分の時間的な余
裕を持たせて移動を停止させる。このときは、ストッパ
50が用いられて、このストッパ50により規制された
停止位置で第2のセンサ45は停止する。
【0089】なお、図17ないし図28を用いて説明し
た本発明の実施形態に係る各種の制御動作は、あくまで
も一例であるので、他の制御シーケンスによりレジスト
レーション補正やfθ特性適正化処理が行なわれても良
い。
【0090】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る画像形成装置によれば、画像形成媒体の搬送方向に対
して基準光線の主走査方向を正確に直交させて基準光線
用の反射ミラーの角度を調整して、この基準光線に基づ
き他の光線の主走査方向の位置決めを行なうことによ
り、画像の傾きを容易に修正することのできる。
【0091】また、従来は基準色光線の直角度や平行度
により生じたズレに伴う許容せざるを得ない誤差を最小
化するため、露光装置の単体に追い込み補正手段を設け
て、この補正手段により露光装置が転写ベルトの搬送方
向に対して直角になるように調整しながら画像形成装置
を組み立てていたことに起因するベルトの定期的な交換
や、レーザ露光装置の交換等により発生していた位置関
係のばらつきを防止することができる。したがって、こ
れらのばらつきを調整するために要していた非常に時間
を要する作業を行なわなくて済むことができる。
【0092】さらに、基準色を折り返す反射ミラーの固
定を、媒体の搬送方向を基準として行ない、その後、他
(色)画像の重ね合わせレジストレーション補正制御を
行なうようにしているので、何れのミラーからの光線に
おいてもfθ特性が改善されることになる。すなわち、
固定されている基準色の光線が最適な傾きになっていな
いのにも拘わらず、他の光線を誤差含有光線を基準とし
て用いて強制的に傾き調整することによる、fθ特性か
ら見て好ましくない光路となるようなミラーの傾きを設
定することを防止できる。この結果、主走査方向におけ
る画像の重ね合わせが、主走査方向の補正システムのズ
レ検出位置である有効走査幅の両端ではズレがなく良好
になるばかりでなく、中央部でのズレも防止して画像全
体のズレ現象を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像形成装置におけ
るレーザ光学系の構成を示すものであり、図2のB−B
線で切断した断面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る画像形成装置におけ
るレーザ光学系の構成を示す平面図である。
【図3】基準光線のための反射ミラーを手動により調整
する調整部の構成を示す斜視図である。
【図4】基準光線の反射ミラーを自動で調整する調整部
の構成を示す斜視図である。
【図5】副走査方向に対する主走査光線の軌跡の傾きを
示す模式図である。
【図6】ポリゴン回転角度に対する光線の入射角の関係
である像面入射角の特性を示すグラフである。
【図7】図6と同様に像面の傾き影響の特性を示すグラ
フである。
【図8】像面の傾きの影響を受けて位置合わせ実施後の
画像の重ねズレを示す特性図である。
【図9】画像の重ねズレ測定用の第1のチャートとその
位置合わせ動作を説明する模式図である。
【図10】画像の重ねズレ測定用の第2のチャートを示
す平面図である。
【図11】図10に示す第2のチャートの要部を拡大し
て示した模式図である。
【図12】図1および図2に示す位置ずれ検知部の具体
的な構成としての3つのセンサを検知用のマークと共に
示す斜視図である。
【図13】位置ずれ検知部の動作を示す斜視図である。
【図14】図13の斜視図における図12と異なる検知
用マークを示す平面図である。
【図15】2つのセンサで3つ分のセンサを兼用する位
置ずれ検知部の変形例を示す斜視図である。
【図16】図15に示す位置ずれ検知部の動作を説明す
る斜視図である。
【図17】図3に示した手動の傾き調整部の動作を説明
するフローチャートである。
【図18】基準光線の傾き補正における画像読取りおよ
び手動入力調整の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図19】画像形成の際の主走査位置を強制的シフトさ
せる動作を示すフローチャートである。
【図20】画像形成装置を反射ミラー角度調整モードに
設定する動作を示すフローチャートである。
【図21】画像重ねズレ調整用チャートによる手動調整
の場合の動作を説明するフローチャートである。
【図22】同じく画像重ねズレを自動調整する場合の動
作を示すフローチャートである。
【図23】基準光線の反射ミラーの角度調整モードにお
ける動作を示すフローチャートである。
【図24】同じくディストーション調整モードにおける
動作を示すフローチャートである。
【図25】2つのセンサにより3つのセンサを兼用する
場合のセンサを中央からリア方向に戻す動作を示すフロ
ーチャートである。
【図26】主走査方向の光線の直線性特性であるfθ特
性を最適化する調整動作を示すフローチャートである。
【図27】2つのセンサで3つのセンサを兼用する場合
のセンサのリア側から中央への移動の制御を示すフロー
チャートである。
【図28】同じくセンサのリア側から中央への移動の制
御を示すフローチャートである。
【符号の説明】
3B,3C,3M,3Y 感光体ドラム 10 補正制御ユニット 11 センサ 12 位置ずれ量算出部 13 傾き補正部 14B,14C,14M,14Y 調整部 15 ウォーム 16 ウォームホイール 26B,26C,26M,26Y 反射ミラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/01 G03G 15/01 112A 2H087 112 15/04 111 5C051 15/04 111 21/00 512 5C072 21/00 512 H04N 1/036 Z 5C074 H04N 1/036 1/23 103C 1/04 B41J 3/00 D 1/113 H04N 1/04 104A 1/23 103 D Fターム(参考) 2C362 AA42 AA45 AA48 BA52 BA66 BA69 BA86 BA87 BA89 BA90 BB29 BB30 BB32 CA18 CA22 CA23 CA39 CB56 CB73 DA03 EA00 2H027 DA23 DA35 DE02 DE07 DE09 EB04 EC04 EC06 EC07 EC10 EC18 EC20 ED04 EE04 EE07 EE08 EF02 GA12 GA14 GA34 HA02 HA03 HA07 HB01 HB06 HB07 HB14 HB16 ZA07 2H030 AA01 AB02 AD16 BB02 BB16 2H045 BA22 BA34 DA02 DA41 2H076 AB02 AB12 AB16 AB18 AB22 AB31 AB66 AB81 EA01 EA06 EA16 2H087 KA19 LA22 NA01 RA00 5C051 AA02 CA07 DB02 DB22 DB24 DB30 DB35 DC07 DE21 EA01 FA01 5C072 AA03 BA02 DA02 DA04 DA21 DA23 HA02 HA09 HA13 HB08 QA14 XA01 XA05 5C074 AA10 BB03 BB26 CC22 CC26 DD15 EE04 FF15 GG04 GG09 HH02

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザ光線反射ミラーの傾きを調整する機
    能を有し、かつ、複数の画像を重ね合わせて出力する画
    像形成装置であって、 レーザ光線を発生させるレーザ光源と、 前記レーザ光源より照射されたレーザ光線に基づいて前
    記複数の画像を形成するために、少なくとも1つの基準
    光線を含む複数の光線を反射させる複数の反射ミラー
    と、 前記複数の光線毎に前記複数の画像を形成する画像形成
    手段と、 前記画像形成手段により形成された前記複数の画像を保
    持すると共に保持した画像を所定の副走査方向に搬送す
    る画像搬送手段と、 前記画像搬送手段により保持された画像における前記副
    走査方向に対する主走査方向の傾きを、少なくとも前記
    基準光線について検出する傾き検出手段と、 前記傾き検出手段により前記基準光線の主走査方向の傾
    きを、前記基準光線を反射する反射ミラーの前記主走査
    方向についての相対角度を調整することにより、補正す
    る傾き補正手段と、を備えることを特徴とする画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】前記傾き検出手段は、前記基準光線におけ
    る主走査方向の傾きの検出に加えて前記基準光線以外の
    光線の主走査方向傾きを検出すると共に、前記傾き補正
    手段は、前記基準光線以外の光線による画像の主走査方
    向の傾きを、前記基準光線以外の複数の光線の反射ミラ
    ーを前記主走査方向の相対角度を調整することにより補
    正することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】前記傾き検出手段は、前記基準光線および
    基準光線以外の光線の主走査方向の傾きを検出するため
    に、前記光線の走査方向の有効走査幅内に所定距離離間
    して設けられた複数の検知部を備えると共に、前記傾き
    補正手段は、前記複数の検知部による複数の検知位置を
    結んだ判定用の仮想直線に基づいて、前記副走査方向に
    対する走査方向の傾きを信号値に変換し、前記副走査方
    向に対して直角となるべき主走査光線に基づいて予め設
    定された基準信号値と検知された信号値とを比較し、信
    号のズレが許容範囲内にある場合には補正を行なわず、
    信号のズレが許容範囲を超えている場合のみ補正を行な
    うことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記画像形成手段は、前記画像搬送手段に
    より保持される前記画像内に少なくとも前記複数の検知
    部が検知可能な位置に所定のマークを形成し、 前記傾き検出手段のそれぞれの検知部は、前記画像の所
    定位置に形成された前記マークを検知することにより、
    前記検知位置の検出を行ない、 前記傾き補正手段は、検出された前記検知位置を結んで
    前記判定用の仮想直線を形成して傾きが前記許容範囲内
    にあるか否かの比較を行なってから傾きの補正を行なう
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】前記傾き補正手段は、前記複数の光線につ
    いての主走査方向の傾きの補正に基づき発生する、走査
    光線の有効走査幅内での集光位置の直線性を示すfθ特
    性の低下を防止する機能を有し、 前記傾き検出手段は、検出された画像のズレ量により前
    記fθ特性の誤差を検知する誤差検知部を備え、 前記傾き検出補正手段は、前記誤差検知部により検知さ
    れた前記fθ特性誤差から補正帰還量を演算する演算処
    理部と、この演算処理部により求められた前記補正帰還
    量に基づいて前記fθ特性誤差に基づく前記画像のズレ
    量を所定の許容値内に修正して前記傾きの補正を行なう
    調整部と、を備えることを特徴とする請求項2に記載の
    画像形成装置。
  6. 【請求項6】前記演算処理部は、前記fθ特性に大きな
    誤差を生じさせる原因となる、前記副走査方向に対する
    前記主走査方向の直角性、をまず補正するように前記補
    正帰還量を演算し、前記調整部は、前記補正帰還量に基
    づいて前記反射ミラーの前記主走査方向の傾きを前記f
    θ特性誤差による修正を加えながら調整することを特徴
    とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】前記傾き検出手段は、前記基準光線および
    基準光線以外の光線の主走査方向の傾きを検出するため
    に前記光線の走査方向の有効走査幅内に所定距離離間し
    て複数設けられると共に、検出された画像のズレ量によ
    り前記fθ特性の誤差を検知する誤差検知機能を有する
    検知部を備えると共に、 前記傾き補正手段は、前記検知部により検知された前記
    fθ特性誤差から補正帰還量を演算する演算処理部と、
    この演算処理部により求められた前記補正帰還量に基づ
    いて前記fθ特性誤差に基づく前記画像のズレ量を所定
    の許容値内に修正する修正部と、前記複数の検知部によ
    る複数の検知位置を結んだ判定用の仮想直線に基づいて
    前記副走査方向に対する走査方向の傾きを信号値に変換
    する信号変換部と、前記副走査方向に対して直角となる
    べき主走査光線に基づいて予め設定された基準信号値と
    検知された信号値とを比較する比較部と、前記fθ特性
    誤差の修正を先行して行ないながら前記信号のズレを前
    記許容範囲内となるようにして前記傾きの補正を行なう
    調整部と、を備えることを特徴とする請求項5に記載の
    画像形成装置。
  8. 【請求項8】前記傾き検出手段は、前記基準光線および
    基準光線以外の光線の主走査方向の傾きを検出するため
    に前記光線の走査方向の有効走査幅内に所定距離離間し
    て複数設けられると共に、検出された画像のズレ量によ
    り前記fθ特性の誤差を検知する誤差検知機能を有する
    複数の検知部を備え、 前記傾き補正手段の前記演算処理部は、前記複数の検知
    部により検知された前記主走査方向の画像の重なりのズ
    レとしての前記fθ特性の誤差を前記複数の検知部より
    それぞれ複数の検出値として入力し、入力された複数の
    検出値を崩し絶対値として均等化処理した後、前記主走
    査方向の全般における前記絶対値化されたズレ量が前記
    許容範囲内に収まるように平均化処理することを特徴と
    する請求項5に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】前記傾き補正手段は、前記傾き検出手段に
    より検出された前記副走査方向に対する前記基準光線の
    反射ミラーの前記主走査方向の傾きを、前記副走査方向
    に対する目標値に基づいて算出してその補正量を補正制
    御信号として出力する第1の補正量算出部と、一方の端
    部が回動自在に支持された前記反射ミラーの他方の端部
    に設けられて前記補正量算出部からの前記補正制御信号
    に基づいて前記反射ミラーの前記副走査方向に対する主
    走査方向の直角度を保持するようにこの反射ミラーを回
    動調整する第1の調整部と、を備えることを特徴とする
    請求項1に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】前記第1の調整部は、前記基準光線を反
    射させる反射ミラーに取り付けられ、マニュアル操作に
    より反射ミラーの取り付け角度を調整するマニュアル調
    整手段により構成されていることを特徴とする請求項9
    に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】前記第1の調整部は、前記基準光線を反
    射させる反射ミラーに取り付けられ、かつ、予め検出さ
    れた調整量に基づいて反射ミラーの取り付け角度を自動
    調整する自動調整手段により構成されていることを特徴
    とする請求項9に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】前記第1の調整部は、前記レーザ光源と
    してのレーザ発生器またはポリゴンミラーから最も離隔
    した位置に設けられた前記反射ミラーを調整することに
    より、前記基準光線の合わせ込みを行なうことを特徴と
    する請求項9に記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】前記傾き補正手段は、前記傾き検出手段
    により検出された前記基準光線に対する前記基準光線以
    外の光線の反射ミラーの前記主走査方向の傾きを、前記
    基準光線からの検出値に基づいて算出してその補正量を
    補正制御信号としてそれぞれ出力する複数の第2の補正
    量算出部と、一方の端部が回動自在に支持された前記反
    射ミラーの他方の端部に設けられて前記補正量算出部か
    らの前記補正制御信号に基づいてそれぞれの光線に対応
    する複数の前記反射ミラーの前記副走査方向に対する主
    走査方向の直角度を保持するようにこれらの反射ミラー
    をそれぞれ回動調整する複数の第2の調整部と、をさら
    に備えることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装
    置。
  14. 【請求項14】前記第2の調整部による基準光線以外の
    光線の傾き調整は、本体の電源投入後に所定のタイミン
    グにより定期的に実行され、 前記第1の調整部による基準光線の傾きの補正は、前記
    所定のタイミングによる前記だ2の調整部の定期的な調
    整よりも時間的に長い、感光体ドラム交換時を含む定期
    的なメインテナンスの機会に実行されることを特徴とす
    る請求項13に記載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】前記傾き検出手段は、升目および格子を
    含む所定のパターンの画像を印刷してその印刷パターン
    を目視により検査可能とするために用いる特殊内蔵パタ
    ーン画像の自己印刷手段により構成されていることを特
    徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】前記自己印刷手段としての特殊内蔵パタ
    ーン画像は、縦横に直交する格子状パターンであり、格
    子の直交する箇所を検知対象部分としてこの直交する箇
    所を繋ぐ線の途中を特定色により所定間隔により形成し
    たスケールマークを含み、前記スケールマークを照合す
    ることにより主走査方向および副走査方向のずれを認識
    することを特徴とする請求項15に記載の画像形成装
    置。
  17. 【請求項17】前記自己印刷手段としての自己印刷画像
    は、基準色により主走査方向および副走査方向の何れか
    一方の第1の方向に設けられた第1の線と、これに直交
    する第2の方向に設けられた第2の線と、前記第1およ
    び第2の線の交点に鋭角で交差する他色の第3の線と、
    前記第2の線に平行すると共に一定間隔で複数本形成さ
    れた基準色の第4の線と、よりなり、画像ずれが発生し
    た場合に前記第3の線で他色の線が第1または第2の線
    とはずれて記録され、そのずれを第1の方向ずれにより
    第2の方向のずれとして拡大表現することができ、基準
    となる第1の方向にの第1の線からずれた線が第2の方
    向の第2の線と交差する近傍までの本数により第1の方
    向のずれを読み取り可能とする画像であることを特徴と
    する請求項16に記載の画像形成装置。
  18. 【請求項18】前記傾き検出手段は、前記主走査方向の
    両端側に設けられた端部側位置ずれ検出用センサと、前
    記主走査方向の中央部分に設けられた中央側位置ずれ検
    出センサとを備えることを特徴とする請求項1に記載の
    画像形成装置。
  19. 【請求項19】前記端部側位置ずれ検出用センサは、主
    走査方向の両側端部に固定されて主走査方向の両側端部
    の画像のそれぞれのずれを検知する複数の第1のセンサ
    と、主走査方向の中央部とに設けられ主走査方向の画像
    のずれを検知する第2のセンサとを備えることを特徴と
    する請求項18に記載の画像形成装置。
  20. 【請求項20】前記端部側位置ずれ検出用センサは、主
    走査方向の一方側端部に固定されて主走査方向の一方側
    端部の画像のずれを検知する第1のセンサと、主走査方
    向の他方側端部と主走査方向の中央部との間で移動可能
    に設けられ必要に応じて主走査方向の他方側端部と主走
    査方向の中央部との画像のずれを検知する第2のセンサ
    とを備えることを特徴とする請求項18に記載の画像形
    成装置。
  21. 【請求項21】前記第2のセンサは、対象画像から反射
    されてきた画像パターンを読み取る検知部と、前記検知
    部を搭載して前記主走査方向に前記検知部を移動させる
    駆動部と、前記主走査方向の他方側端部の第1の定点と
    前記主走査方向の中央部の第2の定点との2つの定点で
    の前記検知部の検知を設定する位置決め部と、を備える
    ことを特徴とする請求項20に記載の画像形成装置。
  22. 【請求項22】通常の主走査方向および副走査方向の両
    方向のずれを補正する補正制御部とは別個に設けられ、
    前記主走査方向のずれ量を検知するためのマークを記録
    する手段と、このマークを検知して通常の補正制御とは
    異なるシーケンスにより位置ずれ量を求める手段と、を
    備えることを特徴とする請求項20に記載の画像形成装
    置。
JP2001124841A 2001-03-27 2001-04-23 画像形成装置 Expired - Fee Related JP3439747B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/812,953 US6906832B2 (en) 2001-03-27 2001-03-27 Image forming apparatus with function of tilt adjustment to laser-beam reflecting mirror
US812953 2001-03-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002283619A true JP2002283619A (ja) 2002-10-03
JP3439747B2 JP3439747B2 (ja) 2003-08-25

Family

ID=25211070

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001124841A Expired - Fee Related JP3439747B2 (ja) 2001-03-27 2001-04-23 画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6906832B2 (ja)
JP (1) JP3439747B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006154575A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2008139346A (ja) * 2006-11-29 2008-06-19 Konica Minolta Business Technologies Inc 光走査光学装置
JP2011209543A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Kyocera Mita Corp 光源装置及び画像形成装置

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4055380B2 (ja) * 2001-07-27 2008-03-05 富士ゼロックス株式会社 記録位置調整用パターンの形成方法、画像記録位置調整方法及び画像記録装置
US6922440B2 (en) * 2002-12-17 2005-07-26 Scintera Networks, Inc. Adaptive signal latency control for communications systems signals
KR100619026B1 (ko) * 2004-06-03 2006-08-31 삼성전자주식회사 광주사장치
US7486428B2 (en) * 2005-08-30 2009-02-03 Technology Patents, Llc System and method of adjusting vehicle window transmission based on high beam detection
JP5111070B2 (ja) * 2007-11-20 2012-12-26 キヤノン株式会社 画像形成装置及びその校正方法
JP2009133994A (ja) * 2007-11-29 2009-06-18 Canon Inc 画像形成装置及び画像形成方法ならびにそのプログラム
JP5181753B2 (ja) * 2008-03-18 2013-04-10 株式会社リコー カラー画像形成装置、位置ずれ補正方法、位置ずれ補正プログラム、及び記録媒体
JP4650526B2 (ja) * 2008-06-25 2011-03-16 富士ゼロックス株式会社 光走査装置
US20120069129A1 (en) * 2010-09-20 2012-03-22 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and image forming method
DE102016205585A1 (de) * 2015-04-24 2016-10-27 Heidelberger Druckmaschinen Ag Verfahren zum Einrichten eines Lackierwerkes in einer Digitaldruckmaschine

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3222052B2 (ja) * 1996-01-11 2001-10-22 株式会社東芝 光走査装置
JPH09265041A (ja) * 1996-01-22 1997-10-07 Ricoh Co Ltd 走査結像レンズおよび光走査装置
JP3762003B2 (ja) * 1996-12-02 2006-03-29 株式会社東芝 画像形成装置
JPH10278338A (ja) 1997-04-03 1998-10-20 Casio Electron Mfg Co Ltd 多色印字装置、及びその印刷システム
JP3887951B2 (ja) 1998-06-11 2007-02-28 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像形成装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006154575A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP4560389B2 (ja) * 2004-11-30 2010-10-13 株式会社リコー 画像形成装置
JP2008139346A (ja) * 2006-11-29 2008-06-19 Konica Minolta Business Technologies Inc 光走査光学装置
JP2011209543A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Kyocera Mita Corp 光源装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US6906832B2 (en) 2005-06-14
JP3439747B2 (ja) 2003-08-25
US20020140953A1 (en) 2002-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002283619A (ja) 画像形成装置
US8035667B2 (en) Image forming method, image forming apparatus and toner image pattern
JP2003274142A (ja) 画像形成装置およびその方法
US8026937B2 (en) Image forming method, image forming apparatus and toner image pattern
JPH06222574A (ja) プリントイメージの位置合わせ制御方法
JP2006215524A (ja) 画像形成装置、画像形成方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム
US7697876B2 (en) Image forming apparatus and control method for registration mark detection
JP2005114980A (ja) 画像形成装置
US20080158328A1 (en) Image forming apparatus
JP5150523B2 (ja) 画像形成装置
CN103587985A (zh) 图像形成装置
US6941083B1 (en) Image forming apparatus with image deviation correction function
US6891630B1 (en) Image recording method and image recording apparatus
US20110243588A1 (en) Image forming apparatus that enables reducing time required for adjustment operation
JP4458301B2 (ja) 画像形成装置
JP2004199068A (ja) 画像の配置度および画像対画像のレジストレーションを維持する方法
JPH08115011A (ja) 画像位置補正方式
US11934133B2 (en) Image forming apparatus, image forming system, and image forming method for correcting amount of deviation in color of image
JP4391384B2 (ja) カラー画像形成装置
JP3637180B2 (ja) 画像形成装置
JP2000221424A (ja) 記録装置
JP4269964B2 (ja) 画像形成装置
JP2001051478A (ja) 多色画像形成装置
JPH01142675A (ja) 画像形成装置
JP2022037725A (ja) 画像センサの取付傾き検出装置及びそれを備えた画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080613

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090613

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100613

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100613

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110613

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees