JP2000149738A - 圧力スイッチ - Google Patents
圧力スイッチInfo
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Abstract
生じても圧力スイッチの動作に支障を来さない構造を提
供する。 【解決手段】 圧力流体通路と連通する通路11と該通
路に連通する内部空間を有するハウジング10と、ハウ
ジングに固定されたスイッチケース20と、ハウジング
の内部空間に収容されるダイヤフラム30と、ハウジン
グとダイヤフラムの周辺部との間に介在するシール部材
25と、加えられる圧力に応じてスナップ動作して二つ
の形態間を移行するスナップディスク31と、スナップ
ディスクを受ける部材50と、スナップディスクのスナ
ップ動作によって開閉動作するスイッチ部材からなる圧
力スイッチ1において、ハウジング10は、シール部材
25を保持するシール部材保持部16と、シール部材保
持部の内部空間側に設けた壁17を有しており、該壁1
7により前記シール部材25が前記シール部材保持部1
6からはずれることを防止する。
Description
冷房装置の冷凍サイクルに用い、その冷凍サイクルにお
ける冷媒圧が、一定の圧力値以下または一定の圧力値以
上になったとき圧縮機の機能を停止させてシステムを保
護する圧力スイッチの構造に関する。
3,図4に示される圧力スイッチが提案されている。
ある。図4は図3の破線Aで囲まれた部分の拡大断面図
である。
を有するハウジング10と、弾性力を有するシール部材
25と、スイッチケース20とから構成されている。
入する通路11と、他端が開口する内部空間と、シール
部材保持部16と、シール部材25を系止する系止部1
5を有している。
エンゴムからなる環状の弾性体として構成され、シール
部保持部16に保持される。
0の他端部に前記シール部材25を介して一端に設けた
開口部が機械的に押圧固定されている。スイッチケース
20は、例えばガラス繊維で補強されたポリブチルテレ
フタレート樹脂などの電気絶縁性材料から構成され、前
記圧力スイッチ機構が配置される一端部が開口した中空
部と、電気接続のための他端部開口を有しており、中空
部と他端部開口は仕切り壁23によって仕切られてい
る。
ド樹脂フィルムからなるダイヤフラム30と、鋼からな
る第1のスナップディスク31と、例えばポリブチレン
テレフタレート(Polybuthylene terephthalate:PB
T)樹脂からなる受け部材50と、鋼からなる第2のス
ナップディスク32と、作動棒54と、第1のスイッチ
レバー41と、第2のスイッチレバー42と、一対の端
子40とから構成されている。
辺部が、スイッチケース20の一端部側に載置され、シ
ール部材25を介してハウジング10に設けたシール部
材保持部16との間に機密に固定されている。
盤の上部周縁部に外壁51が立上り、中心部に中空孔5
2が穿がたれ、下面には中空孔の周囲壁を下方突出させ
た中央突起部53が設けられている。この受け部材50
は、スイッチケース20の内部空間に上下方向に摺動自
在に収容される。
は、受け部材50の下方への動きを制限する段状部21
が設けられ、さらにその下方には、直径の小さい段状部
22が設けられており、第2のスナップディスク32の
周縁部を支持している。
0の外壁51に支持された第1のスナップディスク31
が配置される。第1のスナップディスク31の下面に
は、受け部材50の中空孔52に収容され、第2のスイ
ッチレバー42の上方に伸びる作動棒54が位置してい
る。
は、凸状の第2のスナップディスク32の中央の孔32
aが組み合い、かつ中央突起部53の下端部は第1のス
イッチレバー41の中央部上面に対向している。
接点43が、第2のスイッチレバー42の先端には接点
44が互いに対向して設けられており、スイッチを構成
している。第1のスイッチレバー41および第2のスイ
ッチレバー42には、一対の端子40がそれぞれ接続さ
れ、仕切り壁23を貫通して他端部開口側に引き出され
ている。
うに動作する。流体通路11を介してダイヤフラム30
へ加えられる流体圧力がダイヤフラム30を下方へ押し
下げ、第1のスナップディスク31を支持する受け部材
50は下方に押し下げられる。この圧力が例えば250
KPaに達すると、第2のスナップディスク32は、ダ
イヤフラム側に凸状の第1の形態である図示の状態から
第2の形態である中央部が下方に変位した状態に移行
し、これによって受け部材50は、流体圧力に押されて
下方に移動し、中央の突起部53は第1のスイッチレバ
ー41を押圧してスイッチを閉成させる。
ッチケース20の内壁にある段状部21突き当たり、流
体圧がそれ以上あがっても下方への移動は規制される。
したがって第2のスナップディスク32はそれ以上の力
を受けることはなく、機能を失うような不必要な変形を
生じない。
減じると、第2のスナップディスク32は、第2の形態
から図示の第1の形態に移行し、受け部材50は上方に
移行し、中央突起部53が第1のスイッチレバー41を
押すことをやめるので、スイッチは開放となる。
ッチが閉となった状態でさらに流体圧が上昇し、2.7
MPaに上昇すると、第1のスナップディスク31は、
図示のダイヤフラム側に凸状になった第1の形態から、
中央部下方にやや突出した第2の形態に変化し、その分
の変位を作動棒54を経由して第2のスイッチレバー4
2に伝達して押し下げ、スイッチを開放する。
の圧力で閉成動作し、それよりも高い圧力および低い圧
力の2点で開放動作するスイッチが得られる。
に示す構造の圧力スイッチ1は、シール部材25がゴム
材で構成されており、このシール部材25はハウジング
10のシール部材保持部16に設けられた系止部15に
より系止されている。しかるに系止部15に系止されて
いるシール部材25は、経時変化によってさらには冷凍
サイクル中の冷媒や潤滑油によって弾性力が劣化し、図
5に示すようにシール部材25が系止部15からはず
れ、ハウジング10のシール部材保持部16からずれる
ことが生じるおそれがある。かかる場合は、ダイアフラ
ム30とハウジング10との間の気密性が維持されず、
スイッチの動作に不具合が生じることとなる。
持部16の系止部15からずれると、動作圧力がハウジ
ング10と、スイッチケース20との間に形成された間
隙を通過して逃散して圧力が低下するおそれが生ずるの
である。
れたもので、その目的とするところは、従来の圧力スイ
ッチに大きな改造を施さずに、シール部材25に劣化が
生じても動作に支障を来さない圧力スイッチを提供する
ことにある。
く、本発明にかかる圧力スイッチは、圧力流体通路と連
通する通路と該通路に連通する内部空間を有するハウジ
ングと、該ハウジングに固定されたスイッチケースと、
前記ハウジングの内部空間に収容されるダイヤフラム
と、前記ハウジングと前記ダイヤフラムの周辺部との間
に介在するシール部材と、加えられる圧力に応じてスナ
ップ動作して二つの形態間を移行するスナップディスク
と、該スナップディスクを受ける部材と、前記スナップ
ディスクのスナップ動作によって開閉動作するスイッチ
部材からなる圧力スイッチにおいて、前記ハウジング
は、前記シール部材を保持するシール部材保持部と、該
シール部材保持部の内部空間側に設けた壁を有している
ことを特徴とする。
端部に圧力を導入する通路を有し他端部が開口する内部
空間を有するハウジングと、弾性力を有するシール部材
と、一端部と他端部とにそれぞれ開口を有するスイッチ
ケースとからなり、前記ハウジングの他端部開口に前記
シール部材を介して前記スイッチケースの一端部の開口
が機械的に押圧固定され、前記ハウジングの内部空間
に、圧力を受けて変位するダイアフラムと、該ダイアフ
ラムが所定の圧力を受けて変位するに従って反転動作す
るスナップディスクと、該スナップディスクの変位によ
り開閉動作するスイッチ部材を収容した圧力スイッチに
おいて、前記ハウジングに設けた前記シール部材を保持
するシール部材保持部の内部空間側に壁を形成したこと
を特徴とする。
具体的な態様は、上記圧力スイッチにおいて、前記壁の
高さを0.3〜0.9mmとしたことを特徴としてい
る。もしくは、前記壁の高さを、シール部材が乗り越え
ない高さからダイヤフラムの動作を妨げない高さの範囲
としたことを特徴としている。
スイッチにおいては、弾性を有するシール部材32を保
持するハウジングの保持部材支持部15の内部空間側に
立上り部を設けて壁部を形成したので、経時変化による
シール部材の劣化によって、シール部材が前記シール保
持部からはずれるのを防止することができる。また、上
記立上り部の高さをシール部材が乗り越えない高さから
ダイヤフラムの動作を妨げない高さの範囲としたので、
シール部材が外れるのを防止できる範囲でスイッチ動作
を正常に作用させることができる。
体的な実施例の構成を、図1,図2を用いて説明する。
図1は本発明にかかる圧力スイッチの構造を示す断面図
であり、図2は、図1の一点鎖線で表した円A内を拡大
して示した図である。図1に示す圧力スイッチ1は、図
3に示す圧力スイッチと同じスイッチ動作を行いハウジ
ング10に設けたシール部材保持部16の系止部15の
内部空間側に、円環状に壁17を設けた点に特徴を有し
ており、その余の点では図3に示した従来の圧力スイッ
チと同様の構成を有しているので、同一部分には同一符
号を付して説明を省略する。
9mm、内径19mm、厚み1.7mmの環状に形成さ
れており、その材質は、例えば、ニトリルブタジエンゴ
ムから構成される。壁17は、図2に示すように少なく
とも0.3mmの高さがあれば、内部空間側にはずれて
きたシール部材25が壁17を乗り越えることができな
い。また、図3に示すように壁17の高さが、0.9m
mを越えると、ハウジング側に変位してきたダイアフラ
ム30との間に間隙を維持することが困難となって、ス
イッチ動作に支障をきたすおそれがある。
25が乗り越えない高さである0.3mm以上であり、
ダイヤフラム30の動作に支障をきたさない高さである
0.9mm以下であればよい。
内側と、壁17の外側との間の間隙は、例えば、0.4
mm程度であれば良い。
に構成することによって、ハウジング10の内部空間の
間の気密性を保持するシール部材25が経時変化等によ
って劣化しても、シール部材25はシール部材保持部1
6に位置しており、気密機能を維持することができる。
型のスイッチとして説明したが、本発明は、従来の3動
作型の圧力スイッチにも当然に適用することができる。
さらに、上記の説明では、壁17を円環状としたが、シ
ール部材25が、シール部材保持部16からはずれて内
部空間側へ移動して、気密性がなくなることを妨ぐこと
ができれば、閉じた円環状ばかりでなく、一部を欠いた
形状であっても良い。
イッチの使用環境で長時間経過したときにシール部材が
劣化し、シール部材保持部からはずれて動作に支障を来
すおそれを回避することができる。また、従来の圧力ス
イッチを大幅に変更する必要がなく、スイッチ動作に影
響を与えることなくシール部材のはずれを防止すること
ができる。
図。
大部分断面図。
断面図。
断面図。
Claims (4)
- 【請求項1】 圧力流体通路と連通する通路と該通路に
連通する内部空間を有するハウジングと、該ハウジング
に固定されたスイッチケースと、前記ハウジングの内部
空間に収容されるダイヤフラムと、前記ハウジングと前
記ダイヤフラムの周辺部との間に介在するシール部材
と、加えられる圧力に応じてスナップ動作して異なる形
態間を移行するスナップディスクと、該スナップディス
クを受ける部材と、前記スナップディスクのスナップ動
作によって開閉動作するスイッチ部材からなる圧力スイ
ッチにおいて、前記ハウジングは、前記シール部材を保
持するシール部材保持部と、該シール部材保持部の内部
空間側に設けた壁を有しており、該壁により前記シール
部材が前記シール部材保持部からはずれることを防止す
ることを特徴とする圧力スイッチ。 - 【請求項2】 一端部に圧力を導入する通路を有し他端
部が開口する内部空間を有するハウジングと、弾性力を
有するシール部材と、一端部と他端部とにそれぞれ開口
を有するスイッチケースとからなり、前記ハウジングの
他端部開口に前記シール部材を介して前記スイッチケー
スの一端部の開口が機械的に押圧固定され、前記ハウジ
ングの内部空間に、圧力を受けて変位するダイアフラム
と、該ダイアフラムが所定の圧力を受けて変位するに従
って反転動作するスナップディスクと、該スナップディ
スクの変位により開閉動作するスイッチ部材を収容した
圧力スイッチにおいて、前記ハウジングに設けた前記シ
ール部材を保持するシール部材保持部の内部空間側に壁
を形成したことを特徴とする圧力スイッチ。 - 【請求項3】 前記壁の高さを0.3〜0.9mmとし
たことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の圧
力スイッチ。 - 【請求項4】 前記壁の高さを、シール部材が乗り越え
ない高さからダイヤフラムの動作を妨げない高さの範囲
としたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載
の圧力スイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10312720A JP2000149738A (ja) | 1998-11-04 | 1998-11-04 | 圧力スイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10312720A JP2000149738A (ja) | 1998-11-04 | 1998-11-04 | 圧力スイッチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000149738A true JP2000149738A (ja) | 2000-05-30 |
Family
ID=18032617
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10312720A Pending JP2000149738A (ja) | 1998-11-04 | 1998-11-04 | 圧力スイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000149738A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111489918A (zh) * | 2019-01-28 | 2020-08-04 | 株式会社鹭宫制作所 | 压力开关 |
-
1998
- 1998-11-04 JP JP10312720A patent/JP2000149738A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111489918A (zh) * | 2019-01-28 | 2020-08-04 | 株式会社鹭宫制作所 | 压力开关 |
CN111489918B (zh) * | 2019-01-28 | 2022-04-19 | 株式会社鹭宫制作所 | 压力开关 |
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A521 | Written amendment |
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