JP2002280545A - pn接合を有する薄膜結晶ウェーハの製造方法 - Google Patents

pn接合を有する薄膜結晶ウェーハの製造方法

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JP2002280545A JP2001079788A JP2001079788A JP2002280545A JP 2002280545 A JP2002280545 A JP 2002280545A JP 2001079788 A JP2001079788 A JP 2001079788A JP 2001079788 A JP2001079788 A JP 2001079788A JP 2002280545 A JP2002280545 A JP 2002280545A
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Yuichi Hiroyama
雄一 廣山
Noboru Fukuhara
昇 福原
Tomoyuki Takada
朋幸 高田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電流増幅率特性を簡単な工程を付加するだけ
で改善できるようにすること。 【解決手段】 GaAs基板2上にバッファ層3、コレ
クタ層42、ベース層43及びエミッタ層44、45を
含むHBT機能層4を半導体結晶成長により形成してヘ
テロ接合バイポーラトランジスタ用のpn接合を有する
薄膜結晶ウェーハ1を製造する方法において、バッファ
層3の結晶成長開始からベース層43の結晶成長開始前
までの期間の少なくとも一部の期間においてクリーニン
グガスを流しながら結晶成長させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はpn接合を有する薄
膜結晶ウェーハの製造方法に関し、さらに詳細に述べる
と、ヘテロ接合バイポーラトランジスタの製造に好適な
pn接合を有する薄膜結晶ウェーハの製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】マイクロ波帯以上の周波数領域で使用す
る半導体素子として、最近におけるMOCVD等の優れ
た結晶成長技術を用いて高性能のヘテロ接合バイポーラ
トランジスタ(HBT)が製造されている。HBTはエ
ミッタ層にベース層よりもバンドギャップの大きい物質
を用いてエミッタ−ベース接合をヘテロ接合とし、正孔
がベース層からエミッタ層に流れ込むときのエネルギー
障壁をホモ接合のバイポーラトランジスタにくらべて高
くし、正孔のエミッタへの流入が抑えられるようにして
エミッタ注入効率を高めるように構成されたものであ
る。
【0003】上述の如く構成されている従来のHBTの
電流増幅機構は基本的には従来のホモ接合のバイポーラ
トランジスタと同一である。したがって、電流増幅率を
改善するためにはベース領域で電子がホールと再結合す
る確率を小さくすることが必要であり、このため、従来
にあっては、例えば、エミッタ層及びベース層に組成勾
配をもつAlGaAsを用いて電子を加速するための電
界が生じるようにしておき、ベース領域の電子の流れを
従来型の電子の濃度勾配に起因する拡散による流れとA
lGaAs結晶中に作りつけた電界による電子の走行に
よる流れとの相乗効果で加速し、電子のベース領域での
走行時間を短縮し、ベース領域で電子がホールと再結合
する確率を小さくするようにした構成が公知である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、基本的
には、ベース層の結晶性を向上させることがHBTの電
流増幅率特性を改善する重要な要因となっている。すな
わち、ベース層を形成する場合、再結合の中心となる不
純物の混入をいかにして減少させるかがより良好な電流
増幅率特性のHBTを得るために必要とされているので
ある。
【0005】本発明の目的は、HBTの電流増幅率特性
を改善することができるHBTの製造に好適なpn接合
を有する薄膜結晶ウェーハの製造方法を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、基板上に化合物半導体結晶層を次々に成
長、積層してヘテロ接合を有するHBT用の薄膜結晶ウ
ェーハを製造する方法において、基板上にバッファ層の
結晶成長を開始してからベース層を結晶成長させる前ま
での期間の全部又は1部においてクリーニングガスを流
しながら所要の結晶成長を行うようにしたものであり、
これによりベース層の結晶性が改善される。
【0007】請求項1の発明によれば、基板上にバッフ
ァ層、コレクタ層、ベース層及びエミッタ層を化合物半
導体結晶成長層として次々に積層してヘテロ接合バイポ
ーラトランジスタ用のpn接合を有する薄膜結晶ウェー
ハを製造する方法において、前記バッファ層の結晶成長
開始から前記ベース層の結晶成長開始前までの期間の少
なくとも一部の期間においてクリーニングガスを流しな
がら結晶成長を行うようにしたことを特徴とするpn接
合を有する薄膜結晶ウェーハの製造方法が提案される。
【0008】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
において、前記バッファ層が、AlGaAs層、GaA
s層、InGaP層及びInGaAs層のうちの少なく
とも1つを含んで成っているpn接合を有する薄膜結晶
ウェーハの製造方法が提案される。
【0009】請求項3の発明によれば、請求項1の発明
において、前記クリーニングガスがハロゲン元素を含む
ガスであるpn接合を有する薄膜結晶ウェーハの製造方
法が提案される。
【0010】請求項4の発明によれば、請求項3の発明
において、前記ハロゲン元素を含むガスがハロゲン化炭
素を含むガスであるpn接合を有する薄膜結晶ウェーハ
の製造方法が提案される。
【0011】請求項5の発明によれば、請求項4の発明
において、前記ハロゲン化炭素を含むガスがBrCCl
3 ガスであるpn接合を有する薄膜結晶ウェーハの製造
方法が提案される。
【0012】請求項6の発明によれば、請求項1の発明
において、前記基板上に前記バッファ層を構成するi−
GaAsバッファ層を結晶成長させた後、前記ベース層
の形成を開始するまでの期間中の少なくとも一部の期間
においてクリーニングガスを流しながら結晶成長を行う
工程を含むpn接合を有する薄膜結晶ウェーハの製造方
法が提案される。
【0013】請求項7の発明によれば、請求項6の発明
において、前記クリーニングガスを前記i−GaAs層
の上にAlGaAsバッファ層を結晶成長させる期間の
少なくとも一部に流すようにしたpn接合を有する薄膜
結晶ウェーハの製造方法が提案される。
【0014】請求項8の発明によれば、請求項7の発明
において、前記クリーニングガスがハロゲン元素を含ん
でいるpn接合を有する薄膜結晶ウェーハの製造方法が
提案される。
【0015】このように、クリーニングガスを流しなが
らバッファ層を結晶成長させることにより製造された薄
膜結晶ウェーハを用いて製作されたHBTは、クリーニ
ングガスを流さずに製造された従来の薄膜結晶ウェーハ
を用いて製作されたHBTの場合に比べて、電流増幅率
特性を大きく改善することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例につき詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明の方法によって製造された
HBT用のpn接合を有する薄膜結晶ウェーハの実施の
形態の一例を模式的に示す断面図である。薄膜結晶ウェ
ーハ1はHBTの製造に用いられるものであり、半絶縁
性のGaAs化合物半導体結晶であるGaAs基板2上
にMOCVD法を用いて複数の半導体薄膜結晶成長層を
次々と積層させて構成されたものである。図1を参照し
て薄膜結晶ウェーハ1の製造方法の一実施形態について
説明すると、GaAs基板2は(Si)GaAs(00
1)層から成り、GaAs基板2上に3層から成るバッ
ファ層3を形成する。
【0018】本実施の形態では、バッファ層3は、i−
GaAsから成る第1バッファ層31と、AlGaAs
から成る第2バッファ層32と、i−GaAsから成る
第3バッファ層33とから成っている。このバッファ層
3は、先ず、半絶縁性のGaAs基板2上にGaAsを
エピタキシャル成長させたノンドープの薄膜結晶層とし
て第1バッファ層31を形成した後、クリーニングガス
を流しながら第2バッファ層32を形成する。第2バッ
ファ層32は第1バッファ層31上にAlGaAsをエ
ピタキシャル成長させて成る薄膜結晶層であり、このエ
ピタキシャル成長時にクリーニングガスが一定流量加え
られる等により流されると、このとき、第2バッファ層
32には結果的にクリーニングガス中に含まれる元素が
ドープされることになる。このようにして第2バッファ
層32の形成が終了したならば、クリーニングガスの供
給を停止し、クリーニングガスを除去した状態におい
て、第2バッファ層32上に、GaAsを同じくエピタ
キシャル成長させたノンドープの薄膜結晶層として第3
バッファ層33を形成する。
【0019】次に、バッファ層3の上に形成するHBT
機能層4の形成について説明する。HBT機能層4は、
第3バッファ層33の上に、コレクタコンタクト層41
として働くn+ GaAs層及びコレクタ層42として働
くn- GaAs層を、順次半導体エピタキシャル成長結
晶層として所定の厚さに形成する。そして、コレクタ層
42の上にベース層43として働くp+ GaAs層を同
じく半導体エピタキシャル成長結晶層として形成する。
ベース層43をエピタキシャル成長させる間、ドーパン
ト原料であるBrCCl3 を一定流量(例えば5cc)
加え、これによりベース層43に炭素をドープさせる。
【0020】ベース層43の形成後、エミッタ層44と
して働くn- AlGaAs層及びエミッタ層45として
働くn- GaAs層をエピタキシャル成長させていずれ
も半導体薄膜結晶層として形成する。
【0021】エミッタ層45の上には、第1エミッタコ
ンタクト層46として働くn+ GaAs層及び第2エミ
ッタコンタクト層47として働くn+ InGaAs層を
半導体薄膜結晶層として形成する。
【0022】以上説明したように、第2バッファ層32
の形成期間中に亘ってクリーニングガスを流すようにし
てエミッタ−ベース接合をヘテロ接合としたHBTの製
造用の薄膜結晶ウェーハ1を上述の如くして製造する
と、この薄膜結晶ウェーハ1を用いて製造されるHBT
の電流増幅率特性が改善されることが確認された。種々
実験を行った結果、クリーニングガスを第1バッファ層
31の形成開始からベース層43の形成開始前までの期
間の全部又はその一部において流すことにより上述した
電流増幅率特性の改善が認められた。この場合、クリー
ニングガスを流す時間は7分程度以上であれば効果があ
ることが確認された。
【0023】クリーニングガスとしては、ベース層43
のドーパント原料であるBrCCl 3 が特に効果的であ
るが、これに限定されず、ハロゲン元素含む他のガスで
あってもよい。クリーニングガスとして用いることがで
きるハロゲン元素を含む原料としては、例えば各種のハ
ロゲン化合物(C−X4 、C・X3 1 、C−X
2 2 、ここでXはハロゲン元素、Yは別のハロゲン元
素の如き炭化物、又はB−X 4 、C−X3 1 、C−X
2 2 の如き臭化物、HXの如き水素化物、その他SF
6 、AsCl3 、PCl3 等)、或いはハロゲン単体X
などであってもよい。しかし、クリーニングガスとして
好ましいのはハロゲン元素であり、より好ましいのはB
rCCl3 である。
【0024】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。以
下の実施例もまた、図1に模式的に示された断面構造を
有するHBT用のpn接合を有する薄膜結晶ウェーハの
場合について説明する。薄膜結晶ウェーハ1はHBTの
製造に用いられるものであり、半絶縁性のGaAs化合
物半導体結晶であるGaAs基板2上にMOCVD法を
用いて複数の半導体薄膜結晶成長層を次々と積層させて
構成されたものである。図1を参照して薄膜結晶ウェー
ハ1の製造方法の一実施例について説明すると、GaA
s基板2は半絶縁性GaAs(001)層から成り、G
aAs基板2上に3層から成るバッファ層3を形成す
る。
【0025】バッファ層3は、i−GaAsから成る第
1バッファ層31と、AlGaAsから成る第2バッフ
ァ層32と、i−GaAsから成る第3バッファ層33
とから成っている。このバッファ層3は、先ず、半絶縁
性のGaAs基板2上にGaAsをエピタキシャル成長
させたノンドープの薄膜結晶層として第1バッファ層3
1を形成した後、後述するベース層43のドーパント原
料であるBrCCl3を流しながら第2バッファ層32
を形成する。第2バッファ層32は第1バッファ層31
上にAlGaAsをエピタキシャル成長させて成る薄膜
結晶層であり、このエピタキシャル成長時にBrCCl
3 が一定流量加えられる等により流されると、そのエッ
チング効果によりチャンバ(図示せず)の内側面がクリ
ーニングされると共に、第2バッファ層32には結果的
に炭素がドープされることになる。このようにして第2
バッファ層32の形成が終了したならば、BrCCl3
の供給を停止し、BrCCl3 を除去した状態におい
て、第2バッファ層32上に、GaAsを同じくエピタ
キシャル成長させたノンドープの薄膜結晶層として第3
バッファ層33を形成する。
【0026】この結果、バッファ層3は、Cがドープさ
れたAlGaAs層32の上下にノンドープバッファ層
としてi−GaAs層である第1及び第3バッファ層3
1、33を備えた構成となっている。
【0027】バッファ層3は、第2バッファ層32の形
成時のみBrCCl3 を一定流量(例えば5cc)加え
ることにより第2バッファ層32にのみCがドープされ
るようにして形成することができる。
【0028】次に、バッファ層3の上に形成するHBT
機能層4の形成について説明する。HBT機能層4は、
第3バッファ層33の上に、コレクタコンタクト層41
として働くn+ GaAs層及びコレクタ層42として働
くn- GaAs層を、順次半導体エピタキシャル成長結
晶層として所定の厚さに形成する。そして、コレクタ層
42の上にベース層43として働くp+ GaAs層を同
じく半導体エピタキシャル成長結晶層として形成する
が、ベース層43をエピタキシャル成長させる間、ドー
パント原料であるBrCCl3 を一定流量(例えば5c
c)加え、これによりベース層43に炭素をドープさせ
る。
【0029】ベース層43の形成後、エミッタ層44と
して働くn- AlGaAs層及びエミッタ層45として
働くn- GaAs層をエピタキシャル成長させていずれ
も半導体薄膜結晶層として形成する。エミッタ層45の
上には、第1エミッタコンタクト層46として働くn+
GaAs層及び第2エミッタコンタクト層47として働
くn+ InGaAs層をエピタキシャル成長により半導
体薄膜結晶層として形成する。
【0030】以上説明したように、第2バッファ層32
の形成時にベース層43のドーパント原料であるBrC
Cl3 を流すようにしてエミッタ−ベース接合をヘテロ
接合としたHBTの製造用の薄膜結晶ウェーハ1を製造
すると、薄膜結晶ウェーハ1を用いて製造されるHBT
の電流増幅率特性が次のように改善されることが確認さ
れた。
【0031】すなわち、図1に示した構造の薄膜結晶ウ
ェーハであって、第2バッファ層32を従来のクリーニ
ングガスを流さずに製造されたバッファ層(i−AlG
aAs層)として形成した場合のもの(試料1)と、第
2バッファ層32を上記条件下でBrCCl3 を一定流
量加えて形成した場合のもの(試料2)と2種類用意
し、各薄膜結晶ウェーハを用いてデバイス加工して各デ
バイスの電流増幅率を測定した場合の結果は以下の通り
であった。
【0032】試料1の場合には、第2バッファ層32内
のCの濃度は2E17であり、デバイス加工されたHB
Tの電流増幅率は133.2であった。一方、試料2の
場合には、第2バッファ層32内のCの濃度は6E18
であり、デバイス加工されたHBTの電流増幅率は14
2.9であった。
【0033】この比較結果より、第2バッファ層32を
BrCCl3 を流しながら形成した場合には、電流増幅
率が約7%向上していることが判る。したがって、第2
バッファ層32の形成時に加えるBrCCl3 の流量を
調節すれば電流増幅率の制御も可能となることが判る。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、上述の如く、バッファ
層の結晶成長開始から前記ベース層の結晶成長開始前ま
での期間の少なくとも一部の期間においてクリーニング
ガスを流しながら結晶成長を行うようにするだけでHB
Tの電流増幅率特性を改善することができるので、極め
て簡単且つ低コストにて高性能の半導体増幅デバイスを
得ることができる。また、クリーニングガスの流量を調
節するだけで電流増幅率を所望の値にすることが可能で
あるから、薄膜結晶ウェーハの設計の自由度を低コスト
で大幅に拡大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるHBT用のpn接合を有する薄膜
結晶ウェーハの実施の形態の一例を模式的に示す断面
図。
【符号の説明】
1 薄膜結晶ウェーハ 2 GaAs基板 3 バッファ層 4 HBT機能層 31 第1バッファ層(i−GaAs) 32 第2バッファ層(AlGaAs) 33 第3バッファ層(i−GaAs) 41 コレクタコンタクト層(n+ GaAs) 42 コレクタ層(n- GaAs) 43 ベース層(p+ GaAs) 44 エミッタ層(n- AlGaAs) 45 エミッタ層(n- GaAs) 46 第1エミッタコンタクト層(n+ GaAs) 47 第2エミッタコンタクト層(n+ InGaAs)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高田 朋幸 茨城県つくば市北原6番 住友化学工業株 式会社内 Fターム(参考) 5F003 BB05 BC08 BE04 BF06 BM02 BM03 BP32 5F045 AA04 AB10 AB17 AC07 AC19 BB12 BB16 CA02 DA53 EE13

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上にバッファ層、コレクタ層、ベー
    ス層及びエミッタ層を化合物半導体結晶成長層として次
    々に積層してヘテロ接合バイポーラトランジスタ用のp
    n接合を有する薄膜結晶ウェーハを製造する方法におい
    て、 前記バッファ層の結晶成長開始から前記ベース層の結晶
    成長開始前までの期間の少なくとも一部の期間において
    クリーニングガスを流しながら結晶成長を行うようにし
    たことを特徴とするpn接合を有する薄膜結晶ウェーハ
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記バッファ層が、AlGaAs層、G
    aAs層、InGaP層及びInGaAs層のうちの少
    なくとも1つを含んで成っている請求項1記載のpn接
    合を有する薄膜結晶ウェーハの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記クリーニングガスがハロゲン元素を
    含むガスである請求項1記載のpn接合を有する薄膜結
    晶ウェーハの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記ハロゲン元素を含むガスがハロゲン
    化炭素を含むガスである請求項3記載のpn接合を有す
    る薄膜結晶ウェーハの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記ハロゲン化炭素を含むガスがBrC
    Cl3 ガスである請求項4記載のpn接合を有する薄膜
    結晶ウェーハの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記基板上に前記バッファ層を構成する
    i−GaAsバッファ層を結晶成長させた後、前記ベー
    ス層の形成を開始するまでの期間中の少なくとも一部の
    期間においてクリーニングガスを流しながら結晶成長を
    行う工程を含む請求項1記載のpn接合を有する薄膜結
    晶ウェーハの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記クリーニングガスを前記i−GaA
    s層の上にAlGaAsバッファ層を結晶成長させる期
    間中の少なくとも一部において流すようにした請求項6
    記載のpn接合を有する薄膜結晶ウェーハの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記クリーニングガスがハロゲン元素を
    含んでいる請求項7記載のpn接合を有する薄膜結晶ウ
    ェーハの製造方法。
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JP2004327938A (ja) * 2003-04-28 2004-11-18 Sumitomo Chem Co Ltd 化合物半導体エピタキシャル基板
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