JP2002281936A - スフィンゴ糖脂質を含有する機能性食品及びその製造方法 - Google Patents

スフィンゴ糖脂質を含有する機能性食品及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 食品として全く利用されていない芋類由来の
副産物を原料とし、保湿に重要な役割を担っていると考
えられているスフィンゴ糖脂質を高濃度に含有する機能
性食品を提供する。 【解決手段】 芋類由来のスフィンゴ糖脂質を含有する
ことを特徴とする機能性食品及び芋類に有機溶剤を添加
し、スフィンゴ糖脂質を抽出することを特徴とする機能
性食品の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は芋類から抽出したス
フィンゴ糖脂質を含有する機能性食品及びその製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近の研究によれば、複合脂質、なかで
も糖脂質に顕著な生理活性を有するものがあることが明
らかにされてきた。例えば、脂肪酸とスフィンゴシンか
らなるセラミド、糖と脂肪酸とスフィンゴシンからなる
セレブロシドは、人間の皮膚の角質層に多く存在し、体
内から水分の蒸発を防ぐ働きをしていることが明らかと
なっている。この高い保湿性を生かした美容分野への利
用、さらにはエラスターゼ抑止効果や遊離基抑止効果を
生かした製薬分野への応用も進んでいる。
【0003】従来、これらスフィンゴ糖脂質を中心とし
たセラミド関連物質は牛の脳などから抽出され、供給さ
れていた。しかし1986年に狂牛病が発生してから
は、ヒトへの感染の可能性から、供給量が激減し、安全
な植物起源のセラミド関連物質への回帰現象が生じてい
る。
【0004】植物由来のスフィンゴ糖脂質、特にその中
でもグリコシルセラミドとしては、コメ(Agric. Biol.
Chem., 49, 2753(1985))および米糠(特
開平11−279586号公報)、小麦(Agric. Biol.
Chem., 49, 3609(1985))、大豆(Chem.
Pharm. Bull., 38(11), 2933(1990)、
特開平4−282317号公報)などの穀物由来のもの
が知られている。
【0005】これまでセラミドの摂取方法としては皮膚
化粧料、養毛化粧料、入浴剤などに添加し、皮膚から吸
収させるものがほとんどであった。しかし近年、植物セ
ラミドが3質量%含まれる小麦抽出物を毎日20mgず
つ1ヶ月間服用することによって皮膚の水分保持機能が
改善されたことが報告され(Fragrance Journal, 23
(1), 81(1995))、「食べる化粧品」として
経口摂取が注目されている。セラミドを含有する食品に
ついては小麦由来の健康食品が提案されている(特開平
8−256729号公報、特開平11−113530号
公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、植物由
来のスフィンゴ糖脂質を得るための植物原料として、利
用されているものは、現在までのところ穀類、豆類に限
られていた。これらのスフィンゴ糖脂質含有量はさほど
多くなく、いずれも0.01質量%程度であると推測さ
れる。しかも、これら植物原料はすべて人類が食用とし
ているものばかりであり、スフィンゴ糖脂質抽出後の残
渣は食品としての価値も喪失してしまう。このように、
ごくわずかのスフィンゴ糖脂質成分を抽出するために、
非常に多くの食品原料の食品としての価値を喪失させて
しまうのが植物原料の問題点であった。
【0007】本発明は、食品として全く利用されていな
い芋類由来の副産物を原料とし、保湿に重要な役割を担
っていると考えられているスフィンゴ糖脂質を高濃度に
含有する機能性食品を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決すべく鋭意研究した結果、芋類の中にスフィンゴ糖
脂質が穀類、豆類に匹敵あるいは凌駕する濃度で含まれ
ていることを突き止め、また、このスフィンゴ糖脂質が
溶媒で抽出でき、食品として利用できるという知見を得
た。さらには、このスフィンゴ糖脂質を食品として継続
的に経口摂取することにより、皮膚の保湿、肌荒れの改
善に顕著な効果があることを見出し、本発明に到達し
た。
【0009】すなわち、本発明の第一は、芋類由来のス
フィンゴ糖脂質を含有することを特徴とする機能性食品
を要旨とし、好ましくは芋類はこんにゃく芋である。ま
た、本発明の第二は、芋類に有機溶剤を添加し、スフィ
ンゴ糖脂質を抽出することを特徴とする機能性食品の製
造方法を要旨とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明で抽出原料として使用する芋類は、さつま
芋、じゃが芋、里芋、山芋、こんにゃく芋、長芋など食
用にされるものであればいかなるものでもよく、そのま
までも良いし、乾燥、すりつぶし、加熱などの操作によ
って加工されていてもよい。これらの中で好ましい例と
してはこんにゃく芋が挙げられ、特に大量に廃棄される
ものであり、安価に入手できることからこんにゃくトビ
粉を使用することが好ましい。こんにゃくトビ粉は、こ
んにゃく芋を原料とするこんにゃく製造時の副産物とし
て年間3000〜4000トン生じるにもかかわらず特
有のえぐ味と刺激臭を有するため、一部肥料、コンクリ
ート等の増粘剤として利用されているものの、食品とし
ては全く利用されていない資源である。
【0011】本発明でいう機能性食品とは、経口摂取に
よって、皮膚の保湿、肌荒れの改善、美肌、アトピー性
皮膚炎、アレルギー性皮膚炎、吹き出物、養毛、育毛、
抗ガン、抗エイズなどから選ばれる1つ又は複数に効果
があるものである。経口摂取の方法は、本発明の機能性
食品単独で摂取しても良いし、食品および/または飲料
に混合して摂取しても良い。該食品および/または飲料
は特に限定されるものではなく、例えばパン、うどん、
そば、ご飯等主食となるもの、クッキー、ケーキ、ゼリ
ー、プリン、キャンディー、チューインガム、ヨーグル
トなどの菓子類、清涼飲料水、酒類、栄養ドリンク、コ
ーヒー、茶、牛乳などの飲料が挙げられる。
【0012】本発明で抽出溶媒として使用する有機溶媒
としては、原料およびスフィンゴ糖脂質と抽出中に反応
し、本発明の効果を損なうものでなければいかなるもの
でも使用できる。また、一種類の溶媒を単独で用いても
複数の溶媒を混合して用いても良い。かかる有機溶媒と
しては、例えばメタノール、エタノール、1−プロパノ
ール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノ
ール、tert−ブタノールなどのアルコール類、クロロホ
ルム、ジクロロメタン、アセトン、アセトニトリル、酢
酸エチル、ヘキサン、ペンタン、ジエチルエーテルなど
が挙げられる。これらの中で好ましい例としては、食品
に使用することからエタノール、アセトン、ヘキサンが
挙げられ、特に好ましい例としてはエタノールが挙げら
れる。また、これらの極性有機溶媒で抽出する際には抽
出効率をあげるために例えば水、界面活性剤などの添加
物を本発明の効果をそこなわない範囲で加えることがで
きる。
【0013】抽出に使用する有機溶媒の量は、原料とな
る芋類に対して望ましくは1〜30倍量程度、さらに望
ましくは1〜10倍量程度が良い。溶媒の使用量がこの
範囲以下であれば、原料全体に溶媒が行き渡らず、抽出
が不十分になる恐れがあり、この範囲を超える量の溶媒
を添加してももはや抽出量に影響はなく、後の濃縮工程
での溶媒除去作業の負担が増えるのみである。
【0014】抽出温度は、使用する溶媒の沸点にもよる
が、エタノールを用いた場合では、好ましくは、室温か
ら70℃、さらに好ましくは室温程度から60℃の範囲
がよい。抽出温度がこの範囲以下であれば、抽出効率が
低下し、この範囲以上の温度をかけても抽出効率に大き
な影響はなく、いたずらにエネルギー使用量が増えるの
みである。
【0015】抽出時間は、1〜24時間、好ましくは2
〜10時間である。抽出時間がこの範囲より短いと、十
分に抽出が行われず、この範囲を超えていたずらに長く
時間をかけて抽出を行っても、もはや抽出量の増大は見
込めない。
【0016】なお、抽出操作は1回のみの回分操作に限
定されるものではない。抽出後の残渣に再度新鮮な溶媒
を添加し、抽出操作を施すこともできるし、抽出溶媒を
複数回抽出原料に接触させることも可能である。すなわ
ち、抽出操作としては、回分操作、半連続操作、向流多
段接触操作のいずれの方式も使用可能である。また、ソ
ックスレー抽出など公知の抽出方法を使用してもよい。
【0017】次に、抽出残渣を分離除去する。分離の方
法は特に限定されず、例えば吸引ろ過、フィルタープレ
ス、シリンダープレス、デカンター、遠心分離器、ろ過
遠心機などの公知の方法を用いることができる。
【0018】このようにして得られた抽出液は濃縮工程
に送られる。濃縮方法は特に限定されず、例えばエバポ
レーターのような減圧濃縮装置や加熱による溶媒除去な
どにより、濃縮することができる。
【0019】上記濃縮物を、引き続いて不純物類を取り
除き、より純度を向上せしめる必要のある場合は、常法
による精製が可能である。例えば、水洗浄、ヘキサン洗
浄、シリカゲルカラムや樹脂カラム、逆相カラムなどを
通す方法、極性の異なる溶媒による分配、再結晶法など
が挙げられる。
【0020】次に、得られた濃縮物の分析方法である
が、最も簡便な分析方法としては薄層クロマトグラフ法
があげられる。スフィンゴ糖脂質、中でもグルコシルセ
ラミドが市販されているのでこれを標準とし、シリカゲ
ル薄層プレートを用いてクロロホルム−メタノール系な
ど適当な溶媒系を用いて展開させ、濃硫酸やアンスロン
試薬などで発色させれば、上記濃縮物中に高含量でスフ
ィンゴ糖脂質が存在することが容易に判定できる。その
他、高速液体クロマトグラフ法、各種クロマトグラフ−
マススペクトロメトリー法などの常法によりスフィンゴ
糖脂質類が豊富に含まれることは判定できる。
【0021】上記のように得られたスフィンゴ糖脂質含
有物はそのままで本発明の機能性食品として摂取しても
よいが、取り扱いを容易にするために粉末、錠剤、カプ
セル剤、ゲル、水分散液、エタノール溶液の形態にする
のが好ましい。また、効果を促進するためにビタミン
類、コラーゲン、スクワラン、大豆レシチン、植物由来
ステロール類、ヒアルロン酸、ソルビトール、キチン、
キトサン、ナイアシンアミドなどを加えることもでき
る。
【0022】粉末に加工するには得られた濃縮物を凍結
乾燥法、スプレードライ法、真空乾燥法などを用いて乾
燥し、必要に応じて例えば乳鉢、サンプルミル、スピー
ドミル、ブレンダー、ミキサー等を用いて粉砕すること
によって得られる。場合によっては粉末に粘性が残るこ
とがあるが、そのような場合は本発明の効果を損なわな
い程度に粉末化を促進する担体を添加することができ
る。担体としては例えばコーンスターチ、馬鈴薯澱粉、
デキストリン、シクロデキストリン、小麦粉、パン粉、
食塩、ゼオライト、タルク、カキガラ等を用いることが
できる。
【0023】錠剤に加工するには上記のように得られた
粉末をそのまま打錠機に導入して打錠する方法を用いる
ことができる。打錠の際に本発明の効果を損なわない範
囲でバインダーを添加しても良い。
【0024】カプセル剤に加工するには、従来公知の医
薬用または食品用カプセルに上記のように得られた濃縮
物および/または粉末を導入すればよい。カプセルには
本発明の効果を損なわない限りいかなるものも用いるこ
とができる。
【0025】ゲルに加工するには、本発明の効果を損な
わない範囲で従来公知のいかなる方法も用いることがで
きる。例えば、得られたスフィンゴ糖脂質含有物を水に
分散および/または溶解して従来公知のゲル化剤、増粘
多糖類などを添加する方法を用いることができる。ゲル
化剤としては好ましくはゼラチンや寒天など食品用に用
いられるものが挙げられる。
【0026】水分散液を製造するには、スフィンゴ糖脂
質含有物を所定量の水に導入して攪拌しても良いし、本
発明の効果を損なわない範囲で、超音波処理をしたり、
従来公知の乳化剤、分散剤を添加して分散を促進しても
良い。
【0027】エタノール溶液はスフィンゴ糖脂質含有物
がエタノールに可溶であるため、そのままエタノールに
溶解すればよい。沈殿の生成や懸濁を防止するために本
発明の効果を損なわない範囲で、安定剤を添加すること
ができる。
【0028】本発明の機能性食品は、芋類由来の組成物
で構成されているため安全性が高く、経口摂取の量、間
隔は特に限定されるものではないが、本発明の効果を発
現させるために好ましい摂取量はスフィンゴ糖脂質に換
算して1日あたり1μg以上100g以下であり、3日に
1回から1日10回程度の頻度で継続して摂取すること
が好ましい。
【0029】本発明の機能性食品を摂取したときの効果
としては、皮膚の保湿や肌荒れの改善などがあげられ
る。皮膚の保湿については経表皮水分損失量(TEWL)の測
定、角質水分量の測定など従来公知の測定方法を用いて
その効果を知ることができる。TEWLの測定には例えばEv
aporimeter(Servo Med社 スウェーデン)、Tewameter(Co
urage+Khazaka社 ドイツ)などを用いることができる。
また、角質水分量の測定には例えばCorneometer(Courag
e+Khazaka社 ドイツ)、Skikon-200(アイ・ビイ・エス
(株))などを用いることができる。肌荒れの改善につい
ては目視と当事者の感覚によってその効果を知ることが
できる。
【0030】本発明の機能性食品を摂取したときの効果
は、従来公知の植物原料である小麦、米糠、大豆と比較
して、理由は明らかではないが、芋類に含まれるスフィ
ンゴ糖脂質の構造の違いや芋類中に含まれる他の有効成
分との相乗効果の結果、特に肌荒れ、アトピー性皮膚
炎、アレルギー性皮膚炎、吹き出物の改善において非常
に優れている。
【0031】
【実施例】以下、本発明を実施例によって詳細に説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。まず、
以下の実施例において用いた測定装置、測定方法につい
て説明する。
【0032】(1)スフィンゴ糖脂質の定性方法 スフィンゴ糖脂質の定性にはシリカゲル薄層クロマトグ
ラフィー(TLC)を使用した。所定量の試料をシリカゲ
ルプレート(メルク社製Sillicagel60F254タイプ、
層厚0.5mm)にアプライし、クロロホルム:メタノー
ル:水=87:13:2(容量比)の展開槽に導入し、展
開した。展開後はシリカゲルプレートをドライヤーなど
で乾燥し、硫酸噴霧して加熱することによって発色し
た。
【0033】(2)スフィンゴ糖脂質の定量方法 スフィンゴ糖脂質の定量には高速液体クロマトグラフィ
ー(HPLC)を用いた。Waters製 LC Module 1を用い、
カラムはGLサイエンス社製Inertsil SIL 100Aを用い
た。溶媒はクロロホルム:メタノール=9:1(容量比)
を用い、流速1.0ml/分で25℃で測定した。検出に
は光散乱検出器(ALLTECH社製 500ELSD)を用いた。
【0034】(3)角質水分量の測定方法 角質水分量の測定はCourage+Khazaka社製Corneometer
CM825を用い、毎回左眼1cm下の同じ部位で測定
した。測定は1人あたり10回行った平均をその人のデ
ータとし、被験者全員の平均値であらわした。
【0035】実施例1 こんにゃくトビ粉1kgを攪拌槽に仕込み、そこにエタノ
ール2Lを加え、常温で2時間攪拌した。その後、ろ過
により抽出液と残渣を分離した。抽出液をエバポレータ
ーにより濃縮し、茶褐色の蝋状濃縮物10.7gを得
た。これを上記の定性、定量方法に基づいて測定したと
ころ、TLCによってスフィンゴ糖脂質のスポットが検出
され、HPLCによってスフィンゴ糖脂質が0.55g含有
されていることがわかった。トビ粉抽出物中のスフィン
ゴ糖脂質の純度は5.1質量%であった。
【0036】次に、得られた蝋状濃縮物10.0gを2
0.0gのエタノールに溶解させ、200gの水中に攪拌
しながら導入し、そのまま分散状態で攪拌した。30分
経過後、塩化ナトリウム5.0gを導入し、さらに10
分間攪拌することによって、茶褐色の沈殿が得られた。
この沈殿の重量は6.8gであり、HPLCによって測定し
たスフィンゴ糖脂質の含有量は0.45gであった。水
洗作業後の抽出物中のスフィンゴ糖脂質の純度は6.6
質量%まで向上した。この水洗作業をさらに1回繰り返
し、トビ粉由来スフィンゴ糖脂質を含有した沈殿物Aが
6.4g得られた。HPLCで測定したスフィンゴ糖脂質の
含有量は0.44gであった。2回の水洗作業後のスフ
ィンゴ糖脂質の純度は6.9質量%まで向上した。
【0037】次に、上記沈殿物A5.0gを15mlの
エタノールに溶解した。このエタノール溶液を、水50
ml中にコーンスターチ15.0gを分散させた懸濁液中
に攪拌しながら導入し、そのまま沸騰水中で5分間加熱
した。コーンスターチが溶解及び膨潤するにしたがっ
て、懸濁液の粘度は上昇し、ペースト状になった。該ペ
ースト状組成物を真空乾燥機中で50℃、12時間乾燥
することで乳白色の固体を得た。これをブレンダーで破
砕し、トビ粉由来スフィンゴ糖脂質を含有する粉末状の
機能性食品19.3gを得た。このようにして得られた
粉末をエタノール中に浸漬し、可溶成分を溶かし出して
TLC分析を行ったところ、スフィンゴ糖脂質のスポット
が明確に確認された。
【0038】実施例2 実施例1における沈殿物A5.0gを15mlのエタノ
ールに溶解した。このエタノール溶液を、水20ml中に
β-シクロデキストリン10.0gを分散させた懸濁液
中に攪拌しながら導入した。攪拌を続けると懸濁液の粘
度は上昇し、ペースト状になった。該ペースト状組成物
を真空乾燥機中で50℃、12時間乾燥することで乳白
色の固体を得た。これをブレンダーで破砕し、トビ粉由
来スフィンゴ糖脂質を含有する粉末状の機能性食品1
4.8gを得た。このようにして得られた粉末をエタノ
ール中に浸漬し、可溶成分を溶かし出してTLC分析を行
ったところ、スフィンゴ糖脂質のスポットが明確に確認
された。
【0039】実施例3 実施例1における沈殿物A5.0gを15mlのエタノ
ールに溶解した。このエタノール溶液を、水50ml中に
コーンスターチ15.0gを分散させた懸濁液中に攪拌
しながら導入し、そのまま沸騰水中で5分間加熱した。
コーンスターチが溶解及び膨潤するにしたがって、懸濁
液の粘度は上昇し、ペースト状になった。該ペースト状
組成物にさらに450mlの水を加えて攪拌し、低粘度
の分散液を得た。この分散液を攪拌しながら、入口温度
250℃、出口温度150℃、アトマイザー回転数35
000rpmのスプレードライ試験機(大川原化工機
(株)製 スプレードライヤLT-8型)に送液速度3L/分
で送液し、粉末化を行い、トビ粉由来スフィンゴ糖脂質
を含有する粉末状の機能性食品を得た。得られた粉末は
18.7gで、薄い褐色を呈していた。このようにして
得られた粉末をエタノール中に浸漬し、可溶成分を溶か
し出してTLC分析を行ったところ、スフィンゴ糖脂質の
スポットが明確に確認された。
【0040】実施例4 実施例1における沈殿物A5.0gを、水500ml中に
デカグリセリンモノステアレート(商品名 SYグリスタ
ーMSW−750、阪本薬品工業(株)製)2.5gと
共に導入し、ヤマト科学製BRANSON3200を用いて超
音波によって30分間分散処理した。このようにしてト
ビ粉由来スフィンゴ糖脂質を含有する水分散液状の機能
性食品が得られた。得られた水分散液は均一で、3ヶ月
後も沈殿は生じなかった。
【0041】実施例5 実施例1における沈殿物A5.0gを15mlのエタノ
ールに溶解した。このエタノール溶液を、60℃に加熱
した水20ml中にゼラチン15.0gを溶解させた水溶
液中に攪拌しながら導入し、そのまま室温まで放冷し
た。該水溶液は室温で黄土色の硬いゲルになった。この
ようにしてトビ粉由来スフィンゴ糖脂質を含有するゲル
状の機能性食品が得られた。
【0042】比較例1 小麦粉1kgを攪拌槽に仕込み、そこにエタノール2Lを
加え、常温で2時間攪拌した。その後、ろ過により抽出
液と残渣を分離した。抽出液をエバポレーターにより濃
縮し、褐色の蝋状濃縮物6.8gを得た。これを上記の
定性、定量方法に基づいて測定したところ、TLCによっ
て確認したスフィンゴ糖脂質のスポットは薄く、HPLCに
よって定量したスフィンゴ糖脂質は0.05gであり、
小麦粉抽出物中の純度は0.7質量%と少なかった。
【0043】次に、得られた蝋状濃縮物5gを10.0
gのエタノールに溶解させ、100gの水中に攪拌しなが
ら導入し、そのまま分散状態で攪拌した。30分経過
後、塩化ナトリウム2.5gを導入し、さらに10分間
攪拌することによって、茶色の沈殿が得られた。この沈
殿の重量は3.6gであり、HPLCによって測定したスフ
ィンゴ糖脂質の含有量は0.04gであった。水洗作業
後の抽出物中のスフィンゴ糖脂質の純度は1.1質量%
であった。この水洗作業をさらに1回繰り返し、小麦粉
由来スフィンゴ糖脂質を含有する沈殿物3.4gを得
た。HPLCで測定したスフィンゴ糖脂質の含有量は0.0
4gであった。2回の水洗作業後のスフィンゴ糖脂質の
純度は1.2質量%であった。
【0044】次に、この沈殿物3.0gを水300ml中
にデカグリセリンモノステアレート(商品名 SYグリス
ターMSW−750、阪本薬品工業(株)製)1.5g
と共に導入し、実施例4と同様の方法により、小麦粉由
来スフィンゴ糖脂質を含有する水分散液を得た。
【0045】比較例2 脱脂米糠1kgを攪拌槽に仕込み、そこにエタノール3L
を加え、常温で2時間攪拌した。その後、ろ過により抽
出液と残渣を分離した。抽出液をエバポレーターにより
濃縮し、茶褐色の蝋状濃縮物22.3gを得た。これを
上記の定性、定量方法に基づいて測定した。TLCによっ
て確認したスフィンゴ糖脂質のスポットは薄く、グリセ
ロ糖脂質、ステロール類等のスポットが濃く発色した。
HPLCによって定量したスフィンゴ糖脂質は0.38gで
あり、脱脂米糠抽出物中の純度は1.7質量%と少なか
った。
【0046】次に、蝋状濃縮物10gを20.0gのエ
タノールに溶解させ、200gの水中に攪拌しながら導
入し、そのまま分散状態で攪拌した。30分経過後、塩
化ナトリウム5.0gを導入し、さらに10分間攪拌す
ることによって、茶色の沈殿が得られた。この沈殿の重
量は7.4gであり、HPLCによって測定したスフィンゴ
糖脂質の含有量は0.24gであった。水洗作業後の抽
出物中のスフィンゴ糖脂質の純度は3.2質量%であっ
た。この水洗作業をさらに1回繰り返し、米糠由来スフ
ィンゴ糖脂質を含有する沈殿物を6.9g得た。HPLCで
測定したスフィンゴ糖脂質の含有量は0.22gであっ
た。2回の水洗作業後のスフィンゴ糖脂質の純度は3.
2質量%であった。
【0047】次に、この沈殿物3.0gを水300ml中
にデカグリセリンモノステアレート(商品名 SYグリス
ターMSW−750、阪本薬品工業(株)製)1.5g
と共に導入し、実施例4と同様の方法により、米糠由来
スフィンゴ糖脂質を含有する水分散液を得た。
【0048】試験例1 男性、女性各10人(20〜40歳5人、40〜60歳
5人)のボランティアに協力してもらい、実施例4で得
られた本発明の機能性食品、比較例1及び2で得られた
分散液並びにスフィンゴ糖脂質を含んでいない分散液に
ついて、皮膚の角質水分量向上効果について試験した。
スフィンゴ糖脂質を含んでいない分散液は、水300ml
中にデカグリセリンモノステアレート(商品名 SYグリ
スターMSW−750、阪本薬品工業(株)製)1.5
gを溶解して調製した。
【0049】実施例4で得られた本発明の機能性食品を
1.45ml/日づつ、比較例1で得られた分散液を
8.5ml/日づつ及び比較例2で得られた分散液を
3.25ml/日づつ、30日間摂取してもらった。つ
まり、いずれもスフィンゴ糖脂質を1日に1mgずつ摂
取したことになる。また、対照であるスフィンゴ糖脂質
を含んでいない分散液は1.45ml/日づつ摂取し
た。それぞれを摂取後、10日後、20日後、30日後
の左眼1cm下の皮膚の角質水分量をCorneometerを用
いて測定した。20人の平均の結果を表1に示す。
【0050】
【表1】
【0051】表1から、トビ粉由来のスフィンゴ糖脂質
の摂取が、小麦粉由来または米糠由来のスフィンゴ糖脂
質の摂取より、皮膚の角質水分量の向上に優れた効果が
あることがわかった。
【0052】試験例2 手の甲に肌荒れの症状のある女性10人に協力してもら
い、実施例4で得られた本発明の機能性食品、比較例1
及び2で得られた分散液並びにスフィンゴ糖脂質を含ん
でいない分散液について、肌荒れの症状の改善効果につ
いて試験した。スフィンゴ糖脂質を含んでいない分散液
は、水300ml中にデカグリセリンモノステアレート
(商品名 SYグリスターMSW−750、阪本薬品工業
(株)製)1.5gを溶解して調製した。
【0053】実施例4で得られた本発明の機能性食品を
1.45ml/日づつ、比較例1で得られた分散液を
8.5ml/日づつ及び比較例2で得られた分散液を
3.25ml/日づつ、15日間摂取してもらった。つ
まり、いずれもスフィンゴ糖脂質を1日に1mgずつ摂
取したことになる。また、対照であるスフィンゴ糖脂質
を含んでいない分散液は1.45ml/日づつ摂取し
た。その間、5日後、10日後、15日後に手の甲の状
態についてアンケートした。結果は合計点として表2に
示す。
【0054】
【表2】
【0055】表2よりトビ粉由来のスフィンゴ糖脂質の
摂取が、小麦粉由来または米糠由来のスフィンゴ糖脂質
の摂取より、肌荒れの症状の改善に優れた効果を有する
ことがわかった。
【0056】
【発明の効果】本発明のスフィンゴ糖脂質を含有する機
能性食品は、ヒトの皮膚に存在し、保湿に重要な役割を
担っていると考えられているスフィンゴ糖脂質を高濃度
に含有し、粉末、錠剤、カプセル剤、ゲル、水分散液、
エタノール溶液の形態に加工することにより、摂取しや
すくすることができ、ヒトの皮膚の角質水分量の向上、
肌荒れの改善などにおいて優れた効果を有するものであ
る。また本発明の製造方法によれば、スフィンゴ糖脂質
を含有する機能性食品を、食品として全く利用されてい
ないこんにゃくトビ粉などを原料とすることで、安価に
簡単に製造することができる。
【手続補正書】
【提出日】平成13年4月5日(2001.4.5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
請求項3】 芋類に有機溶剤を添加し、スフィンゴ糖
脂質を抽出することを特徴とする請求項1又は2記載の
機能性食品の製造方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 向井 克之 京都府宇治市宇治小桜23番地 ユニチカ株 式会社中央研究所内 Fターム(参考) 4B018 MD42 MD53 ME14 4H059 BA01 BA04 BA12 BA15 BA22 BA30 BA83 BB14 BB22 BB45 BC44 CA12

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芋類由来のスフィンゴ糖脂質を含有する
    ことを特徴とする機能性食品。
  2. 【請求項2】 芋類がこんにゃく芋であることを特徴と
    する請求項1記載の機能性食品。 【実施例3】 芋類に有機溶剤を添加し、スフィンゴ糖
    脂質を抽出することを特徴とする請求項1又は2記載の
    機能性食品の製造方法。
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