JP2002283251A - 釘打機における連結釘供給機構 - Google Patents
釘打機における連結釘供給機構Info
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- JP2002283251A JP2002283251A JP2001086336A JP2001086336A JP2002283251A JP 2002283251 A JP2002283251 A JP 2002283251A JP 2001086336 A JP2001086336 A JP 2001086336A JP 2001086336 A JP2001086336 A JP 2001086336A JP 2002283251 A JP2002283251 A JP 2002283251A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ワイヤ連結釘とプシート連結釘とを兼用で装填
して使用できる釘打機において、ワイヤ切断片の飛散を
効果的に防止するとともに、プラシート連結釘も支障無
く供給し且つ打ち込むことの可能な連結釘供給機構。 【解決手段】ノーズ部1内壁の側面ににワイヤ切断片2
1aを収容する凹部9を形成し、連結釘の先頭の釘軸の
後側に係合可能な送り爪15を形成した釘送り爪部材1
4を釘供給路7に沿って往復動自在に設け、該送り爪1
5には、射出口3内の釘を打ち込んだ後に送り爪15が
後退したときに、釘供給路7内の先頭釘と第2位釘との
間に進入して両釘軸間の連結ワイヤ21を屈曲変形させ
る突起20を形成し、該突起20で連結ワイヤを押圧し
て先頭釘を回転させることによりワイヤ切断片21aを
屈曲させて射出口3の側面側に偏倚させるようにした。
して使用できる釘打機において、ワイヤ切断片の飛散を
効果的に防止するとともに、プラシート連結釘も支障無
く供給し且つ打ち込むことの可能な連結釘供給機構。 【解決手段】ノーズ部1内壁の側面ににワイヤ切断片2
1aを収容する凹部9を形成し、連結釘の先頭の釘軸の
後側に係合可能な送り爪15を形成した釘送り爪部材1
4を釘供給路7に沿って往復動自在に設け、該送り爪1
5には、射出口3内の釘を打ち込んだ後に送り爪15が
後退したときに、釘供給路7内の先頭釘と第2位釘との
間に進入して両釘軸間の連結ワイヤ21を屈曲変形させ
る突起20を形成し、該突起20で連結ワイヤを押圧し
て先頭釘を回転させることによりワイヤ切断片21aを
屈曲させて射出口3の側面側に偏倚させるようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属ワイヤで互い
に連結された連結釘と、プラスチックシートの両側に折
り曲げ形成した保持片に釘軸を保持連結したプラシート
連結釘の両タイプの連結釘を順次射出部へ供給し、圧縮
空気等の動力を利用して射出部へ供給された釘を互いの
連結状態を破断して打ち込む釘打機に関するものであ
る。
に連結された連結釘と、プラスチックシートの両側に折
り曲げ形成した保持片に釘軸を保持連結したプラシート
連結釘の両タイプの連結釘を順次射出部へ供給し、圧縮
空気等の動力を利用して射出部へ供給された釘を互いの
連結状態を破断して打ち込む釘打機に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術】圧縮空気圧等で駆動される釘打機に使用さ
れる連結釘として、金属線を釘軸に溶着して連結したワ
イヤ連結釘と、長尺のプラスチックシートの長手方向両
側辺に折り曲げ可能な保持片を一体形成して該保持片に
釘軸を挿通させて連結したプラシート連結釘とが知られ
ている。両タイプの連結釘は施工現場に応じて使い分け
られているもので、釘打機としても両タイプの連結釘を
使用可能としたものが既に開発されている。
れる連結釘として、金属線を釘軸に溶着して連結したワ
イヤ連結釘と、長尺のプラスチックシートの長手方向両
側辺に折り曲げ可能な保持片を一体形成して該保持片に
釘軸を挿通させて連結したプラシート連結釘とが知られ
ている。両タイプの連結釘は施工現場に応じて使い分け
られているもので、釘打機としても両タイプの連結釘を
使用可能としたものが既に開発されている。
【0003】図6に両タイプの連結釘を使用する従来か
ら知られている釘打機の釘射出部を示す。釘打機ボディ
の下方に取り付けたノーズ部1には、ボディ内部に配置
されているシリンダ・ピストン機構により駆動されるド
ライバ4を摺動案内する射出口3が形成されており、こ
の射出口3には連結釘の最前の釘a1を射出口3内に導
入するための開口が形成され、この開口の一側縁と連続
して連結釘aを射出口3まで案内する固定ガイド壁5が
一体に形成されている。この固定ガイド壁5と対向して
ノーズ部に対して開閉可能に支持されたドア部材6(図
7参照)が設けられ、前記固定ガイド壁5とドア部材6
の間に形成された間隙が連結釘を案内する釘供給路7と
して形成されている。前記ドア部材6には、前記固定ガ
イド壁5に向かう方向に弾力付勢された押圧プレート8
が配置されており、この押圧プレート8によりワイヤ連
結釘用の供給路7の間隔を維持させるとともに、図8に
示すようにプラシート連結釘bを固定ガイド壁5に押圧
させるようにしている。前記釘供給路7は連結釘a、b
の各釘を射出口3の中心に配置するために射出口3の中
心線から延長した線上に配置されている。
ら知られている釘打機の釘射出部を示す。釘打機ボディ
の下方に取り付けたノーズ部1には、ボディ内部に配置
されているシリンダ・ピストン機構により駆動されるド
ライバ4を摺動案内する射出口3が形成されており、こ
の射出口3には連結釘の最前の釘a1を射出口3内に導
入するための開口が形成され、この開口の一側縁と連続
して連結釘aを射出口3まで案内する固定ガイド壁5が
一体に形成されている。この固定ガイド壁5と対向して
ノーズ部に対して開閉可能に支持されたドア部材6(図
7参照)が設けられ、前記固定ガイド壁5とドア部材6
の間に形成された間隙が連結釘を案内する釘供給路7と
して形成されている。前記ドア部材6には、前記固定ガ
イド壁5に向かう方向に弾力付勢された押圧プレート8
が配置されており、この押圧プレート8によりワイヤ連
結釘用の供給路7の間隔を維持させるとともに、図8に
示すようにプラシート連結釘bを固定ガイド壁5に押圧
させるようにしている。前記釘供給路7は連結釘a、b
の各釘を射出口3の中心に配置するために射出口3の中
心線から延長した線上に配置されている。
【0004】ワイヤ連結釘aを使用する場合には、先頭
の釘がドライバ4によって打撃される際に、先頭の釘a
1と第2位の釘a2の間で連結ワイヤ21が切断されて
連結状態が解離して先頭の釘が射出口3から打ち出され
る。このときに2番目の釘軸の前方側に連結ワイヤの切
断片21aが形成され、この切断片21aは通常釘の尖
端方向に向いて形成されるため、打ち込まれる釘軸に沿
って被打込材中に進入される確率が低くなる。この場
合、釘が打ち込まれる際に切断片21aの端が被打込材
の表面に接触して湾曲して釘軸部との溶接部から釘軸と
離反し、周囲に飛散することがまれに発生する。切断片
21aの飛散を防止するため打ち込まれる釘軸に付着し
た切断片21aを上向きに成形するように、ノーズ部の
射出口3内には上記ワイヤ切断片21aの前方部分を収
容する凹部9が形成されている。
の釘がドライバ4によって打撃される際に、先頭の釘a
1と第2位の釘a2の間で連結ワイヤ21が切断されて
連結状態が解離して先頭の釘が射出口3から打ち出され
る。このときに2番目の釘軸の前方側に連結ワイヤの切
断片21aが形成され、この切断片21aは通常釘の尖
端方向に向いて形成されるため、打ち込まれる釘軸に沿
って被打込材中に進入される確率が低くなる。この場
合、釘が打ち込まれる際に切断片21aの端が被打込材
の表面に接触して湾曲して釘軸部との溶接部から釘軸と
離反し、周囲に飛散することがまれに発生する。切断片
21aの飛散を防止するため打ち込まれる釘軸に付着し
た切断片21aを上向きに成形するように、ノーズ部の
射出口3内には上記ワイヤ切断片21aの前方部分を収
容する凹部9が形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、連
結釘の先頭の釘はノーズ部の射出口3のほぼ中心に配置
されるように供給される。また、ワイヤ切断片21aの
前方部分を収容する凹部9が射出口3の前方側に形成さ
れているため、連結間隔の狭い連結釘で釘軸の前方に形
成される切断片21aの長さが短くなった場合や、ワイ
ヤ切断片21aの形状が不安定となった場合には、ワイ
ヤ切断片21aの先端が凹部9まで届かずにワイヤ先端
が凹部9内に収容されない場合が発生することが判っ
た。ワイヤ連結釘を専用で使用する釘打機においては、
上記の不具合を解消して切断片21aと凹部9との係合
を確実にするため、射出口3内に形成する凹部9を供給
方向の側面に形成するとともに、釘の供給位置を凹部9
を形成した方向にオフセットして供給するようにし、短
く形成されてしまった切断片21aでも確実に凹部9内
に収容できるようにして切断片21aの飛散を確実に防
止するようにした技術が既に提案されている。
結釘の先頭の釘はノーズ部の射出口3のほぼ中心に配置
されるように供給される。また、ワイヤ切断片21aの
前方部分を収容する凹部9が射出口3の前方側に形成さ
れているため、連結間隔の狭い連結釘で釘軸の前方に形
成される切断片21aの長さが短くなった場合や、ワイ
ヤ切断片21aの形状が不安定となった場合には、ワイ
ヤ切断片21aの先端が凹部9まで届かずにワイヤ先端
が凹部9内に収容されない場合が発生することが判っ
た。ワイヤ連結釘を専用で使用する釘打機においては、
上記の不具合を解消して切断片21aと凹部9との係合
を確実にするため、射出口3内に形成する凹部9を供給
方向の側面に形成するとともに、釘の供給位置を凹部9
を形成した方向にオフセットして供給するようにし、短
く形成されてしまった切断片21aでも確実に凹部9内
に収容できるようにして切断片21aの飛散を確実に防
止するようにした技術が既に提案されている。
【0006】上記技術を両タイプを使用可能とした釘打
ち機に採用すると、図8のようにプラシート連結釘bを
使用した場合にプラシート連結釘の連結帯23の肩部2
3a(垂直片と水平タブとの連結部)が射出口3の中心
に寄って配置されるため、ドライバ4が釘を打撃する際
に連結帯23の肩部23aを打撃してしまい、その結果
連結帯23をつぶして射出口3内に詰まらせて釘詰まり
や、打ち込み障害を発生しプラシート連結釘bの供給が
阻害されるために上記構成が採用できないことが判明し
た。
ち機に採用すると、図8のようにプラシート連結釘bを
使用した場合にプラシート連結釘の連結帯23の肩部2
3a(垂直片と水平タブとの連結部)が射出口3の中心
に寄って配置されるため、ドライバ4が釘を打撃する際
に連結帯23の肩部23aを打撃してしまい、その結果
連結帯23をつぶして射出口3内に詰まらせて釘詰まり
や、打ち込み障害を発生しプラシート連結釘bの供給が
阻害されるために上記構成が採用できないことが判明し
た。
【0007】本発明は、上記ワイヤ連結釘とプラシート
連結釘とを兼用で装填して使用できる釘打機において、
ワイヤ切断片の飛散を効果的に防止するとともに、プラ
シート連結釘も支障無く供給し、且つ打ち込むことの可
能な釘打機における連結釘供給機構を提供することをそ
の課題とする。
連結釘とを兼用で装填して使用できる釘打機において、
ワイヤ切断片の飛散を効果的に防止するとともに、プラ
シート連結釘も支障無く供給し、且つ打ち込むことの可
能な釘打機における連結釘供給機構を提供することをそ
の課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明に係る釘打機における連結釘供給機構は、金
属ワイヤを釘軸に溶着して連結したワイヤ連結釘と、長
尺のプラスチックシートの長手方向に沿って形成した保
持片に釘軸を挿通保持させて連結したプラシート連結釘
とをともにノーズ部の釘射出口内へ供給可能とした釘打
機において、前記ノーズ部の内壁の側面にワイヤ切断片
を収容する凹部を形成し、連結釘の先頭の釘軸の後側に
係合可能な送り爪を形成した釘送り爪部材を釘供給路に
沿って往復動自在に設けるとともに、該送り爪には、射
出口内の釘を打ち込んだ後に送り爪が後退したときに、
供給路内の先頭釘と第2位釘との間に進入して両釘軸間
の連結ワイヤを屈曲変形させる突起を形成し、該突起で
連結ワイヤを押圧して先頭釘を回転させることによりワ
イヤ切断片を屈曲させて射出口の側面側に偏倚させるよ
うにしたことを特徴とする。
め、本発明に係る釘打機における連結釘供給機構は、金
属ワイヤを釘軸に溶着して連結したワイヤ連結釘と、長
尺のプラスチックシートの長手方向に沿って形成した保
持片に釘軸を挿通保持させて連結したプラシート連結釘
とをともにノーズ部の釘射出口内へ供給可能とした釘打
機において、前記ノーズ部の内壁の側面にワイヤ切断片
を収容する凹部を形成し、連結釘の先頭の釘軸の後側に
係合可能な送り爪を形成した釘送り爪部材を釘供給路に
沿って往復動自在に設けるとともに、該送り爪には、射
出口内の釘を打ち込んだ後に送り爪が後退したときに、
供給路内の先頭釘と第2位釘との間に進入して両釘軸間
の連結ワイヤを屈曲変形させる突起を形成し、該突起で
連結ワイヤを押圧して先頭釘を回転させることによりワ
イヤ切断片を屈曲させて射出口の側面側に偏倚させるよ
うにしたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施例に基づい
て本発明の実施態様を説明する。図1は本発明の実施形
態にかかる釘打機のノーズ部を示し、図2は図1のXー
X線上の断面図である。
て本発明の実施態様を説明する。図1は本発明の実施形
態にかかる釘打機のノーズ部を示し、図2は図1のXー
X線上の断面図である。
【0010】上記釘打機はワイヤ連結釘とプラシート連
結釘の両者を装填できるもので、ノーズ部1の内部に
は、ハウジング2の下端部に取り付けられ釘の打ち出し
用の中空の射出口3が形成されている。該射出口3内に
はハウジング2に設けたシリンダ(図示せず)内を圧縮
空気により衝撃的に駆動されるピストンに一体に取り付
けたドライバ4が摺動可能に案内され、該ドライバ4に
よって射出口3内に配置された釘a1を射出口3の先端
から被打込材に打ち出す。該射出口3の一側面には連結
されたワイヤ連結釘aを射出口3内へ受け入れる為の開
口が形成され、この開口の一側面と連続して後方側に伸
びている固定ガイド壁5と、固定ガイド壁5と対向する
側に開閉可能に枢着支持されているドア部材6とによっ
て連結釘aを射出口3まで案内する釘供給路7が形成さ
れている。
結釘の両者を装填できるもので、ノーズ部1の内部に
は、ハウジング2の下端部に取り付けられ釘の打ち出し
用の中空の射出口3が形成されている。該射出口3内に
はハウジング2に設けたシリンダ(図示せず)内を圧縮
空気により衝撃的に駆動されるピストンに一体に取り付
けたドライバ4が摺動可能に案内され、該ドライバ4に
よって射出口3内に配置された釘a1を射出口3の先端
から被打込材に打ち出す。該射出口3の一側面には連結
されたワイヤ連結釘aを射出口3内へ受け入れる為の開
口が形成され、この開口の一側面と連続して後方側に伸
びている固定ガイド壁5と、固定ガイド壁5と対向する
側に開閉可能に枢着支持されているドア部材6とによっ
て連結釘aを射出口3まで案内する釘供給路7が形成さ
れている。
【0011】ドア部材6には、固定ガイド壁5に向かう
方向に弾力付勢された押圧プレート8が配置されてお
り、この押圧プレート8によりワイヤ連結釘用の釘供給
路7の間隔を維持させるとともに、プラシート連結釘
(図示せず)を固定ガイド壁5に押圧させるようにして
いる。
方向に弾力付勢された押圧プレート8が配置されてお
り、この押圧プレート8によりワイヤ連結釘用の釘供給
路7の間隔を維持させるとともに、プラシート連結釘
(図示せず)を固定ガイド壁5に押圧させるようにして
いる。
【0012】ノーズ部1の射出口3内壁の側面側には、
図1及び図2に示されるように、ワイヤ連結釘aの先頭
の釘軸a1の前方に形成される切断片を収容するための
凹部9が形成されており、先頭釘a1の釘軸の前方に形
成されるワイヤ切断片21aが凹部9に収容される。ま
た、前記射出口3には、プラシート連結釘(図示せず)
の空になった連結シートを射出口3から排出するための
排出口10が射出口3の前方に形成されている。
図1及び図2に示されるように、ワイヤ連結釘aの先頭
の釘軸a1の前方に形成される切断片を収容するための
凹部9が形成されており、先頭釘a1の釘軸の前方に形
成されるワイヤ切断片21aが凹部9に収容される。ま
た、前記射出口3には、プラシート連結釘(図示せず)
の空になった連結シートを射出口3から排出するための
排出口10が射出口3の前方に形成されている。
【0013】前記固定ガイド壁5の背面側には送りピス
トン11とこの送りピストン11を収容したピストン・
シリンダ機構からなる釘供給機構が配置されている。釘
供給路7に沿って摺動可能なピストンロッド13の先端
に釘送り爪部材14が回動可能に取り付けられている。
釘送り爪部材14の先端部には釘供給路7内の釘軸部と
係合可能な送り爪15(詳しくは図5参照)が形成され
ており、該送り爪15は前記固定ガイド壁5に形成した
窓穴16を介して釘供給路7へ進出しており、釘供給路
7内を釘供給方向に沿って往復動される。固定ガイド壁
5には、釘供給路7へ進出可能な逆止爪が配置されてお
り、前記送り爪15の後退動時に連結釘が後方へ移動す
るのを防止している。
トン11とこの送りピストン11を収容したピストン・
シリンダ機構からなる釘供給機構が配置されている。釘
供給路7に沿って摺動可能なピストンロッド13の先端
に釘送り爪部材14が回動可能に取り付けられている。
釘送り爪部材14の先端部には釘供給路7内の釘軸部と
係合可能な送り爪15(詳しくは図5参照)が形成され
ており、該送り爪15は前記固定ガイド壁5に形成した
窓穴16を介して釘供給路7へ進出しており、釘供給路
7内を釘供給方向に沿って往復動される。固定ガイド壁
5には、釘供給路7へ進出可能な逆止爪が配置されてお
り、前記送り爪15の後退動時に連結釘が後方へ移動す
るのを防止している。
【0014】図2に示すように、一端にピストンロッド
13を一体に形成したピストン11はシリンダ12内に
摺動可能に収容されており、ピストンロッド13がシリ
ンダ12の前方端から外部に突き出している。シリンダ
12内のピストン13の前方室17aは釘打機を駆動す
る圧縮エアを貯留したチャンバに連通されており、常時
圧縮空気が導入している。シリンダ12のピストン後方
室17bは釘打機を起動するトリガバルブに連通されて
おり、トリガバルブを介して非駆動時には圧縮空気が導
入される。釘打機を起動させるためにトリガバルブが操
作されるとピストン後方室17bの圧縮エアはトリガバ
ルブを経由して排気される。上記トリガバルブは釘打機
の駆動ピストンを駆動するもので、従って駆動ピストン
と送り用のピストン11は同期して作動する。
13を一体に形成したピストン11はシリンダ12内に
摺動可能に収容されており、ピストンロッド13がシリ
ンダ12の前方端から外部に突き出している。シリンダ
12内のピストン13の前方室17aは釘打機を駆動す
る圧縮エアを貯留したチャンバに連通されており、常時
圧縮空気が導入している。シリンダ12のピストン後方
室17bは釘打機を起動するトリガバルブに連通されて
おり、トリガバルブを介して非駆動時には圧縮空気が導
入される。釘打機を起動させるためにトリガバルブが操
作されるとピストン後方室17bの圧縮エアはトリガバ
ルブを経由して排気される。上記トリガバルブは釘打機
の駆動ピストンを駆動するもので、従って駆動ピストン
と送り用のピストン11は同期して作動する。
【0015】前記釘送り爪部材14の送り爪15は、図
5に示されるように、プラシート連結釘とワイヤ連結釘
の何れを装填した場合であっても、釘供給路7に配置さ
れている連結釘の釘軸と係合する。送り爪15は釘送り
爪部材14が前方端に移動しているときに射出口3内に
供給された釘と第2の釘の軸間に配置される第1の爪1
5aと、第2位の釘a2の軸部後方に配置される第2の
爪15bにより構成されており、各爪の前方は釘供給路
7とほぼ直角な平面に形成され、爪の後方側には後退動
する際に各釘の軸部を乗り越えて後方側に移動できるよ
うに傾斜面18が形成されている。
5に示されるように、プラシート連結釘とワイヤ連結釘
の何れを装填した場合であっても、釘供給路7に配置さ
れている連結釘の釘軸と係合する。送り爪15は釘送り
爪部材14が前方端に移動しているときに射出口3内に
供給された釘と第2の釘の軸間に配置される第1の爪1
5aと、第2位の釘a2の軸部後方に配置される第2の
爪15bにより構成されており、各爪の前方は釘供給路
7とほぼ直角な平面に形成され、爪の後方側には後退動
する際に各釘の軸部を乗り越えて後方側に移動できるよ
うに傾斜面18が形成されている。
【0016】前記釘送り部材14にはワイヤ連結釘を使
用する時に連結ワイヤとの干渉を防止するための切欠の
溝19aとプラシート連結釘を使用する際に連結シート
の端縁との干渉をかわすための溝19bが形成されてお
り、この溝19bによって第1及び第2の各爪は縦方向
に複数に分断された形状で形成されている。
用する時に連結ワイヤとの干渉を防止するための切欠の
溝19aとプラシート連結釘を使用する際に連結シート
の端縁との干渉をかわすための溝19bが形成されてお
り、この溝19bによって第1及び第2の各爪は縦方向
に複数に分断された形状で形成されている。
【0017】ところで、ワイヤ連結釘aの連結ワイヤ2
1の位置に対応した第1の爪15aの部分には、第1の
爪15aが釘軸の間に進入した状態で両釘軸間の連結ワ
イヤと当接して該ワイヤの中間部分をドア部材6側に屈
曲させる突起20が形成されている。
1の位置に対応した第1の爪15aの部分には、第1の
爪15aが釘軸の間に進入した状態で両釘軸間の連結ワ
イヤと当接して該ワイヤの中間部分をドア部材6側に屈
曲させる突起20が形成されている。
【0018】上記釘送り爪部材14が図2のように後退
した位置において、前記第1の爪15aと第2の爪15
bは釘供給路7内の最前の釘軸a1の後方と第2位の釘
軸a2の後方にそれぞれ進入して、第1の爪15a部分
に形成された前記突起20が両軸間の連結ワイヤ21を
ドア側に押圧して屈曲させる。先頭の釘a1は上記連結
ワイヤ21の屈曲によってその軸線のまわりに少し回転
し、前方のワイヤ切断片21aが射出口3の側面側に向
くように偏倚させられる。釘送り爪部材14が前進動す
ることによって、図4に示されるように、釘供給路7上
の先頭の釘a1が射出口3内に供給される。このとき
も、第2位の釘a2が釘送り爪部材14の第2の爪15
bに押し出されるとき、連結ワイヤ21との溶着部22
を中心に反時計方向に回転するように力を受けるので、
先頭釘の前方に形成されたワイヤ切断片21aも側面側
(同図の上側)に偏る。したがって、前記ワイヤ切断片
21aは射出口3の側面に形成した前記凹部9に確実に
収容される。
した位置において、前記第1の爪15aと第2の爪15
bは釘供給路7内の最前の釘軸a1の後方と第2位の釘
軸a2の後方にそれぞれ進入して、第1の爪15a部分
に形成された前記突起20が両軸間の連結ワイヤ21を
ドア側に押圧して屈曲させる。先頭の釘a1は上記連結
ワイヤ21の屈曲によってその軸線のまわりに少し回転
し、前方のワイヤ切断片21aが射出口3の側面側に向
くように偏倚させられる。釘送り爪部材14が前進動す
ることによって、図4に示されるように、釘供給路7上
の先頭の釘a1が射出口3内に供給される。このとき
も、第2位の釘a2が釘送り爪部材14の第2の爪15
bに押し出されるとき、連結ワイヤ21との溶着部22
を中心に反時計方向に回転するように力を受けるので、
先頭釘の前方に形成されたワイヤ切断片21aも側面側
(同図の上側)に偏る。したがって、前記ワイヤ切断片
21aは射出口3の側面に形成した前記凹部9に確実に
収容される。
【0019】上述のように、上記釘供給機構によれば、
釘供給路7を射出口3に対してオフセットしない構成で
あっても、射出口3内に供給される釘軸の前方に形成さ
れるワイヤ切断片を射出口3の側面側に片寄せて配置さ
せることができ、短く形成されてしまったワイヤ切断片
21aであっても確実に凹部9内に収容でき切断片21
aの飛散を防止できる。
釘供給路7を射出口3に対してオフセットしない構成で
あっても、射出口3内に供給される釘軸の前方に形成さ
れるワイヤ切断片を射出口3の側面側に片寄せて配置さ
せることができ、短く形成されてしまったワイヤ切断片
21aであっても確実に凹部9内に収容でき切断片21
aの飛散を防止できる。
【図1】本発明に係る釘打機にワイヤ連結釘を装填した
状態のノーズ部の縦断側面図
状態のノーズ部の縦断側面図
【図2】図1のXーX線上の断面図
【図3】釘送り爪部材が前端位置に移動した状態の断面
図
図
【図4】先頭釘の回転態様を示す説明図
【図5】釘送り爪部材の斜視図
【図6】ワイヤ連結釘を装填した従来の釘供給機構を示
す縦断側面図
す縦断側面図
【図7】ワイヤ連結釘を装填した状態の従来の釘供給機
構の横断底面図
構の横断底面図
【図8】プラシート連結釘を装填した状態の従来の釘供
給機構の横断底面図
給機構の横断底面図
1 ノーズ部 14 爪部材 15 送り爪 20 突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3C068 AA01 AA08 BB01 CC02 EE06 EE08
Claims (1)
- 【請求項1】 金属ワイヤを釘軸に溶着して連結したワ
イヤ連結釘と、長尺のプラスチックシートの長手方向に
沿って形成した保持片に釘軸を挿通保持させて連結した
プラシート連結釘とをともにノーズ部の釘射出口内へ供
給可能とした釘打機において、 前記ノーズ部の内壁の側面にワイヤ切断片を収容する凹
部を形成し、連結釘の先頭の釘軸の後側に係合可能な送
り爪を形成した釘送り爪部材を釘供給路に沿って往復動
自在に設けるとともに、該送り爪には、射出口内の釘を
打ち込んだ後に送り爪が後退したときに、供給路内の先
頭釘と第2位釘との間に進入して両釘軸間の連結ワイヤ
を屈曲変形させる突起を形成し、該突起で連結ワイヤを
押圧して先頭釘を回転させることによりワイヤ切断片を
屈曲させて射出口の側面側に偏倚させるようにしたこと
を特徴とする釘打機における釘供給機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001086336A JP2002283251A (ja) | 2001-03-23 | 2001-03-23 | 釘打機における連結釘供給機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001086336A JP2002283251A (ja) | 2001-03-23 | 2001-03-23 | 釘打機における連結釘供給機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002283251A true JP2002283251A (ja) | 2002-10-03 |
Family
ID=18941731
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001086336A Pending JP2002283251A (ja) | 2001-03-23 | 2001-03-23 | 釘打機における連結釘供給機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002283251A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN114800736A (zh) * | 2022-05-11 | 2022-07-29 | 常州海亮自动化设备科技有限公司 | 一种连续供钉装置 |
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2001
- 2001-03-23 JP JP2001086336A patent/JP2002283251A/ja active Pending
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A977 | Report on retrieval |
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