JP2002279875A - 圧力スイッチ - Google Patents
圧力スイッチInfo
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- JP2002279875A JP2002279875A JP2001073524A JP2001073524A JP2002279875A JP 2002279875 A JP2002279875 A JP 2002279875A JP 2001073524 A JP2001073524 A JP 2001073524A JP 2001073524 A JP2001073524 A JP 2001073524A JP 2002279875 A JP2002279875 A JP 2002279875A
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Abstract
シング組立体側の環状棚部を塑性変形し難いようにし、
耐久性能の向上を図る。 【解決手段】 環状棚部20のうち、ダイヤフラム保持
容器構造体7の外周部7Aに対向する棚面20Aを、外
縁側より内縁側の中央開口部19に向かうに従ってダイ
ヤフラム保持容器構造体7の側に偏倚する傾斜面とす
る。
Description
関し、特に、高圧用のダイヤフラム式の圧力スイッチに
関するものである。
は、自動車のパワーステアリング用圧力スイッチ、空気
調和装置や冷蔵庫等の冷凍サイクル用圧力スイッチ、給
湯機用圧力スイッチ等として使用されている。
来例を図6、図7を参照して説明する。ダイヤフラム式
圧力スイッチは、内部に感圧部材として金属製(金属薄
板の積層体)のダイヤフラム101を有し、ダイヤフラ
ム101の一方の側に感圧室102を画定するダイヤフ
ラム保持容器構造体103と、ダイヤフラム保持容器構
造体103に気密接続されて感圧室102に高圧ガス、
油等の圧力を導く導圧パイプ104と、内部にダイヤフ
ラム保持容器構造体103とダイヤフラム101の変位
に応じて切換動作する接点部105とを保持するケーシ
ング組立体106とを具備している。
ダ部材107および中間プレート部材108と、樹脂製
のケース部材109の3部品のかしめ結合体により構成
され、ケース部材109内に接点部105を有し、ケー
ス部材109に接続端子片110、111を取り付けら
れている。
04を通す中央開口部112を画定してダイヤフラム保
持容器構造体103の感圧室102の側の平らな外周部
103Aを保持するL形横断面の環状棚部107Aを有
している。ダイヤフラム保持容器構造体103は、ホル
ダ部材107の環状棚部107Aと中間プレート部材1
08とに挟まれた形態で、ケーシング組立体106内に
固定されている。
室102に導かれた圧力(高圧)によって、図6、図7
にて符合Wで示す方向の荷重がホルダ部材107の環状
棚部107Aに繰り返し作用し、繰り返し荷重によって
フラット形状の環状棚部107Aが、図7にて仮想線に
より示されているように、へたり変形し、ダイヤフラム
保持容器構造体103の保持が緩むようになる。また、
環状棚部107Aに作用する繰り返し荷重が、ホルダ部
材107と中間プレート部材108とのかしめ部に作用
し、このかしめ部を緩めることにもなる。
03の保持に関して、がた付きが生じるようになり、高
圧スイッチとしての耐久性が低下することになる。
き問題点を解消するためになされたもので、ダイヤフラ
ム保持容器構造体を保持するケーシング組立体側の環状
棚部を構造的に変形(塑性変形)し難いように改良さ
れ、優れた耐久性能を有する圧力スイッチを提供するこ
とを目的としている。
めに、この発明による圧力スイッチは、内部に感圧部材
としてダイヤフラムを有し前記ダイヤフラムの一方の側
に感圧室を画定するダイヤフラム保持容器構造体と、前
記ダイヤフラム保持容器構造体に気密接続され前記感圧
室に圧力を導く導圧パイプと、内部に前記ダイヤフラム
保持容器構造体と前記ダイヤフラムの変位に応じて切換
動作する接点部とを保持するケーシング組立体とを有す
る圧力スイッチにおいて、前記ケーシング組立体は、内
側に前記導圧パイプを通す中央開口部を画定して前記ダ
イヤフラム保持容器構造体の前記感圧室の側の平らな外
周部を保持するL形横断面の環状棚部を有し、前記環状
棚部のうち、前記ダイヤフラム保持容器構造体の前記外
周部に対向する棚面が、外縁側より内縁側の前記中央開
口部に向かうに従って前記ダイヤフラム保持容器構造体
の側に偏倚する傾斜面になっているものである。
イヤフラム保持容器構造体の外周部に対向する棚面が、
外縁側より内縁側の前記中央開口部に向かうに従ってダ
イヤフラム保持容器構造体の側に偏倚する傾斜面になっ
ているから、この部分がフラットである場合に比して環
状棚部のスプリング効果が増し、ついては環状棚部の耐
繰り返し荷重性が向上し、環状棚部がへたり変形(塑性
変形)し難くなる。
環状棚部の前記棚面は全体で見て円錐面をなしている。
前記環状棚部の前記棚面は、前記ダイヤフラム保持容器
構造体の前記外周部の平らな面に対して0.5〜3.0
度傾斜していることが好ましい。
記ケーシング組立体が、ホルダ部材と中間プレート部材
とのかしめ結合体を含み、前記ホルダ部材に前記環状棚
部が形成され、前記ダイヤフラム保持容器構造体は前記
ホルダ部材の前記環状棚部と前記中間プレート部材との
挟まれて固定されているものである。
明の実施の形態を詳細に説明する。図1〜図5はこの発
明による圧力スイッチの一つの実施の形態を示してい
る。
よび中間プレート部材2と、樹脂製のケース部材3の3
部品のかしめ結合体によって構成されたケーシング組立
体4を有している。ホルダ部材1と中間プレート部材2
とはかしめ結合部5によって、中間プレート部材2とケ
ース部材3とはかしめ結合部6によって各々結合されて
いる。
れているように、真鍮又は銅合金等の金属により構成さ
れている中間プレート部材2に形成されたかしめ縁部2
Aをフェノール樹脂等により構成されているケース部材
3の外周段差部3Aにかしめ変形することにより行われ
る。
mm程度)は、かしめ変形されない基部2Bの肉厚b
(0.5〜0.7mm程度)より薄くなっている。これ
により、かしめ荷重を低減でき、かしめ荷重をケース部
材3の割れ荷重より充分小さくできる。また、かしめ曲
がり点6Aがかしめ縁部2Aと基部2Bとの境界部に安
定し、かしめ縁部2Aの長さ超過によってかしめ縁部2
Aがケース部材3に喰い込むことを回避できる。
を与えることなく、中間プレート部材2とケース部材3
とのかしめ結合が、安定して確実に行われるようにな
る。
保持容器構造体7を保持している。ダイヤフラム保持容
器構造体7は、内部に感圧部材として金属薄板の積層体
によるダイヤフラム8を有し、ダイヤフラム8の一方の
側(下側)に感圧室9を画定している。ダイヤフラム保
持容器構造体7の下側には、感圧室9に高圧ガス、油等
の圧力を導く導圧パイプ10が気密接続されている。
点12とを有する接点部13が設けられている。固定接
点11はケース部材3に固定された接続端子片14に直
接固定されている。可動接点12はケース部材3に固定
されたもう一つの接続端子片15に取り付けられたばね
性を有する接点支持レバー16の先端に固定されてい
る。
ており、中間プレート部材2とケース部材3とに挟まれ
て固定された内部ガイド部材17より可動支持されたロ
ッド18によってダイヤフラム8の動きを接点支持レバ
ー16の中間部に伝えられ、これに伴って接点支持レバ
ー16が弾性変形することにより、可動接点12が固定
接点11に対して離接し、接点の切換が行われる。
点12と対向する固定接点11の上面は、格子状の多点
接点(石目接点)11Aになっている。
との間に、繊維、コンタミ等の異物が侵入しても、異物
は多点接点11A間の凹部11Bに逃げ込むことで、固
定接点11と可動接点12との導通が保証され、導通不
良の発生が回避される。る。
通す中央開口部19を画定してダイヤフラム保持容器構
造体7の感圧室9の側の平らな外周部7Aを保持するL
形横断面の環状棚部20を有している。ダイヤフラム保
持容器構造体7は、ホルダ部材1の環状棚部20と中間
プレート部材2の平らな底部2Aとに挟まれた形態で、
ケーシング組立体4内に固定されている。
体7の外周部7Aに対向する棚面20Aは、図5に示さ
れているように、外縁側より内縁側の中央開口部19に
向かうに従ってダイヤフラム保持容器構造体7の側に偏
倚する傾斜面(登り勾配)になっており、全体で見て円
錐面をなしている。
部材1と中間プレート部材2とを結合する際に、中間プ
レート部材2のかしめ縁部2Aから外周段差部3Aに、
かしめ力の荷重がかかるとかかると、そのかしめ力が、
ケース部材3からダイヤフラム保持容器構造体7を経て
環状棚部20にかかることになる。
が、仮に平坦面であって、ダイヤフラム保持容器構造体
7に面接触するように構成されていると、当初はかしめ
力が均一にかかっていた環状棚部20が、中央開口部1
9をホルダ部材1の外方に偏倚させるように塑性変形し
て、棚面20Aとダイヤフラム保持容器構造体7との間
に隙間を生じ、環状棚部20におけるダイヤフラム保持
容器構造体7の気密度が低下する恐れがある。
0Aが、全体で見て円錐面をなすように、外縁側より内
縁側の中央開口部19に向かうに従ってダイヤフラム保
持容器構造体7の側に偏倚する傾斜面で形成されている
ことから、ダイヤフラム保持容器構造体7の外縁寄り部
分に、棚面20Aとの隙間が生じることになる。
りホルダ部材1と中間プレート部材2とを結合する際
に、中間プレート部材2からケース部材3を経てかかる
かしめ力によるダイヤフラム保持容器構造体7の、ホル
ダ部材1の外方に向かう偏倚を、吸収し得るようにな
り、それにより、ホルダ部材1の外方への環状棚部20
の塑性変形が防止され、環状棚部20におけるダイヤフ
ラム保持容器構造体7の気密度が確保される。
ム保持容器構造体7の外周部7Aの平らな面に対して
0.5〜3.0度程度傾斜していることが、環状棚部2
0の塑性変形をより確実に防ぐ観点より好ましい。
造体7の外周部7Aに対向する環状棚部20の棚面20
Aが傾斜面(円錐面)になっていることにより、この部
分がフラットである場合に比して環状棚部20のスプリ
ング効果が増す。このことにより、環状棚部20の耐繰
り返し荷重性が向上し、環状棚部20がへたり変形(塑
性変形)し難くなり、併せて環状棚部20に作用する繰
り返し荷重が、ホルダ部材1と中間プレート部材2との
かしめ部5に及ぶ度合いが低減し、かしめ部5の耐圧性
も増す。
器構造体7の保持に関して、がた付きが生じ難くなり、
耐久性が向上する。
明による圧力スイッチによれば、ダイヤフラム保持容器
構造体の外周部に対向する棚面が、外縁側より内縁側の
中央開口部に向かうに従ってダイヤフラム保持容器構造
体の側に偏倚する傾斜面になっているから、この部分が
フラットである場合に比して環状棚部のスプリング効果
が増し、ついては環状棚部の耐繰り返し荷重性が向上
し、環状棚部が塑性変形し難くなり、ダイヤフラム保持
容器構造体の保持に関して、がた付きが生じ難くなり、
優れた耐久性能が得られる。
態を示す断面図である。
チの中間プレート部材とケース部材とのかしめ結合部の
かしめ前とかしめ後の状態を示す部分的な拡大断面図で
ある。
である。
を示す拡大図である。
図である。
造体の保持部を示す拡大図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 内部に感圧部材としてダイヤフラムを有
し前記ダイヤフラムの一方の側に感圧室を画定するダイ
ヤフラム保持容器構造体と、前記ダイヤフラム保持容器
構造体に気密接続され前記感圧室に圧力を導く導圧パイ
プと、内部に前記ダイヤフラム保持容器構造体と前記ダ
イヤフラムの変位に応じて切換動作する接点部とを保持
するケーシング組立体とを有する圧力スイッチにおい
て、 前記ケーシング組立体は、内側に前記導圧パイプを通す
中央開口部を画定して前記ダイヤフラム保持容器構造体
の前記感圧室の側の平らな外周部を保持するL形横断面
の環状棚部を有し、 前記環状棚部のうち、前記ダイヤフラム保持容器構造体
の前記外周部に対向する棚面が、外縁側より内縁側の前
記中央開口部に向かうに従って前記ダイヤフラム保持容
器構造体の側に偏倚する傾斜面になっていることを特徴
とする圧力スイッチ。 - 【請求項2】 前記環状棚部の前記棚面は全体で見て円
錐面をなしていることを特徴とする請求項1に記載の圧
力スイッチ。 - 【請求項3】 前記環状棚部の前記棚面は、前記ダイヤ
フラム保持容器構造体の前記外周部の平らな面に対して
0.5〜3.0度傾斜していることを特徴とする請求項
1または2に記載の圧力スイッチ。 - 【請求項4】前記ケーシング組立体は、ホルダ部材と中
間プレート部材とのかしめ結合体を含み、前記ホルダ部
材に前記環状棚部が形成され、前記ダイヤフラム保持容
器構造体は前記ホルダ部材の前記環状棚部と前記中間プ
レート部材との挟まれて固定されていることを特徴とす
る請求項1〜3の何れか1項に記載の圧力スイッチ。
Priority Applications (1)
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JP2001073524A JP4698045B2 (ja) | 2001-03-15 | 2001-03-15 | 圧力スイッチ |
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- 2001-03-15 JP JP2001073524A patent/JP4698045B2/ja not_active Expired - Fee Related
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