JPWO2022181566A5 - - Google Patents
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図18は、連通路14の構成の他の一例を示す模式的な断面図である。図18に示すように、連通路14は、作動領域100に位置していてもよい。この場合、連通路14は、上述した貫通孔141a(たとえば図8参照)に相当する部分のみからなっていてもよい。図18では、塊状体51が第2部材20の上面から浮いた状態となっているが、塊状体51は、第2部材20の上面に接していてもよい。
つづいて、焼結体の内部が真空引きされた状態で連通路14,15を封止する。この封止工程の一例について図19~図21を参照して説明する。図19~図21は、封止工程の一例を説明するための図である。
まず、図19に示す圧入前環状体52Xと、図20に示す圧入前塊状体51Xとを用意する。圧入前環状体52Xは、たとえば薄板状の金属であり、中央部に開口520Xを有する。このような圧入前環状体52Xとしては、たとえば金属製のワッシャを用いることができる。また、圧入前塊状体51Xは、たとえば球体状の金属である。圧入前塊状体51Xの径は、開口520Xの径よりも大きく、連通路14の径よりも小さい。
図19に示すように、圧入前環状体52Xを接合層55を介して第1部材10の上面に接合する。なお、圧入前環状体52Xは、開口520Xの中心が連通路14における貫通孔141aの中心と一致するように第1部材10の上面に載置される。開口520Xの径は、貫通孔141aの径よりも小さく、開口520X側に位置する圧入前環状体52Xの一部は、連通路14の開口縁部よりも連通路14の径方向内方に延在している。圧入前環状体52Xのうち、連通路14の開口縁部よりも連通路14の径方向内方に延在している部分には、接合層55が位置していない。
つづいて、図20に示すように、圧入前環状体52Xの開口520X上に圧入前塊状体51Xを載置する。そして、図21に示すように、たとえばプレス装置300を用いて、圧入前塊状体51Xに上方から圧入前塊状体51Xを押圧する。これにより、圧入前塊状体51Xは、貫通孔141aに圧入される。圧入前環状体52Xは、圧入前塊状体51Xの圧入に伴って、開口520Xの周辺が貫通孔141aの内部に向かって折り曲げられるように変形する。これにより、圧入前環状体52Xは、第1部位521および第2部位522を有する環状体52となる。また、圧入前塊状体51Xは、プレス装置300のプレス面に上端部が押圧されることで、平坦面512を有する塊状体51となる。また、圧入前塊状体51Xは、中間部材30の上面に接触するまで圧入された場合、平坦面511を有する塊状体51となる。
(第1変形例)
図22は、第1変形例に係る放熱デバイス1の構成を示す模式的な断面図である。図22に示すように、放熱デバイス1の容器2は、第1部材10の上面111(第5面)に窪み面112を有していてもよい。この場合、貫通孔141a(開口部の一例)は、窪み面112に開口していてもよい。また、鍔部の一部である環状体52の第1部位521は、窪み面112に位置していてもよい。かかる構成とすることで、放熱デバイス1を薄型化することができる。また、この場合、封止部5の平坦面512(封止部5のうち窪み面112から最も突出した面)は、第1部材10の上面111より低くてもよい。かかる構成とすることにより、放熱デバイス1のさらなる薄型化を図ることができる。
図22は、第1変形例に係る放熱デバイス1の構成を示す模式的な断面図である。図22に示すように、放熱デバイス1の容器2は、第1部材10の上面111(第5面)に窪み面112を有していてもよい。この場合、貫通孔141a(開口部の一例)は、窪み面112に開口していてもよい。また、鍔部の一部である環状体52の第1部位521は、窪み面112に位置していてもよい。かかる構成とすることで、放熱デバイス1を薄型化することができる。また、この場合、封止部5の平坦面512(封止部5のうち窪み面112から最も突出した面)は、第1部材10の上面111より低くてもよい。かかる構成とすることにより、放熱デバイス1のさらなる薄型化を図ることができる。
(第2変形例)
上述した実施形態では、封止部5が塊状体51および環状体52の2つの部材を含む場合の例について説明したが、封止部5は、単一の部材であってもよい。この場合の例について図23を参照して説明する。図23は、第2変形例に係る放熱デバイス1の構成を示す模式的な断面図である。
上述した実施形態では、封止部5が塊状体51および環状体52の2つの部材を含む場合の例について説明したが、封止部5は、単一の部材であってもよい。この場合の例について図23を参照して説明する。図23は、第2変形例に係る放熱デバイス1の構成を示す模式的な断面図である。
図23に示すように、放熱デバイス1が備える封止部5は、芯部501と、芯部501と繋がる鍔部502とを有する。芯部501は、封止部5のうち、開口部115の内部に位置する部分であり、鍔部502は、開口部115の外部に位置する部分である。芯部501および鍔部502の境界部分は、開口部115の縁部116である。すなわち、図23において、開口部115の縁部116よりも下側に位置する部分が芯部501であり、上側に位置する部分が鍔部502である。
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