JP3947120B2 - ガス抜きバルブ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気二重層キャパシタの特性を損なわずに長時間安定に動作させることができるガス抜きバルブの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のガス抜きバルブとして、例えば図7に示すようなものがある。これについて説明すると、電気二重層キャパシタの容器1内には電極、電解液等が封入されている。容器1の上部にガス抜きバルブ4が取り付けられる。このガス抜きバルブ4は、コイル状のスプリング10と、このスプリング10の付勢力によってシート7に押し付けられる弁体8を主体として構成されている。
【0003】
初期状態では、容器1内部の圧力は高くなく、弁体8がスプリング10の力によって下部部材6のシート7に押し付けられ、容器1内のガスが外部に漏れず、外気が容器1内に侵入することも防止されている。キャパシタの使用により容器1内部においてガスが発生し、時間経過と共に容器1内部の圧力が所定の圧力以上となると、弁体8はスプリング10の下方への力に抗して上方に移動し、シート7と弁体8との間に隙間が生じる。容器内部1のガスはこの隙間を通って容器外部に排出され、容器1内の圧力は低下し、容器1の変形や破裂は防止される。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−115859号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のガス抜きバルブ4にあっては、金属スプリング10、弁体8の他に下部部材6、上部部材9等、多く部品を必要とし、生産性を高めることが難しいという問題点があった。
【0006】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、電気二重層キャパシタの特性を損なわずに長時間安定に動作させることができるガス抜きバルブの構造を簡素化することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、電極及び電解液等が封入される容器内に発生するガスを逃がす電気二重層キャパシタのガス抜きバルブに適用する。
【0008】
そして、容器の内外を連通する筒状の弾性チューブと、この弾性チューブの内側に圧入されるボールとを備え、容器内の圧力が所定値以下の状態で弾性チューブの内周面がボールに密着して閉弁する一方、容器内の圧力が所定値を超えて上昇するのに伴って弾性チューブの内周面がボールから離れて開弁する構成とし、弾性チューブを包囲するアウタチューブを備え、このアウタチューブと容器を共に樹脂で形成し、アウタチューブと容器を溶着によって結合した。
【0010】
の発明は、第の発明において、アウタチューブにボールに沿って縮径する絞り部を形成するものとした。
【0011】
の発明は、第1または第2の発明において、アウタチューブにボールに沿って拡径する膨らみ部を形成し、この膨らみ部と弾性チューブの間に空隙を形成するものとした。
【0012】
【発明の作用および効果】
第1の発明において、ガス抜きバルブは弾性チューブを弾性変形させて開弁作動する構造のため、安定した開弁圧が得られるとともに、外気の侵入を確実に遮断することができる。ガス抜きバルブは金属スプリング等を用いることがなく、構造が簡素化され、製品のコストダウンがはかれる。
【0013】
そして、アウタチューブによって弾性チューブが包囲されることにより、弾性チューブの劣化が抑えられるとともに、安定したガス抜きバルブの開弁圧を維持できる。
【0014】
の発明において、アウタチューブの絞り部を介して弾性チューブのがボールに沿って絞られることにより、弾性チューブのボールに対する接触面積が増えるため、安定した開弁圧が得られるとともに、ボールの位置決めがはかれ、弾性チューブの円盤部等を廃止して構造の簡素化がはかれる。
【0015】
の発明において、開弁時に弾性チューブがボールから離れる弾性変形することをアウタチューブによって止められることがなく、安定した開弁圧が得られる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明が適用可能な参考例を添付図面に基づいて説明する。
【0017】
図1の(b)に示すように、1は電気二重層キャパシタの容器(セル)である。容器1内部には詳細に図示していないが電気二重層キャパシタに必要な電極、電解液等が封入されている。
【0018】
容器1の上部にガス抜きバルブ4が取り付けられる。ガス抜きバルブ4は容器1の内外を連通する円筒状の弾性チューブ20と、この弾性チューブ20の内側に圧入される球状のボール15とを備え、容器1内の圧力が所定値以下の状態で弾性チューブ20の内周面21がボール15に密着して閉弁する一方、容器1内の圧力が所定値を超えて上昇するのに伴って弾性チューブ20の内周面21がボール15から離れて開弁する構成とする。
【0019】
弾性チューブ20はゴム等の弾性材によって形成される。ボール15は弾性チューブ20よりも弾性係数が高い樹脂、セラミックスまたは金属等によって形成される。
【0020】
弾性チューブ20はボール15が圧入される円筒状の筒部22と、ボール15の上部を当接させる円盤状の円盤部23とを有し、これらが一体形成される。
【0021】
図1の(a)に示すように、円盤部23に2つの通孔24が形成される。各通孔24はその内周面が弾性チューブ20の内周面21と連続するように配置される。
【0022】
以上のように構成されて、次に作用について説明する。
【0023】
ガス抜きバルブ4が閉弁している状態において、ボール15と弾性チューブ20の当接部より内側には容器1の内部圧力を受ける一方、この当接部より外部側にて弾性チューブ20の内外に大気圧が作用している。
【0024】
容器1の内部圧力が所定値以下の初期状態では、弾性チューブ20が弾性復元力によってその内周面21をボール15に密着させて弾性チューブ20が塞がれており、ガス抜きバルブ4が閉弁する。これによって外気が容器1内に侵入することがなく、電気二重層キャパシタの寿命を維持できる。
【0025】
電気二重層キャパシタの充放電が繰り返されるのに伴って微量のガスが発生し、容器1の内部圧力は次第に上昇する。容器1内の圧力が所定値を超えて上昇するのに伴って弾性チューブ20はその内周面21が広がる弾性変形をし、内周面21がボール15から離れてガス抜きバルブ4が開弁する。これにより、容器1内に溜まったガスは弾性チューブ20とボール15の隙間及び各通孔24を通って外部に排出される。こうして容器1内に発生したガスがガス抜きバルブ4を開いて外部に逃がされることにより、電気二重層キャパシタの劣化が防止されるとともに、容器1の変形や破裂を来すことが回避される。
【0026】
このようにガス抜きバルブ4は弾性チューブ20を弾性変形させて開弁作動する構造のため、安定した開弁圧が得られるとともに、外気の侵入を確実に遮断することができる。さらに、ガス抜きバルブ4は金属スプリング等を用いることがなく、構造が簡素化されるため、製品のコストダウンがはかれる。
【0027】
次に図2の(a),(b)に示す本発明の実施の形態を説明する。なお、前記参考例と同一構成部には同一符号を付す。
【0028】
ガス抜きバルブ4は弾性チューブ20を包囲するアウタチューブ30を備える。アウタチューブ30は弾性チューブ20よりも弾性係数が低い樹脂、セラミックスまたは金属等によって形成される。 本実施の形態ではアウタチューブ30は直円筒状に形成される。
【0029】
この場合、アウタチューブ30によって弾性チューブ20が包囲されることにより、弾性チューブ20の劣化が抑えられるとともに、安定したガス抜きバルブ4の開弁圧を維持できる。
【0030】
また、弾性チューブ20を包囲するアウタチューブ30を設けることにより、アウタチューブ30と容器1を共に樹脂で形成することが可能となる。その場合にアウタチューブ30と容器1を溶着等によって結合することが可能となり、電気二重層キャパシタの生産性を高められる。
【0031】
また、他の実施の形態として、図3の(a),(b)に示すように、アウタチューブ30は弾性チューブ20の上端部を包囲する円盤部31を有し、この円盤部31に弾性チューブ20の各通孔24と接続する各通孔32が形成される構造としても良い。この場合、弾性チューブ20の全面がアウタチューブ30に包囲されることにより、弾性チューブ20の劣化が抑えられる。
【0032】
次に、図4に示す他の実施の形態は、アウタチューブ30にボール15を挟んで縮径する上下絞り部33,34が形成される。この上下絞り部33,34はボール15の球面状外周面に沿って縮径している。弾性チューブ20は直円筒状に形成され、その上下端部が上下絞り部33,34に沿って絞られる。
【0033】
このガス抜きバルブ4は、弾性チューブ20のボール15に対する接触面積が増えることにより、安定した開弁圧が得られる。さらに、弾性チューブ20の上下端部がボール15を挟んで絞られることにより、ボール15の位置決めがはかれ、弾性チューブ20の円盤部等を廃止し、構造の簡素化がはかれる。
【0036】
また、他の実施の形態として、図5に示すように、アウタチューブ30の途中に溝状の絞り部35をボール15の下面に沿って形成しても良い。
【0037】
この場合、弾性チューブ20が絞り部35に沿って絞られることにより、ボール15の落下防止がはかられる。
【0038】
次に、図6に示す他の実施の形態は、アウタチューブ30にボール15に沿って膨らむ膨らみ部36が形成され、この膨らみ部33と弾性チューブ20の間に環状の空隙37が形成される。
【0039】
このガス抜きバルブ4は、その開弁時に弾性チューブ20のボール15から離れる弾性変形がアウタチューブ30によって止められることがなく、安定した開弁圧が得られる。
【0040】
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(b)は参考例を示すガス抜きバルブ等の断面図、(a)は平面図。
【図2】(b)は本発明の実施の形態を示すガス抜きバルブの断面図、(a)は平面図。
【図3】(b)は本発明の実施の形態を示すガス抜きバルブの断面図、(a)は平面図。
【図4】本発明の実施の形態を示すガス抜きバルブの断面図。
【図5】本発明の実施の形態を示すガス抜きバルブの断面図。
【図6】本発明の実施の形態を示すガス抜きバルブの断面図。
【図7】従来例を示すガス抜きバルブ等の断面図。
【符号の説明】
1 容器
4 ガス抜きバルブ
15 ボール
20 弾性チューブ
30 アウタチューブ
33 上絞り部
34 下絞り部
35 絞り部
36 膨らみ部
37 空隙

Claims (3)

  1. 電極及び電解液等が封入される容器内に発生するガスを逃がす電気二重層キャパシタのガス抜きバルブにおいて、
    前記容器の内外を連通する筒状の弾性チューブと、この弾性チューブの内側に圧入されるボールとを備え、容器内の圧力が所定値以下の状態で弾性チューブの内周面がボールに密着して閉弁する一方、容器内の圧力が所定値を超えて上昇するのに伴って弾性チューブの内周面がボールから離れて開弁する構成とし、弾性チューブを包囲するアウタチューブを備え、このアウタチューブと前記容器を共に樹脂で形成し、前記アウタチューブと前記容器を溶着によって結合したことを特徴とするガス抜きバルブ。
  2. 前記アウタチューブに前記ボールに沿って縮径する絞り部を形成したことを特徴とする請求項1に記載のガス抜きバルブ。
  3. 前記アウタチューブに前記ボールに沿って拡径する膨らみ部を形成し、この膨らみ部と弾性チューブの間に空隙を形成たことを特徴とする請求項1または2に記載のガス抜きバルブ。
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