JPH1061804A - ベローズ端部の密封構造 - Google Patents

ベローズ端部の密封構造

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JPH1061804A
JPH1061804A JP22735796A JP22735796A JPH1061804A JP H1061804 A JPH1061804 A JP H1061804A JP 22735796 A JP22735796 A JP 22735796A JP 22735796 A JP22735796 A JP 22735796A JP H1061804 A JPH1061804 A JP H1061804A
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Tomoo Okada
伴雄 岡田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単で安価な手段により製造組立でき、確実
にシールできると共に、ベローズの特性を損なうことの
ないベローズ端部の密封構造を提供する。 【解決手段】 ベローズ10端部の山部を大径に形成し
てなるフランジ部16の下面を弁体下部部材1上に載置
し、フランジ部の上面を弁体上部部材13下面の略全面
と対設し、弁体上部部材13の下端外周壁を弁体下部部
材外周の段部にカシメて固定してなるベローズ端部の密
封構造において、弁体上部部材13の下端面と離間した
位置に環状突起26を形成し、環状突起内周に逃げを形
成するとともにベローズのフランジ部の上面と弁体上部
部材下面との間にパッキン22を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧力調整弁や可変
コンプレッサ用の容量制御弁等に用いるベローズの端部
を密封するための密封装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、圧力調整弁やカーエアコン等に用
いる揺動斜板型の可変コンプレッサ用の容量制御弁等に
おいては、流体の圧力を検出して弁を駆動するためベロ
ーズが用いられている。このベローズはその片側の面、
あるいは両側の面に流体圧力を受けて作動するため、ベ
ローズの周囲の固定部から流体の漏れが生じないように
その確実なシールが必要となる。そのため、ベローズの
固定手段としては、ハンダ付け、レーザ、電子ビームに
よる溶接等の手段が用いられてきた。
【0003】しかしながら、ハンダ付けによる接合手段
の場合、フラックスを使用するために、ハンダ付けの処
理後、その部分を充分に水洗いしなければなるず、ま
た、レーザや電子ビームを用いるには、その設備費がか
かるほか、工程上の複雑さの欠点もあった。それに対し
て、部固定部分の密封の要求レベルが比較的低いものに
おいては、ベローズ端部を圧接することが提案されてい
る。即ち、図4に示すように、蓋41に対してベローズ
42の端部を固定するに際して、両者の端部にパッキン
43を挟み、下型44と上型45との間で端部を巻き込
み圧着することも提案されている(特開平3ー2857
6号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものにおい
ては、その圧着成形において、上下の割型を必要とする
ばかりでなく、ベローズ端部を巻き込むカーリング成形
に際して更に別の金型を必要とするほか多数の成形工程
を必要としたり、複雑で高価な部品を必要とする欠点が
ある。
【0005】上記欠点を解消するため、図5に示すよう
に、ベローズ50の端部の山部を大径に形成してなるフ
ランジ部51を、その下面を弁体下部部材52上に載置
し、上面を弁体上部部材53で押圧挟持し、弁体上部部
材53の下端外周壁54を弁体下部部材52の外周段部
にカシメ55により固定する手段も提案されたが、この
ような固定手段を採用すると、同図に示すように、弁体
上部部材53による押圧によってベローズの挟持部の上
面が押圧されて変形し、弾性率が変化しシールが不確実
になる問題が生じることがわかった。
【0006】また、図6に示しように、ベローズ50の
端部の山部を大径に形成してなるフランジ部51を、そ
の下面を弁体下部部材52上に載置し、上面を弁体上部
部材53で押圧挟持し、弁体上部部材53の下端外周壁
54を弁体下部部材52の外周段部にカシメ55により
固定する際に、弁体上部部材53の押圧面56に、該下
端外周壁54の内面57と離間した位置に環状突起58
を形成し、それによりベローズ50のフランジ部51を
挟持することも提案された。このような固定手段を採用
すると、前記のようなベローズの変形による弾性率の変
化の問題は解消するものの、同図に示されるように、フ
ランジ部51を形成するベローズの山の上側部材59に
そり60を生じ、この部分のシールが不確実になり、更
に、環状突起58の下面にシール材を塗布、あるいは載
置してもそのシール性は不十分であった。
【0007】したがって、本発明は、簡単で安価な手段
により製造組立でき、確実にシールできると共に、ベロ
ーズの特性を損なうことのないベローズ端部の密封構造
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
消するため、ベローズ端部の山部を大径に形成してなる
フランジ部の下面を弁体下部部材上に載置し、フランジ
部の上面を弁体上部部材下面の略全面と対設し、弁体上
部部材の下端外周壁を弁体下部部材外周の段部にカシメ
て固定してなるベローズ端部の密封構造において、弁体
上部部材の下端面と離間した位置に環状突起を形成し、
環状突起内周に逃げを形成するとともにベローズのフラ
ンジ部の上面と弁体上部部材下面との間にパッキンを設
けたものである。
【0009】本発明は、上記のように構成したので、こ
のベローズの組立に際して、弁体下部部材の上面にベロ
ーズ端部のフランジ部を載置し、この上にパッキンを載
置すると共に、その上から弁体上部部材をかぶせ、弁体
上部部材の下端外周壁を弁体下部部材外周の段部にカシ
メて固定することにより組み立てられる。この組立状態
において、パッキンは弁体上部部材の下面で押圧される
際、弁体上部部材の環状突起がパッキンに食い込み、確
実なシールが行われる。この時、環状突起により局所的
に押圧されることにより生じるパッキンの変形部分は、
環状突起と弁体上部部材の下端面との離間部分に形成さ
れる逃げ部分に嵌入し、パッキンの異常変形によるベロ
ーズの変形作用を防止し、且つシール性を高める。ま
た、パッキンと弁体上部部材の下端面には多少の逃げが
あるので、ベローズの山の上側部材にそりを生じさせる
ことがなく、突起部のシールを確実にしている。また、
パッキンはベローズのフランジ部の径と略同じであるの
で、ベローズの外側に圧力を受けフランジ部が変形した
とき、ソフトなストッパとして受け、更に大きな変形を
生じさせようとすると、パッキンが下端面に当りそれ以
上の変形を防止する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面に沿って説
明する。図1は本発明を適用する弁装置の一例を示し、
弁体下部部材1には第1開口2と第2開口3を備え、そ
の間に形成した弁座4にスプリングで押圧された球型弁
5が接離可能に設けられている。この球型弁5の上部に
はロッド6が当接し、ロッド6は、弁体下部部材の摺動
孔7を貫通して上方に延び、スプリング8で下方に押圧
されるベローズ10の下部当て金11に当接することに
より球型弁5を上方から押圧している。スプリング8の
上端部は、球体12を介して弁体上部部材13に固定さ
れた調整部材14で受けられ、調整部材14を上下動す
ることによりスプリング力を調整可能となっている。
【0011】ベローズ10は、図2に示すように、その
上部には、山部15を大径にすることにより成形された
フランジ部16を形成しており、フランジ部16を形成
するベローズの上側部材17の内側端部に環状の立ち上
がり部18を形成している。ベローズ10の底面20に
は、上記のようなロッド6を受ける当て金11が固定さ
れている。
【0012】このように構成されたベローズ10の上部
のフランジ部16が、図1に示すように、また、その固
定部を拡大して示した図3に示すように、弁体下部部材
1の上端部20の上面21に載置され、フランジ部16
の上側部材17上には、弾性材からなるパッキン22が
載置されている。その上面には弁体上部部材13の環状
突起26が当接し、下端面23の外周に形成した外周壁
24は、弁体下部部材1の上端外周を覆い、更に下方に
延びて弁体下部部材1外周に形成した段部25にカシメ
て固定している。
【0013】弁体上部部材13の下端面23には、前記
外周壁24の内面と間隔を有して環状突起26を形成し
ている。この環状突起26はパッキン22の厚さより低
く設定されている。また、パッキン22は、弁体上部部
材13の下端面23と略同じ大きさに形成しており、ベ
ローズ10のフランジ部16の上側部材17の上面に対
して略全体に対設している。ベローズの上側部材17の
内周端部には円筒状の立ち上がり部18が設けられてい
る。前記環状突起26が外周壁24の内面と間隔を有し
ているので、その間に環状凹部28が形成される。
【0014】上記のように構成された弁体において、上
記のような組み立てに際しては、弁体上部部材13の外
周壁24を弁体下部部材1の段部25にかしめる際、弁
体上部部材13の下端面23によりパッキン22の上面
を強く押圧すると、下端面23に形成した環状突起26
がパッキン22内に入り込む。この時、環状突起26が
食い込むパッキン22の部分は、外周側と内周側にその
肉が変形移動するが、外周側に変形移動する分は環状凹
部28内に入り込み、内周側に変形移動する分は自由端
側に移動する。このため環状突起26で確実にシールさ
れる。
【0015】このような弁体の組立固定状態において
は、ベローズ10の上側部材17の上面はパッキン22
により全面略均一に押さえられ、ベローズが変形するこ
とがなく、ベローズの弾性率の変化を生じることがな
い。また、ベローズ10の上部はパッキン22が環状突
起26下部で強く押さえられているので、この部分のシ
ールは確実に行われる。
【0016】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成したので、
この組立状態において、パッキンは弁耐上部部材の下面
で押圧される際、弁体上部部材の環状突起がパッキンに
食い込み、確実なシールを行うことができる。この時、
環状突起により局所的に押圧されることにより生じるパ
ッキンの変形部分は、環状突起と弁体上部部材の下端面
との離間部分に形成される逃げ部分に嵌入し、パッキン
の異常変形によるベローズの変形作用を防止することが
でき、ベローズの弾性率の変化を防止することができ、
しかもシール性を高めることができる。また、パッキン
は弁体上部部材のフランジ面の略全面に対設している大
きさとされているので、上記組み付け状態において、フ
ランジ部の上面を均一に押圧し、ベローズの山の上側部
材にそりを生じさせることがなく、ベローズに加わる圧
力によるフランジ部の変形を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した弁体の全体を示す断面図であ
る。
【図2】本発明に用いるベローズの断面図である。
【図3】本発明の実施例のベローズ密封部分の拡大断面
図である。
【図4】従来のベローズ密封部分の断面図である。
【図5】従来の他のベローズ密封部分の断面図である。
【図6】従来の更に他のベローズ密封部分の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 弁体下部部材 2 第1開口 3 第2開口 4 弁座 5 球型弁 6 ロッド 7 摺動孔 8 スプリング 10 ベローズ 11 下部当て金 12 球体 13 弁体上部部材 14 調整部材 15 山部 16 フランジ部 17 上側部材 18 立ち上がり部 20 底面 22 パッキン 23 下端面 24 外周壁 25 段部 26 環状突起

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベローズ端部の山部を大径に形成してな
    るフランジ部の下面を弁体下部部材上に載置し、フラン
    ジ部の上面を弁体上部部材下面の略全面と対設し、弁体
    上部部材の下端外周壁を弁体下部部材外周の段部にカシ
    メて固定してなるベローズ端部の密封構造において、弁
    体上部部材の下端面と離間した位置に環状突起を形成
    し、環状突起内周に逃げを形成すると共に、ベローズの
    フランジ部の上面と弁体上部部材下面との間にパッキン
    を設けたことを特徴とするベローズ端部の密封構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100427229B1 (ko) * 1999-09-22 2004-04-14 주식회사 포스코 대형 송풍기의 역류방지밸브
JP2011075022A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Ckd Corp 薬液弁

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KR100427229B1 (ko) * 1999-09-22 2004-04-14 주식회사 포스코 대형 송풍기의 역류방지밸브
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